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2019年6月18日 (火)

令和元年6月議会 その2(一般質問答弁前編)

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 6月定例会一般質問の市長答弁を2回に分けて掲載します。前編では、磯部亮次議員、野島さつき議員にお答えしています。


磯部亮次議員(自民清風会) 6月3日(月)

磯部亮次議員

――スポーツ振興政策について伺います。モンゴル国代表チームが事前キャンプを本市で開催することが決まりましたが、キャンプを通して、モンゴル国とどのような関係性を構築していくのかお聞かせください。

○市長 本年4月26付で、本市は、中国に続きモンゴル国のホストタウンとしても登録されました。昨年の4月に、モンゴルアーチェリー協会のツァガン会長が本市を訪れてくださり、キャンプ実施の覚書を締結して以来、着々と準備を進め、この2月に第一回目のキャンプを有意義に実施できたことも、今回の登録を大きく後押ししてくれたものと思います。
 今後は、来年のオリンピック競技大会に向け、キャンプ期間中の選手同士の交流のほか、市民との交流促進、モンゴル国を知るための理解講座を開催し、市全体でのおもてなしの機運を盛り上げてまいります。
 私自身もこの7月に、ツァガン会長の度重なる要請を受けて、モンゴル国を訪問する予定です。日本の大相撲におけるモンゴル人の活躍もあり、モンゴル国は親日家が多いと聞いており、大変楽しみにしています。
 また、偶然にも、本市と友好都市である呼和浩特(フフホト)市とモンゴル国の首都ウランバートル市は友好都市という親しい間柄であります。こういった優位性を活かした両市との交流にも可能性があり、手始めに両市を訪問する市民ツアー等を企画できればと思います。
 オリンピック後も引き続きアジア大会に向けて選手と市民の交流を継続するほか、本市とモンゴル国との交流の手法を研究してまいりたいと考えております。そもそも、アーチェリーのキャンプ地としての打診を受けた折に、先方から「スポーツ交流にとどまらず、将来的に文化、経済交流も考えてゆきたい」というお話も頂いております。
 これまでチンギス・ハンと徳川家康の共通性を指摘されることもよくあります。
 こちらも、アーチェリーといったスポーツを軸とした青少年交流や日本語教育を通じた人的交流に加え、呼和浩特市を含めた草原や乗馬などのモンゴル文化の研究、さらには企業交流など、今後どのような形の交流ができるのか、その可能性を検討していきたいと思っています。私からは以上であります。


野島さつき議員(公明党) 6月4日(火)

野島さつき議員

――女性活躍の推進について伺います。今年度、岡崎市が女性活躍推進の実現に向けて、テレワーク推進に力を注ぐとのことですが、どのような取り組みをしていくのか教えてください。

○市長 今年度は従来からの取り組みに加え、女性の就労支援としてテレワークの推進に力を入れていきます。
 本市の女性就業率は、全国平均と比べて低く、その中でも20歳代から30歳代の労働力が特に低くなっています。これは議員のご指摘のとおり、多くの女性が20歳代後半から30歳代にかけて、結婚や出産により仕事を中断し、その後子育てを終えて再び仕事に就くという行動によるものと言われています。特に本市にこの傾向が強いのは、ものづくり産業が堅調で、他地域に比べて共働きが少ないという経済的な豊かさが一因でもあり、必ずしも負の側面ばかりではないと思っております。
 ただし、将来的な労働人口の減少について、早い段階から対応するために働きやすい職場環境の実現に取り組む必要もあります。

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(東海愛知新聞、2019年6月7日)

 テレワークは、職場に出勤しなくても、インターネットなどのICT、いわゆる情報通信技術を活用し、時間や場所の制約がなく仕事ができる、柔軟な働き方の一つであります。
 働くことが難しくなった時期に、働き続けるための選択肢の一つとしての可能性を秘めており、実際、民間の先行事例では離職率の低下や新規採用者数の増加という好ましい傾向が伺えますので、導入の有効性が大きいものと思われます。

Empowered JAPAN in Okazaki

 このテレワーク推進のキックオフとなるイベントですが、東海地方では初となる「エンパワード・ジャパン・イン・オカザキ」を7月12日にりぶらホールで開催します。これは、「いつでもどこでも、誰でも、働き、学べる世の中へ」をコンセプトに、日本マイクロソフト社が事務局を務めるエンパワードジャパン実行委員会との共同開催によるものです。
 内容としては、60代からパソコンを始め、80代でアプリを開発し、年齢にかかわらずパソコンに取り組めることを証明された若宮正子さんの基調講演のほか、テレワークを通じた街づくりについてパネルディスカッションなども行います。私もパネリストとして参加し、今年度進めるテレワーク推進事業を周知するほか、本市の取り組みをPRし、相乗効果を図ってまいります。
 このように、女性が職業生活において、その能力を十分に発揮しながら活躍できる社会の実現に向けて、さまざまな事業を推進してまいりますので、関心のある方にはぜひご参加をいただきたいと思います。私からは以上であります。


令和元年6月議会 その1(市長提案説明) (2019.06.13)

令和元年6月議会 その3(一般質問答弁後編) (2019.06.24)

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