防災・消防

2018年9月17日 (月)

平成30年9月議会 その1(市長提案説明)

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 ただいま岡崎市議会9月定例会が開催されています。
 初日(8月29日)に述べた所信の一端ならびに議案の大要について、御報告申し上げます。


平成30年7月豪雨、災害時受援計画の策定
 6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨に見舞われた平成30年7月豪雨では、河川の氾濫、浸水害、土砂災害等により甚大な被害が発生いたしました。
 犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げ、加えて、被災地の1日も早い復旧・復興を願うものであります。
 本市では、いち早く、緊急消防援助隊の愛知県の派遣部隊として、昨年の九州北部豪雨に続き、レッドサラマンダーが岡山県に出動し、安否確認や避難困難者の救助などの災害活動を行いました。中核市 災害時 相互応援協定による支援として、初動期に人的支援と緊急物資の提供を始め、避難所運営支援として現在も職員の派遣を行っております。

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 また、総務省や厚生労働省、愛知県市長会から要請を受けましたので、被災した家屋の被害認定調査、愛知県と中核市等で編成する保健チームのメンバーとして保健師等が被災者の健康相談・健康チェック、避難所の衛生対策を行う職員を派遣しました。さらに、今年から本格的な運用が開始された災害時 健康危機管理支援チーム「DHEAT(ディーヒート)」の愛知県初の派遣メンバーとして専門的な研修を受けた職員の派遣も行いました。
 今年度、本市は物資に関する災害時受援計画の策定を予定しております。この計画は災害時において人的・物的資源などの支援・提供を受け、活用することを目的とし、円滑に他者の応援を受け、又は他者を応援することができるよう配慮するものであります。災害時に活用できるよう実効性の高い計画を策定してまいります。

浸水対策について
 また、9月2日には地域総合 防災訓練の実施を予定しております。市民の皆さまには積極的にご参加いただき、防災意識の高揚並びに、災害対応力が向上することを期待しております。
 本市の浸水対策でありますが、甚大な浸水被害が発生した「平成20年8月末豪雨」に関しては、伊賀川など5河川の床上浸水対策 特別緊急事業を平成27年度までに完了し、各河川流域の安全度は大きく向上しているところです。これら河川が整備されたことにより、低地での市街地の浸水を早急に排水するための雨水ポンプの建設を進めてまいりました。
 旧福岡郵便局周辺については、平成25年度より福岡雨水ポンプ場の建設に着手し、6月に完成、7月より供用を開始しております。
 また、六名・江口地区については、5年後の供用開始に向け、六名雨水ポンプ場の建設を進めているところであり、ポンプ場の着実な整備により、浸水被害を大きく軽減できるものと考えております。
 さらに、ハード対策に加えて、避難体制の強化や水害リスクの回避などのソフト対策を組み合わせるなど、総合的な浸水対策にも取り組んでいるところでありまして、近年頻発する豪雨に対して、被害が軽減できるよう、今後も努めてまいります。

危機管理体制の徹底
 6月18日には、大阪府北部を震源とした地震が発生し、ブロック塀の倒壊により女子児童が死亡する痛ましい事故が発生しました。
 この事故を鑑み、小中学校を始め公共施設のブロック塀等の緊急点検を行いました。危険性が確認された施設につきましては、早急に撤去改修を実施するため、補正予算の専決処分を行い、現在工事を進めております。
 民間所有のブロック塀につきましては、優先度の高い通学路沿いのブロック塀について、緊急の安全点検を実施するとともに、必要に応じて所有者に注意喚起などを行いました。今年度よりブロック塀等 撤去費補助制度を新設しておりますので、撤去や改修の際にご活用いただけたらと思います。

 7月18日には、重油2,000リットルが乙川に流出する事故が発生しました。
 下流にある男川浄水場の水源まで重油が到達したことから、乙川からの取水を停止する決断をいたしました。市内の半数にあたる約81,000世帯に水道水を供給できなくなる恐れがあったため、直ちに「危機管理警戒体制」を立ち上げるとともに、上下水道局においても対策本部を設置しました。オイルフェンスや吸着マットで水質の回復を図る措置や水質の監視強化、高度な浄水処理対策の実施など早期の取水再開に取り組むとともに、不足する水道水の確保や断水に備えた準備を進めていたところ、幸いにも断水という事態を回避することができました。その背景には、市民や企業の方々による節水によって配水量が抑制されたこと、土木災害安全協力会、管工事業協同組合や西三河水道事業連絡協議会の近隣市などの関係機関による連携した支援をいただいたことなど、地域一体となった対処があったことをご報告いたします。
 今後も、市民の生命財産を守るため、危機管理体制の徹底を図ってまいります。

中嶋一貴選手、愛三大三河高校
 さて、この夏には市民の皆さまが「わが街の誇り」と思っていただけるようなニュースがいくつかありました。
 6月に開催されたルマン24時間耐久レースでは、本市出身の中嶋一貴選手が優勝を飾られました。世界三大カーレースの一つと称されるこのレースでの輝かしい成績に対し、市民栄誉賞を贈りました。父親の中嶋悟氏には第一号の市民栄誉賞を贈っており、親子二代続けての受賞は初めてのことになります。

中嶋一貴選手

中嶋一貴選手

 また、第100回の記念大会となる夏の甲子園には、東愛知大会を制した愛知産業大学三河高等学校が出場しました。三河高校が夏の甲子園に出場するのは22年ぶり2度目であります。善戦空しく、初戦突破はなりませんでしたが、猛暑の中、はつらつとプレーする選手の姿は、市民に誇りと元気を与えてくれました。
 これ以外にも多くのスポーツで子ども達が頑張って好成績を残してくれていることをうれしく思っております。このような世界的・全国的レベルでのご活躍により岡崎市の名が、多くの方に
知っていただけたのではないかと考えております。

内藤ルネ氏、全国ふるさと甲子園
 そして、今年は観光ポスターをきっかけとしまして、民間事業者の皆さんと一緒になり岡崎市出身のマルチクリエイターであります、内藤ルネ氏のイラストを使ったプロモーションを進めています。

内藤ルネ展

 1950年代から60年代にかけ、少女雑誌の表紙や挿絵で人気を博し、本市の観光ポスターになった「ルネガール」や「ルネパンダ」を生み出したかたであり、日本のポップカルチャーを開拓、確立させたことから「ルーツ・オブ・カワイイ」と呼ばれております。
 7月末から行われた岡崎城下 家康公夏まつりにおいても各会場でイラストが飾られたほか、南公園や道の駅藤川宿といった市の施設をはじめ、イオンモール岡崎やNEOPASA岡崎などの民間施設など、様々な場所で「カワイイに出会えるまち、オカザキ」として展開しています。今後も、シティプロモーションのポスター等への起用のほか、様々な場所で活用してまいります。
 当時を知る年代のかたには懐かしい、また若い世代のかたには新しい岡崎の魅力として感じていただけるのではないかと思っております。

第4回全国ふるさと甲子園

 さらに、8月25日に観光庁、経済産業省など8つの省庁が後援し、東京の秋葉原で開催された「第4回全国ふるさと甲子園」では、全国から集まった55の自治体の中から本市が「行きたいまちNo.1」の座に選ばれました。
 行きたいまちNo.1の名に恥じぬよう、「観光産業都市・岡崎」の実現に向けて、観光客に満足いただけるソフト・ハード両面の充実を図っていきたいと考えています。

