平成25年度 国道301号・473号合同要望会
県会議員並びに地方自治体は、国や県に対して合同で重点事業の要望活動を行うため、各種協議会や期成同盟会という組織を作っている。そうした毎年恒例の県に対する要望活動の一つが、この国道301号と473号の合同要望会である。
2月3日、県庁の議会棟5階、大ホールにおいて、地元進出の各県会議員同席の上で愛知県・建設部局に対し、両道路事業に対する要望活動を行った。
国道301号は静岡県の浜松から新城、岡崎を経て豊田に至る重要な産業道路であり、東名高速道路、東海環状自動車道や間もなく供用開始される新東名高速道路、並びに三遠南信(さんえんなんしん)自動車道を結ぶ広域幹線道路でもある。実質的に東西三河地域の都市部と山間部の連携と交流を支え、物流と観光による地域の活性化を担い、さらに災害時には緊急輸送道路となる重要路線である。
ことに当地域、岡崎においては、301号は、ものづくり産業の中核である自動車産業の研究開発拠点となる「豊田・岡崎地区研究開発施設」への主要アクセス道路として、重要な意味を持つ。
かたや国道473号は、蒲郡市の国道23号を拠点に、岡崎市東部、額田地区及び豊田市の下山地区を南北に縦貫し、静岡県牧之原市に至る道路である。国道420号と301号とを結ぶことによって三河山間部の一体化を図っており、また、山を越えて三河湾につながることで山と海をつなぐ地域住民の生活と産業を支える重要な道路となっている。
だが両道路とも、そうした機能と効果の重要性を十分認識されながら、それぞれに道路の狭隘な箇所が見られ、急カーブ急勾配の連続する危険な場所も多いことが指摘されている。
ことに473号においては、在バイパス工事が行われているものの、老朽化した危険なトンネル路の利用が高い。新東名高速道路のインターチェンジ完成後には更なる物流の増加と災害時の緊急輸送路としての重要性が見込まれているので、やはり山を抜ける短距離の新トンネル路の建設の必要性を思うものである。
新政権による景気の回復を言われる中ではあるが、県財政もまだ本格的復調には至っておらず、すぐさま色よい返事をもらえるところまでには来ていない。今後とも継続して両事業の促進に尽力する考えである。
平成27年度 国道301号・473号合同要望会 (2015.11.01)
平成29年度 国道301号・473号合同要望会 (2017.11.10)
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