額田地区

2017年4月10日 (月)

岡崎市豊富児童育成センター・豊富学区こどもの家開所式

岡崎市豊富児童育成センター、岡崎市豊富学区こどもの家

 額田において、待望の「豊富学区育成センター」と「豊富学区こどもの家」が3月30日(木)にいよいよ開所のときを迎えましたので御報告申し上げます。いつものことながら最新の機能を備えたすばらしい施設ができたものと思います(樫山町の豊富小学校内に開所しました)。

―挨拶―
 本日はお忙しいところ、岡崎市豊富児童育成センター及び岡崎市豊富学区こどもの家の開所式に御出席いただきまして誠にありがとうございます。また、皆様方におかれましては、日頃、児童福祉行政はもとより市政全般に対しましても一方ならぬ御支援を賜り、この場をお借りしてお礼を申し上げます。
 本日ここに児童育成センターとこどもの家が無事に開所できますことは、ひとえに日頃から御支援、御協力いただいております学区総代会をはじめとする関係者皆様の御尽力の賜(たまもの)と心から感謝しております。
 さて、豊富児童育成センターにつきましては、こちらの場所にございました小学校の礼法室を活用し、平成13年4月から「額田児童クラブ」として、平成18年1月の合併後は「豊富児童育成センター」として放課後児童健全育成事業を実施してまいりました。

岡崎市豊富児童育成センター、岡崎市豊富学区こどもの家

 このたびの工事では、老朽化した建物の建て替えに併せまして、平成18年の合併協議のときから検討されてきた学区こどもの家との複合施設として整備することができました。今回完成した建物は、従来のこどもの家と違い、木造による木の温かみを感じるものであり、全室冷暖房を完備し、学区の子どもたちをはじめ学区の住民の皆様の健康づくりの場として活用していただけるものと考えております。
 最後になりましたが、本日御臨席の皆様の御健勝と御多幸をお祈り申し上げるとともに、豊富児童育成センターと豊富学区こどもの家が、地域の皆様にますます愛される施設となりますよう祈念いたしまして私の挨拶とさせていただきます。
 本日はどうもありがとうございました。

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2016年10月10日 (月)

岡崎市額田支所・改築安全祈願祭

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 長年、地元の待望であった額田支所の改築工事の安全祈願祭が9月28日(水)に行われた。改築と言っても建て直しであり、「(仮称)額田センター」という全く新しい建物ができるのである。
 今回の建設工事は、額田支所を始め周辺にある額田図書館、森の総合駅、ぬかた会館の機能を集約するもので、利便性が向上されることから地域住民の皆様からの期待も非常に高い。

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 計画当初、地域の防災拠点ともなることから完全鉄筋コンクリート化が考えられたが、「額田の木を使った象徴的な建物にしてほしい」という地元からの熱烈な要望もあり、交流機能を果たす施設は一部木造にするという折衷案に落ち着き、今回の建設プランとなった。折衷案とはいえ、高い機能性と快適性を兼ね備えた施設計画となっており、この地域におけるより高い市民サービスと交流の拠点となることが期待されている。
 今年2月に岡崎市域の新東名高速道路の開通と同時に「岡崎東インターチェンジ」が供用開始された。それゆえ額田地域は市の広域的なゲートとして発展の可能性を秘めており、新たな人、モノの交流を先導する地域となるものと考えられる。

 岡崎市の使用する水道水の約5割は、額田地域に源流を発する乙川から供給されている。額田の森林が市内の水源を支えている状況であり、こうした額田地域の豊かな自然環境は水源のかん養機能だけでなく、環境保全機能、レクリエーション機能、農林業の産業資源など多様な役割を担っている。

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 今回の建設工事においてはこうした資源である地元産のヒノキを活用し、新しい施設を市民だけでなく、広く市外の方にも利用して頂くことにより、大いに岡崎市の森林資源をPRできるものと考えている。乙川リバーフロント計画の人道橋はそのシンボル的存在であり、市内の公園整備には額田の間伐材を積極的に活用してゆく方針である。
 平成30年春の供用開始に向けて、工事が順調に進み、岡崎市役所額田支所が無事に完成することを願う次第である。

岡崎市額田支所改築工事・1階平面図

(岡崎市額田支所改築工事・1階平面図)