平成29年度決算
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 本定例会には、平成29年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案を、監査委員の意見を付けて提出しておりますので、まず、その概要をご説明させていただきます。
 一般会計の決算の概要であります。
 一般会計の決算規模は、歳入は約1,270億円、歳出は約1,213億円と、歳入・歳出ともに前年度を上回り、どちらも過去最高額となりました。純剰余金につきましては、約47億円と、前年度と比べ、約8億円の増加となっております。この純剰余金のうち、35億円は、今後の財政需要に備え財政調整基金へ積み立てております。
 歳入では、緩やかな景気回復基調が続いていることにより、市民税、固定資産税などの市税が前年度と比べ、約15億円の増収と過去最高の決算額となっております。
 歳出では、本年2月に改築オープンしました“こもれびかん”の愛称で親しまれている額田センターの整備、民間による救急医療 拠点施設整備を支援するため、病院用地の購入費などが増加となっております。
 平成29年度は、これからの100年の礎を築くための重要な年度として、今後も持続可能なまちを創っていくため、未来を見据えた中長期的な視点に立ち施策を展開してきました。
 発達に心配のある子が早期に必要な相談・医療・療育を受けることができるこども発達センター、優れた景観と魅力的な水辺空間を活かした都市空間を創造していく乙川リバーフロント地区整備、広域的な災害対応を行うため、幸田町と共同で整備した「岡崎幸田 消防指令センター」など福祉や医療、防災や教育といった基本施策はしっかりと取り組みながら、投資的な事業もバランスよく実施できていると思っております。
 次に特別会計であります。
 12会計の総計では、歳入は約661億円、歳出は約652億円、純剰余金は約9億円で、前年度と比べ約3%減少となっております。
 最後に企業会計であります。
 病院事業会計は、入院患者数、外来患者数はともに減少しており、病床利用率は80.1%となりました。薬品費や委託料などの増加などにより、約4億7,000万円の純損失となりました。
 水道事業会計は、給水戸数、給水人口はともに増加し、普及率は99%でありました。旧男川浄水場の稼働停止に伴う資産減耗費が増加したものの、営業収益の増加などにより約6億1,000万円の純利益となりました。
 下水道事業会計は、接続戸数、接続人口はともに増加し、普及率は88.4%となりました。企業債の支払利息及び特別損失の減少などにより、約5億5,000万円の純利益となりました。

 以上が平成29年度決算の概要でありますが、本市の財政状況は引き続き健全な状況を維持していると自負しております。今後も市民の暮らしを守るための施策を最優先に取り組む一方で、サービスの質と量の最適化や稼ぐまちづくりによる新たな財源確保を図るなどの取り組みを推進していきたいと考えております。

条例議案など
 次に、条例議案であります。
 廃止条例といたしましては、設置目的を終えたため施設を廃止する「岡崎市中山間地域 農村活性化 施設条例」の1件であります。
 一部改正条例といたしましては、豊富学区市民ホームを移転する「岡崎市学区集会施設条例」、愛知県がんセンター愛知病院の経営移管に伴う関係条例の整備を行う「岡崎市病院事業の設置等に関する条例」など7件、合わせて8件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、豊富学区市民ホームの移転、中山間地域農村活性化施設の廃止に伴い、建物等を集会施設として、地域の自主的な管理に委ねるための「財産の譲与」、岡崎中央総合公園 体育館の天井の改修、市営住宅平地荘を新築するための「工事請負契約議案」など9件を提案させていただいております。

補正予算議案
 次に、補正予算議案でありますが、一般会計の補正は 4億8,870万6千円の増額、特別会計は 8億2,979万円の増額、企業会計は1,249万9千円の増額補正をお願いしております。
 総務費では、地域防犯カメラの設置補助申請が当初の見込みを上回ったことによる補助金の増額、不足する市民会館駐車場に対応するための土地購入費の計上、民生費では、応募が当初の見込みを下回ったことなどによる老人福祉施設整備事業費補助金等の減額、額の確定による後期高齢者医療 療養給付費負担金の増額、給与単価の増などにより当初の見込みを上回ったことによる私立保育園運営費補助金の増額、衛生費では、ごみ処理施設で使用するコークスの単価が当初の見込みを上回ったことによる消耗品費の増額、土木費では、4月に山綱町で発生した法面崩落に対応するための道路維持修繕工事請負費の増額、県が行う主要地方道 岡崎碧南線の交差点改良工事にあわせて市道針崎ポンプ場線の整備を行うための測量設計委託料の計上、県事業である鹿乗川に架かる牧内橋(まきうちばし)整備の工事時期が早まったための橋りょう改築工事負担金の増額、大門駅周辺整備に必要な用地を購入するための土地購入費の計上、市営住宅平地荘新築工事において、年割額を変更したことによる工事請負費の減額、教育費では、小学校及び中学校にPFI手法によりエアコンを設置するにあたり、事業者選定をするための契約等支援委託料の計上などをお願いしております。

東海愛知新聞

 次に、特別会計であります。
 3会計ありますが、いずれの会計も、主に前年度の決算が確定したことに伴い、補正を行うものであります。国民健康保険事業特別会計は、療養給付費等の精算に伴う国庫負担金返還金の計上、後期高齢者医療特別会計は、過年度分の精算に伴う広域連合への保険料等負担金の計上、介護保険特別会計は、決算剰余金の介護給付費準備基金への積み立てや介護給付費の精算に伴う国庫負担金返還金の計上をお願いしております。
 次に、企業会計でありますが、病院事業会計では、愛知病院との統合準備のため、病室の名称変更を行う業務運営管理委託料及び結核患者用 病床基本計画作成委託料の計上をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

小中学校へのエアコン設置
 最後になりましたが、小中学校へのエアコン設置についてであります。
 これまでも実現に向けて準備をしていた小中学校のエアコン設置について、先日の記者会見でもお話したとおり、平成31年の夏までにすべての小学校へ、平成31年中にすべての中学校に設置することとしました。
 隣接市の小学校で児童が熱中症で亡くなるという痛ましい事故が起こるなど、昨今の猛暑に対し、子どもたちへの暑さ対策が社会問題となっています。これまでの小中学校の暑さ対策としては、平成22年度の教育委員会の方針により、23、24年度の2か年で、すべての普通教室の天井や壁に扇風機を設置し対応してきました。
 私としては市長就任当初から扇風機だけで十分なのか心配していたのですが、当時の教育委員会の決定でもあり、また、PTA会費で設置された扇風機もあるため、このご寄附の意思を尊重し、扇風機で対応してまいりました。しかし、エアコン設置については常に気にかけており、教育委員会に対しても一般家庭用の大型エアコンの活用など、経済的な方法や導入手法を研究するよう指示してきたところであります。
 今回の補正予算では、少しでも早く、そして確実にエアコン設置を行うためPFI事業にて進めるための事業費を計上しております。当初は従来通りの発注形式での設計及び工事を行う予定でしたが、近隣自治体など、今後一斉に設置を目指すとみられ、施工者や機器の確保などの問題が生じることが予想されます。PFI事業により施工者と早く契約することで、これらの課題を解決し、少しでも早く使えるようにしたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いします。
 また、国においても学校へのエアコン設置について支援等の検討の動きがありますので、国の動向を注視し、補助金等を積極的に活用するとともに経費縮減に努めていきたいと考えております。

 以上、御説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年9月議会 その2(一般質問答弁) (2018.09.19)

平成30年9月議会 その3(閉会挨拶) (2018.10.02)

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2018年9月 8日 (土)

災害大国日本

 この夏の異常気象に加え、一体今年の日本はどうなってしまったのだろうか?
 きっと市民の皆様も同じような気持ちであろうと思う。
 ユーラシア大陸の東端に、太平洋の暴風雨から大陸を守る防波堤のように存在する日本列島。環太平洋地震帯の上にその縁(ふち)をなぞるように位置する島国が我が日本である。そうした地勢的宿命から我が国はあらゆる災害に見舞われる可能性を持っている。

 今年は、大阪府(6月18日)、北海道(9月6日)と大型地震が二つあり、9月の初旬においてすでに台風が21個も発生し、その多くが日本列島を直撃する進路をとっている。「テロリズムに走った某宗教団体の幹部を死刑にしたタタリだ」という一部の人の冗談を信じる人が出てきても笑えなくなりそうである。
 まだ本年は4ヶ月あり、これから本格的な台風シーズンを控えており、地震も連動して起きる可能性もあり油断はならない。
 9月4日に上陸した台風21号も全国的に大きな被害があったが、この地方にとっては突風と一時的な大雨はあったものの、停電と比較的軽い被害にとどまり幸いであった。
 しかし今年のように連続する災害は広域に大きな農作物への被害を生じ、物価上昇をもたらすことになる。さらに道路の寸断、電気・ガス・水道などの停滞に伴い産業・流通における影響が拡大することによって我が国の経済・景気動向まで左右することになる。北海道にも地元自動車産業の部品メーカーがあり、今後の動向が気になるところである。

