地域活動・スポーツ大会

2020年7月27日 (月)

第73回中学校市長杯総合体育大会

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 7月19日(日)、開催が危ぶまれていた中学生の市長杯が教育関係者をはじめとする皆様のご尽力により開催されることとなりました。5月の中学総体の中止決定によりがっかりしていた中学生の皆さんに、新たな挑戦と思い出作りの場を提供したいと願い、開催を決定しました。
 また、本大会は龍北総合運動場のグランドオープンを祝う大会としても開催したものであります。当日の子供達、父兄、関係者の喜びの声を耳にするにあたり、本当に開催できてよかったと思っております。
 ご協力いただいた関係者の皆様に重ねて御礼申し上げます。
 以下、当日の陸上競技の開会式での挨拶文を掲載します。


 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏であります。
 本日、新しく整備した、この龍北総合運動場で、600人を超える若きアスリートの皆さんにご参加いただき、中学生陸上部の市長杯大会を盛大に開催できますことを、大変うれしく思います。

 新型コロナウイルスの影響により、部活動が制限され、大会等も中止となり、これまでの努力の成果を発揮する機会が少なかったと思います。そのような中、各中学校の選手や保護者の皆様、先生方の希望を受け、競技の運営方法を工夫し、観客数を最小限にするなど、徹底した感染対策のもと、「市長杯大会」を開催いたします。
 また、この龍北総合運動場は、本市のスポーツの拠点として、今月グランドオープンを迎えた真新しい競技場で、本日行われる、この市長杯が、ここで行われる初めての大きな大会となります。
 若きアスリートの皆さんには、これまで積み重ねてきた努力の成果を十分に発揮し、仲間とともに努力と健闘をたたえあってください。
 本日が、皆さんにとって、思い出に残る1日になることを、心から願っております。なお、本日は暑くなりそうですので、水分補給には十分注意して、熱中症にならないようにして下さい。
 最後になりますが、本大会の運営にご尽力いただいた関係者の皆様、そして、いつも温かく子ども達を見守ってくださる保護者の皆様に、心よりお礼を申し上げて、私からの激励の言葉といたします。
 皆さん、頑張ってください。

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 当日、新しい競技場において、陸上競技4種目、6人の生徒が新記録を出しております。
 なお、生徒代表の六ツ美北中学校生徒の選手宣誓が素晴らしいものでありましたので、併記させていただきます。

宣誓

2年前の夏 先輩たちが懸命に走り、総合優勝し喜ぶ姿を見てこんな風になりたい!と強く感動し、憧れました。
それから2年・・・

今僕たち・私たちは・・あこがれの先輩たちと同じ舞台に立っています。

しかし・・・
コロナウイルスの影響で、思うように練習ができず、大会すら開催されずに終わってしまうところでした。

僕たちの知らないところで、多くの人達の思い、支援によってこの大会が開催されると分かったときには、とてつもない喜びと闘志があふれてくるのを感じました。

今日我々3年生の多くはこの大きな舞台で走り、部活動を引退します。

部活動生活の集大成
喜び・悔しさ・達成感・この仲間と出会えてよかった

そんなすべての思いをその一瞬に懸けて
最高な思い出にすることを誓います。

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2019年11月12日 (火)

夏山八幡宮フェスティバル2019

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 10月6日(日)、岡崎市立夏山小学校にて「夏山八幡宮フェスティバル2019」が開催されました。昨年は5月に第1回のフェスティバルが開催されました。今年は加藤登紀子さんが「とよなつ応援団長」(豊富地区と夏山地区の応援団長)に就任されたことを記念して、秋に行われることとなりました。前回は公用と重なり欠席しましたが、今年は少し遅れましたけれど出席することができました。加藤さんのほか、娘さんのYaeさんが出演されました。

 加藤登紀子さんは私が中学生の頃、すでに歌う東大生として御活躍であり、懐かしく思いました。現在千葉県にお住まいとのことでしたが、私も学生時代、千葉の市川市に3年いたことがあり、御縁を感じています。
 当時、銀座七丁目に「銀巴里」というシャンソン喫茶があり、一学生にとって800円でコーヒー付きで半日音楽を聴ける場所は貴重でありました。その頃、美輪明宏さんと共に加藤登紀子さんの名前が掲示される時はワンステージごとに入れ替えになったことを今も覚えています。

