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2020年1月

2020年1月16日 (木)

令和2年 岡崎市消防出初式、成人式

1月12日(日)、消防出初式と成人式が開催されました。当日の挨拶を掲載いたします。


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岡崎市消防出初式
 令和2年の輝かしい新春を迎え、心からお喜び申し上げます。
 本日、岡崎市消防出初式を挙行いたしましたところ、ご来賓の皆様におかれましてはご多用の中ご臨席を賜り、心から御礼申し上げます。また、学区総代の皆様をはじめ、多くの防災関係の皆様におかれましては日頃から地域の防災、防犯活動に多大なるご尽力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
 そして先程、表彰の栄に浴されました皆様方におかれましては永年にわたる消防防災活動に対しまして、改めて敬意を表します。

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 さて昨年はこれまでに経験したことがないような暴風・大雨による被害が、全国各地で発生しました。
 近年、台風は益々大型化し、昨年の15号ではライフラインが長期にわたって寸断しました。また、台風19号では1都12県に対し大雨特別警報が発表され、1級河川等の堤防決壊や、住宅地付近で土砂崩れが発生するなど、その被害は甚大でありました。岡崎市では現在も被災地に職員を派遣するなど、支援活動を続けております。
 このように、豪雨災害や南海トラフ巨大地震の発生が危惧される中、地域の防災リーダーであります消防団員や婦人自主防災クラブの皆様方の活躍に大いに期待するものであり、地域住民の強化を図ることはできません。どうか今後とも、更なるご支援を賜りますようよろしくお願いいたします。
 そして、出初式終了後には、もう既にご覧いただいた方もあると思いますが、市民の浄財・ご寄附によって東岡崎駅前に本市の新たなシンボルとして完成した、日本一の高さと偉容を誇る、若き日の徳川家康公の騎馬像をご覧いただくなど、新春をゆっくりお過ごしいただけたらと思います。
 終わりに、本年が災害のない、平穏無事な一年となるように祈念申し上げますとともに、ご臨席を賜りました皆様方のご健勝とご多幸を、心から祈念申し上げまして年頭の挨拶といたします。


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岡崎市成人式
 新成人の皆さん、本日は誠におめでとうございます。新しい年を迎え、希望と輝きに満ちあふれた4,053名の方々が晴れて成人となられたことを心よりお喜び申し上げます。また、ご来賓の皆様におかれましては公私共にご多用の中、多数の方々にご臨席賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
 この成人式は、新成人の皆さんをお祝いするとともに、皆さんが大人になられたことの自覚を高めていただくために開催しております。
 皆さんにはこれから政治や経済、社会への関心を今まで以上に深めていただき、より良い岡崎、より良い日本を築いていくため、常に大人としての責任を持って行動していかれることを大いに期待しております。

 さて、昨年は「令和」という新しい時代の幕開けとともに、本市においても多くの新しいものをお披露目することができました。去る11月2日には、東岡崎駅と直接つながる中央デッキが完成し、もう既にご覧いただいた方もあると思いますが、そこには市民の皆様のご協力により、僅か1年半で1億円を超える浄財を得て、高さ9.5メートルという、日本一の高さと偉容を誇る、若き日の徳川家康公の騎馬像がついに駅前に完成しました。
 私共、岡崎生まれ岡崎育ちの者は、これまで子どもの頃から何度も「岡崎の人間は家康公の生まれ故郷と言いながら、駅前にまともな像一つない」と言われてきましたが、これから皆さんには、もうそんな悔しい思いをさせることはありません。
 この像は単なる観光スポットではなく、駅のホームや電車の窓からも見え、今後末永く岡崎の新たなシンボルになると確信しております。
 そして、19歳で桶狭間の戦いで敗れた家康が再起したことにならい、若い人たちが人生の壁に当たった時に、「困難に立ち向かい、自ら人生を切り開いていく」という精神を学び取ってほしいと思います。
 さらに、東岡崎駅の周辺では「オト リバーサイドテラス」と名付けられた、9階建てのホテルを含む新たな商業施設がグランドオープンし、好評を博しております。そして、人道橋の「桜城橋」も今年の3月末に完成の時を迎えます。
 また、市の東部エリアにおいては、県内初となるアウトレットモールの進出が計画されいおります。
 このように様々な事業を展開していく究極の目的は、いつも申しております通り岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築くためであり、今後もその目標に向け邁進する覚悟であります。
 次世代を担う皆さんには、本市の市政にも関心をもっていただき、ともに岡崎をより良くしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 終わりに、皆さんには自らの活力と若々しい感性でこれからの人生を切り開いていただくとともに、大人として積極的な社会への参加を期待しております。
 本日を「新たなスタートの日」として、大きく飛躍されることを心から祈念申し上げまして、私からの挨拶といたします。本日は誠におめでとうございます。