岡崎市地域総合防災訓練

 そうした二つの自然災害に先立ち、9月2日(日)、本市において「平成30年度岡崎市地域総合防災訓練」が行われた。従前は乙川河川敷において全市一体で行われていたが、このところは各地域において、より実戦的な訓練として個別で行われている。本年も各学区において多くの市民の協力を得て無事に防災訓練が行われたことを御礼申し上げると共に御報告致します。

岡崎市地域総合防災訓練

岡崎市地域総合防災訓練


平成30年度岡崎市地域総合防災訓練 各学区での市長挨拶
 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏であります。
 台風21号の接近が心配される中、本日は早朝から地域総合防災訓練に多数のご参加を賜り、誠にありがとうございます。また、皆様方におかれましては、日頃から町内会ごとでの防災訓練の実施や、防災活動資機材の整備など、地域の防災力向上に対し多大なるご尽力を回り、厚く御礼申し上げます。
 さて、本年は岡崎市で発生した「平成20年8月末豪雨」から10年が経ちました。2名の方の尊い命が奪われ、6戸の家屋が全壊、約3,400戸が床上・床下浸水するなど甚大な被害をこうむりました。
 本市では、この10年で河川改修や浸水警報装置を設置するなど様々なインフラを整備してまいりましたが、自然災害は時として想定外の事態も発生いたします。また、本日の訓練想定でもあります南海トラフ地震の発生時には、市内で死者100人、家屋の全壊焼失3,900棟という、甚大な被害が想定されています。
 行政といたしましても喫緊に対策を講じるところではありますが、実際に災害を迎えた時に備え、まずは
 「自分の身は自分で守る」(自助)
 「地域で助け合う」(共助)
 「地域と防災関係機関の連携の強化」
 これらの3点をテーマとして訓練に取り組んでいただきますようお願いいたします。
 それから西日本豪雨災害等の教訓として、昨今は災害のあり方が局地化の傾向があります。道路一本へだてて右側は大被害となっているのに、左側はほとんど被害が生じていないこともありました。
 県や市としては大枠の情報提供、避難勧告を行いますが、現地においてしか分からない状況というものがあります。あくまで最終は自分の目で見て適切な判断を下し、家族の命を守るための決断・行動をとっていただく心構えをお願い申し上げます。
 本日の訓練で、それぞれの学区の皆様の結びつきがより一層強固なものとなり、これまで以上に地域の防災力が向上しますことを祈念いたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。
 本日は皆さんよろしくお願いいたします。

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2018年2月 5日 (月)

平成30年 岡崎市消防出初式

岡崎市消防出初式

 1月14日(日)、厳しい寒さにもかかわらず、久し振りの好天に恵まれ、本年も盛大に岡崎市消防出初式を行うことができました。
 整然と規律正しい消防職員並びに消防団員の試技に対し、市民から大きな歓声が上がりうれしく思いました。
 出初式は消防関係者の日々の訓練の成果を披露する場であると共に、市民に消防活動の理解をはかり親しんで頂く場でもあります。また、本市の冬の一大イベントの一つとして、これからもさらにショーアップした華やかな催しにしてまいりたいと考えておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
 以下は当日に述べた年頭の辞です。

岡崎市消防出初式


 平成30年の輝かしい新春を迎え、心からお喜び申し上げます。
 本日、岡崎市消防出初式を挙行いたしましたところ、ご来賓の皆様におかれましては公私ご多用の中ご臨席を賜り、心から御礼申し上げます。また、学区総代の皆様をはじめ、多くの防災関係の皆様におかれましては日頃から地域の防災、防犯活動に多大なるご尽力をいただいておりますことに深く感謝申し上げます。
 そして先程、表彰の栄に浴されました皆様方におかれましては、長年にわたる消防防災活動に対しまして改めて敬意を表するものであります。

 さて、昨年を振り返りますと7月の九州北部豪雨をはじめ、全国各地で記録的な大雨による被害が発生しました。
 この九州北部豪雨では、本市からも消防職員が緊急消防援助隊として全国で1台配備されております、全地形対応車レッドサラマンダーで初めて出動し、孤立した集落への安否確認や救助活動などに従事しました。近年では全国各地で豪雨災害が発生しており、改めて自然災害の恐ろしさを思い知らされたところであります。
 こうした豪雨災害や大地震の発生が危惧される中、地域の防災リーダーであります消防団員や婦人自主防災クラブの皆様方の活躍に大いに期待するものであり、地域住民の皆様のご協力なくして地域防災の強化を図ることはできません。どうか今後とも更なるご支援を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
 そして本日出初式にお越しいただきました皆様には、伝統のはしごのりや救助救出訓練をはじめといたしまして、レッドサラマンダーの勇姿や一斉放水もご覧いただけますのでどうぞご期待ください。

全地形対応車両(レッドサラマンダー)

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 また、出初式後には目に見える形で整備の進む乙川リバーフロント地区におきまして、様々なイベントを開催しておりますので、清々しい新春の一日をごゆっくりお過ごしいただけたらと思います。

 終わりに、本日ご臨席を賜りました皆様方並びに市民の皆様には、寒さが一層厳しくなる中くれぐれもご自愛いただき、今後益々ご活躍されますことを心から祈念申し上げまして、年頭の挨拶といたします。

光ヶ丘女子高等学校ダンス部


平成28年 岡崎市消防出初式 (2016.01.22)

平成27年 岡崎市消防出初式と成人式 (2015.01.14)

平成26年 岡崎市消防出初式と成人式 (2014.01.17)

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2017年7月27日 (木)

レッドサラマンダー(赤い飛竜)出動す!

レッドサラマンダー(2017年7月)

 2013年、国から岡崎市に全国でただ一台配備され、その活躍のほどを期待されていた全地形対応の消防車両「レッドサラマンダー」が、今回の九州北部地域への集中豪雨災害に対応すべく、愛知県の派遣部隊として本市の緊急消防援助隊の隊員と共に出動した。
 派遣部隊は3次にわたって交替派遣され(各8人)、1次隊は専用の運搬車に乗せられたレッドサラマンダーと共に総務省からの出動要請を受け、7月5日に岡崎を発ち、6日に大分県日田市に到着した。
 なかなか出動しないレッドサラマンダーを、時に「宝の持ちぐされ」の如く言う人がいるが、国からお預かりしている車両を、岡崎市単独の意志で他所へ出動させることは法的にできないのである。そんなことも知らないのだろうかと情けない思いがしている。さらに、戦車のように重車両の車体を下にまだ人間が埋まっているかもしれない場所で走らせることができるかどうかは子供ですら判断の付くことである。そういう人達に限って、キャタピラの跡のついた死体が出てきたような時には、逆に手の平を返したように出動したことを批判するものである。今回そうしたことが無かったことは幸いであった。

 7月6日に大分県日田市に到着した隊員とレッドサラマンダーは、同市の上宮町や鶴城町などの孤立集落に派遣され、住民の安否確認や情報収集、隊員と物資の搬送などに活躍した。直接ヘリコプターが降りられない地域や、ガケ崩れで道路が寸断された不整地形でもキャタピラの力で乗り越えて行ってしまう能力は頼もしい限りである。ただし、今回、車体のバランスが崩れればガケ下へ転落しそうな所での活動もあり、くれぐれも運用には慎重を期して頂くことをお願いしたい。

