オカザえもん

2015年12月14日 (月)

「V・プレミアリーグ岡崎大会」行わる

内田康宏、オカザえもん

 去る12月5日(土)、6日(日)、岡崎市中央総合公園体育館において「V・プレミアリーグ岡崎大会」が開催された。
 この大会は地元「ジェイテクトSTINGS(スティングス)」のホームゲームにあたり、5日は私が始球式のサーブを行うことになっていた。深く考えずに簡単に引き受けてしまったものであるが、会場はまるでプロレスのスタジアム会場のようなノリであり、いかにバレーボールが熱気に満ちたスポーツであるかということを初めて知ったものである。
 バレーボールでサーブをするのも考えてみれば37年振りのことで、当時のモノより使用球は小ぶりでしかも硬いボールとなっていた。練習で上から打ったところ思うようにコントロールできず、本番では下から打ち上げるサーブで行うこととした。
「他市の市長は3回目でようやく決まったので、前の方の位置からでもいいですよ」と言われたが、そんなブザマなことをやる訳にはいかない。

ジェイテクトSTINGS

内田康宏

 とはいえ、同行のオカザえもんから手渡されたボールが一回のサーブで決まった時はホッとしたものである。(次の機会にはぜひ上から打ちたいものだ。)

 なおジェイテクト・スティングスは地元大会で連勝して、一挙に第3位(全8チーム中)と躍進したことをお伝えしておく。
 ジェイテクトSTINGS公式サイト

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2015年10月27日 (火)

マイナンバー・42番

お薬

 先日、病院で手渡された薬の引換番号が42番(死に番?)であった。元来こうしたことに無頓着な私であるが、これでもかとばかりに42の数字が四つの薬袋に大書されて並んでいるのを見るのは、あまり気持ちの良いものではない。御ていねいに袋の中の説明書にも42の数字が並んでいた。
 単なる番号、区別の数字とは分かっていつつも、やはり42番の袋を使う気にはなれず、前回もらった53番(これもゴミ)の袋を継続して使うことにした。
 私のようにモノゴトを割り切って考える人間でもこうした行動をとってしまうのだから、ましてや高齢者や重篤な病気の方の場合、さらに数字や番号というものに神経質に反応されるかもしれない。
 以前、「病院で渡された受診番号が9番、13番、42番だった」という文句のお電話を頂いたことがあった。その時は「ただの整理番号なんですから・・・」とお話したものであった。
 第一、ただですら大忙しの大きな病院に対し、こうしたことまで配慮を要求するというのは無体なことであろうとも思う。スポーツ選手はわりと平気で、どんな番号でも胸や背にゼッケンを付けているようであるが、人間の心理とは実に面白いものである。

 こうした一過性の数字に対しても過剰反応される方がいる中で、これから導入されるマイナンバー制度と、まもなく始まるカードの交付によって気に入らない番号を振り分けられた人はどうするのであろうか? 一生不変のマイナンバーであるだけに少々気になるものである。
 担当部署に確認したところ、国の手続きが遅れており、愛知県での配布は11月にズレこむ見込みであるという。
 ところで分かったようでよく分からないマイナンバーであるが、具体的には12ケタの数字であり、これが一生、一人の人間を証明する番号となるのである。基本的にこの番号は変えることができない。ただし不正使用されたり情報が漏れたりする可能性がある場合は、例外的措置として変更が許されることがあるという。単に「番号が気に入らない」というのはダメだそうである。

マイナンバー・通知カード(見本)

 「通知カード」には、各個人の氏名、住所、生年月日、性別のほか、12桁の数字が記載されている。今後、様々な社会的手続きの折にはこの番号が必要となる。児童手当や失業手当、年金受給の手続きや一定額以上の保険金の受け取りにも必要となる。なお希望すれば顔写真付きのプラスチック製の「個人番号カード」にすることもできる。通知カードに付いている申請書で申し込むと、市役所で無料で個人番号カードを受け取ることができる(インターネットによる申請も可能)。いわば新しい身分証明書であり、このカードを持っていると様々な手続きが早く、スムーズにできるようになる。
 マイナンバーの決定の仕組みは、すでに使われている住民票コードを基にして、コンピューターを使ってアトランダムに変換して設定される。数字の並びには何の規則性もないという。そのため、親子、兄弟の間でも関連性のないバラバラな数字で成り立っているそうである。それがマイナンバーの安全性の根拠となっている。

