2021年4月18日 (日)

いよいよ始まった新しいまちづくり

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 4月10日、11日の土日は久しぶりに両日とも好天に恵まれ、籠田公園では市民の主催による「春まつり フラワー&ミュージックフェスティバル」が行われた。園内にはいくつものキッチンカーが出店し、ハワイアンにフラダンスやフラメンコ、昭和の懐メロ演奏などが響いていた。桜城橋もキッチンカーが立ち並び、いずれも活気づいていた。

 私が進めてきた「QURUWA戦略」による都市再生事業は、決してハード整備がゴールではなく、そこに出来上がった新たな空間を利用して、市民や民間事業者の皆さんに様々に活用して頂くことが本来の目的のものである。
 本当は昨年の夏にグランドオープンする予定であったが、コロナの影響と工事の遅れにより半年、完成の日が延びてしまったが、籠田公園から天下の道、桜城橋と続くルートの賑わいを見て、心の底から喜びにたえない。

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 11日(日)、私は籠田公園に隣接する知人の多目的ビルのリニューアルオープンに招かれ、4階の屋上から籠田公園の全景を眺めることができた。
 先年、「まちづくりシナリオ賞」を獲得したように、多くの識者、専門家の提案を基に会議を重ね、地元の要望を加味しながら念入りに造り上げた公園であるだけに実に機能的に美しく仕上がっており、誇りに思えるものである。

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「改造前は暗いイメージで、深夜に不良グループが集まったり、昼中にお酒を片手にフラつく人がいるような公園であったが、今や朝から小さな子連れのお母さんや、散歩を楽しむ高齢者、夕方には中高生も集う一日中明るい公園となりました。ことに私の家の前に素晴らしい公園を造ってくれてありがとう」
 とジョークを交えたオーナーの挨拶にあるように、人々が楽しみ、くつろげる空間のある公園となったことが何よりの喜びである。
 今後は、さらにこのビルのように公園に隣接した土地に、町の活性化につながる飲食店や魅力的なお店が展開していくことを期待している。そうした流れに乗って、岡崎の街並みが進化してゆくものと確信している。

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2021年4月 6日 (火)

一通の激励手紙と返信

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 3月下旬、大学進学を控えたある青年から一通の励ましのお手紙を頂きました。他にも善意にあふれる同様のお手紙を頂きましたが、ことに心に響いたものだったので、ぜひ御披露したいと思います。私の返信、それに続く御本人からの返信も、併せて掲載いたします。お手紙は御本人の了解のもと、一部字句修正させて頂きました。
 この方は今年の4月から、県外の国立大学で政治・経済の勉強を始められるとのことです。私は今回、大きな挫折を経験しましたが、将来新しい可能性が生まれることを期待しております。


最初のお手紙(青年→内田)

拝啓
 内田先生、また貴後援会の皆様におかれましては、昨年に岡崎市長選挙にて大変残念な結果となってしばらく経ち、先生の再起へ向けご奮闘なさっていることと存じますが、若輩者ながら、私から来期、又はもしか現職が解職請求により失職した際の先生の再起を心より期待して、激励申し上げます。
 昨年の選挙では、私は先生が再選を果たされるものと確信し、十八歳となり初めて得た一票を先生に投じたものの、結果として中根氏が大差にて勝利し、私は愕然としました。そしてそれまで注視していなかった氏の戦法を知り、財源など到底確保しえない一人当たり五万円の支給や、長きにわたり大企業も加わり計画を練ったコンベンションホールの白紙化などそのあまりにも無謀で無責任で、無知な有権者をだますような公約に辟易し、また内田先生がコロナ対策をしていないというデマも併せて票を稼いでいたことを知り、このような人が内田先生を破ったのかと怒りに覚えました。(しかし先生の陣営も慢心とまでは申しませんが、権力に対してなんとなく目が厳しかった情勢を察して、集会が憚られた状況であったとはいえ相手に言われっぱなしに終わらない選挙活動は出来なかったのでしょうか)

