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2019年11月

2019年11月19日 (火)

岡崎をスポーツで元気で楽しく魅力的に!

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 10月5日(土)、岡崎市福祉会館6階ホールで開かれたパネルディスカッション「岡崎をスポーツで元気で楽しく魅力的に!」(主催:NPO法人21世紀を創る会・みかわ)に出席し、基調講演を行いました。講演内容を以下に掲載します。


 皆様、こんにちは。市長の内田康宏であります。
 本日は、「NPO法人・21世紀を創る会・みかわ」の主催のもと、「岡崎をスポーツで、元気で楽しく魅力的に!」と題し、スポーツで岡崎市のことを語り、考えていただく会を開催していただきました。
 このように多くの方々にお集まりいただき、盛大に開催されますことを心からお喜び申し上げるとともに、スポーツを通じた岡崎市の魅力向上に関心のある方が、これほどお見えになることを、改めて認識いたしました。
 本日は基調講演ということでありますが、私からは、岡崎市が進めているスポーツ関連の施策や、岡崎市を取り巻くスポーツ環境について、お話させていただきたいと思います。

 まずはじめに、スポーツには、競技としての競争性のほかに、自治体などの関わり方として、市民が日常的にスポーツに親しみ、健康的な生活を送ることができる、まちづくりの推進が挙げられます。
 さらには、本市では現在、観光産業都市を目指したまちづくりを進めており、スポーツを一つの誘客機能として、市内外からスポーツを目的とした観光客を呼び込む「スポーツ・ツーリズム」という発想により、経済効果を生み出す仕組みに取り組むなど、様々な観点があり、関わり方も人それぞれであります。
 私も、かつては水泳やヨットなどのマリンスポーツに親しんできましたが、最近では自ら体を動かす機会はめっきり減ってしまい、犬の散歩で歩いたり、テレビで観戦するといった関わり方に変わってきました。

 このようにスポーツには一流のプレーを見て興奮し、感動するという楽しみ方もあり、現在・開催中のラグビーワールドカップにおいては、本市の出身の田村優選手が日本代表の中心選手として活躍し、国民の注目を集めております。
 田村選手の他にも、近年、本市出身のスポーツ選手が、日本を牽引するトップアスリートとして多数・活躍しており、バレーボール・日本代表の石川祐希選手、真佑選手の兄妹をはじめ、先月、中央総合公園で開催されました、アーチェリーの全国大会において、20歳未満のジュニア日本記録を更新した、戸松大輔選手、2018年のアジア競技大会で金メダルを獲得した、陸上・棒高跳びの山本聖途選手、さらには、ル・マン24時間・耐久レースで2連覇の快挙を成した中嶋一貴選手など、今後ますますの活躍が期待されます。
 また、本日お越しの森山選手が所属されているFCマルヤスや、都市対抗野球の常連であります、三菱自動車岡崎・硬式野球部など、地域に密着したクラブチームもあり、その活躍により、岡崎の認知度の向上にご貢献いただいております。

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 このように、本市のスポーツのレベルが高いのも、幼少期から市民の皆さんがスポーツに触れ、楽しみ、真剣に取り組んでみえたことに加え、そうした環境づくりに取り組まれた、地域組織やスポーツ団体のご尽力のおかげであると感じています。
 実際、毎年夏休みの前後には、多くの小中学生の皆さんが、全国大会・出場の報告に来られます。中には有言実行で全国大会・制覇を成し遂げたチームもあり、こうした力強い姿というものは、生まれ持った才能だけではなく、日ごろの練習の賜物であることを実感します。選手の皆さんの技量の向上のためには、トップレベルのプレーを生で見る機会や、プレーしやすい環境づくりというものも、重要であると認識しています。
 こうしたことから、現在・建設中の龍北総合運動場では、第3種・公認・陸上競技場と、FCマルヤスが所属するJFLの公式戦が行えるグラウンドを兼ね備えたスタジアムを中心に整備を進めており、オリンピックイヤーである、来年7月のオープンを目指しているところであります。龍北運動公園は、公民連携の事業手法であるPFI手法を用い、民間のアイデアを活用して、整備・維持運営を行っていきます。その中でも、運営に関しましては、日本のトップ・スポーツメーカーであります、アシックス・ジャパンさんにも参画していただいております。

岡崎市龍北総合運動場

 オープン後には、FCマルヤスの公式戦の開催はもちろんのこと、民間のアイデアによって、市民が気軽に参加できるスポーツのイベントが、多数開催されるものと期待しております。