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2020年1月 1日 (水)

2020年新年交礼会 年頭のご挨拶

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 皆様、明けましておめでとうございます。
 輝かしい希望に満ちた新春を、健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 新年交礼会は本市独自の伝統行事でありまして、正確な始まりの時期は定かでありませんが、昭和3年には岡崎公園で「官民総合新年交礼会」として開催されたという記録があります。
 昭和、平成、令和の3代にわたり受け継がれ、少なくとも93年の伝統を誇り、令和初となる新年交礼会を、岡崎市総代会連絡協議会との共催により開催いたしましたところ、ご来賓の皆様、そして多くの市民の皆様のご臨席を賜り、心から感謝を申し上げます。
 昨年5月に天皇陛下がご即位され、令和の御代(みよ)となりました。天皇・皇后両陛下におかれましては、6月2日に初めての地方公務として本市をご訪問になり、愛知県三河青い鳥医療療育センターをご視察になられました。

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 当日は多くの人々が沿道に駆けつけ、行幸啓(ぎょうこうけい)を温かく、そして盛大にお迎えすることができましたことは、本市にとりましても至上の喜びであり、新時代「令和」の幕開けを象徴する、輝かしい記念日となりました。

 さて、早いもので、市長になりましてから2期8年目を迎えております。これまで私が当初掲げた公約の9割方が実現できていることが望外の喜びであります。一市民としても、ふるさとが目に見えて良くなっていることはうれしいことであります。
 ご臨席のご来賓の皆様、市民の皆様をはじめ、多くの方からご理解とご協力をいただいたおかげでこのように各事業を順調に進めることができましたことに、改めて深く感謝申し上げます。
 よく物事が順調に進み、目的を達成させるためには、天の時、地の利、人の和の、いわゆる天地人が必要であると言われております。まさに今の岡崎に、そうした三つの要素が揃っていたからこそ、各事業が好循環のもとに進めることができたのではないかと考えております。
 就任以来、人口も1万人増加し、工場出荷額も順調に伸びてきたおかげで、市税収入が約70億円増加いたしました。また、財政再建にも努めてまいりましたが、こちらも市の借金を100億円近く減らすことができました。
 そして私が話すと手前味噌になりますが、毎年、国の省庁にも幾度となく足を運び、確実に補助金を獲得できるように努めてまいりました。そうした折、東京の官庁を回りますと、「岡崎はよくやっているね」とよく言われます。殊に国交省では「全国でまちおこしをやっているところは多いが、岡崎のように全市的に5つも6つも同時進行で大きな事業を進めて全て成功しているところは珍しい、国としても注目している」とお褒めの言葉をいただいております。
 岡崎市は健全財政のため不交付団体ですが、国の推進事業を上手に展開してきているおかげで多くの特別補助金が認められており、さらに民間活力を合理的に活用してきた効果が、そうした円滑な事業運営として実を結んできているものと思っております。
 ときに今もリバーフロント計画を「税金のムダ使い」のように批判する方がおりますが、事業費の半分近くは国費が投入される事業であり、これは全国的にも例外的なケースであります。それだけ説得力のある良い仕事であるからこそ、国がお金を出してくれているものと思っております。
 これまで本市が獲得した「行きたいまちナンバー1」「地方再生モデル都市」「中枢中核都市」といった輝かしい実績は、その成果のひとつだと考えております。また国からどれほど予算を獲得してくることができるかということも市長の勤務評定のひとつであると昔から言われております。

