内田康宏をかこむ新春の集い (2019年)
恒例の「新春の集い」に本年も満堂の皆様の御参集を頂きましたことを心より御礼申し上げます。とりわけ選挙直後で超多忙な大村知事はじめ、多難な審議を抱える国会議員の先生方、4月に統一地方選挙を迎える県会議員の皆様、そして同志の岡崎市議会議員の皆様の御来会を頂きましたことを重ねて御礼申し上げます。
皆様方のおかげで市政を担当させて頂きまして、これで2期、6年4ヶ月を迎えます。当初、市政の争点であった市民会館も、改築により、新築する場合の3分の1の費用で再生され、もう一つの争点であった新・総合病院の問題につきましても、5年前に大学病院の誘致が決まり、来春には「藤田医科大学 岡崎医療センター」として開院されます。自前で造っていた場合、400~500億円、毎年の維持運営に200億円かかる施設が、民間の力でできることになり喜んでおります。
モノごとが成る時は、天の時、地の利、人の和が必要と言われますが、まさにそうした市民の皆様の御理解と御協力のもと、当初の公約の9割方が完成に向かって進んでおります。
思えば26年間の県議時代、県庁との往復の車窓から眺めた乙川の風景、夜は真っ暗で、お城とマンションだけが白く浮き上がっていた様子を「何とかできないか?」と思ったことが「乙川リバーフロント計画」の始まりでした。
国の「かわまちづくり支援制度」「歴史まちづくり計画」という追い風もありましたが、今や乙川河畔は生まれ変わりつつあります。年内には東岡崎駅前の整備も進み、北東街区には9階のホテルと商業施設がオープンします。そして中央デッキ上には市民の浄財によって立つ「若き日の徳川家康公」の騎馬像がお目見えします。高さ9.5メートルの日本一の騎馬像であります。
来年には人道橋も完成し、四天王の石像を配した中央緑道、籠田公園の整備も完成します。観光都市をうたってはいますが、そもそもこれらは市民のためのものであります。そしてまちづくりのアイデアの中で効果的なものは他の地域でも活かしてゆきたいと思っております。
かつて県議時代に六ツ美地区に行くと、「県も市も六ツ美には何もしてくれん!」とよく言われたものです。しかしそれは都市のマスタープラン、都市計画の中で六ツ美や東部、矢作は農業地域(農振地域)として整備されてきたためであり、決して差別されてきた訳ではありません。しかしその後の人口増と宅地化の流れの中で、これまでほじょう整備、区画整理が継続されてきた結果として、今や南部は大きく発展しつつあります。
東部も、本宿駅前の再開発に続き、アウトレットモールの進出計画が進み、さらに新たに区画整理事業も始まろうとしています。アウトレットができれば新たに2000人規模の雇用も生まれ、額田地区も含めて大きなインパクトのある事業となります。民間の事業ではありますが、本市としてもしっかり協力してまいります。
北部においては、阿知和地区工業団地の計画が進み、あわせてスマートインターチェンジも国の認可を得られるところまで来ました。県営グラウンド(愛知県岡崎総合運動場)は「龍北総合運動場」として、市管理の公認施設として来年オープンする運びであります。これで北部に大きなスポーツ拠点ができることになります。
矢作においても、矢作川右岸南北道路の整備に続き、3路線の道路整備を行います。JR西岡崎駅周辺の整備も継続してゆきます。
額田地区においては、「岡崎市額田センター」を始めとする施設整備が行われておりますが、これからは市域の60パーセントを占める中山間地をいかに活性化、活用してゆくかが本市の大きな課題の一つとなってくると考えます。すでに部内ではそうした方向で動き出しております。
昨年、岡崎市は東京で毎年行われる「全国ふるさと甲子園」において、「行きたいまちNo.1」のグランプリに輝きました。さらに地域の経済や文化を支える拠点都市としての「中枢中核都市」の一つにも指定されております。
日本全国の自治体で人口減と財政難が言われていますが、昨年の総務省の分析では、西暦2040年において、県内の30万以上の人口の都市で名古屋市、豊田市も減少すると見込まれる中、岡崎市は増加の傾向を持つ唯一の都市とされております。
もちろん、こうしたことで仕事のすべてが完了した訳ではなく、ようやく次のステップへの準備ができたものと考えております。これからはこれまで積み上げてきた成果の下に、いかに岡崎にかつての賑わいを創出してゆくかが問われるものと思います。
2月28日から3月定例会が始まります。市長提案説明で詳しく表明致しますが、これまで「顔の見える民主主義」の実現として全市で行ってきた350回にのぼる市民対話集会、講演会、政策説明会でお聞きした市民ニーズを踏まえ、福祉、医療、防災、教育、ことに幼児教育などに対応してまいります。
なお昨年お約束しました全市・小中学校へのエアコン設置でありますが、早い所ではすでに工事も始まり、7月中にはすべての小中学校の教室でエアコンが使用できるようになります。
このように、これから数年のうちに岡崎市の景観や人の流れも大きく変わってまいります。そしてこうした事業の究極の目的は岡崎市民、ことに子供達が自らのふるさとに対しこれまで以上に大きな愛情と誇りのもてる「夢ある新しい岡崎」を築くためであり、そうした目的のため本日おみえ頂いた先生方のお力をお借りし、全力で取り組んでゆく覚悟であります。皆様方の変わらぬ御支援を重ねてお願い申し上げます。
この度はありがとうございました。
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