花火大会中止、5月臨時会などについて(5月8日発表)
5月8日(金)、新型コロナウイルス感染症対策に関わる緊急記者会見を開きました。申し上げた内容の全文を掲載します。
花火大会中止
まず、今年の9月12日に開催する予定となっておりました、「岡崎城下家康公夏まつり第72回花火大会」は、再生日本の打上げ花火として何とか実施したいと思っておりましたが、新型コロナウイルス・感染症の収束が見込めないことから、市民をはじめ、花火見物にお越しになられる皆様の健康と安全確保を第一に考えますと、非常に残念でありますが、中止とさせていただきます。
また、先日、国が緊急事態宣言の延長を示されたことや、協賛者の皆様や、花火師を始め、準備をしていただいている皆様に対し、極力ご迷惑をお掛けしない時期にという思いから、本日発表することとしました。
長い歴史の中で岡崎の花火大会は、昭和26年を始め、6回の大会で天候不良により延期となっておりましたが、中止の記録は残っておりませんでした。
今後、花火大会を行うために計上した予算を、コロナウイルス対策への支援も踏まえ、適切に執行してまいりたいと考えております。
最近は、コロナウイルス関連の話題ばかりで、非常に気持ちも暗くなっております。今回のコロナウイルス感染に対しては、未曽有の災害対応として取り組み、先日の記者会見でも触れましたが、収束した暁には、市民の皆さんとともに、この困難を乗り越えたということで、地域経済が回復するきっかけとなるよう、秋まつりや泰平の祈りなど今後開催できるイベントの際に、伝統の三河花火への支援も踏まえて打上げ花火を実施したいと考えております。
岡崎市制施行104周年記念式について
次に、7月1日の市制記念日に実施予定の「市制施行104周年記念式」につきましては、新型コロナウイルス・感染症の感染・拡大防止を図るため、規模や内容を大幅に縮小して実施いたします。
例年は、ご来賓を始め、多くの各界各層の皆様、約1,100名のご臨席を賜り、市勢進展に貢献された方々に対する表彰や小中学生による記念アトラクションを行っておりましたが、今回は、市勢進展に貢献された方々に対する表彰のみを行い、ご臨席いただく方を絞って実施することといたします。
職員の勤務体制
また、職員の勤務体制につきましても、これまでも職場における「三密」の解消のため、時差勤務、早出・遅出勤務、在宅勤務などの取り組みを推進してきましたが、今回「緊急事態宣言」が延長されたことを受けまして、新たに2班体制による交代勤務を実施するよう指示しております。
これにより、通常よりも少ない職員体制となりますので、市民の皆さまには窓口でお待ちいただく時間が長くなるなど、ご不便をおかけすることも予想されますが、職員間での感染防止の取り組みとして、ご理解ご協力をよろしくお願い申し上げます。
また、三密解消に向けた取り組み期間中の市役所及び支所などへの来庁は、可能な限りお控えいただくよう、重ねてお願い申し上げます。
議会5月臨時会について
続きまして、5月臨時会につきまして、ご説明申し上げます。議案概要をご覧ください。
新型コロナウイルス・感染症対策を迅速に進めるため、通常の6月定例会に先立ちまして、5月12日に臨時会を開催いたします。
提出させていただきます議案は、6件でありまして、内訳は、承認議案1件、条例議案2件、予算議案3件となっております。
承認議案は、国の新型コロナウイルス感染症・緊急経済対策における、「特別・定額給付金」に要する予算について、専決処分をしたものです。申請・受付のスケジュールを、今月初めに報道発表いたしましたが、オンラインでの申請は昨日から、郵送での申請は、5月19日から順次、申請書を送付いたしますので、5月25日より受け付けを開始いたします。申請の早い世帯では、5月中には支給できるようスピード感を持って対応してまいります。
次に、条例議案の2件は、いずれも新型コロナウイルス・感染症に対する、傷病手当金の支給に関しまして、岡崎市・国民健康保険条例及び岡崎市・後期高齢者医療条例の一部を改正するものであります。
予算議案の3件の概要でありますが、一般会計の補正は 29億5,358万6千円の増額、特別会計は 95万4千円の増額、企業会計は、水道事業における収入の減額で、支出予算額の補正はありません。
一般会計の補正の主なものといたしましては、新型コロナウイルス・感染症の感染拡大により生じた家計の負担の軽減を図るため、市立小中学校をはじめ、保育園やこども園及び私立保育園・幼稚園の給食費・無償化を9月まで実施することに伴う諸収入の減額など、国の対策である児童手当・受給者への児童1人あたり1万円を支援する、子育て世帯への臨時・特別給付金に係る事業費の計上、県の休業要請に対する新型コロナウイルス感染症・対策協力金に係る、事業費の計上、なお、県が示した対象業種に含まれているにもかかわらず、県からの情報が行き届かずに、営業を続けてしまったことで、県の支給対象から漏れてしまう事業者への市単独の支援、1事業所あたり25万円も含まれております。
小中学校の臨時休業が長引き、学校再開の先行きが不透明なことから、5月下旬に「オンライン・個別最適化・学習ソフト」を導入するための使用料を計上し、学習の遅れを心配する保護者の声に応えてまいります。
次に、企業会計、水道事業の補正では、家庭の経済支援として、水道料金の基本料金を、6か月8割減額するための水道料金収入の減額及び一般会計からの補助金を計上しています。
以上が5月臨時会の概要であります。よろしくお願いいたします。
今は、まだ、緊急事態宣言の最中で我慢のしどころでありますが、総額で425億円を超える緊急対策費を見込んでおります。
今後も皆さんとともに、この難局を乗り越えてまいりたいと思っておりますので、より一層のご理解とご協力をお願いいたします。
また、選挙が近づいて参りますと放火犯でもあるまいに、とかく火の無い所に煙を上げたがる不逞の輩が出てくるものでありますが、その点、よろしく御理解頂ければありがたく思うものであります。
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