労働組合

2018年4月11日 (水)

連合愛知三河中地協・岡崎市長懇談会(2018年3月)

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 3月28日(木)、毎年恒例となっている「連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会」の皆様との市長懇談会が行われました。これは昨年10月に受けた政策要望に対して回答するものであります。
 当日は各出席者の皆様から、個別に御意見、御質問を頂き中身のある意見交換ができたものと思っております。

―挨拶―
 皆様、おはようございます。市長の内田康宏です。
 連合愛知三河中地域協議会の皆様には、日頃から市政に対し、格別なご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 本日は、昨年10月に皆様からいただきました要望事項に回答させていただきますが、これに先立ちまして、ひとこと、ご挨拶申し上げます。

 平成29年度は、これからの100年の礎を築くための初年度として、未来を見据えた「新しい岡崎づくり」に向けて、多くの市民や事業者の皆様とともに、力を合わせて推進する体制づくりにつながったと思っております。これまで地道に準備をしてきた施策が、国や県、また民間の皆様の協力を得て、これから一つ一つ目に見える形で実現していくことになってまいります。引き続き、次の時代につながる事業の推進に、積極的に取り組んでまいります。

 さて、日本経済は、アベノミクスの取組の下、企業収益が過去最高の水準となり、雇用や所得環境が改善し、消費の持ち直しなど経済の好循環が実現しつつあります。国は、「人づくり革命」や「生産性革命」として、人材や設備への投資促進などを重点施策として掲げています。
 本市におきましては、平成30年度は、将来にわたり成長する持続可能なまちづくりを進めるため、市民福祉の向上や、まちの活性化及び魅力の創出に取り組んでまいります。これらを踏まえて編成してまいりました当初予算案は、お手元にありますように、「夢ある新しい岡崎の実現に向け、着実に施策を進める予算」と位置づけたところであります。これらの総合的な施策を通しまして、私の究極の目的であります、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築いてまいりたいと思います。
 市政の推進について、引き続き、皆様と力を合わせて全力で取り組んでまいりますので、今後ともご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、挨拶とさせていただきます。
 本日はよろしくお願いいたします。

―要望回答―
 それでは、ご要望をいただきました各項目につきまして、主なものを説明させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 本市の強みであり、経済基盤を支える「ものづくり産業」の発展と、更なる雇用の創出に引き続き取り組んでまいります。
 企業の立地需要に対応するため、阿知和地区での工業団地 整備計画の早期事業化を目指すほか、社会的な環境変化に臨機応変に対応するため、旧・男川浄水場の跡地に企業立地が可能となるよう、土地利用を図りながら、産業競争力の強化を通じて、地域経済の活性化と雇用の維持・創出を図ってまいります。

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 また、観光産業をものづくりと並ぶもう一つの経済の柱とすることも重要な課題であり、総合計画・後期基本計画の重点プロジェクトの一つとしているところであります。来年度は、市民の郷土愛の象徴であり、本市の新たなシンボルとなる「若き日の家康公像」が完成に向かっていく年であります。本年度、観光基本計画アクションプランに基づき、公民連携の戦略会議を立ち上げて検討してまいりました、「家康公と三河武士」を柱にした、岡崎オリジナル観光プロモーションを来年度より展開してまいります。
 観光協会も法人化され、公民連携により岡崎の観光を総合的にプロデュースできるよう、観光推進体制の強化を図り、「稼ぐ力」の向上に、地域一丸となって取り組んでまいります。

2.「男女平等政策」
 「ワーク・ライフ・バランスの実現」としては、まず、子育て環境の整備であります。この4月より、南部市民センター分館の敷地内に、南部乳児保育園が開園いたしますが、本市南部の岡崎地域における今後の保育需要の増加に対応するため、新たに保育園を整備するための用地取得に向けて準備を進めてまいります。
 放課後児童の居場所作りについては、児童育成センターを、男川、六名学区で増設するほか、放課後子ども教室を新たに7学区で実施し、児童の健全育成に努めてまいります。
 介護環境の整備としては、市内の介護事業所に対し、資格取得のための研修費用や受験費用の一部について、新たな補助制度を創設いたします。介護職員の離職防止やキャリアアップを促進し、介護職員の確保を通して、介護サービスの充実につなげてまいります。

3.「福祉・社会保障政策」
 生活困窮者の支援では、地域住民の相談を包括的に受け止める場の設置や、相談ボランティアを養成するため、新たにコミュニティソーシャルワーカーを2名配置します。
 また、福祉の村にある、発達に心配のある子どもを総合的にサポートする複合施設「こども発達相談センター・すくも」につきましては、オープンしてからこの4月でちょうど1年になります。来年度は、体育館などを含めた既存施設を改修して、平成31年2月に全面オープンし、発達支援の拠点として、子ども一人ひとりの特性に合わせた、子どもたちの自立や成長のサポートに取り組んでまいります。

4.「教育政策」
 教育環境の整備としまして、来年度は、個別の支援を必要とする児童・生徒へ対応するための教員補助者を増員し、非常勤講師を配置していきます。
 今年度より、全中学生を対象に実施している「学級集団適応心理検査(ハイパーQUテスト)」を、小学校高学年まで拡大するほか、スクールソーシャルワーカーを増員し、家庭・地域・学校の連携を深め、生徒支援や相談活動を充実させ、複雑化する児童・生徒の悩みに早期に対応できる体制を
整えてまいります。
 また、昨年度から始めました、4月分の給食費無料化を引き続き実施し、進級、進学時の各家庭における、経済的な負担の軽減を図ってまいります。