 さて、来年は、いよいよ東京2020オリンピック・パラリンピックが開催される年です。オリンピックで忘れてはならないのが、聖火リレーです。
 前回の東京オリンピックに引き続き、今回のオリンピックにおきましても、岡崎市が聖火リレーのルートに組み入れらました。前回の聖火リレーの際には、国道一号を通過する姿を、私も目の当たりにし、今でも大変強い印象として残っております。
 今回は、岡崎城・付近から、現在整備を進めております人道橋の桜城橋の間で走行する予定となっております。昭和の時代から市民に親しまれてきた岡崎城と、令和のまちづくりの第一歩である桜城橋をつなぐリレーということで、新たな時代の幕開けを象徴する、記念すべきイベントとなるものと確信しております。
 また、この桜城橋をはじめとした、乙川の河川空間を活用したまちづくりとして、現在、本市で進めているのが、公共空間を活用して、エリアの活性化を目指す「QURUWA戦略」であります。
 この「QURUWA」という名前は、名鉄東岡崎駅から、桜城橋、籠田公園、りぶら、岡崎城、乙川河川敷までをめぐる動線が、ちょうどアルファベットのQの字になること、そして、この動線が岡崎城の外周、すなわち総曲輪に重なることに因んで、名付けられました。「QURUWA戦略」における重要なキーワードの一つが、まちの回遊性の向上であります。
 これは、観光客がまちを周遊し、楽しむことだけを意味しているのではなく、この地域に暮らす人々の日常生活の質の向上を目指した施策であります。現に、これまでの乙川周辺の夜は、非常に暗く、あまり人が訪れたいと思う場所ではありませんでした。
 しかし、リバーフロント地区の整備により、堤防道路を石畳風のプロムナードにするとともに、河川敷へ降りるスロープや階段をバリアフリー化し、加えて、河川敷の水はけを改善いたしましました。さらに、プロムナードや遊歩道には、夜間でも安心して歩けるよう、街灯や足元を照らす灯りを整備しました。
 現在では、夜でも美しく安心な空間となり、若いカップルだけでなく、高齢者のご夫婦の皆さんの散歩コースとしても、活用して頂いております。このまちづくりにより、「健康に関心のある人だけが健康づくりに参加する」といったこれまでのスタイルから脱却し、健康に無関心な方でも、まちが楽しい空間になることで、無意識のうちに長い距離を歩くことができるようになります。その結果、生活習慣病の改善や寝たきりの予防にも繋がるものと、大いに期待しております。

 さて、本市出身のアーチェリー競技選手としては、皆さんもご承知のとおり、ロンドンオリンピック・銅メダリストの蟹江選手や、先ほどご紹介した戸松選手を始め、優秀な選手が多数お見えになります。
 これは、アーチェリーに力を入れている愛知産業大学や三河高校の存在が大きいと思いますが、中でも全日本アーチェリー連盟の強化部長を務める新海先生が在籍されていることからも、
全国的に注目されております。
 このような中、モンゴル・アーチェリー・ナショナルチームが東京2020オリンピック・パラリンピックの出場を目指し、本市でキャンプを行うことになりました。
 今年2月に最初の強化キャンプを実施し、先月には、中央総合公園で実施されたISPSハンダカップの開催に合わせて、二度目のキャンプを行いました。

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 このような関係から、本市はモンゴル国のホストタウンとなりました。また私も、今年の7月には、実際にモンゴルを訪問し、バトトルガ大統領をはじめ、アーチェリー協会会長のツァガン氏と会談し、親交を深めてまいりました。
 今後は、アーチェリーを軸とした青少年交流を進める予定をしております。オリンピック後も、引き続き、2026年開催のアジア競技大会に向けて、互いにアーチェリーの技術の向上を目指すとともに、交流を深めてまいります。

 このほかにも、2020年から開催される、WRC・世界ラリー選手権について、先日、愛知県での開催が決定いたしました。
 本市においても、中央総合公園や、額田地方の中山間を活用したコースを提案しており、引き続き、大会運営に協力してまいります。
 また、2026年には、アジア競技大会の愛知県開催が決まっており、岡崎市でも中央総合公園において、いくつかの競技を開催できるよう、様々な提案や準備を行っております。
 これらの大規模なスポーツイベントの誘致は、ただスポーツを観る、支えるだけに留まらず、まちづくりや経済的な視点からも、岡崎市にとって大きなメリットとなる、またとない機会であると考えています。このように、スポーツを岡崎市における魅力の一つとしてとらえ、スポーツイベントで訪れた人を「おもてなし」できる体制を整え、その後は観光客として滞在できるような環境づくりを、官民一体となって推進していきたいと考えております。
 以上、現在の岡崎市における、スポーツや健康に関する取り組みや、スポーツを取り巻く環境についてご紹介させていただきました
 そして、こうした政策の究極の目的は、いつも口癖のように申しておりますが、岡崎の市民、殊に子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築くためであります。引き続き、次の100年を見据え、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実はもちろんのこと、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟です。
 今後とも、皆様方のお力添えをお願い申し上げまして、私の話を終わらせていただきます。ご静聴ありがとうございました。

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2019年11月14日 (木)

「若き家康公・騎馬像」完成!

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 令和元年(2019年)11月2日(土)。
 心配されていた天候もカラリと晴れて青空となった。
 平成24年(2012年)の市長選挙以来、公約の一つとして唱えてきた「若き徳川家康公」の騎馬像が、岡崎市の表玄関である東岡崎駅の駅頭に屹立する日を迎えることになった。
 ペデストリアンデッキの中央部分に設置されたのは5日前のことであるが、当日私は東京出張中であり、実際に完成体を見るのは本日が初めてであった。設置後、本体は白布に覆われていたため、市民のほとんどにとっても初お目見えのこととなる。

 朝10時、東岡崎駅前広場の特設テントで記念式典があり、そのあと駅の3階東口に移動しペデストリアンデッキ開通のテープカットを行った。続いて家康公像の除幕式へ向かい、「オト リバーサイドテラス」のグランドオープン記念式典と「岡崎ジャズストリート2019」のパレード及び開会式に出席することとなっていた。

