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2019年12月

2019年12月27日 (金)

『中日新聞』 できた人のワ! 手づくり郷土賞

 『中日新聞』2019年12月20日(金)の西三河版に、「QURUWA乙川リバーフロント」シリーズの新しい記事が掲載されました。
 乙川河川敷で行われている取り組みがこのたび、国土交通省の「手づくり郷土賞」を受賞しました。中日新聞社から許可を頂きましたので、御紹介いたします。

『中日新聞』2019年12月20日

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2019年12月26日 (木)

令和元年12月議会 その3(一般質問答弁後編・閉会挨拶)

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 12月定例会一般質問の市長答弁の後編と閉会挨拶です。三宅健司議員にお答えしました。


三宅健司議員(民政クラブ) 12月5日(木)

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――市長の政治姿勢について (1)2期目の成果と課題
○市長 市長になりましてから7年の間、市議会はじめ各界各層の皆様方から御理解と御協力をいただいたおかげで各事業を順調に進めることができましたことに、まずもって、深く感謝申し上げたいと思います。
 就任以来、本市の人口が約1万人増加し、製造品出荷額も順調に伸びております。
 日本中の多くの地方都市が人口の減少と財政難で四苦八苦している中、愛知県の工業製品出荷額は46兆9,000億円と、全国で断突の1位であり、その結果、市税収入が約70億円増加しております。また、財政再建にも努めて参りましたが、こちらも、市の借金を約100億円減らすことができました。
 市の財政の根幹を成す市税の増収は、この地域の皆様方の努力の賜物でありまして、とりわけ連合愛知をはじめ、社会でしっかりと働き、きちんと税金を納めていただいている皆様方の強力な後押しに感謝申し上げたいと思います。

 現在、整備を進めております、乙川リバーフロント地区においては、7月には籠田公園がリニューアルオープンし、さっそく、多くの子供がこの噴水で朝から夕暮れ時まで遊んでおり、9月に入っても盛況でした。今も多くの市民が、くつろぎの空間として夜間までさまざまに御活用頂いています。
 東岡崎駅につきましては、11月2日の北東街区のグランドオープンに合わせ、市民の皆さんから1億円を超える浄財をいただいて製作した「若き日の家康公像」が完成いたしました。
 この家康公像は多くの皆さんの智恵と熱意、協力を得て、完成したわけでありまして、時代考証もしっかり行って造られたものであり私は岡崎市民の愛郷心と真心の結晶であると思っております。併設された商業施設「オト・リバーサイドテラス」にも、連日多くの方が訪れ、好評を博しています。

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 さらに、来年3月には桜城橋が完成するなど、いよいよリバーフロント地区の全容が目に見える形となってまいりました。また今後、全市的に様々な事業が完成の時を迎えてまいります。

 市の西部、矢作地区では、今年度末には西岡崎駅のバリアフリー化が完成し、矢作川南北道路の整備も進められています。
 市の南部に誘致した大学病院もこの春には開院する予定であり、併せて各商業施設に続き、公共の施設の移設計画も始まっております。
 北部では、来年7月のグランドオープンを目指して各競技施設の仕上げに入っている龍北総合運動場も、順調に完成に向かっております。さらに、阿知和地区工業団地の開発と合わせて、
本市初となるスマートインターチェンジの建設事業も進めております。
 東部においては、本宿、山中の中間地点にアウトレットモールの進出計画が具体化しており、さらに、地元では区画整理事業も始まる予定であります。これから東部も、南部のように変化の時代を迎えることになると思います。

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 また額田地域には「額田センターこもれびかん」を開設したところでありますが、岡崎東インターと国道473号バイパスを擁する額田地域には、素晴らしい可能性が秘められており、今後、東部を含めた広いエリアに複数のスポーツ施設を、民活により導入したいと考えております。
 さらに、国の「働き方改革」による長期休暇の時代を迎え、市街地から近距離にある額田地域に、広く豊かな自然を活かした山間リゾートの推進ができないものかと思っております。
 私自身は現在、むしろ新たなスタートラインに立っていると思っております。「QURUWA戦略」をさらに前に進め、公民連携プロジェクトにより、さらなる、まちの活性化を目指していく必要があると思っております。

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 これまで、1期目に引き続き、市域全体の地域特性やニーズに沿った、将来を見据えたまちづくりを進めてまいりましたが、現在進めている政策は、決して私一人の思いつきで考え出したものではなく、長年本市が掲げてきた課題に対して、先人が積み重ねてきた提言をもとに、多くの皆様の協力を得て発展させてきたものであります。
 市民対話集会を始め、お招きいただいたそれぞれの集まりで、数多くの生の意見を頂戴し、担当部局と調整を図ることで、さらに、きめ細やかな行政運営につなげることができたものと考えております。
 今後とも、数々の行政課題と、現場の生の声にしっかり向き合い、対話と信頼の市政運営をしてまいりたいと思います。

――市長の政治姿勢について (2)市民対話集会で得たもの・生かすもの
○市長 私は日頃より、「顔の見える民主主義」を唱え、市民の皆さんと直接意見を交わし、お互いの理解を深め、役所の部内協議と議会の審議だけで全てを決定してしまわない配慮をして市政を行うようにして参りました。

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 これまでに、講演会、政策説明会、各種会合などにおいて380回を超える対話集会を行ってまいりました。たぶん来年の今頃には、ゆうに400回を超えているはずです。他の市町でも、同じ名前の会が行われることがありますが、私のように、長年継続的に各所で行っているケースは少ないと思っております。
 対話集会を始めた当初「市民対話集会は市長の話を聞く会か?」と悪口を言われたこともありましたが、最初から毎回必ず自由質問の時間を設けており、時間に余裕のある時には、閉会後30分以上かけて一人ひとりの質問にお答えしたこともあります。さらにEメールや手紙による質問にも答えるようにしております。
 世の中には、会に出席をして一方的に自分の考えを言いたいだけという人や話の内容を理解できないという方もありましたが、そうしたことが良く分かったのも、この試みを行ってきたおかげであります。いずれにしても、先般、香港で行われた強権政権下における一方的な対話集会とは違って、お互いに率直に話し合い、双方向的で中味のある試みを行うことができたものと自負しております。
 よく簡単に「市民の声」という言葉を使われる方がみえますが、その定義はきわめて曖昧であります。私の声が市民の声の実体でないことを望みます。市民の声と言うならば、私ほど根気良く市民の声を聴く努力を続けてきた者はいないと思っています。もちろん対話の会でありますから、時に政治的意図をもって出席し、おかしな発言をされる方には私も徹底的に反論をしております。こちらにすわっているみなさんのように「御無理、ごもっとも」などとは言いません。
 この市民対話集会は、就任1期目の平成25年から継続しており、特に平成30年度から今年度にかけては、若い皆さんがどのような考えを持っているかを知るために、市内の高等学校の生徒さんを対象に各学校の都合に合わせた方法により、これまで13校、約2,300人余りの学生さん達と意見交換をさせて頂くことができました。
 この試みの成果としましては、まず何より若い世代に岡崎市に対して興味を持っていただけたこと、どんな考えに基づいてまちづくりが進められているかを知っていただけたことが挙げられます。

 まちづくりには長期的な視野や展望が不可欠でありまた国・県・市の役割分担について認識して頂くことも大切であります。そうした観点から、今回、将来岡崎を担って頂く若い世代に、まちづくりに必要な視点と現時点での課題や取組みについて理解して頂いたことは、学生さん個人にとっても、岡崎市の将来のためにも、大きな財産となるものと考えます。
 どの学校においても、多くの学生さんから活発な御意見をいただき、今の若い世代の人達がどんなことに興味を持ち、どんな考えを持っているかということを、直接感じ取ることができたことも大きな成果であります。
 彼らの意見は、私の予想を超えた大変有意義なものが多く、中には市議会の議事録を調べてきたり、年輩者の話を参考にして考察をめぐらせたものなど、その見識に驚かされると共に、実に頼もしいとも思いました。こうした意見は、これからのまちづくりに繋がる貴重なヒントにもなりました。
 また私は、学生運動の華やかなる世代の者であり、学生からはもっと過激な発言やイジワルな質問が出るものかと思っていましたが、全くそんなこともなく、逆に、現代の若者の健全さとお行儀の良さに、目を開かされました。私達の頃よりうんとマトモです。私が答弁に立つたびに拍手をして頂き、新鮮な感動を覚えました。これも時代の差なのかもしれません。
 このように、足掛け2年にわたって、岡崎の若い世代の皆さんとの対話で得た多くの成果を、今後のまちづくりに活かしていくことで、将来にわたって住みよく、魅力的なまち岡崎を、実現してまいりたいと考えております。
 そして何よりも、これからバトンを手渡す若い世代が着実に育っていることを知り、大変嬉しく思った次第であります。

