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2020年2月23日 (日)

令和2年度当初予算案を発表しました

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 2月17日(月)、令和2年度の当初予算を発表しました。一般会計の予算規模は 1,270億8,000万円となり、大きな事業が山を越したため、前年度対比2.3%の減でありますが、過去最大であった令和元年度に次ぐ規模となっております。また、国の補正予算に基づき、令和2年度当初予算の一部を、3月補正予算に前倒し、積極的に国庫支出金を活用して、事業の進捗を図ることとします。

会計名 予算額 前年対比
一般会計 1,270億8,000万円 2.3%減
特別会計 657億5,426万1千円 4.7%減
企業会計 597億6,534万3千円 1.7%減
合 計 2,525億9,960万4千円 2.8%減

 私が市長に就任してこれで2期8年目となりますが、この間、一貫して、岡崎の市民、ことにこども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に、大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」を築き上げるための政策を打ち出してまいりました。おかげさまで、市民にお約束した公約の9割方が完成に向かっております。
 令和元年度には、本市の玄関口である東岡崎駅・岡崎駅のペデストリアンデッキを含めた、駅前の整備、新たな観光名所となっている若き日の徳川家康公像の設置や「オトリバーサイドテラス」のオープン、乙川の清流を活かした遊歩道や、いよいよこの3月22日に開通する桜城橋など本市の新たな顔が目に見えるようになる年となりました。

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 また、初めから常々申し上げてきたことでありますが、私の行っている仕事は、ただ単に形を作って終わりというものではなく、そこに出来上がった空間をいかに活用して、まちに新たな賑わいを生み出すかということが、一番のポイントであると考えております。そうした意味で、これからが本番であると考えております。
 あくまでも根底にあるのは、市民が快適に楽しく過ごせる岡崎にしていきたいという想いであり、そうした意味を込めまして、令和2年度の当初予算案は「市民生活を守り、さらなる賑わいを生み出す予算」と位置付けたところであります。

 それでは、主な事業の概要を申し上げます。
 「生活安心・推進業務」は、犯罪の未然防止策として、防犯カメラ1,000台を設置するため、先日、岡崎警察署、中部電力、NTT西日本と協定を締結しました。令和2年度は、市内の全ての駅の周辺、主要交差点など、市内全域に約450台設置します。

 「特殊詐欺・対策装置・購入補助業務」は、特殊詐欺の手口が巧妙化し、注意広報を繰り返しても被害が後を絶たないことから、65歳以上の高齢者に対し、通話録音を始めとした、対策装置の購入費・補助を実施し、被害の防止を推進してまいります。

 「高齢者・安全運転・支援装置・設置促進事業費・補助業務」は、近年、高齢ドライバーのペダル踏み間違い等による交通死亡事故が、相次いで発生しており、その対策が急務となっております。
 万が一、ペダルを踏み間違えた際の自動車の急加速を抑制する、後付けの安全運転・支援装置の設置を促進するために、65歳以上の高齢者を対象にした新たな補助制度を開始いたします。

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 「救急医療体制・運営補助業務」は、夜間・休日における第1次及び第2次・救急医療体制を確保するために、岡崎市・医師会及び岡崎・歯科医師会が行う救急医療事業に対して、運営費の一部を補助します。来年度からは、藤田医科大学・岡崎医療センターが第2次・救急医療体制に新たに加わることで、24時間、365日対応できる体制が確保されます。

 「高齢者・見守り支援業務」は、超高齢社会の進行にあわせて、認知症高齢者も増加する中、全国的にも話題となりました大府市での踏切事故など、不測の事態に備えるため、新たに賠償責任・保険料を全額市費で負担してまいります。

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 「地域医療体制の充実」ということで、病院事業についてであります。市民病院では4月から、がん検査に威力を発揮するPET-CT検査装置が稼働するほか、5月には、愛知病院で行っている乳腺・外科を市民病院へ移行し、がん診療の強化を図ってまいります。
 さらに6月から、手術時における患者の負担が軽減される手術支援ロボット、ダヴィンチの運用を開始してまいります。そのためのベテラン医師も配置されます。また、市民病院に結核・感染症病床を整備するため、令和2年から3年にかけて既存病棟を改修してまいります。
 今後とも、医療の質の向上、人材の育成に努めながら、良質ながん医療・高度・急性期医療を軸に、医療全般を継続的に提供してまいります。