 氏は当選後直ぐに田村厚労相に対して「水道事業にコンセッションを導入しない宣言」なる、あまりにも幼稚で書式すら大人であることを疑うような文書を岡崎市長の名のもと提出したことやコンベンションホールの白紙化を企業に通知したことをTwitterにて公表しました。私は内田先生が築いた国(省庁)や民間との信頼関係を著しく損ねる氏の暴政を許せません。私の考えでは氏は票を買ったにすぎず、水道の民営化反対をはじめとする政策の転換や先のとんでもない宣言を彼の独断で提出することに市民は賛成したとは言えません。結局その代金たる五万円の支給については、議会にて圧倒的多数により否決されましたが、氏は恥ずかしげもなく、提案したことで公約を果たしたことになる旨述べる始末です。
 この騒動は全国的に報道されましたが、現在ではほとんど報道されず市民も氏に対する不満を忘れかけているように思われます。私は氏の再選はあり得ないと思う一方、今期は安泰であるとは思っていないだろうかと日々悶々としております。

 市長職を奪回し、氏がかき乱した方々との関係を修復することができるのは内田先生しかおりません。先生は市債の大幅な減少と税収増加、国や民間と連携した積極的な公共事業、総合病院の新設などで手腕を発揮され、二〇二〇年の日本総合研究所による中核市の「幸福度ランキング」では岡崎市は全国で豊田市に次ぎ第二位と躍進しました。このような実績にもかかわらず、多くの市民が中根氏のデマや現実味のない公約に騙されてしまいました。実際、私の高校のクラスには中根氏の当選を受け、「五万円のほうが勝った、やった。家族にも頼んだんだ。」と喜ぶ生徒がおり、普段選挙へ行かない無知な人まで動員した中根氏の作戦勝ちかと納得する一方、彼らの政治への意識の薄さに落胆しました。特に去年から今年にかけてはこのことを実感します。国の政策に対して、TwitterをはじめとしたSNSやメディアで得た誘導や偏見を含む情報を基にした批判をする人や信仰に近い思想から意見を異にする人に攻撃を仕掛ける人など、所詮政治とは無知な人に気に入られるもの勝ちかと思わされます。
 この手紙を書くきっかけとなったのもそのことで、先日岡崎観光伝道師である東海オンエアが中根市長とともに彼らをモチーフにしたマンホールの除幕式に参加した模様を公開しました。その動画には中根氏に対して一部批判がある一方で「腰が低い」「優しそう」などと話し方や見た目のみを根拠とした賞賛のコメントが集まっております。これはまったく政治家としてあるべき姿ではなく、このような風潮はよくありません。あのような首長を誕生させたことで人々が自身の考えを見直すきっかけになることを氏の当選直後期待しましたが、ただのニュースとして忘れ去られ全く望み薄であるようです。私は将来政治の世界に入る気は先の理由からありませんが、次世代を担う者としてその行く先を大変憂慮しております。ぜひ先生には、一時的ながら政治の世界への関心が高まった岡崎市で以前のような政治をしていただき、選挙に対する意識の変革をもたらしていただきたいです。直接お会いして激励差し上げたいところではございますが、情勢の関係憚られますので、離れたところからではございますが私は誠心誠意応援致します。
 しかしながら私は今春の大学入試にて県外の大学への進学を決めたため、リコール運動や次回の投票はおそらくできません。それでも岡崎市で生まれ育ったという誇りを捨てたくはありません。重ね重ね申し上げますが先生の再起を心からお祈りします。以上末筆ながら私の思いが伝われば幸いです。

敬具


返信(内田→青年)

