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2020年7月

2020年7月31日 (金)

令和元年度決算の概要について(7月20日発表)

Pressconference202007201

 令和元年度の決算が確定いたしましたので、その概要につきまして、ご報告申し上げます。

 まず、一般会計の決算の概要について、ご説明します。
 令和元年度の一般会計の決算を端的に申しますと、“健全な財政状況を維持している”ということであります。
 利益にあたる「純剰余金」は、42億3,881万円の黒字、貯金にあたる、「財政調整基金」の令和元年度末の残高は、目安としている100億円を上回る、119億8,916万円となりました。「純剰余金」約42億円のうち、25億円は、今後の財政需要に備え、「財政調整基金」へ積み立てることで、新型コロナウイルス感染症対策のための、取り崩しにも対応していきます。
 また、借金である「市債残高」は、迅速な対応が必要であった、すべての小中学校へのエアコン整備に、市債を28億円活用したことなどにより、前年度と比較して、20億円の増となる625億4,261万円となりました。

 それでは、歳入・歳出の概要をご説明いたします。
 歳入は、1,374億2,383万円となりました。特に、歳入全体の52%を占める市税は、固定資産税などの増により、前年度対比101.2%、8億1,727万円増収となる、712億9,775万円と過去最高額となりました。

 次に歳出であります。
 令和元年度は、市長就任以来、取り組んできた事業の成果が、本市の新たな顔として目に見える形となる年度であることから、「夢ある新しい岡崎を実現する予算」と位置付けました。
 社会基盤整備、災害対策、公共施設の保全といった、良好な生活環境の創造や社会保障など、市民福祉の向上を図るなど、将来にわたり成長する持続可能なまちづくりを進め、まちの活性化や魅力を創出する施策を展開してきました。予定していた事業を着実に執行したことにより、歳出決算額は、過去最高となる、1,311億6,555万円となりました。

 目的別の決算額を見てみますと、福祉分野の支出となります民生費が、歳出全体の34%となる、451億1,359万円と最も大きく、次いで土木費、衛生費、教育費、総務費の順となりました。
 性質別の決算状況を見てみますと、社会保障制度の一環として、生活を維持するために支出される経費である扶助費は、全体の22%を占めており、290億1,019万円となりました。道路や橋りょうなど公共土木関係施設、学校等文教施設、消防設備などの建設事業に要する経費である普通建設事業費は、280億154万円となりました。福祉や医療、防災や教育といった基本施策は、しっかりと取り組みながら、インフラの整備や公共施設の建設など、投資的な事業もバランスよく実施できていると思っております。

Fujita202004042

 主な事業といたしましては、令和2年4月に開院しました「藤田医科大学・岡崎医療センター」の整備に対する、救急医療拠点施設整備支援業務、医療機関併設型の病児保育施設整備に対する補助業務、ペデストリアンデッキ、東岡崎駅前広場、明大寺交通広場の整備や北東街区有効活用事業を進めている名鉄東岡崎駅の周辺地区整備、優れた景観と魅力的な水辺空間を活かした、都市空間を創出していく乙川リバーフロント地区整備、住宅に困窮する低額所得者へ良好な居住環境を提供するため、老朽化している平地荘の建替え、早急な対応が必要と判断し、全ての小中学校の普通教室等へのエアコン設置を進めた小中学校の校舎改修などを執行しました。
 以上が、一般会計の決算の概要であります。

Pressconference20207202

 令和元年度は、本市の新たなシンボルとして、東岡崎・駅前北東街区に徳川家康公の生誕の地、岡崎にふさわしい、「若き日の徳川家康公像」が完成した年度でもあります。制作費に迫る1億円を超える寄附が、多くの企業や個人の方から寄せられたことが何よりも嬉しく、岡崎人の真心によって建てられた像であると感謝しております。
 また、本市の玄関口である東岡崎駅・JR岡崎駅のペデストリアンデッキを含めた駅前整備、乙川の清流を活かした遊歩道や桜城橋を始め、多くの事業が、次々と実現を迎え、本市の景観や人の流れが大きく変わってまいりました。