岡崎市額田支所改築工事・2階平面図

(岡崎市額田支所改築工事・2階平面図)

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2015年9月 3日 (木)

額田木の駅プロジェクト・開駅式

額田木の駅プロジェクト

前回のつづきです。)

 山村問題を考える上で重要な出来事であるため、3ヶ月ほどの遅れとなるが御報告しておきたい。
 本年5月15日、岡崎市額田地区において、山間地活性化の一つの試みである「額田木の駅プロジェクト」の開駅式が行われた。
 岡崎市は平成18年(2006年)1月1日に額田町と合併し、市域の6割、約23,300ヘクタールの面積が森林で占められることとなった。その内の6割がスギ・ヒノキといった人工林であり、そうした所では間伐、下草刈り、枝打ちといった適切な管理が不可欠となる。
 ところが近年は、安価な外材の流入に伴い、国内の木材価格の低迷や山林の所有者、管理者の高齢化もあって、十分な手入れもできず放置されている森林が増えているのが現実である。間伐は森林管理上、欠かせない作業であるが、間伐をしても外へ搬出するための費用がかかるためそのまま未利用となる木材も多い。
 このまま森林整備がされなくなると、未利用の木々が増え、良質な国内の木材は減少し、森林の持つ土砂災害防止機能や水源涵養という有益で重要な働きも失われてしまうことになる。

額田木の駅プロジェクト

額田木の駅プロジェクト

 「額田木の駅プロジェクト」は、地域の森林整備と未利用木材の有効活用を促進するとともに地域経済の活性化を図るものである。事業に加盟すれば、誰でも間伐材を軽トラックに積んで出荷し、山の仕事に関わることができる。そしてその対価を地域通貨「森の健康券」で支払うことで、地域の経済の活性化にも寄与することになるというシステムである。このような新たな試みに対し行政がタイアップしてゆくことも必要であると考えている。
 さらに岡崎市においては、山林整備を促進し、地元木材資源を有効活用し山間地の仕事をつくり出すため、地元材を使った住宅建築への補助を行うほか、公共建築物への木材利用を積極的に進めている。

 その代表例の一つが「乙川リバーフロント計画」の人道橋の木調化である。表装に木材を使用した橋は定期的に木部の取り替えが必要であるが、取り替え自体をお祭りにしてまちおこしにも活用していこうと思っている。今後は周辺自治体間の一層の連携を図り、さらなる取り組みを行っていきたいと考えている。

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2015年9月 1日 (火)

平成27年度 山村問題懇談会

山村問題懇談会(2015年8月12日)

 県会議員の時に私は山村振興議員連盟の副会長をしていたが、同連盟の県議17名、三河市町村の山村を有する自治体の長、県知事及び県関係者が集う「山村問題懇談会」が、8月12日(水)、豊田市の小原交流館にて行われた。なお昨年度の懇談会は岡崎市のぬかた会館で開催されている。

 このところ、全国的に人口減少が話題となっているところであるが、日本の産業中枢圏である愛知県は、数少ない人口増加県である。幸いにも岡崎市も平成42~3年頃までは人口増の予測となっている。
 しかしながら同じ県内にあっても、中山間地域ではいち早く人口減少が始まっている。さらに若年人口の流出に伴う高齢化率の上昇も加わり、困難な問題を二重に抱えることとなった。
 現在、国においては地方創生に向けた各種の取り組みが積極的に進められている。岡崎においても地方版の総合戦略を新たに策定する中で、山間地域への定住を促進する施策を考えているところである。

愛知県道37号沿い

 こうした状況の中、人口過密な首都圏で生活する若者の中には逆に「田園回帰」の志向性もあり、都市圏から、ゆったりして空気もきれいな、緑あふれる山村地域への移動を希望する人が増えてきているという。ところが本市においては、空き家はあっても移住希望者への貸し出しということがうまく進んでいないという現実がある。
 「新たな山村振興ビジョン」の策定にあたって、愛知県が実施した〝小規模高齢化集落実態調査〟の結果によると、空き屋所有者のうち家を貸したり売ったりしても良いという人は29.8%であった。47.4%の人は貸すつもりはないと回答していた。
 このように地域においては依然、保守的な傾向が強く、口では地域の人口減を嘆きながらも本心としては「考え方や生活習慣の違うヨソ者は受け入れたくない」というところがうかがえるようである。そのために、せっかく地域に移住を望む都市生活者がいても、さきざきの生活の困難性を考えて移住を思いとどまってしまうケースもあるという。
 さらに付け加えるならば、外に出た自分の子供達すら戻りたがらない不便な所に他人の移住を勧奨するためには、それなりの環境整備と利便性の向上が不可欠となってくる。都市生活の便利さに慣れた者にとって、実際に移り住む先にコンビニも無いということは一種の恐怖ですらあるのである。

