平成29年 退職辞令・新規採用職員辞令・新規採用保育士辞令ほか
今年も春の年度変わりの季節を迎え、市政の進展のために貢献された職員(168人)を見送り、新たな職員(244人)をお迎えする時期となりました。
毎年同様の感慨を覚えるものですが、60歳はまだまだ元気で働き盛りであります。ベテランで脂の乗り切った職員を失うことは行政として人材の損失であり、ムダ使いのようにも思えます。かと言って、上がつかえていては若い人達の成長の機会を奪うことにもなり、誠に一種のジレンマであります。
いずれにせよ、長年本市のため、市民のために献身的に尽くされた一人一人の職員の皆さんには心から敬意と感謝の念を抱く次第です。また、この春から新たに公務員として奉職される若い皆さんには、一日も早く新しい環境に馴染んでそれぞれの持てる力を発揮して頂くことを願うものです。
時に自分が考えていた仕事と違うと感じたり、自分に合わない職場と思うことがあるかもしれませんが、世の中で自分の望んだ仕事にスンナリと就いている人は一部でしかありません。学校で学んだこととは違う分野に就職している人の方が多いのです。しかも、自分が就きたいと思った仕事が必ずしも本人に向いていないということもありますし、嫌だと思っていた仕事が意外と面白かったりと人生とは不思議なものであります。
長い目で見れば、どちらも決してムダではなく、若い日の経験は成功にせよ失敗にせよ人生の肥やしとしていずれ自らの血肉となってくるものです。何事も前向きに考え努力することが人生の道を拓くことにつながるはずです。誰しも生涯、無キズで泥をかぶらず生き続けることはありません。ぜひ自らの人生に積極的にチャレンジして下さい。期待しております。
以下は各交付式で述べた挨拶です。
退職辞令交付式 (平成29年3月31日)
本日、3月31日付をもちまして定年を迎えられる方、家庭の事情などで退職される方、それぞれ事情は異なりますが、多年にわたる市役所でのお勤め、本当にお疲れ様でした。
皆さんが岡崎市に奉職されてから本日に至るまで本市を取り巻く環境が大きく変化するなか、仕事を進める上では幾多の労苦があったかと思います。今こうして市政が進展を続けているのは、どんな時も努力を惜しまず、新しい発想を持ち、職務にご尽力いただいた皆さんのおかげであると改めて感謝申し上げる次第です。
とりわけ昨年7月には、市制施行100周年を皆さんとともに迎え、祝うことができたことは実に感慨深いものがありました。本市は次の100年に向けて新たな歩みを今始めたばかりですが、このようなときに豊かな知識と経験を持った皆さんが市役所を去られることは誠に残念であります。
今後、再任用として引き続き市政にご尽力いただく方、新たな人生を歩む方など、それぞれ進まれる道は違いますが、本市の市政運営に対しましてこれまでと変わらぬご理解とご協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
皆さんは一旦の区切りを迎えるわけですが、これから先にはまだまだ長い人生が続いていきます。まずはお体を大切にしていただき、それぞれの分野でますますご活躍されますことを心から祈念申し上げ、挨拶とさせていただきます。
長い間、本当にありがとうございました。
新規採用職員辞令交付式 (平成29年4月3日)
皆さん、おはようございます。市長の内田康宏です。
まずは採用試験という難問を突破され、晴れて岡崎市職員として採用されましたことに心よりお喜び申し上げます。
こうして皆さんの顔を拝見しますと、緊張の中にも覚悟や決意、そして希望に満ちあふれた大変良い表情をしていると思います。今日は皆さんにとって岡崎市職員としてのスタートラインです。これから歩む一歩一歩が岡崎市発展の原動力となり、また、皆さん自身の成功の糧となっていくものと思います。
さて、今日からは市民としての立場から、行政サービスを提供する側へと立場が大きく変わることになります。まずは、社会人としての基本的な行動を理解し、仕事を進める上で必要な「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで協働する力」をしっかり身につけていただきたいと思います。配属された職場や仕事が自分に合わないと思うことがあるかもしれませんが、最初は何事も訓練であると考え、前向きに取り組んで下さい。必ず将来それが役立つ時があります。