拝啓
 進学準備でお忙しい中、心温まるお手紙本当にありがとうございました。
 早速読ませて頂きましたが、18歳の方が行政の仕組みや運用システム、選挙の実態まで正確に分析し、理解をしてみえることに驚かされました。
 地方自治体の仕事は法律にのっとり、国や県との連携・共同、民間との協力無しには実現できません。ことに昨今のように市民の要望が多様化し、財政事情が思うにまかせない中、民間の力を上手に使いながら事業計画を作成してゆくことは不可欠なことだと思っております。
 しかしながら、常に野党的立場にあり自ら建設的な提言もせず、反対ばかりしてきた人たちの中には、議員であってもそうしたことを理解していない方がみえるというのが現実であります。
 私は今でも自分が行ってきた政策は合理的なものであり、岡崎市にとって適切なものであったと確信しております。
 これまでの岡崎市の豊かさの財源は「モノづくり産業」によるものです。そこに岡崎独自の歴史文化遺産と美しい山、川の自然空間を活かした観光産業、山間リゾートを整備することで新たな財源とより豊かな市民生活が実現できるものと信じ邁進してきました。
 その政策の実施に向け庁内、議会における検討、議論はもちろんのこと、外部団体、識者、専門家、地域代表、各業界の方々とも数多くの話し合いの機会を持ち、8年間で400回を超える市民対話集会・地域説明会を行い、望まれれば小中学校、全高校、大学まで出かけてゆき事業説明とフリートーキングによる議論の場を持ってきました。(今の人は事前に選別した代表者だけとの話し合いを公開しタウン・ミーティングと称しております)
 いずれにしても、これほどの手間と時間をかけて事業を推進してきた市長は私のみかと自負しております。
 しかし、新型コロナウィルスの感染拡大のため、この一年間だけ思うような活動を行うことができませんでした。また現職の市長であるため選挙直前まで仕事が一杯で告示の3日前にも上京して各省庁に要望活動を行っておりました。
 そうした状況における選挙でしたが、形としては共産党を除く政党とほとんどの業界団体からの推薦を得ての盤石の体制での選挙でした。結果がこうなってしまえば、慢心や油断と言われても返す言葉もありませんが、現職の市長選挙と言うのはどこでもこうした形で行われるものです。
 ただ、今回は相手が元国会議員で、ある程度の知名度のある人であり、推薦に加え政策協定まで結んだ各労働組合もコロナ禍により各組合員への連絡が不徹底なものとなっていたと聞いております。協力をお願いする立場としては、それ以上の介入はできませんでした。
 今回コロナ禍での不十分な形での選挙運動、禁じ手の「一人5万円還元」公約とウラミはありますが、選挙に敗北したという厳然たる事実の前に「これが天命、潔く身を引く」ことも考えました。しかし、あなたと同じく多くの支援者の励ましの声に支えられてガンバッております。
 今回後手を踏んでしまったSNS(ツイッターなど)を使った選挙作戦についてはしっかりと対応して参りたいと思っております。また気がついたことがあればぜひ教えて下さい。

 民主主義が衆愚政治に陥りがちな欠点があることは、いまさら中国の共産主義者に指摘されるまでもなく、ギリシャ・ローマの時代から多くの識者が言ってきたことです。はからずも今回それが我々の地元において再び立証されたことは残念な限りです。
 TVのニュースで「5万円で投票した訳ではない」と大見栄を切っていた共産党支持者らしい御婦人がいましたが、昨年の国からの10万円給付金を受けなかった方は、忘れていた方も含め全岡崎で57人にすぎません。各種アンケートでは「本当に困っている人に」と言っていた人も多かったのですが、残念ながらこれが人間の実態であります。もちろんコロナ禍のもと将来への不安を感じていた方がそれだけ多かったということでもあります。
 本来ならば若く理想に燃えるあなたのような見識の高い方にぜひ政治の道に進んで頂きたいものですが、一般に本当に賢い人は、政治のようにドロドロして、人間関係の面倒くさい世界には入ろうとしない方が多いようです。
 マックス・ウェーバーの『職業としての政治』の最終章にあるように、政治家とはいかなる苦境にあっても決してくじけない強い精神と肉体の持ち主でなくてはならないと思います。
 私が御期待にお応えできるものかどうか分かりませんが、これからもできる限りの努力をして参る覚悟ですのでよろしくお願い致します。