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 本市は現在、夏山小学校のある額田地域を中心とした中山間地域の活用について検討を進めています。
 これまで岡崎市額田センター・こもれびかんの建設等、施設整備を行ってきましたが、国による働き方改革により長期休暇の時代を迎え、市街地からほど近くにある額田の自然を活用した民間資本による、プールなどスポーツ施設を含めた、市内で完結できる中山間リゾートができないものかと考えております。
 中山間地の活性化のためには、まずは一人でも多くの人に山村地へ足を向けてもらうことが大切です。同様の条件にある、お隣の豊田市、新城市とも連携をとりながら、山間地の雇用創出と人口減対策にもつなげてまいります。

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2019年9月12日 (木)

菅生川草刈一斉清掃(2019年)

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 9月8日(日)、今年も「菅生川を美しくする会」主催による草刈一斉清掃が行われました。
 三島学区の住民が中心となって昭和41年(1966年)から菅生川の河川美化活動が行われてきましたが、「菅生川を美しくする会」はその活動を引き継ぐ形で昭和48年(1973年)に発足しました。梅園、根石、連尺、六名、三島及び竜美丘の流域6学区の住民で構成され、草刈清掃や河川パトロールなどの活動を展開しています。
 当日明代橋下で述べた挨拶を掲載します。


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 皆様、おはようございます。市長の内田であります。
 本日は台風の接近する中、日曜日の早朝から本当にご苦労様です。
 本日の一斉清掃は、菅生川の流域である三島、梅園、根石、連尺、六名、竜美丘の6学区の皆様をはじめ、各種団体・事業所の皆様、岡崎土木災害安全協力会の皆様、市役所職員、合わせて34団体、約2,000名の皆様にご参加いただいております。このように多くの皆様が菅生川の美化に関心を持ち、ご参加いただいておりますことに心から感謝申し上げます。

 さて、ここ菅生川流域を始めとした乙川リバーフロント地区におきましては、ご覧のとおり現在着々と整備が進んでおり、7月には籠田公園がリニューアルオープンしました。
 加えて、東岡崎駅の北東街区でも9階建てのホテルを含む新たな商業施設が11月2日にグランドオープンするほか、東岡崎駅と直接つながる中央デッキもいよいよ完成します。

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(現在建設中の東岡崎駅北東街区の中央デッキ)

 さらに中央デッキには、市民の皆様のご協力により1億円を超える浄財を得て、高さ9.5メートルという、日本一の高さと偉容を誇る若き日の徳川家康公の騎馬像がいよいよお披露目となります。私達の岡崎市が市民の皆様のお力により、ますますきれいに素晴らしくなっていくことを何よりの喜びと思います。
 駅のホームや名鉄電車の窓からも見えるとのことで、間違いなく本市の新たなシンボルとなりますのでご期待ください。
 このように菅生川の周辺環境は大きく変化してまいりますので、菅生川を美しくする会の皆様をはじめ、本日お集まりの皆様におかれましては引き続きお力添えを賜りますよう、心からお願い申し上げます。

 それでは間もなく清掃活動が開始されますが、どうかくれぐれも熱中症や怪我には十分に気を付けていただきたいと思います。
 本日は皆様、よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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2019年1月11日 (金)

第3回おかざきハーフリレーマラソン

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 昨年12月16日(日)、中央総合公園では「岡崎市民柔道大会」とともに、第3回目となる「おかざきハーフリレーマラソン」も開催されました。この大会は岡崎市民球場を使った1周1.5キロ、14周のコースを各チームで競うものです。またこの日は「小学生駅伝競走大会」も行われました。


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―当日の挨拶―
 皆さん、こんにちは。市長の内田であります。
 本日は、第3回おかざきハーフリレーマラソンがこのように盛大に開催できますことを、心より感謝申し上げます。
 この大会は、小学生の皆さんに駅伝の楽しさを体験していただくことや、多くの市民の皆さんに走ることや襷(たすき)をつなぐことの楽しさを体感していただくことを目的として開催しております。
 3回目となる今年は、小学生駅伝には昨年同様68チームに参加していただき、このハーフリレーマラソンには昨年より12チーム多い、56チームの皆さんに参加していただいております。多くの皆さんにご参加いただきましたことを重ねて御礼申し上げます。
 さて、例年好評となっております賞品についてですが、今年も牛肉やお餅などをご用意させていただいております。参加される選手の皆様にはお友達同士、またご家族、あるいは職場の同僚の方々と力を合わせて豪華賞品を目指して一日を楽しんでいただきたいと思います。
 終わりに、本大会に協賛いただいております企業の皆様をはじめ、運営にご協力いただいております岡崎陸上競技協会やボランティアスタッフの皆様に心より感謝申し上げ、私の挨拶とさせていただきます。皆さん、頑張ってください。

