連合愛知三河中地域協議会における市政報告
6月3日(月)、日頃、市政運営に大きな御理解と御協力を頂いている「連合愛知三河中地域協議会」の幹部、代表者の皆様方と市政についての対話集会を行いました。
当日は市政報告の後、各出席者からまちづくり、防災、道路建設、渋滞問題、公共交通等について中身のある意見交換の場をもつことができ、感謝申し上げます。
以下は当日の市政報告の内容です。
皆様、こんばんは。市長の内田康宏です。
皆様方におかれましては、市政運営に対しまして格別のご理解とご協力をいただいておりますことに改めて感謝申し上げます。また、このたびは私の市政報告の時間をいただきまして、ありがとうございます。
このように自ら市民の皆さんのところに出向き、直接語りかけるというのは、顔の見える民主主義を標榜しております私独自の政治手法でありまして、市長就任以来、これまでに市民対話集会をはじめ、各種講演会や政策説明会として繰り返してまいりました。
昨年からは高等学校でも行い、時には小中学校に出向くなど、様々な機会を捉えてこれまで360回以上にわたり、映像と共にこうした市政についてお話をさせて頂いております。今回もそうした1回であります。
本日は最新の内容となっておりますので、どうぞよろしくお願いします。
さて、私が市政を担当させていただきまして、これで7年目を迎えております。
これまで皆様方をはじめ、多くの方々のご理解とご協力のおかげで各事業を順調に進めることができました。物事が達成されるには、天の時、地の利、人の和が必要であると言われますが、まさにこうしたものを得て、当初の公約の9割方が完成に向かっていることを感謝しております。
また、幸いなことに、現在、岡崎市を含むこの地域の産業構造は堅調であります。日本中の多くの地方都市が人口の減少と財政難で四苦八苦している中、愛知県の工業製品出荷額は46兆8,000億円と、全国で断突の1位であります。それも、ここ40年ほど連続して1位であります。
しかも、2位の神奈川県が17兆9,000億円、3位の大阪府が16兆8,000億円である中、驚くことに、岡崎市と豊田市と安城市の3市だけで19兆円を超えております。
まさにこの地域は日本の産業の中枢を担っており、「ものづくり」によって豊かな地域が支えられていることがわかります。トヨタ自動車の豊田章男社長自らが、これからの産業構造の変化を予言してみえますので、油断はできませんが、まだしばらくは現在の「ものづくり」の体制は続くと考えております。
本市の経済の柱であります「ものづくり」にはこれからも変わらぬ支援を続けてまいりますが、岡崎市におきましては、これに加えてもう一つの経済の柱として、本市独自の美しい自然と歴史的な文化資産を活かした、「観光産業」の育成が重要であると考えております。
殊に観光産業は観光に従事している方だけではなく、印刷や食べ物など他の分野への波及効果も大きいものであり、その進展に力を込めております。
そのための第一歩となるのが現在進めております、乙川リバーフロント地区の整備であります。事業を始めて以来、皆様方をはじめ多くの方々のご理解とご協力のもと着実に整備が進み、今や乙川河畔が生まれ変わりつつあります。
この春には、人道橋の名称と、橋から籠田公園に向かう通りの愛称が正式に決まりました。
橋は「桜城橋(さくらのしろばし)」と名付けられ、通りは、「天下の道」となりました。これは共に市内の中学生から提案頂いた名前であります。今回、市民の皆様をはじめ全国から応募いただいた4000件もの名前を、夏の生徒市議会からの提案を採用して、市内の中学生に選考していただき、選ばれた各5つの名称を、ふたたび市民の皆様の最終投票により決定したものであります。
現在、各施設の整備がいよいよ大詰めを迎えているわけでありますが、残念ながら未だに橋に100億もかかると誤解されている方がお見えになります。先日、偶然乗ったタクシーの運転手さんから「どうして橋に100億もかけるんですか」と言われガックリきてしまいました。これは一部の政党が意図的に流したデマ情報の影響であります。
実際には東岡崎駅前のペデストリアンデッキや乙川河川緑地、籠田公園、中央緑道など中心市街地の整備の事業の総額が99億7千万円であります。しかもこの半分近くが国の特別交付金によって事業が進んでおり、この点が我々の努力の成果であると思っております。