岡崎市は昨年の7月1日に市制施行100周年を迎え、次の100年に向けて新たな第一歩を歩み始めました。これからの新しい時代を担っていく皆さんには、前例にとらわれない新たな発想と若い力で、将来のまちづくりの一翼を担っていただくことを期待しています。
最後になりますが、今日から皆さんも岡崎市職員の一員です。自分の立場や責任をしっかり認識していただき、また、本日の決意とこの緊張感を忘れず職務に邁進していただきたいと思います。皆さんの健闘を期待しています。頑張って下さい。
人事異動市長訓示 (平成29年4月3日)
皆さん、おはようございます。
4月1日付で総勢1,971人の異動発令を行いました。今回の人事異動では、市制施行100周年経過後のさらなる発展を見据えた施策の展開とともに、福祉や医療、防災、教育といった基本施策の充実にしっかり取り組み、これまで以上に質の高い行政を実現する体制づくりに努めました。
本市は現在、本市独自の自然と歴史文化資産を活かした魅力あふれる観光産業都市を目指したまちづくりを進めているところであります。管理職の皆さんにおかれましても、本市が都市としてのブランド力を高め、新世紀岡崎のさらなる発展のため、前例にとらわれることなく、常に新しい発想をもって職務に当たるよう努めて下さい。
また、岡崎らしさを次の新しい時代へ継承するためには、女性職員の活躍や人材育成に努めることが重要になってまいります。職場のコミュニケーションや情報・目標の共有化、自己啓発の環境づくりを日々の業務の中で実践していただき、困難な状況や課題に対して果敢にチャレンジする職員の育成に努めていただきたいと思います。
職員一人一人が果たす役割を自覚し、向上心を持って職務に励み、市政のさらなる飛躍に努めていただくことを強く希望し、年度初めに当たっての訓示といたします。どうぞよろしくお願い致します。
私立保育園新規採用保育士辞令交付式 (平成29年4月3日)
皆さん、おはようございます。市長の内田です。
本日は、平成29年度岡崎市私立(わたくしりつ)保育園新規採用保育士の辞令交付式ということで、採用された皆さん、おめでとうございます。
本日ここにおみえになる新規採用の27名の保育士の皆さんは、今春学校を卒業されて初めて保育の仕事に就かれる方、あるいは、これまで保育士として十分に実績を積んでこられてこのたび正規保育士として採用される方だと伺っております。いずれの方におかれましても、本日からそれぞれに歴史と伝統のある保育園の一員となられるわけでありまして、本市の宝でもある将来を担う子どもたちが健やかに安心して保育園生活が送れるよう、持てる力を存分発揮していただきたいと思います。
今、子育て支援は、国を挙げての重要な取り組みとなっており、本市におきましても特に力を入れて取り組んでいる施策であります。なかでも保育園の果たす役割はきわめて重要であると思っております。
保育園児は私立・公立どちらの保育園に通われても、皆同じ「岡崎市の子ども」でありますので、子どもや保護者にとって同じような保育を受けられることが重要であります。本市といたしましても、市内にある私立18園、公立35園の保育園が連携して保育にあたっていただけるように努めております。
特に私立保育園に対しましては、2,800名ほどの子どもさんの保育をお願いしている立場といたしまして、保育士の皆さんの処遇や保育園の施設環境の向上などのために助成を行い、特に給与などの勤務条件面におきましては、市の保育職員と同等の水準となるよう補助をさせていただいております。
次の岡崎を担う子どもたちの健やかな成長のために、皆さんには持てる力を発揮していただき、保護者の皆さんから「岡崎の保育園に預けてよかった」と言っていただけるよう頑張っていただくことをお願いいたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。
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