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2019年6月24日 (月)

令和元年6月議会 その3(一般質問答弁後編、閉会挨拶)

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 6月定例会一般質問の市長答弁の後編と閉会挨拶です。後編では、野本篤議員、小木曽智洋議員にお答えしています。


野本篤議員(自民清風会) 6月5日(水)

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――次世代情報化社会について伺います。今後も、新技術の導入を積極的に検討していくためには、新技術を有する民間事業者との連携や、先進自治体との情報交換、広域的な自治体連携などが必要だと思いますが、広域的な取り組みや今後の様々な連携体制について本市のお考えをお聞かせください。

○市長 人工知能を始めとする科学技術の進化は目覚ましく、それらを的確に行政サービスに取り入れることで、市民の便利性は大いに向上すると考えております。
 また本市は、近隣自治体の経済や生活を支え、東京圏への人口流出を抑止する「地域の中心的役割」を期待され、昨年12月に内閣府から中核中枢都市の指定を受けたわけであります。こうしたことから、新技術を積極的に導入して、広域的な事業活動を進めることも本市が担うべき役割であると考えております。
 その一つとしまして、災害リスクを人工知能で分析し、対策の必要な箇所を提案する取り組みを豊田市や安城市、幸田町など、周辺自治体に加え、名古屋大学とも連携して取り組んでいるところです。
 また、平成26年に設立しました岡崎スマートコミュニティ推進協議会では37の民間事業者や学識者と活発な議論を交わしております。
 先日、記者会見で述べました、愛知県で初となる地域電力小売会社の設立を目指すことや既に運用が始まっておりますサイクルシェアは、この協議会の発案が具体化されたものでありまして、次世代情報化社会を迎えるにあたり、新技術の導入についても様々な提案をいただくなど、非常に頼もしく感じているところです。

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 全国的な連携体制では、静岡市、熊本市などの中核中枢都市をはじめ、官民合わせて52団体が所属する研究会におきまして、本市は事務局として中心的役割を務めております。研究会では、新技術が社会をどのように変革させていくか、その中で官民連携により何ができるかなどについて毎月情報交換を行っております。
 国との関係も積極的に進めておりまして、国土交通省のスマートシティ推進パートナー制度に参画することで先進事例の共有や財源等について、重点的に支援を受けられる体制を構築してまいります。
 以上、申し上げました、連携体制を十分に活かしつつ、今後も積極的に新技術の導入を進めてまいりたいと考えております。私から以上であります。


小木曽智洋議員(自民清風会) 6月6日(木)

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――安全安心なまちづくりについて伺います。市として防犯カメラの普及をさらに推進する考えがあるかお聞かせください。

○市長 防犯カメラは、地域の防犯力強化に繋がるものと認識されており、昨年度、第5次岡崎市防犯活動行動計画の策定のために実施した「防犯に関するアンケート」に回答した市民のうち、およそ9割が防犯カメラの設置を希望しております。
 安全なまちづくりへのニーズは高いものがあり、岡崎市総代会連絡協議会を始め、様々な団体からも防犯体制強化のご要望をいただいているところであります。
 防犯カメラについては、これまでも企業や公共施設に設置されたカメラを活用するほか、設置を希望する学区には補助金を交付するなど普及促進に努めてまいりました。
 今年度からは新たに、市が主体となり、多発する犯罪に対し機動的に設置場所を変えることができる「簡易設置型防犯カメラ」の設置を進めているところであります。

 昨年夏の猛暑を受け、本市では西三河各市にさきがけて小中学校へのエアコン設置を進めておりますが、児童生徒の安全は最も大切な課題の一つだと思っております。昨今の子どもを巻き添えにした犯罪事例を考えたとき、いっそう重大な問題として受け止めております。
 子どもの登下校を始め、市民の生命財産を守っていけるよう、今後なるべく早い時期に市の直営により防犯カメラをたくさん設置できるよう検討してまいりたいと考えております。
 世界一の防犯カメラの設置都市であるイギリスのロンドンにおいても、当初はプライバシー問題が議論となりましたが、相次ぐテロ犯罪、都市犯罪に対する絶大な効果から現在の姿になったと聞いております。本市においても、できるだけ効果的で抑止力のある防犯カメラの設置を目指す心づもりであります。私からは以上であります。


市長閉会挨拶 6月21日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの6月定例市議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございました。決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正な執行に努めてまいる所存であります。また、長年、市議会議員として市政の発展にご尽力をいただいたご功績によりまして、全国市議会議長会、東海市議会議長会の表彰を受けられました皆様方に対しまして謹んでお祝いを申し上げます。
 さて、今月は天皇皇后両陛下の歴史的なご訪問という大変光栄な出来事から始まり、同日には香川県綾川町と「斎田ゆかりの地交流提携」を締結しました。

 そして、新たにスポーツに関する大きなニュースが立て続けに入って参りました。
 一つ目は、三菱自動車岡崎硬式野球部が「第90回都市対抗野球大会」への2年ぶり11回目の出場を決められたことであります。
 もう一つは、本市出身の中嶋一貴選手が、世界三大自動車レースの一つ「ルマン24時間耐久レース」を連覇し、日本人で初となる「世界耐久選手権」の年間チャンピオンとなったことであります。
 令和の時代となり、本市にとって素晴らしいスタートを切ることができ、私自身大変うれしく思うとともに、身の引き締まる思いがいたします。新たな時代を迎え、多くの公約・事業が完成に向かって進んでおります。引き続き次の100年を見据え、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟であります。

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(岡崎市立小中学校空調設備整備事業)

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(同上)

 間もなく暑さの厳しい夏を迎えます。ご心配をおかけしました、小中学校のエアコンにつきましては、おかげさまで本日をもってすべての学校に設置が完了いたします。
 議員各位におかれましては、今後ともますますご自愛の上、市政進展のためにご尽力をいただきますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶させていただきます。ありがとうございました。


令和元年6月議会 その1(市長提案説明) (2019.06.13)

令和元年6月議会 その2(一般質問答弁前編) (2019.06.18)

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