 将来に向けて実り多き大学生活となることをお祈り申し上げます。本当にお手紙ありがとうございました。

敬具


2番目のお手紙(青年→内田)

 私が差し上げた手紙をお読み頂き、お返事まで下さり本当にありがとうございました。大変嬉しかったです。
 私は先の手紙を書くにあたって、市のホームぺージで例のコンベンションホールに関する資料を見たり、様々な媒体で勉強し、PFIやVFM、プロフィットシェアリングなどの知識を得た上で、あくまで今の人への私怨ではない見地から書くことに努めました。

(中略)

追伸
 現職故の事情で選挙活動が上手くいかなかったことを理解せず、苦言にも至らない事案を添えたことをお詫び申し上げます。
 戯言かもしれませんが・・・
 私は私が生きている間に現在の普通選挙に基づいた政治に限界が来て、今のロシアや中華人民共和国のような体制になるのではないかと危惧しております。
 まともな有権者教育が行われて、人々を現実的な判断に導くことができればと思いますが、国家による洗脳と声の大きな人達に焚き付けられてより一層状況が悪化するのは目に見えております・・・。


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2021年4月 4日 (日)

古シャツと景気?

 フロから出て着替えをしていたところ、いきなり肩口からシャツが裂けてしまった。嫁さんは「太ったからだ」と悪口を言うがそうではない。
 私は比較的モノもちが良いため、何につけ長く愛用しているモノが多いからである。女房殿には「お前がそうしていられるのも、そんな俺の習性のおかげだ」などと言い返している。
 直せばまだ着れそうな古シャツだが、縫い付けて今しばらく使おうかどうか迷っている。着古したシャツの膚(はだ)ざわりというのは何とも言えぬ安心感があるからである。

 昔、高校の担任から、破れた靴下を繕ってはいていたところを見られ、ほめられたことがあった。ボーイスカウトあがりでいつも裁縫道具を持っているため、戦時中でもあるまいに、こうした生活習慣がしみついてしまっているのだ。
 友人からは「お前のような奴がいるから、なかなか景気が良くならないんだ。古くなった服など捨てろ」と何度も言われたが、なかなか直らない。
 しかし1年前とくらべ、5kgほどやせたせいか、「やせたら着よう」ととっておいた昔の背広が着られるようになり、とんだ〝ケガの功名〟であった。
 もう背広は一生買わなくて済むかもしれない。(洋服屋さん、ゴメンなさい)

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2021年3月20日 (土)

中央緑道「天下の道」、完成

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 3月20日(土)、中央緑道「天下の道」が供用開始された。本日、完成を記念して市内各地でイベント「#QURUWAと暮らす」が開催された(21日は天候の関係で中止)。
 それに先立ち、あいにくの雨天ではあったが、去る3月13日(土)、地元の町内会の皆さん主催によるオープン記念式典が開かれた。

 本来、昨年の8月には完成しているはずであったが、工事中、籠田公園の地下から出土した大量の昔の建築廃材を取り除いたり、NTTの光ファイバーなどが集積するエリアが経路になっていたりしたこともあって、想定した以上に手間と時間がかかることとなり、工期が半年以上伸びてしまったのである。

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 いずれにしても、私の施策の中でも一大エポックとなるべく進めてきた事業であり、「天下の道」は、「QURUWA戦略」や乙川リバーフロント整備計画における桜城橋と並ぶ中心施設であり、今回無事に完成したことはたとえようもない喜びである。あとは多くの皆様の知恵と力を結集して、完成した新しい空間に人々が集い、それぞれ有効に活用して頂くことが大事なことである。完成予想図にある挿絵のように、経路にある階段は、高齢者や幼児、身障者にも配慮したゆるやかな勾配となっている。通路としてだけでなく、そこに腰を下ろしてくつろげる仕様となっている。