 「4242 4242 4242という番号になることはないのか?」という質問をしたところ、「そういう単純な数字の羅列が作られることはない」ということであった。そういうことであるからして、気に入った番号を持つというようなことは考えず、「しょせん単なる分類番号」と考えて、あまり数字の意味については考えない方が良いだろう。
 そう言えば「マイナンバー」という名前からして、「ナンマイダー」と聞こえるという人もあり、トラブルさえ無ければあまり深刻に考えない方が良いのかもしれない。

マスコットキャラクター特別住民票交付式(2014年10月7日)

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2015年9月25日 (金)

大阪トップセールス その1(岡崎版・吉本新喜劇)

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 観光課の若手職員から、この度、大阪方面における岡崎市の効果的PR手法として「吉本興業が行っている新喜劇・地方展開プランを採用する」というアイデアが出てきた。これは吉本新喜劇に岡崎を舞台とした台本を使用してもらい、その中に岡崎市のPRを織り込んでゆくというものである。
 私自身、一昨年来、トップセールスとして東京駅地下や茅ヶ崎市、福山市などへ出向き、オカザえもん、葵武将隊、様々な市民団体の皆様の御協力を頂きながら、〝家康公四百年祭〟と〝市制100周年〟についてのPR活動を行ってきた。
 かねてより「岡崎市のセールスマンとして、何でもやる」と言っていた手前、「なんばグランド花月の幕間に出演してPR活動を行う」というオファーも二つ返事で承認していた。ところがどういう訳か、これが舞台に出演するということになってしまったのである

 7月14日、事前PRとして、座長のすっちーさんが岡崎市役所に挨拶にみえた。その折に、ファンの市民が市役所まで多数おいで頂き、改めて新喜劇とすっちーさんの人気のほどを知ったところであった。

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 岡崎での記者会見に続き、夏まつり後の8月5日には、こちらから大阪に出向き、吉本興業・本社において現地記者会見を開いた。事前に打ち合わせを行った上で臨んだ記者会見であったが、プロの芸人さんと行う記者会見は、千変万化(せんぺんばんか)・融通無碍(ゆうずうむげ)なものであり、アドリブや突然の振りがありびっくりすることばかりであった。記者会見の場がそのまま芸の披露の場となっているのである。私に「ふんどし一丁でやりませんか」と言ってきたのもこの時である。
 いずれにせよ、各新聞でさまざまに取り上げて頂いたことによって、ずいぶん岡崎のPRとなったことは御案内の通りである。改めて若い市職員の時代の空気を読むセンスには感心させられた。

 そして8月22日(土)、いよいよ「なんばグランド花月」前と「あべのハルカス」におけるトップセールスと、新喜劇出演の本番の日を迎えることになった。

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 トップセールスにおいては、地元からの特産品PRに御協力頂く市民代表の方々とオカザえもん、葵武将隊の参加を得て、私も一通り〝徳川家康公没後400年祭〟と〝市制100周年事業〟のPR活動を行うことができた。現在、大阪では「大坂の陣400年天下一祭」の真っ最中であり、太閤さんとタイガースの大阪で、大坂の陣の勝者である徳川家康と岡崎のPRをするというミスマッチの感のある活動であったが、地元の皆さんはヤジ一つ無く、心やさしくお迎え頂き感謝・感激であった。
 乙川リバーフロント計画について、市民対話集会を含め百数十回以上講演会を行っているにもかかわらず、未だに「新しい橋を作るだけだ」と思っている人がいるのに、吉本新喜劇についてはTVやスポーツ新聞で取り上げられたせいか、実に多くの方が知ってみえる。三年振りに会った人から最初にかけられた言葉が「吉本の出演、楽しみにしてるよ」であったのには、まいってしまった。
 最初はたいして重要なこととも思っていなかったのであるが、当日が迫ってきて、あまり多くの人から楽しみにしていると言われると私自身「エライことを引き受けてしまった」と思うようになってきた。