――市長の政治姿勢について (3)政策ビジョン
○市長 今後の政策ビジョンについてお尋ねをいただきましたので、各分野の骨太のビジョンについてお答えいたします。
 まず、産業、雇用、労働政策として、まちの体力である地域産業の振興を図るとともに、工業団地を造成し、企業誘致を図るなど、雇用の安定と創出のための施策を進めてまいります。また、次世代を担う人材を育成するためには、行き届いた教育環境を創出する必要があります。労働に係る十分な学びを保障するためのさらなるキャリア教育を推進するとともに、学校教育の現場においては保護者の経済状況による教育格差の是正を進め、教職員の労働条件環境整備を通じた「教育の質的向上」に取り組んでまいります。
 重要課題となった、ワーク・ライフ・バランスの実現を目指し、子育てしながら安心して働くことができる環境整備を進めてまいります。また、あらゆるハラスメントのない社会を目指し、差別をなくす環境づくりに努めてまいります。
 福祉、社会保障政策においては、地域共生社会の実現に向けた福祉総合相談体制の構築を始め、子ども、子育て支援、児童福祉の拡充を図るとともに、高齢者、障害者、生活困窮者の福祉にも引き続き取り組んでいく必要があります。多くのマンパワーを必要とする福祉や子育ては、人材確保が課題でありまして、制度設計通りに運用できるよう、雇用の安定と創出を図るとともに、地域包括ケアシステムの構築を目指してまいります。

 全国一の製造品出荷額を誇る西三河は、日本の産業の中枢を担う重要な地域であります。地域防災力を高めた「災害に強いまちづくり」、事故や犯罪の無い「安全安心なまちづくり」を進めるとともに、交通体系の整備やICTを活用したまちづくりを進め、将来にわたり発展できる社会基盤づくりを推進します。
 環境政策においては、気候変動に伴う大雨が都市問題となっています。地球温暖化が今後進行した場合さらに大雨の発生数は増加すると予測されております。将来の地球環境を守るため、
引き続きCO2削減の取組みを進めるとともに、ごみ排出量削減に向け循環型社会の構築を目指してまいります。
 これは、私の考える岡崎の未来像ですが、岡崎の持つ面的キャパシティー、産業的潜在力を考えた時、将来、「50万都市・岡崎」が考えられると思っております。自主財源による安定した事業計画を維持できる都市として、50万人の人口規模を持ちたいと思いますし、また「顔の見える民主主義」を保つためには、50万人くらいの人口規模が限界と考えます。現在、将来の岡崎がそうした都市となるように考え、様々な施策を行っているつもりです。

 そしてもう一つ、現在、西三河全域にある朝夕の交通渋滞を解消するためには西三河の公共交通のタテ軸である愛環鉄道を、一日も早く複線化、高速化することが不可欠であります。
 そしてこのタテ軸の中岡崎駅と交わる、ヨコ軸である名鉄本線の岡崎公園前駅を一体化して、岡崎中央駅、「岡崎セントラルステーション」としたいと考えております。この考えは私は15年前から言い続けていることであります。この事業が実現すれば、三河地域の慢性的渋滞は大きく緩和され、公共交通の利便性も上がります。
 さらに、この新駅は文字通り「50万都市 岡崎」の表玄関になるものと思います。このプランは、これまでも何度も提言されており、将来、必ず必要になることであると考えられます。このことは、岡崎城の再建問題と共に、各高等学校にてお話してきております。
 以上掲げました、様々な政策を進める過程においては、堅実な財政運営を維持するとともに、正規職員の適正配置により良質な公共サービスを提供できるよう努めてまいります。
 これまでも繰り返し申し上げておりますが、私が進めているまちづくりの究極の目標は岡崎の子どもたちが自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き上げることです。
 引き続き次の100年を見据え、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実はもちろんのこと、さらなる魅力あるまちづくりを目指してまいります。


閉会の挨拶 12月20日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの12月定例市議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜りご議決いただきまして誠にありがとうございます。決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正に努めてまいる所存であります。

 さて、今回の定例会の一般質問において公共交通に関する質問があったため、改めて確認を行いました。その結果、本市のバス路線は約1,580キロに及ぶネットワークを民間路線として維持しており、近隣他都市と比較しても少ない財政負担でありながら公共交通のカバー率では上回っている状況でありました。一部の不満の声のみを意図的に取り上げたり、偏った考えに固執し、判断したりすることは危険なことであると改めて感じた次第であります。地域バスを、公共交通のバスと競合したコースに走らせることはできませんし。
 地域バスと言っても、タクシーとは違い、個別の要求に全て応じることができる訳ではなく、定められたコースを時刻に合わせて運行することになります。そのため、折角地域バスを走らせても個人の方が要求されるほど利用されないというのが実態であります。
 このことは地域バスが完備されていると言われている他都市においても同じことであり、自分の望む時間に使えない方は「不便」と言ってみえるそうです。
 昨年度実施した市民意識調査によると、80%以上の方が岡崎市は住みよいと回答し、そのうち半数近くが交通の便の良さをその理由に挙げています。
 一方で、山間地域など居住地域によっては、住みにくい、交通の便が悪いと答えている人もおり、この数字に甘んじるつもりはありません。我々はこのような客観的なデータで判断し、公平に耳を傾け、政策に活かしていくことが必要であります。なお中山間地においては自動運転自動車の開発の進展を見て、先行して導入してゆきたいと考えています。
 いずれにしても、これからのまちづくりにおいて高齢社会に適した住居、施設、交通手段の確立は急務のことであると認識しております。今後ともそうした努力を怠ることなく、市政を進めてまいります。

 さて、一昔前に柳亭痴楽(りゅうていちらく)という落語家が「痴楽つづり方教室」という演目で一世を風靡しておりましたが、今議会ご親切にも私に文章作法の講義をして頂いた方がお見えになります。折角のご好意でありますが、一言で言うならば「よけいなお世話」であります。そうしたことはおうちでお子さんやお孫さんにお話されるか鏡に向かってご自身に言っていただきたいと思います。
 すでに私のブログに対しては「ぶっ殺してやる」「家に火をつけてやる」という脅迫まがいのメールも届いておりますが、そうした言論弾圧に負けることなく、これからも自らの政治的信念に基づき、筆のおもむくまま自由に文書を書かせていただくつもりでおります。
 また、初日の提案説明でも申し上げましたが、「まちづくり都市デザイン競技」のモデル都市に選ばれ、「健康ウォーキングアワード2019」で愛知県の自治体として初となる優秀賞の受賞、さらに国土交通大臣による「手づくり郷土賞」のグランプリ受賞と、この時期に連続して大きな賞をいただくことができました。

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 これはこれまでの本市の取り組みが高く評価され、客観的に広く認識されていることの証明であると自負しております。将来都市像として、「一歩先の暮らしで三河を拓く中枢中核都市おかざき」を掲げ、今後とも邁進する覚悟であります。
 今年もあとわずかとなりました。議員各位におかれましては、年末のお忙しい中ではありますが、ますますご自愛の上、市政進展のためにご尽力賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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2019年12月24日 (火)

令和元年12月議会 その2(一般質問答弁前編)

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 12月定例会一般質問の市長答弁を2回にわけて掲載します。前編では杉浦久直議員にお答えしています。
 以前のブログでも御案内したとおり、当議会の一般質問答弁におきまして3期目に向けての出馬表明をいたしました。


杉浦久直議員(自民清風会) 12月4日(水)

杉浦久直議員(自民清風会)