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 帰任した隊員達の報告によれば、「これまで岡崎において積み重ねてきた、土砂や泥、水中、ガレキの上などを走破する訓練が十分に役に立った」ということであった。一方、「レッドサラマンダーのエンジン音が車内に響き、音による車外の変化の察知が十分できず、二次災害の心配がある」との意見もあった。この点は戦車の無線通信システムを参考に、外部との連携を密にする必要があると思う。

 レッドサラマンダー隊は7つの捜索地点の偵察を終え、9日からは3次部隊が大分県日田市から福岡県の朝倉市へ移動となり、災害活動を実施した。その後任務を終え、13日正午過ぎに岡崎に無事帰還している。また期間の翌日14日午前には、小牧・犬山両市の集中豪雨対策に備え、名古屋まで出動し待機していたが、幸いにもこちらは出番が無く戻ってきている。

『東海愛知新聞』2017年7月14日

 言うまでもないこととも思うが、勘違いをしないように一つ言っておきたいことがある。本来災害が無く、出番の無いことが最善なことで、災害だからと言って、考えもなくむやみやたらにしゃしゃり出て行けばいいというものでもないのである。
 今回の経験を踏まえて、どういうケースでどういう使い方が合理的であるかということを、再度、国・県と調整しておくべきであると考えている。

 それから地元の被災者の一人がTVのインタビューで「出動が遅い」というコメントを述べておられたが、国の指令を受け、岡崎から九州の現地まで行くには今回の手順が精一杯である。
 もしできることなら同様の車両を北海道、東北、関東、近畿、中国、四国、九州の各所に一台ずつ配備できないものかと思うものである。そうすれば、もう少し早い対応も可能となる。レッドサラマンダーは意外なことにシンガポール製で、1台1億円だそうである。我が国の高い技術力を活用して国産の車両が造られることになれば、もっと良いモノが出来そうな気がするのであるがどうだろうか?

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2016年9月18日 (日)

愛知県・岡崎市総合防災訓練

愛知県・岡崎市総合防災訓練

 8月28日(日)、県・市合同による大がかりな総合防災訓練が開催された。岡崎市で行われる県の防災訓練としては実に18年ぶりとなる。当日、総参加者は5,200人、訓練参加者は99機関、3,200人であった。岡崎中央総合公園をメイン会場とし、根石小学校と東岡崎駅周辺がそれぞれサブ会場に選ばれた。当日の私の行動順にしたがって書いてみたい。

岡崎市立根石小学校(サブ会場)
 朝8時、根石小学校において大村愛知県知事の到着を待ち、共に炊き出し中の主婦の皆様をねぎらい、地震体験車の体験、避難訓練中の皆様からの意見の拝聴などを行った。
 ここで行われた避難所開設運営訓練は、毎年市内各地で行っていることであるが、地元の皆さんのテキパキした災害対応訓練の様子に、地域の安心安全を守る強い決意が現れているようで頼もしく思った次第である。

愛知県・岡崎市総合防災訓練

大村秀章知事、青山周平衆議院議員、新海正春県議、内田康宏、市民のみなさま

東岡崎駅周辺(サブ会場)
 朝9時、東岡崎駅に到着。大災害時には3万人を越えると想定される帰宅困難者対策が今回の新たな課題として取り上げられている。自然科学研究機構との「大規模災害時等における帰宅困難者支援施設の使用に関する協定」の締結に基づく実地訓練が三島学区の皆さんの御協力のもとに行われたことは大きな成果である。併せて御協力頂いた岡崎警察署、名古屋鉄道関係の方々、消防団、民間企業の皆様にも御礼申し上げます。

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 東岡崎駅と言えば、老朽化した岡ビルの様子が大変気にかかるものである。民間企業の経営方針に関して公共として指図する訳にもいかないが、今後周辺の変化する中、唯一取り残された形となる施設に対しなんらかの対応が行われることを期待している。
 これから駅周辺整備が進行する中で、ペデストリアンデッキが完成した暁には、非常時における屋年のある空間としてデッキ下の空間を合理的に活用してゆきたい。

岡崎公園河川緑地
 その後乙川河畔に向かった。大村知事に菅生川端石垣の様子を見て頂いた後、ヘリコプターに乗り中央総合公園へ飛んだ。

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 思えば昭和38年(1963年)には、本市の市制50周年を記念して再開発中の市街地の空き地、岡崎公園等で〝花と産業科学大博覧会(岡崎博)〟が開催された。その折この乙川河畔においては自衛隊の模擬演習が行われ、花火大会と同じ空間にヘリコプターが飛び、戦車が走り、完全武装の自衛官が演習を行った。それを殿橋や河川堤防上から多くの市民が見学していたことを覚えている。当時小学生であった私達ワンパク坊主は事後、川の中に落ちた薬莢(やっきょう)を拾い集めて友達に自慢したりしたものである(地上の薬莢は今も昔も自衛隊員が回収している)。

岡崎中央総合公園(メイン会場)
 知事と共に搭乗したヘリコプターは市の中心部を旋回しながら無事、メイン会場である中総の運動広場に到着する。草原と違い、土の着陸地は土ぼこりが尋常ではなく口も目も開けてはいられなかった。
 すぐに本部テントへ向かい、知事と共に国土交通省中部地方整備局の災害対策本部長(名古屋)とのテレビ会議を行い、会場の巡視に移った。
 中総では実働訓練、防災啓発、防災フォーラム、中学生代表によるHUG訓練等が行われた。訓練とはいえ、現実に即した対応訓練ばかりであり、ことに医師会による負傷者手当て、模擬手術の様子は生々しかった。歯科医師会による遺体の歯のデータ収集、遺体バッグに遺体を収め棺桶に納棺するまでの展示は、改めて大規模災害の恐ろしさを私達に知らしめていた。

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 防災啓発会場では、各業界、団体、ボランティアにおけるそれぞれの防災対策、事後対応、そして市民への啓発が目で見て分かるようにアピールされていた。中学生代表による災害時のケース・スタディ型の学習が行われていたが、これは大人にも必要なことであろうと思われた。
 その後、閉会式を迎えることとなった。この度、県市合同による総合防災訓練が事故も無く終了できたことに対し、関係者並びに御協力を頂いた皆様方に改めて感謝申し上げたい。

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―終了時の講評あいさつ―
『本日は多数の防災関係機関団体の参画を得て、盛大かつ実践的な総合防災訓練が実施できましたことに、深く感謝を申し上げます。
 この岡崎中央総合公園は県市の広域防災活動拠点として位置付けられていましたが、昨年3月には新たに国の広域物資輸送拠点に指定されました。南海トラフ巨大地震が予想された規模で発生した場合、その被害は死者32万3千人、建物の全壊・焼失238棟にのぼると想定されます。こうした大規模災害が発生した際には、中央総合公園は岡崎市域のみならず、西三河、県、東海地方等の広範な活動拠点となることになります。
 各機関が見事に連携されました本日の訓練は、必ずや愛知県の防災力の強化に繋がるものと確信しております。私達は災害の発生そのものを防ぐことはできませんが、日頃からの十分な備えによりまして被害を最小限に留めることができます。
 この防災訓練が減災の起点となりますことを祈念申し上げ、ご挨拶とさせて頂きます。本日は本当にお疲れ様でした。ありがとうございました。』

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2016年9月13日 (火)

シン・ゴジラに見る危機管理

GODZILLA

 「秋に選挙を控えて何が映画だ!」とお叱りを受けそうだが、正月に次男と約束したことでもあり、8月16日の夜、最終のレイトショー(9:30PM、1000円です)を利用して、話題の『シン・ゴジラ』を観てきた。
 新作のゴジラは長らく続いていた、ゴジラが他の怪獣と戦うという子供向きのものではなく、第一作のゴジラの内容を現代に焼き直したような、文明批判を含んだものでもあった。