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 22日朝、岡崎を出発し、なんばグランド花月前にてトップセールス後、関係者と打ち合わせ、立ちゲイコ、さらに直前に舞台ゲイコを行い、本番に臨むこととなった。一緒に舞台に上がるのは昔からTVで観てきた名うての芸人さんばかりである。いやが上にも緊張感が高まってきた。
 家でTVを観ている時は「くだらないことをやっているなあ」と思ったこともあるが、舞台上の笑いとは対照的な、舞台裏における脚本家、AD、出演待ちの芸人さん達の張り詰めた表情、舞台から戻ってきた役者のホッとした顔。そうした緊張と弛緩の空気の転換を間近で見ていると、「この世界もつくづく大変な所である」と思わせるものがあった。一見くだらなく見えることを、真剣にやるからこそ、笑いが生まれるとも言える。何か笑いというものの本質、深さのようなものを見た気がした。

 始まって30分、いよいよ自分の出番が近づいてきた。プロの芸人さんはその時の空気でアドリブが入るので、それが一番気がかりであった。
 舞台の内容は、岡崎の〝ホテル花月〟で行われる結婚式における、人間関係の悲喜劇模様を描くものである。(詳しくはTVで!)

すち子のハッピーウェディング?イン岡崎

 私のセリフは当初のものから大幅に削られてしまい、おかざきPR隊長である「はんにゃ」の二人が私の話に割り込んできて勝手にしゃべって踊りを始めるということになった。
 最後の最後まで関係者で検討を重ね、より面白いものを作り上げようとする吉本新喜劇の人々の真剣さと熱意は、これから私がTVで喜劇を観る時の見方を大きく変えるものになったことは間違いない。
 私の出演場面はともかく、舞台は面白いものであったので、あとは岡崎のPRがうまく伝わることを祈るばかりである。

☆10月17日放送予定とお知らせしておりました東海地区の放送ですが、番組編成の都合上、明日9月26日(土)になりましたことを、お詫びと訂正申し上げます
 御家族をはじめ、友人、知人のみなさんにお知らせいただければ幸いです。

日 時 放送局
近畿地方 9月12日(土) 12:54-13:54 毎日放送
東海地区 9月26日(土) 12:00-13:00 CBC (5ch)

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2015年8月17日 (月)

岡崎城下家康公夏まつり2015、終わる

岡崎城下家康公夏まつり2015

 7月29日から8月2日までの5日間、岡崎市の中心地域において多くの皆さんの御協力、協賛、参加を得て行われた、「家康公顕彰四百年」を記念する夏まつりが終宴を迎えた。
 今年の夏まつりは、これまでのあり方を根本的に見直して企画し、実現されたものである。まつりの構成、催しの組み合わせから、会場・日時の設定なども総合的に考えて練り直した。参加して頂ける市民の自主性を大切にし、企画・運営にも主体的な役割を果たしてもらうことができたものと思っている。
 長らく伝馬通りから康生一帯を通して行われていた「五万石おどり」は、大通りから岡崎公園の龍城神社前に場所を移して、岐阜の郡上八幡の郡上おどりを参考にして新たに「泰平おどり」として行われた。当初、会場が狭くなることを心配したのであるが、29日から三夜連続してにぎわいを見せてくれた。
 マンネリ化もあって年々参加者の減少による縮小化が心配されてきた「五万石みこし」であるが、今年は久しぶりに単独で行われることとなった。6月の「岡崎神輿(みこし)連合会」の発足により、市の枠を越えて市外、県外からの外部の神輿連の協力参加を得て久しぶりにかつての活力を取り戻したかのようであった。

 岡崎神輿連合会の発足祝賀会は6月20日、岡崎ニューグランドホテルで開催された。私も祝賀会に参加したが、神輿によるまつりを愛する人々の絆(きずな)の強さというものを改めて気づかされた。

岡崎神輿連合会(2015年6月20日)