 私は、常々「モノづくり」の岡崎に続く「観光産業都市」岡崎の建設をうたってきましたが、原点はあくまで、住んでいる人が楽しく快適に安心して暮らせるまちづくりであります。
 このように多くの事業を展開していく究極の目的は、岡崎市民、ことに子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築きあげることであります。ハード整備が進んでまいりましたが、あくまでプロセスの一環であり、まちづくりはこれからが本番であります。その目的のため、今後も引き続き、皆様方のお力添えをお願い申し上げます。

 また、令和元年度決算では、過去最高額の市税収入となりましたが、新型コロナウイルスの感染拡大が長期化することが懸念されています。
 今後も、市民の暮らしを守るための施策を、最優先に取り組む一方で、魅力ある持続可能なまちづくりを進めていくために、社会経済情勢の変化などに留意しつつ、中長期的な財政収支の見通しを持って、安定的な財政運営の取り組みを推進してまいります。

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2020年7月27日 (月)

第73回中学校市長杯総合体育大会

Ryuhoku202007191

 7月19日(日)、開催が危ぶまれていた中学生の市長杯が教育関係者をはじめとする皆様のご尽力により開催されることとなりました。5月の中学総体の中止決定によりがっかりしていた中学生の皆さんに、新たな挑戦と思い出作りの場を提供したいと願い、開催を決定しました。
 また、本大会は龍北総合運動場のグランドオープンを祝う大会としても開催したものであります。当日の子供達、父兄、関係者の喜びの声を耳にするにあたり、本当に開催できてよかったと思っております。
 ご協力いただいた関係者の皆様に重ねて御礼申し上げます。
 以下、当日の陸上競技の開会式での挨拶文を掲載します。


 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏であります。
 本日、新しく整備した、この龍北総合運動場で、600人を超える若きアスリートの皆さんにご参加いただき、中学生陸上部の市長杯大会を盛大に開催できますことを、大変うれしく思います。

 新型コロナウイルスの影響により、部活動が制限され、大会等も中止となり、これまでの努力の成果を発揮する機会が少なかったと思います。そのような中、各中学校の選手や保護者の皆様、先生方の希望を受け、競技の運営方法を工夫し、観客数を最小限にするなど、徹底した感染対策のもと、「市長杯大会」を開催いたします。
 また、この龍北総合運動場は、本市のスポーツの拠点として、今月グランドオープンを迎えた真新しい競技場で、本日行われる、この市長杯が、ここで行われる初めての大きな大会となります。
 若きアスリートの皆さんには、これまで積み重ねてきた努力の成果を十分に発揮し、仲間とともに努力と健闘をたたえあってください。
 本日が、皆さんにとって、思い出に残る1日になることを、心から願っております。なお、本日は暑くなりそうですので、水分補給には十分注意して、熱中症にならないようにして下さい。
 最後になりますが、本大会の運営にご尽力いただいた関係者の皆様、そして、いつも温かく子ども達を見守ってくださる保護者の皆様に、心よりお礼を申し上げて、私からの激励の言葉といたします。
 皆さん、頑張ってください。

Ryuhoku202007192


 当日、新しい競技場において、陸上競技4種目、6人の生徒が新記録を出しております。
 なお、生徒代表の六ツ美北中学校生徒の選手宣誓が素晴らしいものでありましたので、併記させていただきます。

宣誓

2年前の夏 先輩たちが懸命に走り、総合優勝し喜ぶ姿を見てこんな風になりたい!と強く感動し、憧れました。
それから2年・・・

今僕たち・私たちは・・あこがれの先輩たちと同じ舞台に立っています。

しかし・・・
コロナウイルスの影響で、思うように練習ができず、大会すら開催されずに終わってしまうところでした。

僕たちの知らないところで、多くの人達の思い、支援によってこの大会が開催されると分かったときには、とてつもない喜びと闘志があふれてくるのを感じました。

今日我々3年生の多くはこの大きな舞台で走り、部活動を引退します。

部活動生活の集大成
喜び・悔しさ・達成感・この仲間と出会えてよかった

そんなすべての思いをその一瞬に懸けて
最高な思い出にすることを誓います。

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2020年7月20日 (月)