5.「まちづくり政策」
 地震災害に伴う非常時に、優先的に給水を必要とする救急病院や広域避難所等に対し、安定した給水機能を確保するため、水道管の耐震化整備や橋梁の長寿命化は、これまでの事後保全的な対応から、計画的かつ予防的な対応に転換が必要になっております。
 また、南海トラフ地震などの大規模災害時に災害対応を機能的に行うため、防災指導員制度を新たに立上げ、防災指導及び防災啓発活動のできる専門知識を持った人材を育成してまいります。
 加えて、大規模災害が発生した際に、国や他の自治体、ボランティアなどからの応援を迅速かつ円滑に受け入れるため、受援の方法や受入体制をあらかじめ具体的に定める受援計画を策定してまいります。

 以上、私からは予算の重点施策を中心に説明いたしました。
 このほか、本市の未来につながる、中長期的な視点での事業推進など、着実な市政の発展と、健全な行財政運営の、両面に目配りした予算編成であると自負しているところであります。よろしくご理解いただきますことをお願い申し上げます。

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2018年1月27日 (土)

岡崎市労連「旗開き」

岡崎市役所職員労働組合連合会

 1月12日(金)、岡崎市役所職員労働組合連合会(岡崎市労連)の「旗開き」が竜美丘会館で開催され、来賓として出席しました。
 当日の祝辞を掲載します。


 皆様、新年あけましておめでとうございます。正月も12日目を迎えておりますが、希望に満ちた輝かしい新年をお迎えのこととお慶び申し上げます。今年もこうして「旗開き」が盛大に開催されましたことを重ねてお祝い申し上げます。
 皆様方におかれましては、組合員の生活向上と市民サービスの充実のため、日々熱心に取り組んでいただいており、深く感謝と敬意を表する次第であります。
 人口減少社会に突入し、労働者人口が急激に減少する中、政府は「働き方改革」を提唱しその取り組みが始まっております。本市におきましては生産性、効率性の向上及び職員の健康やワークライフバランスを推進するため、7月と8月に時間外勤務の縮減に取り組み、一定の成果が出たものと思っております。
 引き続き、皆さんが実力を発揮しやすい労働環境の改善に向け、可能な限り取り組んでまいりたいと考えておりますので、皆様方の引き続きのご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。

 さて本市におきましては、昨年は市制101周年を迎え、次の100年に向けて新たな一歩を歩み出す大変重要な年でありましたが、皆様のご理解とご協力のおかげで各種事業を順調に進めることができました。これから数年のうちにそうした事業が次々と実現してまいりますことを感謝しております。そして施設の空間をいかに活用するかが問われることになると思います。
 今後も福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実には、引き続きしっかりと取り組みながら新たな事業を積極的に展開することで、私の究極の目的であります、岡崎の市民、ことにこども達が自らのふるさとに対し、これまで以上により大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」を築き上げることができると考えおりますので、皆様にはさらに英知を集めていただき、より一層のご努力をお願いいたします。

 終わりに、岡崎市役所職員労働組合連合会の今後ますますのご発展と、皆様方のご健勝とご活躍を祈念申し上げまして新年の挨拶とさせていただきます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

岡崎市役所職員労働組合連合会

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2017年10月11日 (水)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2017年10月)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会

 選挙前のたいへん慌ただしい中でありましたが、10月6日(金)、連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会の役員の皆様や各議員の皆様とともに「政策要望書提出懇談会」を行いました。
 当日の挨拶と、要望に対する私の答弁をご報告いたします。

―挨拶―
 皆さんこんにちは。市長の内田康宏です。何かと気ぜわしくなってきた世相の中、本日はご苦労様です。
 連合愛知三河中地域協議会の皆様には、日頃から岡崎市政に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
 また、皆様が、雇用の確保や労働環境の改善に尽力されておられるほかにも、市民生活や地域社会の向上に貢献しておられますことに、深く敬意を表するとともに感謝を申し上げます。私もこれまでの5年間に市民対話集会44回、各種講演会・政策説明会を300回以上行い、市政と市民の声を反映する努力を重ねて参りました。

 さて、岡崎市は昨年市制100周年という節目のときを迎えまして、次の100年に向けて、ただ今新たな歩みを始めたところであります。この歩みを持続するには、将来にわたって安定した財源というものが必要となってくるわけであります。
 そこで、これからの財政におきましては、現在本市の経済の柱となっております自動車産業を中心としたものづくりに加えて、もう一つの柱として、本市の特徴であります独自の自然と歴史文化資産を活かした観光産業の育成が重要であると考えております。観光産業というのは、決して観光に関わる人たちだけが潤うものではなくて、たいへん大きな波及効果があります。印刷業にもありますし、それから飲食業、さらに他の業種にもお土産を作っていただくようなことで、製造業にも影響が大きく出るというふうに期待しておるわけです。
 そして、その第一歩となりますのが、現在着々と進めております、乙川リバーフロント地区の整備であります。
 今回のリバーフロント計画は、行政によるハード整備を目的としたものだけではなく、公共が整備したこうした空間というものを、民間の皆様方に上手に活用していただきまして、ここで儲けていただく、そういったことであります。その結果、行政には税金が入ってくるわけでありますし、こうした「稼げるシステムというのをつくりたい」と考えているところであります。

 こうした趣旨の下、乙川リバーフロント地区では10月28日にこれまでにない規模の社会実験「めぐる、QURUWA」を実施します。これは新たな公共空間の使い方を市民の皆さんに体感していただくため、地区の約半分を占める河川や道路、公園を活用するもので、まちの活性化、暮らしやすさ向上に向けて、ワークショップやフォーラムなど、これまでの参加者からいただいた提案に基づき実施するものです。

