岡崎市議会

2019年11月 4日 (月)

令和元年9月議会 その3(一般質問答弁後編)

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 9月定例会一般質問の市長答弁の後編です。加藤義幸議員と畔柳敏彦議員にお答えしました。


加藤義幸議員(自民清風会) 9月2日(月)

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――東岡崎周辺は次年度にはペデストリアンデッキや桜城橋など様々なハードが完成します。花火大会の見どころや楽しみ方に変化があると思われますが、今後のお考えをお聞かせください。

○市長 乙川リバーフロント計画につきましては、事業を始めて以来、これまで多くの市民の皆さんの御理解と御協力のもと着実に整備が進み、今や乙川河畔は生まれ変わってきております。
 乙川リバーフロント計画は、ただ形を作って終わりではなく、そこに出来上がった空間をいかに活用してまちのにぎわいを生み出すかということが一番のポイントであり、これからが本番だと思っております。そうした意味で、来年の花火大会では新たな花火観覧スポットをより多くの観光客に楽しんでもらいたいと考えております。

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 特に、絶好の観覧スポットが生まれた桜城橋周辺におきましては、市民や観光客の皆さんの期待も大きいものと感じておりまして、来年は花火の桟敷席向けに行われている実況中継を桜城橋周辺でも放送するなど、今まで以上に花火の臨場感を多くの皆さんに体感していただけるように検討してまいります。
 担当者には、前からプランを投げかけておりましたが、私としては桟敷に入ることが難しい身体障害者の方や、施設の子供達、そして高齢者の皆さんのための特別席として、桜城橋を活用するようなことも考えております。
 また、今年の7月にリニューアルいたしました籠田公園におきましても、今年は多くの市民の方などが花火を観覧していたという情報もあり、くつろぎながらゆっくり観覧できる新たなスポットとして広くPRしていけるものと考えております。
 さらに来年の3月には、乙川右岸の名鉄名古屋本線から愛知環状鉄道線までの河川敷を「乙川河川緑地」の名で多目的広場、駐車場等として新たに整備いたします。

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(乙川の明神橋西側の河川敷)

 こちらも広大な花火のビュースポットとしてもご利用頂けます。ただし、こちらは打ち上げた花火のカスが落下するエリアでもありますので、そのつもりで注意して御覧頂きたいと思っております。
 今年の花火大会では、中央総合公園にパブリックビューイングを新たに設置したところ、大変好評でありましたが、花火のビュースポットの新設は増加する花火観覧客の分散化にも繋がり、交通や混雑による事故を減らすことになり、安全にイベントを執行するという観点からも、最重要課題と位置付けているところであります。実際、多くの方から「今年の花火はよかった!」と御好評を頂いており、今年はうまくいったと思っております。
 また、11月2日にオープンする北東街区のオト リバーサイドテラスからも花火は見られます。
 今後も乙川リバーフロント地区整備によって生まれるハードを十分活かし、より多くの方々がより安全に、そして快適に本市の花火大会を楽しめるよう、しっかり取り組んでまいります。私からは以上であります。


畔柳敏彦議員(公明党) 9月3日(火)

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――産業人材育成のためのリカレント教育について、今後の取り組みの方向性をお尋ねします。
(※「リカレント教育」とは、学校教育を、人々の生涯にわたって分散させようとする理念のこと)

○市長 産業人材の育成に特化したリカレント教育に関しましては、本市では商工労政課や産業人材支援センターが中心となり、県や商工会議所、ハローワークなどと連携し推進してまいります。
 8月21日には、本市と民間企業の間で無人航空機ドローンを活用した連携協定を締結し、市内の企業や事業者へのドローンに関する教育機会を提供していくこととなりました。

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(2019年8月21日、株式会社DSAと無人航空機ドローンを活用した連携協定を締結)

 こうしたことも、本市の課題を踏まえたリカレント教育推進の一環でありまして、今後は地元企業がドローンの操縦技術の習得や、産業での利用に関する講習を産業人材センターで開催できるよう、協議を進めてまいりたいと考えております。最近はドローンの使用に関しての規制も厳しいため、特に安全使用を徹底した教育にしたいと思います。
 また、令和2年度末には、岡崎幸田勤労者共済会が、美合町の勤労文化センターから羽根町の産業人材支援センターに移転することを予定しております。
 この移転により、地域の中小企業や、そこで働く勤労者の皆様が産業人材支援センターを通して、様々なリカレント教育の情報に接する機会が増えることを期待しております。
 こうしたことも、移転の相乗効果としながら、地元企業、勤労者、そして地域の離職者や求職者の皆様に対し多様なカリキュラムを提供できるよう、今後必要な準備を進めてまいります。私からは以上であります。

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2019年11月 1日 (金)

令和元年9月議会 その2(一般質問答弁前編)

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 9月定例会一般質問の市長答弁を2回にわけて掲載します。前編では磯部亮次議員にお答えしています。


磯部亮次議員(自民清風会) 8月30日(金)

磯部亮次議員

――モンゴルのホストタウンとして、提携をしてから初めての公式訪問行事になったと思われますが、大変な歓迎を受けたと聞いております。そこで、訪問に至った経緯とモンゴル国での出来事など内容について教えてください。

○市長 少し長くなりますが、正式に報告する最初の機会となりますのでご容赦いただきたいと思います。
 昨年4月にモンゴル国アーチェリー協会ツァガン会長が来訪され、本市がモンゴルのアーチェリー・チームのキャンプ地となる覚書きを結び、昨年来、モンゴル国から「一度、岡崎市長に首都のウランバートルまで来てほしい」という要請を何度も受けておりました。
 その後、今年3月末に、中国と共にモンゴル国のホストタウンに登録されたこともあり、東京オリンピックのキャンプ地としてだけでなく、ホストタウンとして、オリンピック後も引き続き交流を図る目的で、去る7月24日から3泊4日の日程で訪問してまいりました

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 今回の訪問先は、首都ウランバートル市であり、主な訪問先は街の中心部にありましたが、先方のご好意により久しぶりに郊外で乗馬も行い、テレルジという国立公園にあるゲル型の宿泊施設にもお招きいただき、一夜を過ごすという貴重な体験もできました。このゲル型の宿泊施設はバス・トイレ付きであり、額田地域で山間リゾートを模索している本市として近年、デラックスなキャンプ、グランピングの流行する世相において参考になると思いました。
 全行程において、モンゴルアーチェリー協会副会長のエルデネボルド氏が案内してくださいましたが、大統領府にいたこともある37歳の若きエリートである彼は、私と同じ米国インディアナ大学に留学しており、その思わぬご縁にも驚いた次第であります。
 表敬訪問は、モンゴル国のオリンピック協会への訪問を皮切りに、要人のスケジュールを縫うように密な日程で行われました。
 モンゴル国ナショナルオリンピック協会のバダルウーガン副会長とあいさつを交わしたのち、岡崎でのキャンプ実施の支援に対し、ゴールドに輝く「名誉記章」の授与があり、大変驚くとともに本市でのキャンプの成果を認めていただき光栄に思いました。正確に言うならば、いかにも冷戦時代の東側の軍人が好みそうな金ピカの大きなバッジであり、付けるのは少々恥ずかしくありましたが、滞在中は岡崎の桜バッジとともに胸につけておりました。

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 この後、全国からの寄付金とボランティアの奉仕で建設された「アーチェリー360会場」において開催されている「アーチェリー青少年全国大会」の開会式に来賓として招かれまして、挨拶をさせていただきました。また、この折、先方から将来「岡崎杯(カップ)」を作ってさらに交流を深めたいという話がありました。
 ここでは、本年2月の強化合宿で本市を訪れたアーチェリーナショナルチームの選手の皆さんから温かい出迎えを受けたほか、全国ネットのテレビ局からインタビューを受けるなど、本市への注目ぶりにも驚かされた次第であります。

 今回の訪問で、これほど多くの要人と面会の機会をいただけたのは、先の国務大臣であり、大統領顧問の一人でもあるツァガン会長の深い信頼と大変な骨折りのおかげであります。

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(モンゴルアーチェリー協会のツァガン会長)

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(モンゴル国のハルトマーギーン・バトトルガ大統領)

 ことに、モンゴル国第5代大統領バトトルガ氏とは渡航の直前に面会の約束が取れ、表敬訪問が叶ったわけでありますが、地方都市の首長が大統領と会見できるという予想外の出来事については、お会いするだけでも誠に名誉なことと思っていただけに大変感謝しております。
 大統領はかつてモンゴル相撲の選手だったということがしのばれる武道家らしい頑丈な体つきの方で、大きな手で握手をしながら「あなたのことはよく聞いております」と言われ、すでにある程度リサーチ済みであるのか、予想外に話が弾み、時間をオーバーして約1時間の会談となりました。
 大統領からは、環境や資源に関する問題意識や製品開発、また二国間との経済連携について大変熱のこもった具体的なお考えを伺いました。
 こちらからは、都市間交流についての考えをお聞きしたところ、ビジネスも視野に入れた交流への期待や、首都のウランバートル市との交流として9つある行政区のうち、候補となりそうな相手先について具体的な助言をいただきました。

 また、当初の予定にはなかったのですが、ウランバートル市長のサインブヤン氏とは、ツァガン会長の親しい友人であることもあって急遽市庁舎を訪問し面会できることとなりました。

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(ウランバートル市のアマルサイハーン・サインブヤン市長)

 面会では、岡崎市におけるモンゴルアーチェリーナショナルチームのキャンプ受入れについて謝意を受けたほか、アーチェリー以外の教育文化、市民交流についても前向きな言葉をいただき、大統領と同様に、具体的に今後大きな開発計画のある行政区との交流についての提言がありました。これから、事務方同士でつめの話が行われますので詳しくは今後の報告とさせていただきます。
 在モンゴル日本国大使館の高岡大使とは、岡崎市の交流相手としての、ウランバートル市の二つの行政区について紹介を受けたほか様々な助言をいただきました。
 この他にもウランバートル市スフバートル区議会議長には、わざわざ朝食会場にまで足を運んでいただき、意見を交換するなど関係各位の細心なご配慮により大変有意義な訪問となりました。
 アジア圏において、日本の4倍の豊かな国土と貴重な天然資源を持ち、飛躍の可能性を秘めたモンゴル国の若き有能な指導者の知見に触れることができたことは大きな収穫であり、こうした関係性をスポーツ交流だけでなく、人的交流や経済交流にもつなげていきたいと思っております。
 なお、今お話ししたこと以外の詳しい内容は、写真付きで東海愛知新聞やブログでまもなく公表される予定ですので楽しみにお待ちいただきたいと思います。私からは以上であります。 (つづく)

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2019年10月29日 (火)

令和元年9月議会 その1(市長提案説明)

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 岡崎市議会9月定例会(8月29日~9月30日)の御報告を申し上げます。
 まずは、初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要を掲載いたします。


岡崎市消防本部の取り組み
 今年の夏も、「危険な暑さ」と言われているように、連日、暑い日が続いております。そのような状況の中、既にお知らせしているとおり、小中学校の全ての教室に、エアコンを設置することができ、子どもたちからは、「涼しい」、「勉強に集中できる」といった喜びの声を聞いております。
 本市では、昨日から2学期が始まりました。まだ残暑が厳しいですが、エアコンを活用して、快適な環境で学校生活を送ってもらいたいと思います。
 一方で、消防には、例年に増して、熱中症による救急搬送が多数発生しております。熱中症は重症になると命に係わる病気ですが、予防法を知っていれば防ぐことができます。ことに、小さなお子さん、高齢者には注意をして頂き、自発的な対策をお願いいたします。
 本市の消防力強化におきましては、今年度は、高所からの大量放水を主眼に置いた屈折はしご付・消防ポンプ自動車を新たに導入するとともに、土砂災害等の発生が懸念される消防団区域に救助器具を配備してまいります。また、全国初となるスマートフォンなどのビデオ通話機能を活用した、「災害現場映像通報システム」と119番通報が困難な障がい者向けの緊急通報システム「Net119(ネットイチイチキュー)」を、10月1日から運用を開始いたします。

