新型コロナウイルス感染症

2020年3月13日 (金)

新型コロナウイルス感染症への対応について

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 愛知県内の新型コロナウイルス感染者が100人にせまる勢いの中、岡崎市だけがゼロであり続けることは難しいと思い、感染者の出現に備えた心構えと準備を部内で申し合わせていた。
 そんな矢先、本市において2名の感染者が現れてしまった。
 感染者は70代の女性と同居の50代の息子さんであった。原因となったのは、先に陽性確認されていた蒲郡市の80代の整体師のかたであり、この整体師から直近に3回の施術を女性が受けていたことによる。すでに、この親子以外の施術を受けた他の人も特定されており、検査を希望した人の検査結果は、全員陰性であったことも確認されている。
 二人の母子についても行動調査と濃厚接触者の調べも行われている。まだ安心はできないが、慎重に経過を見守っているところである。今後、出所不明の感染者が出ないことを祈るばかりである。
 いずれにせよ、先般のクルーズ船乗員の藤田医科大学岡崎医療センターへの引き受けに続き、市民の皆様にご心配をおかけする事態が続いてしまった。
 できる限りスピーディーな対応と的確な情報公開を心掛ける心づもりでありますのでよろしくお願いいたします。

 3月12日(木)、公共施設の原則・全館休館、桜まつりの縮小、家康行列の中止などを決定しました。あわせて緊急・記者会見を開き、市の対応についてお話しました。その内容を以下に掲載いたします。


 まず始めに、昨日、担当部局(保健部)より緊急で発表をさせていただきましたが、本市在住の市民の方から、新型コロナウイルスの陽性が確認されました。一日も早い回復を願うとともに、現在、行動歴、接触者について調査をし、今後の感染拡大防止に努めているところであります。
 本市におきましては、1月29日に対策本部を立ち上げ、以降全市をあげて継続的に対策を講じております。

 現状におきまして、まず、公共施設につきましては、明日3月13日から3月31日までの間、原則全館休館と致します。(屋内施設の休館であり、公園のようなオープン施設は開かれております。)

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 また、今後予定をしております桜城橋完成・徳川四天王像・披露式典につきましては、規模を縮小するとともに、時間を短縮し開催します。この度、来賓としてお招きをしておりました多くの皆様には心からお詫びを申し上げます。

 次に、3月26日から4月10日まで実施予定の「岡崎の桜まつり」についてですが、実施内容の縮小による対応を予定しています。桜まつり期間中のぼんぼりは、設置いたします。夜間の照明については、夜桜見学者の歩行の安全を考慮して、照明を点灯いたします。
 ただし、岡崎公園や乙川河川敷等での、露店は出店しないことといたしました。なお、シート等を広げての公園や河川敷等での宴会は、できる限り自粛していただきますようお願いいたします。どうしても宴席をもたれる必要のある皆様にはぜひ個別・少人数で市内のお店を御利用頂くことをお願いいたします。

 また、本市の春のメイン行事であります家康行列につきましては、実施に向け様々な検討を重ねてまいりましたが、諸般の動向を鑑み、今回は中止せざるを得ないと判断しました。苦渋の決断となりましたが、外部からも多くの方々が本市にお越しのなられることが予想され、今回の判断となりました。私自身、今回の家康行列は「若き徳川家康公」をアピールする機会として期待していただけに大変残念であります。楽しみにしておられた皆様にはお詫び申し上げますとともに、何とぞ御理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。

 それでは、その他、本市における新型コロナウイルス感染症への対応について、ご説明申し上げます。
 3月10日に政府は、学校の臨時休業に伴い、午前中から運営する放課後児童クラブへの支援拡充や、中小企業・小規模事業者を支援するための新たな貸付制度の創設などを盛り込んだ新型コロナウイルス感染症に関する緊急対応策・第2弾を決定いたしました。
 本市では、これまでも様々な新型コロナウイルス対策を行ってまいりましたが、政府の決定や更なる本市独自の対策を講じることで、市民の皆様をウィルスの脅威から守っていきたいと考えております。

 まず、「感染拡大・防止策」としまして、民間児童クラブなどの児童福祉施設等に対し、マスクや衛生用品の購入に係る費用について全額補助してまいります。

 「学校の臨時休業に伴って生じる課題への対応」としましては、児童育成センターや民間児童クラブは3月2日から、夏休みと同様に午前中から開所しております。
 民間児童クラブに対しては、午前中から開所するために必要な運営費及び人材確保等に要する費用を、全額補助してまいります。
 学校給食の食材につきましては、極力キャンセルで対応したり、翌月の献立に使用したりするなどの対応をしています。しかしながら、消費期限が短く、翌月に利用できない食材につきましては、22箇所の福祉施設や病院などに譲渡させていただきました。こうしたことにより、臨時休業に伴う給食食材の廃棄は全くありません。
 学校給食・休止により、仕事を続けられなくなった臨時職員386名に対しましては、休業補償を行います。

