岡崎市議会

2018年6月22日 (金)

平成30年6月議会 その2(一般質問答弁・閉会挨拶)

Okazakicitycouncil201806012

 6月定例市議会が本日、閉会しました。一般質問におきましては2名の議員の方に答弁しました。市長答弁と閉会挨拶を掲載いたします。


蜂須賀喜久好議員(無所属) 6月1日(金)

蜂須賀喜久好議員(無所属)

――将来の人口減少に向けたまちづくりについてお尋ねします。愛知環状鉄道からJR線への直通運転や複線化に対する市の考え方は?

○市長 岡崎市長として私も取締役の一人となっていますが、愛知環状鉄道株式会社としては、残念ながら現時点では具体的な計画はありません。しかし私の個人的考えとしては、一期目の市政の最後の議会で申し上げましたとおり、複線化による運行の高速化と東海道本線との相互乗り入れなどを進めて、愛知環状鉄道をより多くの人が便利に利用できる交通基盤にしていくべきだと考えております。そしてでき得るならば、将来名鉄と共同して西三河の公共交通のタテ軸とヨコ軸を結合する総合駅としての岡崎中央駅、すなわちセントラルステーションを造るべきだと思っております。
 また、2027年にはリニア中央新幹線の東京=名古屋間の開通によって、経済的にはリニアインパクトと呼ばれる大きなチャンスが訪れると言われております。
 一方でJR東海では、のぞみの利用者がリニアに移行することによって、東海道新幹線では「ひかり」と「こだま」の割合が増加すると予想しておりまして、豊橋駅に停まる新幹線の本数が増えることが期待されております。
 沿線である豊田市周辺から東海道新幹線を利用される方のうち、1割以上が豊橋駅から乗車しているという調査結果がありますが、相互乗り入れによって豊橋駅までの直通運転が可能になれば、愛知環状鉄道の利用者がさらに増えると考えられます。
 また、利便性の向上によって車からの乗り換えが進めば、本市だけにとどまらず三河全域の幹線道路の交通渋滞の緩和も期待できるわけであります。私はこの点が最重要であると考えております。
 現在のところ、来年の春を目指してICカードの導入を進めておりまして、経営的には今すぐに着手できる状況にはありませんが、いずれにしましても、引き続き愛知県や沿線各市とともに中長期的な視野で取り組みを進めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。


神谷寿広議員(自民清風会) 6月4日(月)

神谷寿広議員(自民清風会)

――(1)「地方再生のモデル都市」とはどういうものか。また、国の選定に至る経緯などはどのようなものであったのかについてお伺いします。
(2)本市のどういう点が評価され、「地方再生のモデル都市」の選定に至ったのか。また、選定による国の支援内容とその効果についてお伺いします。

○市長
(1)「地方再生のモデル都市」の概要および国の選定に至る経緯について
 まず、地方再生のモデル都市についてですが、全国の都市では人口減少、地域経済縮小等が深刻な都市課題となっています。こうした課題に対し、交通結節点ごとに拠点地域を形成して人口密度を維持することで商業等の生活サービス水準を維持する取り組みを図るとともに、公民連携の推進や地域資源の活用により、地域の稼ぐ力の向上に積極的に取り組もうとする都市が地方再生のモデル都市として選定されます。
 うれしいことに、今年の3月末に本市がこの地方再生のモデル都市に選定されました。
 このモデル都市の取り組みは、平成30年度から3年間、国が短期・集中的に支援する制度であります。

Tokaiaichi20180404

 次に選定までの経緯についてお答えします。昨年12月に募集があり、今年1月には1次審査が行われ、審査を通過した都市を対象に国土交通省によって現地調査とヒアリングが実施されました。
 この調査は約半日かけて行われまして、公民連携の舞台となる現場の視察と、公民連携の民間事業者からの聞き取り調査がありました。その調査結果を踏まえて有識者による2次審査が行われ、3月末に国からモデル都市が公表されたものであります。
 日本全国で32都市だけが選ばれまして、そのうちの一つが我が岡崎市ということであります。

(2)本市の評価された点、選定による国の支援内容とその効果について
 まず評価されましたのは乙川リバーフロント地区の「QURUWA戦略」であります。
 「QURUWA戦略」とは、地区内の豊富な公共空間を活用して、民間事業を誘発する質の高い公共投資により、パブリックマインドを持つ民間を引き込む公民連携の「QURUWAプロジェクト」を展開することで人の回遊を実現させ、その波及効果により、まちの活性化、暮らしの質を向上させる取り組みであります。この取り組みが国から評価されたものと思っております。

Otogawa201804011

サイクルシェア実証実験

(平成29年に導入されたサイクルシェア実証実験)

 次に国の支援内容についてお答えします。モデル都市に選定されますと、これまで予定していた交付金とは別枠で、今年度から3年間、国の交付金の重点配分を受けることができます。
 具体的には、QURUWA戦略にかかる事業の交付金として、国土交通省から社会資本総合交付金、内閣府からは地方創生推進交付金など、ハード、ソフトの両面に対して、初年度だけで約12億円を確実に頂けることになりました。
 この交付金は、うまくすると3年間で20億円を超える、たいへん大きな金額を見込めるものであります。これから先も、これらを有効に活用しながら着実に事業を進めてまいります。
 最後に選定された効果について、大きく2点を挙げたいと思います。
 まず一つ目は岡崎ブランドの確立であります。
 モデル都市選定を受けますと、QURUWA戦略が国のモデル事例として全国に発信されることになります。岡崎城・岡崎公園から乙川河川敷一帯で「岡崎の顔づくり」が進み、それが発信されることでQURUWA戦略に掲げている公民連携プロジェクトへの民間事業者等の参画促進につながり、地域の稼ぐ力がさらにアップすることが期待されます。
 二つ目は、あまねく市民の皆さんに関係する財政効果であります。
 本来、岡崎市で分担する予定であった金額を国庫補助で賄える部分ができたことによりまして、そこに充てるはずであった予算を、他の事業に回せるというメリットがあります。私はこれが一番大きいと思っております。私からは以上であります。


市長閉会挨拶 6月22日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの6月定例市議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございました。
 決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正な執行に努めてまいる所存であります。
 さて、順調に整備が進んでいる乙川リバーフロント地区やJR岡崎駅周辺、東岡崎駅のペデストリアンデッキや市民待望の新総合病院の工事も始まり、龍北運動場の整備も本格化するなど、私が目指す岡崎のまちづくりも一つの大きな節目を迎えております。

Higashiokazaki201806091

 今後、さらに次の時代を見据えたまちづくり、政策を進めていきたいと考えているところであります。そのためには、市職員、各議員の皆様と一丸となって全力で邁進していくことが不可欠であります。
 議員各位におかれましては、今後ともますますご自愛の上、市政発展のためにご尽力をいただきますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年6月議会 その1(市長提案説明) (2018.06.03)

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2018年6月 3日 (日)

平成30年6月議会 その1(市長提案説明)

岡崎市議会平成30年6月定例会

 ただいま市議会6月定例会が開催されています(期間:6月1日~22日)。
 初日に述べた所信の一端ならびに議案の大要について、御報告申し上げます。


東京オリンピックに向けて
 2 月に韓国 平昌で開催されましたオリンピック・パラリンピックにおいて日本選手団の活躍がまだ記憶に新しいところですが、2 年後には東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。
 本市では、アーチェリー競技の事前キャンプ地に名乗りを挙げ、候補国を模索していたところ、モンゴルから申し出をいただき、去る 4 月 12 日にキャンプ地としては県内で初めて覚書を締結しました。
 基本合意事項として、モンゴルナショナルチームが本市で強化キャンプ及び事前キャンプを行うほか、本市は、キャンプの実施をおもてなしの心で歓迎すること、多くの選手が東京オリンピックに出場できるよう、それぞれ努力、協力を行うこととなっています。支援内容や交流に向けた協議を今後も継続して行い、東京オリンピックに向け市民の気運を盛り上げてまいりたいと考えております。

「愛知県がんセンター愛知病院」の経営移管について
 欠町にあります「愛知県がんセンター愛知病院」は、三河地域のがん医療と結核医療の中核病院として愛知県により運営されており、これまでも市民病院と連携強化を図ってまいりました。
 しかしながら、現在の医療圏の状況と今後の地域医療の在り方を見据え、がん医療の一層の充実と経営の効率化を図るため、愛知病院の経営を岡崎市に移管することに基本合意し、3月31日に覚書を締結いたしました。現在、来年4月の経営移管を目指して詳細な協議を重ねております。

Aichicancercenter201803311

 これまで愛知病院が担ってきた、がん、結核、感染症などの医療機能は、順次、市民病院へ移行し、愛知病院は、主に亜急性期、在宅復帰支援の医療機能を担うことになります。
 このような医療機能の再編のほか、5 月 12 日に安全祈願祭を行い、平成 32 年 4月の開院を目指して整備を進める藤田保健衛生大学岡崎医療センターや、今年度より本市が医師会のご協力で公衆衛生センターに設置している「在宅医療サポートセンター」などの事業を通じて、引き続き地域医療の充実を図ってまいります。