 さて、昨年はスポーツにおける明るい話題が続きました。中でも日本中にラグビー旋風を起こした、ワールドカップが開催され、本市出身の田村優選手がチームの司令塔として活躍されました。本市では田村選手が出場した全ての試合でパブリックビューイングなどを開催し、田村選手にエールを送りました。そして大会終了後には、凱旋報告に訪れ、感謝の言葉をいただきました。

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 ラグビーと同じ時期にはバレーボールワールドカップも開催されており、本市出身の石川祐希選手と、石川真佑選手のご兄妹がそろって出場し、ともに大活躍されました。
 そして今年は56年ぶりに日本で開催される東京2020オリンピック・パラリンピックの年であり、多くの種目で本市出身の選手が出場し、活躍が期待されます。
 先月17日には聖火リレーのコースの発表があり、本市では4月7日に大手門から岡崎城、伊賀川、乙川の河川敷を経由し桜城橋までの1.9kmで行われ、岡崎らしさを十分にPRできるコースとなっております。
 また、岡崎市内でこれまで二度の強化キャンプを行っているモンゴルアーチェリーナショナルチームが、昨年11月に開催されたアジア大陸選考競技会でオリンピックの出場枠を個人男子で1つ獲得されました。今年の7月にはオリンピック直前にキャンプが予定されており、市としてもチームの支援や選手との交流を図るなど、オリンピックに向けた機運の醸成を図ってまいります。

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 また、オリンピックのホストタウンになったこともあり、私自身、昨年の7月にはモンゴル国の招へいを受け、かの地を訪問、バトトルガ大統領、ウランバートル市長、経済界の重鎮とも面会し、親交を深めることができました。今後、さらなる交流に努めたいと思っております。

 オリンピック、パラリンピックが閉幕後の11月には、WRC世界ラリー選手権が開催されます。昨年にはテストイベントとして「セントラルラリー愛知・岐阜」が開催され、この中央総合公園も3万人の観客で溢れました。今回のテストイベントにおいて本市のコースは、主催者などから高く評価されており、WRC本番の盛り上がりに期待しております。

 そして、本市北部の龍北総合運動場が、この7月についにオープンします。
 長年アスリート達が待ち望んでいた全天候型の第三種陸上競技場は、天然芝が整備され、陸上競技、サッカー、ラグビー、グラウンドゴルフ等様々な大会が開催でき、約1,000席のスタンド席と芝スタンドにより約5,000人の観客の観戦が可能となります。その他、硬式野球が可能な野球場や、人工芝となるサッカー・ラグビー場など、本市の新たなスポーツの拠点として生まれ変わります。

 50年に一度の大改修として東岡崎駅周辺地区を整備しておりますが、昨年11月に、ペデストリアンデッキの渡り初めと、若き日の徳川家康公の騎馬像のお披露目を行いました。
 家康公騎馬像は、駅のホームや往来する電車の車窓からも眺めることができ、その高さは台座を含めると9.5メートルにおよび、まさに日本最大級となり、本市の新たなシンボルが誕生したと思っております。
 そして、なにより嬉しいのは、総制作費に迫る1億円を超える寄附が、多くの企業や個人の方から寄せられたことであり、まさに岡崎人の愛郷心と真心によって建てられた像であることであります。
 この像は単なる観光のスポットとしてだけでなく、ピンチをチャンスに変え、天下統一と平和な世の中を作り上げた郷土の英雄の姿から「困難に立ち向かい、自ら人生を切り開いていく」精神を子どもたちに伝えていきたいと考えております。

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 また、公民連携事業の民間商業施設「オト・リバーサイドテラス」も同じく11月にグランドオープンを迎え、大盛況を博しております。
 建物は乙川の景観や眺望を満喫できるように配慮され、歴史的な要素を取り入れた落ち着いた品格のあるデザインであります。これまでとは異なり、川に向かって開かれた施設となっており、オープン以来多くの方が訪れ、飲食とともに乙川の景色を楽しまれている姿を目にします。市民にとって待ちに待った駅前の魅力のある賑わいと憩いの空間が誕生したのではないかと思っております。