 この会は、神輿を通じて日本の伝統文化の継承と岡崎市の活性化を共に図り、会員相互の親睦を深めることを目的とするものであるという。当日は愛知県内の同好の士はもとより、お隣の岐阜、三重、静岡に加え、東京の三社祭の江戸神輿会の皆さんまで総勢200人もの参加による盛大なものとなった。会場内にお神輿を持ち込んだグループもあり、最後は大さわぎとなった。私も久しぶりに神輿をかついで肩が痛くなってしまった。
 いずれにしても、こうした有志の広域連携によって、まつりのあり方も新しい形態に生まれ変わっていくのであろうと思っている。

 7月31日(金)は、神輿列に先駆けて、浜松市からは「遠州大念仏」が、静岡市からは「家康公リアルバルーンねぶた」の披露があった。

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 私も昨年同様、オカザえもん、商工会議所会頭と共に、クラシックカー・パレードに参加することとなった。これは何回やっても恥ずかしい限りである。
 今年は市内でのレーシングカーの走行こそなかったが、今回も岡崎の若きヒーロー、中嶋一貴、大祐兄弟の御協力による「レーシングカー・ピット作業実演」が行われ人気を博していた。

だがやくん、ウルフィくん、オカザえもん

中嶋一貴選手、中嶋大祐選手

レーシングカー・ピット作業実演(籠田公園前)

光ヶ丘女子高等学校 吹奏楽部

 おかげ様で年々参加者も増え、今年も昨年の15万人を越える多くの皆さんに御参加を頂き、名実ともに岡崎の誇る夏のビッグイベントとして成長してきたような気がします。
 このように素晴らしい成果となっておりますのも主催者である実行委員会のスタッフの皆様、参加団体、そしてボランティアの皆様の並々ならぬ御苦労があってのことと思います。改めて感謝申し上げます。
 多くの方の知恵とアイデア、御協力によって、これからの岡崎のまつりのあり方も大きく変化し、〝新時代のまつり〟へと生まれ変わってゆくことと思います。そしてそうしたものを、新たなまちづくりへの力として活かせるような岡崎にしたいと思っています。 (つづく

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2015年7月24日 (金)

おかざきコウエンナーレ2015が開幕しました

おかざきコウエンナーレ2015・オープニングセレモニー

 7月1日の市制記念日の前から夏風邪をひいて声が出なくなるという最悪のコンディションでしたが、「岡崎市平和祈念式」を含む夏の大きな式典をなんとか終えることができ、ほっとしております。
 7月18日(土)は「おかざきコウエンナーレ2015」のオープニングセレモニーに出席し、御挨拶申し上げました。テープカットのあとは、オカザえもん、ワルザえもん、オカザえんぬちゃんの三人による特別イベントが会場の能楽堂で行われました。

―市長挨拶―
 皆様おはようございます。市長の内田です。
 本日は「おかざきコウエンナーレ2015」のオープニングにあたり、生憎の天候にもかかわりませずお集まり頂き、厚く御礼申し上げます。
 今年で3回目となりました「おかざきコウエンナーレ」ですが、これは、この時期に岡崎公園で開催されます数々のイベントを〝コウエンナーレ〟としてひとつにまとめて広報することで、岡崎のもつ文化や観光の魅力を市内外にわかりやすく発信していくものであります。
 特に今年は、家康公顕彰四百年ということで、家康公にちなんだイベントを数多く実施いたします。家康公生誕の地であるここ岡崎において、ぜひ皆様には2度、3度と岡崎公園を訪れて頂き、多くのイベントに御参加頂きたいと存じます。
 来年、本市は市制施行100周年という節目の年を迎えます。基本理念を「市民と創る、新世紀岡崎」とし、多くの市民の皆様とともに岡崎の100歳のお誕生日をお祝いしたいと考えております。
 さらに平成28年8月から10月にかけて「あいちトリエンナーレ2016」が、2013年に引き続き、ここ岡崎で開催されます。前回、アート広報大臣として岡崎のPRに努めて頂いたオカザえもんには、再びアート広報大臣に就任して頂く予定でおります。多くの皆様がアートを身近に感じて頂けますよう準備を進めておりますので、本日御臨席の皆様にはコウエンナーレ、市制施行100周年とあわせて、より一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
 最後に、コウエンナーレ各イベントの成功と、本日御来場の皆様の御健勝を祈念いたしまして、私からの挨拶とさせて頂きます。本日はありがとうございました。

