建設事業の促進に関する、愛知県への要望会(2016年)
毎年恒例の本市の重点建設事業の県への要望会を8月8日(月)、県庁にて行いましたので御報告申し上げます。以下は当日の挨拶、要望内容の概要、そして要望会で行った私の発言です。
―当日の挨拶―
『岡崎市長の内田です。26年間、県議会に通っておりましたので県庁に参りますと何となく懐かしいふるさとに戻ってきたような思いが致します。
本日は、公務ご多忙の中、林建設部次長をはじめとする県幹部の皆様方、ならびに中根議員をはじめとする県議会議員の皆様方にご臨席賜りましたことを、厚くお礼申し上げます。また、愛知県におかれましては、本市の道路、河川をはじめとする都市基盤整備事業の推進にご理解とご尽力を賜り、重ねてお礼を申し上げます。
さて、本市では第6次総合計画に掲げております「人・水・緑が輝く 活気に満ちた美しい都市 岡崎」の実現に向けて都市基盤の整備を図り、快適で魅力あるまちづくりに積極的に取り組んでおります。
こうした中、昨年3月には「かわまちづくり」の認定を、今年5月には「歴史まちづくり」の認定をいただきまして、これまで私が提唱してまいりました〝岡崎市の歴史的文化遺産と乙川の流れと水辺空間を活かしたまちづくり〟が本格的に始動いたしました。
大正5年に県下で3番目に市制を施行した本市は、去る7月1日に市制施行100周年を迎えました。これを契機として、新時代を迎えた岡崎のさらなる発展や活性化につながる事業を展開し、魅力ある観光産業都市の創造を目指してまいります。そのためには、官民問わず各関係機関で連携・調整をより密にし、計画的かつ効果的に様々な事業を進めていく必要がありますが、中でも、道路、河川といった都市基盤の整備は市民生活への影響が非常に大きく、とりわけ県所管事業の整備促進は極めて重要な役割を担っております。
道路事業につきましては、今年2月13日の新東名高速道路の開通に合わせ、「岡崎東インターチェンジ」へのアクセス道路であります国道473号バイパス全線を開通していただき、誠にありがとうございました。
「岡崎東インターチェンジ」の交通状況は開通翌日から1ヶ月間、1日約6,000台の利用があったと聞いております。本市東部の新たな玄関として、今後ますますこのバイパス道路の重要性が高まるものと考えております。
また、治水事業につきましては、今年2月に床上浸水対策特別緊急事業により、計画区間全線の河川改修をしていただき、重ねてお礼申し上げます。これにより各流域の治水安全度は大きく向上し、浸水被害の軽減・解消が図られるものと期待しているところであります。
このように着実に基盤整備が進められているものの、整備が必要な箇所はまだまだ多く残されております。地域住民からの整備要望箇所は私どもが聞いているだけでも60件以上あり、基盤整備に対する地元のニーズは非常に高い状況にあります。
本市が目指すまちづくりを進めていくためにも、県事業の促進をはじめとします県当局のご支援等は必要不可欠です。本日は、数多くある要望事項の中から特に重要と考えております事項を選定し、要望にまいりました。
昨年10月に実施された国勢調査の速報値によりますと、本市は県下3番目の人口となりました。また、約1兆8,000億円という製造品出荷額は県下5番目であります。日本のモノづくりを支える愛知の中でも重要な役割を担う市でありますので、是非とも多くの事業費を確保し、愛知の経済、産業力の発展に資する本市のために投資していただければと切に願っております。』
―要望内容―
1 | 都市計画道路「福岡線」建設事業の促進 |
2 | 「乙川リバーフロント地区」整備の支援 |
3 | 一級河川「乙川」河川改修事業の促進 |
4 | 一級河川「鹿乗川」河川改修事業の促進 |
5 | 都市計画道路「美合線」建設事業の促進 |
6 | 都市計画道路「岡崎刈谷線」拡幅計画の促進 |
7 | 一級河川「砂川」河川改修事業の促進 |
8 | 一級河川「伊賀川」河川改修事業の促進 |
9 | 都市計画道路「岡崎駅平戸橋線」建設事業の促進 |
10 | 都市計画道路「豊田西尾線」建設事業の促進 |
※1~5・・・重点要望事項
―要望会で行った市長発言―
『林建設部次長様より、本市の要望に対する整備方針について前向きでていねいなご説明をいただき、ありがとうございました。
私からはさらに、重点要望事項の「都市計画道路 福岡線」の建設事業についてお願いいたします。
本市では、JR岡崎駅南側に区画整理事業で新たな街づくりを進めているところでありますが、その区画整理内に平成32年開院予定の総合病院「藤田保健衛生大学病院」への救急搬送や隣接する大型商業施設へのアクセス道路として、「都市計画道路 若松線」など東西からのアクセス道路について整備を進めているところであります。病院の進出が決定してから、周辺にはホームセンター、ショッピングマート等の出店も決まり、このエリアは南部の一大拠点化が予想されております。
今回第一優先事業として要望させていただいた「都市計画道路 福岡線」は、大学病院への南北のアクセス道路として必要不可欠な道路です。特に、福岡線の愛知県事業区間は本市南部の地域からアクセスする道路として重要な路線であることから、本市といたしましても用地取得に関して協力してまいりますので、ぜひ区画整理区域界から安城幸田線まで早期の供用が図られますようお願いいたします。
なおこの件につきましては、岡崎市のみならず近隣の市町からも大きな期待が寄せられており、何度も私どもに対し強い要請をいただいているところでありますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
また一昨日夜、市制100周年を記念して行われた岡崎の花火大会には大村知事の御来会をいただき感謝しております。その折に私が「先般乙川河川敷の調査により現出した菅生川端石垣ですが、全400メートルのうち一部分を外から見える形で保存したいと思います」と申し上げたところ、大村知事から「あのような貴重なものはできるだけキチンと再現して残し、観光の振興のために役立てるべきだ」と激励を受けました。ぜひとも今後の保存整備事業に対してはご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。』
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