岡崎市淡渕町

 中山間地への定住を促進するためには、その地で自活できる仕事の確保と共に集落における医療、教育、福祉を含めた利便性の向上と地元民の意識改革が必要となってくる。
 アンケート調査の結果としては、買い物・通院・通学の移動支援や、住民同士の交流・親睦に対する取り組みが望まれており、さらに将来の集落共同体における人口減による活動費の不足、個人負担の増加を含め、集落の存続そのものに対する不安の声がある。しかも人間は、より以上の安心安全、便利快適さを望むものであり、様々な対応策をとったからと言って、必ずしも人口が増える保証はない。また、今後集落規模が縮小してゆく中で、地域における活動、伝統・文化の継承といったことも困難なことになってくる。
 自治体単独の取り組みでは不十分で効率も悪くなる。こうした状況に対応するためには、近隣の同様な条件を持つ集落は市域を越えて連携し、共同する施策が必要となるだろう。

 現在愛知県では「三河の山里サポートデスク事業」が行われており、都市の住民からボランティアを募り、中山間地の地域活動のお手伝いをして頂いているという。これからはこうしたシステムを十分活用すると共に、行政区域を越えた協力・共同による各種対応策を講じてゆくことになるものと思われる。 (つづく

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2015年3月17日 (火)

国道473号バイパス、市道原下衣線(新学校橋)開通!

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 3月15日(日)、心配された天候もからりと晴れて、長年にわたる地元の待望の事業であった国道473号バイパスの開通式と、市道原下衣文(はら・しもそぶみ)線「新学校橋」の渡り初め式を無事に迎えることができました。
 国道473号バイパスは、岡崎市東部の新たな玄関口となる新東名高速道路「岡崎東インターチェンジ」と岡崎東部工業団地へのアクセス道路です。
 市道原下衣文線は、国道473号と岡崎・作手清岳(つくできよおか)線を結ぶバイパスとしての機能を持つ道路であり、新東名高速道路と岡崎東インターチェンジの設置により増大するこの地域の交通に対応し、「新学校橋」の建設と共に整備されたものであります。

 この事業の完成にあたり、御理解、御協力頂いた地権者の皆様方をはじめ、国・県・市の関係者の方々、また立派に道路を完成して頂きました工事施工者の皆様、そしてこの開通式の準備にまで多大な御尽力を賜りました太田委員長をはじめとする記念式典実行委員会の皆様に改めて深く感謝を申し上げます。

国道473号バイパスと市道原下衣線(新学校橋)

国道473号バイパスの開通式(2015年3月15日)

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 473号バイパスは、岡崎市のみならず、これから三河地域における産業と通勤、観光と交流のアクセス道路として、地域の活性化に対し大きな期待が寄せられるものであります。ことにこの度供用開始された道路に関しては、新たなバイパス道路として、住宅街の通過交通を抑制し良好な住環境を維持すると共に、地元の本宿学区、山中学区、豊富学区の住民の絆を強める「架け橋」としても大きく貢献することが望まれています。
 これからさらに増加してゆく交通量に対して、四車線化という課題も残っており、ご関係の皆様の一層のお力添えをお願い申し上げます。

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 また、周辺に保育園や小中学校(豊富小学校・額田中学校)がある市道原下衣文線は、歩道を設置し、災害時の避難路としても配慮された道路です。今後、国道473号バイパスと共に、私達の期待通りの役割を果たし当地域の発展に大きく寄与することを願うものです。
 テープカットのあとにオープニング・パレードが行われました。パレードの車窓から、移りゆく東部と額田の新たな景観を眺めながら、時代の推移ということをしみじみと感じさせられました。

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2015年2月12日 (木)