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 地域消防を担う人材も目覚ましい活躍をしております。5月に、福岡市で開催されました全国消防職員意見発表会におきまして、消防本部共同通信課の消防職員が、119番通報時における出動場所や状況把握をスムーズに行うため、スマートフォンのカメラやGPS機能を活用することを提案し、全国2位に当たる優秀賞を受賞いたしました。この提案は、すでに現場で取り入れられており、実際に、GPS機能を活用した地点確定により、早期に患者接触ができた事例も報告されております。
 更に、先日、8月25日に岡山市で開催されました全国消防救助技術大会に、消防本部の救助隊員が、東海地区代表として陸上の部の「障害突破」と「ロープブリッジ救出」に出場し、日ごろの訓練成果を発揮してまいりました。今後も、市民の負託に応えるため、鍛錬を重ねてまいります。

防犯カメラの運用
 安全・安心なまちは誰もが願うことであり、市民アンケートでも、防犯カメラの設置を望む声を数多くいただいております。こうした状況を受け、犯罪多発地域に対する緊急的な取り組みとして、7月から簡易設置型・防犯カメラの運用を始めました。
 現在、竜美丘学区で、人や車などの出入りが多い駅周辺地域や通学路などを中心に50台のカメラを設置し、犯罪発生の未然防止を図っております。今後、この簡易設置型カメラは、犯罪発生状況に応じて、犯罪が多い他の学区へ移動・設置し、機動的に運用してまいります。
 また、これまでも学区に対し、常設型防犯カメラの設置補助を行ってまいりましたが、設置後の管理費も含め、費用負担がかさむこともあり、なかなか全市的な広がりが進んでおりませんでした。
 そこで、まずは1,000台を目標に、市が常設型・防犯カメラの設置を進めることといたしました。安全で安心なまちづくりを市民の皆さんとともに実現するため、広く寄附を募り、防犯カメラの設置を進めてまいりますので、ご協力をいただきたいと考えております。

花火大会
 夏の風物詩として市内外の多くの人々を魅了している、岡崎城下家康公夏まつり花火大会ですが、今年も德川御宗家第18代当主德川恒孝(つねなり)様と、令夫人幸子(さちこ)様のご出席のもと、多くの方々のご協力により、盛況に終えることができました。
 今回の花火大会では、本市が推進しているスマートシティに向けた取組みの一環といたしまして、安全性の向上や混雑の解消に向け、先進技術を活用した、2つの取組みを実施いたしました。
 1つ目の取組みは、特に混雑する殿橋周辺において、3次元・赤外線センサーを用いて、通行人の数や動きなどの、人の流れの分析を行いました。
 2つ目は、東岡崎駅構内に、4台のカメラを設置し、カメラ映像から、人の流れの分析を行いました。
 全国各地では安全性の問題などから花火大会が中止に追い込まれている事例が散見されておりますが、本市では、これらの分析結果を、来年度以降の花火大会における誘導計画や警備体制づくりへ活用し、より安全で快適な花火大会の実施につなげてまいりたいと考えております。今後は他の分野におきましても先進技術などを活用し、様々な課題の解決に向けた取組みを推進してまいります。

幼児教育保育の無償化、新しい学校給食センター
 10月1日からは「幼児教育・保育の無償化」がスタートします。すべての子どもが健やかに成長するように支援するもので、主に、3歳から5歳までの幼稚園、保育園、認定こども園などを利用する子どもたちの利用料が無償化されます。非常に多くの方に関わる、大きな制度改正でありますので、これまでも、利用者への制度周知や、運営法人を対象とした事務説明会の開催などの準備を進めてきたところではありますが、引き続き、関係する皆様への丁寧な説明を行い、円滑な新制度への移行に努めてまいります。
 次に、学校給食センターについてであります。老朽化が進むなど、懸案でありました西部学校給食センターにつきましては、矢作南学区において、地元の皆様から一定のご理解を得ましたので、新西部学校給食センター建設に向けて進めて参ります。

内藤ルネ展、荻太郎展、オカザえもんの国内芸術祭2019
 芸術の秋に向けて、文化振興の取組みを紹介いたします。郷土ゆかりの芸術文化を掘り起こすことは、文化行政として、重要なことであります。

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 岡崎市美術博物館では、11月23日から1月13日まで 、「Roots of Kawaii 内藤ルネ展」を開催いたします。内藤ルネ氏は、岡崎市出身の「カワイイ文化の祖」として知られる、マルチクリエイターであります。戦後民主主義の男女平等の価値観を体現した、ルネの作品は、現代において再び見直され、リアルタイムでは知らない世代からも関心を集めております。今回、生誕の地、岡崎でのエピソードや、貴重な原画作品とともに、人間ルネに迫ります。
 岡崎市美術館では、12月4日から24日まで、「没後10年 荻太郎展」を開催いたします。
 本市の葵市民でもある荻太郎氏は、日本の洋画壇に多大な功績を残しました。没後10年にあたる今年は、初期から晩年までの油彩画を中心に、絵本原画もあわせて、その足跡を振り返る展覧会を開催いたしますので、多くの皆様にご覧いただきたいと思います。

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 また、今年は「あいちトリエンナーレ」の開催の年であり、今回は正式参加しておりませんが、本市におきましても、11月2日から17日まで「オカザえもんの国内芸術祭2019」と題して、本市独自の現代アートの祭典を開催いたします。オカザえもんとのワークショップで制作する、工作や人物画を展示するほか、市民の方と一緒につくりあげる展覧会となっております。図書館交流プラザりぶらを中心に、岡崎シビコ、岡ビル百貨店が会場となりますので、芸術やイベントで街が賑やかになるこの季節、まち歩きを楽しんでいただければと思います。

平成30年度決算
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 本定例会には、平成30年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案を、監査委員の意見を付けて提出しておりますので、まず、その概要をご説明させていただきます。
 初めに一般会計の決算の概要であります。
 一般会計の決算規模は、歳入は約1,268億円、歳出は約1,211億円となりました。純剰余金につきましては、約45億円となっており、このうち、30億円は、今後の財政需要に備え、財政調整基金へ積み立てております。
 歳入では、特に歳入全体の56%を占める市税が、市民税などの増により、前年度と比べ約7億円増収となる約705億円と過去最高額となりました。
 歳出では、福祉分野の支出となる民生費が、全体の37%を占める約445億円と最も大きく、次いで土木費、衛生費、教育費、総務費の順となりました。
 福祉や医療、防災や教育といった基本施策は、しっかりと取り組みながら、インフラの整備や公共施設の建設など、投資的な事業もバランスよく実施できていると思っております。
 次に特別会計であります。
 12会計の総計では、歳入は約625億円、歳出は約618億円、純剰余金は約7億円となっております。
 最後に企業会計であります。
 病院事業会計は、外来患者数は前年度と比較して減少したものの、入院患者数は増加しており、病床利用率は81.4%となりました。
決算状況は、入院や外来収益は増加したものの、給与費や薬品費などの増加などにより、約2億6,000万円の純損失となりました。
 水道事業会計は、給水戸数、給水人口はともに前年度と比較して増加しており、普及率は99%でありました。決算状況は、給水収益は微減となったものの、資産減耗費の減少などにより、約12億9,000万円の純利益となりました。
 下水道事業会計は、下水道への接続戸数、接続人口はともに、前年度と比較して増加しており、普及率は88.7%となりました。
 決算状況は、管渠費が増加したものの、下水道使用料及び他会計負担金などの収入が増加したことなどにより、約5億6,000万円の純利益となりました。
 以上が平成30年度決算の概要でありますが、財政状況は、引き続き健全な状況を維持していると自負しております。

 平成30年度は、夢ある新しい岡崎の実現に向け、着実に施策を進める一方で、社会基盤整備、災害対策、公共施設の保全といった、良好な生活環境の創造や社会保障など市民福祉の向上を図り、将来にわたり成長する、持続可能なまちづくり進めてまいりました。加えて、まちの活性化や魅力を創出する施策も推進してまいりました。
 本市は昨年末に、地域経済や住民生活を支える拠点として、国が新たに設けました「中枢中核都市」にも選定されたことから、今後は、広域的な視点も加えた、まちづくりを進めていくことや、高齢者の健康寿命を延伸し、元気な高齢者が社会で活躍できるような、まちづくりを進めることが必要であると考えております。健全な財政であるからこそ、まちづくりが推進されるものであります。これからも、プライマリーバランスや市債残高などを注視した財政運営に努めてまいります。

条例議案など
 次に、条例議案であります。
 制定条例といたしましては、地方公務員法の一部改正により、会計年度任用職員制度が創設されたことに伴う、「岡崎市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例」、地域の防犯対策に要する事業費に充てるための基金を設置する、「岡崎市・防犯対策・基金条例」、幼児教育・保育の無償化等に伴う「子ども子育て支援法等の一部改正に伴う、関係条例の整備に関する条例」など4件であります。
 一部改正条例といたしましては、住民票に記載された旧氏による印鑑登録を可能にする「岡崎市印鑑登録条例」など7件、合わせて11件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、(仮称)市営五本松住宅を新築するための「工事請負の契約」など6件を提案させていただいております。

 次に、補正予算議案でありますが、一般会計の補正は 6億4,538万2千円の増額、特別会計は 6億903万3千円の増額補正をお願いしております。
 総務費では、本年6月にマイナンバーに関する方針が決定されたことに伴い、体制強化及び利活用の促進を図ることによる、利用環境整備事業費の計上及び発行事業費の増額、民生費では、寄附による福祉基金・積立金の増額、高年者センター岡崎の集会室の照明設備を更新するための施設整備工事・請負費の計上、衛生費では、火災のあったリサイクルプラザの代替え処理をするためのごみ受入処理委託料の増額、農林業費では、県内で豚コレラが発生したことに伴い、防疫体制の強化を図るための家畜伝染病対策本部・関連事業費の計上、土木費では、都市計画道路福岡線整備に必要な用地を購入するための土地購入費の計上、事業の見通しが立ったことによる、東岡崎駅周辺地区整備工事請負費及び乙川河川緑地人道橋整備工事請負費の減額、雨水管渠築造工事など、事業進捗を図るための、岡崎駅南土地区画整理組合事業費補助金の増額、岡崎駅東地区の無電柱化を推進するための道路築造工事請負費の増額、教育費では、WRC世界ラリー選手権などを推進するための、国際スポーツ大会等推進委員会負担金の増額、龍北総合運動場整備において、独立行政法人日本スポーツ振興センターに申請していた助成金が採択されたため、施設購入費の計上などをお願いしております。

 次に、特別会計であります。
 後期高齢者医療特別会計は、過年度分の精算に伴う広域連合への保険料等負担金の計上、介護保険特別会計は、決算剰余金を介護給付費準備基金へ積み立てるための補正や介護給付費の精算に伴う返還金の計上をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

広報紙「市政だよりおかざき」、乙川リバーフロント地区整備
 広報紙「市政だよりおかざき」でありますが、10月から、従来の月2回の発行を、毎月1日号の月1回の発行へと変更いたします。それに伴い、今までよりも幅広い年齢層の方に見ていただけるよう、リニューアルをいたします。全ページカラー刷りやジャンル分けをすることにより、見やすく探しやすい広報紙づくりに努めてまいります。

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 また、新たな広報媒体として、同じく10月からスマートフォンアプリのLINEによる情報発信を行ってまいります。現在実施しているフェイスブックやツイッターに加え、SNSから情報を得る手段を増やしてまいります。