――内田市政について (1)成果

○市長 早いもので、市長になりましてから2期8年目を迎えております。これまで私が当初掲げた公約の9割方が実現できていることが望外の喜びであります。一市民としても、ふるさとが目に見えてよくなっていることはうれしいことであります。
 市議会はじめ、多くの皆様方から御理解と御協力をいただいたおかげでこのように各事業を順調に進めることができましたことに、改めて深く感謝申し上げたいとも思います。
 よく物事が順調に進み、目的を達成させるためには天の時、地の利、人の和の、いわゆる天地人が必要であると言われております。まさに今の岡崎に、そうした三つの要素が揃っていたからこそ、各事業が好循環のもとに進めることができたのではないかと考えております。
 就任以来、人口も1万人増加し、工場出荷額も順調に伸びてきたおかげで、市税収入が約70億円増加いたしました。また、財政再建にも努めてまいりましたが、こちらも市の借金を100億円近く減らすことができました。
 そして、私が話すと手前味噌になりますが、毎年、国の省庁にも幾度となく足を運び、確実に補助金を獲得できるように努めてまいりました。そうした折、東京の官庁を回りますと、「岡崎はよくやっているね」とよく言われます。 殊に国交省では「全国でまちおこしをやっているところは多いが、岡崎のように全市的に5つも6つも同時進行で大きな事業を進めて全て成功しているところは珍しい、国としても注目している」とのお褒めの言葉をいただいております。

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 岡崎市は健全財政のため不交付団体ですが、国の推進事業を上手に展開してきているせいで多くの特別補助金が認められており、さらに民間活力を合理的に活用してきた効果が、そうした円滑な事業運営として実を結んできているものと思っております。
 ときにリバーフロント計画を「税金のムダ使い」のように批判する方がおりますが、事業費の半分近くに国費が投入される事業であり、これは全国的にも例外的なケースであります。それだけ説得力のある良い仕事であるからこそ、国がお金を出してくれているものと思っております。
 これまで本市が獲得した「行きたいまちナンバー1」「地方再生モデル都市」「中枢中核都市」といった輝かしい実績は、その成果のひとつだと考えております。また、国からどれほど予算を獲得してくることができるかも首長の勤務評定のひとつと言われております。

 そうした先進的な政策を進める一方で、私の先の選挙で「安心・安全・防災」や「保健・医療・福祉の充実」また「子ども・子育て支援」など、幅広い政策課題から12の公約をお示しし、市政の舵取りを進めてまいりました。
 私は常日頃から国や県との良好な関係構築に努めており、河川改修やポンプ場整備などの災害対策も関係省庁の協力を仰ぎながら着実に進めてまいりました。また、総代会や警察ともしっかり協議しながら、治安対策として防犯カメラの設置による犯罪防止にも努めてまいりました。
 保健・医療・福祉政策においては、「担い手不足」が喫緊の課題となってきております。どんなに手厚い医療費助成制度があっても、医師や病院がなければ効果ある政策とは言えません。
 議員御指摘のとおり、保健医療の充実として市南部に大学病院が誘致できたのは地域医療の担い手確保の成功例であります。時あたかも全国的に医療機関の再編が行われ、近隣の都市で市民病院の存続も危ぶまれる中、よくぞ2つ目の総合病院の建設にたどりつけたものと思っております。また、「介護難民」を作らない介護制度の運営を目指し、ハローワークとともに市内介護施設の職員採用を支援しております。
 福祉のような大きな制度については、国の設計通りに運営できる環境整備を行うことが自治体の使命であり、地に足の着いた堅実な行政運営であると考えております。
 「子ども・子育て支援」、「誰もが活躍できる社会」、「教育・人づくり」そして自治会や市民団体との協働による「地域社会の充実」は私が最も力を入れた政策の一つであります。全学区で「放課後子ども教室」を実施するとともに、南部乳児園の開所、病児保育を推進し、誰もがやりがいを持ちながら活躍できる社会づくりにも取り組んでまいりました。
 教育政策では、全小中学校にタブレットパソコンを配備してICT教育を進め、また猛暑対策として西三河でいちはやく全小中学校にエアコンを完備いたしました。
 「企業・産業振興」では、オカビズを核にした中小企業支援を行うと共に、阿知和工業団地とスマートインターの建設を促進するなど、都市の活力の源である経済の強化に努めております。
 また、本市の経済のもう一つの柱である観光産業の育成においては、観光協会の法人化やQURUWA戦略を推進するとともに、本市の誇る歴史文化遺産を活用した「観光・交流の振興」を進めております。

六所神社、天恩寺、大樹寺、滝山寺

 「都市基盤の整備」と「持続可能な都市経営」については杉浦議員から御披露いただいたとおり、積極的なまちづくりを進める中でも、国の交付金をフルに活用し、堅実な行財政の両立に努めてまいりました。
 私の究極の目標はいつも口癖のように申しておりますとおり、岡崎の市民、殊に子供たちが自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。そうした愛郷心の高い市民が多いからこそ、駅前に浄財によるあのような立派な騎馬像ができたものであり、これからもそうした伝統を守り育ててゆきたいと考えております。
 そのためには将来に負担を先送りしない健全な財政運営が必要であり、そういう意味でも皆さまの御協力のおかげで順調に進められたことを改めて感謝する次第であります。

――内田市政について (2)今後

○市長 私としては今後も福祉や医療、子育てと教育、防災などの基本政策をしっかりと担い、健全財政を維持しつつ、本市が誇る歴史的文化遺産や美しい自然を生かしたまちづくりを進めていきたいと考えております。
 現在、順次完成の時を迎えているリバーフロント計画をはじめとする多くの事業は、施設を造ることや形をつくることを目標として行っているのではなく、そこに出来上がった空間を生かして「いかに岡崎に賑わいをつくり出していくか」ということが一番の目標でありすます。その意味ではこれからが大切であり、今後のソフト事業の展開がカギであると考えています。
 御指摘のクアオルト健康ウォーキングについても、本市では今後、太陽生命保険株式会社と日本クアオルト研究所の支援を受け、健康ウォーキングコースの整備やガイド養成などを進めてまいります。
 そのうえで、リバーフロント地区を「まちなかの保養地」として加齢による体力の衰えを予防する「フレイル対策」にも活用していきたいと考えております。
 現在、我が国はこれまで人類史上例を見ない超高齢社会に突入しております。そうした状況において、日本がどのようにこの問題を克服していくかを世界は注目しております。
 そして超高齢社会を豊かにする技術を全国に先駆けて開発し、発信してゆくことが「地方再生モデル都市」「中枢中核都市」「クアオルト健康アワード」などの指定を受けて期待と注目を集めている、本市の役割ではないかと考えております。

 また今後、さらに多様化する市民要望に対応していくためにはすでに手がけている2つの方法がより重要になります。
 その一つは民間の資本とノウハウを住民サービスに活かすことです。公共の立場としては事業を行う空間・用地を用意し、事業推進の手助けをします。その結果、自治体には地代と税金収入が期待できます。
 もう一つは広域連携を高めることです。施設整備には高額のお金を必要とする現在、一つの自治体で全ての機能、施設を保持することは困難となります。
 そこで名古屋市長が唱えている「名古屋尾張共和国」のように、三河における施設の共有
あるいは相互利用という考え方が必要になると考えます。この点についてはすでに西三河の近隣都市とも話し合っています。現に本市の行っている病院行政は近隣からも大きな期待を受けておりますし、トヨタスタジアムのように特殊な施設はお借りすればいいと考えております。
 そして将来の成長のための人づくりや産業支援などに力を注ぎながら次の100年を見据え、福祉や医療、教育や防災といった基本政策の充実をはかり、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟です。

――内田市政について (3)3期に向けての考えは

○市長 通常、現職の首長は任期の終盤まで職務に邁進し、選挙の数ヶ月前に意志表明を行うことが通例であります。しかし、先日、早々と立候補を表明された方が出てきたこともあり、私の後援団体はじめ、支援して頂いている各種団体の関係者の皆様より「出馬表明を早くするように」との多くの声を頂くようになりました。
 私自身はあわてて表明する必要はないと思っておりましたが、そうした悠長な態度をとっていると、またぞろ健康問題の心配だとか引退説など、デマ情報が出てくる恐れもあり、今議会において出馬表明をいたす決心をしました。