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 例えば、りぶら前の道路や駐車場、連尺通りの一部に人工芝を敷きつめ、テーブル、ベンチ、タープなどを設置し、市民の方がくつろげる空間を演出し、飲食等の民間事業を展開します。大人好みの企画も実施されますので、ぜひ一度足をお運びいただきたいと思います。
 この「QURUWA(くるわ)」でありますけれども、乙川リバーフロント地区の5つのエリア、殿橋下流付近の乙川河川敷、中央緑道、籠田公園、連尺通り、りぶら前・シビコ西広場を結ぶ形状が、岡崎城の総構え、すなわち総曲輪(そうぐるわ)と重なりまして、その形状がちょうどアルファベットの「Q」の字に似ていることから「Q・U・R・U・W・A」、くるわと名付けておりますので、皆さまにもどうぞこの名前をかわいがっていただきたいと思います。

 次にハード整備の状況であります。
 殿橋下流の河川敷の整備がほぼ終わりまして、きれいに明るくなった河川敷におきましては、多くの方が散歩やジョギング等を楽しんでいらっしゃいます。当初から若いカップルの利用は予想しておりましたけれども、高齢のご夫婦も散歩や犬を連れて歩くことを大変楽しんでおみえになります。

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 また、殿橋と明代橋の間におきましては、平成31年の完成を目指す「(仮称)乙川人道橋」の工事が進んでいるところでありますが、現在、橋脚が2基、橋台が1基完成いたしまして、目で見て整備の状況が分かっていただけるところとなっております。
 しかしいつも申しておりますが、こうしたハード整備をすることが最終の目標ではなくて、これにより出現した空間を使って、いかにかつてのような町のにぎわいを取り戻すのかが一番重要なポイントであると考えております。今後は、QURUWAに沿って楽しく歩いていただき、人をまちへ呼び込むための工夫や、人々の好奇心をそそるソフト事業の取り組みも進めたいと考えております。
 また、その考えをもとに健康づくりを支援するために新たな取り組みといたしまして、9月1日に「スマートウエルネスシティ首長研究会」に加入いたしました。これは、歩いて健康、食べて健康、そういったことをまちの中で実感できるように、にぎわいの他にも健康づくりの視点からもまちづくりを考えていくということであります。是非この具体事業を民間事業者と共にQURUWA上で展開したいと考えております。

 このように、私の公約の柱である乙川河川空間の整備や利活用、そして、これにつながる中心市街地の活性化についてはこの4年間で特に進捗を図ってきたところであります。ただ今はリバーフロント計画を中心にお話致しましたが、その他に全市各地域にて様々な施策を行っており、これから数年のうちにそうしたものが次々と実現して参りますので、ぜひご期待下さい。こうしたことは「天の時、地の利、人の和」という三つの要素の後押しによるものと感謝しているところであります。
 これからも引き続き、私の究極の目的であります、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりを目指してまいりますので、一層のご理解とご強力を賜りますようお願い申し上げ、私からの挨拶とさせていただきます。

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会

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―要望に対するコメント―
 本日は来年度に向け、各分野にわたるご要望を頂戴しましたが、私の方から本年度の取り組みについていくつか報告させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 地域の産業振興や雇用の安定化は、地域経済の成長や地域の活性化に寄与し、賑わいのあるまちづくりの原動力として、市も大いに力を入れているところであります。近年、労働人口の減少や、効率的な高品質サービス、高度な情報化社会の適応等、企業の生産性向上のためロボットに対する期待が高まっています。
 これらの状況を踏まえ、人とロボットの協業によって経営力を強化するため、ロボットの利活用や新たな事業展開、強化すべき技術などをテーマに8月に「ものづくり岡崎フォーラム」を開催したところであります。
 地域経済を担う市内のものづくり事業所への支援制度としては、昨年に引き続き「岡崎市ものづくり支援補助金」を展開していますので、有効にご活用頂きたいと思います。
 また、昨年12月に100周年記念事業として開催した「岡崎モータースポーツフェスティバル」は、ものづくりの地域として各企業の最新技術の紹介や、本市の産業の発展を図るため今年も12月に開催予定であります。

岡崎モータースポーツフェスティバル

2.「男女平等政策」
 ワーク・ライフ・バランスの実現については、昨年度より男女共同参画課を新設して取り組んでいるところでありまして、女性活躍の支援やワーク・ライフ・バランスの推進等に取り組もうとする事業所に対し、アドバイザーの無料派遣を行っております。
 10月14日、17日には、中小企業経営者や個人事業主、総務担当者などを対象として「働き方改革セミナー」を開催いたします。

3.「福祉・社会保障政策」
 今年度から、地域の特性に応じた健康づくりを推進するため、保健師の地区担当制を導入しております。家庭訪問など、地域に根ざした活動をモデル地区において実施し、きめ細やかな体制づくりに努めてまいります。
 子育て支援としましては、総合子育て支援センターにおいて、妊娠期から出産・育児への切れ目のない支援のため保育コンシェルジュを中心とした、子育て支援に関する情報を集約し、保護者に必要なサービスや子育て情報を提供するとともに、その家庭の置かれている状況や希望に応じた助言を行っているところです。
 保育人材の確保につきましては、無料の職業紹介所の役割を担う「保育士支援センター」を開設し、潜在保育士などの再就職に関する相談や就職斡旋を行っています。また、再就職支援研修の実施等により、新たな保育人材の確保と離職防止の取り組みを行っているところです。
 加えて、今年オープンしました「こども発達センター・すくも」では、受けた相談を医療や療育につなげるだけでなく、保育所や幼稚園などの関係機関とも連携した支援を行っております。
 続いて、高齢者福祉の関係ですが、医療・介護を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでおります。その中核的な役割を果たしていく地域包括支援センターは、21か所すべてにおいて、医療機関などと連携を図りながら増加する高齢者に対応するとともに、高齢者の皆さんの暮らしを支えています。
 また、介護保険制度の改正を受け、4月から要支援者対象の「介護予防訪問介護」と「介護予防通所介護」を地域支援事業へ移行して実施しております。