 最後に、乙川リバーフロント地区整備についてであります。
 現在、本市の乙川リバーフロント地区のまちづくりは、全国的に注目が集まっており、この秋には、本市を会場とした国土交通省関連の3つの研修会などが開催されます。
 そうした中、7月26日に市民の皆様が待ちに待った籠田公園がリニューアルオープンいたしました。この籠田公園は、QURUWA戦略の7つあるプロジェクトの中で、初めて完成した施設であります。新たに設置した四阿(あずまや)やパーゴラの下で語らう様子や新たに設置した噴水では、元気に水遊びをする沢山の子どもの姿を目にすることができました。予想以上の好評に喜んでおります。噴水については今後、他の場所での導入も検討していきたいと考えております。
 更には、今回の籠田公園の再整備をきっかけに、籠田公園周辺の7つの町内会が小学校区を超えて連携し、地域課題の解決に向けた協力体制を構築したとお聞きしております。今後もこういった整備をきっかけに、周辺住民の方々が主体となった、地域コミュニティの強化に繋がる取組みが創出されていくことを期待しております。

 東岡崎駅周辺地区の複合商業施設「オト リバーサイドテラス」では、既に駐輪場や駐車場がオープンしておりますが、今後は、9月8日のホテルのオープンを皮切りに、パンケーキのおいしいカフェを始め、イタリアンやアメリカ西海岸風のレストランのほか、ホットヨガやエステ、24時間営業のスポーツジムなどの賑わい施設が順次オープンし、11月2日にはグランドオープンのイベントも予定しております。

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 加えて、同じく11月2日には駅と直接つながるペデストリアンデッキの渡り初め、さらにその中央には、多くの皆様の浄財を得て建てられる、高さ9.5メートルという、日本一の高さと偉容を誇る、若き日の徳川家康公の騎馬像がお披露目となります。
 私が子供の頃から「岡崎は家康公の生まれ故郷と言いながら、駅前にまともな像がない」と言われておりましたが、これで変わりゆく岡崎の新たなシンボルができました。今後さらに「夢ある新しい岡崎」が目に見える形として現れてまいります。今後を是非ご期待ください。

 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております、諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますよう、お願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。 (つづく

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2019年6月24日 (月)

令和元年6月議会 その3(一般質問答弁後編、閉会挨拶)

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 6月定例会一般質問の市長答弁の後編と閉会挨拶です。後編では、野本篤議員、小木曽智洋議員にお答えしています。


野本篤議員(自民清風会) 6月5日(水)

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――次世代情報化社会について伺います。今後も、新技術の導入を積極的に検討していくためには、新技術を有する民間事業者との連携や、先進自治体との情報交換、広域的な自治体連携などが必要だと思いますが、広域的な取り組みや今後の様々な連携体制について本市のお考えをお聞かせください。

○市長 人工知能を始めとする科学技術の進化は目覚ましく、それらを的確に行政サービスに取り入れることで、市民の便利性は大いに向上すると考えております。
 また本市は、近隣自治体の経済や生活を支え、東京圏への人口流出を抑止する「地域の中心的役割」を期待され、昨年12月に内閣府から中核中枢都市の指定を受けたわけであります。こうしたことから、新技術を積極的に導入して、広域的な事業活動を進めることも本市が担うべき役割であると考えております。
 その一つとしまして、災害リスクを人工知能で分析し、対策の必要な箇所を提案する取り組みを豊田市や安城市、幸田町など、周辺自治体に加え、名古屋大学とも連携して取り組んでいるところです。
 また、平成26年に設立しました岡崎スマートコミュニティ推進協議会では37の民間事業者や学識者と活発な議論を交わしております。
 先日、記者会見で述べました、愛知県で初となる地域電力小売会社の設立を目指すことや既に運用が始まっておりますサイクルシェアは、この協議会の発案が具体化されたものでありまして、次世代情報化社会を迎えるにあたり、新技術の導入についても様々な提案をいただくなど、非常に頼もしく感じているところです。

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 全国的な連携体制では、静岡市、熊本市などの中核中枢都市をはじめ、官民合わせて52団体が所属する研究会におきまして、本市は事務局として中心的役割を務めております。研究会では、新技術が社会をどのように変革させていくか、その中で官民連携により何ができるかなどについて毎月情報交換を行っております。
 国との関係も積極的に進めておりまして、国土交通省のスマートシティ推進パートナー制度に参画することで先進事例の共有や財源等について、重点的に支援を受けられる体制を構築してまいります。
 以上、申し上げました、連携体制を十分に活かしつつ、今後も積極的に新技術の導入を進めてまいりたいと考えております。私から以上であります。


小木曽智洋議員(自民清風会) 6月6日(木)

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――安全安心なまちづくりについて伺います。市として防犯カメラの普及をさらに推進する考えがあるかお聞かせください。

○市長 防犯カメラは、地域の防犯力強化に繋がるものと認識されており、昨年度、第5次岡崎市防犯活動行動計画の策定のために実施した「防犯に関するアンケート」に回答した市民のうち、およそ9割が防犯カメラの設置を希望しております。
 安全なまちづくりへのニーズは高いものがあり、岡崎市総代会連絡協議会を始め、様々な団体からも防犯体制強化のご要望をいただいているところであります。
 防犯カメラについては、これまでも企業や公共施設に設置されたカメラを活用するほか、設置を希望する学区には補助金を交付するなど普及促進に努めてまいりました。
 今年度からは新たに、市が主体となり、多発する犯罪に対し機動的に設置場所を変えることができる「簡易設置型防犯カメラ」の設置を進めているところであります。

 昨年夏の猛暑を受け、本市では西三河各市にさきがけて小中学校へのエアコン設置を進めておりますが、児童生徒の安全は最も大切な課題の一つだと思っております。昨今の子どもを巻き添えにした犯罪事例を考えたとき、いっそう重大な問題として受け止めております。
 子どもの登下校を始め、市民の生命財産を守っていけるよう、今後なるべく早い時期に市の直営により防犯カメラをたくさん設置できるよう検討してまいりたいと考えております。
 世界一の防犯カメラの設置都市であるイギリスのロンドンにおいても、当初はプライバシー問題が議論となりましたが、相次ぐテロ犯罪、都市犯罪に対する絶大な効果から現在の姿になったと聞いております。本市においても、できるだけ効果的で抑止力のある防犯カメラの設置を目指す心づもりであります。私からは以上であります。


市長閉会挨拶 6月21日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの6月定例市議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございました。決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正な執行に努めてまいる所存であります。また、長年、市議会議員として市政の発展にご尽力をいただいたご功績によりまして、全国市議会議長会、東海市議会議長会の表彰を受けられました皆様方に対しまして謹んでお祝いを申し上げます。
 さて、今月は天皇皇后両陛下の歴史的なご訪問という大変光栄な出来事から始まり、同日には香川県綾川町と「斎田ゆかりの地交流提携」を締結しました。

 そして、新たにスポーツに関する大きなニュースが立て続けに入って参りました。
 一つ目は、三菱自動車岡崎硬式野球部が「第90回都市対抗野球大会」への2年ぶり11回目の出場を決められたことであります。
 もう一つは、本市出身の中嶋一貴選手が、世界三大自動車レースの一つ「ルマン24時間耐久レース」を連覇し、日本人で初となる「世界耐久選手権」の年間チャンピオンとなったことであります。
 令和の時代となり、本市にとって素晴らしいスタートを切ることができ、私自身大変うれしく思うとともに、身の引き締まる思いがいたします。新たな時代を迎え、多くの公約・事業が完成に向かって進んでおります。引き続き次の100年を見据え、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟であります。

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(岡崎市立小中学校空調設備整備事業)

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(同上)

 間もなく暑さの厳しい夏を迎えます。ご心配をおかけしました、小中学校のエアコンにつきましては、おかげさまで本日をもってすべての学校に設置が完了いたします。
 議員各位におかれましては、今後ともますますご自愛の上、市政進展のためにご尽力をいただきますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶させていただきます。ありがとうございました。


令和元年6月議会 その1(市長提案説明) (2019.06.13)

令和元年6月議会 その2(一般質問答弁前編) (2019.06.18)

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2019年6月18日 (火)

令和元年6月議会 その2(一般質問答弁前編)

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 6月定例会一般質問の市長答弁を2回に分けて掲載します。前編では、磯部亮次議員、野島さつき議員にお答えしています。


磯部亮次議員(自民清風会) 6月3日(月)

磯部亮次議員

――スポーツ振興政策について伺います。モンゴル国代表チームが事前キャンプを本市で開催することが決まりましたが、キャンプを通して、モンゴル国とどのような関係性を構築していくのかお聞かせください。

○市長 本年4月26付で、本市は、中国に続きモンゴル国のホストタウンとしても登録されました。昨年の4月に、モンゴルアーチェリー協会のツァガン会長が本市を訪れてくださり、キャンプ実施の覚書を締結して以来、着々と準備を進め、この2月に第一回目のキャンプを有意義に実施できたことも、今回の登録を大きく後押ししてくれたものと思います。
 今後は、来年のオリンピック競技大会に向け、キャンプ期間中の選手同士の交流のほか、市民との交流促進、モンゴル国を知るための理解講座を開催し、市全体でのおもてなしの機運を盛り上げてまいります。
 私自身もこの7月に、ツァガン会長の度重なる要請を受けて、モンゴル国を訪問する予定です。日本の大相撲におけるモンゴル人の活躍もあり、モンゴル国は親日家が多いと聞いており、大変楽しみにしています。
 また、偶然にも、本市と友好都市である呼和浩特(フフホト)市とモンゴル国の首都ウランバートル市は友好都市という親しい間柄であります。こういった優位性を活かした両市との交流にも可能性があり、手始めに両市を訪問する市民ツアー等を企画できればと思います。
 オリンピック後も引き続きアジア大会に向けて選手と市民の交流を継続するほか、本市とモンゴル国との交流の手法を研究してまいりたいと考えております。そもそも、アーチェリーのキャンプ地としての打診を受けた折に、先方から「スポーツ交流にとどまらず、将来的に文化、経済交流も考えてゆきたい」というお話も頂いております。
 これまでチンギス・ハンと徳川家康の共通性を指摘されることもよくあります。
 こちらも、アーチェリーといったスポーツを軸とした青少年交流や日本語教育を通じた人的交流に加え、呼和浩特市を含めた草原や乗馬などのモンゴル文化の研究、さらには企業交流など、今後どのような形の交流ができるのか、その可能性を検討していきたいと思っています。私からは以上であります。


野島さつき議員(公明党) 6月4日(火)

野島さつき議員

――女性活躍の推進について伺います。今年度、岡崎市が女性活躍推進の実現に向けて、テレワーク推進に力を注ぐとのことですが、どのような取り組みをしていくのか教えてください。

○市長 今年度は従来からの取り組みに加え、女性の就労支援としてテレワークの推進に力を入れていきます。
 本市の女性就業率は、全国平均と比べて低く、その中でも20歳代から30歳代の労働力が特に低くなっています。これは議員のご指摘のとおり、多くの女性が20歳代後半から30歳代にかけて、結婚や出産により仕事を中断し、その後子育てを終えて再び仕事に就くという行動によるものと言われています。特に本市にこの傾向が強いのは、ものづくり産業が堅調で、他地域に比べて共働きが少ないという経済的な豊かさが一因でもあり、必ずしも負の側面ばかりではないと思っております。
 ただし、将来的な労働人口の減少について、早い段階から対応するために働きやすい職場環境の実現に取り組む必要もあります。

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(東海愛知新聞、2019年6月7日)

 テレワークは、職場に出勤しなくても、インターネットなどのICT、いわゆる情報通信技術を活用し、時間や場所の制約がなく仕事ができる、柔軟な働き方の一つであります。
 働くことが難しくなった時期に、働き続けるための選択肢の一つとしての可能性を秘めており、実際、民間の先行事例では離職率の低下や新規採用者数の増加という好ましい傾向が伺えますので、導入の有効性が大きいものと思われます。