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 「放課後対策施設・整備業務」は、留守家庭・児童の放課後対策を推進するため、小豆坂学区においては、市営五本(ごほん)松(まつ)住宅・集会所内に、公設民営の「放課後児童クラブ」を整備します。
 また、年々増加する「児童育成センター」の利用希望に対応するため、学校施設を活用して、大樹寺・城南・各学区に児童育成センターを整備します。

 「私立保育園等・園舎建替等・支援業務」は、私立保育園における、増改築に係る建設費等の補助を行っており、「みなみ保育園」の園舎の解体撤去、増改築工事が進められることで、定員が15人増加されます。

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 「豊富保育園・園舎建替業務」は、現在、老朽化した園舎の建替を進めており、令和3年10月の完成を目指して、本格的な工事に移ってまいります。新園舎は、地域の特色も踏まえ、1階建ての木造建築で、170人規模の定員を予定しております。

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 「子ども医療・助成業務」は、すでに本市独自の支援として、15歳まで医療費の無償化を実施しておりますが、入院に係る療養の給付について、令和2年9月から、助成対象を18歳まで拡大することにより、子どもの健やかな成長を支援し、子育て世代の負担軽減を図ってまいります。

 「地産地消・消費者・交流推進業務」は、地名を冠する唯一の食材である純国産鶏「岡崎おうはん」は、肉・卵とも有能な食材でありながら、認知度は低く、流通量も限られている現状にあります。そこで、八丁味噌󠄀に続く岡崎の名物料理、おみやげ品として確立し、新たな食の魅力を創出するため、公民連携により、ブランド化を推進してまいります。個人的には見た目が美しいのでペットとしてもアピールしたいと思っております。

 「観光啓発業務」は、観光産業都市・岡崎を牽引するため、引き続き、オカザえもんはじめ、本市の観光伝道師である「東海オンエア」や、本市出身のマルチ・クリエイター「内藤ルネ」、さらには、昨年11月に新たなシンボルとして完成した、若き日の家康公像などを活用し、効果的で魅力ある情報発信をすることで、全国からの観光客の呼び込みを行います。

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 「観光イベント推進業務」は、4月の「家康行列」におきましては、徳川家康公役として、「仮面ライダー鎧武」で主演を務めた、愛知県出身の俳優、佐野岳さんに特別出演していただきます。
 岡崎の夏の風物詩である花火大会ですが、令和2年度の8月・第一土曜日は、東京オリンピックの開催中となりますので、9月12日に開催いたします。

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 「岡崎駅周辺・整備業務」は、岡崎駅西口・駅前広場を、公共交通と一般送迎用の車両を分離した、利便性が高い駅前広場とするため、再整備の2年目として、西側の歩道、旧中央モニュメント部の歩車道、一般車ロータリーの整備を行ってまいります。

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 「バス路線・対策業務」は、従来の不採算バス路線を始め、4月に開院いたします藤田医科大学・岡崎医療センターへの新設路線に対して補助金の交付を行い、引き続き、市民の足の確保を行ってまいります。
 また、六ツ美中部学区が取り組んでいる、本市では初となるデマンド型の移動手段につきまして、10月の実証運行の開始を目指し、支援してまいります。この他にも、高齢者や運転免許証を自主返納された方への支援として、民間バス事業者が行う「高齢者パス」の購入に対する補助を行ってまいります。

 「公園噴水等・整備業務」は、リニューアルされた籠田公園の噴水が大変好評であるため、市民の憩いの場・交流の場となる親水空間の創出を目指し、矢作公園の噴水等の実施設計を行い、整備を進めます。

 「中央緑道等・整備業務」は、QURUWA戦略に基づいたプロジェクトや社会実験との連携により、新たに乙川に架かる桜城橋の橋上広場と橋詰(はしづめ)広場では、休憩所やカフェを設置するなど、民間の力を利用した整備と活用を進めます。

 「乙川リバーフロント地区・整備推進業務」は、かわまちづくりの取り組みとして、殿橋下流・左岸の橋のたもとで、これまで社会実験として取り組んでまいりました「殿橋テラス」について、常設化に向けた整備を進めてまいります。

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 「市営住宅・建替業務」は、ひばり荘、陣場荘、大池荘、大平荘を集約移転して建替えを行い、「(仮称)市営五本松住宅」として、4棟150戸を、令和3年3月の完成を目指し、整備を進めてまいります。また、老朽化の進む市営・大樹寺荘についても、建替えを進めてまいります。

