中学生国際交流から誕生した外交官
6月3日(月)朝、6月議会開会までのわずかな時間であったが、現在、ノルウェーの日本大使館に勤務されている岡崎生まれの山森健成(たけなり)外交官が来訪された。
山森さんは平成元年(1989年)生まれの30歳で、岩津中学校、岡崎西高校の出身である。中学時代に本市の行っている国際交流事業のスウェーデン・ウッデバラ市訪問団の一員として参加されたことが切っ掛けとなり(平成16年、2004年)、外国、とりわけスウェーデンに大きな関心を抱くことになったそうである。
ウッデバラ訪問の後、ストックホルムのスウェーデン外務省を訪れた折に外交官から懇切丁寧な説明を受け、さらに北欧諸国への関心とあこがれを深めると共に、外交官という仕事に強い興味を覚えるようになったとのことである。そこまではよくある話であるが、山森さんは北欧への興味をその後も強く持ち続け、大阪大学外国語学部に進学し、スウェーデン語を専攻し、今日に至っているのである。
岡崎市では毎年、ウッデバラ市、ニューポートビーチ市(米国)、メルボルン郊外のウィトルシー市(オーストラリア)等へ中学生訪問団の派遣事業を行っている。
(岡崎市中学生派遣団合同結団式、2017年5月16日)
派遣団の結成壮行会の折には「皆さんの先輩の中には、この訪問が切っ掛けとなり、外交官として活躍している人がいる」とつねづね伝えており、この度山森さんに「あなたは派遣中学生の希望の星ですよ」とお話した次第である。
若い感受性の豊かな時期に異なった文化、社会、生の外国語に触れることによって、個人の才能の芽が開花することもあり、本市が長年継続しているこうした事業は岡崎の人材育成に大きな力となっていると思うものである。
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