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 このテレワーク推進のキックオフとなるイベントですが、東海地方では初となる「エンパワード・ジャパン・イン・オカザキ」を7月12日にりぶらホールで開催します。これは、「いつでもどこでも、誰でも、働き、学べる世の中へ」をコンセプトに、日本マイクロソフト社が事務局を務めるエンパワードジャパン実行委員会との共同開催によるものです。
 内容としては、60代からパソコンを始め、80代でアプリを開発し、年齢にかかわらずパソコンに取り組めることを証明された若宮正子さんの基調講演のほか、テレワークを通じた街づくりについてパネルディスカッションなども行います。私もパネリストとして参加し、今年度進めるテレワーク推進事業を周知するほか、本市の取り組みをPRし、相乗効果を図ってまいります。
 このように、女性が職業生活において、その能力を十分に発揮しながら活躍できる社会の実現に向けて、さまざまな事業を推進してまいりますので、関心のある方にはぜひご参加をいただきたいと思います。私からは以上であります。


令和元年6月議会 その1(市長提案説明) (2019.06.13)

令和元年6月議会 その3(一般質問答弁後編) (2019.06.24)

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2019年6月13日 (木)

令和元年6月議会 その1(市長提案説明)

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 市議会6月定例会がただいま、6月3日(月)~21日(金)の日程で開催されています。
 初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


はじめに
 天皇陛下におかれましては、5月1日のご即位以来、初めての地方公務として、全国的にも注目を集めている中、昨日、高隆寺町の愛知県三河青い鳥医療療育センターをご視察になられました。
 天皇陛下が本市をご来訪された記録としては、昭和 54 年、「第 30 回全国植樹祭」の際に、「お召し列車」が岡崎駅に停車された際の奉送迎が最も新しく、本市を目的地としたご来訪としては、昭和 21 年の戦災地ご巡幸以来 72 年振りのことで、本市にとりまして、この上ない喜びであり、誠に光栄であります。

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(高隆寺町にある愛知県三河青い鳥医療療育センター)

 沿道には多くの市民が集まり、この記念すべき行幸啓を盛大にお迎えすることができました。私自身、新時代「令和」の幕開けに、市政の舵取りを任せていただくことに、大きな喜びとやりがいを感じ、決意を新たにしているところであります。
 皇位継承に伴う重要祭祀である大嘗祭は、11 月に行われますが、大正天皇ご即位の際には、大嘗祭の中心儀式「大嘗宮の儀」で、神々に供える米の産地として、六ツ美地区が悠紀地方の斎田に選定されました。同じく主基地方は、香川県綾川町の斎田が選定されており、昨日、綾川町と「斎田ゆかりの地・交流提携」を締結いたしました。調印は、今後の民間交流の旗振り役となる、双方の組織代表者の立会のもとで行い、議員の皆様ほか多くの来賓の方々にも見守っていただきました。
 これまで 100 年以上にわたり、本市で斎田が大切に引き継がれておりますことを市民の皆様に再認識していただき、地域による文化財の保存・伝承活動が末永く継承されるとともに、斎田を通じた交流が一層活発化することを期待しております。
 また、都市交流としては、本市と沖縄県石垣市が親善都市の提携をしてから、50 周年という大きな節目を迎えました。4月6日には、両市の市長、市議会議長により、新たな時代にも幅広い交流を続け、さらに友好・親善を深めることを確認する「親善都市提携 50 周年記念宣言」に署名いたしました。
 提携当時の昭和 44 年の沖縄は、米軍統治下にあり、提携文書には「沖縄の祖国早期復帰を念願して親善都市の提携を宣言する」と謳われております。
 大変貴重な提携の意義を、この機会に市民の皆様にお伝えできるよう、記念事業として、8月 30 日まで市役所東庁舎ロビーで石垣展を開催し、情報発信をしております。今後は市民ツアーを実施して、市民が主体となった交流事業を進めてまいります。

2020年東京オリンピック・パラリンピック、世界ラリー選手権
 6月1日には、スポーツに関連した、大変うれしいニュースが飛び込んでまいりました。来年4月6日から7日にかけて愛知県で行われる東京 2020 オリンピックの聖火リレーのコースの一部に、本市が選ばれたことが公益財団法人・東京オリンピックパラリンピック競技大会組織委員会から公表されました。
 世界的なスポーツの祭典であるオリンピックの聖火リレーは、昭和 39 年以来となりますので、本市としましては、またとないチャンスとして積極的にコース誘致に手を挙げてきました。コースの詳細については、これから決まっていきますが、岡崎城付近をスタートして、桜城橋がゴールという、桜の季節に、岡崎市をPRするのにふさわしいコースになるようです。

 更に、本市が誘致を図っている国際スポーツ大会の一つに世界ラリー選手権、通称 WRCがあります。
 この競技について、ご存知の方も見えると思いますが、市販車を改造した車両で行うタイムアタックレースで、本場ヨーロッパでは F1と並んだ、人気のあるモータースポーツであります。現在、令和2年の日本開催にむけて招致活動を行っている「世界ラリー選手権日本ラウンド招致準備委員会」に対しまして、本市も協力しているところであります。
 この WRC に先立ちまして、今年の 11 月に、PR 及び実効性や安全性を確認するためのテストイベントが、愛知県と岐阜県をまたがるコースで開催することが決まりました。
 本市で走ることは決定されましたが、コースの詳細は、これからということなので、岡崎市を世界に発信できる絶好の機会ととらえ、本市の PR と多くの市民が観戦できるよう招致委員会に働きかけしてまいります。

岡崎市立愛知病院、藤田医科大学岡崎医療センター
 愛知県がんセンター愛知病院の岡崎市への経営移管につきましては、覚書を交わしてから1年という短期間で、愛知病院の開設準備、市民病院との診療機能の再編について準備を進め、この4月1日から岡崎市立・愛知病院を開院することができました。

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 また、4月から、市民病院が「地域がん診療・連携拠点病院」として厚生労働大臣から指定されました。これは、質の高いがん医療が受けられるよう、がんの診療機能など一定の要件を満たす病院を、県の推薦により厚生労働大臣が指定するものです。この度の経営移管に伴い、最終的には、愛知病院の全てのがん医療を市民病院に集約する予定であり、今年度は、市民病院のがん医療の充実を図るため、PET-CT検査装置の導入準備を進めております。
 今後は、この地域における、がん診療の中核を、市民病院が担うことになりますので、引き続き、がん診療機能の充実に向けた取組みを進めてまいります。また、本市では、急な病気やケガに対応するための救急医療体制の充実も図っております。
 24 時間 365 日いつでも対応可能な2次救急・医療機関として、来年4月に開院予定の藤田医科大学岡崎医療センターの開設に向けた支援を行うとともに、現在、救急対応していただいている1次から3次の救急医療機関と藤田医科大学・岡崎医療センターが連携して、より良い救急医療の提供ができるよう協議を重ねております。
 救急医療についての情報発信手段を見直し、4月から市政だよりに2次救急医療・当番病院の実施日の掲載や、ツイッターでの救急医療情報の提供を開始いたしました。ツイッターのフォロワー数は、開始後約1か月で 200 人を超え、多くの市民が必要としていることを改めて実感しております。救急医療体制の充実とあわせて、今後も多角的な視点からの情報発信に努めてまいります。

小中学校のエアコン整備事業、おかざきかき氷街道
 暑さ厳しい夏の足音が近づいておりますが、小中学校のエアコン整備事業について、進捗状況を報告いたします。
 昨年度から進めてまいりました全小中学校 67 校、1,790 教室へのエアコン設置工事は順調に進み、先月より順次、試運転を始めております。個々の教室の状況に合わせて、エアコンの設置場所や台数を工夫したことに加えて、運転効率を高めるため、各教室に遮熱カーテンもあわせて設置しております。子どもたちに、もう暑い思いはさせない、という思いで進めてきましたが、夏前にエアコンの設置が完了、運転開始となることを、大変うれしく思っております。快適な環境の中で、次代を担う岡崎の子どもたちに、のびのびと学習活動や学校生活を送っていただきたいと思っております。

おかざきかき氷街道

 暑さを吹き飛ばす取組みとしては、「おかざきかき氷街道」を昨年度から始めております。
 愛知県から「いいともあいち食の街道」の認定を受けており、額田の天然水を氷にし、山や里の恵みをふんだんに使ったシロップ「まるっとぬかた」のおいしさで、観光情報誌等への掲載も相まって、市内外から多くの方にお越しいただいております。「おかざきかき氷街道」は、山村活性化対策の一環として行っておりますが、その他にも、木材、薬草、自然薯、鮎など、地元の皆様が中心となって地域資源を発掘し、それらを活用した地域の振興に取り組まれており、本市としても支援しているところであります。
 また、この春から、岡崎公園内の売店「おかざき屋」と道の駅・藤川宿に、額田の特産品コーナーを設置しており、額田地域の魅力が都市部の皆様に伝わり、交流もさらに促進するよう取り組んでまいります。

岡崎市の人口
 さて、この3月に、次期総合計画策定の基礎となる市の将来人口について、2015 年の国勢調査の最新の数値を用い、2050 年までの推計を公表いたしました。この結果、総人口は当面緩やかに増加し、2035 年に約 39 万 5 千人とピークを迎え、その後は緩やかな減少局面に入るものの、2050 年においても、約 38 万 8 千人と、現在と同程度の人口が維持できるものと見込んでおります。年齢階層別の推計につきましては、「0歳から 14 歳の年少人口」と「15 歳から 64 歳の生産年齢人口」は緩やかに減少し、「65 歳以上の高齢者人口」は徐々に増加していくとの結果が出ております。
 これらの推計から、本市は今後 30 年間で、総人口は維持しつつも若年世代が減少し、高齢化の進展が着実に進んでいくことが分かりました。
 本市としては、これからも「50万都市・岡崎」を念頭にまちづくりを考えてゆく心づもりでありますが、今後は、将来的に人口減少局面に入っていくことを踏まえ、中枢中核都市として広域的な視点も加えた、まちづくりを進めていくことや、高齢者の健康寿命を延伸し、元気な高齢者が社会で活躍できるような、まちづくりを進めるとともに、市政運営においては、市民サービスの向上と行政の効率化を図るため、ICT、情報通信技術を活用した施策を推進することが必要であると考えております。

条例議案、補正予算議案
 それでは、本議会に提案をいたしております、議案について説明をさせていただきます。
 条例議案は、全て改正条例でありまして、地方税法等の一部改正に伴い、関連する規定を整備する「岡崎市市税条例等の一部改正」、介護保険法施行令の一部改正に伴い、所得の少ない第1号被保険者の介護保険料率の減額について定める、「岡崎市介護保険条例の一部改正」など8件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、中央緑道等整備工事に関する「工事請負の契約」、災害対応特殊屈折はしご付消防ポンプ自動車に関する「物品の取得」など、7件を提案させていただいております。
 次に、補正予算議案でありますが、一般会計は5億 5,457 万1千円の増額、特別会計は3億 757 万6千円の減額補正をお願いしております。
 総務費では、寄附金をいただいたことに伴う、防犯カメラ・設置工事・請負費などの計上、民生費では、幼児教育・保育の無償化に伴う、子ども子育て・支援システム改修委託料などの計上、岡崎地区に保育所を新設するための土地購入費の計上、教育費では、幼稚園に通う低所得者等の副食費を補てんするための子育て支援施設等利用給付費の増額などをお願いしております。
 債務負担行為につきましては、コンベンション施設整備の事業者を募集するにあたり、先行して用地を確保する必要がありますので、債務負担行為の追加をお願いしております。
 続きまして、特別会計でありますが、阿知和地区工業団地造成事業特別会計では、一部の地権者への2回目の支払いが次年度以降になるため、土地購入費の減額、及び、用地取得に要する経費につきまして、債務負担行為の設定をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