オカザえもん、オカザえんぬちゃん、ワルザえもん

オカザえもん、オカザえんぬちゃん、ワルザえもん、徳川家康公

 家康公に刀で髪をそろえて(?)もらったワルザえもんです。

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おかざきコウエンナーレ2014、ワルザえもん初登場 (2014.07.29)

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2015年3月31日 (火)

東公園恐竜モニュメント完成!

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 3月29日(日)。いよいよ、待たれていた東公園の恐竜モニュメントのお披露目の時を迎えました。ぜひ青空の下での完成式を願っていましたが、当日は曇り空の下での式典と相成りました。雨の予報もあった中、大勢の皆さんの御来場を頂き心から感謝を申し上げます。
 今回設置の完了した5体の恐竜達は、既に皆様にも御案内のとおり、市内のある篤志家の方からの善意の御寄付により、製作から設置までの費用を賄(まかな)っております。
 さらに展示のコンセプトについては、福井県立恐竜博物館のアドバイスを頂き、数々の実績のある東京都羽村市の(株)ココロの製作チームの御尽力によって、比類のないリアルな恐竜が誕生しました。

ブラキオサウルスとティラノサウルス(岡崎市東公園)

 これまでの経緯についてはブログ上で何度も御説明申し上げていますが、そもそもは、少々手狭となり年々展示動物の頭数や種類が減少しつつある東公園動物園の現状を踏まえ、無料で楽しめる動物園をいかに維持するかという所から始まっています。
 このところの野生動物保護に関する国際条約の強化と動物の購入価格の上昇によって、目玉となる飼育動物を新たに入手することが困難になってきております。しかも生きた動物は食事や飼育係に加え、設備の整った施設を造らなくてはなりません。
 東公園の新たな魅力の向上のためには、生きた動物だけに頼らない発想が求められました。そこで、東公園の広大な自然景観や地形というものを活用して、公園法の規定にもかなう実物大のリアルな〝恐竜モニュメント〟を設置し、最新の学説に基づいて恐竜が生息していた時代をジオラマ風に再現するという「恐竜の森構想」に着手することとなったのです。

恐竜モニュメント完成記念式典(2015年3月29日)

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プテラノドンと巣(岡崎市東公園)

トリケラトプス・ヤング(岡崎市東公園)

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 かつて私達が子供であった頃、名古屋の東山動物園にあるコンクリート製の恐竜を見るために幾度足を運んだことでしょう。あの恐竜がきっかけで生物学や考古学の道を選んだ人もいますし、造形への目を開かれた方もいると聞いております。
 確かに大人にとっては単なる大きな造形の一つに過ぎないのかもしれません。しかし子供達の目には、もはや大人の目には映らなくなってしまったものが見えているのです。そうしたものが、今後、彼らが生きていく上で何らかのイマジネーションやインスピレーションのきっかけとなることを期待するものであります。
 実物大の恐竜を大空の下で、森の中にいる自然な姿で子供達に見てもらいたいというのがこのプロジェクトの主旨です。「恐竜の森構想」は、当初10年位かけてゆっくり実現して行こうと考えていたものですが、篤志家の方の御好意によってこのような形で完成式典を迎えることができたことに大きな感慨を覚えます。

