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2019年12月24日 (火)

令和元年12月議会 その2(一般質問答弁前編)

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 12月定例会一般質問の市長答弁を2回にわけて掲載します。前編では杉浦久直議員にお答えしています。
 以前のブログでも御案内したとおり、当議会の一般質問答弁におきまして3期目に向けての出馬表明をいたしました。


杉浦久直議員(自民清風会) 12月4日(水)

杉浦久直議員(自民清風会)

――内田市政について (1)成果

○市長 早いもので、市長になりましてから2期8年目を迎えております。これまで私が当初掲げた公約の9割方が実現できていることが望外の喜びであります。一市民としても、ふるさとが目に見えてよくなっていることはうれしいことであります。
 市議会はじめ、多くの皆様方から御理解と御協力をいただいたおかげでこのように各事業を順調に進めることができましたことに、改めて深く感謝申し上げたいとも思います。
 よく物事が順調に進み、目的を達成させるためには天の時、地の利、人の和の、いわゆる天地人が必要であると言われております。まさに今の岡崎に、そうした三つの要素が揃っていたからこそ、各事業が好循環のもとに進めることができたのではないかと考えております。
 就任以来、人口も1万人増加し、工場出荷額も順調に伸びてきたおかげで、市税収入が約70億円増加いたしました。また、財政再建にも努めてまいりましたが、こちらも市の借金を100億円近く減らすことができました。
 そして、私が話すと手前味噌になりますが、毎年、国の省庁にも幾度となく足を運び、確実に補助金を獲得できるように努めてまいりました。そうした折、東京の官庁を回りますと、「岡崎はよくやっているね」とよく言われます。 殊に国交省では「全国でまちおこしをやっているところは多いが、岡崎のように全市的に5つも6つも同時進行で大きな事業を進めて全て成功しているところは珍しい、国としても注目している」とのお褒めの言葉をいただいております。

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 岡崎市は健全財政のため不交付団体ですが、国の推進事業を上手に展開してきているせいで多くの特別補助金が認められており、さらに民間活力を合理的に活用してきた効果が、そうした円滑な事業運営として実を結んできているものと思っております。
 ときにリバーフロント計画を「税金のムダ使い」のように批判する方がおりますが、事業費の半分近くに国費が投入される事業であり、これは全国的にも例外的なケースであります。それだけ説得力のある良い仕事であるからこそ、国がお金を出してくれているものと思っております。
 これまで本市が獲得した「行きたいまちナンバー1」「地方再生モデル都市」「中枢中核都市」といった輝かしい実績は、その成果のひとつだと考えております。また、国からどれほど予算を獲得してくることができるかも首長の勤務評定のひとつと言われております。

 そうした先進的な政策を進める一方で、私の先の選挙で「安心・安全・防災」や「保健・医療・福祉の充実」また「子ども・子育て支援」など、幅広い政策課題から12の公約をお示しし、市政の舵取りを進めてまいりました。
 私は常日頃から国や県との良好な関係構築に努めており、河川改修やポンプ場整備などの災害対策も関係省庁の協力を仰ぎながら着実に進めてまいりました。また、総代会や警察ともしっかり協議しながら、治安対策として防犯カメラの設置による犯罪防止にも努めてまいりました。
 保健・医療・福祉政策においては、「担い手不足」が喫緊の課題となってきております。どんなに手厚い医療費助成制度があっても、医師や病院がなければ効果ある政策とは言えません。
 議員御指摘のとおり、保健医療の充実として市南部に大学病院が誘致できたのは地域医療の担い手確保の成功例であります。時あたかも全国的に医療機関の再編が行われ、近隣の都市で市民病院の存続も危ぶまれる中、よくぞ2つ目の総合病院の建設にたどりつけたものと思っております。また、「介護難民」を作らない介護制度の運営を目指し、ハローワークとともに市内介護施設の職員採用を支援しております。
 福祉のような大きな制度については、国の設計通りに運営できる環境整備を行うことが自治体の使命であり、地に足の着いた堅実な行政運営であると考えております。
 「子ども・子育て支援」、「誰もが活躍できる社会」、「教育・人づくり」そして自治会や市民団体との協働による「地域社会の充実」は私が最も力を入れた政策の一つであります。全学区で「放課後子ども教室」を実施するとともに、南部乳児園の開所、病児保育を推進し、誰もがやりがいを持ちながら活躍できる社会づくりにも取り組んでまいりました。
 教育政策では、全小中学校にタブレットパソコンを配備してICT教育を進め、また猛暑対策として西三河でいちはやく全小中学校にエアコンを完備いたしました。
 「企業・産業振興」では、オカビズを核にした中小企業支援を行うと共に、阿知和工業団地とスマートインターの建設を促進するなど、都市の活力の源である経済の強化に努めております。
 また、本市の経済のもう一つの柱である観光産業の育成においては、観光協会の法人化やQURUWA戦略を推進するとともに、本市の誇る歴史文化遺産を活用した「観光・交流の振興」を進めております。

六所神社、天恩寺、大樹寺、滝山寺

 「都市基盤の整備」と「持続可能な都市経営」については杉浦議員から御披露いただいたとおり、積極的なまちづくりを進める中でも、国の交付金をフルに活用し、堅実な行財政の両立に努めてまいりました。
 私の究極の目標はいつも口癖のように申しておりますとおり、岡崎の市民、殊に子供たちが自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。そうした愛郷心の高い市民が多いからこそ、駅前に浄財によるあのような立派な騎馬像ができたものであり、これからもそうした伝統を守り育ててゆきたいと考えております。
 そのためには将来に負担を先送りしない健全な財政運営が必要であり、そういう意味でも皆さまの御協力のおかげで順調に進められたことを改めて感謝する次第であります。