乙川リバーフロント地区の整備
 最後になりますが、乙川リバーフロント地区についてであります。多くの皆様のご理解とご協力で事業を進めてきましたが、ようやく目に見える形が整ってまいりました。

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 中枢中核都市の玄関口として 50 年に一度の大改修を行っております、東岡崎駅周辺では、「オト リバーサイドテラス」という名称に決まった、北東街区・複合商業施設において、6月1日に駐輪場が先行オープンいたしました。今後は、8月1日に駐車場・原付駐車場、9月8日にホテル、9月中旬からショップやレストランが順次オープンし、11 月2日にはグランドオープンのイベントも予定されております。
 同じ日、11 月 2 日には、いよいよ若き徳川家康公の騎馬像のお披露目も行われます。家康公像は、駅のホームや名鉄の車窓などからも眺めることができ、間違いなく本市の新たなシンボルになると確信しております。是非ご期待ください。
 駅前広場では、本日午前9時から、新たに東口一般車ロータリーが供用開始し、現在の駅前北口ロータリーと合わせてご利用いただけるようになりました。

 また、東岡崎駅周辺は、JR岡崎駅周辺とともに4月に施行された、「岡崎市生活環境の美化の推進に関する条例」により、10 月から路上喫煙禁止区域に指定し、歩きたばこなどのないきれいで快適なまちづくりも合わせて推進してまいります。環境配慮に関して付け加えますと、本日から、ごみや資源の分別方法の検索や、ごみの収集日をお知らせする機能などを搭載した、「ごみ分別促進アプリ」の配信を開始しております。このアプリを、スマートフォンなどにダウンロードしていただくことで、ごみ収集カレンダーなどを、お手元で手軽に確認することができます。多言語に対応しておりますので、多くの市民にご活用いただけたらと思っております。

 そして、この4月には、太陽の城跡地で整備を検討しております、コンベンション施設の基本計画を公表させていただきました。

コンベンション施設整備基本計画

 計画では、施設の基本コンセプトを「まち・ひと・かわ を結ぶ 交流拠点」として、QURUWA 戦略における公民連携による、まちづくりの拠点施設という位置づけを明確にしています。また、各界から大変強い要望があります、1,000 人の方が会議・式典やレセプション・懇親会を開催できるホールを核とするコンベンション施設とそれに併設されます「上質なおもてなし」を提供するホテルなどの必要性や、施設の規模等を整理しております。
 コンベンション施設とホテルの整備は、令和5年の春の開業に向け、今年度の秋には民間事業者の募集を行います。
 この拠点施設をきっかけとしまして、QURUWA 戦略で掲げます、「公民連携まちづくり」を更に進めるとともに、MICE の取組みも推進し、観光産業都市岡崎の実現につなげてまいります。
 これらの施策は、単に観光客を増やしたいということだけでなく、「市民が楽しく・快適に暮らすことができる街にしていきたい」という想いが根底にあります。他所から岡崎に来てもらうには、そもそも岡崎市民自身が「面白い!」と思える街でなければ誰も来ないと思っております。まだ道半ばでありますが、引き続き皆様と力を合わせてこの目的のために更に岡崎市を盛り上げてまいりたいと考えております。
 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております、諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました


令和元年6月議会 その2(一般質問答弁前編) (2019.06.18)

令和元年6月議会 その3(一般質問答弁後編) (2019.06.24)

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2019年3月24日 (日)

平成31年3月議会 その2(代表質問答弁・閉会挨拶)

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 一旦ブログへの掲載を取り止めていた3月定例会の代表質問答弁を、再掲載いたします。また、閉会挨拶もあわせて御報告申し上げます。


山崎憲伸議員(自民清風会) 2月28日(木)

山崎憲伸議員

――将来を見据えたまちづくりについて伺います。中枢中核都市の選定を受け、本市はどのようなまちづくりを進めていくのかお聞かせ下さい。

○市長 本市が引き続き、強い経済と人が集まる魅力的なまちとして発展し続けるためには、住んでいる人が楽しく快適に暮らせるまちづくりが必要であります。
 県内では本市に加え、名古屋市、豊橋市、豊田市、春日井市も「中枢中核都市」に選定されており、これほど近接する都市が選ばれるのは全国的に珍しいと言えます。これも、工業製品出荷額が全国で断トツ1位という、愛知の経済力のなせる業だと思っております。こうした力を継続できる岡崎市でありたいと思っております。
 既に隣接する市町とは医療やごみ処理、消防・防災といった分野で連携をしていますが、それらに加え、他の中枢中核都市との連携・機能分担も進めたいと考えています。
 2027年にはリニア中央新幹線が開業し、岡崎から1時間ほどで首都圏に移動することが可能となります。この大幅な時間短縮により、人の流れに加え経済や情報についてもより一層、広域な視点でそれらを呼び込むまちづくりも必要であります。
 本市を含め三河地域がリニア開業の受益を最大限に引き上げるには、リニア開通の副次的効果としてダイヤに余裕ができる東海道新幹線の利便性向上がカギとなります。このため三河全体18市町村の自治体、経済界が一丸となって豊橋駅・三河安城駅のひかり・こだま増便に向け、JR東海への要望活動を図る期成同盟会の立ち上げを進めております。
 また、2020年度には、愛・地球博記念公園にジブリパークの開園が予定され、今まで以上に多くの来訪者が想定されます。
 これらの来訪者をしっかり受け止めるよう、三河地域の自治体に加え、春日井市とも連携し、都市間ネットワークの強化として愛知環状鉄道の高速化や、東海道本線への乗り入れを推進し、地域全体の経済に繋げたいと考えております。

 一方、広域的な視点においても、将来的な人口減少時代を見据えて、財政的な負荷を掛けずにまちづくりを進めることも重要であります。
 本市では、立地適正化計画を策定し市域でのコンパクトシティ+ネットワークを図り、持続可能なまちづくりを進めているところでありますが、加えてこれからはより広域な視点でコンパクトシティ+ネットワークに基づくまちづくりが必要であると考えています。

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(岡崎市立地適正化計画の対象区域)

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(市街化区域・居住誘導重点区域・居住誘導区域)

 そのためには、本市だけで全ての都市機能を有するのではなく、他の都市との連携・機能分担も必要となってまいります。かつて名古屋市長がよく口に出していた、尾張名古屋共和国のような考え方が有用になってくるものと思います。これを、仮に西三河共栄圏と呼んだら叱られるでしょうか。
 阿知和地区での工業団地の整備や、広域観光交流施設を核とした本宿駅周辺の整備などのような産業活動の発展のための環境づくりも着実に推進しながら、広域連携によるまちづくりを進めたいと考えています。私からは以上であります。


加藤学議員(民政クラブ) 3月1日(金)

加藤学議員

――スポーツの推進、スポーツイベントを利用した交流人口の増加の推進についてお聞かせ下さい。

○市長 現在、東京2020オリンピックに向け、2月20日から3月9日まで、本市においてモンゴル・ナショナルチームが強化キャンプを実施しています。
 今回の強化キャンプの実施にあたりましては、民間との連携として、株式会社サガミホールディングス様からのお申し出もあり、管理栄養士の方に選手の夕食のメニューを考案していただくなど、食を通じて選手のサポートを行っていただいております。

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 また、練習が休みになる日曜日には、日本の食文化を体験していただく試みとしてソバ打ちの体験という、スポーツだけではない幅の広い交流を企画されています。
 おかざきマラソンや市民駅伝など、スポーツ事業は従来から民間と連携して実施しているものがありますが、今後は民間ならではの企画を取り入れた今回のような取り組みがますます増えるよう期待するものであります。
 また、2026年のアジア競技大会に限らず、日本ラウンドとして愛知県への招致活動が続いておりますWRC世界ラリー選手権などの国際大会や大規模な大会の誘致や受け入れについても、愛知県などと連携しながら進めているところであります。
 このような国際大会が本市での開催が決まった場合は、行政に限らず様々な機関のご協力が必要となってまいります。
 そのため、今後はスポーツ団体や商工・観光・農業関係団体、国際関係団体などをメンバーとした組織を立ち上げ、民間と連携して事業を進めていく体制を整えたいと考えております。そして、国際スポーツ大会等の誘致や事業実施を通じ、市民の方々のスポーツ意識の高揚のみならず、地域の活性化及び国際的な交流人口の増加の実現を図ってまいります。私からは以上であります。


畔柳敏彦議員(公明党) 3月4日(月)

畔柳敏彦議員

――第6次岡崎市総合計画及びまち・ひと・しごと創生総合戦略について伺います。農業の6次産業化の支援体制とその課題をお聞かせ下さい。

○市長 本市の農家の戸数は、農林業センサスによりますと、平成2年には3,649戸あったものが、25年後の平成27年には半数以下の1,518戸に減少しておりまして、急速な高齢化と後継者不足が浮き彫りとなっております。
 農家の「稼ぐ力」を高め、後継者不足を改善するため、所得の向上や雇用の確保を目指して農林水産物に新たな付加価値を与える取組み、いわゆる「農林漁業の6次産業化」が各地で行われるようになっております。

 本市においても、平成27年度から単独市費の補助金制度を設け、6次産業化の支援を行ってまいりました。その実績としては、平成27年度から29年度までの3か年で、機械の導入費用などに要する事業費1,470万円に対し、のべ22件、640万円を補助しております。この補助金をきっかけに6次産業化に取組んだ農家の中からは、売上げが最高で2倍になったという嬉しい報告もいただいております。このほか、国の補助金を活用した農産物直売所を設置した例もあり、本市の中から全国的にも先進的な成功事例が生まれてきております。
 しかしながら6次産業化が軌道に乗るまでには時間がかかり、なかでも2次産業の加工、3次産業の販売など、商品のマーケティングの分野では新たなノウハウが必要となってまいります。この課題を克服するため、本年1月に新たに設置した「岡崎市6次産業化・地産地消推進協議会」の中で、来年度中に「岡崎市6次産業化推進戦略」を策定して、本市における農林水産物の6次産業化及び地産地消への取組強化を図る考えであります。

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 議員ご指摘のような野菜工場は市内にはありませんが、農林漁業者が加工や販売にノウハウを持つ2次・3次産業の事業者と連携を図りながら、生産・加工・流通・販売を一体化した6次産業化を推進する必要があります。
 国においても農林水産業を、地域経済を支える重要な産業と捉えており、成長産業化する「攻めの農林水産業」の取組みを進めております。
 本市においても、「岡崎市6次産業化推進戦略」の策定にあたり、野菜工場の進出に対する支援や農業現場へのICTの導入のほか、医療や福祉分野を視野に入れ、医療と福祉、食事と農業が連携した施策を検討し、消費者にとって魅力ある新たな商品やサービスを生み出す取組みを進めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。


市長閉会挨拶 3月22日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 平成最後となる、このたびの3月定例市議会にご提案しました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決いただきまして誠にありがとうございました。決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正に努めてまいる所存であります。
 振り返りますと、平成元年に初めて人口30万人を達成した本市は、全国的に人口減少が加速する中、現在も39万人に迫る勢いで増え続け、西暦2040年においても総務省の推計で人口の維持が予想される数少ない都市の一つとなっております。

