« 連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2018年9月) | トップページ | 岡崎おもちゃ病院 »

2018年10月16日 (火)

平成30年度 矢作川改修促進期成同盟会 中部地方整備局要望

Yahagiriver201810041

 10月4日(木)、国土交通省中部地方整備局に赴き、矢作川の河川改修促進に関する要望を行いました。矢作川改修促進期成同盟会の会長として関係市の豊田市、碧南市、安城市、西尾市の代表の方々とともに要望書を提出しました。御報告申し上げます。


Yahagiriver201810042_2

 岡崎市長の内田康宏です。
 本日は、勢田局長様、児玉河川部長様、及び澤頭豊橋河川事務所長様におかれましては、公務ご多用の中お時間をいただきまして誠にありがとうございます。また、日頃は一級河川、矢作川の改修にご尽力頂きまして心より感謝申し上げます。
 矢作川改修促進期成同盟会は、矢作川流域の岡崎市、豊田市、碧南市、安城市及び西尾市の5市で組織しております。この地域は自動車産業を中心に我が国のものづくりを支えており、矢作川改修による経済波及被害の軽減効果は約1兆2千億円にのぼると試算されております。

 本日は構成市を代表して、9つの要望事項から項目をしぼってご説明させていただきます。

Yahagiriver201810043

 はじめに、「水防災意識社会 再構築ビジョン」における河川整備事業のうち、「洪水を安全に流すためのハード対策の促進」についてであります。洪水被害を最小限となるためには、矢作川の早期改修が基本的な対策と考えております。引き続き、堤防整備などハード対策の促進をお願いいたします。
 次に、「防災対策の実施」河川防災ステーション等の整備についてであります。本年3月に西尾市内の「志貴野地区 河川防災ステーション」を計画登録していだたき感謝申し上げます。
 河川防災ステーション等は被害を最小限に止めるための復旧活動の拠点となるほか、平常時には地域交流・憩いの場となることから早急の完成をお願いいたします。

Yahagiriver201810044_2

Yahagiriver201810045

 続いて、「矢作ダム 洪水調整機能の強化」についてであります。「矢作ダム再生事業」について、本年4月に新規着手していただきありがとうございます。本事業とあわせて河川整備が完了することにより、「東海豪雨」と同規模の洪水による浸水被害を解消できると伺っております。早期の建設着手と着実な事業の実施をお願いいたします。
 最後に、「治水事業に必要な予算の十分な確保」についてであります。事業促進を図るため、補正予算の編成や治水事業費の増額につきましてもご配慮いただきますようお願いいたします。
 ただ今ご説明した重点要望事項の他にも地域により様々な課題があり、要望書に記載させていただいております。その他の要望事項につきましてもご配慮いただきますようお願いいたします。

 また、本市におきましては、市内下流部の「合歓木地区の堤防整備」及び市内上流部の「岩津地区の堤防裏法尻補強工事」を進めていただいており、乙川合流点までの河道掘削を含めたハード対策は平成32年度を目標に実施いただけるとお聞きしておりますが、早期の事業促進が図られますようお願いいたします。
 市内の「防災関係施設」の設置につきましては、位置の見直しを含めてご検討いただいていると聞いております。災害復旧活動の拠点となります防災関係施設の設置を、地域住民も待ち望んでおり、市としても最大限のご協力をさせていただきますので、引き続き特段のご配慮をいただきますようお願いいたします。

 全国各地で異常気象が発生しており、この地域においても甚大な被害を及ばす災害がいつ起こるか分からない状況であります。
 今年発生した大規模災害を踏まえ、防災、減災、地域強靱化の緊急的な対策として平成30年度大型補正予算を編成し、治水事業に必要な予算を十分に確保していただきますようお願いいたします。
 また、防災・減災対策を推進するために治水事業に必要な予算を増額し、災害から市民の大切な生命と財産を守るため、引き続き特段のご配慮をいただきますようお願いいたします。

|

« 連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2018年9月) | トップページ | 岡崎おもちゃ病院 »

道路の整備と治水」カテゴリの記事