 私はこれまで「モノづくり」に加え、安定した財源の確保に向けてもう一つの岡崎の経済の柱とて、経済波及効果の大きな「観光産業」を育て上げることを提唱し、多様な立場の多くの皆さんの知恵と経験を得て、乙川リバーフロント計画「QURUWA戦略」を推進し、それがようやく軌道に乗ってまいりました。
 リバーフロント計画の発表当初から表明し、また、何度も議会や対話集会などでお話してきましたが、そもそも施設整備をすることが目的ではなく、整備された環境、空間においていかに地域に賑わいをもたらす事業を展開できるかということが本来の目的であり、カギであると考えております。
 その意味において、現在ようやく整備が整ってきたところであり、これから官民連携のもと、様々なソフト事業を展開することで、このまちにさらなる活力をもたらしていくことができるようになる訳であり、それこそが私のなすべきことであると考えております。

 初動の段階において、官民連携の象徴でもある「岡崎活性化本部」を設立し、多くの価値ある提言を頂きました。さらに、東京のリバーフロント研究所、都市計画の専門家、先進事例の推進者、そして地元商工会議所、大学、地域代表の方々など多くの御協力を賜りました。そして、まもなく400回近くとなる対話集会や会合でお話した多くの市民の皆様の御意見を反映して、「夢ある新しい岡崎」の実現に向け、様々な施策を進めてきたところであります。

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 今後とも、そうした基礎を踏まえて、引き続き岡崎市の発展のため全力で頑張る覚悟でありますので、杉浦議員はじめ議員各位の一層のお力添えをお願い申し上げます。
 また、私が手がけてきた仕事は乙川リバーフロント計画だけではありません。これから市内、東西南北において進めている各事業が順次、完成の時を迎えてまいります。
 そうした成果を合理的に連動させ、この町に住んでいることに幸せを感じられるような、「一歩先の暮らしで三河を拓く中核中枢都市おかざき」を築いてまいりたいと考えています。

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『リバ!』2020年1月号

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 内田康宏事務所からお知らせです。リバーシブルの市長の連載も8年目に入りました。
 2020年1月号のコラムは「10匹のネコ達と暮らして」です。

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2019年12月19日 (木)

令和元年12月議会 その1(市長提案説明)

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 岡崎市議会12月定例会(12月3日~20日)の御報告を申し上げます。
 初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要を掲載いたします。


被災地支援と防災対策
 今年は、本市においても多くの死者を出すなど甚大な被害をもたらした、伊勢湾台風から60年の節目の年に当たります。
 近年は、地球温暖化の影響と考えられる異常気象が、各地で発生しております。10月の台風第19号では、記録的な豪雨により、1都12県に大雨特別警報が発表され、100人近い死者と2万棟を超える建物損壊を伴う大規模災害となりました。お亡くなりになられた方のご冥福をお祈りするとともに、被災された方の一日も早い日常生活の回復を心より祈念いたします。
 本市は、すぐに被災地支援といたしまして、ゆかりのまちの佐久市と長野市へ、肌着セットや軍手などの支援物資を送付したほか、これら2市に栃木市を加えた3市に職員を派遣し、避難所の運営など、様々な人的支援も実施しております。

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(建設中の六名雨水ポンプ場)

 私は市長就任以来、行政ができる最大限の事前防災を行っていくことが肝要であると考え、市民を浸水害の危険から守るため、様々な整備を行ってまいりました。ソフト事業では、防災マップの作成支援や防災指導員制度の創設、水害対応ガイドブックを関係する全世帯に配布するなど、自助・共助の取組みを進めるほか、ハード事業では、一級河川占部川を始め2つの準用河川の整備に加え、針崎・中島・福岡の雨水ポンプ場や、久後崎町の雨水貯留管など多くの施設を完成させ、現在は、六名雨水ポンプ場の建設を進めております。
 今後も市民の「いのち」と「くらし」を守るため、想定外を想定した防災対策や総合的な雨水対策を進めてまいります。

北東街区有効活用事業、QURUWA戦略
 さて、50年に一度の大改修として東岡崎駅・周辺地区を整備しておりますが、11月2日に、徳川家康公像のお披露目やペデストリアンデッキの渡り初め式を行いましたところ、大変多くの皆様にご臨席いただきました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

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 何より嬉しいことは、家康公像については、制作費に迫る1億円を超える寄付が、多くの企業や個人の方から寄せられたことであり、まさに岡崎人の真心によって建てられた像であることです。テレビで御婦人が「本当にうれしい。感動です」と言ってハンカチで目をふいている姿を拝見し、私自身、一市民として喜びにたえませんでした。
 連日多くの方々が家康公の騎馬像を写真に収めている姿を拝見いたしますが、像は、駅のホームや往来する電車の車窓からも眺めることができます。その高さは台座を含めると9.5メートルにおよび、まさに日本最大級であり、岡崎の新たなシンボルが誕生したと言っても過言ではないと思っております。
 この像は桶狭間の敗戦により、岡崎への帰還を果たした松平元康が徳川家康と改姓した25歳当時の若き日の姿を再現しており、時代考証的についてしっかり調査をして建てられたものです。
 ピンチをチャンスに転換し、天下統一と平和な世の中を作り上げた郷土の英雄の姿から「困難に立ち向かい、人生を切り開いてゆく」精神を子供達に伝えてゆきたいと考えております。

 同じく11月2日には、公民連携事業の民間複合・商業施設「オト リバーサイドテラス」もグランドオープンを迎え、大盛況を博しております。

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 建物は乙川の景観や眺望を満喫できるように配慮され、歴史的な要素を取り入れた、落ち着いた品格のあるデザインであります。これまで乙川沿いの建物は、川に背を向けて建てられているように感じていましたが、この「オト リバーサイドテラス」は、川に向かって開かれた施設となっており、絶好のロケーションを生かしたカフェやレストランには、オープン以来多くの方が訪れて、ランチやディナーの飲食とともに乙川の景色を楽しまれている姿を目にします。連日行列ができている店もあり、市民にとって待ちに待った駅前の魅力ある、賑わいと憩いの空間が誕生したのではないかと思っております。

 さらに、公民が連携して整備を行うコンベンション施設と、それに併設されます「上質なおもてなし」を提供するホテルに関しましては、令和5年の春の開業に向け、来年2月末には優先交渉権者を決定する予定であります。
 今後も乙川リバーフロント地区では桜城橋・橋上広場と橋詰広場のPark-PFI(パークピーエフアイ)事業などを進めてまいりますが、民間事業者による経済投資の流れが全体に波及して行くことを大いに期待しているところであります。
 また、乙川リバーフロント地区の主要回遊動線「QURUWA」に位置する康生通交差点が、12月下旬から、よりスムーズに横断できるよう、斜め方向の横断が可能な「スクランブル交差点」となります。私が県議会議員の時代から要望してまいりましたが、このたび、岡崎警察署並びに愛知県西三河建設事務所のご尽力により、スクランブル交差点ができることを、大変うれしく思っております。
 スクランブル化に伴い、歩行者を車両から守るための安全対策が施されます。康生通交差点が、より安全・安心で、利便性のある交差点になりますので、ご利用いただきたいと思っております。

観光産業の推進
 西三河はものづくりが盛んな地域でありますが、トヨタ自動車の社長自ら今後の産業構造の転換を予見されている中、私はもう一つ産業の柱が必要であると考え、経済波及効果の大きい観光産業を推進してきたところであります。
 その一環として、平成29年3月に岡崎フィルムコミッションを設立し、本市を題材にしたテレビ番組等のロケ支援を行ってきたところ、このほど、全編・岡崎ロケの映画、「おかざき恋愛四鏡(れんあいしきょう)」が完成し、11月29日から岡崎の映画館で先行上映されております。

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 市内の和菓子屋や公園、居酒屋、カフェ、市役所など皆さんが普段見慣れた「わが町」の風景が銀幕に映し出されます。私も昨日、一昨日と、舞台あいさつに行ってまいりましたが、多くの方にご覧いただき、岡崎を感じていただけたらと思っております。
 また、岡崎オリジナル観光プロモーションとして、本市ならではの観光土産を「おかざき観光土産品」として認証しております。各事業者から応募いただいた中から、昨年度は7品、今年度は5品を
認証いたしました。今後、販路の拡大を支援してまいりますが、各民間事業者が独自のオリジナル商品を開発し、展開することで、本市の観光消費額の拡大を期待しているところであります。