時に、特別待遇と言われますが、今年度も交付金は満額回答をいただいており、この事業全体の有用性がしっかりと国から認められている結果であると思っております。
橋自体は約22億円でありまして、これも決して安い金額ではありませんが、ただ渡るだけの橋ではなく、このエリアに新たな賑わいを生む拠点の一つにしたいと考えております。橋の表面や手すりなどに岡崎産のヒノキを使用した木装の橋として仕上げてまいります。
また、橋の上には電源設備を設けるほか、民間の方からの要望に応え、屋根を取り付けられるような整備をしてまいりたいと考えております。こうすることで、橋の上でカフェや物品の販売など、天候を気にせずにできるようになります。すでに農協さんなどに、地元産野菜や果物の販売などをお願いしていることころであります。
また、桜城橋から籠田公園の整備ではすべての世代が楽しくすごせる公園環境をつくり出すとともに、安心してその場所を歩いていただき、休憩やくつろげる場所を提供していきたいと考えております。併せて、イベントなど様々な用途に使えるよう電源設備や水道を整備するほか、欧米の公園のようにキッチンカーの乗り入れもできるようにしてまいります。
さらに通り沿いには岡崎の石工職人の腕と力を存分に発揮していただいた徳川四天王の石像も配置してまいります。この石像は、それぞれの武将が持つ歴史的エピソードを再現したものであり、完成後にはスマートフォンなどをかざすと4,5か国語の多言語の案内が聞けるようにしたいと考えております。
この石像はすでに完成しており、緑道の完成に応じて設置する予定です。
これらの整備については、決してこのエリアだけが良くなればいいというものではなく、有効なものは市内に250ほどある公園整備等で、地元の意向もふまえながらそれぞれの地域に合った形で取り入れていきたいと考えております。
先日、籠田公園の工事の進捗を見てまいりましたが、木装風のひさしが多く設けられ、温かみのあるLED照明も設置されていました。この照明は家の中でくつろげる程度の明るさとのことで、本なども十分読めそうなほど明るいものとなっていました。他の町で同様のものを作ったところ、夜は受験生が集まっているそうです。
併せて、暑い日に子供が遊べるような噴水も設置してまいります。この写真は私がフランスで見たものであり、市街地の一角に設けられていたものです。この噴水周辺には柔らかいゴムチップを敷き詰め、登って遊べる丘も設けます。
手前のテーブルや椅子から子供の遊ぶ姿を見ていられますし、一日中、快適に公園をご利用いただけるようになるものと期待しております。そして、この公園の整備には額田の木材も使うことで、山林の整備につなげていきたいと考えております。山林の整備は防災にもつながりますし、豊かな海をつくることにもなります。
今回のリバーフロント計画は、ただ形を作って終わりではなく、出来上がった空間をいかに活用してまちのにぎわいを生み出すかということが一番のポイントであると考えております。そうした意味で、これからが本番だと思っております。
ただ今、リバーフロント地区内の豊富な公共空間を活用してエリアの活性化を目指す公民連携プロジェクト「QURUWA戦略」に取り組んでいるところであります。これは、名鉄東岡崎駅を出発点として、桜城橋、籠田公園、りぶら、岡崎城、乙川河川敷までをめぐる動線がアルファベットのQの字になること、そして、この動線が岡崎城の外周、すなわち総曲輪に重なることからこれらをかけて「QURUWA(くるわ)」と名付けたものであります。
現在、このエリア内では、公共空間を利用したさまざまなプログラムを実施いたしまして回遊性など検証する社会実験や、乙川の豊かな水辺空間で楽しみ、新たな賑わいの創出を目指した「おとがワンダーランド」などが実施されております。
さらに、乙川に直径約8cmのLEDボールを流し川面を青く染める中部地区最大級の光の祭典「岡崎泰平の祈り」などの事業を官と民で連携して取り組み、これまで4年間、まちの賑わいを生み出す活動に取り組んできたところであります。
中には、泰平の祈りが縁結びの機会となり、「結婚できました」とお礼を言われることもありました。殊に、泰平の祈りは毎年大変な人出であり、今年からより多くの来場者にゆっくり楽しんでいただけるよう、実施エリアを拡大する予定であります。