 今回の展示は全体計画の第一歩でありますが、東公園の施設の充実を図ると共に、次世代を担う子供達がそれぞれに想像力を高め、夢をふくらませることができ、また親子共々楽しめることを目的としております。
 東公園に展示してある恐竜モニュメントは、最新のデータに基づいて造られているものです。しかし恐竜研究の分野も科学技術の進展と共にこのところ日進月歩で進んでおり、毎年50種以上も新種の恐竜の発見が続いているそうです(BBC『最新科学でよみがえる恐竜たち』)。最近では恐竜の体の色や模様まで解析する研究が進められており、将来は鳥のようにカラフルな色調の恐竜が製作されることになるかもしれません。ひょっとすると、岡崎の恐竜達も次に改修や手入れをする時には違う色で塗り直さなくてはならないかもしれません。子供さん達には、そうしたことをしっかりと覚えておいてほしいと思います。
 今回、完成した恐竜の展示を改めて見直してみて、小さな子供達だけのトリケラトプス(角竜)にお母さんがいないことが気になりました。早く造りたいとは思いますが、またどなたか一頭プレゼントして頂けるとありがたいのですが・・・。

内田康宏

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 ともかく記念式典には地元の根石小学校、根石保育園の良い子の皆さんはじめ多くの御来賓、マスコミ関係者の方々の御参集を頂きました。さらにオカザえもん、ワルザえもん、ルネサンスくん、そして紅一点で頑張ってくれた「2015観光大使おかざき」の須貝美咲さんにも改めて感謝申し上げます。
 今後一人でも多くの皆様に東公園に御来園を頂き、この実物大の恐竜モニュメントを実際に自分の目で見、触れて、何かを感じてほしいと思います。そして恐竜達が生きていた時代を想像することを通して、子供達にそれぞれの夢の出発点を見つけて頂くことを期待しております。

 最後に、この恐竜モニュメントの完成に対し、様々に御協力頂いた皆様方に重ねて御礼申し上げると共に、今後の施設の拡大と将来の発展に対しましても、引き続き皆様の御理解と御支援を賜りますことをお願い申し上げます。

恐竜モニュメント完成記念式典(2015年3月29日)

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2015年1月14日 (水)

平成27年 岡崎市消防出初式と成人式

岡崎市消防出初式(2015年1月11日)

 1月11日(日)、今年も晴天に恵まれ、乙川河川敷にて「岡崎市消防出初式(でぞめしき)」が行われました。川沿いの寒さには厳しいものがありましたが、おそろいの新調されたコートが出初式に新たな美観を添えてくれたような気がしたのは、私ばかりではないと思います。
 次には「婦人自主防災クラブ員」の皆さんのコートも考えなければと気づきました。おかげ様で当日は迷子も出るほどの盛況でしたが、これからもさらにショーアップされた出初式を開催していきます。

岡崎市消防出初式(2015年1月11日)

岡崎市消防出初式(2015年1月11日)

岡崎市消防出初式(2015年1月11日)

 昨年を振り返りますと、8月には広島市北部で集中豪雨による土砂崩れが発生し多くの人命が失われ、甚大な被害が発生しました。9月には長野県御嶽山の噴火により戦後最悪となる火山災害の犠牲者が出ており、本市からも16人が緊急消防援助隊員として出動し、過酷な環境の中、必死の捜索活動に従事しました。11月には長野県北部で震度6弱の地震が発生し、住宅27棟が全壊しました。
 幸い本市においては大きな災害はありませんでしたが、南海トラフ巨大地震の発生が危惧される中、防災・減災対策を執り進めていくためには、地域住民の皆様の強い結びつきと地域の安全・安心の担い手である消防団員、婦人自主防災クラブ員の皆様のさらなる連携が必要であると考えます。
 来年度、平成27年度からは、自主防災の要である岡崎市防災防犯協会連合会の業務を市長公室防災危機管理課の所管とし、地域住民の方々による減災への取り組みをより一層支援してまいりたいと考えております。

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 今年も伝統のはしごのりの前に、グレート家康公「葵」武将隊の演武が行われました。また、「OS☆U」のお嬢さん方やオカザえもん、岡崎miso娘の皆さんにも来て頂きました。さらに、昨年から始まった「家康公四百年祭おかざきPR隊」のトラッシュスター、岡崎応援キャラクター隊にも活躍してもらいました。

 表彰の栄に浴された方々の長年にわたる消防防災活動に対して、ここに改めて敬意を表します。また、御臨席頂いた各学区の防災防犯協会長さんをはじめ、多くの防災関係者の皆様におかれては、日頃、地域の防災・防犯活動に多大なる御尽力を頂いていますことに、深く感謝申し上げます。