空から考える岡崎・額田の未来

岡崎市・不法投棄監視スカイパトロール

 快晴の2月4日(水)朝、5人乗りの仏製ヘリコプターに同乗し、額田地区上空から約1時間半パトロールすることとなった。
 この「不法投棄監視スカイパトロール」は平成17年(2005年)から県警と合同で始めた事業であり、平成25年からは岡崎市が単独でヘリを借り上げ、年2回実施しているものである。

 近年、正規のゴミ処分を免れるために、高速道路を使って遠隔地までゴミを運び、人目につきにくい山間地に不法投棄をする事件が増加している。
 昨秋、防災ヘリに同乗して東部山間地域を一回りしたが、時間的制約もあって全域をくまなく見回るという訳にはいかなかった。今回は市の廃棄物対策課の事業として不法投棄発見がその主目的ということもあり、地上200~300メートルの高さから東部・額田の山間地を重点的に見回ることとなった。
 不法投棄を行う者は、道路側からは目の届きにくい所を選んでゴミを捨てることが多く、路上巡回による監視だけではなかなか悪事を発見することはできない。上空から見渡せば、山間の谷底に投棄されたものまで見つけることができる。
 今回私もカメラを持参し同乗、それらしきものをいくつか撮影したが、不法なものであるか否かの判定は担当者に任せることとなる。

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 来年は市制施行100周年を迎えることとなるが、同時に額田町との合併10周年の年でもある(旧額田町は2006年1月1日に岡崎市に編入された)。合併により岡崎は市域の6割を山間地が占めることとなり、こうした中山間地の新たな活用方法が模索されている。ことに新東名の開通と岡崎東インターチェンジの完成により、東部地区の再開発のみならず、岡崎市全体の活性化をも期する都市計画の再考が望まれている。
 つまり、ヘリに同乗を希望した私には、額田・東部・北部の中山間地を三次元的に俯瞰することによる「新たなアイデアの模索」、「有効利用可能な場所の発見」という、別の側面の目的もあったのである。
 岡崎市全体の人口は、平成42、43年までは増える見通しであるが、すでに額田をはじめとした中山間地の皆さんからは人口減少と少子高齢化を心配する声を聞かされており、そのための対応策が求められているのである。私達は案外、身近にある有用なものの価値に無頓着なものである。例えば私が市長就任以来すすめてきている河川空間を活かしたまちづくりや、岡崎独自の歴史資産を活用した観光産業の振興なども、対象があまりに身近にあり見慣れたものであるため、その本当の価値を正しく認識してこなかったのである。

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 額田地域においても、独自の美しい自然景観というものがありながら、外から来た人に改めて指摘されるまでそのことに気がつかない。
 私達は日頃ゆったりとした余暇生活を望み、軽井沢や蓼科高原に憧れはしても、なかなか毎年1週間~10日というまとまった休みをとって骨休みに行くことはできない。
 ところがもし近くに、山間リゾートがあれば一般の市民でも手軽にそうしたやすらぎを得ることができるようになる。もし額田地域で川沿いの適地に民間主導のリゾート開発ができれば、片道40~50分でリゾート気分が味わえることになるのである。
 ゴルフ場のように会員制のシステムをとり、年会費も頂き、利用の度、手頃な料金で市民に利用してもらう。会員でない人でも紹介により別料金で利用してもらえるようにすればいい。これからの時代、犬や猫も同伴できる施設が必要となるだろう。
 年に1~2度、そうした機会が持てれば、奥さんの御機嫌も良くなりそうである。かりに御主人に急用ができても、その距離ならお父さんだけ1時間ドライブすれば用は足り、済めばまたすぐ戻ることもでき、家族は予定通りリラックスできる。
 自分で別荘を持てば高くつくし、管理も大変であるが、共同施設ならばその心配もない。施設管理を地元で行えば、額田に新たな雇用も生まれる。人の出入りが増えればコンビニくらいできるようにもなる(注1)。施設を利用したお客さんから「山の生活もなかなか良いネ」というファンが出てくれば「将来、家は額田に造ろう」という気にもなるかもしれない。随分まだるっこしいが、これくらいの手順を踏まなければ、都市生活の便利さに染まった人間は中山間地に居を持とうとはしないだろう。