 続いて、同じく公民連携で進めております、QURUWA戦略についてであります。
 昨年7月には、籠田公園がリニューアルオープンいたしました。新たに設置した四阿(あずまや)やパーゴラの下で語らう様子や、噴水では元気に水遊びをする沢山の子どもの姿を目にすることができました。こうした試みの中で評判が良く、効果的なものは、他の公園でも活用したいと考えており、特に暑い夏が予想される中、子ども達が遊べる噴水については今後、他の場所での導入も計画していきたいと考えております。

 次に、乙川に架かる桜城橋では、現在、額田地区のヒノキを使用した橋の木装化の工事を進めております。桜の開花時期となる3月22日に橋の完成式典と、三世代による渡り初め、さらには、岡崎の石工業の力と技の結晶である、天下の道の徳川四天王像のうち2体のお披露目を予定しております。また、桜城橋の橋上広場と橋詰広場においては、民間の力を活用した整備を行い、来年令和3年3月の完成を目指してまいります。

 経済産業界からご要望をいただき、QURUWA戦略の拠点施設として、太陽の城跡地にコンベンション施設の整備を進めております。ここでは、今まで市内や西三河地域では開催することが叶わなかった1,000人規模の会議や式典、レセプションなどが開催できるコンベンション施設を建設するとともに、それに併設して、「上質なおもてなし」を提供できるホテルの誘致を行ってまいります。令和5年の春の開業に向け、今月末には事業者からの提案が出され、2月末にはいよいよ、優先交渉権者を決定する予定であります。

 これらの施設は、ただ形を作って終わりではなく、出来上がった空間を活用して、いかにまちの賑わい・新しい暮らし方・楽しみ方を生み出すかということが大切と考えており、私はむしろ、これからが本番と捉えています。
 この先、乙川に面する建築物を建て替えする際には、統一した景観デザインを取り入れ、1階部分に店舗を誘致していただくことや、QURUWAエリア内に、新たにマンションやオフィスビルを建設する際には、1階は、店舗など、まちに開かれた空間にすることが必要ではないかと思っており、これを誘導する施策について検討したいと考えています。
 今後、ますます、市内の事業者の皆様と連携を深め、事業の展開しやすい環境づくりを一層進めるよう、公民連携によるまちづくりを展開してまいります。

 JR岡崎駅周辺整備につきましては、昨年10月に東口駅前広場のペデストリアンデッキが完成し、駅から出会いの杜公園までが直結いたしました。今後も南の玄関口にふさわしい賑わいが創出されるまちづくりを進めてまいります。

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 そしていよいよJR岡崎駅南地区で建設が進められております「藤田医科大学岡崎医療センター」が、この4月に開院を迎えます。本市が初めて誘致に成功した大学病院として、これまで周辺市町を含む多くの皆様から、開院を待ちわびる声をいただいてきました。これにより、長年の課題であります救急医療体制の充実は勿論のこと、今後は、市民病院をはじめ各医療機関とも連携を深めることで、より質の高い医療を皆様にお届けしてまいりますので、ご期待ください。また、この医療センターへは、民間バス路線の改変により、バスの乗り入れを行い、岡崎駅からの交通アクセスの充実を図ってまいります。

 さらに、まちづくりにおいては、人々がゆっくりくつろげる場所を創造するなど、豊かな公共空間の創出にも心がけております。
 そうした空間がたくさんあり、都市環境を豊かにすることが都市の価値でもあると考えております。
 そうした取り組みが各分野において高く評価されておりまして、先月には、乙川の水辺空間を活用した「おとがワ!ンダーランド」が、地域特有の貴重な資源を利活用した、魅力ある地域づくりの活動に贈られる国土交通大臣表彰「手づくり郷土(ふるさと)賞」の一般部門の20団体に選定され、さらにその中でグランプリにも選ばれました。