岡崎市成人式(2015年1月11日)

岡崎市成人式(2015年1月11日)

 午後からは、場所を中央総合公園に移して成人式が行われました。自分の子供達より年下の年代が成人を迎えたことに対し、時代の移り変わりをひしひしと感じております。
 もう10年もすれば我々の世代もリタイアして、次の世代にこの岡崎と国の運営を完全に任せることになるものと思われます。バトンを受け渡すその日まで、より良い岡崎の建設に邁進したいと考えております。

―当日の挨拶―
 市長の内田です。新成人の皆さん、本日は誠におめでとうございます。
 岡崎市の未来を担う3,927名の方々が晴れて成人となられたことを、心からお慶び申し上げます。
 本日の成人式は、新成人の皆さんをお祝いするとともに、皆さんが大人になられたことを自覚して頂き、激励するために開催しております。皆さんには、成人になられることで、政治に参加する選挙権が与えられます。これからは、政治や経済、社会への感心を今まで以上に深めて頂き、より良い岡崎、より良い日本を築いていくため、大人としての自覚と責任を持って行動していかれることを大いに期待しております。
 岡崎市では、この1月より「家康公四百年祭」がスタートしました。また来年、平成28年は本市の100歳の誕生日にあたる、市制施行100周年という記念すべき年となります。
 次世代を担う皆さんには、本市の市政運営にも関心を持って頂き、ともに岡崎をより良くして頂きたいと思いますので、よろしくお願いいたします。本日を「新たな人生のスタートの日」として、大きく飛躍されることを期待いたしまして、私からの挨拶といたします。

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平成30年 岡崎市消防出初式 (2018.02.05)

平成28年 消防出初式・成人式・寒中水泳 (2016.01.22)

平成26年 岡崎市消防出初式と成人式 (2014.01.17)

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2014年11月29日 (土)

原付バイク・ご当地ナンバーについて

 今週、11月25日、市制100周年事業の基本構想と実施事業案を発表いたしました。記念事業のタイトルも、このたび「新世紀岡崎 飛躍祭」と決定しました。平成28年(2016年)7月1日に岡崎市は100歳の誕生日を迎えます。飛躍祭は〝100歳〟をかけた言葉として選ばれました。皆様よろしくお願い申し上げます。


 最近、各地で様々なデザインの〝原付バイク・ご当地ナンバー〟がつくられている。地元の名産品や有名な風景、観光名所に加え、地元のゆるキャラを大写しにしたものなど、それぞれ工夫が凝らされている。
 本市においても市制100周年記念事業のひとつとして、平成28年7月1日からの交付を目指して岡崎独自のオリジナル原付ナンバープレートの導入を検討している。
 この話は去る9月の議会の頃に担当者から提案を受けたことであるのだが、その時何気なく私が「岡崎の場合、オカザえもんを上手に使うといいネ」と言っておいたところ、下記のようなデザインが上がってきた。

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 まだ本決まりではないが、オカザえもんは好き嫌いもあるので、デザイン付きのものとそうでない旧来と同じナンバーのみのもの、それぞれつくることになる予定である。また、継続するものとなるか100周年記念限定にするか未定である。限定となれば将来プレミアがつくことになるかもしれないとも思うが、地方創生の意味も含めて各地で様々なアイデアが出されていることが分かり、大変興味深いものである。
 以下は私が描いた個人的アイデアと、他の自治体の実例である。参考までに載せておきます。

内田の案

ご当地ナンバープレートA案(内田康宏)

ご当地ナンバープレートB案(内田康宏)

ご当地ナンバープレートC案(内田康宏)

各自治体の実例
(愛知県蟹江町、福島県須賀川市、栃木県佐野市、富山県富山市)

ナンバープレート(愛知県蟹江町)

ナンバープレート(福島県須賀川市)

ナンバープレート(栃木県佐野市)

ナンバープレート(富山市)

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2014年10月14日 (火)