こども関連について
 女性の就労拡大などに伴い保育需要が増加する社会情勢の中、本市における保育園入園者数も、年々増加する傾向であります。その対応の一つとしまして、今後人口の増加が見込まれる JR 岡崎駅近辺で 3 歳
未満児の保育を行う「南部 乳児保育園」を4月1日に開園いたしました。33 人の保育を行っておりますが、入所した園児もようやく環境に慣れ、園内のリズムができつつあります。
 現在は、途中入所の受け入れを始める準備をしておりまして、今後も高まる保育需要に対して、的確に取り組んでまいります。
 小学生や中学生においては、新年度が始まり 2 か月がたち、新しい環境に慣れてきたところであります。本市では、家庭の経済事情に関わらず、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、就学援助制度を実施しておりますが、今年度入学の児童生徒より、制度を変更し、「新入学 学用品」の購入費を入学前にお渡しできるようにしました。このように柔軟な対応をすることで、入学準備における保護者の経済的な負担を軽減することができたものと考えております。
 児童生徒を取り巻く生活環境は、複雑化、多様化しており、学校生活や日常生活において、いじめや不登校など、様々な問題が起きております。できる限り楽しく安心して学校生活を送ることができるよう、児童生徒一人ひとりの状況を的確に把握するため、昨年度から、全中学生を対象として、「学級集団適応心理検査」いわゆる「hyper-QU テスト」を導入しました。
 学校からは、「支援を必要とする生徒への早期の対応が可能となった」、「学級全体の雰囲気、状況をより正確に把握することができた」、「今後の学級運営を行う際の指導方針を立てる資料として活用できた」などの報告を受けております。検査結果を、いじめや不登校、問題行動などの未然防止に役立てることも可能であるため、今年度は、その検査対象を小学校5、6年生まで拡大し、発達段階に合わせ、特徴を踏まえた支援が行えるよう活用してまいります。
 また、いじめや不登校、問題行動などの背景は複雑であり、学校のみではなく、家庭や地域、関係機関が連携して対応していくことも重要であります。
 本市では、平成 28 年度からスクールソーシャルワーカーを配置しており、昨年度は、各学校から 40 件を超える様々な事案について、延べ 1500 回を超える支援を行ってまいりました。スクールソーシャルワーカーの要請件数は年々増加してきており、一つの事案に対して、よりきめ細かな対応をするため、今年度より 4 人増員し、8人の専門職で対応する体制としました。支援は、教員OBと社会福祉の専門家がペアで行っており、経験と知識を合わせることで、より適切な支援が行えるものと考えております。

障がい者福祉について
 福祉の村の整備として、昨年度のこども発達センターに続き、4月1日に「友愛の家」がリニューアルオープンしました。木の香りのする気持ちの良い施設で、来館者同士の交流やくつろぎの場所として利用できる交流スペースを備えております。

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 障がいのある方や支援者の方が生きがいを持てるよう、多彩な講座の提供や、イベントなどを開催する「地域活動支援センター」、地域における相談支援の中核的な役割を担い、障がいのある方の相談支援拠点となる「障がい者 基幹相談支援センター」、また「岡崎市 障がい者福祉団体 連合会事務所」を設置し、障がいのある方が地域において自立した日常生活、社会生活を営むことができるよう支援してまいります。

災害対策について
 南海トラフ地震の甚大な被害想定を踏まえ、今年2月に、地震対策の行動をまとめた「岡崎市 地震対策 アクションプラン」を策定しました。計画期間は平成 30 年度から 36 年度までの7か年計画であります。
 このプランは南海トラフ地震などの地震発生に備え、想定される各種被害を可能な限り減少させるため総合的に地震対策を進めていくことを目的とした行動計画であります。基本理念を「大規模地震による死者ゼロと被害の最小化、暮らしの迅速な回復に向けて、防災・減災対策を着実に推進する」とし、減災目標と「住宅の耐震化」を始めとする具体的目標を明確に掲げまして、全庁が一体となって地震対策に取り組んでまいります。
 一方で、近年では、災害も複雑多様化、大規模化の様相を呈しており、近隣市町と連携した広域的な災害対応が求められています。
 そうした中、本市と幸田町が共同で整備を進めておりました消防指令システムが完成し、4月から東庁舎7階において「岡崎幸田 消防指令センター」として開設し、業務を開始しました。119番通報の受付、消防車や救急車の出動指令などを担うこの指令業務は消防機能の中枢であり、消防車両等を有効かつ合理的に運用し、災害による被害の軽減を図るため、最新鋭のシステムを活用し、万全の体制で市民の安全・安心の確保に努めてまいります。

条例議案
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 まず、条例議案でありますが、改正条例といたしましては、地方税法の一部改正に伴い、加熱式たばこに係る市たばこ税の課税方式などを見直す「市税条例」、省令の一部改正に伴い、放課後児童支援員の基礎資格の規定を改める「岡崎市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例」の2件であります。
 その他議案といたしましては、公共空間を結ぶ主要回遊動線「QURUWA」の拠点のひとつとして、遊具や噴水、四阿を配置する籠田公園の整備、岡崎中央総合公園 野球場をLED照明に更新するための「工事請負契約議案」、中学校用の机・椅子などを買い入れる「物品取得議案」の3件を提案させていただいております。

補正予算議案
 補正予算議案でありますが、一般会計は 3 億 5,974 万 3 千円の減額、特別会計は 331 万 9 千円の増額、企業会計は 3,604 万 6 千円の増額補正をお願いしております。
 総務費では、ウッデバラ市との姉妹都市締結 50 周年を記念するコンサート開催のための「都市交流事業 委託料」の増額、学区市民ホームの借地について、協議が整ったことによる土地購入費などの計上、民生費では、国の基準単価の改正及び設置予定であった認定こども園の事業中止による「私立保育園 園舎建替等 事業費補助金」などの減額、国の生活保護基準の見直しに伴う「生活保護システム改修委託料」の計上、土木費では、「東岡崎駅周辺地区 ペデストリアンデッキ整備事業」において、東京オリンピックの影響で、建設資材の需要が高まったことにより、ペデストリアンデッキの鋼材の手配に日数を要したことなどによる工期変更に伴う「周辺整備 工事請負費」などの減額、「岡崎駅南 土地区画事業」においては、制度変更による「組合区画整理 県費補助 事業費負担金」の増額、などをお願いしております。

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(東岡崎駅前。建設中のペデストリアンデッキ)

 続きまして、特別会計でありますが、介護保険特別会計では、あいちオレンジタウン構想における「認知症に理解の深いまちづくりモデル事業」に採択されたことによる市民意識調査 委託料などの計上、額田北部診療所特別会計では、診察で使用する画像管理システム買換えのための機械器具購入費の計上をお願いしております。
 最後に、企業会計でありますが、病院事業会計では、愛知病院の経営移管準備のため、経理システムの改修、「外来診察室 拡張工事 基本・実施設計」の委託料などの計上をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

QURUWA戦略について
 さて、現在乙川リバーフロント地区で展開中の「QURUWA戦略」が、うれしいことに、この3月末に国の定める地方再生のモデル都市に選定されました。
 この地方再生のモデル都市は、国土交通省と内閣府が連携し、都市のコンパクト化と地域の稼ぐ力の向上にハード・ソフトの両面から総合的に取り組む自治体を選定するもので、全国で32都市、県内では、本市を含め2都市が選定されました。今回のモデル都市選定により、全国に紹介されることで、情報発信力が高まり、QURUWA戦略における、地域の稼ぐ力を高める公民連携プロジェクトへの民間等の参画促進に繋がることが期待できます。

籠田公園

(今年8月から改修工事に入る籠田公園)

 さらに今年度から3年間、本市の取り組みに対し、国から集中的な支援を受けることができ、今年度は12億円、3年間で20億円を超える交付金が別枠で受けられることとなりました。
 今後も本市のまちづくりが、益々活気あふれるものとなるよう努めて参ります。

 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年6月議会 その2(一般質問答弁・閉会挨拶) (2018.06.22)

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2018年3月18日 (日)

平成30年3月議会 その3(代表質問答弁・後編)

Okazakicitycouncil201803011

 3月定例会の代表質問答弁の続きです。三宅健司議員(民政クラブ)と井手瀬絹子議員(公明党)に対してお答えしました。


三宅健司議員(民政クラブ) 3月1日(木)

Citycouncilkenjimiyake2017

――市長の政治姿勢についてお尋ねします。本市の将来都市像である「人・水・緑が輝く 活気に満ちた 美しい都市 岡崎」と、市長の究極の目標である「夢ある新しい岡崎」とのつながりをどのように描きながら今後のまちづくりを進めていくのか、お聞かせください。

○市長 「人・水・緑が輝く 活気に満ちた 美しい都市 岡崎」という標語は、私の前の市政の折に、2020年を目標年度として本市が議会の決議を経て定めた将来都市像であり、市民と行政が協力してまちづくりを進めるために目標として掲げたスローガンであると認識しております。
 「夢ある新しい岡崎」という言葉は、私が最初の市長選で使った「次の新しい岡崎」というスローガンをもう一歩進めた表現として使用しているものであります。
 その二つの言葉の中で意味するものには多くの共通性があり、現在の市政の中でその主旨は十分活かされているものと考えます。
 とりわけ、私が市政の柱として掲げてきたことは、これまでも市政の根幹であった「モノづくり」に加えて、もう一つの経済の柱として「観光」を活かしたまちづくりをしよう、「観光産業」を育てようということであり、それはまた現在、国や県の動向と連動したものとなっております。
 そうした政策を進めるための要素として、本市の中心を流れる乙川や矢作川などの河川空間の整備を行うことと、市内各所に点在する歴史文化資産を、岡崎城、大樹寺、伊賀八幡宮などを中心に連動させて活かしてゆこうというものであり、これまでそうした方向で各施策を進めてきたものであります。