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 岡崎市民にとっては言うまでもないことだが、実際に家康公が岡崎にいたのは生誕から7歳までと、桶狭間の合戦で敗れ、帰城した19歳から29歳で浜松に移るまでの17年間のことである。
 永禄6年(1563年)に松平元康から家康に改名しているため、その故をもって「家康は岡崎で二度生まれた」と言われている。ようやく独立できたものの、当時は西に織田、東に今川、北に武田という大国にはさまれた小国、三河岡崎の国主に過ぎず、その頃の家康公が天下取りを視野に入れていたとは思えないが、少なくとも三河衆の頭として岡崎の安泰を図るべく懸命の努力を始めたことは十分考えられる。
 桶狭間で敗れ、大樹寺にある松平家代々の墓前で割腹して果てようとしたところ、貫主の登誉(とうよ)和尚に諭され思いとどまり、「厭離穢土、欣求浄土」(おんりえど、ごんぐじょうど)の言葉を頂き、再起を期して立ち上がったと言われている。成功者の人生はとかく美しい物語として伝えられるものであるが、岡崎城に戻って三河衆と共に再起を図ったことが後の大成につながったことは間違いないであろう。
 応仁の乱以来200年続いた戦国の世を、信長、秀吉に続き平定し、徳川幕府の開幕まで成し遂げたことが264年に及ぶ泰平の世を現出することにつながったのである。
 実際に我が国の伝統、文化、習慣、日本人の国民性に至るまで、現在日本的と言われるものの多くは江戸時代の安定した社会の中で体系づけられ、完成したものと言われている。そうしてみると、明治維新による体制の大転換があったとはいえ、岡崎において郷土の偉人であり英雄でもある家康公のこうした像を建立するのは遅すぎたことかもしれない。

 だが、今、実際に目の前に立ち上がった騎馬像を目の当たりにして、そうした想念はどうでも良いような気がしている。

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 確かに、現実に岡崎にいた頃の「若き家康公の像」の建立を訴え、先頭を切ったのは私であったが、同じ思い、考えの方はたくさんみえたはずである。ことに計画が始まってから、実に多くの皆さんの智恵と熱意、協力を得て、この事業は動き出したのである。
 それらの一つ一つを思う時、まさに感謝、感謝である。1億円を超える浄財はその証しである。
 今、実際にオープニングのこの瞬間を迎えてみると、喜びと共に何か不思議な感慨で胸が一杯になってくる。本当に出来あがったのだ。
 「駅前に家康公像を造ろう」と自ら言い出したものの、当初は「仙台の伊達政宗公の像に負けないものを」というくらいの漠然とした思いであった。

徳川家康公像デザインコンクール

 平成27年(2015年)秋にデザインの選考とPRを兼ねた「徳川家康公像デザインコンクール」を開き、制作者を選出した。具体的衣装についての時代考証を重ね、馬については見映えを重視し、「サラブレッドで」と考えていた。寄附金についても「なんとか総額の半分くらいは集めたい」といったものであった。
 こうした基本プランをもとに、担当部局、各界の識者、経済界の皆さん、地元代表の方々のそれぞれ持てる力を結集し、智恵を出し合って頂き、今日を迎えることができたのである。
 何より嬉しいのは、制作費のほとんどが多くの企業や個人の方からのご寄附により賄えたことであり、まさに岡崎人の真心によって建てられた像であることである。制作費1億2204万円(本体6,912万円、台座5,292万円)に対し、今年の10月末時点で、1億413万円の御寄附を頂いた。短期間で1億円を超える御寄附を集めることができたのも、岡崎が徳川家康公の生誕地であることを誇りに思う、市民の方々の強い愛郷心があればこそである。

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 ペデストリアンデッキは平成29年度から工事に着手し、完成までに約3年の年月を要した。特徴としては、東岡崎駅を出た人が、家康公像を見ながら徐々に像に近づけるよう通路部分は緩やかなカーブを描いている。
 さらに景観上の工夫として、風景の中で過度に浮かび上がらないよう、橋桁の塗装を落ち着きのあるダークグレーとし、加えて家康公像周辺の舗装には白色の御影石のタイルを使用することで、美しく均質な設(しつら)えとした。多くの人々に御活用頂き、愛される場所となることを大いに期待している。

 制作者の神戸峰男(かんべ みねお)先生におかれては、これまで4年間にわたり、精魂を傾けて騎馬像の制作に携わって頂いた。

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 総重量5トンものイタリア産粘土を御自身の手により一から造り上げられ、鋳造の段階を経て、現場での組立てまで全力で取り組んで頂いた。まさに渾身のライフワークとも言える傑作であり、これから百年、二百年、それ以上に岡崎市の看板として駅頭に立ち続けるであろうことを願っている。また、困難の多い鋳造とボルトによる組み立てに関わって頂いたムラセ銅器(岡崎市羽根町)の皆さんにも感謝したい。
 これでようやく、〝徳川家康公・生誕の地〟として胸を張れることになった気がしている。

 私のつたない計画を認めて頂き、「徳川家康」「厭離穢土欣求浄土」の題字を自ら書いて下さった德川恒孝様、神戸峰男先生、寄附をして頂いた多くの皆様、長い間御尽力、御協力を頂いた皆々様に重ねて感謝を申し上げるものである。本当にありがとうございました。

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2019年11月12日 (火)

夏山八幡宮フェスティバル2019

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 10月6日(日)、岡崎市立夏山小学校にて「夏山八幡宮フェスティバル2019」が開催されました。昨年は5月に第1回のフェスティバルが開催されました。今年は加藤登紀子さんが「とよなつ応援団長」(豊富地区と夏山地区の応援団長)に就任されたことを記念して、秋に行われることとなりました。前回は公用と重なり欠席しましたが、今年は少し遅れましたけれど出席することができました。加藤さんのほか、娘さんのYaeさんが出演されました。

 加藤登紀子さんは私が中学生の頃、すでに歌う東大生として御活躍であり、懐かしく思いました。現在千葉県にお住まいとのことでしたが、私も学生時代、千葉の市川市に3年いたことがあり、御縁を感じています。
 当時、銀座七丁目に「銀巴里」というシャンソン喫茶があり、一学生にとって800円でコーヒー付きで半日音楽を聴ける場所は貴重でありました。その頃、美輪明宏さんと共に加藤登紀子さんの名前が掲示される時はワンステージごとに入れ替えになったことを今も覚えています。