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2019年1月10日 (木)

第38回岡崎市民柔道大会

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 東京オリンピックの開催が決定してから、このところ各種スポーツ大会での日本選手の活躍、躍進が目立っているようである。昨年12月16日(日)に武道館で行われた「第38回岡崎市民柔道大会」においても、若い選手の躍進が目立っていた。


―当日の挨拶―
 皆さん、おはようございます。市長の内田であります。
 本日は第38回岡崎市民柔道大会を開催しましたところ、多くの選手の皆様にご参加いただき、このように盛大に開催できますことを大変うれしく思います。
 岡崎市柔道会を始めとする関係者の皆様方には、日頃より柔道競技の普及や発展のためにご尽力をいただいておりますことに敬意を表するとともに、感謝を申し上げます。
 さて「東京2020オリンピック・パラリンピック」開催まであと2年を切り、先月、11月4日にはオリンピック・パラリンピックの象徴である旗の巡回、いわゆる「フラッグツアー」がりぶらで行われ、開催に向けた気運が高まっているところであります。
 オリンピックの種目の中で、柔道は日本で生まれた武道であり世界に広く普及しているスポーツであります。今年の夏にアゼルバイジャンで行われた世界柔道選手権大会では、男女・団体を合わせて17個ものメダルを獲得し、日本の柔道選手の活躍が目立ちました。
 オリンピックをはじめ世界柔道選手権大会などの国際大会において、本日参加の皆様の中から活躍する選手が誕生することを期待しているところであります。
 本日は日頃鍛えてこられました練習の成果を十分発揮し、気迫溢れる試合を繰り広げていただくとともに、世代を越え、選手皆さんの交流を深め、思い出に残る大会となることを期待します。
 最後に大会の開催にあたり、ご尽力いただきました関係者の皆様の益々のご健勝を祈念申し上げ挨拶とさせていただきます。どうぞ頑張ってください。

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2018年10月23日 (火)

スポーツの秋、文化の秋、食欲の秋

 10月7日(日)、心配された台風25号も幸いこの地域を遠巻きに通過し、当日は朝から各種行事、後援会のイベントが続きましたので、とりあえずの御報告を致します。


ボーイズリーグ中日スポーツ杯 第13回中日本ブロック選抜大会
 皆さん、おはようございます。岡崎市長の内田康宏であります。
 本日は「ボーイズリーグ中日スポーツ杯 第13回中日本ブロック選抜大会」が、ここ岡崎市民球場でこのように盛大に開催されますことをお祝い申し上げるとともに、選手並びに関係者の皆様を心より歓迎申し上げます。

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 この岡崎市民球場は今年の夏の高校野球で甲子園出場をかけて決勝が行われた会場です。本日お集まりの皆さんの中から、将来の高校球児や一流のプレーヤーが誕生することを期待しております。
 また野球は、日頃の練習から、チーム全員がそれぞれの役割をしっかりと果たすことで強い絆が生まれる、チームワークが重要な競技でもあります。本大会でもチーム一丸となって持てる力を最大限に発揮していただきたいと思います。
 終わりに、本大会の開催にあたり、ご尽力を賜りました役員の皆様に心より感謝申し上げますとともに、本大会の成功とボーイズリーグのますますのご発展を心から祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。どうぞ皆さん、がんばってください。

第65回岡崎市民体育祭
 皆さん、おはようございます。市長の内田であります。
 台風25号の接近が心配されましたが、本日は第65回岡崎市民体育祭が多くの選手や役員の皆様ご参加のもと、このように盛大に開催できますこと、心より御礼申し上げます。
 また、ただいまの各学区を代表する皆様の颯爽とした入場行進を拝見致しまして、この市民体育祭にかける学区の皆様の大きな意気込みが感じられ、大変頼もしく思いました。