4.「教育政策」
 すべての子どもたちが、家庭の経済事情にかかわらず未来に希望を持ち学校生活を送ることができるよう、これまで入学後に給付しておりました学用品などの購入費を平成30年度新入学の児童生徒分から、入学前に受給できるよう就学援助制度の変更をしてまいります。
 教育環境の整備につきましては、本市は平成17年度より市独自予算で教育補助者を配置しました。平成28年度には当初より115名増の215名になっております。限られた予算を有効に使い、現場の状況に寄り添った実質的な施策によって成果を上げてきたと考えております。

5.「まちづくり政策」
 7月に発生した九州北部豪雨では、本市から全地形対応舎「レッドサラマンダー」が愛知県の派遣部隊として、本市の救急消防救助隊とともに出動しました。被災地の皆さまのお役に立てたのではないかと思っておりますが、近年頻発する局地的な集中豪雨や自然災害は、いつ、どこで発生するか分かりませんし、南海トラフ地震の発生が心配されるところであります。南海トラフ地震による甚大な被害想定に対応するため、「地震対策アクションプラン」を今年度中に策定し、個々の対策を具体的に定め、迅速に対応できるようにしたいと考えています。
 4月には、浸水地区の住宅や事業所に対して被害を未然に防ぐための「止水板設置補助」を開始し、7月には、市街化区域の新築住宅などに対して河川や下水道への雨水の流出抑制を図る「雨水浸透ます支給制度」を開始したところです。

岡崎市地域総合防災訓練

 また、9月3日には地域防災訓練を、住民参加の地域訓練会場22箇所、避難所開設・通信訓練会場85箇所のほか、支所会場や道の駅会場でも実施しました。住民の皆さんはもちろん、消防団を始め関連団体や関連企業の皆さまにご参加をいただき、様々な主体が協働して対処していく訓練を通して、地域全体の防災意識の高揚と災害対応力が向上されたと思っております。

6.「行財政改革」
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、若年層の政治や選挙への関心を高めることは行政にとっても大きな課題として取り組んでいるところです。
 昨年7月に執行された参議院議員通常選挙におきましては、本市の18歳及び19歳の投票率は、岡崎市57%、全国46.78%と、全国数値と比べて高い方であったと分析されているようですが、今後も引き続き啓蒙活動に取り組んでまいりたいと思います。
 その一つとしまして、10月22日の衆議院議員総選挙においては、イオンモール岡崎において期日前投票所を開設し、若い世代が選挙を身近に感じ、関心をもっていただく場となればと考えております。

 以上、今年度の取り組みを報告させていただきましたが、この要望書に対しては次年度の予算編成を終えたのちに書面で回答させていただきます。要望の趣旨を十分検討させていただき、対応してまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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2017年4月 1日 (土)

連合愛知三河中地協・岡崎市長懇談会(2017年3月)

連合愛知三河中地域協議会

 昨年9月、「連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会」の役員、議員の方々から7項目の分野にわたる要望書を頂きました。
 3月30日(木)朝、その回答と懇談の機会を持ちましたので御報告します。おいで頂いた皆様と中身のある意見交換を行えたことに感謝申し上げます。

―挨拶―
 おはようございます。市長の内田康宏です。本日は朝から御苦労様です。
 連合愛知三河中地域協議会の皆様には、日頃から市政に対しひとかたならぬご理解とご協力を賜り誠にありがとうございます。本日は、昨年9月に皆様から頂戴いたしました要望事項に回答させていただきますが、これに先立ちまして、ひとことご挨拶を申し上げます。

 平成28年度は市制施行100周年という節目の年にあたり、先人の築き上げた歩みを振り返るとともに、「新世紀岡崎 飛躍祭」と銘打って、市民の皆様とともに様々な事業を実践し、一年を通して本市の魅力を再発見してまいりました。そして、新世紀となる来年度以降の「新しい岡崎づくり」を、多くの市民や事業者の皆様とともに力を合わせて推進する、そんな公民連携の仕組みづくりにつながったと思っております。
 私事ではありますが、昨年秋の市長選挙では三河中地協様のご推薦をいただき、おかげさまで多くの市民の皆様からのご支援を受け再び市政運営を担うことになりました。
 一期目で提案し、説明を行い、準備をしてきた施策が、国や県、また民間の皆様の協力を得て、これから一つ一つ目に見える形で実現していくことになってまいります。引き続き、次の時代につながる事業の推進に積極的に取り組んでまいりますのでよろしくお願いします。

連合愛知三河中地域協議会

(2016年11月17日、連合愛知三河中地協第27回総会)

 さて、日本経済は数々の経済対策の推進によりまして、雇用や所得環境が改善し、民間の需要を中心とした景気回復が見込まれております。国は働き方改革などの一億総活躍社会の実現に向けた主要な取り組みを行うとともに、経済再生と財政健全化の両立を目指しているところであります。
 この地域におきましては、機械・自動車関連事業を中心に経済は堅調に進んでおります。これも皆様がしっかりガンバっておられるおかげと思っております。先日、ある販売会社の新任支店長さんがご挨拶にみえましたが、「現在地方の多くは人口減少も含め、財政運営にも四苦八苦している所が多いのに、岡崎のように元気な地方があることに驚いています」といううれしい言葉を頂いております。