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 本市は現在、夏山小学校のある額田地域を中心とした中山間地域の活用について検討を進めています。
 これまで岡崎市額田センター・こもれびかんの建設等、施設整備を行ってきましたが、国による働き方改革により長期休暇の時代を迎え、市街地からほど近くにある額田の自然を活用した民間資本による、プールなどスポーツ施設を含めた、市内で完結できる中山間リゾートができないものかと考えております。
 中山間地の活性化のためには、まずは一人でも多くの人に山村地へ足を向けてもらうことが大切です。同様の条件にある、お隣の豊田市、新城市とも連携をとりながら、山間地の雇用創出と人口減対策にもつなげてまいります。

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2019年11月 8日 (金)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2019年10月)

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 今年もまた恒例の、連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会の皆様との「政策要望書提出懇談会」を10月1日(火)に開催しました。御報告申し上げます。
 正式な回答は来年の予算編成終了時に行う予定です。

―挨拶―
 皆さん、こんにちは。市長の内田康宏であります。
 連合愛知三河中地域協議会の皆様には、日頃から、労働環境の改善や雇用の確保に努めて頂きますと共に、市民生活や地域社会の向上にご貢献いただくなど、本市の市政に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 私も市長就任以来、市民対話集会をはじめ、各種講演会や政策説明会など、「顔の見える民主主義」実現のため、様々な機会を捉えて、これまで380回以上にわたり、市民の皆様との対話の機会を重ね、市民の声を市政に反映する努力を続けてまいりました。昨年度からは、若い世代の声を聞こうと、高校生を対象とした市民対話集会を実施し、これまでに10校、本日午後に11校目の対話集会を行う予定です。

 さて、皆様のご理解とご協力のおかげをもちまして、これまで進めてまいりました各種事業も順調に進めることができております。
 現在、整備を進めております、乙川リバーフロント地区においては、7月には籠田公園がリニューアルオープンし、東岡崎駅につきましては、11月2日の北東街区のグランドオープンに合わせ、市民の皆様のご協力により、1億円を超える浄財を得て制作を進めております、高さ9.5メートルという、日本一の高さと偉容を誇る若き日の徳川家康公の騎馬像が、いよいよお披露目となります。
 さらに、来年3月には、桜城橋が完成するなど、いよいよその全容が目に見える形となってまいりました。
 しかし、これらの事業は、形ができただけで終わりとするのではなく、これからが新たなステージの始まりであると考えております。できたものに命を吹き込み、新たな賑わいを創出していくことこそが重要であり、そのためには、皆様のお力添えが不可欠でありますので、引き続きのご協力をよろしくお願いいたします。

 また中心市街地に偏ることなく、昨年度、額田地区においては「額田センター・こもれびかん」を開設致しました。また、各種、山間地活性化事業も進めております。
 そして市南部においては新総合病院の建設やJR岡崎駅周辺の整備、ことに道路事業には力をこめております。さらに東部ではアウトレットモール誘致と本宿駅周辺の区画整理事業に着手しております。
 加えて、北部では、経済界待望の「阿知和地区・工業団地」やスマートインターチェンジ事業も、間もなく実施の段階に入ってまいります。スマートインターについては、9月27日に正式に事業認可が決定いたしました。

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 このように、市域全体の地域特性やニーズに沿った、将来を見据えたまちづくりを進めると共に、全国で頻発しております自然災害への対応や、今年度実施しました小中学校へのエアコン設置など、必要な事業に適切に対応してまいります。
 これからも引き続き、岡崎市民、ことに子ども達がふるさと岡崎に対して、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」を築き、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりを目指してまいりますので、一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。本日はよろしくお願いします。

―要望に対するコメント―
 本日は、来年度に向け、各分野にわたる要望を頂戴しましたが、私からは、本年度の取り組みについて、いくつか報告させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 地域の産業振興や雇用の安定は、地域経済の成長や活性化の最も重要な要素であることから、市と致しましても大いに力を入れているところであります。
 特に、この地域におきましては、ものづくりの拠点として、阿知和地区・工業団地の造成について、多方面からご要望をいただいており、2024年度末の分譲を目指し、整備を進めております。
 併せて、阿知和地区・工業団地へのアクセス道路を整備し、交通渋滞の緩和を図るほか、スマートインターチェンジの設置が、国の管轄で進められていくことが決定いたしましたので、今年度は、事業用地の確保及び周辺道路の予備設計に、取り組んでいるところであります。
 「観光産業」につきましては、多分野に経済効果をもたらすことから、かねがね、岡崎の経済のもう一つの柱として、育て上げてまいりたいと考えております。
 そこで「岡崎観光お土産品づくり推進プロジェクト」といたしまして、「岡崎に来たら誰もが買っていくお土産」づくりを目指した、認証制度を開始いたしました。

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 今年度は7品目を認証し、観光みやげ店などで販売を開始しております。また、今年度、ファミリーマート並びにセブンイレブンの2社のコンビニエンスストアとも協定を締結しており、今後は市民や来訪者が手軽に購入できるよう、販路拡大も進めてまいります。
 そして、経済界からも強い要望をいただいております、コンベンション施設の整備とホテル誘致につきましては、9月には募集要項を公表し、いよいよ公募の段階へ入り、今年度末には事業者が選定される予定です。開業は2023年4月を予定しております。
 乙川と岡崎城という、本市の魅力的な景観の中で、リバーフロント地区の他の事業と連携した、岡崎ならではの施設として、多くの方にご利用いただけるものと期待しております。

2.「男女平等政策」
 本市では、職業生活と家庭生活の円滑で継続的な両立を可能とするため、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいるところであります。
 こうした中、7月にはテレワークを推進するイベントとして、「エンパワードジャパン2019 in 岡崎」を開催致しました。女性と事業所の双方を対象とした、テレワーク・体験プログラムの実施を通じて、時間や場所にとらわれないテレワークを提案することで、働くことへの意識啓発や、育児・介護による離職防止を目指してまいります。