 「事業活動の縮小対策」としましては、新型コロナウィルス感染症の影響を受ける、中小・小規模事業者への支援を目的として、県や市の融資制度利用者に対する保証料・補助金の拡充を緊急的に行います。
 具体的には、県が2月28日及び3月4日にそれぞれ発表しました「セーフティネット保証・4号及び5号」の関連融資等に対して、100万円を上限とする保証料・補助金を交付することといたします。また、「セーフティネット保証・4号及び5号」に関連した、本市の融資制度・利用者に対する保証料・補助金につきましても、現在の上限10万円を、上限100万円に拡充します。

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 「事態の変化に即応した緊急措置」としましては、市のスポーツや文化施設などをキャンセルしたかた全員に、利用料金の全額を返金いたします。

 ただ今ご説明したものはほんの一部であり、各分野において最大限の対策や支援を行ってまいります。また、現在、3月定例会開催中であることから、必要な予算措置につきましては、最終日に追加議案の上程を予定しております。
 最新の情報につきましては、随時更新をしておりますので、岡崎市ホームページでご確認いただきますようお願いいたします。

 今後とも、感染の状況とともに、地域経済の動向も十分に注視し、必要な対策を速やかに講じてまいる方針であります。

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2020年3月10日 (火)

藤田医科大学岡崎医療センターからのクルーズ船乗客等の退所完了について

市民の皆様へ

 岡崎医療センターの感染者受入れに対し、市民の皆様、特に近隣住民の方々に多大なる御理解と御協力をいただきましたことに深く感謝を申し上げます。
 今回の受入れを国と藤田医科大学が緊急事態として決定されたことに対し、承諾や拒否をする立場になく、法的にもそのような手続きは定められていませんが、本市では、市民の健康を第一とする立場から住民説明会を開催し会議録を公開するなど、正確な情報を迅速に発信するよう努めてまいりました。
 本市では、受入れ初日から保健所職員を常駐させ、発症者を医療機関に引継いできました。専属使用してきた救急車の消毒も完了し、順次実施している救急隊員のPCR検査も、現在まで全員陰性であることを御報告します。

 今回の件は、市民の皆さんに様々な形でご心配をお掛けしたことは事実ですが、藤田医科大学岡崎医療センターにおいても苦渋の選択であったと思います。
 この4月に開院するという大事業を抱えている最中、また、医療スタッフへの感染など非常に難しいリスクも予想される状況において、この度の国家的危機に臨み、ためらうことなく医療機関としての使命を果たされた藤田医科大学・岡崎医療センターは高い志を持った医療機関であるということを、行動をもって示されたものと受け止めております。
 この、崇高な使命感を持った病院を地元に誘致できたことは本市の誇りであるとともに、将来的にはかけがえのない財産を手に入れたと思っております。救急医療拠点としてスタートし、市民の健康を支えていただけるよう、本市としても引き続き支援してまいります。

 藤田医科大学の完全なコントロールのもと岡崎医療センターでの経過観察は無事完了しましたが、その一方で愛知県内では感染が広がりつつあり、市中感染拡大防止対策はこれからが正念場となります。
 今後も、市中感染の拡大防止を図り、皆様の不安をできるだけ軽減できるよう努めてまいります。市民の皆様におかれましても、SNSなどによる根拠のない情報に惑わされることのないよう、これからも御理解と御協力を頂きますよう、あらためてお願いいたします。

 最後に、発症により医療機関に入院中の患者様の一日も早い御快復を心からお祈りしております。

令和2年3月10日  岡崎市長 内田 康宏

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2020年3月 1日 (日)

令和2年3月議会 その2(藤田医科大学岡崎医療センターへの受入れについて)