令和2年度 岡崎市平和祈念式

Okazakiheiwakinenshiki202007171

 本年度の「岡崎市平和祈念式」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から、規模を縮小して開催しました。7月17日(金)、戦没者慰霊のため遺族会約70人、若干名の来賓の方々にご参列賜り、岡崎市民会館にて執り行いました。当日の私の式辞を掲載いたします。


 本日は、戦没者・戦災死者のご遺族の皆様、並びにご来賓の皆様方におかれましては、ご多用のなか岡崎市平和祈念式にご参列を賜り、心からお礼申し上げます。
 本来であれば、多数の市民の方々にご参列いただきたいところですが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため規模を縮小しております。ご理解いただきますようお願い申し上げます。
 初めに、このたび令和2年7月豪雨においてお亡くなりになられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表しますとともに、負傷された方々を始め被災された方々に心よりお見舞いを申し上げます。

 さて、第二次世界大戦の終戦から75年の歳月が過ぎようとし、戦争を直接知る世代が数少なくなる今日ですが、多くの方々が戦争の犠牲となり、お亡くなりになりましたことは、未来永劫忘れてはならない、深い悲しみの記録であります。
 ここに、日清・日露戦争から先の大戦において、祖国の安泰を願い、家族を案じつつ、戦場に散り、あるいは戦禍に倒れられた方々、そして終戦間近い昭和20年7月20日未明の岡崎空襲による280名ほどの犠牲者を含む、多くの本市における戦没者及び戦災死者に対して謹んで哀悼の意を表します。また、最愛の肉親亡きあと、幾多の苦難を乗り越えてこられたご遺族のご心労は察するに余りあり、痛恨の思いを禁じ得ません。
 戦後本市は、先人のたゆまぬ努力により、みごとに復興を果たし、今月1日には市制施行104周年の日を迎えることができました。

 ただ今取り組んでいる本市の新型コロナウイルス感染症の対応についてですが、市民の命と健康を守ることを最優先に、総額450億円を超える財政出動を行い、必要な措置を講じてまいりました。
 さらに、感染の第2波、第3波の到来に備え、PCR装置を増設し、検査体制を充実させるとともに、飲食・小売等の事業者に対する支援策としまして、過去最大規模のプレミアム商品券事業を実施いたします。今後も感染症対策を行いながら、社会経済活動を回復するという課題に取り組んでまいります。皆様方に置かれましても引き続き、感染症拡大防止にご協力いただきますようお願いいたします。
 そして、岡崎市民、ことに子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」を目指し、着実な歩みを進めてまいります。

 しかし、こうした歩みは戦争によって心ならずも命を落とされた方々の犠牲の上に成り立っていることを私たちは決して忘れてはなりません。
 悲惨な戦争の教訓を風化させることなく、平和の尊さを次の世代に語り継ぎ、二度とこうした悲劇を繰り返さないことが私たちに課せられた責務であります。
 終わりにあたり、戦没者及び戦災死者の御霊の安らかならんことと、ご遺族並びにご列席の皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げ、式辞といたします。

令和2年7月17日
岡崎市長 内田康宏

Okazakiheiwakinenshiki202007172

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2020年7月16日 (木)

令和2年7月臨時会を開催しました

Okazakicitycouncil202007091

 7月9日(木)に開かれた市議会臨時会に、条例議案1件、予算議案1件を提出しました。
 「岡崎市財産の交換、譲与、無償貸付け等に関する条例」の一部を改正する条例議案と、一般会計7億2,663万8千円増額の補正予算議案はいずれも滞りなく可決されました。