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(Empowered Japan 2019 in OKAZAKI。2019年7月12日開催)

 また、子育て施策につきましては、本日から「幼児教育・保育の無償化」がスタートしました。すべての子どもが健やかに成長するように支援するもので、主に、3歳から5歳までの幼稚園、保育園、認定こども園などを利用する子どもたちの利用料が無償化されます。非常に多くの方に関わる、大きな制度改正でありますので、引き続き、円滑な新制度への移行に努めてまいります。
 また、放課後や長期休業・期間中における、児童の安全・安心な居場所を提供するため、新たに7学区で「放課後・子ども教室」を開始し、市内全学区での実施が実現しました。
 病児保育につきましても、市内の小児科医から開設のお申し出をいただきましたので、国の基準に基づき、施設整備・運営に関する補助を行い、9月に開設いたしました。

3.「福祉・社会保障政策」
 高齢者福祉における重要な課題であります「介護職員の確保」に対しましては、昨年度から資格取得研修・受講料の補助を行っているところでありますが、新たな取り組みといたしまして、介護職の魅力向上、新規就職を促進するために、介護事業所と連携した「岡崎市福祉フェア」を6月に開催し、さらに11月にも開催いたします。
 また、地域包括ケアシステムの充実といたしまして、高齢者が住み慣れた地域の中で、必要に応じた生活支援を一体的に受けられるよう、業務を拡充し、支援を継続してまいります。

4.「教育政策」
 昨年度から進めてまいりました、小中学校へのエアコン整備につきましては、6月末までに全ての小中学校に設置を完了することができました。また、子どもの貧困対策事業といたしまして、生活困窮世帯への学習支援事業を行ってまいりましたが、今年度は支援対象世帯を拡大し、より多くの児童・生徒に支援が行き届くよう、体制を充実させてまいります。

5.「環境・エネルギー政策」
 地球温暖化・防止策としましては、今年度も太陽光発電など住宅用・地球温暖化・対策設備の設置に対する補助金や、電気自動車やプラグイン・ハイブリッド車などの次世代・自動車の購入に対する
補助制度を設けておりますので、ご活用いただきたいと思います。また、市域の6割を占める森林資源の活用と、木材利用の促進のため、林業の活性化・6次産業化についても検討を進めてまいります。
 特に、市の公営施設の内容、公園の施設整備に木を使って参りたいと考えております。

6.「まちづくり政策・消費者政策」
 本年も、全国で災害が相次いでおり、改めて災害対策の重要性を認識しているところであります。
 特に、発生が懸念されております、南海トラフ地震などの大規模地震への対策と致しましては、倒壊の危険性がある、耐震基準を満たさない住宅やブロック塀などの、除却・撤去費用の補助制度を設けております。
 また、安全・安心なまちづくりといたしまして、竜美丘学区に簡易設置型・防犯カメラを50台設置し、7月から運用を開始いたしました。当該カメラの設置は、県警本部が他の地域において既に実施し、高い効果を発揮していると聞いており、本市においても同様の効果を発揮するものと期待しております。さらに今後は、市内全域で1000台の設置を目標に、事業を進めてまいります。この事業を行うにあたり、広く市民の皆様に寄附を募り、より安全で安心なまちづくりを実現したいと考えております。
 そして、本日から消費税が10%へと引き上げられます。
 これに合わせて、市民税・非課税者・子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起・下支えするため、市民税・非課税者と子育て世帯主を対象者に、市内の店舗で利用できる、25%のプレミアム付き商品券を、本日から発行しました。
 また、キャッシュレス決済によるポイント還元も実施されます。キャッシュレス決済は、今後益々・多様化するライフスタイルへの対応や、観光産業都市を目指す上では、有効な手段の一つであると考えています。こうした時代の流れに即して、本市と致しましても、事業者側、消費者側の双方への喚起を図ることが必要と考えています。

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 そこで、11月に開催されます、秋の市民まつりにおきましては、岡崎信用金庫をはじめとした金融機関のご協力をいただき、キャッシュレスの体験ブースを設ける予定としています。

7.「行財政改革」
 昨年度から検討を進めております公契約条例につきましては、6月に条例案についてのパブリックコメントを実施いたしました。
 いただいたご意見等を参考に、制定に向けてさらなる検討を進めているところであります。また、権限移譲につきましては、愛知県が定めた中核市への移譲可能事務・88件のうち、すでに80件の事務について移譲を受けています。
 今後も、県内他市の状況を注視しつつ、市民サービスの向上につながる事務の権限移譲・受入れについて、検討を行います。
 なお、私は、今年度から中核市市長会の副会長に就かせていただいております。こうした機会を活かして、地方の声を国に届けることで、より現実的な地方分権を図ってまいりたいと考えております。
 以上、今年度の取り組みを報告させていただきました。
 本日いただきました要望に対しては、次年度の予算編成を終えたのちに、正式に、書面で回答させていただきます。
 私の目指します「夢ある新しい岡崎」の実現には、皆様方のご協力が不可欠であります。そのためにも、本日のように皆様からのご意見を伺う機会を継続すると共に、必要な支援もしっかりと行ってまいりたいと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。私からは以上です。

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2019年11月 6日 (水)

市長定例記者会見(2019年10月24日)

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 来年、世界ラリー選手権が日本で開催されることが決まり、岡崎市にコースが設定されることとなりました。11月9日(日)に開催される「おかざきクルまつり」「セントラルラリー愛知岐阜2019」など、関連する事業について御説明申し上げます。
 以下は、10月24日(火)に行った定例記者会見の内容です。