 まちづくりはハード整備だけでなく、多角的に行っておりますが、各分野においてその取組みが高い評価を受けております。
 都市景観の取組みにおいては、国の関係機関が主催する、「まちづくり・都市デザイン競技」のモデル都市として、本市が選ばれました。これは、本市のまちづくりが国から評価され、全国からも注目されていることの証左であります。

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 今回は、『居心地が良く歩きたくなる「まちなか」からはじまる都市の再生』をテーマに、東岡崎駅から八丁味噌蔵までを主な範囲とする「岡崎城周辺地区」が対象となります。来年2月末まで提案を募集し、5月に入選が発表される予定です。
 これまで多くの知恵者の協力を得ながら事業を進めてきましたが、優れた提案により新たな知見を得ることで、賑わいの創出に、さらに弾みがつくものと期待しております。

 加えまして、乙川リバーフロント地区のかわまちづくりの活動のひとつとして、平成28年度から公民連携で実施をしている「おとがワ!ンダーランド」の取り組みが、国土交通大臣表彰の「手づくり郷土(ふるさと)賞」の一般部門で受賞いたしました。
 この賞は、地域の個性・魅力を創出し、良質な社会資本及びそれと関わりをもつ、優れた地域活動を広く募集・発掘し、これらを全国に広く紹介することにより、個性あふれる活力ある郷土づくりに資することを目的としたものであります。私がこれまで申しております郷土愛にも繋がるものとして、国にも認められたことは大変嬉しく思っております。

健康増進
 健康増進の側面からのまちづくりにも取り組んでおります。
 スマートウェルネスシティ首長研究会に加盟し、そこで暮らすことで健幸になれるまちの実現を目指し、「歩いて健康」「食べて健康」を合言葉に様々な事業を展開しております。今年度は、特に「歩いて健康」の取組みの充実を進めていたところ、「太陽生命クアオルト健康ウォーキングアワード2019」において、愛知県の自治体として初となる優秀賞を受賞しました。
 今後、専門家チームの現地調査を行い、来年度には市内2か所で、歩きながら脈拍や皮膚の体表面温度を測定し、自分の健康状態にあった歩き方を学べる、クアオルト健康ウォーキングの認定コースの設置を進めてまいります。

 さらに、来春完成予定の桜城橋の開通に合わせて、オト リバーサイドテラスやQURUWAを周遊するウォーキングコースやイベントの開催、市独自のアプリの配信を予定しております。私は、まちづくりにおいて、人々がくつろげる場所を創造するなど、豊かな公共空間の創出を心掛けており、生活基盤である都市環境を豊かにすることが都市の価値であると思っております。そのためにも今後は四季折々に景観の変化を楽しめる乙川沿いの植栽計画を進めてゆきます。
 市民の健康寿命の延伸に向けて、歩きたくなるまち、歩いて楽しい仕掛けをより一層充実し、市民の健康づくりを後押してまいります。

女性活躍のための支援
 「ひと」が輝く取組みも、まちづくりにおいて重要なものであります。
 本市では女性活躍を推進するため、働きたい女性と事業所を対象に、女性の就労支援としてのテレワーク推進事業に取り組んでおります。テレワークは時間や場所を選ばない新しい働き方の一つであり、子育てなどの理由により、仕事を中断した方や、働き方に制約のある女性の就労支援を引き続き推進してまいります。

医療と福祉
 一方で、全国的にも問題となっておりますが、市民生活を支える専門職が不足しており、人材確保が急務となっております介護現場における人材不足につきましては、介護職員の資格取得に係る経費の一部を補助する制度を始めております。介護職員のスキルアップやキャリアアップを支援することで、給与等の処遇を改善し、職員の離職防止や定着促進が図られることを期待しております。
 また、新たな人材確保の間口を広げるため、「福祉就職フェア」を、本年度は6月と11月に2回開催いたしました。
 イベントを通じて多く方に介護現場を身近に感じていただくとともに、就職相談のための個別ブースを設け、市内事業所の人材確保を支援いたしました。
 本市の高齢化率は20%を超えております。今後も超高齢社会を支える、介護人材の確保に努めてまいります。

 10月1日に「幼児教育・保育の無償化」がスタートし、これまで以上に充実した、保育環境の提供が求められる中、保育人材の確保も喫緊の課題となっております。このため、新卒保育士の積極的な採用はもちろんのこと、潜在保育士の掘り起こし、すなわち、一旦は職場を離れられた有資格者の復職を支援するための取組みも進めています。
 今年度は、「保育士支援センター」とともに、「復職保育士等のための保育園・見学会・実習会」や「就労支援セミナー」などのイベントを複数回開催し、実際の雇用に繋げております。今後も様々な手法で保育士の確保に努め、子育て支援施策の充実を図ってまいります。

 地域医療を支える看護師も慢性的に不足しております。これを解消するため、看護専門学校において、再就職希望者を対象とした看護師・復職支援事業を行っております。今年度で4年目となり、毎年60人程度が参加者されます。
 資格を持ちながらも看護師として働いていない、いわゆる潜在看護師の方に再び看護師として就労していただくための講義や技術的な訓練などを行っており、看護師不足解消の一助となるよう努めてまいります。

環境に配慮したまちづくり
 環境に配慮したまちづくりも進めております。
 先日、温室効果ガスの排出削減や再生可能エネルギーの普及拡大など環境施策の充実に向け、市と民間事業者が共同出資をして設立する地域電力小売会社の事業パートナーの審査委員会を開催し、優先交渉権者として、「株式会社NTTファシリティーズ、中部電力株式会社、東邦ガス株式会社からなる企業グループ」を選定しましたので、ご報告申し上げます。
 この地域電力小売会社とは、市のクリーンセンターから廃棄物処理の過程で生まれる電力を調達して、市の公共施設に供給し、これらで得た事業利益を環境対策事業等へ投資して環境施策を推進する、目的会社であります。これは、愛知県内の自治体としては初の取組みとなります。今後は、事業パートナーとともに年度内の会社設立、来年度中の事業開始に向けて準備を進めてまいります。

条例議案など
 それでは、本議会に提案いたしております議案について説明させていただきます。
 まず、条例議案でありますが、制定条例といたしましては、公契約に係る、市の基本方針等を定める「岡崎市公契約条例」、市民センターの一般の利用拡大を図るため、社会教育法による位置付けを廃止し、新たな条例として整備する「岡崎市市民センター条例」など6件であります。
 次に、改正条例といたしましては、豊富保育園の建替えに伴い、仮園舎を旧・豊富第二保育園とする「岡崎市・保育所条例」、がん医療の市民病院への集約を図るため、愛知病院の乳腺外科を廃止する「岡崎市病院事業の設置等に関する条例」など18件、合わせて24件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、本市の新たな将来都市像などを定める「岡崎市・総合政策指針の制定」、岡崎市せきれいホール内部改修、及び電気設備改修、岡崎市総合学習センター・多目的ホール棟の増築に関する「工事請負の契約」など7件を提案させていただいております。

 続きまして、補正予算議案でありますが、一般会計の補正は 2億6,586万円の増額、特別会計は 3億1,781万3千円の増額、企業会計は1億7,837万2千円の増額補正をお願いしております。
 まず人件費に関しまして、一般・特別・企業会計を通じまして、国家公務員の給与改定に準じた、職員給与の改定及び人事異動に伴う職員給与費の補正をお願いしております。
 一般会計の主なものとしましては、民生費では、介護老人福祉施設整備の応募が見込みを下回ったことによる、事業費補助金の減額、衛生費では、藤田医科大学岡崎医療センターを整備している、救急医療拠点・施設用地の土壌処理に要した費用を一部負担するための土壌処理費・負担金の計上、土木費では、鉄道事業者が実施する岡崎公園前駅・バリアフリー化整備が国に事業採択されなかったことによる整備事業費・補助金の減額、教育費では、教室不足が予想される岡崎小学校の校舎増築を進めるため、岡崎小学校・校舎増築工事・請負費の計上をしており、これらの補正財源といたしまして、地方特例交付金、国県支出金、繰越金などによりまして収支の均衡を図っております。
 次に、繰越明許費の追加は、リサイクルプラザ施設整備事業始め、6事業につきまして、それぞれ年度内完了が見込まれないことから、お願いしております。
 次に、債務負担行為につきましては、コンベンション施設の整備運営に要する経費を始め33件の事項につきまして、それぞれ令和2年度当初予算に先立ち契約を早期に進めるため、債務負担行為の追加をお願いしております。
 続きまして、特別会計でありますが、阿知和地区工業団地・造成事業・特別会計は、猛禽類のモニタリングなどの環境対策や用地測量を行うための委託料の計上、埋蔵文化財調査に先立って必要な防災工事を行うため、防災対策工事・請負費の計上をお願いしております。
 最後に、企業会計でありますが、病院事業では、手術支援ロボット、いわゆる「ダヴィンチ」を導入することによる器機・備品購入費の増額などをお願いするほか、手術支援ロボットの設置に必要な工事に要する、経費につきまして、債務負担行為の追加をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