岡崎城

乙川

 本市の市域の6割を占める豊かな森林の「緑」と豊穣な土地と美しく豊富な水に恵まれた環境、先人の知恵や歴史、文化、伝統に育まれた土地において、個々の「人」が自らのふるさと岡崎に対して深い郷土愛と誇りを持って生きてゆける街を作ってゆくことが二つの出自の異なったスローガンの共通するところであると考えています。
 本市では、この共通する将来都市像の実現に向けて、まちづくりの方向性を7つの基本政策に明らかにし、これに基づいて、乙川リバーフロント地区整備事業や阿知和工業団地整備事業など様々な施策を先の基本政策に沿って進めてきているところであります。
 行政がこうした一つひとつの事業を一般の市民や企業の皆様方のご理解のもと、多様なまちづくりの担い手との共働によって、着実に積み重ねていくことが肝要かと思います。そうすることにより、市民一人一人がそれぞれの人生を謳歌し、新たなまちの価値を創造することができ、さらに本市の持つ古き良き伝統や文化を次の世代に継承するために市民一人一人が「まちの主役」となることで、より高い愛郷心の醸成につながるものと考えております。
 私からは以上であります。


井手瀬絹子議員(公明党) 3月1日(木)

Citycouncilkinukoidese2017

――住宅施策の推進についてお尋ねします。セーフティネット制度への本市の対応と、計画に示す内容、また今後のスケジュールをどのように考えているのかお聞かせください。

○市長 私からは「新たな住宅セーフティネット制度」についてお答えします。
 本市におきましても、今後さらに少子高齢化が進み、一人暮らしの高齢者が増加する傾向にあり、住宅の確保に配慮を要する方が増加していく事が予測されます。このような方の居住の安定を図るため、住宅セーフティネット制度を構築していくことが急務であると考えております。
 本制度への対応としましては、来年度、住宅課に居住支援課をもうけ、制度の周知を図るとともに、「賃貸住宅・供給促進計画」の策定のほか登録住宅の確保や住み替えなど住まいに関する相談窓口を設置いたします。今後は他都市の事例も参考にしながら、配慮を要する方の住宅の確保に繋がる支援を進め、住宅セーフティネット機能の強化に努めてまいります。
 計画の策定につきましては、現状に則した「要配慮者の範囲」と「賃貸住宅の供給目標」を設定し、「円滑な入居の促進」、「登録住宅の管理の適正化」などの事項について検討してまいります。
 スケジュールでありますが、今年度は計画策定の方向性や居住支援のあり方について検討を行うため、建築部・福祉部を始めとした庁内関係部署で構成する「居住支援会議」を設立し、2月に第1回の会議を行っております。来年度は、外部有識者等の意見を伺いながら素案を作成し、平成31年度にはパブリックコメントを実施したのち、公表できるよう進めてまいります。
 また計画策定と併せ、関係する団体と連携し、配慮を要する方からの相談や支援を行う「居住支援協議会」の設立も行ってまいります。
 本市としましては、この住宅セーフティネット制度を推進し、様々な事情や理由から生活の拠点となる住宅の確保に問題を抱えておられるかたの居住の安定を図ってまいります。
 私からは以上であります。


平成30年3月議会 その1(市長提案説明) (2018.03.11)

平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編) (2018.03.14)

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2018年3月14日 (水)

平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編)

Okazakicitycouncil201802283

 3月定例会の代表質問におきまして、市長としてお答えした部分について御報告申し上げます。2回に分けて掲載します。


簗瀬太議員(自民清風会) 2月28日(水)

簗瀬太市議

――平成30年度当初予算編成についてお聞かせ下さい。

○市長 まず私からは、当初予算の編成の考え方と特徴についてお答えいたします。
 平成30年度は、将来にわたり成長する持続可能なまちづくりを進めるための取組である、「第6次岡崎市総合計画・後期基本計画」及び「岡崎市まち・ひと・しごと創世総合戦略」がいずれも4年目を迎え、計画後半の着実な事業進捗が求められる年度であります。
 市民福祉の向上、まちの活性化及び魅力の創出に取り組むとともに、本市の目指す「夢ある新しい岡崎」に向け、重点プロジェクトなどの施策を着実に進める予算として編成してまいりました。
 当初予算におきましては、未来に向けて、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実にはしっかりと取り組みながら、これまで取り組んできた事業を着実に進めることが重要と考え「夢ある新しい岡崎の実現に向け、着実に施策を進める予算」と位置付けたところであります。
 平成30年度の一般会計当初予算の特徴につきましては、歳入は、根幹である市税が前年度対比101.3%、約9億円の増額となり、2年連続で過去最高額を更新しております。
 また、救急医療拠点施設整備支援のための基金を10億円取り崩すことから、基金繰入金が増加しております。
 市税の増収などを反映して、予算規模についても前年度対比100.2%、2億円の増額となり、4年連続で過去最高額を更新しております。
 なお、国の補正予算を活用して、平成30年度当初予算に計上を予定していた事業の一部を、平成29年度3月補正予算に前倒して計上しており、3月補正予算に前倒した事業を含めますと、前年度対比101.5%、約18億円の増額となっております。
 3月補正予算に事業を前倒したことに伴い、事業の財源である市債についても前倒したことにより、平成29年度の市債が増加し、平成30年度の市債は減少しております。
 私からは以上であります。

――愛知病院の移管協議開始の経緯とメリット、スケジュールについてお聞かせ下さい。

○市長 私からは「愛知県がんセンター愛知病院」の移管について、あらためて経緯等をお答えします。
 すでにこの2月の新聞報道等でご承知のとおり、「愛知病院の経営につきまして、平成31年4月1日の移管を目指し、市と県が正式に協議を開始する」というものであります。
 私としては、一昨年秋の2期目の市長選挙の折に「岡崎市民病院と愛知病院の連携強化」を公約に掲げ、市長就任以来、医療・福祉分野におけるこれまでの成果である「大学病院の誘致」と「こども発達センターの整備」に次ぐ、三つ目の柱としてお約束した政策であります。この三つの政策を実現させることで、子どもから若者、働き盛り世代、そして高齢者など、あらゆる世代が共に安心できる医療体制の土台がようやく整うこととなると考えております。
 特に、市民病院と愛知病院は立地も近く、がん診療の分野で競合しており、両病院の機能を理想的な形に再編できれば、財政的な効果はもとより、医療スタッフの効率的な配置にもつながり、将来を見据えた地域医療全体から見ても大きなメリットがあるものと期待しております。

愛知県がんセンター愛知病院

 現在、移管に向けた協議を進めているところでありますが、当面、病院を二つ経営することとなる本市にとりましては、財政的な負担が一つの懸念材料となります。
 ただし、この点に関しても、大村知事は先の記者会見において、県は移管後も様々な面で本市への財政的支援を行うと述べられています。本市としても必要な財源の確保に向けてしっかりと協議を行い、できるだけ早期に、条件面を含めた基本合意を目指してまいります。
 いずれにしましても、市民病院と愛知病院の連携強化は、愛知県、本市、あるいは西三河地域にとって十年来の課題でありましたので、今回抜本的な課題解決に向けて大きな一歩を踏み出せたことは、大変意義のあることと感じております。
 もちろん、本市への移管が決定した後も、患者さんには引き続き十分な医療を提供するとともに、職員の皆さんにも、安心して働いてもらえるよう、医師会など地域の医療関係者の皆様ともよく連携・協力し、十分な余裕を持ってしっかりと準備を進めてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

――スマートウエルネスシティ首長研究会参加で感じた本市の課題は?

○市長 「スマートウエルネスシティの取り組み」で首長研究会に参加して感じた本市の課題についてお答えいたします。
 先月、筑波大学東京キャンパスで、第17回スマートウエルネスシティ首長研究会が開催され、加盟して初めての参加となりました。

第17回スマートウエルネスシティ首長研究会

 事務局長を務める筑波大学院の久野譜也教授からは、壮年期は日常の歩数が増加することで医療費の削減が期待できる、高齢者は認知症の発症と身体的不活動の関連が深いことから、歩くことを推進すると認知症対策にもつながる、といった研究結果を元に、歩くことを基本とした生活スタイルがいかに健康に寄与しているかの報告がありました。また、関係省庁や産業界からの様々な情報提供や加盟自治体の取組の発表などもありました。
 その中で、健康づくり無関心層を健康にするためには、まちづくりが大変重要であり、特に中心市街地においては、歩く道の整備、自転車や公共交通の利用などを進め、自家用車依存型の生活を見直していくことが必要であるといった提案がなされておりました。
 現在、本市におきましては、乙川リバーフロント地区の整備事業等により、歩行者が安全に歩ける空間の整備や、サイクルシェアの実証実験、まちバス東西ルートを東岡崎駅に接続するなどの取組を行っており、健康活動に結び付く「歩きたくなる」、「歩いてしまう」という環境整備が、徐々に整っているところであります。
 本格的な高齢化社会を迎え、「幸せは健康な長寿」からと考えます。今後は、健康づくりに積極的でない人にも、まず、整備された美しい景観を楽しみながら外出していただき、その先の中心市街地が人で賑わうまちとなるよう、公民連携による魅力あるソフト整備をしていくことが、「そこに暮らすことで自然と健康になれる」ためには必要であると考えているところであります。

