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2022年6月

2022年6月28日 (火)

新緑の集い(5/28)”御礼報告

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   5月28日(土)多くの市民の皆様の御来会を得て、3月から準備をしてきました「内田康宏をかこむ新緑の集い」を盛会裡に開催することができました。御協力を頂きました皆様方に心から感謝申し上げます。
 先回の市長選から1年半の時が経過し、一度は政治生活の継続を断念しかけた私でありましたが、全市各地の皆様方の御激励、御支援のおかげをもちまして、再起の歩みを再開しております。ただただ感謝の気持ちで一杯であります。
 これまで、県議のころより毎年2月に行ってきた「新春の集い」がコロナ・ウイルスの影響もあって2年続けて開催できませんでした。本年は5月の新緑の時期に時を移して、場所も中総から市民会館に替え、飲食の提供も控え、簡素化して行わせて頂くこととしました。
 市民会館での後援会の大会・開催は初めてのことであり、これまでの中央総合公園体育館での会とは勝手も違い、様々な手違いがありましたことをおわび申し上げます。
 ことに駐車場の不足は否めない事実であり、当日あてにしていた篭田公園の駐車場も各種イベントと重なり、十分に機能しませんでした。駐車できずにお帰りになった方も少なからずおみえになったと聞いております。御参加頂いた皆様方に重ねて御礼申し上げると共に失礼の段、伏しておわび申し上げます。
 御報告が遅れましたが以下、当日のあいさつです。