岡崎モータースポーツフェスティバル

 本市におきましては、平成29年度はこれからの100年の礎を築くための初年度となることから、未来を見据え持続可能なまちを創っていくことが重要と考えています。そして、これらを踏まえて編成してまいりました当初予算案は、お手元にありますように「未来を見据えたまちづくりを進める予算」と位置づけたところであります。
 これらの総合的な施策を通しまして、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりに誠心誠意取り組み、そしていつも申しておりますとおり、岡崎に生まれた子ども達が自らのふるさと岡崎に対し、より大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」を築いてまいりたいと思います。またここ数年でお約束してきた多くの事業が実現してまいりますので、ぜひそちらもご期待下さい。
 今後の市政の推進については、引き続き皆様と力を合わせて全力で取り組んでまいりますので、さらなるご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶とさせていただきます。

―要望回答―
 それでは、先般ご要望をいただきました各項目につきまして、主なものを説明させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 本市の強みであり、経済基盤を支える「ものづくり産業」の発展と、さらなる雇用の創出には引き続き取り組んでまいりますが、観光産業をものづくりと並ぶもう一つの経済の柱とすることも重要な課題であり、実施計画における重点施策の一つとしているところであります。
 本年度は「観光産業都市・岡崎」として、観光基本計画アクションプランを策定いたしましたが、来年度は本市の誇るべきブランドである「徳川家康公」を柱にして、マーケティングの実施や家康公観光プロモーションの計画策定、岡崎公園の活用方法について検討を行う予定であります。特に家康公のブランドを生かした観光プロモーションの展開では、公民連携の戦略会議を立ち上げて地域が一丸となって「稼ぐ力」の向上に取り組んでまいります。

2.「男女平等政策」
 「女性活躍のための支援」としては、働きたい女性に対する就労支援や、育休中及び育休復帰後の不安解消が重要であります。また、女性の労働力の需要が高まり、働きながら安心して子育てや介護のできる環境を整備する必要があります。
 まず、子育て環境の整備でありますが、本市南部の岡崎地域における保育需要の増加に対応するため、南部市民センター分館の敷地内に、新たに3歳未満児専用の保育園を整備し、平成30年度の開園を目指してまいります。
 また、老朽化により建替えを行っております山中保育園及び、増改築を行っている私立(わたくしりつ)美合保育園は、年内の完成を予定しているところであります。
 そして4月からは、梅園、広幡、矢作、3園の公立幼稚園を幼保連携型の認定こども園へ移行し、幼児教育と保育と一体的に行うこととなります。これにより、幼稚園と保育園の持つそれぞれの良いサービスを提供できるほか、保護者の就労状況にかかわらず施設を利用していただくことができるようになります。
 放課後の留守家庭児童の居場所づくりについてでありますが、来年度は児童育成センターを常磐学区に新設するほか、細川、六ツ美北部、北野の3学区で増設し、児童の健全育成に努めてまいります。

3.「福祉・社会保障政策」
 こどもの貧困に対する経済的支援として、民間の児童クラブを利用する方への補助を拡充してまいります。
 具体的には経済的に不安定な状況に置かれている世帯への支援として、生活保護を受けている世帯においては月額の利用料の全額を、児童扶養手当を受けている世帯はその半額を補助いたします。
 また、私立幼稚園を利用する家庭に対する就園奨励費につきましても拡充をはかり、低所得世帯やひとり親世帯の経済的負担を軽減いたします。

岡崎市こども発達センター すくも

 この4月より福祉の村において、発達に心配のある子どもを総合的にサポートする複合施設として、「こども発達センター すくも」がオープンいたします。就学後に集団生活になじめない子どもが増えているとのことですが、こういったお子さんは乳幼児からの早期発見、早期支援が大変重要であるということであります。今後は、子ども一人ひとりの特性に合わせて、医師、保育士、保健師などの専門スタッフが連携し、子どもの自立や成長のサポートをする体制が整うこととなります。

4.「教育政策」
 すべての子どもたちが家庭の経済事情にかかわらず未来に希望を持ち、学校生活を送ることができるよう就学援助制度を変更いたします。
 これまで入学後に給付しておりました学用品などの購入費を、平成30年度新入学の児童生徒分から入学前に受給できるようにいたします。また、本年度から始めました4月分の給食費無料化を引き続き実施し、進級、進学時の各家庭における経済的な負担の軽減を図ってまいります。

5.「まちづくり政策」
 災害に強いまちづくりとしましては、東日本大震災の教訓や南海トラフ地震の新たな被害想定を踏まえ、本年度から「地震対策アクションプラン」の策定に取り組んでいるところであります。地震対策は、市民や事業者などの様々な主体が協働して対処していくことが重要であるため、多くの方からの意見をお聞きし平成29年度末の策定を予定しております。

岡崎市総合雨水対策計画

 また近年、頻発する局所的な集中豪雨などの水害対策のため、「総合雨水対策計画」を策定したところでありますが、来年度は具体的な施策を盛り込んだアクションプランを定めてまいります。並行して、住居などへの浸水防止のため止水板の設置費用に対しまして、新たに補助制度を開始いたします。
 住居の耐震化対策といたしましては、来年度は「木造住宅 耐震改修費」の補助を拡充いたします。これまでは補助額の上限は1戸あたり90万円でありましたが、上限を120万円に増額し、木造住宅の耐震化を促進してまいります。