 はじまりは、得体の知れない怪現象の原因となる物体として描かれており、生物というよりその存在の無機質性(ロボット的)なところが目についた。幼体のゴジラは目がぬいぐるみの目のようであり、コッケイであった。東京湾で続発する原因不明の事故、海底トンネルの浸水、船の沈没などに対する政府の危機管理対策からストーリーは始まる。
 今回の映画の特徴はリアリズムに基礎を置いた点にある。現実の日本の行政機構と法体系の中で、何ができて何ができないかという問題が次々にあぶり出される。国防・防災の要諦は「想定外の現実に対して、いかに迅速、かつ適確に対応できるか」ということに尽きると思う。想定されていることには準備ができ、対応もできる。防災、防衛問題のシミュレーションとして参考になった。
 2001年の9・11の折、ブッシュ大統領は小学校の視察中であった。大統領は教室でハイジャック機のWTC(世界貿易センター)ビル突入の報を受けるが、茫然自失となり20分近く思考停止状態の様に見えた(マイケル・ムーア監督の『華氏911』で映像が確認できる)。他人のことを批判するのは簡単であるが、何か予想外のことが起きた時の咄嗟の判断、行動は訓練していない限り容易なことではない。

 映画の中では、動く原子力発電所とも言えるゴジラの活動に対して為すすべが無い。実際に自衛隊に配備され、装備されている兵器・武器によって対処するのであるが、無力であることが実証される。判断の誤りから、初期の段階において主要閣僚の乗ったヘリコプターが墜落してしまい、指揮系統の混乱を招くこととなる。今年の8月、防衛大臣に女性が就任したが、映画も現実と同じく女性であることも面白い。
 優柔不断な臨時内閣に対し、米露中などの大国から、ゴジラ問題を日本国内にとどめるために核兵器を使用するよう圧力がかかる。東京に核攻撃を行うに当たり、「米国はたとえ場所がニューヨークやワシントンであっても同じ判断をするだろう」という台詞はいかにもアメリカらしいと思った。危機管理能力を問われる臨時総理(演じるのは、今年岡崎市の市民栄誉賞を受賞された平泉成さん)の迷い、事後処理と外国からの復興支援までを考える為政者の思惑など、様々な現実的政治の要素をちりばめながら物語は進んでゆく。
 科学者の分析により、ゴジラは深海に不法投棄された核廃棄物に汚染されたものを吸収して、進化したモノであるらしいことが分かってくる。より巨大化し破壊活動を続けるゴジラに対し、最新兵器の数々も歯が立たない。まるで温度の上がった海水の影響と他の低気圧を吸収することにより巨大化する昨今の台風やハリケーンのようでもある。
 最後になってゴジラ対策の秘策を知る科学者が出現するのが映画らしいところと言える。途中までの不作為とは対照的に、終盤のゴジラ対策だけがスピーディーに進んでゆくのも不思議なことであるが、制限時間のある映画ではやむを得ないことだろう。

 防災を担う者はぜひ一見しておくべき映画であると思ったので、部長会の後、防災担当部長に「ヒマな時に一度見るように」と言っておいたところ、さっそく課長と連れ立って観劇に出かけたそうである。そこまでは言っていなかったのに報告レポートが提出されたので、その一部を紹介したい。

シンゴジラを視聴しまして
防災担当部長

考察

① ゴジラを巨大な災害に比喩しての、事実(災害対策基本法第105条に基づく「災害緊急事態の布告」、これに伴う緊急対策本部の設置といった実際の対策)に即した脚本であると感じた。放射能は原発災害、破壊された都市は首都直下型地震を彷彿とさせるものがあった。住民の避難誘導シーンでの「地震時の避難場所では無理だ」という警察官の言葉が印象的であった。

② 初動期における情報収集能力の重要性、想定外の事態に対する対処、また応急時における決断力、臨機応変に対応する能力や人物評価能力の重要性を改めて考えさせられた。

③ シンゴジラの「シン」は「神」、神の雷(いかずち)を表し、現代社会への戒めを象徴しているのではないかと感じた。

 念のため、映画は私費で観に行っている。改めて本市職員のまじめさと優秀さを知ったものである。

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2016年6月23日 (木)

平成28年6月議会 その3(一般質問答弁・後編)

岡崎市議会・平成28年6月定例会

 6月定例会、一般質問答弁の後編です。太田俊昭議員、鈴木英樹議員、簗瀬太議員、三宅健司議員にお答えしました。


太田俊昭議員(民政クラブ) 6月9日(木)

太田俊昭議員(民政クラブ)

――国内外の広域連携観光事業の現状と今後についてお聞かせ下さい。

○市長 広域連携関係事業に関するご質問ですが、現在、本市は国内外からの観光客誘致についていくつかの事業に参画しております。
 国内向け広域連携事業としましては、本市と蒲郡市、西尾市、幸田町及び各商工会議所、観光協会、民間事業者などによる「三河観光ネットワーク協議会」と、西三河の9市1町の自治体で設立した「西三河広域観光推進協議会」があります。地域の資源をつないだ観光ルートの案内などの宣伝活動に取り組んでおります。
 外国人観光客向けの広域連携事業では、中部・北陸地域を縦断する「昇龍道プロジェクト」に参画し、エリア内で高い事業効果が期待できる市町との連携を強化しているところです。中でも、国と地方の連携事業である「ビジット・ジャパン地方連携事業」では家康公を軸とし、平成26、27年度には静岡市、浜松市等とともに中華圏に向けた施策を展開してまいりました。今年度は「古き良き日本プロジェクト」として、古い街並みが残る郡上市や中部国際空港等と新たに連携し、ターゲットを親日国家であるタイに定めてメディアを招請するなど、この地域ならではの魅力を発信し誘客につなげる取り組みをしているところです。
 また、政府観光庁の事業として実施される、広域観光周遊ルート形成促進事業の一環として、サムライゆかりの城や古戦場などを巡る「浮世絵コース」の中に本市も選抜されました。
 今後も広域によるスケールメリットを活用し、本市の歴史や自然、産業などの観光資源を広くPRし、国内外からの多くの方にご来訪いただきたいと思っております。

The students at University of South Carolina (May 18, 2016)

 ところで先日、米国サウスカロライナ大学の訪問団が日本研修旅行のため岡崎を訪れました。岡崎城や家康館はじめ八丁味噌蔵などに加えて、太田議員の御尽力によるトヨタ自動車の工場見学を紹介させて頂いたところ大変満足されておりました。こうした〝産業観光〟もこれから重要な観光の柱となるものと思います。
 この訪日研修は今回で3度目となり、同大学の学長より本市は感謝状を頂いております。学生たちが市役所に訪れた際には、岡崎のおみやげとして英語のパンフレットや観光DVDをプレゼントし、帰国後のPRをお願いしました。

 こうした積み重ねと本市への視察等に対して丁寧に接することで、国外でも日本に興味や親近感を持つ方が増えて、再来日の動機づけ、観光客の誘致につながればと考えております。また、将来彼ら自身が社会で重要なポジションに就いて日本と関わりのある仕事をもった時、岡崎という町のことを思い出してくれたらと思っております。


鈴木英樹議員(民政クラブ) 6月9日(木)

鈴木英樹議員(民政クラブ)

――「愛知県・岡崎市総合防災訓練」の主な内容をお聞かせ下さい。また、この訓練に期待することは?