『中日新聞』2019年12月20日

 また、都市景観の取り組みでは、国の関係機関が主催する「まちづくり・都市デザイン競技」の開催地として、本市が選ばれました。
 このことは、岡崎のまちづくりがモデル都市として国から評価され、全国からも注目されていることの証であります。
 今回は、『居心地(いごこち)が良く、知らず知らず歩きたくなる「まちなか」からはじまる都市の再生』をテーマに、東岡崎駅から八丁味噌蔵までを主な範囲とする「岡崎城周辺地区」が対象となります。2月末まで全国から提案を募集し、5月に入選が発表される予定です。

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 これまで多くの協力を得ながら事業を進めてきましたが、新たな知見を得ることで、賑わいの創出に、さらに弾みがつくものと期待しております。いずれにしても、今後は四季折々に景観の移ろいを楽しめる美しい乙川河畔を目指す心づもりであります。

 さらに、健康増進の側面からのまちづくりにも取り組んでおります。
 すでにスマートウェルネスシティ首長(くびちょう)研究会に加盟しており、そこで暮らすことで健幸になれるまちの実現を目指し、様々な事業を展開しております。今年度は、特に「歩いて健康」の取組みの充実を進めていたところ、「太陽生命クアオルト健康ウォーキングアワード2019」において、愛知県の自治体として初となる優秀賞を受賞しました。
 今後、専門家チームの現地調査を行い、来年度には市内2か所で、健康ウォーキングコースの設置を進めてまいります。それに先立ち、桜城橋の開通に合わせて、QURUWAエリアを「まちなかの保養地」として周遊するウォーキングコースやイベントの開催、市独自のアプリの配信を予定しております。今後も「歩くのが楽しいまち」「歩きたくなるまち」づくりを進め、市民の皆様の健康寿命を延ばしてまいりたいと思います。その他にも、市内の6割を占める中山間地と東部エリアに、民間の活力を活かした多様なスポーツ・レクリエーション施設と山間リゾートを考えております。

 また、「ひと」が輝く取組みも、まちづくりにおいて重要なものであります。
本市では女性活躍を推進するため、働きたい女性と事業所を対象に、女性の就労支援としてテレワーク推進事業に取り組んでおります。これは必ずしも職場に出勤しなくても、コンピュータとインターネットを使って仕事ができる新しい働き方であります。

 一方で、全国的にも問題となっておりますが、市民生活を支える、介護や保育、看護師などの専門職が不足しており、人材の確保が急務となっております。
 本市としましては、介護職員の資格取得に係る経費を補助する制度を設けるなど、スキルアップやキャリアアップを支援するほか、保育士・看護師の有資格者に対し、復職を支援するイベントを実施するなど、子育て環境の充実や地域医療の発展を支える人材の確保や育成を積極的に進めてまいります。

 また、これからの岡崎を担う子どもたちへの支援としましては、昨年の全小中学校へのエアコン設置に続き、現在中学生まで無料化しております子ども医療費助成につきまして、更なる充実を図るため、対象年齢の引き上げに向けた準備を進めているところであります。

 このところ地球温暖化の影響と考えられる異常気象により、毎年のように、想像を超える災害が各地で発生しており、昨年の台風では、記録的な暴風や豪雨により大規模災害となりました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方の一日も早い日常生活の回復を心より祈念いたします。
 本市では、被災地支援といたしまして、ゆかりのまち・長野県佐久市に加え、長野市、栃木市の3市に職員を派遣し、避難所の運営など、様々な人的支援も実施しました。
 本市でも、いつ、同様の、もしくはそれ以上の災害が発生するかもしれません。少しでも被害を軽減するために、水害対応ガイドブックの浸水想定を更新し、広く全世帯に配布するとともに、河川改修などの施設整備、関係各所との相互支援体制の構築、市民の皆様に向けた防災啓発など、ソフト・ハード両面から、引き続き防災対策に取り組んでまいります。いずれにしても家族の生命を守るための最後の判断は自助努力でありますので、普段から災害時における避難方法、行き先、非常時の連絡方法などを家族で話し合っておいていただきたいと思います。