 先日、九州で発生しました豪雨災害により亡くなられた方、また、避難所生活を余儀なくされている方に対しましては心よりお見舞い申し上げます。
 この地域での大雨を受け、本市におきましても、直ちに災害対策本部を設置し、対応しておりますが、引き続き警戒してまいります。

Tokaiaichi20200704


○令和2年度補正予算   補正額 726,638千円

1 歳出  (単位:千円)
予算科目 主な内容 補正額
総務費 山村振興推進事業費 4,620
衛生費 新型コロナウイルス感染症行政検査委託料
情報通信使用料(市立看護専門学校)
30,285
475
商工費 プレミアム付商品券利用促進事業費負担金 525,000
教育費 消耗品費
(小中学校新型コロナウイルス感染症対策用品)
会計年度任用職員報酬
(スクールサポートスタッフ・学習指導員)
108,500

49,159

(補正理由)

・ 額田地域を訪れるサイクリストなどの関係人口と地域住民の協働活動が国の「関係人口創出・拡大事業」モデル事業に採択されたことによる増額補正。

・ 新型コロナウイルス感染症の検査が医療機関において実施可能になったことによる検査委託料などの増額補正及び市立看護専門学校において遠隔授業を実施するために必要となる情報通信使用料などの増額補正。

・ 新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少した事業者の支援として、市独自のプレミアム付商品券を発行するために必要となる事業費の増額補正。

・ 国の第2次補正予算に伴い、学校再開等に際して必要となる学校の感染症対策用品の購入及びスクールサポートスタッフや学習指導員を雇用する必要があることによる増額補正。

2 歳入  (単位:千円)
予算科目 補正額
国庫支出金
(発生動向調査事業費負担金、
学校保健特別対策事業費補助金、
関係人口創出・拡大事業委託金)
74,012
県支出金
(げんき商店街推進事業費補助金、
スクール・サポート・スタッフ配置事業費補助金、
学習指導員配置事業費補助金)
63,787
繰越金(前年度繰越金) 588,839

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2020年7月12日 (日)

岡崎市龍北総合運動場・開場式典

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 7月4日(土)、市民待望の新陸上競技場を併設した「岡崎市龍北総合運動場」が完成致しました。開場式典での挨拶を掲載します。


 本日は大変お忙しい中、ご来賓の皆様方におかれましては、岡崎市龍北総合運動場の開場式典にご臨席いただき、誠にありがとうございます。
 この素晴らしい運動場をお譲りいただきました愛知県知事、大村秀章様はじめ、構想づくりに携わっていただきました。有識者の先生方、工事を温かく見守っていただきました地元総代の皆様方、新型コロナウイルスの感染拡大対策が求められる中、無事、工事をやりとげていただきました皆様方、それぞれの立場から事業を支えていただき、本日、グランドオープンの日を迎えることができました。心から感謝を申し上げたいと思います。

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 この岡崎市龍北総合運動場には、テニスコート、サッカー・ラグビー場、野球場、アーチェリー場や多目的運動場があり、さらには場内一円を巡らせたジョギングコースも整備されております。
 なかでも、陸上競技場は、本市の陸上選手が長年待ち望んでいた全天候型のトラックを備え、インフィールドはサッカーのJFL公式戦が開催可能である日本陸上競技連盟の第3種公認陸上競技場であります。スタンドは約1,000人を、芝生席に約4,000人を、あわせて5,000人を収容することができ、ハイレベルの大会を多くの方々に観覧、応援していただける施設となっています。その他の施設も使用目的に応じた機能が充実した施設ばかりであります。