○市長 今年の8月28日(日)、愛知県との合同による防災訓練を、平成10年以来、18年ぶりに実施することとなりました。広域防災拠点と位置付けている中央総合公園でこのように大規模な訓練を実施するのは初めてのことでありますので、関係機関と連携による、より実践的な訓練をしたいと考えております。
 重点事項としまして、以下の5つの訓練を行うことを掲げております。

1.各機関の連携による救助及び救出
 メイン会場となる中央総合公園において、航空自衛隊の救難捜索機U-125A、戦術輸送機C-130H(私も県議時代3回程乗ったことがあります)、その他ヘリコプター5機を投入しての救難・救助訓練を行います。

2.道路の応急復旧と緊急物資輸送
 国土交通省の緊急災害対策派遣隊・テックフォース、近隣消防署の救助工作車及び本市のレッドサラマンダーが連携しての道路啓開(けいかい)訓練を実施します。

3.応急救護及び避難所運営の訓練
 岡崎、西尾両市民病院及び刈谷・トヨタ総合病院のDMAT(ディーマット)隊、3隊合同による医療連携訓練など40項目に及ぶ実働訓練を行う予定です。また、防災防犯協会を始め地域の皆様方のご協力を得まして、サブ会場である根石小学校では避難所開設訓練を実施します。
 今回初の訓練として、名鉄東岡崎駅と国立共同研究機構コンファレンスセンター周辺では、帰宅困難者の支援訓練も予定させて頂いております。

4.若年層によるフォーラムと避難所運営ゲームの実施

5.防災啓発の推進
 体育館アリーナと武道館では、防災関係機関42機関による防災啓発ブースを開設するほか、小中学校の児童・生徒さんによる防災フォーラムを予定しております。

岡崎市地域総合防災訓練

(平成27年度 岡崎市地域総合防災訓練)

 以上のような多岐にわたる訓練に対して93機関が参加を表明しておられることから、必ずや連携強化につながるものと期待しております。また、このような大規模な訓練は、応急対策上の課題点の検証を行う上ではまたとない機会であり、南海トラフ巨大地震に対しての備えの強化につなげてまいりたいと考えております。


簗瀬太議員(自民清風会) 6月10日(金)

簗瀬太議員(自民清風会)

――六供配水場の工事が完了した際に、用地の一部を公園として活用することが可能であるかお聞かせ下さい。

○市長 この地域はかねてより、地元の愛宕学区より憩いの広場や公園の要望を頂いておりました。私としては何とか地元要望に沿った形での利用ができないかと考えておりました。
 先般も私のブログに、一つのプランとしまして、建物の形状の似たニューヨークのグッゲンハイム美術館を参考にした「六供浄水塔ギャラリーの夢」を掲載したところですが、現在も配水塔本体の状態は良好であり、上下水道局としては当面は継続して使用していく計画とのことであります。ですから今すぐに、私のプラン全てを実施できるわけではありません。

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 とは言え、念のために担当部局に実現の可能性を尋ねたところ、この図のように車イスの使用可能なスロープを五層設け、中央にエレベーターと吹き抜けを配した建物として使えそうなことが分かりました。そうした将来的な可能性はともかくとして、まずは水道施設を身近に感じていただけるスペースとして今回は約1,000平方メートルを公園という形で整備を行い、地元要望に応えていきたいと考えております。
 今後地元の方々と共に、整備に向けた具体的な施設配置や整備計画を進め、景観重要建造物である配水塔の眺望につきましても併せて検討してまいります。こうした利用価値の高い伝統的な施設や歴史の重さを感じさせる景観が市内にたくさん残っている岡崎は、本当に素晴らしい所であると思います。そうしたふるさとの遺産を一つ一つ大切に有効活用してゆきたいと考えております。

 自分から提案しておいて大変恐縮ですが、今回の「浄水塔ギャラリー」のアイデアは当分お預けとなります。議員におかれましてはぜひこのアイデアを覚えていて頂き、将来、簗瀬市長誕生の折にでも実現して頂ければ、きっと私も草葉のカゲで喜ぶことができるものと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

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三宅健司議員(民政クラブ) 6月10日(金)

三宅健司議員(民政クラブ)

――家康公四百年祭について。今後の取り組みは?

○市長 家康公四百年祭の今後の展開について回答させていただきます。
 家康公四百年祭では、「家康公の生誕の地・岡崎」としてオンリーワンの歴史遺産などを活用し、様々な顕彰事業を実施することで、地域の魅力向上、市民の誇りの醸成、地域の活性化につなげることができたものと考えております。本市といたましては、家康公四百年祭である2015年を「観光産業都市実現へのステップの年」と位置付けました。そして今後も多くの方々に本市を広く知っていただき、訪れていただくとともに、市民の皆さんにも家康公や三河武士を輩出した岡崎の市民という誇りを持っていただけるよう、観光PRやおもてなしなどの事業を新たな工夫を加えながら継続・発展させてまいります。

大岡稲荷社祭礼(2016年4月24日)

鈴木康友浜松市長、内田康宏、田辺信宏静岡市長

 家康公の生誕日である昨年12月26日には、四百年祭を共に取り組んだ静岡県知事と静岡、浜松、岡崎の3市の市長、3商工会議所会頭が「岡崎宣言」に署名し、連携の取り組みを一過性にすることなく、絆をさらに深めていくことを約束いたしました。
 そして、本年4月に後継組織である「全国家康公ネットワーク」を設立し、さらなる観光交流の拡大を図ることになりました。家康公に関する節目の年としては、かつては1992年(平成4年)に生誕450年として記念事業を実施いたしました。
 26年後に迎える2042年、その頃私は存命しておりませんが、家康公生誕500年の際も今回の薨去(こうきょ)400年のとき以上に盛大な祝祭事業ができるよう、今後も家康公を本市の観光の大きな柱とし、岡崎に生まれたことを誇りに思い、高い郷土愛のもてる「夢ある新しい岡崎」の実現を目指してまいりたいと考えます。 (つづく)


平成28年6月議会 その1(市長提案説明) (2016.06.14)

平成28年6月議会 その2(一般質問答弁・前編) (2016.06.20)

平成28年6月議会 その4(閉会の挨拶) (2016.06.26)

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2016年2月 6日 (土)

床上浸水対策特別緊急事業完成式典

床上浸水対策特別緊急事業完成式典(2016年2月2日)

 平成20年8月末豪雨による甚大な被害を受けて以来、本市の防災行政の一大課題となっていた市内主要5河川における「床上浸水対策特別緊急事業」が本年度をもってひとまず完了することとなった。
 平成21年度から始まったこの事業であるが、4河川(伊賀川、鹿乗川、広田川、砂川)については県が、1河川(占部川)については市が河川の拡幅と川底の掘削、橋の架け替えなどを行ってきた。
 その事業の完了を記念して、2月2日(火)午前10時よりりぶらホールにて完成式典が開かれた。当日は、大村知事、地元国会議員、県会議員、市会議員はじめ地元総代、沿線関係者、そして国・県・市の事業関係者の皆さんの多数の御出席を賜り、改めて御礼申し上げる次第である。

伊賀川改修(2013年4月撮影)

伊賀川改修(2013年4月撮影)

―当日の挨拶―
 式典のサブタイトル「平成20年8月末豪雨、岡崎の水害を忘れない」にもありますとおり、平成20年8月末豪雨の災害から早いもので、すでに7年5ヶ月の歳月が過ぎました。
 しかし、当時の悲惨な光景の記憶は薄れることなく、今でも多くの市民の皆様の記憶に鮮明に刻まれていることと思います。この、未曾有の大水害に対しては市だけではとても迅速な対応や復旧は困難であり、愛知県そして国土交通省の皆様の御尽力と御支援のおかげを持ちまして、このたび無事に事業の完成を迎えることができました。
 また、各地域の皆様方の多大なる御理解と御協力により、予定の期間での工事完了の運びとなりましたことに改めまして心から厚く御礼申し上げます。

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 今回の改修工事は地域住民の皆様の安全な生活を守ることを目的としたものでありまして、そのため伊賀川の桜を一部、伐採しなければなりませんでした。しかし伐採は必要最低限に留め、可能な箇所へは補植も行っていただいてあります。今後も〝桜咲く伊賀川の景色〟を、地域の皆様とともにしっかりと守り、次の世代へ大切に引き継いでまいりたいと考えております。

 一方で、近年全国では時間100ミリを超える豪雨が頻繁に発生するようになっております。今回の緊急改修により、豪雨に対する安全性も大きく向上するものと考えておりますが、さらなる対策の必要性も高いことから、現在本市では「総合雨水対策計画」の策定を進めております。この計画において、市と市民、事業者のそれぞれが担う役割を明確にしながら、全市が一丸となって浸水対策に取り組んで参りたいと考えております。今後も引き続き、愛知県と連携のもとで雨水対策を推進し、さらなる被害の軽減・解消にも努めてまいります。