岡崎市民体育祭

 この市民体育祭は今年で65回目を迎えますが、市民の皆様がスポーツに親しむ事業として、また、スポーツを通じて学区内や他の学区との交流を図る大会として長年、多くの市民の皆様に支えられながら歴史と伝統を刻んでまいりました。
 この度も開催にあたり、各学区役員の皆様には選手の人選や本日の準備等、多岐にわたって大変なご苦労をお掛けしたことと思います。皆様のご尽力に対しまして深く感謝申し上げます。
 また、本日参加される皆様には、一人ひとりがこの市民体育祭の晴れの舞台で主役となり、学区の勝利に向かって素晴らしい熱戦を繰り広げていただきますことを心よりご期待申し上げます。
 終わりに、開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様に改めて感謝申し上げ、挨拶とさせていただきます。皆さんがんばってください。健闘を祈ります。

第65回理科作品展、第45回技術・家庭科作品展
 皆さん、おはようございます。市長の内田であります。
 本日は第65回理科作品展、第45回技術・家庭科作品展がこのように盛大に開催されますことを心よりお喜び申し上げます。この作品展は、小中学校の作品発表の場として非常に歴史ある作品展でありまして、毎年多くの方にご来場いただける一大行事になっております。

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 本年度は小中学校、併せて約260点の理科作品と、約2,300点の技術・家庭科作品が展示されているとお聞きしました。私も先ほど会場を見学させていただきましたが、子ども達の自然を探求する力や、生活を豊かにするための想像力を目の当たりにして、子ども達の夢ある未来、そして岡崎の輝く未来を強く感じました。
 今回の研究や制作から得た経験や知識を一つのステップとして、今後全国や世界で活躍する人物へと成長されますことを心から期待しております。
 また、本日は市内にある高校や企業からもご参加いただいており、厚く御礼申し上げます。本市といたしましても、全国、世界を担う人材が育っていくよう教育予算の充実に努め、さらに教育に力を入れてまいりたいと考えております。
 そして、先日東京で行われました「行きたいまちNo.1」を決定するイベント「全国ふるさと甲子園」におきまして、55の地域が参加する中、岡崎市が初出場にしてグランプリに輝くことができました。
 今後も、私の究極の目的であります、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を目指し、さらに日本の次代を担う子ども達を全力で応援してまいりますので、皆様方におかれましては一層のお力添えお願い申し上げます。
 終わりに、作品展開催にあたりご尽力いただきました関係者の皆様に心より感謝申し上げますとともに、本日お集まりの皆様の今後ますますのご活躍とご健勝を祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

内田やすひろ後援会青年部主催ぶどう狩り&バーベキュー
 皆さん、こんにちは。台風一過の青空の下、今年も青年部主催のブドウ狩りにご参加いただきましてありがとうございます。
 この催しは、私が県会議員になりました頃から、毎年秋の恒例行事として30年余り続いているものです。これも駒立・三国園の鈴木靖司さんのご好意によるものであり、心から感謝申し上げます。

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 かつてオムツをつけて抱かれていた幼児、ゴーカートに乗ってはしゃいでいた子どもさんが今は青年部としてこちらで焼きそばなどを作ってくれております。
 保守の政治というのは地域の伝統、文化、血脈の上に継承されてゆくものであり、そうしたものが私の後援会の中にも息づいていることをうれしく感じております。また、この中からふるさとの発展のために将来、志を持って立ち上がってくれる人材が出ることを期待しております。
 今年の夏の異常気象と台風のせいであいにく今回はブドウが不作と聞いておりますが、本日はしっかり食べて遊んで、子どもさん達に楽しい思い出を作ってあげて下さい。ありがとうございました。

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2017年9月23日 (土)

菅生川草刈一斉清掃に思う(2017年)

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

 9月10日、日曜日、早朝、毎年恒例の「菅生川を美しくする会」主催による菅生川(乙川)の清掃活動が行われた。
 今年も流域の三島、梅園、根石、連尺、六名、竜美丘の6学区はじめ、各種団体・事務所の皆様、岡崎土木災害安全協力会、市職員有志等、総勢32団体、約2,000人の参加者により乙川河川敷の草刈り清掃を行うことができた。単純に一人が1平方メートルの草刈りをしたとして、2,000平方メートルの面積の草刈りができることとなり本当に感謝しております。(実際はもっと広い面積がきれいになっている。)