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 この運動場で、アスリートの方々が限界に挑戦し、全国、さらには世界へ羽ばたいていくことを楽しみにしております。そしてアスリートが力を十分に発揮できるかどうかは今後の施設運営にかかっています。
 これは常々申し上げてきたことでありますが、施設はただ形を作って終わりではなく、出来上がった施設をいかに活用するかが大切と考えており、そういった意味ではこれからが本番であると思っております。
 運営にはついては、龍北スポーツサポート株式会社の皆様にバトンを渡す形になります。この運動場が市民の皆様に末永く親しんでいただけるよう、しっかりと経営していただきますようお願いいたします。またネーミング・ライツを使い、市民からより親しまれるニックネームを採用したいと思っております。
 最後になりますが、岡崎市龍北総合運動場の整備にご尽力いただきました、関係者の皆様に対しまして改めて感謝申し上げますとともに、本日、ご臨席賜りました皆様のご活躍とご健勝を心からご祈念申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。

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2020年7月 7日 (火)

岡崎市制施行104周年記念式・市長式辞

Okazaki100th202007011

 新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため、表彰者の皆様のみの参加とさせていただきましたが、市制施行104周年記念式を市民会館あおいホールにて挙行しました。岡崎市のホームページに掲載した市長式辞をブログでも御紹介いたします。

 市制施行104周年記念式・市長式辞 (令和2年7月1日)


 皆様こんにちは。市長の内田康宏です。
 本来であれば、ご来賓をはじめ、各界各層から満堂のご臨席を賜り、盛大に市制施行104周年記念式を挙行するところですが、新型コロナウイルス感染症の拡大防止を図るため、規模を大幅に縮小して、表彰者の皆様のみの参加とさせていただきました。市勢の進展に多大なる貢献をいただいた皆様には、多くの方々に祝福され表彰の栄に浴されるべきですが、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 さて、本市は、大正5年7月1日に、県下では3番目、全国では67番目に市制を施行してから着実に発展を遂げ、本日104周年を迎えることができました。市制施行当時約3万8千人であった人口は順調に増加し、現在では、10倍の38万7千人を超える中枢中核都市へと発展をとげております。これもひとえに、先人のたゆまぬ努力と市民の皆様方の格別なるご理解とご協力の賜物であると心より感謝を申し上げる次第であります。

 はじめに、本市の新型コロナウイルス感染症の主な対応についてであります。
 本市では2月1日に市対策本部を設置して以来、何よりも市民の命と健康を守ることを最優先に、総額450億円を超える力強い財政出動を行い、必要な措置を講じてまいりました。

 営業自粛要請に応じた市内事業者の皆様には、県と協調した支援に加え、本市独自の制度を創設して、協力金をお支払いしております。
 また、経済振興部に事業者・相談窓口を設置し、助成金や融資など総合的なアドバイスを行い、本市の発展を支えている事業者の皆様からの御相談に対し、きめ細かな対応ができるよう体制を整えております。
 また1人10万円の特別定額給付金につきましては、迅速な支援が必要な家庭には早期特別申請窓口を設け、5月下旬から振込みを開始いたしました。引き続き、市内16万5千世帯に確実にお支払いできるよう、全職員一丸となって努力しておりまして、現在、9割以上の世帯から申請があり、既に7割を超える世帯の皆様への振込み手続きを終えております。
 このほか、一人親世帯に対する臨時特別給付金につきましても、速やかな給付に向け準備を進めております。

 学校教育については、今年3月から小中学校を臨時休業しておりましたが、県内では最も早く、5月21日から学校を再開し、6月から通常授業を開始いたしました。
 この通常授業に先立ち、段階的に登校人数を増やし、子ども達や保護者の不安を払拭すると同時に、徐々に学校に慣れていただくよう、配慮いたしました。
 今後は、夏休みを短縮して授業日数を増やし、学習指導員やスクールサポートスタッフの配置、感染症対策物品の購入など教育環境の充実を図り、子ども達の学びを保障することに努めてまいります。
 さらに今年度中には、全小中学生の1人1台の端末整備の実現を目指し、危機管理時においても安心して授業が可能となる、岡崎版GIGAスクールの実現を目指してまいります。