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 市民の一人一人が個人で、あるいはグループで、各スペースを有効活用されることを願っている。施設の使用目的に必要以上にこだわる方もみえるが、この空間は一人一人の癒しのスペースとして使われるだろうとも考えている。
 ふと立ち寄って、モノ思いにふけったり、木陰のベンチで読書をしたり、友人と語り合ったり、犬と散歩を楽しんだりする心の許せる空間となることを期待している。
 四体そろった徳川四天王像が岡崎の歴史と石工業の技術力を伝えることになる。コーナーの階段部分ではギター片手にミニコンサートを開くこともできるし、随所にキッチンカーも配することができる。利用価値はこれまでとは比較にならないはずである。あとはともかく御利用頂くことである。

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 今後、現市政がどういう方向に進むものかは分からないが、私は、籠田公園から天下の道、桜城橋にかけて進めてきた数々の斬新な実験の中で、人々に支持され、有用性の高いものは市内の他の公園へも波及させることを考えていた。
 もちろん、それぞれの公園には個別の特徴があり、地域の皆さんの要望を踏まえて実施するつもりであった。すでに矢作公園には籠田公園と同様な「遊べる噴水」の計画があり、東公園からも同じ要望が出ていたと記憶している。
 いずれにしても自己の生活圏の中に、そうした自然と接することのできる安心空間が存在するということは市民生活において重要なことだと思っている。ヨーロッパの街中そこそこにある、さりげなくもオシャレでくつろげる空間、様々に活用できる空間として親しむことのできるものであってほしい。
 加えて、NTT岡崎ビルの駐車場スペースの一角にはオープンカフェができる計画がある。また、すでに民間の事業者が通りの雰囲気にあわせて、いくつもの新しいお店を出して頂いていることは喜ばしい限りである。
 これから、この通りの変化に触発されて、岡崎の町並みがさらに変化し発展してゆくことを願っている。

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2021年3月 9日 (火)

NHK大河ドラマ『どうする家康』決定を祝す!

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 今年の1月19日、松本潤氏を主演とする『どうする家康』の制作発表が行われた。NHKの大河ドラマで徳川家康がメインとなるのは、40年ほど前に滝田栄氏が演じたとき以来である。『徳川家康』(1983年)の原作は山岡荘八氏であった。
 先年(2015年)、「家康公四百年祭」が開催された際、静岡市、浜松市の両市長、岡崎を含めた各市商工会議所と市民代表の皆さん方と共に、NHKの本社まで要望・陳情に出かけたことを思い出した。

 もちろん名古屋支社の方へは、これまで訪問する度に『ブラタモリ』と共に大河ドラマの件も話題にしてお願いしてきたものだ。とは言え、毎年NHKには、全国から何十という地域からの地元の偉人・英傑を主題にした大河ドラマ制作の要望が引きも切らない上に、NHKとしても視聴率が重要であるため、陳情活動をしたら実現するというものでもない。
 やはり視聴率を稼げるのは戦国モノであるが、徳川家康はそれぞれのドラマの定番のキャストであり(しかも悪役風が多い)、イメージが地味なせいもあってなかなか主役の役回りとはなりにくかった傾向がある。
 しかし昨今、古文書や死蔵されていた手紙の発見にあわせ、新進気鋭の学者の登場によって従来の歴史の定説がいくつもくつがえされている。そうした例の一つして『麒麟がくる』がある。昨年の大河ドラマの明智光秀は主君に対する裏切者というより、理想主義の平和を愛する人物として、独裁者信長を倒した悲劇の英雄として描かれていた。