 すでに県がすすめている「空き家対策」(注2)の必要性を言われる方もあるが、そのためにはまず他人(よそ者)に家を貸したがらないという現実を直視する必要がある。またどこでも地元の先住者は新参者に対し、地場の慣習、ルールの遵守を求めるものであるが、町内会や消防団活動はもちろん、隣組的人間関係にも都会育ちの新人類はなじまないものである。この問題は単なるシステム改正だけでは解決はしない。
 そもそも外に出た地元の子供達ですら山に帰ってこないのである。現実にある負の要素(?)をしっかりと認識して対応策を考えない限り、宅地を造ったところでおいそれと人口が増えることはないであろう。
 大体ウチの猫ですら、一度外に出る自由を味わってからは、エサ時か気の向いた時にしか家には戻ってこないのである。
 空から額田山間部の川沿いの空間を物色しながら、そんなことを考えている私であった。

岡崎市東公園(ヘリコプターより)

(注1) その後、平成27年(2015年)7月4日に額田地域初のコンビニエンスストアが市内牧平町にオープンしました。

(注2) 岡崎市においては、市議会が平成25年11月~平成26年11月の間、「空き家等対策検討特別委員会」を設置し、調査と研究を行いました。

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2014年12月 6日 (土)

岡崎市の消防・防災体制について

岡崎市消防団連合観閲式(2014年11月16日)

 11月16日(日)、今年も恒例の「消防団連合観閲式」が秋空の下、乙川河川敷において開催された。消防団組織は全国各地にあるものであるが、岡崎市のように市内各地域に根ざした多団制で、毎年このように全市をあげて整然とした組織的演習を行っているところは多くないという。
 昨年知事の名代(みょうだい)として出席された副知事から「県内各地を訪れましたが、これほど統制がとれた立派な観閲式は初めて拝見しました」とお褒めの言葉を頂いたものである。
 私達市民が、日々安全で安心な生活を当然の如く享受できているのも、消防関係者の皆さんのいつに変わらぬ御尽力のおかげであり、心より感謝を申し上げる次第である。今年も多くの皆さんが表彰並びに感謝状を受けられたが、長年にわたる地域社会への御貢献、御協力に対し誠に頭の下がる思いである。
 本市としては、こうした消防団の皆様の御苦労に報いるため、年末までに、動きやすくスマートで暖かい防寒コートを新調することにしている。

岡崎市消防団連合観閲式(2014年11月16日)

岡崎市消防団連合観閲式(2014年11月16日)

 また先日、県の防災ヘリコプター「わかしゃち」による「大規模災害時・被災状況偵察訓練」が行われた。私もヘリに同乗し、額田地区の山間部から市東部の乙川上流域を重点的に、空からの視察を行った。

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 旧額田町との合併により、山間域が全市の60%となった岡崎市であるが、改めて森林地帯の地勢というものを目視で確認することができ、大変参考になったと思っている。

 「わかしゃち」は、ベトナム戦争で用いられたベル社製UH-1イロコイ機を改造したような、同じベル社製の412EP機である。機内には様々な救助用機具が搭載されていた。

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 機体右側の扉の上部には、救助用ホイストという救助ロープ巻き上げ装置が取り付けられていた。折角の機会でもあり、私も簡易宙づり(?)体験をさせてもらうことにした。空の救護活動は、小さなミス一つが救護者だけでなく自らも命を失う可能性がある。訓練とはいえ実戦さながらに確認の手順を大声で示しながら行う隊員の姿に、救護活動の厳しさを感じることができたような気がした。
 この夏の広島における土砂災害の教訓もあり、類似の地質構造をもつ本市としては、危険箇所の地質調査と共に山間地における防災、減災、救護、対策のあり方を再検討すべきであると考えている。

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 山と言えば、御嶽山の噴火災害支援活動に本市から16名の消防署員が出動している。先般、中消防署(岡崎市消防本部)の山本治係長より活動結果の報告を受けたものであるが、天候不良による現場の状況は悪化するばかりで、水を含んだ粘土質の火山灰の中で二次災害の危険もある中、捜索活動を行ったとのことであった。6名の行方不明者を残しての下山は不本意のこととは思うが、全員無事に帰還したことと、火山地帯に近接していない岡崎の地勢に感謝するものである。