オカザえもん巨大ロボ、再展示へ

オカザえもん巨大ロボ

 先日、岡崎公園多目的広場で初お目見えした「オカザえもん巨大ロボ」の再展示が、このたび正式に決まりました。御案内申し上げます。

 オカザえもん巨大ロボは、当初3日間のイベント用にと安価な予算で製作したものであったため、素材が弱く、縫製も両面テープのみであった。繰り返しの使用には耐えられず、長期の屋外展示は不可能であった。台風の接近に伴い、強い風雨にさらされることも予想され、当初予定されていた十王公園(岡崎市役所西庁舎前の公園)での展示は見送られることとなった。
 上半身はバルーン型となっており、常にコンプレッサーを使って送風を続けなくてはならない構造となっているため、電源は不可欠となってくる。また、全高8メートル、全幅4メートル、奥行1.5メートルという大きさに加え、半分バルーン製とはいえ、総重量が300kgもあるため屋内でも設置できる場所は限られてしまうのである(なお今回は動かない)。
 そこで担当部署において再整備を行い、場所を図書館交流プラザ「りぶら」1階とし、展示が可能となった。
 展示期間は、「おかざきコウエンナーレ」最終日の4日間である10月30日(木)~11月2日(日)を予定している。11月1日、2日の週末は、「岡崎城下 家康公秋まつり」(旧・秋の市民まつり)と「岡崎ジャズストリート2014」の二つのイベントが開催されることとなっている。

 先日ロボットの実物を見ることのできなかった小さなお子さんやオカザえもんファンの皆様に御覧頂ける機会となりますことを願っております。
 今振り返ってみますと、得体の知れない不思議な物体であったオカザえもんが、今このように文字通り大きく育ったことに対し、市民の皆さんの温かい御支援と御理解に改めて感謝と御礼を申し上げるものであります。どうぞこれからも、オカザえもんと岡崎市をよろしくお願い致します。

岡崎市図書館交流プラザ「りぶら」

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2014年9月25日 (木)

オカザえもん・巨大ロボプロジェクト

オカザえもん巨大ロボット、ルネサンスくん

 9月23日(火)、市民会館で行われた第51回吹奏楽祭での挨拶の後、話題の「オカザえもん巨大ロボット」の出来を確かめに岡崎公園多目的広場まで出かけてみた。
 台風の接近中にもかかわらず青空の下、高層マンションを背にして立つ、高さ8メートルのロボットの姿はなかなかの迫力である。すでに周りは小さな子供さんと付き添いの家族などで一杯であった。
 オカザえもんロボットは一見すると手足は「マジンガーZ」、体は「鉄人28号」、顔は「ゲッターロボ」というかつてのマンガのロボットの合成のような感じがしなくもなかった。
 事前説明では「歩く」と聞いていたのだが、実際は「足が前後に動く」だけのことであり、ロボットを乗せた台座を引くことで前に進む仕組みとなっていた。

オカザえもん・巨大ロボプロジェクト

オカザえもん・巨大ロボプロジェクト

オカザえもん・巨大ロボプロジェクト

 私が「なんだかサギ商法みたいな話だね」と言ったところ、担当者は頭をかいていたが、これでも子供が喜んでくれるならば良しとするべきかとも思う。
 岡崎公園でのイベント展示は21日からの3日間であるが、この後市役所の北側にある十王公園でしばらくの間展示されるそうなのでお楽しみ下さい。台風の接近があるため屋内展示も検討したのであるが、高さ8メートルということがネックとなり、十王公園になったとのことである。(追記。その後、設置場所は「りぶら」1階に変更になりました。)

ルネサンスくん

 なお当日は、オカザえもん、ワルザえもんに続く、斉と公平太氏の手による第三のキャラクター、岡崎市のシティプロモーションのロゴマークをモチーフとした「ルネサンスくん」の登場もあったが、巨大ロボットの影にかすんでいたようだ。鬼太郎の目玉のオヤジが結膜炎を起こしたようなニューキャラがどこまで知名度を上げるか見物(みもの)である。
 皆さん、新人もよろしくお願いします。 (つづく

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