葵桜

 先日も竜美ヶ丘にお住いの引退生活を送ってみえる方から、毎朝夫婦で乙川河畔から岡崎城まで歩き、康生でモーニングサービスをとって家まで歩いて帰るのが日課となっており、おかげで夫婦ともに体調がよいという話を伺いました。また、リバーフロント計画による整備事業への感謝の声を頂きました。そんな方がますます増えることを期待しております。
 私からは以上であります。


平成30年3月議会 その1(市長提案説明) (2018.03.11)

平成30年3月議会 その3(代表質問答弁・後編) (2018.03.18)

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2018年3月11日 (日)

平成30年3月議会 その1(市長提案説明)

Okazakicitycouncil201802281

 市議会3月定例会が2月28日(水)から3月22日(木)までの日程で開催されています。
 初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


はじめに
 3月定例会の開催に当たりまして、所信の表明と平成 30 年度当初予算の施策のあらましを申し上げ、議会及び市民のみなさまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 我が国の経済は、戦後 2 番目の長きにわたり景気回復を持続しており、企業収益は過去最高を記録するとともに、雇用や所得環境は大きく改善し、消費の持ち直しなど経済の好循環が実現しつつあります。
国の平成 30 年度予算は、「経済・財政再生計画」の集中改革期間の最終年度の予算として、「経済再生と財政健全化を両立する予算」としています。特に「人づくり革命」や「生産性革命」関連では、保育所の新設や保育士の待遇改善のほか、人材や設備への投資促進などを重点施策として掲げています。
 本市におきまして平成 30 年度は、引き続き、第 6 次岡崎市総合計画後期基本計画の重点プロジェクト 及び 岡崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略に取り組む中で、岡崎市民の郷土愛の象徴であり、本市の新たなシンボルとなる若き「家康公像」が完成に向かっていく年であります。本市の魅力を向上させ、賑わいの創出や、将来にわたり成長する持続可能なまちづくりを進めていく使命を改めて感じるところであります。岡崎で生まれ育った子どもたちが、自らのふるさとに対し、愛情や誇りが持てる「夢ある新しい岡崎」を築くため、市民のみなさまに支えていただきながら、力強く市政を運営してまいる所存であります。

平成30年度予算の大要
 それでは、新年度予算の大要につきましてご説明申し上げます。予算規模は以下のとおりであります。

一般会計 1,235億円
特別会計 648億6,771万2千円
企業会計 530億1,202万4千円
合 計 2,413億7,973万6千円

 一般会計の予算規模は、前年度対比 0.2%の増となり、4年連続で過去最高額を更新しております。一般、特別、企業を合わせました全体では、2.4%の減となっております。なお、一般会計の歳入の根幹となります市税収入におきましては、景気の回復基調もあり、約 694 億円を見込み、2 年連続で過去最高となっております。
 それでは、新年度予算に計上いたしました主要事業につきまして、総合計画の基本施策に沿ってご説明申し上げます。

地域で支えあい安全に暮らせるまちづくり
 防災対策の推進を図るためには、阪神淡路大震災、東日本大震災などの経験により、公助の限界が明らかになってきたことから、自助・共助の取り組みが重要だと考えております。そこで、南海トラフ地震などの大規模災害時に災害対応を機能的に行うため、防災指導員制度を新たに立ち上げ、防災指導 及び 防災啓発活動のできる専門知識を持った人材を育成いたします。また、大規模災害が発生した際に、国や他の自治体、あるいはボランティアなどからの応援を迅速かつ円滑に受け入れるために、受援(じゅえん)の方法や受け入れ体制をあらかじめ具体的に定める受援計画を策定してまいります。
 「平成 20 年 8 月末豪雨のような局地的な大雨から“いのち”と“くらし”を守る」ために、止水板設置助成、浸透マスの支給のほか、道路冠水の深さをお知らせする表示施設を整備し、水害に強い安全安心なまちづくりを推進してまいります。また、河川の整備では、六斗目川(ろくとめがわ) 及び 上地新川の改修を着実に進めるとともに、愛知県の実施する広田川改修と連携して排水樋管(ひかん)を改築するなど、各地域の排水能力の向上を図ってまいります。

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 消防施設につきましては、消防署が管轄する区域ごとに、適正な配置や規模を考慮した整備を行っていく必要があります。間もなく築 40 年を迎える施設もあることから、消防施設の個別施設計画を策定し、今後の効果的な消防活動の実施に向けた施設整備を検討してまいります。
 交通安全の推進では、道路照明灯について、電気料が安価で長寿命である LEDへ、デザイン灯を除き、すべて取り換えることとし、環境への配慮や、交通事故の防止に努めます。また、自転車等駐車場について、将来的な需要予測を始めとした、課題や諸問題を把握・整理し、自転車等駐車場整備に関するガイドラインを策定してまいります。

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 国際化・多文化共生の推進では、平成 30 年度に姉妹都市であるスウェーデン王国ウッデバラ市と提携 50 周年を迎えることから、5 月にウッデバラ市から使節団と合唱団をお招きし、10 月には本市から使節団を派遣するなど、人々の訪問交流を通じ、文化や教育など市民相互の理解を深めてまいります。加えて、4月には、友好都市である中国フフホト市から人民代表大会代表団である議長一行をお迎えして、家康行列にご参加いただきます。

健やかに安心して暮らせるまちづくり
 健康づくりとまちづくりの融合による「そこに住んでいるだけで健幸(けんこう)になれるまちづくり」を意味するスマートウエルネスシティを推進するため、「歩いて健康」「食べて健康」を中心に、幅広く市民に浸透する健康づくり施策として、商業施設などでのウォーキングイベントを展開していくとともに、ヘルシーメニューの提供やベジタブルスイーツメニューを開発してまいります。
 公衆衛生の確保では、予防接種の実施について、新たにおたふくかぜワクチン接種費用の一部助成を行ってまいります。
 地域医療体制の充実では、南部地域に平成 32 年 4 月開院予定で進めております、藤田保健衛生大学岡崎医療センターに対する支援として、貸与する用地の取得と、建設費を補助してまいります。
 企業会計の病院事業会計につきまして、予算規模は、241 億 6,876 万円で、前年度対比 1.1%の増となっております。がん診療充実のため、PET-CT 撮影装置の導入に向けた施設改修設計を行うことや、MRI2台を更新するなど、高度かつ先進的な医療が提供できる体制を整え、安定した病院運営を行ってまいります。
 地域福祉の充実では、少子高齢化社会が進展していく中で発生する様々な困り事に対し、地域住民が、他人事ではなく、我が事に感じ、専門機関につなげて主体的な解決を試みる体制づくりが必要になってまいります。そんな「我が事の地域づくり」として、地域住民の相談を包括的に受け止める場の設置や、相談ボランティアを養成するために、新たにコミュニティソーシャルワーカーを2名配置いたします。
 福祉サービスの充実におきましては、福祉の村では、友愛の家を 4 月にリニューアルオープンするほか、「こども発達センター・すくも」では、既存部分を改修工事し、体育館などを含め、平成 31 年に全面オープンし、発達支援の拠点として、子どもたちのサポートに取り組んでまいります。

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 介護サービスの充実につきましては、高齢者福祉における重要な課題である「介護職員の確保」に対して、介護職の魅力を高め、離職の防止、キャリアアップや新規就職を促進するために、市内の介護事業所に対し、資格取得のための研修費用や受験費用の一部について、新たな補助制度を創設いたします。
子育て・子育ち支援では、年々増加する児童育成センターの利用希望に対応するため、男川、六名の2学区において児童育成センターを整備するほか、放課後子ども教室を新たに7学区で実施し、児童が放課後等を安全安心に過ごすことができる居場所の充実に努めてまいります。
 また、岡崎地域の保育需要の増加に対応するため、新たに保育園を整備するための用地取得に向けて準備を進めてまいります。また、私立保育園の施設整備費を引き続き助成してまいります。

自然と調和した環境にやさしいまちづくり
 環境美化に関する施策につきましては、市内におけるごみのポイ捨てや犬のふんの放置が無くなるように新たな条例を制定いたします。さらに、東岡崎駅及び 岡崎駅周辺においては、まちが新しく生まれ変わることを契機に、ポイ捨て防止 及び 路上喫煙禁止区域の指定を視野に入れ、本市の玄関口としてふさわしい、きれいで快適な駅前空間を創出してまいります。

賑わいと活力あるまちづくり
 企業の立地需要に対応するため、阿知和地区での工業団地整備計画を早期に事業化するため、各種調査や用地測量を実施いたします。また、産業立地誘導地区においては、製造・物流業を弾力的に集積誘導できるように検討・調査に取り組み、産業競争力の強化を通じて地域経済の活性化と雇用の維持・創出を図ります。
 森林整備につきましては、森林関連法令が見直される予定であることから、林地台帳システムを構築し、データ整備などを実施することで、森林現場の諸課題に早期に対応してまいります。
 観光産業都市の実現を目指す取り組みといたしましては、地域の稼ぐ力を向上させるために、岡崎独自の観光土産品の創造や、徳川家康公や三河武士ゆかりの寺社などをつなぎ合わせたコース設定による事業展開により、新たな魅力の創出を図ってまいります。次に、本市の新たなシンボルとなります東岡崎駅前に設置する若き日の徳川家康公像につきましては、ブロンズ像と台座の制作が佳境に入ります。すでに多くの市民・法人のみなさまから寄附という形で設置にご参加いただいておりますが、台座を含めると高さ 9mを超える日本一の騎馬像が誕生いたしますので、ご期待いただきたいと思います。
 また、岡崎市観光協会の法人化に伴い、公民連携により岡崎の観光を総合的にプロデュースできるよう観光推進体制の強化を図ってまいります。

