全市学区敬老会(2016年)
毎年なるべく多くの敬老会に出席するべく努力しているものの、全市で56会場ほどで行っており、47学区を数日で回るのは難しく、また同時刻開催の会も多いため、思うにまかせない点をお許し頂きたいと思っております。それでも今年は5日間で24会場を訪れることができました。
―挨拶―
皆さんこんにちは。市長の内田康宏であります。まだムシ暑い日が続いておりますが、本日、学区敬老会が地域の方々のご尽力と多くの皆様のご参加により、このように盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。ご出席の皆様のお元気な様子を拝見し、私も大変うれしく思います。また、皆様のご努力により、今日(こんにち)の豊かな社会と安定した国家が築かれましたことに、改めて感謝を申し上げる次第であります。
妙なことを言うようですが、最近皆様の年代の方とお話をしていると不思議に安心感を覚えることがあります。なぜかと考えました折、皆さんは古いがしっかりした社会規範を守り、伝統的な徳目や信義を大切にし、義理や人情を重んじる、いわば我々より日本人らしい日本人であるからではないかと思い至りました。
さて、国の発表では日本人の平均寿命は女性が約87歳、男性が約81歳で、男女ともに過去最高を更新したとのことであります。新聞によると女性の3分の1が65歳以上になるそうです。ご長寿の方が増えるということは大変よろこばしいことでありますが、それも元気で健康的に長生きできることが、さらに大切であると感じております。
これからもさらなる高齢化が進む中、本市といたしましても先輩の皆様がそれぞれに生きがいを持ち、住み慣れた所で安心して暮らせる高齢者福祉の充実に努めてまいりたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。ことに、これからは全市の公園を子供だけでなく、高齢者の皆さんが楽しめる場所、くつろげる所として整備してまいりたいと考えております。外国の映画などを観ると高齢者が様々なゲームやスポーツを楽しんだり、食べ物を持ち寄って団欒(だんらん)している風景を目にすることがあります。これからはそうした機能を公園に作りたいと考えます。
そのためにはテーブルや椅子、他の施設整備が必要となりますが、それを額田の山林の木を使ったもので行いたいと思います。岡崎市は額田と合併してから市域の6割が山林となり、山の整備が大きな政治課題となっています。山林の整備は防災にもつながりますし、河川の浄化、豊かな海の形成にも資することになります。これからはそうした環境循環を考えた施策を行ってゆくべきと考えます。また、公園に大人の目があることは子供にとって安心でもあります。
皆様ご存じの通り、岡崎市は本年、市制施行100周年を迎えました。100歳の誕生日にあたる7月1日の市制記念式では、当日100歳以上となりました126名の方をお祝いさせて頂きました。
本市ではこの100周年を一つの契機といたしまして、今後も岡崎のさらなる発展と活性化を目指して様々な事業を推進し、そして本市の次世代を担う子供たちが岡崎に生まれてよかったと思い、自らのふるさと岡崎に対し、より大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」を築き、さらに誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりに邁進してまいります。
人生の先輩であります皆様方におかれましては、今後とも変わらぬご指導とご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
終わりに本日ご参会の皆様におかれましては、これからもお元気でご家族や地域の皆様と共に楽しい人生をお送りいただきますよう心から祈念申し上げ、私のお祝いの挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
全市学区敬老会と敬老祝い戸別訪問(2017年) (2017.09.27)
敬老の日を迎えて(2015年) (2015.09.23)
学区敬老会訪問(2014年) (2014.09.21)
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