 市外から岡崎に引っ越された方の中には、「税金を払っているのになぜ、そんなことをやらなければならないのか?」という方もいると聞くが、これは市民有志による自発的意志によって始まり、環境美化事業として定着した行事であり、昨今すたれてきた日本人の良風美俗の一つであるとも言える。本市としてはこれからも協力し、大切にしてゆきたいと考えている。

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

菅生川草刈一斉清掃(2017年9月10日)

 今回の清掃活動にかこつけて、長年私が思っていることを一つ申し上げたいと思う。
 菅生川一斉草刈は私も毎年参加し、その際にこの行事のために作られたと思われるライト・グリーンの一見感じの良いポロシャツとジャンパーと同色の帽子を着用している。日頃、岡崎市のセールスマンであることを自ら任じている私は、宣伝のためならいかなる恰好でもするつもりでいる。
 市の幹部職員の多くもOBを含め参加して頂いているが、折角ポロシャツまで作ったはずなのに、今年も着ている人がほとんど見受けられなかった。

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 たぶんその理由は、背中に「Ecolife, Ecocity OKAZAKI」というアルファベットに加え、「ポイ捨て禁止」「省エネ推進」「豊かな自然との共生」などと今さら書くまでもない標語が大きな字で印刷されているからであろうと思う(胸のマークも何だかよく分からない)。まるで昭和時代のサンドイッチマンである。こうした発想は昭和30年代のセンスであり、今時こんなみっともないシャツを着たいと思う人はいないし、それを見て感心する人もいないだろう。
 ことに腹の立つのは、スタッフ用のユニフォームとはいえ、これまでかなりの数が作られているはずなのに市の職員さえあまり着用していないことである。そしてそんなものを作って恥じない問題意識の無さを情けなく思うものである。

 私は市長になった最初の年から、この背中の標語について毎年クレームをつけてきたが一向に改善されない。さらに残念に思うのは、こうしたことに若手の職員が気がついて改正の声が上がってこない点である。このナンセンスなシロモノを彼らは着用していないのであるから、気がついていないはずはないと思う。所詮税金で作るものであり、予算があるから毎年先例に則って漫然と同じことを繰り返しているだけなのではないか?
 私はこれまでこのシャツを他の場面で見たのは、現業の職員がゴミの収集作業の時に着用していたのが唯一である。
 私は家着として着ていたが家族の評判も良くない。人に着てもらえないようなモノを作ってもしょうがないと思うのであるがどうだろうか。もらって誰も喜ばない、誰も使わない、タンスの肥やしになってしまうものではまことにモッタイないと思う。(背中の標語さえ無ければ良いポロシャツである。)

 今回たまたま草刈りのポロシャツとジャンパーをやり玉に挙げて文句を言っているが、同様のことが他の部署でもありはしないかと心配している。
 今から45年ほど前、父が市長であった頃の話である。当時大学生だった私は、何かの記念日やスポーツイベントのために作られるバッジやネクタイピンがあまりにダサく、センスの無いことにアキれ、「こんなモノは税金の無駄づかいだ」ということを何度か言った覚えがある。こうしたものは関係者が記念品として自己満足的に先例にのっとって作っているだけで誰も使わない。
 今日においてもそうした体質や発想はあまり変わってないように見受けられる。
(今回、自宅の引っ越しの折に、その手の品物が家中から40~50個くらい出てきたので一部を写真で紹介しておく。)

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 私は数年前に関ケ原町のオミヤゲとして頂いた白いポロシャツを今も愛用している。このポロシャツは左の胸元に直径2センチくらいの金色の葵の紋が一つ付いているだけであり、あとは右の袖口に小さく「1600 SEKIGAHARA」と記してあるだけのシンプルなものである。
 ところが、このシャツを着ていてこれまで何度も「それどこで売っているんですか?」と聞かれたことがある。

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 これからはただ作ればいいというのではなく、売り物になるようなセンスの良いモノを作るべきだと思っている。私が「もっと商売っ気をもって仕事をしてほしい」と言っているのはそういうことである。岡崎の新たなオミヤゲとして、お金を出して買ってもらえるようなモノを考えてほしい。所詮タダで配られるものはその程度のものでしかないのである。
 製造者の皆さんもマンネリ化した品物でなく、斬新なモノを提案して頂くことを願うものである。


平成27年 菅生川草刈一斉清掃 (2015.09.09)

平成26年 菅生川草刈一斉清掃 (2014.09.17)

