新型はしご付消防自動車と婦人自主防災
世の中には、高い所の好きな人と嫌いな人がいるが、私は煙と同じで高い所が好きな方である。今回も試乗のお話を頂いた時、二つ返事で引き受けたものである。
先頃導入した最新鋭のはしご付消防車のはしごは日本一の全長55メートル(54.7メートル)であり、風速10メートルまでは任務で使用できることになっているそうである。台風の接近もあり、当日(5月11日)は風速6メートルほどの風が吹いていた。「どうしますか?」と問われ、当然「やります」と答えた。
ものごとは何でも実際にその場に出かけて自らやってみなくては分からないことが多いものである。ヘルメットをかぶり、安全ベルトを装着し、命綱をつけてバスケットに搭乗した時、何年か前に自分で2階の屋根のペンキ塗りをした時のことを思い出した。しかし今回は高さが違う。55メートルと言えば2階建ての家の7倍の高さである。しかも風でユレるし、ハシゴそのものが南京玉スダレのようにそっくり返っている。
担当者の話では、ハシゴがそり返ってユレるから、かえって折れたり倒れたりすることがないそうである。高い所が苦手の人は興味本位で試乗されない方がいいと思います。
古参の方々の話では、昔の消防車のハシゴは今程の性能はなく、ユレもひどく、手足を使って自分で登る必要があり、しかもハシゴがよじれたりすることさえあったという。(ナンマンダブ、ナンマンダブ)
火災に立ち向かう人達の苦労が単に消火だけではなく、こうした機器を使いこなして人命救助を行うだけではないことがよく分かった。高所恐怖症の人の救助に当たっては、火の燃え盛る最中、相手を落ち着かせるためにまずユックリと説得するのだそうである。おびえた人に高い所でしがみつかれれば二次災害の危険性があるからである。今回の新車両の導入によって、市内の高層ビルは3~4の建物を除いておおむね対応可能となったそうである。
愛知県下の市町において岡崎市の消防装備は際立って優れたものとなっていることを、今回の試乗で深く理解することができた。
また同日、消防署の講堂において「岡崎市婦人自主防災クラブ連絡協議会」の定期総会が行われた。以下は総会の場で私が述べた話である。
『婦人自主防災クラブの皆様には、昭和56年の発足以来34年間にわたって「家庭内防災、家庭内救急」のスローガンのもと、家庭内はもとより地域防災力の向上のためお力添えを頂いているところであります。
このところ、昨年夏の広島市の豪雨・土砂災害、秋の御嶽山の噴火など、甚大な自然災害が発生し心配しているところでありますが、本市としましても豪雨による浸水対策として、国県と共に河川改修を重点的に進めているところです。また同様に長年懸念されております南海トラフ巨大地震に対しましても、最大震度7の揺れを想定して市民の安全と安心を最優先に更なる防災力の向上を図っております。
こうした防災・減災対策を進めていく上で、ハード面だけでなく、ソフト面の強化も欠かせません。特に、災害時の避難所の運営においては、女性の視点に立った、きめ細かい配慮が重要となりますので、地域の防災リーダーとしての女性の活躍に大いに期待するところです。
そして今回は婦人自主防災クラブの皆様にお詫び申し上げることがあります。
昨年は、長年の消防団からの要望を受け、消防団に支給している冬用コートを新調しました。ところが、婦人自主防災クラブの皆様へのものが予算から漏れておりました。そこで1年遅れて、今年度、新調支給することと致しました。今年の消防出初め式の折に寒い思いをされた方には改めてお詫び申し上げたいと思います。
いずれにしましても、これからの防災・減災対策については家族、地域で相互に助け合うことが肝要であり、その中心は元気なお母さん、女性であると考えます。どうぞ今後ともよろしくお願い申し上げます。』
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