桜まつり・家康行列(2018年)
本年も3月29日から4月11日まで「桜まつり」、そして4月8日には「家康行列」が行われた。今年は桜の開花が思いのほか早くなったため、多くの方から「なぜライトアップを早くしないのか」というお叱りの声を頂くこととなった。とは言え、乙川河畔はすでにリバーフロント計画の整備によって川べりの通常のライトアップは完備していたため歩行には支障はなかったと思っている。
ライトアップを早めることができない理由は他の所にある。
毎年桜まつりの日程は、1月の段階で、市の観光推進課と岡崎警察署が「桜の開花予想」をもとに決めることとなっている。市は決まった日程に従って各種催しの準備を進め、その日程によって各出店や興業のスケジュールも決まってくる。
そして警察も、その日程をもとに日々の人員配置計画を立てることとなる。それゆえ桜の開花が早まったからといって、市が単独で日程を早めることはできないのである。ボンボリの準備は早く行っていたので点灯だけ早めることはできないかと担当とも相談してみたが、「桜まつりの夜の点灯と、警察の警備を連動させる約束となっているためにダメだ」ということであった。
家康行列についても日程決定の難しさは同様であり、毎年桜の時期にピッタリ合う日取りにすることは至難のワザである。農業と同じで、こうした仕事もきまぐれな天候に左右されてしまい思うにまかせない点を何とぞ御理解頂きたい。
以下は前日に行われた「歓迎夕食会」と「家康行列出陣式」での私の挨拶である。
親善都市・ゆかりのまち・観光交流都市歓迎夕食会(4月7日)
皆様、こんばんは。岡崎市長の内田です。
親善都市、ゆかりのまち、観光交流都市の皆様、そして、友好都市の中国フフホト市からの訪問団の皆様、本市の春の風物詩であります「桜まつり・家康行列」に遠路はるばるお越し頂き、誠にありがとうございます。
明日の「家康行列」では、家康公をはじめとする武士団、姫列など総勢約700人が時代衣装に身をつつみ、勇壮できらびやかな時代絵巻を繰り広げます。残念ながらお仕事の都合で本日はおいでになりませんが、皆様ご承知のとおり、今年の家康公役には俳優の松平健さんに特別出演していただき、行列に花を添えていただきます。
松平健さんは「暴れん坊将軍」の八代将軍・吉宗公役としておなじみですが、舞台ではすでに3回、家康公役を演じているということであります。私が昨年末、出演依頼に伺った際には、家康公役を演じることに大変強い意気込みを持たれてみえましたので是非楽しみにしていてください。
また、ゆかりのまち関ケ原町さんからは石田三成列をお招きしており、より一層華やかな行列になるのではないかと思っております。行列の後には乙川河川敷において、火縄銃の実演と戦国模擬合戦、そして三河花火でフィナーレを迎えます。どうぞ明日の家康行列を存分に堪能いただきたいと存じます。
現在本市では、乙川リバーフロント地区整備や東岡崎駅周辺整備、JR岡崎駅前の整備など、賑わいづくりのための大規模な都市整備を進めております。先日は岡崎市が国の地方再生モデル都市に選ばれまして、本市のまちづくりに一層はずみがつくものと大変うれしく思っております。これから数年のうちにそれらの事業が次々と実現を迎え、本市の景観や人の流れも大きく変わってきます。今後、地域が賑わいと利益をもたらす「観光産業都市」に向けた活動を活発化させるため、公民連携による観光推進を図り、本市の更なる魅力向上に取り組んでまいりますのでご期待ください。
終わりに、本日お集まりの皆様におかれましては、この機会に交流を深めていただきますとともに、今後とも末永くお付き合いいただきますようお願い申し上げまして私からの歓迎のご挨拶とさせていただきます。本日はありがとうございます。
家康行列出陣式(4月8日)
皆様、こんにちは。岡崎市長の内田康宏であります。
本日これより、松平・徳川家の氏神、伊賀八幡宮に勇壮な武士団が勢ぞろいし、桜まつりのメーン行事である「第59回家康行列」を開催いたします。
行列の総大将である家康公役には、同じく三河の地のご出身であり、時代劇の大御所俳優の松平健様をお迎えいたしまして、各武将と共に颯爽の登場であります。松平健様におかれましては、お忙しいなか本市の家康行列にご出演を賜り、誠に格調の高い家康行列として開催できますことに、心より御礼申し上げます。
また、本日のご来賓といたしまして、親善都市の石垣市と福山市の皆様、ゆかりのまちからは茅ヶ崎市、佐久市、関ケ原町の皆様、そして観光交流都市の金沢市の皆様にお越しいただくとともに、観光親善大使として各市まちのミスの方々にもご参加いただき、行列に華を添えていただいております。皆様のお陰でこのように盛大に開催できますことを、改めて心から感謝を申し上げる次第であります。
さて、本市におきましては一昨年の市制100周年を契機に、これまで各種事業を進めてまいりましたが、皆様のご理解とご協力のお陰により、徐々に目で見て実感していただけるようになってまいりました。現在、着々と整備が進む乙川リバーフロント地区始め、東岡崎駅や岡崎駅周辺など、これから数年の内に全市的に手がけた事業が次々と実現を迎え、本市の景観や人の流れも大きく変わってまいりますのでぜひご期待ください。
このように多くの事業を展開していく究極の目的は、岡崎の市民や子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築くためであり、今後もその目的のため全力で取り組んでまいりますので、皆様方の一層のご理解とご協力をお願い申し上げます。
さて、このあと行列はここ伊賀八幡宮を出発し、乙川河川敷まで威風堂々と行進いたします。沿道の観客の皆様に今年もこの素晴らしい行列をお届けできることを喜ばしく、また、誇りに思う次第であります。
皆様、岡崎の桜まつり「家康行列」を十二分にご堪能ください。
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