  皆様こんにちは。 本日は土曜日の午後という貴重なお時間にも係りませず、満堂の御参会をたまわり心から御礼申し上げます。 また来賓の先生方におかれましては、御多用中、本当にありがとうございました。
 一昨年の選挙以来、一年半を経過しておりますが、私自身の力足らずのせいで多くの市民の皆様方に御心配、御迷惑をおかけしておりますことをおわび申し上げます。
 これまで、選挙前・選挙中に引き続き選挙後もコロナ・ウイルスの影響により後援会としての活動は思うにまかせませんでした。一部地域において昨年中、役員会まで開催して頂きながらあいにく緊急事態宣言、まんえん防止法、そして秋には国政選挙も行われ、独自の後援会活動は休止状態となってしまいました。
 しかし、私個人におきましては、この一年半は久しぶりに十分な思索の時間をもてました。現職中に購入しながら読めなかった書籍に加え、様々な皆様からたくさんの図書が届けられました。そうした読書を通じて、新たな知識を得ると共に、これまでの出来事を改めて思い返すことができました。
 そのおり、旧約聖書の「コヘレトの言葉」の章の中の「時の詩」に目が止まりました。その詩では「天の下ではすべてのことに時節があり、すべてのできごとに時がある」と説いていました。「生まれる時と死ぬ時」「泣く時、笑う時」「戦う時、平和の時」「進む時、退く時」…そうした言葉が20項目ほど書かれておりました。
 私は、その詩編を読み進む内に、今回の敗北は1つの運命であり、この際ここで潔く身を引くことも政治家としての生き方かもしれないと思ったのです。
 その後そうした思いを胸に、支援者の皆様のお話しをうかがって歩く中、それぞれの皆様から元気づけられ、励まされるだけでなく、今回の敗北をまるで我ことの様に悔しがり再起に向けての決意を述べられる多くの皆様の声に接し、心うたれるものがありました。一時、弱気になりかけていた私ではありましたが、そうした善意の熱意ある支援者の方々の心に触れる中、「いたらぬ私ではありますが、そうしたお声をかけて頂ける限り、今一度ガンバッて挑戦してみよう」という決心が芽ばえてきました。
 実際に具体的な動きとなりましたのは今年になってからでしたが、3月の末に選挙後3回目の連合役員会を行い、本日の“新緑の集い”の募集活動を始めさせて頂くことができました。
 そして、その結果「私にはまだこんなに多くの味方がいる」ということを改めて気づかされ、大きな勇気を頂くことができました。
 本日の開催のために市内各地において御尽力頂きましたお一人お一人の皆様に、改めて心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
人は大きな失敗にみまわれた時、後ろ向きの心のあり方となりがちです。私は、今回の挫折はもう一度自分の人生を見直し、さらに良い形で前進するために神仏から与えられた啓示であると思い直すことにしました。
もとよりこれまでの二期8年にわたる私の市政は、岡崎市のあるべき姿を願って全力で取り組んできたものであります。先達の智恵と経験を十分にふまえ、さらに多くのまちづくりの専門家、市民代表の意見を加えて練り上げた政策によるものばかりであり、きわめて民主的なものであったと思っております。
選挙においても、けっして後援会頼みではなく、400回を超える自由討論を含めた“市民対話集会”を行っております。望まれれば小学校、中学校へも足を運び、市内の全高等学校、三つの大学においても同様の対話の機会をもちました。
ここまでやっている市長は全国に他に無いものと自負しております。
他にマスコミを活用した政策・P・R、インターネットにおける多くのブログの配信、岡崎市の公報のあり方についても、どこにも負けない工夫をしてきたつもりです。
しかし、時は我々に味方せず、コロナ・ウイルスのまん延による社会情勢の変化の中、そうした努力が十分な効果を発揮することがありませんでした。
逆に組織を持たない相手方のゲリラ的な大衆戦略と新しい情報システムを駆使した戦術によって足元をすくわれてしまう結果となってしまいました。
本日、皆様にお配りしたパンフレットは当時のものですが、あれほどたくさん配ったはずなのに「全く見ていない」という声も多くありました。いずれにせよ、先回私はそうした中途半端な選挙をやってしまったのです。また、相手が選挙活動中も東京への陳情要望活動に追われ、現職ゆえの仕事をしながらの選挙となり、十分な街宣活動ができなかったことも反省しております。そのような、私の至らなかった点を十分に反省し、この度新たに加わってくれた、本日の石本講師のような若い仲間達の知恵と力を借りながら、次のチャンスに向けて準備を始めております。
これまで皆様の御理解のもとに行ってきた市政によって、岡崎市の新たな骨格はできつつあります。堅実な「モノづくり産業」によって支えられてきた「豊かな地域」を、独自の「歴史資産」と市の中央を流れる二つの川、山々の「美しい自然」を活用することによって、より質の高い「福祉・文化都市」を目指します。さらに、その流れを観光産業に結びつけることによって、岡崎市はより素晴らしい都市に成長することができます。先日、スイスのダボスで行われた国際会議では、これからコロナ後の国際交流時代において№1の観光資源を持つのは日本であると認識されたことも明るいニュースであります。
すでに市の南部は藤田医科大学病院の誘致が切っ掛けとなり、“新たなまちづくり”が始まっております。東部は2025年のアウトレットを中核に区画整理も始まります。北部では、新たな拠点整備計画に加え、岩津・松平の遺構、細川氏などの歴史を活用した独自のまちづくりが考えられております。西部・矢作地域は、国や県、及び周辺自治体との連携をより高め、地元の要望も高い南北道路の整備を進めます。その上でしっかりとした基盤整備を行わなくてはなりません。そうして地域の目玉となる施設や民間事業の誘致ができる様になります。隣接する安城、豊田という有力自治体の存在は矢作の“強み”となります。
そしてもう一つ、市域面積の60%を占める額田の中山間地域を、ぜひとも市民の憩いの空間として有効活用したいと考えております。
すでに在職中に具体的な民間のプランをいくつも頂いており、ぜひそうしたものを実現したいと思っております。そうして山間地への人の出入りを増やすことにより、関連する働きの場ができます。今、外に出ている地元の若い人も戻ってくることができます。もちろん新たな工業団地計画も行います。全市の公園の整備に額田の間伐材を活用した高齢者と子供達のための施設整備をする約束も忘れておりません。
そしてもう一つ、本日ここに来て改めて自確しましたが、北の駐車場を2階建て3層に立体化し、駐車台数を倍増させたいと思います。そうすれば、そのまま二階からアオイホールに入れる様になります。
まちづくりというものは、どこまでやったら完成ということはありません。私は、私の時代になすべきまちづくりを完成させなくてはなりません。次の時代には、また新たな視点をもった新しい担い手にまちづくりのタイマツの火を手渡してゆきたいと思います。
いずれにせよ、中途半端に断ち切られてしまった『夢ある新しい岡崎』の実現に向けて、全力で邁進する覚悟であります。
もうあと2年半の有余となっております。これからも時をムダにすることなく、より計画的に活動を積み重ねて参ります。
今さらですが「政治家にとって一番大切なことは実現できる公約をうたい、一日も早くそれを実現してゆくことです」できないことを言うのは詐欺です。
これまで、長年積み重ねてきた東岡崎駅の再開発もようやく形が見えてきました。“家康公400年祭”以来何度もNHKに要望・陳情を重ねてきた大河ドラマも、来年度「どうする家康」として実現するはこびとなりました。
しかし、残念ながら今後のことを考えた時、共産党と手を結んだ現市政では国や県からまともに相手にされることはありません。
 これからの岡崎市政の一日も早い正常化を目指し、再起をかけて全力を尽くします。どうぞ、市民の皆様の今一度の御支援、御厚情を賜りますことをお願い申し上げ、本日の私の決意表明のごあいさつとさせて頂きます。
どうぞよろしくお願い申し上げます。


 当日は多くの国会・県会・市会議員の先生方の御来会を賜りましたことを重ねて感謝申し上げます。

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