平成24年 菅生川草刈一斉清掃 (2012.09.09)

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2017年7月 2日 (日)

第52回 岡崎市空手道大会

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 6月17日(土)朝、恒例の「岡崎市空手道大会」が中央総合公園の武道館にて行われた。冒頭、選手宣誓を行った、共に小学校5年生の矢吹仁奈(にな)さんと宇野由楠(ゆなん)さんは、8月に東京の武道館で開催される「全日本少年少女空手道選手権大会」に愛知県代表として出場される。また、山梨県で行われる「全国中学生空手道選手権大会」には伊藤悠(ゆう)君が本市から出場することとなっている。
 私の方より10センチも低い小学生の女の子が黒帯を締めて演武する姿には驚かされるばかりである。とはいえ、通常は習い始めて2~3年で黒帯に昇進するそうであり、子供達の学びの力は偉大なものである。
 競技種目を問わず、現在このように若い力が順調に育っており、将来が楽しみである。
1964年の東京オリンピックが日本の経済発展の一つの契機となったように2020年の2回目の東京オリンピックが日本の新たな躍進の始まりとなることを期待するものである。
 当日、終わりまで演武を観戦することはできなかったが、キビキビした集団演武はそうした期待に十分応えてくれるものであると考えている。

 また前々日の15日には、「全日本フルコンタクト空手道選手権大会」で2年連続入賞を果たした岡崎高校2年生の大本優香選手が市役所を訪問された。彼女は将来医師志望の文武両道に秀でた高校生である。

 空手は各流派でルールや試合形式が異なるため、なかなか統一ルールの決定ができず、競技人口の多い割にオリンピック種目と成り得なかった武術であり、スポーツである。今回、フルコンタクトの団体と、寸止めルールの団体との調整がつかず、フルコンタクトルールによる空手のオリンピック種目への採用はならなかったようであるが、将来、全日本、全世界で統一ルールによる競技が行われるようになることを祈るばかりである。
 以下は当日の私の挨拶である。


第52回 岡崎市空手道大会

 皆さん、おはようございます。市長の内田です。
 本日は「第52回岡崎市空手道大会」を開催しましたところ、年齢・性別を問わず、小学生から一般の方まで多くの皆様にご参加いただきまして誠にありがとうございます。また、関係者の皆様におかれましては、大会開催にあたりまして多大なるご協力とご尽力をいただき厚く御礼申し上げます。
 今さらですが空手道は日本発祥の武道であり、日本古来の武道の精神を継承しながら独自の発展を遂げてまいりました。体や技を鍛えるだけでなく、心を磨き礼節を重んずる競技であり、日本の武道文化を継承・発展していく上で欠かすことのできない競技であります。
 また、2020年に開催されます東京オリンピックの正式種目に、このたび新たに採用され、今まさに世界中から注目を集めているスポーツでもあります。
 本大会に出場される選手の皆様には日頃の厳しい鍛錬の成果を大いに発揮し、気迫溢れるすばらしい試合を繰り広げていただきますとともに、選手間において新たな交流が生まれますことを期待しております。
 最後になりますが、空手道の今後ますますのご発展と、本日お集まりの皆様のご活躍、ご健勝を祈念申し上げましてご挨拶とさせていただきます。
 それでは皆さん頑張って下さい。おわります。

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2017年6月23日 (金)

『リバ!』2017年7月号

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内田康宏事務所より『リバ!』2017年7月号発行のお知らせです。
先日の「ボーイスカウト気質とDO IT YOURSELF」で市長はこう書いています。
「当時の先輩や仲間が今日も指導者として元気にガンバっている様子を見ることは、OBの一人としてうれしい限りである」
まさしくこの中に写っている方のお一人は、岡崎市のボーイスカウト活動を長く牽引しておられました。
内田市長は前列右側の男の子です。

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2017年6月12日 (月)

ボーイスカウト気質とDO IT YOURSELF

日本ボーイスカウト愛知連盟 三河葵地区協議会

 今年も恒例のボーイスカウト三河葵地区協議会の年次総会に出席した(5月14日)。昨今、少年期、青年期の問題が社会の関心事として注目を集めることが多い中、ボーイスカウト活動に再び光が当てられている。
 ボーイスカウトは社会奉仕や自然体験など様々な活動を通じて、生命を尊重する心、仲間と話し合い協力する心、モラルや正義感、自然や美しいものに感動する心などを育むことを目的とする。様々な知識と経験を重ね、自立心を養い、子供達をより良い方向に導いてゆく教育活動としてその果たす役割には大きいものがあると認識している。