 戦国時代について今一つ注目すべきポイントは、あの時代が単なる日本国内の大名同士の領地争いにとどまらず、ヨーロッパにおけるスペイン、ポルトガル、イギリス、オランダの世界覇権をかけた争いの一部でもあった点である。
 そのための重要な要素として、日本の軍事力と、当時世界の3分の1を産していたと言われる日本の銀の力、そして一向宗やキリスト教の影響力というものも新たな切り口で描いてほしいものである。当時、イエズス会の神父たちが本国に宛てて送った手紙の資料的価値も注目されている。

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 今回の『どうする家康』の決定は一岡崎市民として喜ばしい限りであるが、単なる若手スターの起用による〝面白ドラマ〟に終わらないことを願っている。できれば、元市長としては、安部龍太郎氏の長編小説『家康』を参考に、骨太の歴史検証ドラマとなることを期待している。
 もしそうなれば、これまで岡崎市が市民と共に長年積み上げてきた観光産業都市・岡崎としての様々な歴史文化遺産の活用事業が生きてくる。また、そうした番組に出演することによって嵐の松本潤氏も、まむしの道三を熱演した本木雅弘氏のように、ジャニーズから一皮ムケた大人の俳優に成長するのではないかと思っている。いずれにしても本市にとってはありがたいことである。

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2021年1月 1日 (金)

再起を期して

内田康宏

 新年あけましておめでとうございます。新しい年を迎え、皆様の御健勝をお祈り申し上げます。
 昨秋の市長選挙におきましては、皆様方の絶大なる御支援を頂きながら御期待にお応えすることができず、誠に申し訳ありませんでした。いくらコロナウイルスの影響と「1人5万円」の禁じ手の奇策があったからとはいえ、敗北の事実を我ながらふがいなく思っております。
 そうした中、多くの皆様から頂いた温かいお言葉、激励には大変勇気づけられました。

桜城橋にて(2020年12月26日)

 この地域の豊かさと安定の根源は、言うまでもなく「モノづくり」にあります。私はこれまでその振興に努め、そして、もう一つの地域のかけがえのない宝である歴史的文化遺産、川と山の美しい自然を活かした「観光」を今一つの経済の柱とする「夢ある新しい岡崎」づくりに邁進してまいりました。
 国・県の補助と協力、民間との連携により、市内東・西・南・北それぞれに地域の課題を担った事業も展開してまいりました。新しい総合病院もでき、長年の懸案の事業であった県営グラウンドも「岡崎市龍北総合運動場」として再生しました。借金は100億円減り、税収は70億円増え、市内の認知犯罪件数も半減しました。

 しかしようやく準備の整った乙川リバーフロント計画は、いよいよこれから本番というところでコロナ禍のため水をさされてしまいました。加えて総額470億円を超える財政出動を行っているにもかかわらず、選挙戦では、あたかもコロナ対策をやらずに勝手な政策を行っているかのようなデマ宣伝に翻弄されました。選挙には負けましたが、私は多くの皆様方の知恵と協力のもとに進めてきた政策が正しかったことを今も確信しております。

桜城橋にて(2020年12月26日)

 いずれにせよ、これまでにない国や県との良好な関係、長年にわたる民間との協働、ほとんどの政党からの支援。こうした良い流れを続け、実らせ、完成させることができなかったことを心底残念に思っております。
 岡崎から中央省庁への要望、陳情は、これまでどおり順調ではゆかなくなると思います。民間との信頼関係にもヒビが入るおそれがあります。
 三井不動産による2025年の東部のアウトレットモールのオープンもメドがつき、三菱地所の参入する東岡崎駅前再開発計画も俎上に上がっております。日本を代表する三井・三菱という会社が岡崎の将来の可能性にタイコバンを押している中での挫折は本当に悔しい限りです
 中核市における2020年版の住民幸福度ランキングで本市は3位に選ばれました。しかも豊かな財源のもと、この地域の教育、福祉、医療、防災は全国でトップクラスであります。どうかそうした目の前のはっきりした成果、第三者による評価を御理解頂きたいと考えております。今はコロナウイルス感染拡大のさなかにありますが、これまで行ってきた政策を続けることができれば岡崎は必ずもっともっと良くなります。