台風19号により被災された方々へ
 まず初めに、10月12日、関東地方を中心に、全国各地に甚大な被害をもたらした台風19号により、お亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りするとともに、負傷された方々を始め、被災された方々に、謹んでお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧を、心よりお祈り申し上げます。
 本市におきましても、「中核市・災害相互・応援協定」などに基づき、被災地であります長野市に対し、支援物資の提供や職員の派遣を行っているところです。
 また、本市と「ゆかりのまち」として提携している佐久市にも、先週の17日に、清水副市長が現地を訪問し、被災状況を確認するとともに、本市・幹部職員からの義援金と支援物資を、届けてまいりました。
 加えて、昨日から職員を派遣し、一層の支援を行っております。さらに、総務省、県からの要請により、栃木県・栃木市への支援も予定しております。
 今後も被災地からの支援要請に対し、積極的に支援を行っていきたいと考えております。

世界ラリー選手権の日本開催決定
 かねてより誘致活動を行ってまいりました、WRC、世界ラリー選手権につきまして、先日、日本ラウンド招致準備委員会からの発表があり、2020年から3年間の日本開催が決定し、岡崎市においてもコースが設定されることとなりました。
 それに先立ち、テストイベントである「セントラルラリー愛知岐阜2019」が、「クルまつり」の共催イベントとして、11月9日に開催されますので、お知らせします。
 WRCは、世界的にF1と並んで人気があり、サーキットではなく、一般道や荒野、林道、農道を使用して開催される、モータースポーツであります。
 本市におきましては、昨年度から愛知県、県内市町、招致準備委員会と共に、WRCの日本開催に向けて、誘致活動を行ってまいりました。その中で、FIA・国際自動車連盟の視察を受けた折には、中央総合公園のロケーションの良さについて高評価を受けたと聞いております。この度、関係者の悲願であった日本開催が実現しましたことは、大変喜ばしいことであります。

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 さて、来年度のWRC開催に先立ちまして、本年11月7日から、長久手市の愛・地球博・記念公園を中心としたWRCのテストイベントが開催され、本市においても、中央総合公園および額田・宮崎地区の2か所でのコースが、設定されております。

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 このため、11月9日土曜日は、中央総合公園で毎年開催されております「クルまつり」の会場の一部を、ラリーカーが走行することになり、大迫力のラリー観戦も、同時にお楽しみいただけることになりました。
 「クルまつり」は、ご承知のことと思いますが、本市の主要産業の1つである、自動車産業の振興などを目的として、様々な年代に、自動車やものづくりに対して関心を持ってもらえるようなイベントです。自動車メーカーや販売店のブースでは、市販車の展示や試乗会、衝突回避・支援システムの体験、また国内・最有力・レーシングチームであるトヨタ・ガズーレーシングからは、WRC出場車両レプリカの展示などが行われると聞いております。
 また、自動車に対する関心を高めるイベントとしまして、「はたらく くるま」の展示、体験スペースを設けます。こちらでは、大型トラックやバス、タクシーをはじめ、クレーン車や各種重機、高所作業車、自衛隊車両、郵便車、はしご車、レッドサラマンダーなど、様々な車両が集まります。皆さんが、普段・まちなかで目にするものの、なかなか触れることのない車両ばかりですので、お子さまにはきっとお楽しみいただけると考えています。
 毎年お越しいただいていた岡崎市出身のレーサーの中嶋一貴選手ですが、今年は海外でレースがあるということで、お越しいただけません。代わりに「ミニナカジマミュージアム」と称しまして、中嶋選手のパネル、ヘルメット、レーシングスーツなどの展示や、eスポーツラリーを体験していただくコーナーをご用意しています。また、岡崎おもてなしキャラバン隊キッチンカーによる、食事等の提供もご用意しており、一日中、中央総合公園で楽しんでいただけるよう、計画を行っております。

テストイベント「セントラルラリー愛知岐阜2019」
 セントラルラリーの詳細なコースについては、近々主催者から発表があるかと思いますが、先ほども申し上げた通り、本市では中央総合公園内及び千万町町(ぜまんぢょうちょう)を中心とした宮崎地区に、スペシャルステージという区間を設定していると聞いています。この区間において、タイムアタックといって、ラリーカーが一台ずつそのスピードを競うもので、午前と午後のそれぞれ1回ずつ競技が実施されます。
 今回のセントラルラリーには、現在WRCに参戦しているWRカー、トヨタのヤリスが走行するのも目玉となっています。

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 愛知県出身の勝田貴元選手が、ドライバーとして搭乗されるとのことですので、本物のWRカーの迫力ある走行にご期待ください。
 また、場内では、タイムアタックに合わせて、フリーアナウンサーの安東弘樹アナによる実況中継も行われ、安東アナと岡崎出身のレースクイーン・タレントである橘香恋さんによるトークショーなども予定しています。

 中央総合公園へのアクセスについては、パーク・アンド・ライドを計画しています。
 今回、中央総合公園の駐車場の大部分がラリーのコースとなっており、そのような状況下で、市内外から多くのお客様がお見えになり、中央総合公園の駐車場が相当・不足することが予想されます。
 そこで市内の企業の三菱自動車工業株式会社岡崎製作所様、アイシン・エィ・ダブリュ株式会社岡崎工場様、株式会社ジェイテクト花園工場様、株式会社FUJI岡崎工場様、アンデン株式会社岡崎工場様、株式会社オチアイ・ネクサス様の駐車場をお借りし、そこから中央総合公園までを無料シャトルバスで結ぶ予定です。
 なお、バスでご来場いただいた方のうち、先着3,000名には、オカザえもんラリーバージョンのオリジナルハンカチをプレゼントいたします。このハンカチは多目的広場に設けました特別観覧スペースに入場いただけるチケットとなっています。この特別観覧スペースでは迫力のあるラリーを間近で観戦いただくことができます。
 ご来場の際には、ぜひとも、パーク・アンド・ライド、無料シャトルバスをご利用いただきますようお願いします。

