岡崎市民会館リニューアル記念式典
改修か移転新築かで4年前の市長選挙の一大争点ともなった岡崎市民会館であるが、そのリニューアルが一年がかりで終了した。内容については前のブログで詳しく解説してあるので、当日の様子と挨拶のみ御報告します。
10月1日(土)の当日は朝方より雨空であったが、式典の前には雨も止み太陽も顔を出していた。屋外の演壇から渡辺民謡会による三味線の音が軽快に響く中、関係者、来賓300名ほどの参加を得て市民会館あおいホールのテープカットと記念式典は始まった。
式典後、光ヶ丘女子高校ダンス部によるすばらしい演舞が行われ、華を添えて頂いたことも付け加えておく。
―挨拶―
岡崎市長の内田であります。
本日は岡崎市民会館リニューアル記念式典を開催いたしましたところ、皆様方におかれましては、ご多忙の中ご臨席を賜りまして心から厚くお礼を申し上げます。
岡崎市は大正5年7月1日に市制を施行し、その後先人のたゆまぬ努力によって着実に発展を遂げ、今年、市制施行100周年という輝かしい年を迎えることとなりました。
この歴史と共に歩んでまいりました岡崎市民会館は、市制施行50周年記念事業の一つとして建設された多目的ホールであります。冷暖房・照明・舞台装置を完備した大ホールは当時東海地方で一躍有名となりました。
しかし建設から半世紀近くが経過し、施設の老朽化や地震対策、また、施設を利用される方のニーズに十分対応できなくなってきていることから、平成27年9月に大規模改修に着手しました。
この改修では、舞台の拡張や音響の充実、客席の刷新などにより、ゆったりと落ち着いて迫力ある舞台を楽しめるようになりました。さらにバリアフリーにも対応し、見る側にとっても演じる側にとっても利用しやすい施設となることで、より多くの方々が芸術に親しんでいただき、岡崎の文化芸術の熟成の一助となることと確信しているところであります。
また、記念式典の後半におきましてはリニューアル記念にふさわしい光ヶ丘女子高等学校ダンス部の皆様による創作ダンスを、そして2日目には岡崎文化協会の皆様にご協力をいただき、柿(こけら)落とし公演を盛大に開催する予定であります。
今回のように、長年にわたり多くの市民の皆様の思い出が刻まれてきた施設を、時代のニーズに合った、これまでよりも使いやすい施設として次の世代へと継承していくことも大切なことであると考えております。そしてこのまちに生まれ育った子供達が、ふるさと岡崎に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」の実現に向けて邁進してまいりますので、今後ともさらなるご理解とご協力をお願い申し上げます。
終わりに、本日ご参会の皆様方のご多幸を心より祈念申し上げまして挨拶とさせていただきます。
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