吉・凶に思う
2月某日、わが人生60年で初めての出来事が起きた。
おみくじで「凶」を引き当てたのである。
何せ人生初のことでもあり、なんとなく嬉しくもあった。私は神社仏閣にお参りをした折、おみくじがあれば賽銭代わりに必ずおみくじを引くことにしている。これまで少なくとも、何百回とおみくじを引いて来たはずであるが、だいたい中吉か大吉ばかり出る。たまに小吉や吉ということもあったが、ひょっとしたら凶というのは入ってないのではないかとずっと思っていた。それが本日、凶も入っていることを確認できたのである(とすると、やはり私は今までついていたのかもしれない)。
このことを喜んで人に話したところ、結構ほかの人は凶を引き当てていることを知った。ふつうは凶を引いたことなど他人には話さないらしいことも分かった。黙って木にくくりつけて置き、後日再度引き直すというのが作法らしい。私は記念に取っておくことにした。
以前、正月におみくじで凶を引き当てた友人から「気味が悪いので二回、三回と引き直したところ、三回とも凶が出てしまった」という話を聞いていたので、私も豆まきのあと、もう一度引いてみた。お祓いの効果があったせいか、今度はお決まりの大吉が出た。
ところがである。表題はともかく、中に書いてある個々の細目は、たいして変わりがないことが分かった。要するに「身を慎んで努力すればやがて願い事は叶う」という当たり前のことが言葉を変えて書いてあるのであった。
どちらにしても、今年は身を慎んで慎重に物事を運ぶように気を付けようと思っているこの頃である。
当日豆まきの会場には、グレート家康公「葵」武将隊のメンバーの中から、服部正成と稲姫のお二人がお手伝いに来ていた。こうしたところまで出演して岡崎を盛り上げるためにがんばっていることを大変ありがたく思っております。彼らには何とか岡崎100周年まで続けてほしいと願っている。
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