本当は吹矢橋からと言いたいところですが、本年は明代橋から桜城橋、殿橋をくぐるようにしてまいります。ちょうど今までの倍の長さとなり、より多くの方に楽しんで頂けるものと思います。
さらに今年度からは、「コンベンション施設・整備業務」として、「太陽の城跡地」を有効活用し、公民連携によるコンベンション施設の整備や、ハイクラスの民間ホテルの誘致を進めるにあたり、この秋より事業者の募集を行ってまいります。
これまで商工会議所はじめ、ロータリークラブやライオンズクラブ、医師会の皆様など本当に多くの方から、「岡崎で大きな会議や式典ができない」「大事なお客さんを招待できない」との声をいただいてきましたが、この施設ができることで、そうした要望にもお応えできるものと思っております。
また、乙川リバーフロント地区の西側に隣接する、名鉄線路下流のテニスコート、ローラースケート場を再整備し、加えて、多目的広場、駐車場などの整備に取り掛かってまいります。これをすべて臨時駐車場として使うと、約400台の車が止められるようになり、桜まつりの渋滞緩和や乙川河畔のさらなる利用促進につながるものと期待しております。市内には多くの民間駐車場がありますが、臨時駐車場として大型イベント時のみの使用ですので競合の可能性は避けられるものと思います。また、駐車場の総合的管理とパネル表示による利便性の向上を考えています。
次に東岡崎駅周辺の整備についてであります。
駅の北側では、この秋からお使いいただけるよう中央デッキの工事が進められております。このデッキの上には、市民の皆様方からのご寄付を頂いた1億円を超える浄財を得て、「若き日の家康公」のブロンズ製の騎馬像がお目見えします。
この像を手掛けていただいているのは、日本のブロンズ像制作の第一人者であり、日展の審査員でもある神戸峰男先生であります。
この像は台座も含めて高さ9.5mという日本一の高さと威容をほこる騎馬像となります。完成後は、駅のホームや名鉄電車の窓からも見ることができ、間違いなく岡崎の新たなシンボルになると思っております。
さらに、このデッキの先では、乙川河畔という絶好のロケーションを活かした9階建ての新しいホテルや岡崎にはこれまでなかったようなおしゃれなカフェやレストランが入った施設「オト リバーサイドテラス」の工事が着々と進んでおります。この名称ですが、乙川の「乙」とJAZZの街に響く楽器の「音」に由来するとのことであります。
この新たな商業施設は、今月より駐輪場がオープンしたのを皮切りに、9月には立体駐車場やホテル、一部店舗が順次開業し、11月2日にグランドオープンを迎えます。これら店舗は、夜間まで営業しているということで、私も楽しみにしております。
先日、国のお役人を案内して現地視察してまいりましたが、像を背景に乙川の流れと岡崎城、夕陽を臨む風景は、一幅の絵のようでした。このエリアは今後、さらに快適で魅力的な駅前空間として大きく変わってまいりますので、大いにご期待ください。
そして、本市の観光の起点となります岡崎公園でありますが、これからは家康公生誕の城にふさわしい史跡として再整備をしてまいります。
特に、公園内にある戦国期から江戸時代にかけて整備された堀や石垣は、専門家が見ても歴史的価値の高いものであり、岡崎城の最大の売り物であると思っております。ただ今、可能な限り当時の様子が分かるような城跡整備を進めているところであり、その第一歩として、これまで菅生川端石垣をはじめ、岡崎公園とその周辺で発掘調査を実施してまいりました。
昨年9月には、天守台石垣の発掘調査で、徳川の家紋である三つ葉葵の金箔瓦が発見されました。これは名古屋城に続き全国で2例目であり、岡崎城と徳川家の強い関りを示す大変貴重な歴史的資料であるとのことであります。現物を見ると、「よく判ったな」と思うほど微妙なものであり、目利きの学芸員のお手柄であります。
また名古屋城と同様に、岡崎城についても遠からず、延命か建て替えか、はたまた木造か鉄筋かという問題に直面する時がまいります。旧家の多い本市であります。倉庫やお蔵の中からこれはと思う資料などを見つけられましたら、ぜひ、その情報を市までお寄せください。