 今回の非常事態にあたり、感染予防の最後の手段として、国全体に外出の自粛が強く要請されました。社会経済活動に大きな影響を与える外出自粛要請の前段階で感染を抑えるためにも、保健医療体制を強化していく必要があります。
 岡崎市保健所では、新型コロナウイルスの感染拡大の第2波、第3波の到来に備えてPCR装置を増設し、当初の5倍にあたる、1日最大40人分の検査ができる体制を整えております。今後、検査件数が増加した場合においても、迅速かつ確実に検査を実施し、早期に感染を把握することができます。これは保健所を有する中核市・岡崎ならではの強みであります。

 そして今回、外出自粛の影響から売上げの大半が失われた、飲食・小売等の事業者に対する新たな支援策としまして、総額18億円を超える、本市としては過去最大規模のプレミアム付き商品券事業を実施することとし、7月の臨時市議会に関係予算を計上いたします。
 この商品券事業は、本市のほか、商工会議所、六ツ美商工会、ぬかた商工会、観光協会との公民連携による実行委員会を設立し、地域一丸となって実施したいと考えております。
 10月の商品券販売開始に向けて準備を進めてまいりますので、皆様には商品券を利用していただき、市内の事業者に対する支援に御協力をお願いいたします。

 また、新型コロナウイルス対策と並行して、地域医療を担う市民病院の機能も充実しております。
 がん医療・高度急性期医療の充実を進める市民病院では、がんの転移や再発診断などで活用するほか、がんを早期発見するため、PET-CT検査装置を、4月から稼働させました。
 同じく4月には、患者の身体的負担が軽減される手術支援ロボット、「ダビンチ」も導入しました。今回豊富な手術経験のある医師を招聘したことにより、予定より早く、第1例目の手術を行うことができました。
 がん診療機能については、愛知病院から市民病院への集約を進めており、乳腺外科の外来機能を5月に愛知病院から市民病院に移行し、外来から手術、入院まで、一貫した治療が行えるようになりました。これからも、最新の検査装置を導入するなど、より安心して検査が受けられる体制も整備し、がん医療機能の充実を図ってまいります。引き続き、患者に寄り添った診療に取り組み、地域住民に信頼され、選ばれる病院となるよう取り組んでまいります。
 民間医療機関についても、2次救急を担う病院を運営する医療法人に対し、民間病院経営維持資金の貸付けを県と協調して行い、市民の安全安心を守ってまいります。

 このように大胆な施策を展開する一方、経済活動が強く制限されたことで、今後市税等収入の大幅な減収が避けられず、かつ、この状況が長期化することが懸念されております。
 しかしながら、本市には、この難局を乗り越えていく、しっかりとしたノウハウがあります。実際、私が就任して以来、市債残高を100億円ほど減少させるなど、健全財政の維持に取り組んでまいりました。
 引き続き、民間資本の誘致を始めとする公民連携のまちづくりを進めるとともに、無駄を省き、過度な借入れに頼らない、堅実な財政運営を行っております。
 令和3年度以降の予算編成も見据え、市民生活の安全・安心を守り、持続可能なまちづくりを進めていくために、今まで以上に事業の必要性・緊急性の精査を行い、安定的な財政運営に努めてまいります。そして、真に必要な事業につきましては、着実に推進してまいります。

 平成30年からPFI事業にて整備を進めてまいりました、龍北総合運動場ですが、今週7月4日にグランドオープンを迎え、翌5日から全面供用を開始いたします。
 長年、本市のアスリート達が待ち望んでいた全天候型の陸上競技場は、スタンド席と芝スタンドにより約5,000人の観客を収容できる上、インフィールドに天然芝を整備し、様々な大会の開催が可能となります。