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 観光イベントにおきましては、四季折々に異なった輝きを放つ本市の魅力を楽しんでいただきたいと思います。春のメイン行事「家康行列」には、「暴れん坊将軍」でおなじみの愛知県出身の俳優「松平健」さんに徳川家康公役として特別出演していただきます。NHK 大河ドラマ「おんな城主直虎」において、武田信玄公役を演じられるなど、時代劇での活躍には枚挙にいとまがありません。舞台では家康公役を 3 度やってみえるそうであります。4 月 8 日の本番には、多くの市民や観光客のみなさまにお越しいただきたいと思います。

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 10 月から 12月には、愛知県の大型観光キャンペーンが開催されることから、それに合わせて市内の観光地や産業施設などをまわる早めぐりバスツアーを増便するなど、おもてなし環境の整備に努め、多くの観光客に本市の魅力を体験していただきます。
 また、冬のイベントとして定着してまいりました家康公生誕祭につきましては、市民のみなさまが企画運営するイベントに対し補助を行うことで、民間ならではの発想による賑わいの創出に期待しております。

快適で魅力あるまちづくり
 まちづくりは、タイミングやスピード感を大切にして、機会の損失がないように取り組むことも大切だと考えております。
 本宿駅周辺地域につきましては、新東名高速道路岡崎東インターチェンジの供用開始などにより、まちとしてのポテンシャルが向上したことから、本宿駅を中心に都市機能の集積を進めるとともに、広域観光交流施設を核としたまちづくりを進めてまいります。
 東岡崎駅周辺 及び 岡崎駅周辺につきましては、立地適正化計画において、都市機能誘導区域と定め、都市基盤の整備をすすめているところであります。東岡崎駅周辺につきましては、平成 31 年度の供用開始を目標としてペデストリアンデッキ、東岡崎駅前広場、明大寺交通広場、周辺アクセス道路などの整備工事の進捗を図り、北東街区の民間施設とともに本市の玄関口にふさわしい、賑わいのある快適で魅力的な駅前空間を整備してまいります。
 また、現在名鉄と協議を進めております2期計画事業につきましては、事業化に向けた整備手法の検討など、駅ビルや駅舎、バスターミナルなどの工事に速やかに着手できるよう整備手法の検討を進めてまいります。隣接している乙川リバーフロント地区の整備では、引き続きハード・ソフト両面の事業を展開しているところであります。(仮称)乙川人道橋において下部工事に加え、橋桁にも着手するほか、乙川河川緑地では遊歩道の整備などを実施してまいります。
 そして、籠田公園におきましては、都市計画やまちづくりの専門家のアイディアと市民のみなさまの意見を取り入れ、再整備を進めているところであります。

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 ソフト事業については、QURUWA エリアにおいて、民間が主体となったまちづくりが進められており、今後も、おとがワ!ンダーランドや泰平の祈りプロジェクトなどのかわまちづくり事業に対し支援を行うとともに、道路空間の活用に対する社会実験や公園活用の検討を進めてまいります。
 次に、岡崎駅周辺につきましては、区画整理事業による整備を推進するとともに、ペデストリアンデッキ整備工事を進めるほか、この3月に供用を開始する出会いの杜公園等を活用した賑わいの創出を目指すイベントを開催し、岡崎駅周辺地区の魅力向上に取り組んでまいります。

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 住宅施策といたしましては、近年、低額所得や高齢などを理由に、賃貸住宅の入居を拒まれるケースが増えてきていることから、法律が改正され、新たな住宅セーフティネット制度が創設されました。本市といたしましては制度を計画的に推進し、住宅確保の支援を行ってまいります。また、空き家バンクを設立し、通常の不動産取引が困難となった空き家の利用促進を図るとともに、新たに空き家状況調査に対する補助を行ってまいります。無料耐震診断を実施するほか、耐震改修費などの補助につきましては、申請者の当初の負担を軽減するために受領委任の仕組みを導入し、利便性を向上してまいります。
 道路網の整備では、地元要望による既設道路の整備や、歩道のバリアフリー化を図る整備を行い、地域を支える生活道として市民が安全安心に暮らせる道路空間の確保に努めてまいります。矢作川右岸南北道路を始め 11 路線について、新設整備を行っていくほか、南部地域における重要な幹線道路であります若松線整備の進捗を図ってまいります。
 (仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジについては、既に国の準備段階調査の箇所決定を受けており、阿知和地区工業団地の計画と合わせながら、周辺道路の渋滞対策などのために、整備計画の作成などを行ってまいります。
 公園整備についてですが、出会いの杜公園や、籠田公園につきましては、憩いの場や、防災拠点の機能に加え、個性や魅力を兼ね備えた、賑わいの創出につながる整備を進めてまいります。南公園におきましては、老朽化による再整備を一つのきっかけとして、魅力向上による多くの来園者や稼ぐ公園を目標とした民間活力の導入検討を行い、新たな可能性を探ってまいります。東公園では、南駐車場整備の完了年次を迎え、来園者の利便性向上を、岡崎中央総合公園では、引き続き大規模な改修工事を行い、施設の安全性を確保してまいります。
 また、街区公園の整備として、六供配水場の一部を活用し、市の景観重要建築物である六供配水場配水塔が眺望できる(仮称)六供公園の整備を行う予定であります。なお、各地で行った整備の中で効果的なものは、他の公園造りの参考にしていきたいと考えております。

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 歴史まちづくりにつきましては、国の事業認定を受けた認定歴史的風致維持向上計画に沿って、岡崎城跡の価値や魅力を広く顕在化させ、観光資源としての確かな集客力を持たせて、まちなかの回遊性の向上を図る必要があります。そのために、岡崎公園内の歴史解説板を統一性があり効果的なものに刷新するほか、全国屈指の規模を誇った岡崎城総構えの堀や土塁の位置をまちなかで体感する方策の検討や解説板の設置を進めてまいります。将来的には、多言語による音声案内も考えております。
 企業会計の水道事業会計につきましては、予算規模は、118 億 442 万円で、前年度対比 17.2%の減となっております。約2億円の純利益を見込み、25 年度に工事着手しました男川浄水場更新事業が 29 年度に完了することに伴い、30 年度からは水道管路耐震化事業を最優先課題と位置付け、計画的かつ重点的に取り組んでまいります。

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 企業会計の下水道事業会計につきましては、予算規模は、170 億 3,885 万円で、前年度対比 2.6%の減となっております。約 5 億円の純利益を見込み、今後の急増する老朽管に対応するため、老朽管対策を最優先課題と位置付け、計画的かつ継続的に取り組んでまいります。雨水整備は、総合雨水対策計画に基づき、若松南幹線などの管渠整備 及び 六名雨水ポンプ場整備の進捗を図ってまいります。

未来を拓く人を育むまちづくり
 学校教育につきましては、平成 32 年度に新学習指導要領が完全実施されることから、いち早く対応するために、教育の質の向上を図ってまいります。始めに、小学生において、学習の基盤となる資質能力に「情報活用能力」が必要となることから、全小学校にタブレット型情報端末を各校 40 台、新規に配備することで、プログラミング教育や、情報モラルの教育といった課題に対しても迅速に取り組んでまいります。

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 次に、小学 5・6 年生の外国語教育が教科化されることから、外国語教育の充実を図ってまいります。外国語指導助手を増員することで、児童生徒のコミュニケーション能力の向上と国際意識の高揚を図り、小学校英語指導補助者を増員することで、生きた英語を楽しく学ぶことが出来る質の高い外国語活動の場を提供します。
 児童生徒の健全育成につきましては、生徒支援や相談活動を充実させ、家庭・地域・学校の連携を深めるために、スクールソーシャルワーカーを増員いたします。
 また、近年の地球温暖化の影響などにより、夏季における教育環境の改善が求められ、教室の温度基準の改定も予定されていることから、市内全小中学校の普通教室への空調設備設置にかかる諸課題の整理を行い、学校現場の基礎調査を実施し、空調設備導入に対する実現の可能性について見極めてまいりたいと考えております。

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 スポーツの推進では、愛知県から移管予定の愛知県岡崎総合運動場の再整備につきまして、平成 32 年 7 月の全面供用開始を目指し、全天候型の全日本陸上競技連盟公認第 3 種陸上競技場をはじめ、必要な整備を行い、市民のスポーツへの関心を高める施設にしてまいります。なお、市民のみなさまの利便を図るため、工事に入る前のテニスコートや蹴球場、野球場などの施設におきまして、支障にならない範囲で市民の方にできる限り利用していただくことを考えております。
 次に、数多くの文化財が存在する本市の中でも、最大の象徴である岡崎城跡につきましては、現存する切れ目のない直線的な石垣としては国内最長級である全長約 400mを誇る「菅生川端石垣」において、数種類の刻印が確認されるなど史跡としての価値がますます高まっております。できる限り顕在化させ、見える化ですが、整備を行うため、29 年度の基本設計に続き、実施設計を策定いたします。市指定史跡である岡崎城跡の将来にわたる保存を図りながら、史跡の本質的価値を活かした整備を実施するため、一部、石垣の保存修理を行うとともに、本丸天守台や御旗公園などの発掘調査を実施してまいります。
 芸術文化の振興につきましては、世界有数の「内田修ジャズコレクション」を核として「ジャズの街岡崎」を市内外へアピールするとともに、美術博物館、世界子ども美術博物館、美術館の企画展を通じ、文化を視点とするまちづくりを行ってまいります。

