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2013年4月27日 (土)

全地形対応車両、岡崎へ

全地形対応車両

 この度、総務省から、緊急消防援助隊の充実強化を図るため全地形対応車両が全国で一台、この岡崎市に無償貸与されることになった。3月28日、岡崎消防署においてその視察が行われた。

 この車両は一般の車や救急車などが走行できない不整地や階段状の地形、雪上やガレキの上、水深1.2mまでの水中でも走行可能であり、二両連結式で前部に4人、後部に6人乗車できる。また後ろの車両には資機材や医療機器を搭載することもできる。
 全長8.7m、幅2.2m、高さ2.6m、キャタピラは特殊ゴム使用で最高時速は50km。かつてのイギリスのテレビ人形劇「サンダーバード」のように専用搬送トレーラーもあり、同時に貸与された資機材搬送用トラックも含めると総額1億円を超える値段となる。

全地形対応車両

 真っ先に試乗を終えて下車してきた私にある市会議員が、
「どうして日本に一台しかない特殊車両が東京や名古屋、大阪でなくて岡崎に送られてきたのか? 内田市長と安倍総理の特別な関係のせいか?」
 と訊いてきた。「そうそう、よく分かってるじゃない」などと冗談で返したが実際はそんなことではない。南海トラフ巨大地震による被害想定地域の中で最も地盤が岩盤であり、沿岸部から離れており津波被害の心配もない所がこの岡崎地域だからというのがその理由のひとつ。しかも日本のほぼ中央にあるため、高速道路を使えば東西南北どちらへでも移動して行くことができる。おまけに、岡崎消防署は岡崎インターチェンジのすぐ近くだからである。そうした様々な好条件が重なって、岡崎にこの全地形対応車が置かれることになったのである。ちなみに免許は大型特殊であるそうだ。

 もし、安倍総理との個人的な関係を政策的に活用できるなら、ぜひともリバーフロント計画や、ツイン・ブリッジ構想に対して使わせて頂きたいと思っている。

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