また、岡崎市にはお城以外にも徳川家ゆかりの寺社仏閣をはじめ、歴史ある建造物が数多くあります。市民の方にもあまり知られていませんが、国の文化財指定の施設だけで13あります。なんとこれは名古屋と同数です。
これら施設、とりわけ宗教関係の建物に対して、行政では文化財に指定されてないと保存・修理などの手助けをすることが難しい状況にあります。さらに、特定の宗教法人に対する支援であると、議会からも反対の声も聞かれます。この課題に対応するため、今後、民間と協力して支援する組織・財団を立ち上げるなど、何らかの形で支援できる仕組み作りを検討してまいります。
そのような中、滝山寺の隣にある日吉山王社(ひよしさんのうしゃ)の修復において、地元や民間企業の皆様がNPO法人を立ち上げ、修繕費を募っているとのことであります。民間からこのような動きがあることを大変心強く感じているところであります。
そして、これらの事業以外にも、岡崎市内各地において多くの事業が動き出しております。
まず、市の北部では、愛知県から移管を受けた、旧 県営グラウンド、龍北総合運動場の整備がはじまりました。今回の整備では、1,000人収容のスタンドを持ち、最大で5,000人が入ることのできる第3種公認の陸上競技場を整備することをはじめ、本市初となる人工芝をはったサッカー・ラグビー場や硬式野球のできる野球場を設けるなど、これまで以上に使いやすい施設としてまいります。
来年、2020年7月に全面供用開始予定ですので、ご期待ください。また、かつてあった流水プールのように、親子で一日楽しめ、フード・コートをもつ大型プール、できれば砂浜やヤシの木、夜間照明を持つ施設を民活により実現したいものと考えております。
商工会議所はじめ、各民間事業者からの強いご要望を多くいただいております、新たな工業団地、阿知和地区工業団地を2024年度の完成を目指して整備してまいります。
併せて、東名高速道路の阿知和地区へのスマートインターチェンジの開設に向け、着々と準備を進めているところであります。先日も国へスマートインターチェンジの開設に向けた要望会に行ってきたところであります。さらに、個別の企業による移転計画にもなるべく柔軟な対応をとってゆきたいと考えます。
そして、南部地域におきましては、本市の南の玄関口でありますJR岡崎駅前の再開発事業が進んでおります。
駅の東口では、昨年、新たな顔となる商業施設「ララシャンス岡崎」がオープンし、駅前の「出会いの杜公園」も整備されました。この公園は、イベントなどで利用できる電源設備を設けており、地元の協議会の方々を中心に定期的なマーケットが開催されるほか、夏祭りをはじめ各種イベントが実施されております。
この秋には駅と公園をつなぐペデストリアンデッキも完成するほか、駅の西口においてもこれから整備に取り掛かってまいります。
また、市民待望の藤田学園の新大学病院につきましては、24時間365日の救急医療に対応し、市民病院の2/3の規模となる、22の診療科と400床の病床を持つ総合病院が来年、2020年4月の開院を目指して整備が進められております。藤田学園としても三河地域への初の進出であり、エース級の医師と新型の手術支援ロボット「ダビンチ」をはじめとした最新の医療設備を投入するという、大変強い意気込みで取り組んでいただいております。
高齢化の時代を迎え、循環器系の疾患が増えています。脳や心臓の病気の発症に対しては、時間との戦いになります。そうした意味でも南部にとって大きな安心となると考えられます。
また、この大学病院の隣接地には、藤田学園監修の健康器具を備えた周遊コースをもった、駅南中央公園を整備してまいります。この公園は非常時には、ヘリコプターも発着場所としても利用できるものであります。
さらに、スーパーやホームセンターなど各種商業施設の進出も決まり、岡崎警察署もこのエリアへの移転に向けて動き出しております。
この事業は市民はもちろんのこと、周辺地域からの期待も高く、本市といたしましても、接続道路や環境整備に力を入れているところであります。
これからこの周辺はさらに大きく変わってまいります。まちづくりの専門家からは、行政の大切な役割として「まちが変わってゆく」という空気をつくることと言われています。それができれば、あとは民の力で自然に進展してゆくということです。今まさに南部がそのサイクルにあると思っております。