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 美術博物館におきましては、「名刀は語る 美しき鑑賞の歴史」や、ピカソとともにキュビズムの創始者として知られる「ジョルジュ・ブラック宝飾デザインの輝き」などを、世界子ども美術博物館では、「かいけつゾロリ大冒険展」や「天才ダリの版画展」などを開催してまいります。

将来まで自律した状態が続く都市経営
 本市は、豊かな自然環境を背景に多様な歴史文化資産に恵まれ、伝統産業や、地域固有の伝統的な活動に加え、新たなまちづくりにも積極的に取り組んでいる、大変魅力あふれるまちであると自負しております。この魅力を市内外へ発信し、多くの人から認められ、選ばれる都市を目指すため、今年度に策定した「シティプロモーション戦略第2期アクションプラン」に基づき、市内市外にかかわらず岡崎の情報を自発的に収集発信したり、定期的に訪れたりするなど、本市と関わりのあるかたを「サポーター」と位置づけ、本市ファンがさらに増加するように積極的なシティプロモーションを進めてまいります。

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 また、観光産業都市の創造において、必要となるコンベンションの内容を固めるとともに、本市へのホテル事業の募集手続きを進めるとともに、多様な観光客対応として、民泊を含めて進めてまいりたいと考えております。
 保有する建築物の効率的な管理・運用につきましては、教育環境において、築40 年以上経過する校舎が増加していく中で、学校施設を適切に長く維持するために、竜谷小学校をモデル校として、長寿命化を目的とした建物等の大規模改修工事を行ってまいります。
 以上、主要事業について、ご説明させていただきました。
 続いて本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。

議案の大要
 始めに、条例議案でありますが、制定条例といたしましては、利用者の利便性の向上を図るため、スポーツ施設に関する条例をまとめる「岡崎市スポーツ施設条例」、介護保険法の一部改正に伴い、介護医療院の人員、施設等の基準を定める「岡崎市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例」の2件であります。
 次に一部改正条例といたしましては、保育体制の充実等に向けて、職員の定数の適正化を図る「岡崎市職員定数条例」、墓地使用者から受益者負担として管理料を徴収する「岡崎市墓園条例」、都市公園の利活用を促進するために行為の制限等を緩和する「岡崎市都市公園条例」など 20 件、合わせて 22 件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、PFI 方式で実施する岡崎市龍北総合運動場の整備事業に関する「特定事業の契約」議案、及びその維持管理を行う指定管理者を指定する「公の施設に係る指定管理者の指定」議案、岡崎真伝特定土地区画整理事業の完了に向け、区域内の区画道路の管理移管に伴う「市道路線の認定」議案など7件を提案させていただいております。
 次に、補正予算につきまして、主なものをご説明申し上げます。
 始めに、一般会計であります。
 国の補正予算に伴い、六斗目川 及び 上地新川の河川改修 並びに 小中学校の照明設備、空調設備 及び 施設保全の工事請負費を増額するほか、将来の財政需要に備えるための財政調整基金、公共施設保全整備基金、救急医療拠点施設整備支援基金 及び 公園施設整備基金への積み立てを行います。また、児童手当などの支給対象件数や私立保育園等への入所者数が見込みを下回ったことによる減額、補助金の交付額が見込みを下回ったことによる減額、各事業の契約差金などに伴う減額のほか、人事院勧告に伴う人件費の補正、事業の進捗に合わせた継続費の変更、繰越明許費の追加 及び 変更などをお願いしております。
 次に、特別会計であります。
 国民健康保険事業特別会計の事業勘定では、国保加入者数の減少に伴い療養給付費が見込みを下回ったことによる負担金の減額や、額の確定に伴う減額などが主なものであります。
 介護保険特別会計では、施設サービス費、地域密着型サービス費 及び 特定介護サービス費負担金などの保険給付費の減額補正が主なものであります。
 最後に、企業会計であります。人事院勧告に伴う人件費の補正のほか、病院事業会計は、収益的収支では、患者数の減少による入院収益の減額、資本的収支では、契約差金による減額 及び 医療賠償金の計上をお願いしております。
 水道事業会計は、収益的収支では、動力費や受水費などの減額、資本的収支では、配水管整備工事請負費や施設整備工事費の減額のほか、継続費の変更をお願いしております。
 下水道事業会計は、収益的収支では、一般会計からの負担金の減額、構築物などの減価償却費の減額、資本的収支では、国の補正予算により管渠施設築造工事費を増額するほか、補助金の交付額が見込みを下回ったことによる減額などが主なものであります。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

むすび
 最後になりますが、市長就任以来、2 期目の市政運営も 2 年目を迎え、1 期目に蒔いてきた事業の種が、徐々に花を咲かせ、視覚的にも政策的にもご理解いただけるようになってまいりました。平成 30 年度では、新たな取り組みに対しても、対応する組織を立ち上げ、スピード感をもって取り組んでまいります。今後も、福祉や医療、防災や教育といった基本施策にはしっかりと取り組みながら、お約束した公約の実現に向けた市政運営に努めてまいりますので、議員各位の格別のご理解と一層のお力添えをいただきますよう、お願い申し上げます。
 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、私の説明を終えさせていただきます。
 ありがとうございました。


平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編) (2018.03.14)

平成30年3月議会 その3(代表質問答弁・後編) (2018.03.18)

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2017年12月12日 (火)

平成29年12月議会 その2(一般質問答弁)

岡崎市議会

 一般質問に対する市長答弁を掲載します。12月定例会では、野々山雄一郎議員、磯部亮次議員にお答えしました。


野々山雄一郎議員(無所属) 12月4日(月)

野々山雄一郎議員(無所属)

――第3次岡崎市食育計画に掲げられている、岡崎市ご当地グルメの紹介などの取り組みについてお聞かせ下さい。

○市長 食べることがひとつの娯楽であるということは共感するところであります。有名な観光地には、もれなくご当地グルメがあり、逆にグルメがあれば人も集まると考えております。
 本市では八丁味噌や「なたね油赤水(なたねあぶら あかみず)」などの岡崎産の食材を使った「岡崎まぜめん」が民間の取り組みによって考案され、多くの方に知られるようになってまいりました。
 本市は、平成24年11月に飲食店主らが立ち上げた「岡崎まぜめん会」に対し、ロゴの作成、イベント出店やマップの作成など、プロモーションを通じて知名度向上のための支援を行っております。
 この度「岡崎まぜめん会」では、販売5周年を機に、500円のワンコインで手軽に楽しめるメニューを考案し、期間限定の販売による自発的な取り組みや岡崎おもてなしキャラバン隊との連携などが実績を上げており、本市のご当地グルメとして一定の地位を得ていると認識しております。

岡崎おうはん

岡崎おうはん

 さらに家康公や四天王などをイメージした「家康ラーメン」や、独立行政法人家畜改良センター岡崎牧場で開発された純国産のニワトリ「岡崎おうはん」を使用したメニューの提供など、市の支援に頼らず、新たなご当地グルメを創出する動きも出てきております。私は個人的には、見た目がきれいな「岡崎おうはん」をペットとして売り出せないかとも考えております。

 また、市制100周年記念事業の「赤い糸プロジェクト」で実施した八丁味噌と赤ワインとのマリアージュイベントでは、31店舗が新メニューを考案し、年間6,500食以上が提供されました。このうち13店舗では、イベント終了後も定番メニューとして継続され、現在、市のホームページに掲載するほか、「岡崎おでかけナビ」でも赤い糸の特集ページを設け、岡崎の特産品を使ったお土産やグッズなどとともに岡崎の新しい魅力が発信されております。

赤い糸プロジェクト

 観光産業都市を目指す本市は、今後さらに人をまちへ呼び込むための工夫や、人々の好奇心をそそるソフト事業の取り組みを進めますので、その鍵の一つとなる「おいしい食べ物」については、民間ならではの独創的なアイデアや取り組みに期待するところであります。
 今後も、本市のご当地グルメを広く皆さんに知っていただけるよう積極的にPRを行い、地域の活性化につなげてまいりたいと考えておりますのでよろしくお願いいたします。
 私からは以上であります。


磯部亮次議員(自民清風会) 12月6日(水)

磯部亮次議員(自民清風会)

――岡崎市観光協会の法人化に向けた現在の状況と移行の時期をお聞かせ下さい。また、新しくスタートする観光協会のビジョンについてどのように考えておられるかお尋ねします。

○市長 法人化される観光協会の目指すビジョン、組織としてこうあってほしいという姿についてお答えします。
 本市が目指す観光産業都市として、次の三つの将来像を考えています。