 また観閲式と同時期に、緊急消防援助隊による「中部ブロック合同訓練」が石川県で行われたが、こちらにも本市の署員が参加している。すでにこの春、名古屋空港の自衛隊小牧基地において、全国で唯一この岡崎に配備されている全地形対応車両(レッド・サラマンダー、赤い竜)が、C-130輸送機に搬入可能なことが確認されており、今回能登空港まで初めて空輸され、実働訓練が行われた。

全地形対応車両

全地形対応車両

 現地、石川県珠洲市においては、深さ1メートルあまりの仮設の池が造成されており、水没している車の救助訓練など、特性を活かした様々な訓練がなされたと聞いている。
 多機能な能力を持つレッドサラマンダーであるが、今回の広島の土砂災害や御嶽山の災害では声がかからなかった。ときどき「なぜ出動しなかったのか?」と尋ねられることがあるが、下に人が埋まっている可能性のある所を重車両が走り回る訳にもいかず、今回の両ケースでは活躍の機会はなかったということである。
 しかし、今後は、ケースによっては道路の途絶した山間地への出動の可能性もあり、ヘリコプターによる短距離空輸のような訓練の必要性も出てくると思っている。
 いずれにせよ、こうした活動は、かつてのサイレント・ネイビー(沈黙の海軍)と同じで、しっかり訓練をして十分な備えをしていても実際に活躍する機会がないことの方が本当は理想的である。

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2014年10月10日 (金)

新東名高速道路・名称問題

岡崎東インターチェンジ(工事現場)

 9月18日、中日本高速道路(NEXCO)より、市内樫山町(かしやまちょう)で建設中の新東名高速道路のインターチェンジの名称を「岡崎東インターチェンジ」とすることが正式に発表されました。併せて、市内宮石町に建設中のサービスエリアの名称を「岡崎サービスエリア」とすることも正式に発表されました。
 お地元の額田地域の皆様、ことに用地のとりまとめの段階で多大な御協力を頂き、地元の額田の名前を残すことに大きな期待感をお持ちであった皆様には、お詫びを申し上げます。(正直言って私がお詫びするのも筋違いなのですが・・・。)

 当初、国との話し合いの席で出されていた資料の地図上には、仮称とは言え、「額田インターチェンジ」という表記がなされていたものもあり、名称は意外と簡単に地元の意向が通るのではないかと思っておりました。
 用地の問題が終了すると、工事が始まり、各地域でNEXCO(ネクスコ)による地元説明会が行われるようになりました。当時県議であった私も、毎回説明会の御案内を頂き、できる限り出席していたため、各地区の期待や要望がどんなものかおおよそ把握しておりました。また、地元の国会議員、県会議員、一部の市会議員と話をしたときの感触から、新東名インターの名称は、NEXCOとの直接の話し合いに入った段階でも「岡崎額田」か「岡崎ぬかた」くらいだろうと思っておりました。
 ところが「新東名高速道路インターチェンジ及びサービスエリアに係る名称検討委員会」(平成24年6月に設置)が行った、各業界団体並びに地域代表の皆様19団体34名の有識者の意向調査では、以下のような結果となりました。

岡崎東」  第1回 59% → 第2回 85%(29名)
岡崎額田」 第1回 23% → 第2回 15%(5名)

 額田地区の方9名の内、「岡崎東」を選ばれた方は5名、「岡崎額田」は4名でした。サービスエリアについては、「岡崎」が31名、「岡崎奥殿」が3名という結果でした。
 委員会においても、「道路利用者が地図上にない『額田』の名に困惑する」、「全国の名称決定基準の法則に準じて行うべき」との意見が多数を占めました。

岡崎東インターチェンジ(工事現場)

 一昨年10月に市長に就任してからこの問題を引き継ぐことになった私は、当初、NEXCOとの話し合いにおいて「岡崎ぬかた」の名称を主張していました(外部の人は「額田」を読めない)。
 しかし、前述の「全国・名称決定基準」による、誰にでも分かりやすい名称という方針と意向調査の結果報告で「岡崎東」が多数であったこともあり、その方向で承認することとなったのです。
 もちろん、額田で一般投票を行えば、そうした結果にならないことは十分承知しております。けれども高速道路を利用する方々はこの地方の人間ばかりではありません。北海道の彼方からみえる方、九州の端から来られる方など様々であります。それに必ずしも事前に経路をチェックしてみえる方ばかりでもありません。そうした不特定多数の方々が時速100km前後のスピードで走りながら、迷うことなく瞬時に名称を判別でき、今自分がどこらあたりを走っているかを認知できることが、安全走行のためにも一番大切なことであると思います。高速道路を利用するドライバーにとって、通過地点にある地方の独特の名称というのは不必要な情報であります。