ラグビーワールドカップ2019、おかざきクルまつり
 さて、早いもので、令和元年も残すところ、あと1か月ほどとなりました。今年を振り返ってみますと、スポーツで盛り上がった年であると思います。
 記憶に新しいところでは、日本中にラグビー旋風を起こした、ラグビーワールドカップ2019が挙げられます。日本代表には本市出身の田村優選手が選ばれており、チームの司令塔であるスタンドオフという重要なポジションでチームをリードされていました。本市では田村選手が出場した試合全てでパブリックビューイング等のイベントを開催し、市民による応援で田村選手にエールを送りました。

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 11月22日には多くの市民の祝福のもと凱旋報告に訪れ、「ワールドカップの時は応援が本当に力になった。おかげで期待以上の結果が出せた。」と語っておられました。

 ラグビーと同時期にもう一つのワールドカップであるバレーボール・ワールドカップジャパン2019が開催されており、日本代表に本市出身の石川祐希選手と、石川真佑選手のご兄妹がそろって出場し、ともに大活躍されました。両選手とも、来年のオリンピックでの活躍を期待しております。
 11月にはセントラルラリー愛知・岐阜2019が開催されました。中央総合公園ではスペシャルステージが行われ、同時に「おかざきクルまつり」も開催していたことも相まって3万人もの来場者があり、大いに盛り上がりました。

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 今回のセントラルラリー愛知・岐阜2019は、WRC世界ラリー選手権のテストイベントとして開催されましたが、WRCは、2020年に日本開催が決まっており、来年11月19日から22日の4日間にわたり愛知県、岐阜県で開催されます。今回のテストイベントにおいて、本市のコースは、ラリーの主催者などから高く評価されていた旨が報告されており、来年のWRCでは国内外から多くの観客が来場していただくことを期待するところであります。

 最後になりますが、ラグビー日本代表チームのスローガンは、「One Team)」でありました。
 史上初のベスト8進出を目標に、チームが一丸となって血の滲む努力をし、試合では、体格で勝る世界の強豪を相手に怯むことなく勇敢に戦う姿はにわかファンの私も感動を覚えました。
 本市においても、ラグビー日本代表チームと同様に、「夢ある新しい岡崎」の実現に向かって邁進し、「楽しく・快適に暮らすことができるまち」が体感できるよう、市民、議員各位、行政が「One Team」となり、がっちりとしたスクラムを組んでいきたいと思っております。
 以上、ご説明申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。

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2019年12月16日 (月)

「2020 内田康宏をかこむ新春の集い」のお知らせ

内田康宏をかこむ新春の集い

内田康宏事務所よりご案内申し上げます。
日頃よりあたたかいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
恒例となりました「内田康宏をかこむ新春の集い」を下記の日程にて開催いたします。多数の皆様のご参加を謹んでお願い申し上げます。

日時: 2020年2月8日(土) 午後2時
会場: 岡崎中央総合公園 武道館 (岡崎市高隆寺町峠1)
会費: 1,200円(立食パーティー)

内田康宏をかこむ新春の集い

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2019年12月13日 (金)

中部ブロックプラットフォーム PPP/PFI推進首長会議

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 戦後、全国で一斉に行われた国土再建事業として形成されてきた社会インフラが、これから再整備と施設の更新の時期を迎える。財政力のない自治体は自力でインフラの更新をできないため、民間の力を利用しなくてはならないところも出てくることになる。
 健全財政の自治体においても、多様化する市民ニーズに対応するために限られた財源の中ですべて自力で行うことは難しくなり、民間の力を活用する必要が出てくる。また、サービス施設、娯楽施設の運用においては民間にノウハウの蓄積と豊富な経験があり、そうしたものを活用した方が良い結果をもたらすこともある。
 現実に社会資本の維持管理・更新費は、2018年度に約5.2兆円であったものが、30年後の2048年には最大で約1.3倍になると推計されている。実際、人口減少と財政難によって従来のやり方では公共施設や公共サービスの維持は困難であり、民間事業者の資金やノウハウを活用して行政のコスト削減や効率化を行うことが必要となってきてもいる。
 これまでと同じやり方では、公共施設の維持や同レベルの公共サービスを続けてゆくことは困難となるため、これからは、

・PPP(Public–Private Partnership・・・公共施設の建設、維持管理、運営を行政と民間が連携して行うこと)

・PFI(Private Finance Initiative・・・PFI法に基づき、公共施設の建設や維持管理、運営を民間の資金や能力により行うこと)

 を用いることが必要になるということである。
 しかし本来は公が行うべき公的事業を、営利事業者である民間に任せてしまうことに危惧の念を持つ方達もあり、PPP、PFIの採用は自治体によってまちまちである。そうした状況にあって、全国で行われている先進事例に学び、中部地域で行われ実績を上げている自治体のケース・スタディを行う目的で始まったのが、この「PPP/PFI推進首長会議」であると言える。

 少々長すぎる前置きとなったが、要するに国土交通省の依頼を受けて、岡崎市で行われているPFI事業についての講演を行ったのである。
 10月21日(月)、中部ブロックプラットフォーム「PPP/PFI推進首長会議」は名古屋市演劇練習館で開かれた。以下は当日の基調講演の内容である。


はじめに
 岡崎市長の内田康宏であります。本日はこのように基調講演の機会をいただきありがとうございます。それでは、さっそく本市の公民連携事業の取組みについて、ご紹介させていただきます。
 岡崎市は、愛知県の中央部に位置し、大正5年に県下で3番目、全国で67番目に市制施行し、平成15年には中核市に移行しました。また、自動車産業に代表される「ものづくり」に支えられた西三河の中心都市であり、人口は約39万人で今後も増加する傾向であります。
 さらに、江戸幕府を開いた徳川家康公の生誕地としての歴史文化遺産や、市内を流れる矢作川、乙川の清流による独自の魅力ある景観といった、本市独自の資源を強みとして活かすべく、現在「ものづくり」に加えて、もう一つの経済の柱として「観光産業都市」としてのまちづくりを進めています。
 一方、行政運営においては、多様化する市民ニーズへの対応や、一斉に更新時期を迎える公共施設への対策など事務量は膨大化しています。
 そこで、本市では公民連携を「成長戦略」や「行財政改革」の柱の一つに位置付け、あらゆる分野やサービスにおいて公民連携事業の推進を図っています。本日は、本市で進めています様々な公民連携事業の具体的な事例を紹介したいと思います。

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 本市では、現在公募中のコンベンション施設整備事業を含め、PFI事業は7件、また、市有地を活用した民間提案による賑わい創出事業が2件、その他にも大学病院誘致に関する補助事業や、民間事業者との連携協定やまちづくり全体を公民連携で実施するなど、様々な事業を実施することで多様化する行政ニーズに対応しているところであります。

市立小中学校への空調施設整備事業
 まず、昨年度から進めてまいりました、市立小中学校への空調施設整備事業についてご紹介いたします。
 この事業はPFI手法により、小学校47校、中学校20校の全校の普通教室や特別教室などの1,790教室にエアコンを設置し、その後約10年間の維持管理を含むものであります。
 契約金額は約58億円で、施工には複数の市内業者が構成企業として参入しています。