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 さて、私が市政の舵取りを担わせていただいてから、これで6年5か月が経ちました。私が当初に掲げた公約の大半が達成に向けて進んでおり、喜びとするところであります。
 これらの政策は国策の追い風もあり、県、各種団体、そして専門家からも高く評価されております。
 これまで「モノづくり」に続く観光産業都市の建設と共に岡崎に住んでいる人が楽しめるまちづくりを標榜しておりますが、このように人口が増加し続け、国から「中枢中核都市」の一つとして選ばれましたのも、本市の市政に対する評価の証であると自負しております。
 さらに、現在推進している政策のほとんどは、2度の市長選挙により多くの市民の皆様からご支持いただき、議会の承認を受け、民主的に進めているものであります。
 決して単なる思い付きや、一人の考えで政策を進めているわけではありません。世の中には常に自分達の考えこそが最上であり、それに反するものは否定しようとする傲慢で、独善的な考えの方もおられますが、そうした人達の支配した国家や社会がいかなる悲惨な結果を招いたかは歴史が証明しております。私はこれからも民主的な手続きに従って粛々(しゅくしゅく)と政策を進めてまいる所存でありますので、どうぞよろしくお願い致します。
 そして、これまで「顔の見える民主主義」の実践として全市的に行ってきた、およそ350回にのぼる市民対話集会や講演会など、各種の集会でお聞きした市民ニーズを踏まえ、福祉、医療、防災、教育、そして幼児教育・保育など、基本的な施策にも引き続き適切に対応してまいります。

 私がこれまで推し進めてまいりました政策の究極の目的は、もはや口癖となっておりますが、岡崎の市民、殊に子ども達が自らのふるさとに対しこれまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。
 新たな時代を迎えようとする今、引き続き次の100年を見据え、さらなる魅力あるまちづくりに邁進してまいる覚悟であります。
 議員各位におかれましては、今後ますますご自愛の上、市政発展のために引き続きご尽力賜りますようお願いを申し上げ挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成31年3月議会 その1(市長提案説明) (2019.03.03)

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2019年3月 3日 (日)

平成31年3月議会 その1(市長提案説明)

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 2月28日(木)より市議会3月定例会が開催されております。
 初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


はじめに
 平成最後の定例会の開催に当たりまして、所信の表明と平成31年度当初予算の施策のあらましを申し上げ、議会及び市民のみなさまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 平成31年度は、徳川家康公像や本市の玄関口である東岡崎駅・岡崎駅のペデストリアンデッキを含めた駅前整備、乙川の清流を活かした遊歩道や(仮称)乙川人道橋など本市の新たな顔となるものが、目に見える形となる年となります。

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 同時に、私が当初に掲げた公約の大半が達成の見込みとなることにより、いよいよ政策的な仕上げをしていくため、当初予算案は「夢ある新しい岡崎を実現する予算」と位置付けたところであります。
 しかし、形ができたからこれで終わりではなく、ようやく次のステップへの準備ができたものと捉えております。すなわち、これからは今まで蒔いてきた種を活用してまちに更なる賑わいを創出していくことが重要であります。また、一人でも多くの市民と話そうと、顔の見える民主主義の実現として始めた市民対話集会をはじめ、350回以上の講演会や政策説明会で、直接お聴きした市民ニーズを踏まえつつ、幼児教育・保育の無償化への対応や愛知病院との経営統合、藤田医科大学・岡崎医療センターへの支援を始め、福祉や医療、更には防災や教育など、地に足をつけた政策をバランス良く展開してまいります。
 そして、岡崎の市民、ことに子ども達が、自らのふるさとに対し、これまで以上により大きな愛情と誇りを持てる“まち“を実現してまいります。

平成31年度予算の大要
 それでは、新年度予算の大要につきまして、ご説明申し上げます。予算規模は以下のとおりであります。

一般会計 1,300億2,000万円
特別会計 689億7,521万2千円
企業会計 607億9,695万3千円
合 計 2,597億9,216万5千円

 一般会計の予算規模は、前年度対比5.3%の増となり、5年連続で過去最高額を更新しております。
 一般、特別、企業を合わせました全体でも、7.6%の増となっております。なお、一般会計の歳入の根幹となる市税収入におきましては、景気の回復基調が続いていることもあり、約708億円を見込み、こちらも3年連続で過去最高となっております。
 それでは、新年度予算に計上いたしました主要事業につきまして、総合計画の基本政策に沿って、ご説明申し上げます。

地域で支えあい安全に暮らせるまちづくり
 犯罪のない社会は誰もが願うことであります。地域防犯活動の推進のため、防犯カメラを設置することで、犯罪の未然防止を図ることを目的に、引き続き学区総代会を対象とした地域防犯カメラの設置費補助を行ってまいります。
 更に、新たに簡易設置型・防犯カメラを50台購入し、犯罪多発地域に一定期間、集中的に設置を行い、犯罪の抑止を図ってまいります。

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 近年は想定を超える豪雨など、大雨の頻度が増加傾向にあります。「平成20年8月末豪雨」のような局地的な大雨や台風などから“いのち”と“くらし”を守るために、都市部における雨水対策として、ハード面においては、福岡町の上地新川(うえじしんかわ)の改修を着実に進めるなど、地域の排水能力の向上を図るとともに、現状の河川・排水路が機能を十分に発揮できるよう、修繕やしゅん渫(せつ)を適切に実施します。
 ソフト面においては、止水板設置費補助、浸透ますの支給のほか、道路冠水の深さを表示する施設を整備することで、水害に対し、安全安心なまちづくりを推進してまいります。
 消防体制につきましては、屈折はしご付・消防ポンプ自動車などの更新や、消防団には救助用資機材を配備するなど、常備消防力、地域消防力ともに強化充実を図ってまいります。
 また、今年度から幸田町と共同で運用しております岡崎幸田・消防指令センターにおきまして、聴覚や言語機能障がいの方が、円滑に緊急通報できるよう、音声によらない緊急通報システム「NET119」を新たに整備し、運用を開始します。

健やかに安心して暮らせるまちづくり
 妊産婦に対しては、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援が大切です。特に、産後の初期段階における母子支援として、出産後4週間前後の産婦に健康診査を実施するとともに、心身の不調などにより支援が必要な産婦には、「宿泊型」、「デイサービス型」の産後ケア事業を実施してまいります。

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 更に、不妊に悩む方が気軽に相談ができるよう「不妊専門・相談センター」を保健所内に設置することで、妊娠前からの支援を充実してまいります。
 昨今、有名なアスリートが白血病を告白して話題となっております。一般的に、骨髄移植を希望する患者の約95%に、ドナー候補者が見つかりますが、実際に移植を受けられる患者は、60%未満に留まっていると言われております。その要因の一つに、ドナーが仕事を休めないということが挙げられております。骨髄移植を推進するため、ドナー及び勤務する事業所を支援するとともに、ドナー登録の増加を図ってまいります。

 地域医療を充実させるために、4月より、愛知県がんセンター愛知病院が岡崎市立愛知病院として生まれ変わります。このことにより、高度急性期、急性期、がん医療を市民病院に集約し、市立愛知病院は、軽度急性期患者の医療を担うことになります。
 将来ビジョンで定めた移行を進めるため、外来診察エリア・拡張工事のほか、結核患者用病床を整備するための基本設計及び実施設計を進めます。また、がん診療機能の充実のため、PET-CT(ペットシーティー)検査装置導入のための施設改修などを行います。このほか更新時期を迎えた電子カルテシステムを始めとする、統合情報システムの更新も行ってまいります。
 なお、これまで愛知病院が行ってきた結核・感染症 及び へき地医療につきましても、引き続き本市の病院事業として行ってまいります。
 今後も、医療の質の向上、人材の確保と育成に努めるとともに、患者満足度の向上と紹介患者を増やす取組みや、良質な、がん医療・高度急性期医療を主軸に、医療全般を継続的に提供することで、地域の中核病院としての使命を全(まっと)うしてまいります。
 また、2020年4月に開院を予定している藤田医科大学・岡崎医療センターへの支援を行ってまいります。

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 福祉サービスにおきましては、障がい児の日中一時支援事業や、高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センター、介護職員の人材確保に向けた取組み、子どもの貧困対策事業として実施している学習支援を拡充するなど、社会保障とあわせて福祉の充実を図ってまいります。
 特に、子育て支援では、子育て世代の幼児教育の負担軽減を図るため、消費税率が引上げとなる本年10月から、保育園、幼稚園、認定こども園等を利用する3歳から5歳までの全ての子ども及び非課税世帯の0歳から2歳の子どもの利用料が無償化されます。短い期間での作業になりますが、利用者、事業者、双方に混乱が生じることのないよう、対象者の認定を始めとする各種の事務について、適切な準備を進めてまいります。
 また、「放課後子ども教室」について、新たに7学区で実施することにより、全47学区で実施されることや、かねてより検討を進めておりました病児保育について、市内クリニックからの申出により、医療機関併設型での開設を見込むことができましたので、国の基準に基づいた補助を行ってまいります。

自然と調和した環境にやさしいまちづくり
 市内でのごみのポイ捨てや犬のふんの放置が無くなるよう、新たに「岡崎市・生活環境の推進に関する条例」を制定し、4月からの施行を予定しております。
 更に、東岡崎駅 及び 岡崎駅周辺においては、まちが新しく生まれ変わることを契機に、ポイ捨て防止及び路上喫煙・禁止区域の指定をすることで、本市の玄関口が、きれいで快適な空間となるよう努めてまいります。
 日常生活に欠かせないごみ出しですが、紙媒体のごみ収集カレンダーに加えて、新たにスマートフォンで、ごみの分別や排出方法等の情報を手軽に取得することができる「ごみ分別アプリ」を導入いたします。このアプリは多言語対応となっておりますので、外国人市民を含めた多くの市民に周知することで、ごみ分別の促進を図ってまいります。

賑わいと活力あるまちづくり
 企業の立地需要に対応するため、阿知和地区工業団地の整備を進めてまいります。平成31年度は造成のための特別会計を設置し、用地買収など事業の推進を図ることで、2024年度末の分譲を目指してまいります。
 また、地域で課題となっている通勤時間帯の渋滞緩和を図るため、阿知和地区工業団地へのアクセス道路の整備も進めてまいります。

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 一方で、小規模区画へのニーズにも対応する必要があります。産業立地・誘導地区を中心に、企業立地・適地として提案可能な区域に、製造・物流業を弾力的に集積誘導できるよう、アクセス道路の整備を進め、市内への企業誘致を促進することで、産業競争力の強化を図り、地域経済の活性化と雇用の維持・創出に努めてまいります。
 本市の6割は森林が占めておりますが、森林を管理することは、地球温暖化防止、災害防止、水源涵養等、様々な公益的機能を高め、広く市民に恩恵を与えてくれます。4月から新たな森林経営・管理制度が施行されるとともに、森林環境譲与税の譲与が行われるため、適切な経営や管理が行われていない森林の所有者と林業経営者をつなぐシステムを構築するなど、林業経営の効率化、森林管理の適正化を図ってまいります。

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 森林整備を推進するとともに、木材の利用促進を図ることも重要となってまいります。新たな木材商品の開発や高付加価値化、販路の拡大等を一貫して行う「地域商社」設立に向けての調査も行ってまいります。
 観光産業都市の実現を目指す取組みといたしましては、観光伝道師である「東海オンエア」や、本市出身のマルチクリエイター「内藤ルネ」氏を活用した情報発信を行い、知名度の向上や来訪への動機づけを図ることで、若い世代や女性にも足を運んでもらえるよう取り組んでまいります。

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 同時に、従来からターゲットとしている台湾やタイに加え、新たにべトナムでのプロモーションを実施することで、外国人観光客の誘致を図るとともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピックの開催を見据えて、外国人観光客の満足度向上を図ることができるよう、受入体制の整備を行ってまいります。また、本市ならではの観光資源を活用し、四季折々の魅力的なイベントを開催することで、市内外からの観光客の誘致拡大を図ります。
 なお、4月に開催いたします、桜まつりのメーン行事「家康行列」におきましては、三河武士の筆頭であった酒井忠次公役として、旧額田地区宮崎学区出身の俳優「平泉 成(ひらいずみ せい)」さんに特別出演していただきます。