Ryuhoku202007011

 このほか、硬式野球が可能な野球場、本市初となる人工芝のサッカー・ラグビー場、クラブハウスを備えたテニスコートなども整備され、新たなスポーツの拠点として生まれ変わります。
 また、最初の大きな大会として、7月18日から岡崎市中学校市長杯総合体育大会を開催し、陸上競技の開会式が行われるほか、陸上・全種目の競技や野球、サッカーの試合を行います。
 これまで部活動が行えず、また、大会等が中止となってしまった中学生にとって、この大会は一つの大きな目標となると思っており、新たに生まれ変わったこの運動場から全国、世界へ羽ばたくアスリートが誕生することを期待し、のびのびとプレーして頂きたいと思っております。

 今年度、新たな取り組みとして、高齢者のかたを対象とした、通話・録音装置などの特殊詐欺・対策装置の購入費に対して、補助を開始しております。
 市内の特殊詐欺・被害は増加傾向にあり、全国では、特別定額給付金に便乗した詐欺被害が報告されております。手口は悪質かつ巧妙化しており、その被害者のほとんどは高齢者であります。この装置により、犯人との接触を防止することで、被害の未然防止を図り、市民の皆様が、安心して暮らせるまちとなるよう、より一層力を入れてまいります。

 市民サービスの利便性向上に向けた取り組みといたしましては、この秋、イオンモール岡崎において、新たに市民サービスの窓口を開設いたします。当初は国の施策でもあります、マイナンバーカードの普及・推進のため、市役所の業務時間後や土日、祝日でも気軽に、幅広い層に利用できるようになります。
 その後は、住民票の写しの交付など、利便性が一層向上するよう、取り扱うサービス内容の拡大を検討してまいります。

 これから夏本番を迎えますが、梅雨前線の活発化や気候変動による集中豪雨が心配されます。
 災害への対応につきましては、避難所での感染症対策が重要となっており、現在、マスク・体温計・消毒液など備蓄品の増強を執り進めております。また、いわゆる分散避難を推進するため、ホテル・旅館など民間施設との協定締結や、公共施設の更なる開放により、現状の指定避難所に加えて新たな避難場所を確保するなど、躊躇なく避難できる環境を整えてまいります。

 また、感染拡大防止に向けた取り組みを行いつつ、社会的活動を回復させていくための新たなライフスタイルとして、「新しい生活様式」が推奨されております。
 その生活様式に基づき、市民の皆様に少しでも前向きに過ごしていただきたいという思いを込め、スローガン「スリーハート宣言」を掲げました。我慢することの多い日々ですが、心は密に思いやりや感謝の気持ちで、笑顔を忘れずに、前向きに過ごしていただけることを願っております。

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 さて、私が市政を担当させていただきまして、これで2期7年8か月が経ちました。
 その間、皆様方をはじめ、本当に多くの方々のご理解とご協力のおかげで、若き日の徳川家康公像や桜城橋を始め、全市的に手がけた事業が次々と実現を迎え、本市の景観や人の流れが大きく変わってまいりました。
 私は、常々「モノづくり」の岡崎に続く「観光産業都市」岡崎の建設をうたってきましたが、原点はあくまで住んでいる人が楽しく快適に安心して暮らせるまちづくりであります。
 当然ながら、そうしたまちでなくては、国内はもとより外国からも多くの人が来ることは考えられないからであります。感染症対策のため、ここしばらくは外国からの来訪はあまり期待できませんが、国内観光の需要に対応して参りたいと思っております。

 いずれにせよ、このように多くの事業を展開していく究極の目的は、岡崎市民、ことに子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築きあげることであります。その目的のため、今後も引き続き、市民の皆様方のお力添えをお願い申し上げます。

 最後になりますが、本日の式典では、それぞれの分野で本市の発展に多大な貢献をされました皆様の表彰をさせていただきます。
 表彰の栄に浴されます皆様には、心からお祝いを申し上げますとともに、皆様方とともに本市の栄えある104周年を祝えることに、心から感謝を申し上げます。どうか今後とも健康にご留意いただき、なお一層、本市の発展にご尽力、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 皆様方の、なお一層のご健勝ご多幸を心より祈念申し上げまして、式辞といたします。