藤田医科大学 岡崎医療センター

 市議会3月定例会の市長提案説明のつづきです。新型コロナウイルス感染者の藤田医科大学岡崎医療センターへの受入れに関して述べた部分を掲載いたします。


 最後に、この度、新型コロナウイルス感染者を藤田医科大学岡崎医療センターが、受入れた経緯と本市の対応について、ご説明いたします。
 ことの経緯としては、はじめに、2月16日、日曜日の夕方に、厚生労働省から保健所に対しまして、「藤田医科大学岡崎医療センターに、クルーズ船の感染者の受入れ要請を行っている」旨の連絡がありました。
 翌17日、月曜日の朝に、藤田医科大学岡崎医療センターが、受入れの決定をされ、同日、加藤・厚生労働大臣から、直接、本市に対して、「岡崎医療センターが感染者を受け入れることとした」旨の電話がありました。私が具体的に話を耳にしたのはこの時が初めてであります。
 厚生労働省と藤田医科大学が、詳しい経過説明のため、午後から本市を訪問され、私からは、市民の生命と健康を最優先に、藤田医科大学の完全なコントロールのもと、万全な感染予防体制をとるよう申入れました。
 藤田医科大学からは、4階以上だけを使い、医療環境・管理士を常駐させ、医療現場で必要な、感染予防対策をしっかりと行うとの回答がありました。
 今回の感染者の受入れを、国と藤田医科大学が緊急事態として決定されたことに対し、本市は、それを承諾したり拒否する立場になく、法的にも、そのような手続きは、定められておりません。しかし、周辺地域にお住いの方々が抱える不安を解消して頂くため、住民第一の立場に立って、できる限りスピード感ある対応を行ってまいりました。
 2月18日、火曜日に、シビックセンターで住民説明会を、21日、金曜日には、岡崎小学校で保護者説明会を開催いたしました。また、説明会の会議録は速やかに公開し、参加できなかった方でも情報を共有できるよう、情報公開しております。
 岡崎医療センターに到着後、肺炎を発症された方については、専任の施設を有する各医療機関に搬送しておりますが、搬送に使用した2台の救急車は、感染拡大防止のため、新型コロナウイルス患者専属とし、事態収束までの間は、他の患者には使用せず、岡崎医療センター内で待機させております。
 そのために通常業務に支障が出る場合には、周辺自治体から応援をいただく内諾をもらっております。また、患者の急増に備えるため、厚生労働省に支援を要請し、周辺自治体からの搬送支援体制をいちはやく整えております。本市の使命は、市民を感染から守ることであり、救急車内で市民の皆さんが感染することのないよう、対策を徹底しております。

 今回の件は、藤田医科大学岡崎医療センターにおいても、苦渋の選択であった思います。確かに、市民の皆さんには様々な形で、ご心配をお掛けしていることも事実ですが、医療機関は患者にとって、最後の砦であります。
 この4月に開院するという大事業を抱えている最中、また、医療スタッフへの感染など、非常に難しいリスクも予想される状況において、この度の国家的危機に臨み、ためらうことなく医療機関としての使命を果たされた藤田医科大学・岡崎医療センターは高い志を持った医療機関であるということを行動をもって示されたものと受け止めております。
 この、崇高な使命感を持った病院を地元に誘致できたことは、本市の誇りでもあるとともに、将来的には、かけがえのない財産を手に入れたと思っております。
 今後も、何かあってからではなく、何も起こさせないという気概で、国、県、藤田医科大学・岡崎医療センターと連携を密にして万全の対策を講じ、地域医療を担う、かけがえのない病院として、しっかりとスタートできるよう、本市としてもバックアップしてまいります。

新型コロナウイルス感染症について

 今後、本市としては、市中感染の拡大防止を図り、また皆様の不安をできるだけ軽減できるよう積極的な情報発信に努めてまいりますので、市民の皆様におかれましても、昨今のデマ情報のあふれる世情の中、SNSなどによる根拠のない情報に惑わされることのないよう、冷静な対応をお願いしたいと思います。これからもご理解・ご協力頂けます様、あらためてお願いいたします。
 なお、この件については、多くの市議会議員からも説明要求がありましたので、詳細については、保健部長から説明をさせていただきます。

 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております、諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、私の説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。(つづく

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2020年2月 6日 (木)

「岡崎市新型コロナウイルス感染症対策本部」を設置しました

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 昨年末以来、中国の武漢市を中心として発生している新型コロナウイルス肺炎でありますが、2月3日(月)の時点で、愛知県内では2例目の事例が発生しています。本市では1月27日に「電話相談窓口」を、1月29日には「保健部対策本部」を設置して、その対応をとってまいりました。
 その後も感染拡大が報告され、中国国内では死者が今日現在で560人を超え、フィリピンでも中国人の男性が死亡しました。1月31日の世界保健機構(WHO)の緊急委員会において、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するとの発表がありました。
 国及び愛知県においても総理や知事をメンバーとした対策本部を立ち上げており、本市としましても、感染拡大防止に向けて岡崎市が一丸となって対処していくため、この度「岡崎市対策本部」を設置しました。対策本部は29名で構成されています(主要メンバーは以下のとおり)。

役職 職名 氏名
本部長 市長 内田 康宏
副本部長 副市長 山本 公徳(保健部担任)
副本部長 副市長 清水 康則
幹事長 保健部長 池野 肇 
副幹事長 保健所長 服部 悟
本部員 教育長 安藤 直哉 
本部員 水道事業及び
下水道事業管理者
伊藤 茂
本部員 岡崎市民病院長 早川 文雄

 予想を上回るスピードで感染が拡大している深刻な事態ですので、国や愛知県の動向を正確に把握して庁内の連携を密にし、情勢の変化に対応していかなければなりません。そして何よりも市民の命と健康を守ることを最優先に、やるべき対策は躊躇なく実行していただくようお願い申し上げます。

中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎について

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