 郷土愛の心から、地元を全国にPRしたいという気持ちは十分理解できますが、そうしたことは機能を主体として成立している高速道路に求めるべきではないと考えます。その代わりとして額田の名前は、付属するトンネルや橋、サービスエリアの中の施設、あるいはオミヤゲ、地元の地域施設の名称として生かしていくべきではないでしょうか。
 例えば私達がアメリカに行った場合、外国人としてレンタカーを借り、高速道路を走ったとして、地理に明るい人でなくても、案内地図のアルファベットの記号と道路のルートナンバーを間違えることさえなければ、ちゃんと目的の都市へたどり着くことができます。道路、ことに利用客がお金を支払って利用する高速道路において一番必要なことは、そうした利便性の良さであります。
 何とぞ日本全体を見渡した大きな心で御理解頂けますようお願い致します。


新東名開通前イベント (2015.11.28)

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2014年2月18日 (火)

平成25年度 国道301号・473号合同要望会

国道473号(愛知県岡崎市)

 県会議員並びに地方自治体は、国や県に対して合同で重点事業の要望活動を行うため、各種協議会や期成同盟会という組織を作っている。そうした毎年恒例の県に対する要望活動の一つが、この国道301号と473号の合同要望会である。
 2月3日、県庁の議会棟5階、大ホールにおいて、地元進出の各県会議員同席の上で愛知県・建設部局に対し、両道路事業に対する要望活動を行った。

 国道301号は静岡県の浜松から新城、岡崎を経て豊田に至る重要な産業道路であり、東名高速道路、東海環状自動車道や間もなく供用開始される新東名高速道路、並びに三遠南信(さんえんなんしん)自動車道を結ぶ広域幹線道路でもある。実質的に東西三河地域の都市部と山間部の連携と交流を支え、物流と観光による地域の活性化を担い、さらに災害時には緊急輸送道路となる重要路線である。
 ことに当地域、岡崎においては、301号は、ものづくり産業の中核である自動車産業の研究開発拠点となる「豊田・岡崎地区研究開発施設」への主要アクセス道路として、重要な意味を持つ。
 かたや国道473号は、蒲郡市の国道23号を拠点に、岡崎市東部、額田地区及び豊田市の下山地区を南北に縦貫し、静岡県牧之原市に至る道路である。国道420号と301号とを結ぶことによって三河山間部の一体化を図っており、また、山を越えて三河湾につながることで山と海をつなぐ地域住民の生活と産業を支える重要な道路となっている。
 だが両道路とも、そうした機能と効果の重要性を十分認識されながら、それぞれに道路の狭隘な箇所が見られ、急カーブ急勾配の連続する危険な場所も多いことが指摘されている。
 ことに473号においては、在バイパス工事が行われているものの、老朽化した危険なトンネル路の利用が高い。新東名高速道路のインターチェンジ完成後には更なる物流の増加と災害時の緊急輸送路としての重要性が見込まれているので、やはり山を抜ける短距離の新トンネル路の建設の必要性を思うものである。
 新政権による景気の回復を言われる中ではあるが、県財政もまだ本格的復調には至っておらず、すぐさま色よい返事をもらえるところまでには来ていない。今後とも継続して両事業の促進に尽力する考えである。

国道301号・473号合同要望会(2014年2月3日)

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平成27年度 国道301号・473号合同要望会 (2015.11.01)

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2013年11月13日 (水)

第7回市民対話集会(2013.11.19)のお知らせ

ぬかた会館(岡崎市樫山町)

豊富・夏山・宮崎・形埜・下山学区にお住まいの方々を対象として、来週、7回目の市民対話集会を行います(延期になった10月25日の分は回数から省きました)。ご都合よろしければ会場までぜひ足をお運び下さい。事前のお申し込みは不要です。

第7回 市民対話集会
日時: 平成25年11月19日(火) 午後7時~8時30分(開場は午後6時30分)
会場: ぬかた会館2階
対象: 豊富・夏山・宮崎・形埜・下山学区の住民の皆様

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