――内田市政について (2)今後

○市長 私としては今後も福祉や医療、子育てと教育、防災などの基本政策をしっかりと担い、健全財政を維持しつつ、本市が誇る歴史的文化遺産や美しい自然を生かしたまちづくりを進めていきたいと考えております。
 現在、順次完成の時を迎えているリバーフロント計画をはじめとする多くの事業は、施設を造ることや形をつくることを目標として行っているのではなく、そこに出来上がった空間を生かして「いかに岡崎に賑わいをつくり出していくか」ということが一番の目標でありすます。その意味ではこれからが大切であり、今後のソフト事業の展開がカギであると考えています。
 御指摘のクアオルト健康ウォーキングについても、本市では今後、太陽生命保険株式会社と日本クアオルト研究所の支援を受け、健康ウォーキングコースの整備やガイド養成などを進めてまいります。
 そのうえで、リバーフロント地区を「まちなかの保養地」として加齢による体力の衰えを予防する「フレイル対策」にも活用していきたいと考えております。
 現在、我が国はこれまで人類史上例を見ない超高齢社会に突入しております。そうした状況において、日本がどのようにこの問題を克服していくかを世界は注目しております。
 そして超高齢社会を豊かにする技術を全国に先駆けて開発し、発信してゆくことが「地方再生モデル都市」「中枢中核都市」「クアオルト健康アワード」などの指定を受けて期待と注目を集めている、本市の役割ではないかと考えております。

 また今後、さらに多様化する市民要望に対応していくためにはすでに手がけている2つの方法がより重要になります。
 その一つは民間の資本とノウハウを住民サービスに活かすことです。公共の立場としては事業を行う空間・用地を用意し、事業推進の手助けをします。その結果、自治体には地代と税金収入が期待できます。
 もう一つは広域連携を高めることです。施設整備には高額のお金を必要とする現在、一つの自治体で全ての機能、施設を保持することは困難となります。
 そこで名古屋市長が唱えている「名古屋尾張共和国」のように、三河における施設の共有
あるいは相互利用という考え方が必要になると考えます。この点についてはすでに西三河の近隣都市とも話し合っています。現に本市の行っている病院行政は近隣からも大きな期待を受けておりますし、トヨタスタジアムのように特殊な施設はお借りすればいいと考えております。
 そして将来の成長のための人づくりや産業支援などに力を注ぎながら次の100年を見据え、福祉や医療、教育や防災といった基本政策の充実をはかり、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟です。

――内田市政について (3)3期に向けての考えは

○市長 通常、現職の首長は任期の終盤まで職務に邁進し、選挙の数ヶ月前に意志表明を行うことが通例であります。しかし、先日、早々と立候補を表明された方が出てきたこともあり、私の後援団体はじめ、支援して頂いている各種団体の関係者の皆様より「出馬表明を早くするように」との多くの声を頂くようになりました。
 私自身はあわてて表明する必要はないと思っておりましたが、そうした悠長な態度をとっていると、またぞろ健康問題の心配だとか引退説など、デマ情報が出てくる恐れもあり、今議会において出馬表明をいたす決心をしました。

 私はこれまで「モノづくり」に加え、安定した財源の確保に向けてもう一つの岡崎の経済の柱とて、経済波及効果の大きな「観光産業」を育て上げることを提唱し、多様な立場の多くの皆さんの知恵と経験を得て、乙川リバーフロント計画「QURUWA戦略」を推進し、それがようやく軌道に乗ってまいりました。
 リバーフロント計画の発表当初から表明し、また、何度も議会や対話集会などでお話してきましたが、そもそも施設整備をすることが目的ではなく、整備された環境、空間においていかに地域に賑わいをもたらす事業を展開できるかということが本来の目的であり、カギであると考えております。
 その意味において、現在ようやく整備が整ってきたところであり、これから官民連携のもと、様々なソフト事業を展開することで、このまちにさらなる活力をもたらしていくことができるようになる訳であり、それこそが私のなすべきことであると考えております。

 初動の段階において、官民連携の象徴でもある「岡崎活性化本部」を設立し、多くの価値ある提言を頂きました。さらに、東京のリバーフロント研究所、都市計画の専門家、先進事例の推進者、そして地元商工会議所、大学、地域代表の方々など多くの御協力を賜りました。そして、まもなく400回近くとなる対話集会や会合でお話した多くの市民の皆様の御意見を反映して、「夢ある新しい岡崎」の実現に向け、様々な施策を進めてきたところであります。

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 今後とも、そうした基礎を踏まえて、引き続き岡崎市の発展のため全力で頑張る覚悟でありますので、杉浦議員はじめ議員各位の一層のお力添えをお願い申し上げます。
 また、私が手がけてきた仕事は乙川リバーフロント計画だけではありません。これから市内、東西南北において進めている各事業が順次、完成の時を迎えてまいります。
 そうした成果を合理的に連動させ、この町に住んでいることに幸せを感じられるような、「一歩先の暮らしで三河を拓く中核中枢都市おかざき」を築いてまいりたいと考えています。

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