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2019年10月18日 (金)

令和2年度 当初予算編成説明会

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 9月26日(木)、市の幹部(部長、課長)を対象にした新年度予算編成に向けての説明会を行いました。私の考えを御報告申し上げます。


 令和2年度の当初予算編成にあたり、私から皆さんにご挨拶申し上げます。
 日頃の市政運営におきまして、職員の皆さんには、日々、業務に精力的に取り組んでいただき、まずもってお礼を申し上げます。
 さて、令和2年度は、第6次・岡崎市総合計画・後期基本計画が最終年度となるとともに、私が市長就任以来、計画的に進めてきました事業が次の段階へ進んでまいります。
 具体的に挙げてみますと、籠田公園や桜城橋など乙川リバーフロント地区整備、東岡崎駅周辺においては、11月2日にグランドオープンを迎える、「オト リバーサイドテラス」やペデストリアンデッキの整備、そして多くの市民の浄財による、高さ9.5メートルという日本一の高さと偉容を誇る若き日の徳川家康公の騎馬像の設置、南部においては、JR岡崎駅のペデストリアンデッキなど周辺整備に加え、藤田医科大学・岡崎医療センターの開業などであります。

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 これらが次々と実現を迎え、本市の景観や人の流れも大きく変わってまいります。今後は、これらを活用し、市民が楽しく快適に暮らすことができる賑わいのある街にしていくことになります。
 また、阿知和地区・工業団地の造成、龍北総合運動場の整備、福祉・総合相談窓口の整備など複数のプロジェクトも進行してまいります。東部においても、間もなく民間によるアウトレットモールが着工し、区画整理も始まります。
 本市としては、これからも未来の「50万都市・岡崎」を念頭に、まちづくりを考えていきます。今後は、将来的に人口減少局面に入っていくことを踏まえ、「中枢中核都市」として、広域的な視点も加えた、まちづくりを進めてまいります。そして、高齢者の健康寿命を延伸し、元気な高齢者が社会で活躍できるような、まちづくりを進めるとともに、市政運営においては、市民サービスの向上と行政の効率化を図る必要があります。
 これらを踏まえ、市内各地域の個々の地勢的状況を考慮しつつ、これから数か月にわたり、来年度の当初予算編成にあたるわけですが、依然として、雇用や所得の環境は改善しているものの、世界経済の影響により、近年好調であった市税収入に陰りがみえることもあり、大変厳しい状況が想定されています。ますます市民の要望が多様化する中、「市民税を10%カットする」と非現実的なことを言っている方もいるようですが、私は現実的な政策を継続してまいります。
 そのような状況の中、これまで進めてきた「夢ある新しい岡崎」づくりを進めていくためには、市民サービスの質と市民満足度の向上を中核に据え、次の2つの視点により、予算編成にあたっていただきたいと思います。

1.岡崎市全体を俯瞰して考える
 今年の7月に「夢ある新しい岡崎へ2019」と題した動画を職員全員に見ていただきました。これは偉大なる先人の取り組みと、私が市長就任以来取り組んでいる施策を、改めてご理解いただくためであります。
言うまでもなく市役所の業務は多岐に渡っており、どの部署も市民生活を支えるために必要不可欠なものであります。だからと言って、自分の部署のことだけを考えていれば良いものではなく、市の取り組みを深く理解し、しっかりと連携することで、より効果的・効率的に事業が進められます。
 皆さんは各部署の長であると同時に市の幹部でもあります。
 自身の部署だけ予算が獲得できればいいというスタンスでは、どこかで歪みが生じます。
 狭い視野で判断するのではなく、持続可能なまちづくりを行っていくための、オール岡崎の視野を持って判断してください。

2.「賢い支出」を意識する
 ある経済学者は「賢い支出」、すなわち、支出をするときは、将来的に利益・利便性を生み出す事業に対して行うことが望ましいと言っています。この考え方は経済に限らず役立つものであります。
 例えば、長々と難しい議論を積み重ねた割にはあまり効果的な対策を打てていない、補助金を交付し続けているが、思うような成果が上がらないなどといった事例はたくさんあります。その原因の一つは、古い慣習や先入観、前例踏襲に囚われて、賢い支出ができていないからです。
 そうしたことにならないよう市民の声を聞いてください。統計やアンケート調査など客観的なデータを詳細に分析して、もう一度しっかりと考えてみてください。

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(愛知県立岡崎聾学校における市民対話集会。2019年8月5日)

 私は、「顔の見える民主主義」をモットーに平成25年度から市民対話集会を行っており、各種講演会や政策説明会を合わせると、その開催は延べ380回を超えております。時には大変厳しい意見もありますが、高校生などの若い子から思いもよらない意見が出てくることもあり、その中に真の市民ニーズが潜んでいることもあります。
 そうした声を積極的に聞くことで、事業の方向性が見えてくると思います。予算が厳しいからこそ、より「賢い支出」を考えてみてください。

 最後になりますが、現在、国を挙げて働き方改革が進められています。小手先のものでなく、抜本的に仕事のやり方を変えていくことが求められております。
 日頃私は、観光産業都市・岡崎を標榜していろいろな施策を推進しておりますが、まずは岡崎市民自身が「面白い!」と思える街でなければ、誰も岡崎には来ないと思っております。同じように市民が満足する行政運営を行っていくためには、業務を遂行する職員が、健全でなければなりません。
 市民から見れば職員の皆さんは「人財」という地域資源であります。
 部長、課長のみなさんが先頭に立ち、働き方改革を踏まえた予算を編成してください。そして、岡崎市民、ことに子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築きあげることができる新年度予算となることを期待しております。
 ともに素晴らしいふるさと岡崎を築いてゆきましょう。

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