 「児童生徒・健全育成・推進業務」は、不登校・児童生徒への支援として、「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく、自らの進路を主体的に捉えて、社会的な自立ができるよう、新たな不登校支援に加え、児童生徒一人一人に適した、指導・支援を充実させた校内フリースクールを、パイロット校として中学校3校に設置します。

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 「水泳授業・支援業務」は、学校の水泳授業を民間スイミングスクールの施設を利用して行うモデル事業を実施します。小学校1校、中学校1校をモデル校として選定し、小中学校別の効果を検証してまいります。

 「情報教育・推進業務」は、全国的にも極めて先進的な事例であり、本市の独自カリキュラムである「岡崎市プログラミング学習」において利用する小型ロボット教材を各小学校に配備することで、児童が主体的にプログラミング学習に取り組めるようにします。
 将来の岡崎を担う児童の「情報活用能力」や「プログラミング的思考」の資質・能力を高めるとともに、アクティブ・ラーニングによる授業改善の推進や、岡崎版GIGAスクール構想で整備されたタブレット端末等のICT環境の有効活用など、相乗効果も期待されます。

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 「新学校給食センター・整備業務」は、西部学校給食センター、南部学校給食センターが、ともに老朽化が進んでいることから、地元からの強い要望がありました矢作地区を始め、2時間喫食の対応など、必要な条件を満たす候補地に、新たな学校給食センターを整備することで、児童・生徒に、より安全で安心な学校給食を提供してまいります。

 「小学校・附帯施設・改修業務」は、市内各所に1,000台程度の防犯カメラ設置に加え、児童生徒の安全を確保するため、令和6年度までに、すべての小中学校の門に、防犯カメラを設置してまいります。

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 「龍北総合運動場・整備運営業務」は、東京オリンピック開幕直前の7月に全面供用開始となります。この龍北総合運動場は、本市初となる第3種公認・陸上競技場や人工芝のサッカー・ラグビー場を始めとする、質の高いスポーツ施設を備えております。また、東京オリンピック開催中には、コミュニティライブサイトの実施を予定しております。

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 「コンベンション施設・整備業務」は、市有地である「太陽の城跡地」を有効活用するため、現在、PFI事業としてのコンベンション事業に加え、民間事業のホテルと乙川河川緑地の指定管理者の選定を一括で行っております。
 令和5年の春の開業を目指しており、優先交渉権者については近々発表できる予定であります。

  本市では、地域共生社会の実現するための取り組みを推進しており、その一つとして、福祉会館において高齢者や障がい者、児童、生活困窮者など、対象を限らない、ワンストップの福祉・総合相談・体制構築を進めております。
 同時に「社会福祉センター・整備業務」として、現在の勤労文化センターを利活用し、新たな福祉の拠点施設となる「社会福祉センター」を整備するため、建物改修工事や駐車場の整備、周辺道路の整備工事を行い、令和3年4月に供用を開始します。

 「市民生活に関わる予算」として、この冊子に載せてある事業の中から、令和2年度中に完成する施設や新規・拡充する施策を、まとめて掲載しております。様々な分野で各種事業の充実を図っておりますので、既に説明いたしましたものを除いて概要を申し上げます。

 令和2年度中に完成する施設について、ご説明します。
 「中小企業・勤労者支援センター」につきましては、羽根町にあります産業人材・支援センターと、美合町にあります勤労文化センターを機能統合し、令和3年4月にリニューアルオープンするための改修工事等を進めてまいります。
 昨年12月から休館しているせきれいホールは、令和2年度も引き続き、吊り天井の脱落防止対策や老朽化した施設、設備の更新を中心とした改修工事を進め、令和3年3月にリニューアルオープンいたします。
 平成29年度から整備を進めております「総合学習センター」は、多目的ホールを有する教育の拠点施設として、令和3年4月にリニューアルオープンいたします。

 最後に、新規の施策について、ご説明します。
 「性的マイノリティ・電話相談の実施」につきましては、生きづらさや様々な悩みを抱える性的マイノリティに対するメンタルケアを行うとともに、当事者が抱える問題や、求められる支援の把握など情報収集を行います。
 また、「男性相談の実施」については、家庭や職場など、男女を取り巻く社会が変わり、多様化する中で、既に開設されている女性相談に加え、男性相談を開設することで、悩みを抱える男性が相談できる場を提供してまいります。
 「麻しん予防接種費用の助成」につきましては、抗体のない人が感染すると、ほぼ100%発症すると言われている麻しんに対し、免疫が十分でない方を対象に予防接種費用の助成を行い、麻しんのまん延・防止を図ります。

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