 さて、岡崎市は本年、市制施行100周年という節目の年を迎えます。
 新世紀に入る岡崎のさらなる発展や活性化につながり、将来のまちづくりの基礎となるよう、「桜まつりの家康行列」や市内に桜のスポットをつくる「さくら100年プロジェクト」、そして本市の食べ物や伝統工芸、歴史を魅力的に結びつける「赤い糸プロジェクト」など、多くの市民の皆様とともに各種記念事業に取り組んでまいりたいと考えております。
 また、新たなまちづくりの第一歩として進めております、乙川リバーフロント計画では、(仮称)乙川人道橋の工事などに着手しておりまして、いよいよ魅力的な街に生まれ変わるための事業が本格化していることが実感していただける状況となりました。この計画は、水辺空間を活用した〝活気あふれる、賑わいのまちづくり〟を民間と行政が連携して、県の河川で実施する全国の先駆けとなる事例として国の事業登録を受け、進めております。
 かつて、記録的集中豪雨の被災地として注目された岡崎は、今では河川空間を活用したまちづくりで注目されるといった変化を遂げることができました。
 今月16日には東京で開催されます「かわまちづくり全国会議シンポジウム」において、先進事例として私が紹介する予定となっております。こうした機会を通じ、今後も岡崎の取り組みを全国に発信してまいりますので、引き続き大村知事には御支援をいただき、ぜひこの「乙川リバーフロント地区かわまちづくり」を観光アイチの目玉事業の一つとして成功させてまいりたいと考えております。
 他にも、市政の着実な推進を図るため、10月完成予定の市民会館のリニューアル工事や、発達に心配のあるお子さんを総合的に支援する「こども発達センター」の建設、さらに本市南部では、平成32年の開院を目指して学校法人藤田学園の大学病院建設計画が進められるなど、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりを市民の皆様と共に進めてまいります。

 最後となりますが、この岡崎には多くの川が流れております。
 このたびの床上事業により改修された川を含め、市内の豊かな自然や歴史を通じてこのまちに生まれた子供たちがふるさと岡崎により大きな愛情と誇りを持てる「夢ある次の新しい岡崎」に向けまして、今後ともどうか一層のお力添えをお願い申し上げます。

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2016年1月22日 (金)

平成28年 消防出初式・成人式・寒中水泳

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 1月1日の岡崎市新年交礼会に続き、10日(日)には消防出初式と午後の成人式、そして11日(月)には寒中水泳大会が行われた。毎年これらの行事が終わると、ようやく正月が始まったという気がする。

岡崎市消防出初式
 昨年秋から乙川リバーフロント計画が着工しており、今年は右岸のスペースを使用できないため、左岸において出初式を行うこととなった。
 観客や御来賓の一部が日陰となる不具合もあったものの、土手の階段がそのまま観客席として使え、お城と緑の風景をバックに順光の写真が撮れるため、カメラマンには好都合であったとも言える。幸いにも好天に恵まれ、全市の消防団、婦人自主防災クラブ員、消防本部、総勢1,661人、消防車両110台を使っての分列行進はみごとなものであった。今年も岡崎の安心と安全は十分な体制であることが確認できたような気がした。

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 ことに昨年9月の鬼怒川災害の教訓もあり、今回は新たに水上訓練を採り入れることとなった。流された家屋からの住民救助を想定した訓練は、救命ボートを出動させたことにより時を得たものとなり、岡崎市消防本部の新たな能力を見る思いであった。
 また今年も岩津消防団の皆さんにみごとな伝統のはしごのりの技を御披露頂いた。
 レッド・サラマンダー(全地形対応車両)の走行と共に、新設された、化学防護服着用の特別消火隊による泡消火も新たな試みとして興味深いものであった。
 最後に行われた恒例の乙川一斉放水は、まるで市制100周年を祝福するかのように、陽光の下、七色の虹に彩られていた。

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岡崎市成人式
 10日午後からは中央総合公園武道館において成人式が行われた。本市において今年は3,892人の方々が新たに成人になられることとなった。岡崎市制100周年の年に成人になられたことをしっかりと胸に刻み、これからは、政治経済社会への関心をこれまで以上に深めていただき、より良い岡崎、すばらしい日本を築く原動力となっていただきたいものだと考えている。
 新成人代表の10人の皆さんからは、それぞれに抱負や大人としての心構えの言葉を述べていただき、頼もしく思えるものであった。
 成人式では一部、大人の自覚を疑わせる言動の参加者もあったが、こうしたふるまいをする者達には、来年からはしっかりと対応してゆきたいと考えている。

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第41回 岡崎水泳協会寒中水泳
 翌11日(月)の岡崎水泳協会主催の寒中水泳大会は、出初式と同じく乙川の工事のため、いつもよりも下流で行われることとなった。この日のために水泳協会の皆さんには草刈り、整地作業の御苦労をおかけすることとなり、改めて感謝申し上げます。
 今年は新成人の男性3人を含む、9歳から63歳までの56人の方々が御参加いただいた。元・高校水泳部の私は、毎年会場に来る度に「泳がないのか」という声を掛けられるのであるが、先年、夏にカヌーで転覆した折に乙川の水の浄化具合については確認済みであるので、御勘弁いただいている。
 この寒中水泳も中断期間があるものの、昔から続いている本市の伝統行事であり、第41回を数える今日では、すっきり岡崎の冬の風物詩となりつつあるようである。今後とも市民に愛される行事として続くことを祈るものである。

第41回 岡崎水泳協会寒中水泳(2016年1月11日)

第41回 岡崎水泳協会寒中水泳(2016年1月11日)


平成30年 岡崎市消防出初式 (2018.02.05)

平成27年 岡崎市消防出初式と成人式 (2015.01.14)

平成26年 岡崎市消防出初式と成人式 (2014.01.17)

名鉄ラッピング電車と第40回寒中水泳 (2015.01.28)

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2015年12月21日 (月)

平成27年12月議会 その2(一般質問答弁)

岡崎市議会 平成27年12月定例会

 12月議会における一般質問に対して私が行った答弁の内、4件について項目別に記載します。
 他に自民清風会の簗瀬議員(12/3)、三浦議員(12/3)、田口議員(12/4)の質問にもお答えしておりますが、今回は割愛しておりますことをお許し下さい。


川上守議員(自民清風会) 12月2日(水)

川上守議員(自民清風会)

――高齢者の公園利活用について伺います。グラウンド・ゴルフやマレットゴルフなど、高齢者が気軽に参加できるような利活用はできないか?

○市長 グラウンド・ゴルフやマレットゴルフは、高齢者が参加しやすいスポーツと認識しており、昨年6月定例会の一般質問、今年3月定例会の代表質問でもグラウンド・ゴルフやマレットゴルフのプレーできる環境整備について「今後検討する」と回答させていただいております。
 まずグラウンド・ゴルフですが、本市のグラウンド・ゴルフ協会役員のみなさまの、大きな大会ができるグラウンドが欲しいという要望を受け、中央総合公園の多目的広場の整備について大筋合意に達しております。中央総合公園の多目的広場は、グラウンド・ゴルフをプレーするには地面の凹凸がありすぎることが問題でありました。これについては、協会と協議を重ね、芝の刈り込みの実施により対応することと致しました。
 また、既存器具庫の整備により、グラウンド・ゴルフ用具や大会用テント等の収容スペースを確保することとし、整備案についてご理解を頂いたところであります。専用グラウンドではありませんが、来年度から高齢者の皆さんが準備しやすく、快適なプレーを楽しんでいただけるよう環境を整えてまいります。

男川学区・第12回グランドゴルフ選手権大会(2013年12月1日)

岡崎市マレットゴルフ協会設立総会(2015年2月28日)

 マレットゴルフについては、その競技の特性上どうしても専用コースが必要であります。そのため、公園の活用としてマレットゴルフ専用とすることの可否については、もう少し検討が必要と考えております。
 一方、今年2月に設立されたマレットゴルフ協会とはマレットゴルフができる場所の選定作業を進めて参りました。現在のところ、公園の利活用ではありませんが、仁木町内の矢作川左岸の河川敷でマレットゴルフの専用コースの開設に向け、協会の皆さんと一緒に計画づくりを進めているところであります。
 このように、高齢者が健康を維持し余暇の充実にもなる高齢者スポーツの推進については積極的に取り組んでおりますので、ご期待いただきたいと思います。


井町圭孝議員(民政クラブ) 12月2日(水)

井町圭孝議員(民政クラブ)

――歩いて楽しいまちづくりについて伺います。四天王像および徳川家康公の配置の考え方は?