令和2年7月1日
岡崎市長  内田 康宏

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2020年7月 4日 (土)

「市政報告」2020年7月版です

市政報告(2020年7月) | 岡崎市長 内田康宏のホームページ

 後援会や各種団体にお配りしている「市政報告」の最新版をホームページに掲載しました。令和2年7月時点における市政報告です。よろしくお願い申し上げます。

 市政報告(2020年7月) | 岡崎市長 内田康宏のホームページ

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2020年7月 2日 (木)

プレミアム付き商品券事業について(6月30日発表)

Pressconference202006301

 6月30日(火)に行った市長記者会見の内容を以下に掲載します。


 本市におきましては、新型コロナウイルス・感染症対策として、これまで、総額450億円に及ぶ、様々な支援を実施しているところです。
 愛知県では第1波が概ね峠を越え、第2波に備えるとともに、「新しい生活様式」を取り入れた社会活動や経済活動の再開が、市民の皆様のご理解とご協力により、一歩一歩、前進しつつあります。これと並行して、国においては、観光消費を喚起する「ゴー・トゥー・キャンペーン」の準備が進められており、人々の移動や消費活動の再開とともに、夏以降、経済回復への動きが本格化してまいります。
 こうした流れを受け、本市においても、日々変化する社会や経済の情勢に即した、効果的な取り組みを検討してまいりました。その結果、春以降、外出自粛の影響から売上げの大半が失われた、飲食・小売等の事業者に対する新たな支援策として、総額18億円を超える、本市としては過去最大規模のプレミアム付き商品券事業を、実施することといたしました。
 また、今回の商品券事業につきましては、本市のほか、岡崎商工会議所、岡崎市六ツ美商工会、岡崎市ぬかた商工会、岡崎市観光協会と連携し、地域一丸となって実施してまいります。
 それでは、その概要について説明いたします。

 今回の商品券の発行総額は、18億7,500万円で、過去に2度、実施した商品券事業の発行総額を上回る、大規模なものを計画しています。
 商品券の種類としましては、プレミアム20パーセント付きの「共通券」と、プレミアム50パーセント付きの「食事券」の2つを用意します。また、それぞれの券において、スマートフォンアプリを使って購入する「デジタル商品券」と、従来型の「紙の商品券」の2種類を用意する計画です。
 スマートフォンアプリを使った「デジタル商品券」は、購入時に窓口で並ぶ必要がなく、密を避ける「新しい生活様式」にも即しており、「キャッシュレス決済」や「オンライン社会」に適した新しい手法によるものです。
 県内では、初の導入となりますので、是非、多くの市民の皆様に、ご利用いただきたいと思っております。
 次に、商品券の販売価格や販売数についてでありますが、「共通券」については、6千円分の券を1セットとして、5千円で販売する計画で、販売数は、デジタル共通券を20万セット、紙の共通券を5万セット、合計25万セットを計画してまいります。
 また、「食事券」については、6千円分の券を1セットとして、4千円で販売する計画で、販売数は、デジタル食事券を5万セット、紙の食事券を1万2,500セット、合計6万2,500セットを計画してまいります。
 販売数としましては、「共通券」と「食事券」を合わせて、合計31万2,500セットの計画であります。

 今後のスケジュールについてですが、まずは、7月臨時会におきまして、関連予算をご議決いただき、その後速やかに、連携する団体との協議を本格化させ、事業の詳細について、詰めてまいりたいと考えております。
 さらに、8月中旬を目途に、商品券事業に参加する店舗の募集を開始し、9月中旬を目途に、20歳以上の市民の皆様から、商品券購入の予約を受け付け、10月中旬より、商品券の販売や店舗での利用を開始できるよう、準備を進めてまいります。
 市民の皆様には、事業者への支援という本事業の趣旨を十分ご理解いただき、商品券をたくさん購入していただけることを期待しております。

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