快適で魅力あるまちづくり
 本宿駅周辺地域につきましては、広域観光交流拠点となるアウトレットを核とした、まちづくりを進めてまいります。平成31年度は、市街化区域編入のための手続きや区画整理手法を用いた整備計画を進めるのと同時に、地元まちづくり協議会への支援を行ってまいります。

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 思えば26年間の県議時代、県庁への往復時に車窓から眺めた乙川の風景、お城とマンションだけが暗やみに白く浮き上がっている夜景を見て、「これを何とかできないか?」と思ったことがリバーフロント計画のはじまりでした。
 新年度はいよいよ、(仮称)乙川人道橋の完成や遊歩道などの整備を進めてまいります。個人的にも大変感慨深い思いがしております。
 また、このエリアの価値の向上や暮らしの質の向上を図るため、Park-PFI(パークピーエフアイ)制度による公募選定を行うなど、公民連携プロジェクトを実施してまいります。
 更に、隣接する名鉄線・下流右岸を整備することで、乙川河川緑地のさらなる利用促進が図られることから、2020年春の供用開始を目指し、テニスコート、ローラースケート場、多目的広場、駐車場などの整備を進めてまいります。
 東岡崎駅周辺地区の整備では、ペデストリアンデッキの完成や台座を含めると高さ9.5mの日本一の騎馬像となる、若き日の徳川家康公像のお披露目を迎え、北東街区では、9階建ての新しいホテルと商業施設がオープンします。

 岡崎駅東口では、これまでに民間駐輪場やララシャンスOKAZAKI迎賓館の開業、出会いの杜(もり)公園が開園しましたが、平成31年度はペデストリアンデッキの完成を予定しており、賑わいのある快適で魅力的な駅前空間を創出してまいります。
 そして、安全で円滑な交通の確保を行うため、地方創生・道整備・推進交付金、社会資本整備・総合交付金等を活用し、街路及び道路の整備を推進してまいります。街路新設・改良事業につきましては、岡崎環状線や若松線の進捗を図ります。道路新設・改良事業につきましては、矢作川右岸・南北道路を始め11路線の整備を行ってまいります。
 住宅施策につきましては、住宅確保・要配慮者への支援や空き家バンク制度の推進に取り組むとともに、大阪北部地震で大きな問題となったブロック塀の倒壊などの対策に取り組みます。耐震基準に満たない住宅の除去費用と道路に面した一定の高さ以上のブロック塀等を撤去する費用を補助することで、災害に強いまちづくりを推進します。

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 また、老朽化の著しい平地荘(ひらちそう)の建替えを平成28年度から進めておりますが、平成31年度は第1期建設工事が完了する予定であります。引き続き2022年度末の完成に向けて整備を進めてまいります。

 企業会計の水道事業会計につきましては、予算規模は、119億8,680万円で、前年度対比1.5%の増となり、純利益は3億5,161万円を見込んでおります。安全で安心な水道水を安定供給していくため、老朽化した水道管の更新に加え、南海トラフ巨大地震に備えるため、水道管路(かんろ)・耐震化事業を最優先課題と位置付け、計画的かつ重点的な取組みを行ってまいります。
 下水道事業会計につきましては、予算規模は、173億5,072万円で、前年度対比1.8%の増となり、純利益は5億8,043万円を見込んでおります。最優先課題と位置付けている老朽管対策は、下水道管渠(かんきょ)の改築工事などを進めてまいります。
 雨水整備では、管渠整備として、六名雨水ポンプ場から放流する管渠や針崎雨水ポンプ場に導水する管渠の整備など、ポンプ場整備としては、六名雨水ポンプ場の整備を行ってまいります。
 汚水整備では、「岡崎市・汚水適正処理構想」に基づき、事業の採算性を十分踏まえ、整備を進めることなど、引き続き公衆衛生の向上、公共用水域の水質保全を図ってまいります。

未来を拓く人を育むまちづくり
 多くの方が進捗を見守っております、エアコンの整備につきましては、早い所は2月から、主に、3月上旬より本格的に施工が始まります。6月末までには全ての小中学校に設置を完了し、7月から供用を開始いたします。

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 更に、猛暑から子どもたちを守る対策として、小中学校の夏休みを3日間短縮し、10月の第1週の平日3日間を「キッズデイズ」と名付け、新たに休日とする制度を実施してまいります。これまで真夏に行っていた、小中学校の球技大会、新人戦などを秋に移し、子ども達の熱中症にかかるリスクを避けることや、教員の時間外労働時間の削減を図りたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。
 学校教育につきましては、国際化の進展等に伴い、日本語指導を必要とする児童生徒が増加していることを踏まえ、日本語指導や生活適応相談を充実させることで、日本での学校生活が不自由なく送ることが
できるようにしていきます。平成31年度は、来日して間もない日本語が全く分からない中学生を対象に、一定期間、集中的に指導を行う初期指導教室を新たに設置いたします。
 英語教育を充実させるため、主に、外国語指導助手、小学校英語支援員を小中学校へ配置するとともに、海外の子どもたちとの相互交流等、英語を発信する場を設け、児童生徒のコミュニケーション能力の向上と異文化理解を図ることで、将来に渡って国際社会で活躍できるおかざきっ子の育成を目指します。
 なお、2020年度より実施される新学習指導要領に対応するため、外国語指導助手を9名増員するなど業務の拡充を図ってまいります。

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 東京2020オリンピック・パラリンピックに向け、モンゴルアーチェリー協会と覚書を締結いたしました。去る2月20日にモンゴルナショナルチームが来日し、現在も本市で強化キャンプを行っております。平成31年度も、9月と2月の2回にわたり強化キャンプを予定しており、一人でも多くの選手がオリンピックに出場できるよう支援するとともに、市民の皆様との交流を図り、オリンピックへ機運の醸成を図ってまいります。

 東京オリンピック開幕直前の7月に全面供用開始となる龍北総合運動場は、民間事業者のノウハウを十分に活かし、ハード面だけでなくソフト面も充実した、本市の顔となる新たなスポーツ施設として整備を進めてまいります。
 岡崎公園は、本市の観光名所でありますが、市指定史跡でもあります。岡崎城跡の将来にわたる保存を図りながら、史跡の本質的価値を活かした整備を実施するため、一部、石垣を毀損する樹木の伐採を行うとともに、清海堀(せいかいぼり)や籠田総門(かごたそうもん)などの発掘調査を実施するほか、全長400mにも及ぶ菅生川端石垣の整備工事を進めてまいります。

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 また、天守台石垣・発掘調査により出土した「三葉葵紋(みつばあおいもん)」があしらわれた金箔瓦は、お城から発見されたものとしては名古屋城に次ぐ2例目であり、岡崎城と徳川家との強い関りを示す大変貴重な資料であります。今後は当時を再現した復元品を製作し、出土した金箔瓦とともに岡崎城天守閣に展示いたします。
 芸術文化の振興につきましては、オカザえもんを芸術監督に迎え、「オカザえもんの国内芸術祭」と題して、11月に2週間程度アートに関する展示を行います。

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 美術博物館では、国宝などの展示で華やかな琉球文化を紹介する「琉球の美・展」、エコール・ド・パリを代表する画家である「キスリング展」、本市出身のマルチクリエイター「内藤ルネ展」などを、おかざき世界子ども美術博物館では、新たに発見された作品を展示する「没後100年 岡崎が生んだ天才 村山槐多(かいた)展」など、美術館では、郷土ゆかりの作家である荻(おぎ)太郎の「没後10年 荻(おぎ)太郎展」を開催いたします。子どもから大人まで芸術文化にふれる機会の創出を図るとともに、市外からの来館者を呼べるような魅力ある展覧会を企画してまいります。

将来まで自律した状態が続く都市経営
 経済界からも要望の高かった「コンベンション施設」について、市有地である「太陽の城跡地」を有効活用し、交流拠点施設及び乙川の水辺空間などを活用した複合事業として、公民連携によるコンベンション施設の整備や民間ホテルの誘致を進めるにあたり、事業者の募集を行ってまいります。

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 本市の魅力を市内外に発信していくシティプロモーションでは、「魅力づくり」と「情報発信」を軸として、これまで以上にサポーターを増やし、皆さんが、岡崎の情報を発信したくなるような取組みを展開いたします。本市のファンがさらに増加するように積極的なシティプロモーションを進めてまいります。
 以上、主要事業について、ご説明させていただきました。
 続いて本議会に提案しております議案について、説明させていただきます。

議案の大要
 まず、条例議案でありますが、制定条例といたしましては、総合政策指針の策定の手続きを定める「岡崎市・総合政策指針条例」、水道事業及び下水道事業管理者の給与を定める「岡崎市・水道事業及び下水道事業管理者の給与に関する条例」、生活環境の美化について、市、市民、事業者等の責務を明らかにするとともに、禁止区域内における路上喫煙を禁止する「岡崎市・生活環境の美化の推進に関する条例」などの7件であります。
 次に、一部改正条例といたしましては、岡崎市立愛知病院の設立等のため、職員の定数の適正化を図る「岡崎市・職員定数条例」、経済情勢等を踏まえ、議員報酬等の額を改定する「岡崎市議会の議員の議員報酬等に関する条例等」など17件、合わせて24件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、阿知和地区工業団地・造成事業の用地及び乙川河川緑地の用地を買い入れる「財産の取得」、スマートインターチェンジ整備事業に伴う「市道路線の認定」議案など9件を提案させていただいております。

 次に、補正予算につきまして、主なものをご説明申し上げます。
 始めに、一般会計であります。
 国の補正予算に伴い、プレミアム付商品券・利用促進事業や小中学校のエアコンを整備するための校舎改修事業などを増額するほか、教室不足が想定される岡崎小学校の校舎増築のための土地購入の計上、将来の財政需要に備えるための財政調整基金、公共施設保全・整備基金、東岡崎駅周辺地区・整備基金 及び 公園施設・整備基金への積み立てを行います。
 また、私立保育園等への入所者数が見込みを下回ったことによる減額、補助金の交付額が見込みを下回ったことによる減額、各事業の契約差金などに伴う減額のほか、事業の進捗に合わせた継続費の変更、繰越明許費(くりこしめいきょひ)の追加及び変更などをお願いしております。

 次に、特別会計であります。
 国民健康保険事業・特別会計の事業勘定では、国保加入者数の減少に伴い療養給付費や、高額療養費が見込みを下回ったことによる負担金の減額、後期高齢者医療保険・特別会計では、保険料収入が見込みを下回ったことによる保険料等・負担金の減額などをお願いしております。

 最後に、企業会計であります。
 病院事業会計は、収益的収支では、入院収益の減額 及び 契約差金による減額、資本的収支では、契約差金による減額などをお願いしております。
 水道事業会計は、収益的収支では、退職手当負担金などの増額、減価償却費の減額、額確定に伴う固定資産・除却費の減額、資本的収支では、契約差金による減額のほか、債務負担行為の追加をお願いしております。
 下水道事業会計は、収益的収支では、一般会計からの負担金の減額、減価償却費の減額、資本的収支では、国の補正予算により管渠施設・築造工事費 及び ポンプ施設築造・工事委託料の増額などが主なものであります。
 以上が、今定例会に提案いたしました議案の大要であります。

むすび
 さて、冒頭に平成最後の定例会と申し上げましたが、いよいよこの5月には新元号となり、新しい時代が始まります。時代は代わっても、市民を想う気持ちは、何ら変わることはなく、普遍的なものであります。「岡崎に生まれて良かった」、「この街に住むことができて良かった」市民の誰もがそう思えるような、まちづくりをしていきたい、時代の転換期にあたり、殊にそうした想いを強くしているところであります。
 「温故知新」という故事がありますが、先人が築き上げた伝統、歴代行政を担ってこられた方々のたゆまない努力、それらを礎(いしずえ)に今を担う私たちの英知を結集して邁進していきたいと考えております。
 魅力あるまちづくりはこれからが本番であります。議員の皆さまにおかれましては、今後も格別のご理解と一層のお力添えをいただきますよう、お願い申し上げます。
 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、私の説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。


