岡崎城下家康公夏まつり2015、終わる
7月29日から8月2日までの5日間、岡崎市の中心地域において多くの皆さんの御協力、協賛、参加を得て行われた、「家康公顕彰四百年」を記念する夏まつりが終宴を迎えた。
今年の夏まつりは、これまでのあり方を根本的に見直して企画し、実現されたものである。まつりの構成、催しの組み合わせから、会場・日時の設定なども総合的に考えて練り直した。参加して頂ける市民の自主性を大切にし、企画・運営にも主体的な役割を果たしてもらうことができたものと思っている。
長らく伝馬通りから康生一帯を通して行われていた「五万石おどり」は、大通りから岡崎公園の龍城神社前に場所を移して、岐阜の郡上八幡の郡上おどりを参考にして新たに「泰平おどり」として行われた。当初、会場が狭くなることを心配したのであるが、29日から三夜連続してにぎわいを見せてくれた。
マンネリ化もあって年々参加者の減少による縮小化が心配されてきた「五万石みこし」であるが、今年は久しぶりに単独で行われることとなった。6月の「岡崎神輿(みこし)連合会」の発足により、市の枠を越えて市外、県外からの外部の神輿連の協力参加を得て久しぶりにかつての活力を取り戻したかのようであった。
岡崎神輿連合会の発足祝賀会は6月20日、岡崎ニューグランドホテルで開催された。私も祝賀会に参加したが、神輿によるまつりを愛する人々の絆(きずな)の強さというものを改めて気づかされた。
この会は、神輿を通じて日本の伝統文化の継承と岡崎市の活性化を共に図り、会員相互の親睦を深めることを目的とするものであるという。当日は愛知県内の同好の士はもとより、お隣の岐阜、三重、静岡に加え、東京の三社祭の江戸神輿会の皆さんまで総勢200人もの参加による盛大なものとなった。会場内にお神輿を持ち込んだグループもあり、最後は大さわぎとなった。私も久しぶりに神輿をかついで肩が痛くなってしまった。
いずれにしても、こうした有志の広域連携によって、まつりのあり方も新しい形態に生まれ変わっていくのであろうと思っている。
7月31日(金)は、神輿列に先駆けて、浜松市からは「遠州大念仏」が、静岡市からは「家康公リアルバルーンねぶた」の披露があった。
私も昨年同様、オカザえもん、商工会議所会頭と共に、クラシックカー・パレードに参加することとなった。これは何回やっても恥ずかしい限りである。
今年は市内でのレーシングカーの走行こそなかったが、今回も岡崎の若きヒーロー、中嶋一貴、大祐兄弟の御協力による「レーシングカー・ピット作業実演」が行われ人気を博していた。
おかげ様で年々参加者も増え、今年も昨年の15万人を越える多くの皆さんに御参加を頂き、名実ともに岡崎の誇る夏のビッグイベントとして成長してきたような気がします。
このように素晴らしい成果となっておりますのも主催者である実行委員会のスタッフの皆様、参加団体、そしてボランティアの皆様の並々ならぬ御苦労があってのことと思います。改めて感謝申し上げます。
多くの方の知恵とアイデア、御協力によって、これからの岡崎のまつりのあり方も大きく変化し、〝新時代のまつり〟へと生まれ変わってゆくことと思います。そしてそうしたものを、新たなまちづくりへの力として活かせるような岡崎にしたいと思っています。 (つづく)
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