 WRC開催国における、国外からの来訪者数は、数十万人と聞きます。今後、本市においては、このWRCを活用し、地域活性化に取り組んでいきたいと考えています。
 今回のセントラルラリーの経験を活かし、来年度以降・開催されるWRCに向け、着実に準備を行ってまいります。そして、WRCが来るまち・岡崎市として、国内外にPRしてまいります。

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2019年11月 4日 (月)

令和元年9月議会 その3(一般質問答弁後編)

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 9月定例会一般質問の市長答弁の後編です。加藤義幸議員と畔柳敏彦議員にお答えしました。


加藤義幸議員(自民清風会) 9月2日(月)

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――東岡崎周辺は次年度にはペデストリアンデッキや桜城橋など様々なハードが完成します。花火大会の見どころや楽しみ方に変化があると思われますが、今後のお考えをお聞かせください。

○市長 乙川リバーフロント計画につきましては、事業を始めて以来、これまで多くの市民の皆さんの御理解と御協力のもと着実に整備が進み、今や乙川河畔は生まれ変わってきております。
 乙川リバーフロント計画は、ただ形を作って終わりではなく、そこに出来上がった空間をいかに活用してまちのにぎわいを生み出すかということが一番のポイントであり、これからが本番だと思っております。そうした意味で、来年の花火大会では新たな花火観覧スポットをより多くの観光客に楽しんでもらいたいと考えております。

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 特に、絶好の観覧スポットが生まれた桜城橋周辺におきましては、市民や観光客の皆さんの期待も大きいものと感じておりまして、来年は花火の桟敷席向けに行われている実況中継を桜城橋周辺でも放送するなど、今まで以上に花火の臨場感を多くの皆さんに体感していただけるように検討してまいります。
 担当者には、前からプランを投げかけておりましたが、私としては桟敷に入ることが難しい身体障害者の方や、施設の子供達、そして高齢者の皆さんのための特別席として、桜城橋を活用するようなことも考えております。
 また、今年の7月にリニューアルいたしました籠田公園におきましても、今年は多くの市民の方などが花火を観覧していたという情報もあり、くつろぎながらゆっくり観覧できる新たなスポットとして広くPRしていけるものと考えております。
 さらに来年の3月には、乙川右岸の名鉄名古屋本線から愛知環状鉄道線までの河川敷を「乙川河川緑地」の名で多目的広場、駐車場等として新たに整備いたします。

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(乙川の明神橋西側の河川敷)

 こちらも広大な花火のビュースポットとしてもご利用頂けます。ただし、こちらは打ち上げた花火のカスが落下するエリアでもありますので、そのつもりで注意して御覧頂きたいと思っております。
 今年の花火大会では、中央総合公園にパブリックビューイングを新たに設置したところ、大変好評でありましたが、花火のビュースポットの新設は増加する花火観覧客の分散化にも繋がり、交通や混雑による事故を減らすことになり、安全にイベントを執行するという観点からも、最重要課題と位置付けているところであります。実際、多くの方から「今年の花火はよかった!」と御好評を頂いており、今年はうまくいったと思っております。
 また、11月2日にオープンする北東街区のオト リバーサイドテラスからも花火は見られます。
 今後も乙川リバーフロント地区整備によって生まれるハードを十分活かし、より多くの方々がより安全に、そして快適に本市の花火大会を楽しめるよう、しっかり取り組んでまいります。私からは以上であります。


畔柳敏彦議員(公明党) 9月3日(火)

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――産業人材育成のためのリカレント教育について、今後の取り組みの方向性をお尋ねします。
(※「リカレント教育」とは、学校教育を、人々の生涯にわたって分散させようとする理念のこと)

○市長 産業人材の育成に特化したリカレント教育に関しましては、本市では商工労政課や産業人材支援センターが中心となり、県や商工会議所、ハローワークなどと連携し推進してまいります。
 8月21日には、本市と民間企業の間で無人航空機ドローンを活用した連携協定を締結し、市内の企業や事業者へのドローンに関する教育機会を提供していくこととなりました。

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(2019年8月21日、株式会社DSAと無人航空機ドローンを活用した連携協定を締結)

 こうしたことも、本市の課題を踏まえたリカレント教育推進の一環でありまして、今後は地元企業がドローンの操縦技術の習得や、産業での利用に関する講習を産業人材センターで開催できるよう、協議を進めてまいりたいと考えております。最近はドローンの使用に関しての規制も厳しいため、特に安全使用を徹底した教育にしたいと思います。
 また、令和2年度末には、岡崎幸田勤労者共済会が、美合町の勤労文化センターから羽根町の産業人材支援センターに移転することを予定しております。
 この移転により、地域の中小企業や、そこで働く勤労者の皆様が産業人材支援センターを通して、様々なリカレント教育の情報に接する機会が増えることを期待しております。
 こうしたことも、移転の相乗効果としながら、地元企業、勤労者、そして地域の離職者や求職者の皆様に対し多様なカリキュラムを提供できるよう、今後必要な準備を進めてまいります。私からは以上であります。

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2019年11月 1日 (金)

令和元年9月議会 その2(一般質問答弁前編)

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 9月定例会一般質問の市長答弁を2回にわけて掲載します。前編では磯部亮次議員にお答えしています。


磯部亮次議員(自民清風会) 8月30日(金)

磯部亮次議員

――モンゴルのホストタウンとして、提携をしてから初めての公式訪問行事になったと思われますが、大変な歓迎を受けたと聞いております。そこで、訪問に至った経緯とモンゴル国での出来事など内容について教えてください。