 以上、私から予算の重点施策を中心に説明いたしました。
 このほか、本市の未来につながる中長期的な視点での事業推進など、着実な市政の発展と、健全な行財政運営の、両面に目配りした予算編成であると自負しているところでありますのでよろしくご理解いただきますことをお願い申し上げます。

連合愛知三河中地域協議会

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2016年10月 6日 (木)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2016年)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会

 10月の市長・市議選を2週間後に控えた9月26日(月)、連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会の役員の皆様および議員の方々との「政策要望書提出懇談会」を行った。代表の皆様方とはふだんから国、県、市の行政課題について、議会はじめ意見交換会や要望活動においても御協力を頂いているところであるが、今回は来年度の岡崎市の予算編成に向けての要望と対策に対する懇談を行う有意義な機会であったと思っている。
 以下は当日の挨拶と、要望に対する私の答弁です。

―挨拶―
 おはようございます。市長の内田康宏です。
 連合愛知三河中地域協議会の皆様には、日頃から岡崎市政に対しまして御理解と御協力を賜り、誠にありがとうございます。
 また常日頃、皆様が雇用の確保や労働環境の改善に御尽力されておられるほかにも、市民生活や地域社会の向上に貢献しておられますことに、深く敬意を表するとともに感謝を申し上げる次第であります。
 ご承知のとおり、今年度は「新世紀 岡崎飛躍祭」と銘打って、市制施行100周年を祈念した様々な事業を行っております。去る7月1日には多くの皆様のご協力により記念式典を盛大に開催することができました。式典後には、他市の市長さんから「岡崎は地元の子供達や岡崎出身の人材だけでこれだけの催しができてうらやましい」と言われ、大変誇らしく、そして本市の潜在力の高さを改めて実感した次第であります。
 翌2日、3日の「おかざき100年祭」におきましても、多くの方々にご来場いただきましたが、ことにディズニーのパレードは子供達の記憶に残る楽しいひと時でありました。一般に私達は東京ディズニーランドやUSJに子供を連れて行くのは親の義務のように思っていますが、中には家庭の事情や親の仕事の関係でなかなか連れて行ってもらえない子供さんもいる訳であり、そうした子供達のためには貴重な機会となったのではないかと思っております。
 また、8月6日には岡崎城下家康公夏まつりを締めくくる花火大会が開催されました。そのフィナーレでは、岡崎の四季をテーマにした壮大な花火劇場「ドラマチック・ハナビ」が繰り広げられました。家路をたどる際に「今年の花火大会は素晴らしかった」「最高だった!」と何人もの方から声を掛けられ大変うれしく思ったものであります。
 そのほか、この夏には「おとがワ!ンダーランド」という名称のもと、殿橋のたもとでのオープンカフェ、そして水辺でのキャンプやバーベキュー、さらには河川敷でのビアガーデンなど、市民の皆さんのアイデアによる様々なイベントが実施されるなど、民間主体の事業が続々と動き出しております。

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 つい先週の土曜日には、乙川にLEDボール3万個を流す光の祭典「泰平の祈り」が開催されました。今回は岡崎青年会議所や市内7大学の学生さん、岡崎活性化本部など民間の皆さんを主体として幻想的で、かつ楽しい一夜を演出していただきました。また、様々な飲食関係の皆さんの御協力によるナイトマーケットでは、御来場の皆さんがいのり星を見ながら秋の夜長を満喫されたのではないかと思います。

 このように、私の公約の柱である乙川河川空間の整備や利活用、そしてこれにつながる中心市街地の活性化についてはこの4年間で特に進捗を図ってまいったところであります。
 このほか、大学病院の誘致を始め、その他の主要事業についても期待以上の成果を得られたと思っております。これまでも述べさせていただいておりますが、「天の時、地の利、人の和」という三つの要素の後押しによるものと感謝しているところであります。
 これからも選挙を迎えようとしている者が来年のお約束をするというのはまさに鬼に笑われそうですが、引き続きこのまちに生まれ育った子供達がふるさと岡崎に対してこれまで以上に大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」を築き、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりを目指してまいりますので、一層の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げ、私からの挨拶とさせて頂きます。

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会

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―要望に対するコメント―
 本日は来年度に向け、7項目の分野にわたりご要望を頂戴いたしましたので、私の方から本年度の取り組みについていくつか報告させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 地域雇用のさらなる創出と「ものづくりの三河」を支える人材育成についての要望をいただきました。地域経済の力強い成長や地域の活性化は、賑わいのあるまちづくりの原動力として大いに期待し、市としても力を入れているところであります。
 7月には、中央総合公園の体育館にて100周年記念事業の一つとして「ものづくり岡崎フェア」が、市内外の会社や研究機関、大学などの参加のもと盛大に行われました。改めてこの地域の技術力の奥深さと集積の力というものを実感したところであります。

第5回ものづくり岡崎フェア2016

 地域経済を担う市内のものづくり事業所への支援制度としては、昨年に引き続き「岡崎市ものづくり支援補助金」を展開していますので、有効にご活用頂きたいと思います。
 また、「おかざき応援寄附金」についてでありますが、本市への愛郷心や本市のまちづくりに共感を持つかたの想いに応えるとともに、市内産業の活性化を目的として返礼品を贈呈するものであります。
 4月下旬に制度を開始いたしまして、8月14日現在で459件の寄附のお申し出を頂くなど順調な滑り出しであります。返礼品については特産品や農産物など、32の事業所による70品目でスタートしましたが、新たに13事業者から申し出があり、今月から45事業者、105品目の返礼品で新たにスタートしております。今後も本市の魅力の発信と地域経済の活性化につなげてまいりたいと思っております。