(1)岡崎市が観光客で賑わい、活発な消費と事業活動が営まれていること

(2)観光に関わる民間事業者が増加し、雇用と税収を生み、自動車産業を支える「ものづくり産業」とともに、新たな経済の柱となっていること

(3)市民が郷土への誇りや愛情を持てるように、地域の歴史・観光資源に目を向け大切にすること

野本稚奈さん(左)、樋田茜さん(右)

(「2018観光大使おかざき」に決まった野本稚奈さんと樋田茜さん)

 新しい観光協会には、まさにこれらの将来像の実現に向け、中核を担う機関になっていくことが期待されております。現在、本市が進めております乙川リバーフロント地区の整備事業や「歴史まちづくり」とも歩調を合わせ、公民連携による地域の「稼ぐ力」の向上が求められています。今後は観光産業による稼げるまちづくり「観光産業都市・岡崎」の実現の大きな推進力となっていくものと思っております。

岡崎市観光協会

 これまでの経緯でありますが、観光協会の法人化については、観光協会長を中心とした「岡崎市観光協会 法人化検討委員会」において議論され、11月24日に「早急に現在の組織形態に似た、会員制による組織運営体制による一般社団法人に移行すべきである」との協議結果が報告されたところであります。
 現在、これを受けて今年度中の社団法人設立を目指し、具体的な組織の骨格づくりを進めるとともに、平成30年4月の業務開始に向けて準備を進めているところであります。
 私からは以上であります。

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2017年12月10日 (日)

平成29年12月議会 その1(市長提案説明)

岡崎市議会

 岡崎市議会12月定例会(12月1日~21日)の初日に申し上げた所信の一端、ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


内田修氏の1周忌とJAZZの街岡崎
 12月11日は、「ドクタージャズ」として知られた外科医、故内田修氏の1周忌を迎えます。日本の名だたるジャズミュージシャンたちを支援し続けてきた内田さんの寄贈により、本市はレコードや雑誌、オーディオ機器など、他に例を見ない貴重なジャズ資料を多数所蔵する街となりました。まさに「ジャズの街岡崎」の土台を作り上げたのが、内田さんといえます。
 先月は岡崎JAZZ November(ジャズノーベンバー)2017と題し、岡崎ジャズストリートをはじめ毎週末、市内各所でイベントが開催され、多くの方に楽しんでいただいたところであります。

岡崎ジャズストリート

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 また命日の12月11日には、ゆかりのミュージシャンによる追悼の意を込めた公演が、りぶらホールで開催されます。今後も「ジャズの街岡崎」を市内外の多くの方に知っていただけるようPRに努め、本市の魅力向上につなげてまいります。

保育需要への対応
 次に、年々増加しております保育需要への対応についてであります。
 公立保育園では、園舎の老朽化に伴い平成28年度から2か年の継続事業として進めてまいりました、山中保育園の園舎建替工事が先月末で完成し、今月11日からいよいよ新しい園舎での保育を開始いたします。園舎建替え期間中は、竜谷(りゅうがい)保育園との合同保育を実施し、園児たちは毎日、元気に楽しく過ごすことができたと聞いております。
 両園の保護者のみなさま、地域のみなさまのご理解とご協力に感謝するとともに、これを契機として、両園の交流が今後ますます深まることを期待しております。

山中保育園

(建替工事が完了した山中保育園)

 さらに、JR岡崎駅を中心とした南部地域におきましては、乳児保育の需要に即応するため、南部市民センター分館の東隣に、乳幼児専用の保育園「南部乳児保育園」を新設いたします。9月に着工した工事も順調に進み、来年4月には予定どおり開所出来る見込みであります。
 このほか、私立保育園に対しましては、美合保育園の園舎増改築工事に対し、建設補助を行っております。来年4月からは定員を30人増やし、230人となることから、より一層の子育て支援に繋がることと思います。
 今後も保護者のみなさまが安心してお子さんを預けていただけるよう安全・安心な保育環境の充実と提供に努めてまいります。

歴史まちづくりの進捗
 次に、国の事業認定を受け、平成28年度から10年間かけて行っていく歴史まちづくりの進捗状況についてお伝えします。本年8月から9月にかけ岡崎城本丸内におきまして、月見櫓(やぐら)跡及びその周辺の発掘調査を行い、9月2日の現地説明会では、市内外から多くの方にお越しをいただきました。
 今回の発掘調査により、これまで、絵図や古写真でしか判らなかった江戸時代の建物の状況や基礎構造について、その一端を明らかにすることができたのではないかと考えております。
 また、先月より、菅生曲輪におきまして、枡形跡(ますがたあと)の発掘調査を行っております。今後は、絵図や文献等の資料や、発掘調査の成果を基に、できる限り史実に基づいた本物志向で整備を進めることにより、岡崎城跡(じょうせき)全体の史跡としての価値を将来に伝えられるまちづくりを進めてまいります。
 なお、岡崎市歴史的風致維持向上計画の冊子につきましては、単なる計画書ではなく、本市の歴史を分かりやすく記した読み応えのある書物となっております。現在、まちづくりデザイン課で9月15日から一般販売も行っており、今日現在までで67冊(平成29年11月末現在)も販売されており、この種の本としては異例の売れ行きだそうです。市民の皆様にもさらに理解を深めて頂きたいと考えておりますので、関心のある方は是非お読みください。

岡崎市歴史的風致維持向上計画

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冬季イベントのスタート(泰平の祈り)
 ところで、11月25日の土曜日に開催いたしました、乙川を2万個の青いLED電球で埋め尽くす、中部日本最大級の光の祭典「岡崎 泰平の祈り」は公民連携の取り組みにより、今年で3回目を迎えました。
 これを皮切りに様々な冬のイベントが開催されますので、ここでご紹介させていただきます。

イエヤスコウ・イルミネーション
 泰平の祈りと同日の11月25日からは、岡崎公園におきまして本市の冬の風物詩「イエヤスコウ・イルミネーション」がスタートしております。
 年明けの1月上旬まで16万球のLEDが公園内を幻想的に彩ります。

岡崎モーターフェスティバル
 次に、昨年12 月、市制施行100周年記念事業として開催しました「岡崎モータースポーツフェスティバル」は、市内外から15,000人ものみなさまにご来場いただき、大変な盛況でありました。自動車レースの最高峰であるF1に、日本人ドライバーとして初めてフル参戦した本市出身の中嶋悟氏を始め、ご子息である中嶋兄弟によるデモンストレーション走行が、更なる誘客につながったと感じたところであります。

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 本年度につきましては、「岡崎モーターフェスティバル」と改称し、レースのみならず、本市を支える自動車産業について、より理解と関心を持ってもらえる内容とし12月17日に中央総合公園で開催する予定です。もちろん中嶋ファミリーの豪快なデモンストレーション走行も予定されています。
 ものづくりの盛んな本市産業のPRと観光客誘客、交通安全の啓発を通じ、盛り上げてまいりますので、ご期待ください。

家康公生誕祭とイエヤスコウイルミネーション
 そして、イエヤスコウ・イルミネーション期間中の12月23日から徳川家康公が生まれた26日までの4日間は、市民のみなさまが企画・運営する実行委員会主催のイベント「家康公生誕祭」が開催されます。今年は12月24日のクリスマスイブが生誕祭のメインと伺っております。
 夏まつりに続き、市民のみなさまが参画され創り上げていくこれらのイベントに対しまして継続して支援を行ってまいりますので、みなさまも、ぜひ楽しんでいただきたいと思っております。

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出初式
 冬のイベントの締めくくりとして、年明けの1月14日に岡崎城を背景に乙川河川敷において岡崎市消防出初式が盛大に開催されます。全国に1台しかない全地形対応車、レッドサラマンダーを始めとした消防車両による規律ある分列行進や臨場感ある救助救出訓練を披露するほか、クライマックスでは、乙川に向かって一斉に放水する雄大な景色を御覧いただけることと思います。
 また、出初式終了後には消防車両の展示などを実施いたします。大規模災害時に活躍するレッドサラマンダーや各種災害現場に出動する消防車両を目の前で見ることができ、親子でも一緒に楽しんでいただけます。
 出初式は消防機関の日頃の訓練の成果を形として市民のみなさまに披露する場であり、消防への信頼と理解を深めていただく絶好の機会でありますので、ぜひ足を運んでいただきたいと思います。

 以上のように本市の冬のイベントも大変充実してまいりました。
 春夏秋冬を通じた様々なイベントの定着によって、本市のブランド力の向上を目指し、賑わいの創出につなげていくことが重要なことだと感じております。泰平の祈りや家康公生誕祭のように民間活力を活用することで、地域の稼ぐ力も育まれてまいります。公民一体となり、岡崎の魅力を活かし、ものづくりと並び、観光をもう1つの経済の柱とする「観光産業都市・岡崎」をめざし、市内外にアピールしていきたいと思っております。

条例議案
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 条例議案、その他議案は以下のとおりであります。
・制定条例議案――市による土地区画整理事業に伴い、当該事業の名称、区域等を定める「西三河都市計画事業 岡崎駅針崎若松 土地区画整理事業 施行規程」、水道事業及び下水道事業の、より適正かつ効率的な運営を図るため、市長の諮問機関である審議会を設置する「岡崎市 水道事業及び下水道事業 審議会条例」の2件。
・一部改正条例議案――公営住宅法の一部改正に伴い、収入申告等が困難な事情にある認知症等の入居者について、適正な家賃を決定する手続を定める「岡崎市 市営住宅条例」、消防団員の処遇改善を図るため、費用弁償の上限額を引き上げる「岡崎市消防団条例」など8件。
・その他議案――藤田保健衛生大学 岡崎医療センターの用地を取得し、その土地を10年間無償で藤田学園に貸し付ける「財産の取得」及び「財産の無償貸付け」議案、東岡崎駅ペデストリアンデッキの築造工事及び(仮称)乙川人道橋の上部工事の契約を行う「工事請負契約」議案、都市計画道路 若松線の用地を取得する「財産の取得」議案など9件。