 また、安全で安心して暮らせるまちの実現に向け、防犯カメラの設置を進めてまいります。
 昨年の本市の犯罪発生状況としましては、一昨年と比べて減ってはいるものの、愛知県内では未だ上位で、厳しい状態が続いております。また昨年7月から、犯罪が多い地域へ移動できる簡易型の防犯カメラ50台の運用を開始し、犯罪の抑止に効果を上げているところであります。こうした状況を踏まえ、行政が主体となって、まずは1,000台を目標に防犯カメラの設置を進めてまいります。
 子どもやお年寄りはもとより、市民の皆さんが楽しく快適に、安心して暮らせるまちとなるよう、より一層力を入れてまいります。とりわけ、さらなる高齢化社会の到来を踏まえ、住宅、施設、道路、交通手段の改革に取り組んでゆく心づもりであります。ことに、自動運転自動車の山間地域での先行運用について具体的に考えております。

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 そのような中、岡崎警察署長はじめ多くの関係者のご尽力により、かねてより要望しておりました康生通交差点の「スクランブル交差点」化が実現しました。12月下旬より、斜め方向の横断が可能となり、あわせて、歩行者を車両から守る安全ポールも立っております。これにより、より安全・安心で使いやすい交差点になりましたので、より多くの方にご利用いただきたいと思います。

 さて、夏の風物詩となっております岡崎の花火大会ですが、例年開催していました8月の第1土曜日は、オリンピック競技大会の期間中であることから、安全に実施するための警備態勢を整えることが難しいため、9月12日に変更いたします。市民の皆様を始めとして、多くの観光客の方々にも楽しんでいただいている花火大会ですので、安全を第一に考え、警察及び民間警備会社と協議の上、公共交通機関、近隣市町の花火大会主催者とも調整を行い、日程を決定しました。なにとぞご理解、ご協力をお願いいたします。また新しい人道橋「桜城橋」の西側には、障がいのある方、施設の子ども達、高齢者のための特設招待席も設ける予定であります。

 そして、春恒例の「家康行列」では、2013年に仮面ライダー鎧武(がいむ)で主演した「佐野岳(がく)」さんに特別出演していただくことになりました。佐野さんは愛知県出身で、歴代仮面ライダーの中で最も身体能力が高いと言われておりまして、家康行列では若き日の徳川家康公役を演じていただきます。模擬合戦では、家康公像の眼下に広がる乙川河川敷で、若く魅力溢れるパフォーマンスを披露していただけるのではないかと期待しております。

 さらに観光に関しまして、先日、岡崎城の龍城堀で、『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』の番組ロケが行われました。本日午後6時頃から、10チャンネルのテレビ愛知のスペシャル番組としてその模様が放映されます。私も依頼主として出演いたしますので、ぜひご覧ください。当日、不覚にも堀の中で転んでしまいましたが、その映像が出ないことを祈っております。

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(岡崎公園で撮影中の『緊急SOS!池の水ぜんぶ抜く大作戦』。2020年1月1日放送)

 以上、本市が取り組んでいる最新施策の一端をご紹介させていただきました。
 最後に、本市がこのように順調に発展し、毎年元旦に政策をご披露できますのも、この会場の皆様はじめ市民の皆様のご尽力の賜物であり、これから、リバーフロント計画に続き、市内、東西南北において進めている各事業が、順次、完成の時を迎えてくるのも、皆様のご協力のおかげであります。そうした成果を有機的に連動させ、この町に住んでいることで幸せを感じられるような、「一歩先の暮らしで三河を拓く 中枢・中核都市おかざき」を将来都市像に掲げ、着実に市政運営をしていくことが私の役割だと考えております。
 今後も福祉や医療、子育てと教育、防災・防犯などの基本施策の充実にしっかりと力を注ぎます。そして、私の究極の目的であります、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」の実現のため、全力で取り組んでまいりますので、引き続き、皆様のご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
 結びに、この新しい令和の時代も、本日ご参会の皆様をはじめ市民各位のご多幸を心より祈念申し上げまして、年頭のあいさつと致します。

令和2年1月1日 岡崎市長 内田 康宏

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