○市長 少し長くなりますが、正式に報告する最初の機会となりますのでご容赦いただきたいと思います。
 昨年4月にモンゴル国アーチェリー協会ツァガン会長が来訪され、本市がモンゴルのアーチェリー・チームのキャンプ地となる覚書きを結び、昨年来、モンゴル国から「一度、岡崎市長に首都のウランバートルまで来てほしい」という要請を何度も受けておりました。
 その後、今年3月末に、中国と共にモンゴル国のホストタウンに登録されたこともあり、東京オリンピックのキャンプ地としてだけでなく、ホストタウンとして、オリンピック後も引き続き交流を図る目的で、去る7月24日から3泊4日の日程で訪問してまいりました

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 今回の訪問先は、首都ウランバートル市であり、主な訪問先は街の中心部にありましたが、先方のご好意により久しぶりに郊外で乗馬も行い、テレルジという国立公園にあるゲル型の宿泊施設にもお招きいただき、一夜を過ごすという貴重な体験もできました。このゲル型の宿泊施設はバス・トイレ付きであり、額田地域で山間リゾートを模索している本市として近年、デラックスなキャンプ、グランピングの流行する世相において参考になると思いました。
 全行程において、モンゴルアーチェリー協会副会長のエルデネボルド氏が案内してくださいましたが、大統領府にいたこともある37歳の若きエリートである彼は、私と同じ米国インディアナ大学に留学しており、その思わぬご縁にも驚いた次第であります。
 表敬訪問は、モンゴル国のオリンピック協会への訪問を皮切りに、要人のスケジュールを縫うように密な日程で行われました。
 モンゴル国ナショナルオリンピック協会のバダルウーガン副会長とあいさつを交わしたのち、岡崎でのキャンプ実施の支援に対し、ゴールドに輝く「名誉記章」の授与があり、大変驚くとともに本市でのキャンプの成果を認めていただき光栄に思いました。正確に言うならば、いかにも冷戦時代の東側の軍人が好みそうな金ピカの大きなバッジであり、付けるのは少々恥ずかしくありましたが、滞在中は岡崎の桜バッジとともに胸につけておりました。

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 この後、全国からの寄付金とボランティアの奉仕で建設された「アーチェリー360会場」において開催されている「アーチェリー青少年全国大会」の開会式に来賓として招かれまして、挨拶をさせていただきました。また、この折、先方から将来「岡崎杯(カップ)」を作ってさらに交流を深めたいという話がありました。
 ここでは、本年2月の強化合宿で本市を訪れたアーチェリーナショナルチームの選手の皆さんから温かい出迎えを受けたほか、全国ネットのテレビ局からインタビューを受けるなど、本市への注目ぶりにも驚かされた次第であります。

 今回の訪問で、これほど多くの要人と面会の機会をいただけたのは、先の国務大臣であり、大統領顧問の一人でもあるツァガン会長の深い信頼と大変な骨折りのおかげであります。

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(モンゴルアーチェリー協会のツァガン会長)

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(モンゴル国のハルトマーギーン・バトトルガ大統領)

 ことに、モンゴル国第5代大統領バトトルガ氏とは渡航の直前に面会の約束が取れ、表敬訪問が叶ったわけでありますが、地方都市の首長が大統領と会見できるという予想外の出来事については、お会いするだけでも誠に名誉なことと思っていただけに大変感謝しております。
 大統領はかつてモンゴル相撲の選手だったということがしのばれる武道家らしい頑丈な体つきの方で、大きな手で握手をしながら「あなたのことはよく聞いております」と言われ、すでにある程度リサーチ済みであるのか、予想外に話が弾み、時間をオーバーして約1時間の会談となりました。
 大統領からは、環境や資源に関する問題意識や製品開発、また二国間との経済連携について大変熱のこもった具体的なお考えを伺いました。
 こちらからは、都市間交流についての考えをお聞きしたところ、ビジネスも視野に入れた交流への期待や、首都のウランバートル市との交流として9つある行政区のうち、候補となりそうな相手先について具体的な助言をいただきました。

 また、当初の予定にはなかったのですが、ウランバートル市長のサインブヤン氏とは、ツァガン会長の親しい友人であることもあって急遽市庁舎を訪問し面会できることとなりました。

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(ウランバートル市のアマルサイハーン・サインブヤン市長)

 面会では、岡崎市におけるモンゴルアーチェリーナショナルチームのキャンプ受入れについて謝意を受けたほか、アーチェリー以外の教育文化、市民交流についても前向きな言葉をいただき、大統領と同様に、具体的に今後大きな開発計画のある行政区との交流についての提言がありました。これから、事務方同士でつめの話が行われますので詳しくは今後の報告とさせていただきます。
 在モンゴル日本国大使館の高岡大使とは、岡崎市の交流相手としての、ウランバートル市の二つの行政区について紹介を受けたほか様々な助言をいただきました。
 この他にもウランバートル市スフバートル区議会議長には、わざわざ朝食会場にまで足を運んでいただき、意見を交換するなど関係各位の細心なご配慮により大変有意義な訪問となりました。
 アジア圏において、日本の4倍の豊かな国土と貴重な天然資源を持ち、飛躍の可能性を秘めたモンゴル国の若き有能な指導者の知見に触れることができたことは大きな収穫であり、こうした関係性をスポーツ交流だけでなく、人的交流や経済交流にもつなげていきたいと思っております。
 なお、今お話ししたこと以外の詳しい内容は、写真付きで東海愛知新聞やブログでまもなく公表される予定ですので楽しみにお待ちいただきたいと思います。私からは以上であります。 (つづく)

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