平成31年3月議会 その2(代表質問答弁・閉会挨拶) (2019.03.24)

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2018年12月27日 (木)

平成30年12月議会 その3(一般質問答弁後編、閉会挨拶)

岡崎市議会

 12月定例会における市長答弁の後編と、閉会挨拶を掲載いたします。一般質問では杉浦久直議員にお答えしました。


杉浦久直議員(自民清風会) 12月6日(木)

杉浦久直議員

――本年は、ウッデバラ市との姉妹都市提携50周年記念の年でしたが、今回の実績についてお示しください。

○市長 私からは「ウッデバラ市姉妹都市提携50周年」における今年度の実績について、成果を交えてお答えします。
 提案説明でも述べましたが、本年度は本市と最も長く国際交流を続けているウッデバラ市との提携50周年を迎え、様々な記念事業を実施いたしました。
 最初の事業として、5月にウッデバラ市の公式使節団5名と合唱団30名及びご家族含めての総勢44名の皆さんが本市を訪問されました。まずウッデバラ市からの公式訪問団としては、友好関係を象徴的に表現した美しいガラスのオブジェを記念品として贈呈いただき、現在は東庁舎3階に展示しております。

ウッデバラ室内合唱団

 また、同行された合唱団の皆様には、シビックセンターで開催した「北欧の夏至祭」にて、50周年記念の楽曲を美しい歌声で披露していただいたほか、高年者センターにおいては高校生とのコラボレーションによる合唱で来場者を楽しませてくれました。
 次に高校生の相互交流としては、5月にはウッデバラ市の高校生2名を受け入れ、8月には本市から4名の高校生を派遣しており、双方の学生が商品開発を自ら考える「起業」などの様々な分野で、お互いに学び合うことができたと聞いております。
 また民間レベルにおいても、姉妹都市提携35周年記念の際に本市で公演された「ボーヒュースレーン・ビッグバンド」が再び訪問してくださり、「国際レベルのジャズ・オーケストラ」と称されたジャズの音色で「ジャズの街岡崎」のイベントに花を添えてくれました。
 このビッグバンドの皆さんには、竜海中学校でも出張ライブを行っていただき、文化面でも若者との交流を深めることができたと思っております。

 そして、本市からの公式訪問として、10月下旬に公式使節団と市民ツアー「友好の翼」がウッデバラ市を訪問いたしました
 今回の訪問は記念事業にふさわしく大きな成果があったと感じております。これから述べる内容は、杉浦議員を始め同行された議員のみなさんも同じ経験をされておられますが、議会を通じてのご報告ということでお聞きいただければと思います。

Uddevalla201810241

 ウッデバラ市では、伝統ある旧市庁舎での表敬訪問ののち、高等職業教育センターで、本市からの記念品である「早春の岡崎城」と題した日本画を贈呈いたしました。満開の桜の中、岡崎城がそびえる素敵な絵であります。
 30周年記念で本市が贈呈した巨大な「なかよしの像」は、今ではウッデバラ市民の写真スポットや待ち合わせ場所となっているとお聞きし、大変うれしく思いました。この絵も多くの方の目に触れる場所に飾っていただいており、「像」と同様に、市民に親しまれるものとなることを願っております。素晴らしい絵を描いてくださった岡崎美術協会の鈴木由紀子先生には、あらためて感謝申し上げます。
 視察先としてウッデバラ市の高等学校、幼児施設、高齢者施設を訪問し、「起業」を学ぶ実践的な教育手法や、先進的な福祉行政に触れることができたほか、ストックホルムの在スウェーデン日本商工会を訪問した際には、国政の潮流、移民問題などスウェーデンの抱える現代的な課題を始め、世界ナンバーワンを誇る持続可能性を追求した環境政策、女性の社会参加、課税の仕組みなどを紹介していただきました。

 提案説明の折に言うのを忘れておりましたが、高等学校を訪問した時に後ろからポンポン、と肩を叩かれまして、振り返るとそこには一人の女子高生が立っており、「私は以前、中学生訪問団でウッデバラから岡崎に行った者です」と声をかけてきました。私はその時不覚にも思い出せませんでしたが、彼女はリム・ゼライヤ(Rim Zellaya)さんという方で、「これがその時あなたと一緒に撮った写真です」と言って、嬉しそうに自分のスマートフォンの画面を見せてくれました。

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(後列一番右がリム・ゼライヤさん。2015年10月、岡崎市役所にて)

 全国に国際交流を謳っている自治体は数多くありますが、姉妹都市の看板を掲げているだけの所も多く、岡崎のように相互に姉妹都市として実のある交流を重ね、しっかりと国際人を育成している所というのは稀であり、本市の大きな強みであります。 
 このことは日本の外務省も高く評価しております。ウッデバラ市が、本市との長年の国際交流の功績により、日本の外務大臣表彰を受けたということは提案説明でも述べさせていただきましたが、その縁もあって、われわれ使節団も在スウェーデン日本大使館の大使公邸にご招待いただきました。
 大使館員も「地方自治体の方をこうした形でお迎えするのは初めてのことです」と言っておられました。
 スウェーデン王国と日本の、国同士の友好関係は150年ですが、ウッデバラ市と本市の姉妹関係はそのうち実に50年の長きにわたるものであり、両国の親善の一翼を担ったと高い評価をいただいたものと考えております。
 廣木特命大使より心温まるおもてなしを受け、素晴らしいひとときを過ごすことができましたが、何より今後の両市の都市交流にとって、大きな励みになる記念すべき出来事でありました。これも50年にわたる本市の実のある国際交流の成果だと思います。

 この50年の間に岡崎市からは332人、ウッデバラ市からは271人の市民が相互訪問しております。若者の交流という面では、中学生の相互交流は以前から実施しておりましたが、本年度から高校生の相互交流も実現することができました。
 若者の交流については、ウッデバラ市のほか、フフホト市からも提案をいただいているところであり、本市としても積極的に取り組んでまいります。本市の派遣中学生の中から外交官が誕生しているように、若い時代に異文化を体験し国際的視野を広げることにより、多文化を受け入れる多様な考え方の人材が生まれるものと思っております。
 これからさらに国際化、多文化共生の流れが進む日本において、本市の都市交流の取り組みが将来を担う若者の、世界に羽ばたく力となっていること、さらに市民同士の草の根交流の積み重ねが今日のわが国の平和的な国際関係を築いていることを実感しております。
 今後も国際交流の促進と多文化共生社会の構築を目指してまいりたいと考えております。
 以上、少し長い話となりましたが、訪問報告書に先がけての報告であり、平成30年最後の私の答弁でありますのでお許しいただきたいと思います。


市長閉会挨拶 12月21日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの12月定例市議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございます。
 決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正に努めてまいる所存であります。
 さて、今年もあとわずかとなりました。来年は平成から元号が替わり、新しい時代が始まります。徳川家康公像の設置など各種事業が次々と完成を迎え、岡崎の景観や人の流れも大きく変わる重要な年となります。
 そして先日、地域の経済や住民生活を支える拠点である「中枢中核都市」の一つに指定されました。これを契機に更なるまちづくりに邁進してまいります。
 議員各位におかれましては、年末のお忙しい中ではありますが、ますますご自愛の上、市政発展のためにご尽力賜りますようお願いを申し上げ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年12月議会 その1(市長提案説明) (2018.12.05)

平成30年12月議会 その2(一般質問答弁前編) (2018.12.26)

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2018年12月26日 (水)

平成30年12月議会 その2(一般質問答弁前編)

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 12月定例会における一般質問の市長答弁を2回に分けて掲載します(計3名)。前編では、柴田敏光議員、内田実議員にお答えしています。


柴田敏光議員(民政クラブ) 12月4日(火)

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――(1)石垣市との親善都市提携の意義と、(2)50周年記念事業についてお尋ねします。

○市長
(1)石垣市との親善都市提携は、単に両市の親善という意味に留まらず、戦後日本の歴史、そして日本国民が等しく味わってきた苦難の人生に寄り添うような尊い歴史資産であります。
 提携当時の沖縄は戦後の苦労を一身に背負い、アメリカの統治のもとにあり、市長や議会関係者はパスポートを携えて石垣に渡りました。石垣市民の祖国日本に寄せる思いについて、当時、太田市長は、
「市民は私達を通じて日本内地のことを知りたがっていたし、一度でいいから本土に渡ってみたいという熱烈な願いを抱いている」
 と述べております。
 今日の沖縄は昭和47年に本土復帰を果たし、石垣市は日本最南端の自然文化都市として目覚ましい発展を続けておられます。我が国が平和を享受し豊かになる中で、この親善都市提携は、かつて日本国民が分断されていた事実を後世に残す、歴史的な価値を持つものとなったわけであり、私達には将来にわたってこの親善関係を引き継いでいく使命があります。
 私も5年前に初めて石垣を訪れました。そのとき岡崎会館の跡の公園前にある料理店を訪れ、「岡崎市から来ました」と言ったところ、注文していないのにマンゴージュースをサービスされました。聞けば、そのお店の女性は岡崎市から贈られた岡崎会館で成人式を行ったそうであります。

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(石垣島まつり市民大パレード、2016年11月6日)

(2)記念事業については、まずは提携50周年の幕開けにあたり、市政だよりに特集記事を掲載致しまして、市民の皆様に対し親善都市提携に至る経緯や石垣市の現状を紹介してまいります。あわせて、将来に向けて親善関係を維持、発展できるよう市民レベルの交流事業も実施したいと考えております。
 また現在、石垣市では新庁舎の建設事業が進行中でありまして、この新庁舎の周辺に末永く設置していただけるような物を、親善都市提携50周年の記念品として贈りたいと考えております。私からは以上であります。


内田実議員(自民清風会) 12月5日(水)

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――アウトレットを核とした東部地域のまちづくりについて伺います。
 まちづくり協議会をはじめとする地域が望んでいるまちづくりを実現するには、市街化編入後、道路やライフラインなどの都市基盤施設の整備を含めて、一体的な面整備を行う展開として、具体的にはどのような都市開発の手法があると考えられるか見解をお聞かせください。
 また、現時点でこの地域においてはどのような手法が適していると考えるのか見解を聞かせてください。

○市長 私からは東部地域における都市開発手法についてお答えします。
 新たに都市基盤を整備するには、この地域の面的な拡がりを考慮し、地区全体に宅地、道路、公園等を計画的かつ合理的に配置したインフラ整備を行い、土地利用の増進を図ることが必要であります。
 一般的な面的整備の手法としては、権利者全体の総意を得た民間事業者などが都市計画法の「開発行為の許可」を受けて行う「開発事業」のほか、土地の区画形状を整形し、道路や公園などの都市基盤施設の新設、または変更を土地区画整理法に基づいて行う「土地区画整理事業」で整備する方法などが考えられます。
 新たに市街化区域に編入しようとしている本宿地区の整備としましては、地権者の土地活用に対する考えが混在する現在の状況では地区全体を民間の開発事業で整備することは難しく、また、開発が可能なところから部分的に小規模な民間開発が行われた場合、無秩序で乱雑な市街地となるおそれがあります。他の地域においては、そうした反省がされている所もあります。
 このため、当地域において健全かつ良好な市街地の形成を行う整備手法としては、「道路や公園などの都市基盤施設」と「土地利用のための良好な宅地」の整備が同時に行える「土地区画整理事業」が、当該地区の規模や実施の確実性を考慮すると、まず初めに検討すべき手法として捉えております。私からは以上であります。

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(本宿地区。一般国道473号バイパスと名鉄本宿駅)


平成30年12月議会 その1(市長提案説明) (2018.12.05)

平成30年12月議会 その3(一般質問答弁後編、閉会挨拶) (2018.12.27)

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