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2017年1月26日 (木)

『岡崎まちものがたり』刊行。岡崎市民はスゴイ!

『岡崎まちものがたり』

 100周年記念事業の担当課から「100周年の主要事業として、学区ごとにそれぞれの歴史や文化、地域の特色を文章と絵や写真でまとめてもらい、それを一冊の本にして『岡崎まちものがたり』として出版する」という話を聞いた時、当初、正直言って「大丈夫かいな?」と思ったものである。
 地域によっては「そんなメンドウくさいことはどうもならん!」という所もあるかもしれないと思ったからである。事実、最初あまり乗り気でない総代さんもみえたと聞いている。

 ところが一旦プロジェクトが動き出してみると、それぞれの学区には地域独自の歴史、伝統、風俗、文化に詳しい長老・古老がおみえになり、また一家言のある郷土の歴史家や元先生、文章の達人、絵に自信のある方など多士済々であることが分かってきた。そうした皆さんにハリきって自らのふるさとへの思いや情報を書き綴って頂き、しまいには各学区8ページでは足りない程の内容のあるものが出来上がった。
 平成29年1月19日(木)、『岡崎まちものがたり』が完成したことを記念して市民会館でお披露目会を開催した。また同時に、市のホームページでも本の内容を公開した。

岡崎まちものがたり完成お披露目会

 こうしたものが地域文化の集積というものなのだろう。改めて岡崎市民の文化力の高さ、底力というものを再認識し、敬服している次第である。
 最終的に400ページにのぼる読み応えのある本となり、今我々が読んでも面白く、新たな発見となる話も多い。今やらなくてはできないものができたと思っている。これから20年、30年、あるいは100年先には大変な資料になっていることと思い、うれしい限りである。
 改めて御協力頂いたお一人お一人の皆様に感謝申し上げます。
 ちなみに表題の文字は徳川18代、德川恒孝(つねなり)様のものです。

―岡崎まちものがたり完成お披露目会での挨拶―
 皆さんこんにちは、市長の内田です。
 本日はご多用の中、「岡崎まちものがたり完成お披露目会」にお越し頂き、ありがとうございます。また、日頃は市政に対しまして格別のご理解とご協力を頂いておりますことに厚く御礼申し上げる次第であります。
 平成28年7月1日に市制施行100周年を迎えました本市にとりまして、この「岡崎まちものがたり作成事業」は、市制100周年記念事業の主要事業の一つであり、総代会連絡協議会の全面的なご協力を頂き、市内47小学校区の総力をもとに、市民の皆様が編集を行ったものであります。発行に向け、大変なご尽力を頂いた各学区まちものがたり作成委員会の皆様に対しまして、この場をお借りして深く敬意と感謝を申し上げます。
 この本は、先人の築き上げてきたこれまでの歩みにつきまして、写真を中心に振り返り、市制100周年時における地域の自慢などを市内外へ伝える記念誌として、大変すばらしい出来栄えであると感激しました。なお、各学区のものにつきましては、多くの皆様方の御要望に応え全戸配布を予定しております。
 この100周年は市の成長過程における一つの節目であり、これを契機として、今後も次世代を担う子どもたちが、ふるさと岡崎により大きな愛情と誇りを持つことのできる「夢ある新しい岡崎」の実現を目指していきます。
 そしてこの『岡崎まちものがたり』は、誰もが訪れたい、住んでみたいと思う、賑わいある活気に満ちたまちづくりに繋がっていく本になっていると考えております。現在進めている他の事業もこの2~3年の内に順次完成してまいりますので、こちらもぜひ御期待下さい。
 地域を改めて見つめ直し、岡崎について一層の理解を深め、愛情を持って次の時代に引き継いでいって頂くことをお願い申し上げまして、私からの挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。


  『岡崎まちものがたり』は、市制100周年記念サイトの「岡崎まちものがたり学区ページ」でも閲覧が可能です。47学区、それぞれの学区ごとにダウンロードできます。

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