内田康宏

 父の代より半世紀にわたって継続してきた伝統ある保守の政治集団である後援会も健在であります。その力を今後も郷土の発展の力として活かし、引き続きガンバッてまいります。
 選挙後多くの皆様から頂いた励ましのお言葉を肝に銘じ、これからも捲土重来を期し、全力でガンバル覚悟であります。
 この度は大変面目ない結果となりましたが、何とぞ皆様の変わらぬ御理解、御支援を賜りますよう重ねてお願い申し上げます。

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2020年11月18日 (水)

選挙からひと月を経て

 退任日である10月20日(火)は、市長室の引き上げに夜中の1時半までかかりました。普段からいつでも引っ越せる準備をしておくべきだったと思い知らされました。翌日には、業者が入って清掃をするため、必要な資料を十分に整理できずに廃棄することとなりました。
 決して、ぜったいに、再選できるとうぬぼれていたわけではありませんが、人生いつ何時思わぬことが起きるという覚悟を持つべきだと思いました。
 これからしばらくは充電期間として、8年間の市政運営について振り返り、反省もしてみると共に、今後の岡崎市のあり方についてもう一度素(す)に戻って考え直してみよう、と思っています。考え直すと言っても、これまでのプランをすべて否定するのではなく、より良いやり方を再度模索するつもりです。

 ただいまは連日、敗戦のお詫びを申し上げ、今後の身の処し方についてご意見を伺っています。その中で、ほとんどのご意見が再起をうながすものであることに有難く感じております。そうした御厚意にお応えできるよう、しっかりと研鑽を積んでまいります。

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2020年10月22日 (木)

ご返信

 私の簡単な挨拶に対し、多くの方からお便りならびにフェイスブックのコメントを頂き、感謝の気持ちでいっぱいであります。
 どこへ行っても、なぐさめと励ましの言葉と共に、「これからどうするのか」というご御質問を受けます。私としては、今は全く白紙の状態であり、しばらく充電してから後援者の方々と相談申し上げて進路を決めたいと思っています。

 人生は有為転変。
 何が起こるか分かりません。
 どんな荒波が来ようとも、その時に対応ができるような自分でありたいと思っております。御支援頂きました皆様方に、重ねて御礼申し上げます。

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2020年10月21日 (水)

ありがとうございました

 今回の市長選挙の結果は、私の力足らずで勝利を得ることはできませんでした。御支援頂きました皆様にお詫び申し上げますと共に、心から感謝申し上げます。

 これまで2期8年、夢ある新しい岡崎の実現のため、全力を尽くしてまいりました。そのことに悔いはありません。ただ最後の1年はコロナウイルスにより、まちの賑わい創出のために計画をしていた事業にまったく手を付けることができませんでした。そのことが残念でなりません。
 同じく三密を避ける必要性から、市民対話集会や講演会などによる市民の皆様へのていねいな政策説明ができなかったことが悔やまれます。
 しかしそれも天命であるならば受け止めるしかありません。
 今は、これまで御支援下さった皆様方に心からの感謝を申し上げますと共に、選挙に御協力頂きました皆様に御礼申し上げます。ありがとうございました。

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2020年10月17日 (土)

岡崎の未来

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 10月17日(土)。選挙選最終日は八幡町の二七市から街頭演説を開始しました。市議会議員候補者の多くの方の演説会では、青山周平衆議院議員と同席しました。ウイングタウンでは、里見隆治参議院議員、重徳和彦衆議院議員が応援に駆けつけて下さいました。
 これまで支えて下さった数多くの皆様のご声援とご協力に、心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。

 岡崎の未来は市民の皆様方の選択にかかっております。
 市長には「内田」を!
 ぜひどうか、正しい選択をよろしくお願いいたします。

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