また、新病院の誕生により、これまで以上に高度医療に特化できるようになる市民病院につきましては、愛知病院との合併によりさらに進んだ病院となるよう、PET-CT検査機の導入などの施設整備を行ってまいります。
次に矢作地区におきましては、矢作川右岸南北道路をはじめとしたいくつかの道路計画を進めてまいります。南北道路につきましては、昨年度に引き続き用地の取得などの調査を進めていくほか、一部区間では工事に取り掛かってまいります。
また、JR西岡崎駅においてエレベーターを設けるなどのバリアフリー化の推進を支援しているほか、現在検討を進めている2つの新学校給食センターのうち、1棟を矢作に作る方向で担当部局と調整しております。
そして、本宿駅周辺では民間事業者によるアウトレットモールの進出計画が進展しています。先般、地元の方々を中心に周辺の区画整理を進める団体が建ち上がりました。数年のうちに、アウトレットモールも工事に入りますし、周辺の区画整理も始まる予定です。この事業が実現すれば、2000人規模の雇用が見込まれており、東部だけでなく、額田を含む広い地域の活性化に対して大きなインパクトがあることから、本市としても地元の方と協力しながら、積極的に事業の推進に努めてまいります。
また、市域の6割を中山間地とする本市では、東部から額田地域を中心とした中山間地域の活用についても検討を進めてまいります。市街地からほど近くにある豊かな自然を活用した、民間資本による同一市内で完結できる中山間リゾートができないものかと考えているところであります。人口減少対策として、まず、山の生活を味わい楽しんでもらえるためのものであります。
また、この4月より、国の「森林経営管理制度」が始まりました。本市におきましても、まずは本市の森林の状態を改めて確認するための実態調査を行ってまいります。その結果を踏まえて、行政として森林の適切な管理と林業の支援に努めてまいりたいと考えております。
これらあらたな事業を着実に進めるためには、まず、組織の活性化をはかる必要があります。これまで取り組んできた組織改正に加えて、若手職員の活用や女性職員の幹部登用に力を入れているところであります。
殊に、女性は決定した方針を生真面目に遂行しようとする点を評価しております。今年度の管理職に占める女性職員の比率は女性部長2名、女性課長12名をはじめ全体として27.8%となり、これは県下でもトップクラスであると自負しております。
今後も引き続き、女性の活躍できる環境作りを率先して進めていきます。
さらに、昨年夏の猛暑を受け、本市では西三河各市に先駆けて小中学校へのエアコン設置を進めてまいりました。この6月末までに全小中学校への設置してまいります。本事業が遅滞なく実現できましたのも、他の事業が順調に進み、国庫補助による財政的な余裕ができたからでもあります。
これに加えまして、昨今問題になっている先生の働き方改革にも取り組むことで、子供たちにとっても、先生にとっても快適で効率的な学習環境が提供できるよう努めてまいります。
いよいよ「令和」という新たな時代が始まりました。岡崎市におきましても、本日ご紹介した施策を着実に進めることで、この1~2年でさらに大きく変わってまいります。
こうした政策の究極の目的は、いつも口癖のように申しておりますが、岡崎の市民、殊に子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。
引き続き次の100年を見据え、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実はもちろんのこと、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟です。一部政党は、あたかも私が福祉や教育をないがしろにして、多くの事業を推進しているようなことを言いますが、岡崎の福祉や教育は、全国でも上位にあることを報告しておきます。
今後とも皆様方のお力添えをお願い申し上げまして、私の話を終了したします。ご静聴ありがとうございました。
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