2.「男女平等政策」
3.「福祉・社会保障政策」
 今年度から保健所と総合子育て支援センターが相互に連携して、妊娠期から出産・育児への切れ目のない支援を一体となって進めております。
 保健所では助産師や保健師の資格をもつコーディネーターを7名配置し、妊婦さんへの保健指導の充実を図っております。総合子育て支援センターでは保育コンシェルジュを中心として、子育て支援に関する情報を集約し、保護者に必要なサービスや子育て情報を提供するとともに、その家庭の置かれている状況や希望に応じた助言を行うなどきめ細やかな対応に心がけているところであります。
 保育につきましては、4月から保育園全体の定員を100人分増やすとともに午前7時から午後7時までの延長保育を2園増やし、41園で実施しており、一時預かりにつきましても1園増の19園で実施するなど保育サービスの充実を図りました。
 保育人材の確保につきましては、無料の職業紹介所の役割を担う「保育士支援センター」を開設し、潜在保育士などの再就職に関する相談や就職斡旋を行っております。また、再就職支援研修の実施等により、新たな保育人材の確保と離職防止の取り組みを行っているところであります。
 高齢者福祉の関係でありますが、「介護が必要になった高齢者も住み慣れた自宅や地域で暮らし続けたい」という願いを叶えるため、医療・介護・予防・生活支援・住まいを一体的に提供する、「地域包括ケアシステム」の構築に取り組んでおります。その中核的な役割を果たしていく地域包括支援センターについて、7月より7か所増設し、21か所にすることで高齢者人口の増加に対応するとともに機能強化を図ったところであります。

4.「教育政策」
 今年度から給食費について4月の1か月分を無料といたしました。年度初めは進学や進級などで保護者の経済的な負担が多くなるため、少しでも軽減できればと考え実施しました。子育て環境の向上を図り、地域社会全体で子育てを支えてまいりたいと考えております。
 これは私の公約の一つでありますが、1か月分とはいえ、多額の財源の確保には慎重を期すため、教育部局及び財政部局との協議を重ね何とか実現の運びとなったものであります。今後とも経済と財政収支に急変の無い限り、継続してまいりたいと考えております。

5.「まちづくり政策」
 4月に発生した震度7の熊本地震、続けざまに上陸した台風による被害など、自然災害はいつどこで発生するかわかりません。
 今年は18年振りに愛知県との合同により、警察、消防、自衛隊や民間の防災機関とともに大規模な総合防災訓練を実施しました。広域防災拠点である中央総合公園をメイン会場とし、サブ会場の根石小学校では地域住民による避難所の開設運営訓練を、名鉄東岡崎駅周辺では帰宅困難者の支援訓練を実施しました。また、武道館においては小中学生による防災フォーラムや避難所運営ゲームを通じて子供達自身が防災について考えることができたと思っております。
 また、南海トラフ地震による甚大な被害想定に対応するため「地震対策アクションプラン」を平成29年度までに策定し、個々の対策を具体的に定め迅速に対応できるようにしたいと考えております。

6.「行財政改革」
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、若年層を中心とした投票率の向上は「課題である」と認識しているところであります。
 7月に執行された参議院議員通常選挙におきましては、期日前投票の投票立会人として、岡崎市学生選挙サポーター「エレサポ」のメンバーである岡崎女子大学と岡崎女子短期大学の学生8人を選任し、若い世代にも選挙に関心をもっていただく「きっかけづくり」となる機会を提供いたしました。

東海愛知新聞

 本市の18歳及び19歳の投票率は、全国数値と比べて高い方であったと分析されているようですが(全国平均:46.78%、岡崎市:57.23%)、今後も引き続き啓発活動に取り組んでまいりたいと思います。

 以上、今年度の取り組みを報告させていただきました。この要望書に対しては次年度の予算編成を終えたのちに、書面で回答させていただきます。要望の趣旨を十分検討し、対応してまいりたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

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2014年10月22日 (水)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2014年)

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 9月30日、「連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会」の幹部の皆様と、来年度予算編成に向けての懇談会を行うこととなった。労働者団体の代表者組織である協議会からの要望書提出と懇談会は、毎年恒例となっている。
 大切な要望活動には必ず出席される中根代議士が国会(臨時国会)の都合で珍しく欠席されたものの、西久保県議をはじめ各市会議員の皆様おそろいの中、各企業労組の役員、教職員組合、市職員組合、市従業員労組などの幹事の方々とお話をする機会を持つことができた。
 議員の皆様とは、議会をはじめ、様々な地域会合などでお会いした折に意見を交わす機会は度々あるのだけれど、組合関係者の方々と直接的に言葉を交わす機会は貴重なチャンスであり、十分に活かしたいものである。

