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2015年1月 1日 (木)

平成27年 あけましておめでとうございます

岡崎市 新年交礼会(2015年)

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 昨年を振り返りますと、様々な分野において、輝かしい業績を残された方々にスポットライトがあてられ、明るい希望を抱かせてくれる出来事が印象に残っております。2月にロシアのソチで行われた冬季オリンピックでは、フィギュアスケートにおいて羽生(はにゅう)選手が男子としては初となる金メダルを獲得するなど多くの日本人選手が活躍いたしました。またテニス界では錦織(にしこり)選手が世界四大大会の一つである全米オープンにおいて初の決勝進出を果たしました。スポーツに限らず、ノーベル物理学賞を3名の方が受賞し、日本の高い科学技術力が示され、日本人としての誇りと自信を感じる一年であったように思います。
 本市におきましても、昨年10月末に人口が初めて38万人を超えることとなりました。人口減少が社会問題となる中、着実に人口増加しておりますことは、大変喜ばしいことであり、さまざまな施策を通じて、魅力ある都市として認めて頂いているものとしてうれしく思います。
 では、市政の今後の展望についてご報告申し上げます。

岡崎市民病院・福祉施設
 市民病院につきましては、一昨年の「西棟」の建設に続き、今年の秋には「救急棟」がオープンする運びとなっております。大学病院に引けを取らない施設・設備、診療体制をしっかりと整備してまいります。
 平成28年(2016年)1月には、重度の心身障がい児を療育する「第二青い鳥学園」が岡崎中央総合公園内に新築移転します。そして平成29年(2017年)3月には、発達障がいまたはその疑いのある子どもの発達を総合的にサポートする「こども発達センター」が順次オープンしてまいります。
 今後、市民病院は、これら専門性の高い医療施設と連携し、その要となって本市における総合的な医療ゾーンの一翼を担うこととなります。

岡崎市民会館
 次に、施設の老朽化が問題となっておりました市民会館につきましては、調査の結果、20年以上の耐久性があることが判明しました。そこで現在の施設を長寿命化することとして、平成28年10月のリニューアルオープンを目指し、9月から改修工事に着手する予定です。改修内容は舞台の拡張や座席の一新などの内装の改修に加え、外観の改修や外回りの敷地のフラット化も行い、障がい者や高齢者に配慮したバリアフリー化も目指します。この改修により、これまで以上に充実した文化芸術の拠点施設として、皆さまに満足頂ける市民会館に生まれ変わります。

治水と災害対策

 平成20年8月末豪雨での甚大な浸水被害を受け、市内の伊賀川、広田川、占部川の3河川で行われてきた緊急改修工事につきましては、一部を残し、本年度末をもって概ね完成を迎えます。鹿乗川、砂川についても床上浸水対策特別緊急事業の区間の改修を終え、引き続き上流部の整備を進めていくこととしております。さらに、占部川の改修に合わせて建設を進めておりました針崎雨水ポンプ場も、昨年の夏から稼働しております。これらの事業により、これまで長年、水害に悩まされていた地区においても被害が大きく軽減されるものと考えております。また今後も引き続き、局地的な豪雨に備えるため、総合的な雨水対策計画を策定し、さらなる体制強化を図ってまいります。

針崎雨水ポンプ場

家康公四百年祭
 さて本日、家康公四百年祭がスタートいたしました。家康公生誕の地である岡崎市、出世の地である浜松市、大御所の地である静岡市の三市が連携して記念事業を展開し、家康公の功績を広く発信し、地域の魅力向上、市民の誇りの醸成や地域の活性化に繋げてまいります。
 本市では、10月30日から11月3日までの5日間、岡崎公園多目的広場において、「家康公四百年祭 岡崎城まつり」を予定しております。12月26日の家康公の生誕日には、本市において、三市連携事業のエンディングセレモニーを開催し、青く光るLEDボール3万個を乙川に流す「泰平の祈りプロジェクト」を実施いたします。この事業は平成28年度以降も継続して実施し、冬のイベントとして定着させて参りたいと考えております。

岡崎市制施行100周年
 そして、来年、平成28年は岡崎市の市制施行100周年の記念すべき年であります。本市の継続的な発展の節目として、積み重ねてきた歴史、先人の偉業などを市民総参加で祝うとともに、岡崎の新たな世紀の始まりとして、市民、企業、行政、各種団体などすべての皆様が、さらなる発展に向かって力を合わせて活躍する契機となるよう、「新世紀岡崎 飛躍祭(ひやくさい)」と名付けて、100周年の記念事業を展開してまいります。
(クリックすると拡大します。)

新世紀岡崎チャレンジ100 募集概要

新世紀岡崎チャレンジ100 募集概要

東公園・恐竜モニュメント
 一方で市外からの誘客だけではなく、市民の皆様が家族そろって余暇を過ごせる環境づくりも必要であると考えております。その代表であります東公園では、平成27年度からゾウ舎などの改修を進めてまいります。

東公園・ティラノサウルス

 また東公園の新たな魅力づくりとして、去る12月に、最新の学説に基づいた実物大のリアルな恐竜モニュメントを1体設置いたしました。そして3月末までには、さらに4体を設置することとなっております。この5体の恐竜モニュメントはある篤志家からの御寄贈によるものでありまして、今回は、ひとまず動物園の手前の時計塔北側広場に設置いたしますが、将来的には動物園とともにご家族で楽しんで頂けるよう、東名高速道路東側の森林の中に物語性をもたせたジオラマ風での展示を予定しております。

 本年の干支は「未(ひつじ)」であります。群れをなす羊は、家族が穏やかに安泰であり、いつまでも平和に暮らすことを示していると言われております。市民の皆様が、岡崎に生まれたことを喜び、誇りに思える「夢ある次の新しい岡崎」を築き、誰もが、訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりを目指してまいります。
 結びにあたり、市民各位のご多幸を心より祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせて頂きます。

内田康宏事務所

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