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 小中学校へのエアコンの設置については、私が市長に就任した7年前から事業の検討がされておりましたが、当初は従来の手法での実施を念頭に進めておりました。しかし、昨今の災害とも言える猛暑により、迅速な対応が必要であることから、工期の短縮に向けて他自治体の事業を参考にすると共に事業への参加実績のある金融機関や事業者の意見聴取を行いながら、事業成立までのプロセスを見直しました。
 従来型の施設整備事業は基本構想から実施設計まで4年程度を要し、そこから工事に着工し完了するまでに数年かかることから、最低でも5年以上かかってしまいます。
 一方、PFIは従来手法に比べ、事業開始までの期間を1年程度は短縮することができます。しかし、さらなる短縮を図るため学校施設の空調設備は他の自治体での事例が多数あることに着目し、類似事例を参考にすることで検討期間や事務手続き期間の大幅な縮減を図ることができました。さらに、工事期間短縮を加点項目とすることで、事業者の努力による期間短縮も誘導しました。
 その結果、昨年8月の実施方針を皮切りに、9月には募集要項を公表し、11月には優先交渉権者を決定することができました。そして、事業者の努力による、夏本番前の今年6月末には小中学校1,790教室にすべて設置を終えることができ、運用も開始しました。

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 この事例では学校施設が定型的であり、類似の事例が豊富なことから他事例をテンプレートして参考にすることで、検討から実施に至るまでのレールを敷くことができ、事業期間の短縮を図ることができたわけです。
 こうした「テンプレート方式」は、小中学校の空調設備に加え、給食センターや公営住宅、さらには廃棄物・処理施設といった、PFI事業の事例が多いものでは特に活用がしやすいものと考えています。

乙川リバーフロント地区整備事業
 次に公民連携事業によるまちづくりの事例として、乙川リバーフロント地区整備事業について説明いたします。
 このリバーフロント地区の整備は、本市が進めております「観光産業都市」として第一歩となる事業であります。市内の中心部を流れる乙川の河川敷や周辺道路の整備を行うと共に、駅前整備や公園整備に加え市街地における空き家のリノベーションなど、一定の事業エリアを定め集中的に事業を実施することで事業の連携や相乗効果によってエリア全体の価値や魅力を高める事業であります。

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 こうしたリバーフロント地区の公共空間・各拠点を結ぶ、約3キロのまちの主要回遊動線がかつての岡崎城跡の「総曲輪(そうぐるわ)」の一部と重なること、また、動線がアルファベットの「Q」の字に見えることから、このエリアの公民連携プロジェクトの総称を「QURUWA戦略」と名付け、様々な事業を展開しているところであります。
 このエリアは平成27年3月に愛知県の管理河川では初となる「かわまちづくり支援制度」に登録されました。その結果、河川敷地占用に関する特例措置という規制緩和を図ることで、これまでできなかった民間主体の水辺空間の営利事業が可能となりました。
 今では、河川敷を活用したキャンプやナイトマーケットなど、様々なイベントが実施されています。また、エリア内の公共空間を民間事業者に活用していただき、まちづくりの一翼を担ってもらっています。

 その一つが、東岡崎駅周辺地区の「北東街区有効活用事業」であります。
 この事業は、東岡崎駅前の市有地を民間事業者の事業用定期借地として貸し出しを行い、駅利用者の駐輪場整備などの条件を付した上で、民間事業者の独立採算事業として実施するものであります。

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 この施設は「オト リバーサイドテラス」という名称で、ホテルやカフェ、レストランを始め、スポーツジムなどで構成される複合施設であり、いよいよ11月2日にはグランドオープンの運びとなっています。
 また、行政においてペデストリアンデッキの整備を行うと共に、その中央には市民の皆様のご協力により、1億円を超える浄財を得て高さ9.5メートルという、日本一の高さと偉容を誇る、若き日の徳川家康公の騎馬像の整備を進めており、こちらも11月2日にお披露目となります。これでようやく「家康公の生誕地」として胸を張れると思っております。
 これまで中部地域以外では、家康公生誕の地が岡崎であることが認知されていなかったり、「岡崎は家康公の生まれ故郷と言いながら、駅前にまともな像一つない」と言われたりしておりましたが、この新たなシンボルが「家康公生誕の岡崎」のPRに大きな役割を果たしてもらえるものと期待しています。

コンベンション施設整備事業
 次にコンベンション施設の整備であります。
 この事業は、乙川に隣接すると共に、本市のシンボルである岡崎城を一望できる市有地を活用して、今まで市内や西三河地域では開催することが叶わなかった国際会議や1000人規模の会議や式典、レセプションなどが開催できるコンベンション施設の整備と、それに併設される「上質なおもてなし」を提供する、ホテルの誘致を行う事業であります。

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 この事業の特徴は複数の事業を一括で公募するという点でありまして、コンベンション施設についてはPFI事業として整備を行います。また、ホテルにつきましては先の北東街区同様に、事業用定期借地による民間の独立採算事業として実施します。
 さらに、この敷地に隣接する乙川河川緑地の指定管理者も併せて公募します。これに加え、隣接地で整備を進めています桜城橋(さくらのしろばし)と橋詰広場のPark-PFI事業への事業計画や連携についても評価することで、自らの施設の損益だけでなく、まちへの経済波及や発展に貢献してもらえる事業者を選定できる仕組みとしています。
 先月には募集要項を公表しておりまして、今後、選定にかかる手続きを経て来年2月末には優先交渉権者を決定し公表する予定となっています。
 その桜城橋につきましては、来年3月の供用開始を目指して準備を進めている、人専用の橋、いわゆる人道橋(じんどうきょう)であります。この橋は、市民や観光客から愛され、親しまれる橋梁になるよう意匠性にも配慮しており、地元産のヒノキ材を使い、床や高欄を木装化します。
 この人道橋の幅員は16メートという広さを誇るため、拠点間の動線や回遊拠点としての役割に加え、この地域で生活する市民の暮らしの質の向上を目指して、都市公園に位置付けております。加えて、供用開始後には民設民営による公募対象公園施設としてカフェやレストランなどの整備や運営を行うものであります。
 このように、様々な事業の連動により、まちの活性化や市民の暮らしの質の向上に繋げることが今後のまちづくりには重要なポイントであると認識しており、このエリアではそうした動きが起こりつつあります。
 公民連携による持続的なまちづくりを進めるには、行政と民間の適切な役割分担が必要です。今回の事業では、行政は大規模なハード整備や公共用地の提供に加え、規制緩和といった役割を担い、民間事業者は行政が整備したハード上でのソフト事業の実施や、公共用地を活用した独立採算事業の実施などを担っています。
 さらに将来的には、こうした活動に誘発され民間事業者による開発事業など、様々な投資活動が起きることを期待しているものであります。
 皆様もまた是非一度岡崎を訪れていただき、変わりつつある岡崎を体感していただければ幸いです。

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 また、この他にもPFIによる工業団地や墓園、児童遊園の整備に加え、定期借地による駐輪場整備など様々な公民連携事業の検討を進めています。
 とはいえ、こうした公民連携事業はまちづくりの手段の一つであります。私の進める政策の究極の目的は、岡崎の市民、殊に子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。
 その実現に向けて、今後も事業ごとに適切な手法を選択することで行政サービスの向上に繋げてまいりたいと考えおります。その手法の一つとして公民連携事業の積極的な取り組みに向けまして、皆様方には引き続きの情報提供やご支援をお願い申し上げます。
 また、本市ではお力になれることがあれば、喜んでご協力させていただきたいと考えております。

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2019年12月10日 (火)

「市政報告」2019年10月版です

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 後援会や各種団体の会合でお配りしている「市政報告」の最新版をホームページに掲載しました。令和元年10月時点における市政報告です。よろしくお願い申し上げます。

 市政報告(2019年10月) | 岡崎市長 内田康宏のホームページ

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2019年12月 5日 (木)

出馬表明をしました

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 12月4日(水)、市議会定例会において杉浦久直議員から「3期に向けての考えは」と質問を頂き、来年の市長選挙に向けて正式に出馬表明をしました。

 通常、現職の首長は任期の終盤まで職務に邁進し、選挙の数ヶ月前に意志表明を行うことが通例であります。しかし、先日、早々と立候補を表明された方が出てきたこともあり、私の後援団体はじめ、支援して頂いている各種団体の関係者の皆様より「出馬表明を早くするように」との多くの声を頂くようになりました。
 私自身はあわてて表明する必要はないと思っておりましたが、そうした悠長な態度をとっていると、またぞろ健康問題の心配だとか引退説など、デマ情報が出てくる恐れもあり、今議会において出馬表明をいたす決心をしました。

