岡崎平和学園のクリスマス会
12月10日(月)。
県会議員になって間もなく、私は岡崎司厨士協会の顧問になった。「司厨士」とはコックさん、調理師、寿司職人といった食べ物を作る仕事に従事している方たちのことである。この方たちはこれまで34年にわたって「岡崎平和学園」で慰問クリスマス会を開いてみえる。わたくしも、
「慰問クリスマス会をやっていますから一度ご一緒しませんか」
と言われたのがきっかけで参加することになった。かれこれ20年以上お付き合いさせて頂いている。最初は参加費として会費を持って行っていた。それがある頃から、
「もっと子供の喜ぶプレゼントにした方がいいんじゃない」
という嫁さんの意見を聞き入れ、ささやかながら毎年嫁さんが自分で買って来て小さな袋につめたお菓子を子供たちに届けるようになった(スポンサーは嫁さんである)。
最初にこの施設を訪れたときに中島さんという先生から「この子を抱っこしてあげて下さい」と言われ、二歳くらいの女の子を抱っこした。初めは恥ずかしがっていたのだが、ご飯やお菓子を食べさせてあげているうちに私の首に巻きついて来て離れなくなってしまった。きっと親からこういう対応をしてもらったことがなかったのだろう。そのまま2時間近く抱っこしていた。
プレゼント交換の時間になると、子供たちにささやかなプレゼントが渡された。いまどき文房具や手袋をもらってこんなにうれしそうな顔をする子供たちがいるのかとショックを受けた。それ以来毎年ここのクリスマス会には出席することにしている。
今年は立場が市長に変わってしまい毎年のようにゆっくりできない。残念ながら途中で退席することになった。
そのとき子供がひとり私を追っかけて来て、手作りの花とサンタクロースの飾りをくれた。
たぶん花はこの施設の先生方が作られたものだと思う。サンタの飾りにはきっとまた今年も子供たちの手紙が入っているんだろうなと思った。毎年のことであるが、こうした対応には心が温かくなる思いがする。
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