―当日の挨拶文―
『今年の夏は、全国各地で甚大な豪雨災害や土砂災害が発生しており、中でも、広島市では局地的豪雨による大規模な土砂災害が発生し、74人もの尊い人命が失われました。本市も、平成20年8月末豪雨では、2人の方が亡くなる大災害に見舞われ、以後、河川の改修、雨水貯留施設やポンプ場の整備、警報装置の設置など豪雨対策に取り組んで参りましたが、今また、新たな課題を突き付けられた思いであります。
 いずれにしましても、自然の脅威を目の当たりにして、防災はいかに危険を早く知らせ、避難を誘導できるかが重要であることを、改めて肝に銘じたところであります。
 なお、私もお招きに預かりましたが、4月20日、菅生川河川敷で開催されたメーデーでは防災コーナーを設置して頂き、「千人を超す組合員の方々に防災マップや防災グッズについて周知ができた」との報告を受けております。また、東日本大震災被災者への支援活動、応急活動への協力や避難場所の提供など、数々の御尽力に対し、この場をお借りして深く感謝を申し上げます。
 すでに御存じかと思いますが、岡崎駅の南、約1キロメートルにある土地区画整理の区域内に、平成32年(2020年)4月の開院を目指して、藤田保健衛生大学病院が進出することになりました。これにより、市内における医療の地域格差も大きく是正されることになります。さらに重要なことは、市民病院の負担が軽減され、市民病院本来の機能が十二分に発揮できるようになるという相乗効果であります。
 また、平成28年(2016年)1月には重度の心身障害児を療育する「第二青い鳥学園」が、そして翌29年3月には子供の健全な発達を医療面からもサポートする「こども発達センター」がオープンする予定でございます。これにより、本市の医療環境は格段に改善されるものと確信いたしております。

 今般、「乙川リバーフロント地区整備計画」を取りまとめ、来年度からスタートする準備が整いました。これにより、岡崎の豊かさの基盤であった「モノづくり産業」に加えて、観光産業をこれからの岡崎の経済を支えるもう一つの柱として育て上げたいと思っております。
 しかし、一方では、企業の市外流出が続いており、雇用の受け皿となる企業がいなくなる、元気がなくなるというのは本市の活性化にとって大きな痛手となっております。そこで、昨年10月に岡崎ビジネスサポートセンター「Oka-Biz」を開設し、今年4月から工場緑地率の規制緩和を行い、事業環境の改善を図って参りました。残り1区画となった東部工業団地への企業誘致、阿知和地区工業団地構想の具体化など産業基盤の整備充実にも取り組んで参ります。』

―当日の答弁―
『地域の産業振興の強化につきましては、「Oka-Biz」の相談件数が目標の2倍以上を数え、徐々にではありますが、中小・零細業者への経営支援や企業・創業支援に実績を上げております。9月25日には、岡崎信用金庫に続き、日本政策金融公庫とも覚書を締結し、経営相談に関しては「Oka-Biz」を紹介して頂けることになりました。
 また、今年度終了の産業空洞化対策減税基金を財源とする設備投資補助制度につきましては、本市も6社が認定され、支援を受けることとなりました。来年度以降も継続して頂けるよう、県に要請しているところであります。
 雇用の安定と創出につきましては、市内の企業に目を向けて頂く「長期実践型インターンシップ」や、中小・零細事業者の魅力をウェブ上で紹介する「岡崎コレクション」を展開しております。地元企業の魅力を理解して頂き、就職につながれば、と期待するところであります。
 仕事と生活の両立支援につきましては、来年度から、新たに3園で午後7時まで園児をお預かりする延長保育を実施したいと考えております。また、児童育成センターの開館時間を、夏休み期間中は30分早めて午前7時30分からとする条例改正議案を、この9月議会に上程しております。
 高齢者福祉の充実につきましては、本市も高齢化率が20%を超え、超高齢化社会が目前に迫っており、介護サービスや一般高齢者サービスの充実が喫緊の課題となっております。
 本年から地域包括支援センターを2箇所増設して、計14箇所としました。策定中の第6期介護保険事業計画では、高齢者数の増加に見合った地域包括支援センターの増設、認知症地域支援推進員や生活支援コーディネーターの配置なども検討しております。
 地域包括ケアシステムにつきましては、昨年度、地域包括ケア推進会議を発足させました。今年度は、地域包括ケアシステムの構築に向け、着実に前進して参りたいと考えております。
 また昨年度から、見守り支援事業を実施しました。新聞・宅配飲料の販売店、電気・ガス・水道事業者、金融機関、医療機関など、現在200を超える事業者に登録して頂いております。今後も、見守りのネットワークとして拡げて参りたいと考えております。
 現在、社会の情報化が急速に進展する中、子供達が情報や情報手段を主体的に活用する能力の育成が重要となっております。本市ではこの10月に、すべての中学校にタブレット型情報端末を配備いたします。まずは、数学、理科、英語の3教科でICT(情報通信技術)を活用した新たな授業スタイルを定着させ、子供達に確かな学力を身に付けさせて参ります。』

―当日の意見交換―
 意見交換の折に「旧太陽の城の跡地利用問題」についてご質問がありましたので、お答えしました。

『旧太陽の城の跡地利用につきましては、コンベンション(=会議、集会)機能やバンケット(=祝宴、宴会)機能など、すべての業務を担うことのできるシティホテルを誘致することがベストと考えております。その可能性はあきらめておりません。しかし、資本主義というのはシビアなもので、「儲からないこと」は誰もやりません。この事実を踏まえて、現在、セカンドベストの対応策を模索しているところです。
 例えば、コンベンション機能については市で整備し、その他の機能についてはホテル事業者に管理・運営を任せるような、官民が連携した事業計画の可能性を検討しております。
 市内には、「岡崎ニューグランドホテル」「竜美丘会館」「岡崎商工会議所」の3箇所のコンベンション施設がありますが、コンベンションの顧客ターゲットは企業・事業者であります。ニューグランドホテルや商工会議所との競合も予想されるため、顧客の奪い合いを避けられるよう、商工会議所も参加できるような事業計画についても検討を進めております。この事業計画については、ヒアリングした事業者の多くが高い評価を示しており、ホテル誘致の有効な事業計画になるのではないかと考えております。
 いずれにしましても最重要事項のひとつと考えており、早い時期に誘致できるよう、一生懸命やって参ります。』

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