桜城橋、徳川家康公像、籠田公園

 私はこれまで「モノづくり」に加え、安定した財源の確保に向けてもう一つの岡崎の経済の柱とて、経済波及効果の大きな「観光産業」を育て上げることを提唱し、多様な立場の多くの皆さんの知恵と経験を得て、乙川リバーフロント計画「QURUWA戦略」を推進し、それがようやく軌道に乗ってまいりました。
 リバーフロント計画の発表当初から表明し、また、何度も議会や対話集会などでお話してきましたが、そもそも施設整備をすることが目的ではなく、整備された環境、空間においていかに地域に賑わいをもたらす事業を展開できるかということが本来の目的であり、カギであると考えております。
 その意味において、現在ようやく整備が整ってきたところであり、これから官民連携のもと、様々なソフト事業を展開することで、このまちにさらなる活力をもたらしていくことができるようになる訳であり、それこそが私のなすべきことであると考えております。

 初動の段階において、官民連携の象徴でもある「岡崎活性化本部」を設立し、多くの価値ある提言を頂きました。さらに、東京のリバーフロント研究所、都市計画の専門家、先進事例の推進者、そして地元商工会議所、大学、地域代表の方々など多くの御協力を賜りました。そして、まもなく400回近くとなる対話集会や会合でお話した多くの市民の皆様の御意見を反映して、「夢ある新しい岡崎」の実現に向け、様々な施策を進めてきたところであります。

市民対話集会(2017年9月22日)

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 今後とも、そうした基礎を踏まえて、引き続き岡崎市の発展のため全力で頑張る覚悟でありますので、皆様の一層のお力添えをお願い申し上げます。
 また、私が手がけてきた仕事は乙川リバーフロント計画だけではありません。これから市内、東西南北において進めている各事業が順次、完成の時を迎えてまいります。
 そうした成果を合理的に連動させ、この町に住んでいることに幸せを感じられるような、「一歩先の暮らしで三河を拓く中核中枢都市おかざき」を築いてまいりたいと考えています。

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2019年12月 1日 (日)

10匹のネコ達と暮らして

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 先日、愛知県と県内市長との意見交換の場でもある「県市懇談会」の席で、半田市と豊川市から「野良猫対策」への要望が出された。これは、無責任な飼い主のせいで全国的に増え続けている野良猫について、環境省と愛知県が「地域猫活動」を推奨していることに対するものである。
 両市は地域猫活動を進めるに当たって、県による〝不妊・去勢手術の無料実施〟と活動資金の援助を求めたが、結果的に民業(獣医)の圧迫になることと、膨大な経費がかかることから県の賛同は得られなかった。
 本市においても「あにも」や各獣医さんのところに、飼い主のいないかわいそうな犬猫がいる。心ある方はぜひ助けてやって下さい。

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 さて、オス猫だと思っていたチャッピーが4匹の子猫を産んでから1年近くになる。もう子供達は母猫と同じか親よりも大きくなっているものもいる。
 健気なチャッピーは、大きくなっている子供達に、ついこの間まで律儀に授乳していた。そのせいで丸々した子猫達に比べてチャッピーは今もスリムな体型のままである。

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 本来、犬派であった私が10匹のネコを飼うことになったのは誰のせいでもなく、私のウッカリと仏心のせいであり、誰を恨むものでもない。しかし、そのせいで毎朝4時半にトイレに起きる度にネコのトイレそうじと朝のエサやりをすることが私の日課となった。
 こちらが名前を呼んでも気が向かなければ無視をする、自分勝手な連中ではあるが、毎朝目を覚ました時に、私のベッドの上や周りに数匹のネコ達がいる。寝る場所や顔ぶれもその時々でマチマチであり、理由は定かではない。
 元々アメリカのホームドラマのように、犬や猫達と共生する生活をしたいと思っていたため、私自身は満足している。この点については私の気まぐれを許してくれている家族には感謝している。

 そもそもは2年前に家を建て直した時に、居間にキャットウォークとキャットタワーを造ったせいで、ネコの多頭飼いをすることになったのである。毎日それぞれ好き勝手な場所でお腹を上にして、無警戒でノン気な顔をして寝ているネコ達の様子を見ていると小さな幸せを感じる。
 しかし何せ10匹である。ともかくよく食べ、よく出す。毎日世話をしていて感じることであるが、やはり10匹は多かった。家の中にはネコの数だけ10個のトイレを3箇所に分けておいてあるが、それぞれ気の向いた所で用を足しており、犬のような規則性はない。私は日に2~3回はネコのトイレの掃除をしている。
 私がすぐに片付けてしまうせいか、排便しても砂かけをしない横着者もいる。ネコはトイレさえキレイにしておけばちゃんとトイレで用を足す生き物であるが、人間が手抜きをすると外で出すことがあり、トイレの回りは一応新聞紙を敷きつめてある。
 1年前の失敗で懲りているため、うちではネコの不妊・去勢手術は全て済ませているが、複数のオス猫がいるため(5匹)、彼らのマーキング合戦は続いている。
 犬と違い、叱ったところで効果はない。人がいない所でマーキングをするため、マーキング・スポットには段ボール箱を置いてその中にL字型に新聞紙を立てかけて、時折とり替えている。
 これまでは新築祝いのプレゼントで頂いた大型の爪とぎ器のおかげで、家具や壁面の爪とぎ被害はなかったのであるが、最近階段の壁面で爪とぎをする不埒者(ふらちもの)が現れた。まことにネコはままならぬ動物である。こちらも段ボールやパネル板を両面テープで壁面に貼りつけ対処している。

 人間と同じで、ネコも多頭飼いをしているといくつかの派閥ができる。
 中には、そのいずれにも属さないネコも出てくるため人間の気遣いが必要となる。グループから外れたネコは、エサを食べる時にも仲間はずれになることがある。また、「お姫様ネコ」という面倒くさいネコもいる。

 「あんなガサツな連中と一緒にごはんは食べられません」とでも言うにように、一匹だけ離れたところですまして座っている。彼女のために別に小分けしたエサを持って行くことになる。人間のお姫様なら放っておいても自分で食べるが、動物の場合はそうもいかず手がかかるのである。

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 同じネコ・カンやキャット・ビスケットが続くと、食べが悪くなるため、ネコ・カンはローテーションを考え、メーカーの異なるものを与えたり、ビスケットも数種類のものを混ぜて与えている。

 先住ネコが強い権限を持っているものと思っていたが、必ずしもそうではないことに最近気がついた。やはり体が大きく力のあるネコがエラそうな態度をとっている。もう一つ、子供を4匹産んだ小柄なチャッピーであるが、10分の5の数を背景にエサ場を占拠していることが多い。父親はグループに属していないようであり、ネコもライオンのように母系集団(プライド)をつくるのかもしれない。この話をよそでしたところ、「まるで家族のLINEから外されたお父さんみたいネ」というコメントをもらった。
 私がその場にいる時は先輩のネコ達には少し離れた所で、別の皿に給仕する配慮をしている。結局、ネコの世界も「数は力、力は正義」なのだ。

 のん気な生活をしているように見えるかもしれないが、10匹のネコの世話は結構大変である。

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 エサやりとトイレの掃除に加え、長毛種のネコに対してはブラッシングが欠かせず、時には濡れタオルで全身をふいてやることもある。そうした機会には併せて体調の変化もチェックしている。ネコ同士のケンカで爪がささっているのを発見することもあるし、体にシコリや腫瘍ができていないかもみている。高齢化した動物は人と同じような老化現象が出てくるため十分な心遣いが必要となる。
 特に高齢ネコの場合、腎臓障害が出ることや歯槽膿漏になることが多いので、食べ物を変えてやる必要があるし、定期的に獣医さんに診てもらった方がよい。動物は言葉で訴えることはできないし、ネコはじっとして動かなくなったらどこか悪いと考えた方がよい。犬猫その他の動物、いずれにせよ縁あって家族の一員となったのである。大切にしてやってほしいものだ。
 現在、朝・夕、各1時間近くネコの世話に時間をとられてしまうため、人から「趣味は何か?」と問われたら「ネコの世話」と答えている。

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