○市長 観光産業都市に必要不可欠なキーワードとしては、まずおいしい食べ物、魅力的なお土産、興味を引く催し、そして岡崎ならではのサービスの4つが必要であります。
 これらを実現するためには、新しい観光魅力の創出とストーリー性が必要であります。さらにそのストーリー性を体感していだくためには、東岡崎駅から、仮称ではありますが「人道橋」を渡り、同じく仮称「セントラルアベニュー」を通り籠田公園から中心市街地を抜けて、そして岡崎城へと回遊させる取り組みが大変重要であると考えております。
 現在取り組んでおります回遊性のある観光事業のひとつに、鉄道事業者と連携したキャンペーンがあります。これは春と秋に鉄道の往復割引切符と市内の店舗での食べ歩きチケットなどをセットにして販売するもので、市外からの観光客が乙川リバーフロント地区など市内を回遊することにより、滞在時間も増え観光消費の拡大にも寄与しております。
 そして観光交通の充足とおもてなしのため、市内の観光スポットをつなぐ「早回りバス」の運行や歴史遺産を、そのエピソードを交えて案内する「歴史かたり人」の養成様々な取り組みを始めているところであります。

伊賀川にて(2015年4月3日)

第1回家康公生誕祭(2013年12月26日)

 徳川四天王像及び徳川家康公像が完成した折には、これらをさらに発展させ、家康公ゆかりの歴史観光資産と自然、産業、岡崎市ならではの食べ物、櫓漕ぎの観光船の体験などといった観光スポットを新しい観光の動線軸としてまち歩きルートの設定や観光PRなどに取り組んでまいります。岡崎ならではの河川空間の自然や家康公ゆかりの歴史資産などを楽しみながら回遊できる、誰もが訪れたい、住んでみたいと思う魅力あるまちづくりを官民一体となって進めてまいりたいと考えております。


畔柳敏彦議員(公明党) 12月3日(木)

畔柳敏彦議員(公明党)

――若い力の希望と夢の実現について伺います。デザインシャレットに参加した大学生の動機と、今後のまちづくりの携わり方は?

○市長 8月2日から8日までの期間開催された「岡崎デザインシャレット」について、お答えします。
 今回、乙川リバーフロントから始まる岡崎のまちづくりのワークショップに、「デザインシャレット」という手法を用いたわけでありますが、一地方都市の活性化計画のワークショップに対し、全国から34名もの有志の大学生の方々が交通費や宿泊費を自前で、いわゆる手弁当で参加いただいております。とかく「最近の若い人は功利主義的だ」と言う人もいますが、私は最近の若者も見上げたものだと思っております。
 参加動機については、「地元である岡崎をよりよいまちにしたい」「何か社会の役に立てることをしたい」「岡崎を中心に活動したいといった地元への愛着からのものや、大学ではできない経験を積むことができ、視野の拡大につながる」「まちづくりの在り方を専門家と模索できる」といった、自身の経験値を上げることを目的としたものが数多くあることが応募書類から分かりました。また、「公共空間への提案というテーマそのものに興味を抱いた」というものもあり、いずれも強い目的意識を持った動機となっております。
 斬新なアイデアの詰まった成果を学生の皆さんが短期間で出していただいたことと、彼らの真剣さには圧倒される思いであり、私自身大変勉強になりましたし、またこの試みは都市計画の専門家にも注目されたそうです。

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 さて今回の試みの成果として一番意義があったと思われることは、若い力と才能の発見であります。デザインシャレットに参加いただいた学生の皆さんは、自らが創りあげた提案に対する市民の評価や考えを幅広く収集するため、市役所、籠田公園、りぶら、そして現在も中央緑道に隣接する民間ギャラリーにおいて意見の聞き取りを行っております。その他に住民の方々と一緒になって進めているまちづくりワークショップに参加している学生もおります。
 今後とも、こうした意欲を持った学生が、その若い力を存分に発揮できるようなまちづくりを進め、地域社会を支えるパートナーとして活かしていきたいと考えております。
 そしてこれは私の個人的見解でありますが、ぜひこうしたやる気のある人達に、我が岡崎市役所に来て頂きたいものと思っております。


加藤学議員(民政クラブ) 12月1日(火)

加藤学議員(民政クラブ)

――浸水対策事業について伺います。浸水警戒地区指定の基準等の考え方と、指定地区に対する対策の考えは?

○市長 総合雨水対策についてお答えします。
 平成24年10月、議員の皆様のご尽力により「岡崎市防災基本条例」が設置されました。当条例は、条文で謳(うた)われております『自助、共助、公助』の3つの基本理念をより具体的な形で広くお示しをし、官民が相互に密接に連携することで市内の全域において迅速かつ効果的な雨水対策を推進するものであります。
 この計画を推進することで、平成20年8月末豪雨のような近年増え続ける集中豪雨に対しても、部長の答弁にありましたような、各種の雨水対策事業の効果を最大限に発揮させ、併せて多くのソフト事業を効率的に組み合わせることで、浸水被害を大幅に軽減できるものと確信しているところであります。
 その中の重要な施策のひとつとして、今回ご質問の浸水警戒地区についても現在検討を進めております。防災の基本である『自らの身の安全は、自らが守る』といった、自助活動を強力にサポートできるよう、どの程度の雨でどの地区がどれほど浸水するのか、そういった情報を事前に知っていただくことで多くの被害を未然に防止することに役立てて行きたいと考えております。
 つまり、分かりやすい地図などで「浸水リスクの見える化」をして、例えば新たに家を新築される際や増改築に合わせて浸水を考慮した建て方などを検討していただいて、一軒でも多く浸水被害を減らすようなルール化やシステムを検討しているところであります。また他にも、浸水の深さをある程度想定できるようになりますので、玄関や入口で浸水を防止する板の設置に関する助成や、ハード整備に替えて住宅を嵩(かさ)上げした方が安価で効率的と判断されるような一部の場合には、個人の住宅嵩上げに対する助成といった、各種の施策への展開も可能と考えております。

Emergencymanagement20151

 さて、今年も茨城県の鬼怒川で大変大きな水害が発生するなど、気候変動も顕著化をしてきております。鬼怒川と同規模である本市の矢作川では、去る11月25日に国と地元消防団や町内会、市の職員が合同で危険個所などの共同点検を実施し、洪水の危険性など情報共有を図った記事が新聞で報道もされております。
 このような異常気象と言われていた豪雨も、今日では恒常化しており、対策の必要性を感じております。そのような状況からも、この総合雨水対策を早期に進め、水害に強い安全・安心なまちづくりを実現してまいりたいと考えております。

~おわりに~
 さてこれで私の4度目の12月議会が終わりました。
 選挙で公約を打ち出し、ようやく具体的な形となって現れてきたその政策は、議会の審議及び議決という、正当な民主主義の手続きを経て決定し、また多くの市民の皆様の声や見識者の意見を積み重ねた成果であると自負しております。
 私は、岡崎市議会の議員の皆様の御協力と市民の皆様の長年の期待や支援の声を追い風にして、これからも国・県を含めた官民一体となって「夢ある次の新しい岡崎づくり」に邁進する覚悟であります。


平成27年12月議会 その1(市長提案説明) (2015.12.18)

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