「三菱オートギャラリー」リニューアルオープン
岡崎にある三菱自動車工業の拠点の名称が「名古屋製作所岡崎工場」から「岡崎製作所」と改められた時期に合わせたかのように、三菱自動車岡崎硬式野球部が4年振りの都市対抗野球・東海地区の代表となった。
またそれに先立つ5月22日(月)、岡崎製作所にある博物館「三菱オートギャラリー」がリニューアルオープンを迎え、5月18日(木)の記念式典に私も出席した。
同ギャラリーは平成元年(1989年)に開設されたものであり、今年が国産初の量産乗用車「三菱A型」の誕生100年にあたる。さらに多くの皆さんに同社の発展の歩みを正しく理解してもらうように拡充しリニューアルされたものである。
新装なった館内では入口の「三菱A型」のレプリカのほか、初期の代表車「三菱500」や我々の世代には懐かしい「ギャランGTO」などの開発の歴史が展示されている。
新しいギャラリーは大きく3つのゾーンに分けられている。
最初のゾーンは日本の自動車産業の始まりと日本初の量産乗用車として登場した「三菱A型」の誕生の様子、そして後の三菱自動車の基盤を作ることになったオート三輪車や飛行機の部材の活用から始まったスクーターの開発など、黎明期の同社の技術者達の情熱と工夫の歴史が感じられる。
2つ目のゾーンでは、高度経済成長期を経て豊かになった日本の社会において、実用性だけではなく、個性的でスポーティーな車への要望が高まる中登場した「ギャランGTO」をはじめとする若者向けの一連のGT・スペシャリティーカーの実車や模型が、我が国の経済成長の歩みと共に展示されている。
そして最後のゾーンでは、1962年のマカオ・グランプリでの「三菱500」によるクラス初優勝に始まり、第1回日本グランプリ、ヨーロッパのフォーミュラーカー・レースへの参戦、さらにサザン・クロスラリーやパリ・ダカール・ラリーなど三菱自動車の名前を世界にとどろかせた幾多のモータースポーツ挑戦の歴史が数多くのトロフィーや賞状と共に飾られている。
一番奥のコーナーは休憩用のカフェとなっており、従業員の厚生施設としての活用も考えられているようである。
当日はギャラリー視察前の記念式典で三菱自動車山下光彦副社長と共に御挨拶を行いましたので、御報告致します。
《追伸》
ところで、三菱自動車岡崎硬式野球部が出場する都市対抗野球大会の日程が決まりました。
なんと対戦相手は4年前と同じ大阪府門真市のパナソニックであります。前回は惜しくも3-0で負けましたが、今回は何としてもリベンジしてほしいものです。試合は7月15日(土)、東京ドームで行われます。私も始球式で参加する予定です。
この度は三菱オートギャラリーのリニューアルオープン、おめでとうございます。
また、先般は事業所名を従来の「名古屋製作所岡崎工場」から「岡崎製作所」に改められたことを記念して、最新のプラグイン・ハイブリッドシステム搭載車両「アウトランダー・PHEV」を本市にご寄贈頂き、誠にありがとうございました。本日は早速頂いた車で来させて頂きました。重ねてお礼申し上げます。
本市をはじめとする、ここ西三河地方は古くからものづくりの盛んな地域であります。その中にあって、100年前の1917年、我が国初の量産型乗用車を手がけられてから現代に至るまで、その時代のニーズに合った最先端の自動車を絶えず製造し続けて来られたことに、改めて心から敬意を表するものであります。
こちらの「三菱オートギャラリー」につきましては、これまでの発展の歩みに触れることができる貴重な施設であるとお伺いしておりますが、この度、より洗練された落ち着きのある施設にリニューアルされたとのことです。後ほど見学させて頂くことを大変楽しみにしております。今後は更に多くの皆様にここを訪れて頂き、自動車づくり・ものづくりを見学しながら、地域経済を支える自動車産業に興味を持って頂ける施設になりますようご期待申し上げます。ただ今、本市では観光産業の振興に力を入れておりますが、産業観光もその一つであり、ぜひバスツアーなどの受け入れの方もお願い致します。
さて先ほどより場内に目を向けてみますと、新しいオフィスビルの建設に向け準備が始まっているようであります。こちらでは技術開発に携わる様々な部門の強化・拡張を図るものと伺っており、完成が大変待ち遠しく思います。地元の基幹産業として本市もできる限りのバックアップをさせて頂くと同時に、今後の更なる発展に大きな期待を申し上げます。
最後になりますが、山下副社長はじめ三菱自動車工業株式会社の皆様の今後ご活躍とご健勝を心より祈念いたしまして、挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
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