 実は私も今は無きボーイスカウト岡崎第9団の一員であり、小中学校の内、5年間お世話になったものである。当時ボーイスカウトは習い事の一つのようになっており、私の町内(東康生)では子供会がそっくりボーイスカウトに入団していた。横着なクソ坊主であった私が少しはまともになれたとすれば、まさにボーイスカウトのおかげであると思っている。

ボーイスカウト 岡崎第9団(旧)

 当時の先輩や仲間が今日も指導者として元気にガンバっている様子を見ることは、OBの一人としてうれしい限りである。かつて岡崎市には10ほどの地域に団があり、毎週末の各団ごとの活動に加え、様々な地域行事への参加、清掃奉仕活動、交通整理の手伝いまでしていたものである。
 あれから数十年の月日が経っているが、ボーイスカウトで身に着けた知恵と技は今も生活の各場面で役立っている。ロープワークの技術は作業時に助けとなり、私の場合ヨットを始めた時に新たに覚えることはなかった。手旗信号は今もできるし、飯ごう炊さんも今でもやれる自信はある。
 今も私の手提げカバンの中には多用途ナイフ、裁縫道具、救急セット、薬、歯ブラシに加え、底には2メートルあまりのロープがクッション代わりに入れてある。口の悪い友人からは「貧乏性だ」と言われるものの、こうした備えのおかげでいつ命が助かることがあるかもしれない。明らかに〝備えよ常に!〟が合言葉であるボーイスカウト生活の後遺症(?)であると思っている。

 前にも触れたことがあるが、面白いことにボーイスカウト経験者は大人になっても同様のクセが抜けない人が多い。
 私は今もシャツのボタン付けやズボンのスソ上げくらいは自分で行うし、料理もできるので一人暮らしも苦にならない。全てボーイスカウト生活のおかげである。何より「自分のことは自分でやる」という生活習慣を叩き込まれたことは生涯の財産となっている。
 だからという訳ではないが、県会議員の最後の2年間の頃には家のリフォームにまで手を出すことになった。
 今住んでいる家は築66年目を迎える木造モルタル建てである。本来二棟であったものを後から接続して一棟にしたため、20年来雨漏りが絶えない。そのためにこれまで何度も自分で屋根に登りペンキを塗ったり、壁のひび割れをコーキング剤を使って埋めたり、レンガとセメントで補強を行ったりしてきたものである。
 10年ほど前に知り合いの建築業者や大工さんに相談したところ、「もう寿命が来ており、リフォームは金の無駄づかいであり、建て替えた方がいい」と同様の答えをもらった。そのため「失敗したらその時に建て替えを考えよう」と自分で家のリフォームに挑戦したのであるが、以来8年間は使用に耐えたものの、ここに来て温水器が壊れ、原因不明の雨漏りが増え、TVが映らなくなり、とうとうガス台も壊れギブアップすることになった。

 話が家のリフォームに脱線してしまったが、ボーイスカウトをやってなければ自分で家を直そうなどとは考えもしなかったことだろう。
 今の子供達はヘタに小利口になってしまい、何事もやる前からできることできないことを自分で決めてしまい、難しいことに挑戦しようという気概、〝チャレンジ精神〟に欠けているように思われる。私がそうした気概に満ちた人間であると胸を張る自信はないが、現在の家庭教育や学校教育に不足している要素をボーイスカウトの活動が補ってくれる可能性があると考えるものである。

岡崎こどもまつり(2017年5月4日)

 昨今、ボーイスカウトの募集活動に対して否定的な方もいるという話を聞いている。確かにボーイスカウトは陸軍の伝令役の少年兵から発展して、イギリスのベーデン=パウエル男爵によって少年教育の手段として始まったものであるが、軍国主義的な組織ではない。世界的な組織として各国で様々に有意義な活動を続けている。
 自立した生活習慣、チャレンジ精神の涵養、生活の知恵の獲得など、人生に大きなメリットのあるボーイスカウト活動に対し、市民の皆様の御理解と御協力をお願いします。

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ボーイスカウト、備えよ、常に! (2013.03.06)

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