補正予算議案
 続きまして、補正予算議案でありますが、以下の増額補正をお願いしております。

一般会計 6,182万1千円の増額
特別会計 1億6,608万7千円の増額
企業会計 3億6,766万5千円の増額

 一般会計の主なものとしましては、
 総務費では、市役所西庁舎において、アスベスト対策工事が必要になったことに伴う庁舎整備工事請負費の増額。
 民生費では、支給対象者が当初の見込みを下回ったことによる臨時福祉給付金の減額。
 放課後等デイサービスの利用が当初の見込みを上回ったことによる障がい児通所給付費の増額。
 衛生費では、保健所公用車駐車場の借地について、協議が整ったことによる土地購入費の計上。
 商工費では、阿知和地区工業団地の造成予定地において、前年度実施した土質調査の結果により、より精緻な調査が必要になったことによる調査委託料の増額。
 土木費では、土地開発公社取得済み用地を償還し、事業の進捗を図るための土地購入費の計上。
 消防費では、消防本部庁舎において、アスベスト対策工事が必要になったことに伴う庁舎改修工事請負費の計上。
 教育費では、六ツ美、東部、岩津の各市民センターにおいて、アスベスト対策工事が必要になったことに伴う市民センター施設整備工事請負費の計上。
 などをしており、これらの補正財源といたしまして、地方特例交付金、国庫支出金、繰越金などによりまして収支の均衡を図っております。

 次に、繰越明許費につきましては、庁舎修繕事業始め6事業につきまして、それぞれ年度内完了が見込まれないことから繰越をお願いするものであります。

 債務負担行為につきましては、西岡崎駅自転車駐車場の整備に要する経費を始め27件の事項につきまして、それぞれ平成30年度当初予算に先立ち契約を早期に進めるため、債務負担行為の追加をお願いしております。
 また、PFI手法によるこども発達センター等の整備における既存施設改修工事において、アスベストが含まれていることが判明し、除去費用を平成30年度に負担する必要があるため、岡崎駅自由通路の修繕における設計業務の調査において、当初予定していました箇所以外の老朽化している箇所について、今回の工事と合わせて修繕するため、増工となる委託料を平成30年度以降に負担する必要があるため、債務負担行為の変更をお願いしております。

 続きまして、特別会計であります。
 簡易水道事業特別会計と農業集落排水事業特別会計は、職員給与費相当分を補正したことによる 施設維持管理費負担金の補正。
 後期高齢者医療特別会計は、特例軽減が縮小されたことに伴い、保険料等負担金が当初の見込みを上回ることによる増額。
 介護保険特別会計は、来年度の制度改正の詳細な情報が示されたことなどに伴い必要となるシステム改修委託料の増額をお願いしております。
 債務負担行為につきましては、農業集落排水事業 特別会計において、水道料金と処理施設使用料の一括徴収を平成30年10月1日から実施するために、上下水道料金管理システムの改修に要する経費について、平成30年度当初予算に先立ち契約を早期に進めるため、債務負担行為の設定をお願いしております。

 最後に、企業会計であります。
 病院事業会計では、当初の見込みを上回ったことによる投薬・注射薬品費 及び 診療用材料費の増額、水道事業会計では、平成28年度決算に基づき不要となった県補助金の返還をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

額田センターの完成
 さて、昨年9月に工事着手しました額田センターが、今月の15日に工事完了をむかえます。額田センターは、点在していた額田支所、市立額田図書館、森の総合駅、ぬかた会館を旧支所の跡地に集約して新設するもので、行政関係機能や市民交流機能、社会教育機能、また地域防災拠点機能を有した複合施設であります。
 この度、施設の愛称を募集したところ、418名から664点の応募があり、選考委員会を設けて検討した結果、木立の中に陽が差し込む状態は、森林にとって良好な状態であり、豊かな森林を有する額田地区の発展に願いを込めて、額田センターの愛称を「こもれびかん」と決定いたしました。
 平成30年2月13日の供用開始に向けて、現在準備を進めているところでありますが、供用開始後は、額田地区のみなさまをはじめ、多くの市民のみなさまにご利用いただき、額田地区の活性化につながるよう、利用の促進を図ってまいります。

(仮称)龍北総合運動場の優先交渉権者決定
 最後に、(仮称)龍北総合運動場についてでありますが、11月28日に開催いたしました事業者選定委員会において、優先交渉権者を決定いたしました。今後は議会のご承認を頂きながら、平成32年7月の全面供用開始をめざし、必要な整備を行ってまいります。市民のスポーツへの関心が高まるような充実した施設にしてまいりますので、ご期待ください。

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 以上、御説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしく御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。 (つづく

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2017年9月18日 (月)

平成29年9月議会 その2(一般質問答弁)

岡崎市議会(2017年8月30日)

 9月定例会一般質問における市長答弁を掲載します。山崎憲伸議員、太田俊昭議員、加藤義幸議員の3名の方にお答えしました。


山崎憲伸議員(自民清風会) 8月30日(水)

山崎憲伸議員(自民清風会)

――スマートウエルネスシティの考え方を参考にした本市の健康づくりについてお尋ねします。

○市長 本市における健康づくりは、〝健康おかざき21計画〟のスローガンであります「健やかで 心豊かなまち おかざき」のもと、国や愛知県と同様に健康寿命の延伸と健康格差の縮小を目指し、様々な取り組みを行っております。
 スマートウエルネスシティは、健康づくりをまちづくりの中核に位置付け、住民が健康で元気に暮らせる新しい都市モデルとして、「歩きたくなる」、「歩き続けてしまう」まちを構築していくというものであります。

 現在、本市では独自のリバーフロント計画に基づいて、中心市街地を流れる乙川の河川空間を利用して、ボートやカヌー、ウォーキングやジョギング、サイクリングなどを楽しんでいただける空間づくりを進めており、将来的には更衣室やシャワー室などを常設した「川の駅・リバーベース」の整備も行ってまいります。
 さらに名鉄東岡崎駅を出発点として、人道橋を渡り、籠田公園、りぶら、岡崎城、乙川河川敷までをめぐる主要回線動線「QURUWA(くるわ)」に沿って、まちを歩いて楽しんでいただけるような工夫や人々の好奇心をそそる取り組みにより、人をまちへ呼べる仕組み作りを進めているところであります。

乙川河川敷

 既に整備がほぼ終わった殿橋下流のきれいに明るくなった河川敷では、実際に多くの方に散歩やジョギングなどを楽しんでいただいているほか、若いカップルだけでなく、高齢の御夫婦など幅広い方々にも親しまれ、「歩きたくなる」、「歩き続けてしまう」といったまちづくりの効果が出てきていると考えております。
 まさにこの取り組みがスマートウエルネスシティの考え方と合致しておりますので、この度9月に「スマートウエルネスシティ首長(くびちょう)研究会」に加盟するとともに、健康増進普及月間と合わせた企画として「食べて健康」、「歩いて健康」を実感していただく試行的な取り組みを行い、まちづくり施策と融合した更なる健康づくりの推進を図ってまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。


太田俊昭議員(民政クラブ) 8月31日(木)

太田俊昭議員(民政クラブ)

――スマートインターチェンジの設置についてお尋ねします。国による準備段階調査(直轄調査)の箇所の決定を受けましたが、今後の進め方をお聞かせ下さい。また、工業団地との連携や課題の対応についてもお聞かせ下さい。

○市長 スマートインターチェンジの設置につきましては、私も直接、国土交通省本省や中部地方整備局に、何度か足を運び要望してきたところであります。
 その結果、去る7月21日に(仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジとして、国の準備段階調査の箇所決定を受けました。今後、スマートインターチェンジの導入検討として行ってきました「勉強会」が「準備会」へと移行し、国の支援を受けながら、スマートインターチェンジの位置、構造及び周辺道路の整備計画などの設置に向けた詳細な検討を始めてまいります。
 準備段階調査における「準備会」での検討や調整が整った後、「準備会」から「地区協議会」へ移行し、「地区協議会」でスマートインターチェンジの実施計画書が決定されれば、国へ連結許可の申請を行い、許可を受け、事業を実施していくことになります。

 次に工業団地との連携と課題の対応についてお答えします。
 高速道路ネットワークとの直結は大きなメリットであり、今回の決定が「阿知和地区工業団地」事業化の採択に追い風になると期待しています。両事業の実施主体は異なるものの、互いに連携して整備することで相乗効果を発揮させるために、引き続き足並みを揃え事業化を促していきたいと考えております。

阿知和地区工業団地の構想図

(阿知和地区工業団地の構想図)

 また、周辺地域の方からは、工業団地に加えスマートインターチェンジの交通量による渋滞などの懸念が寄せられていることは承知しております。地域の産業振興、活性化のための施設が、かえって地域にご迷惑をおかけすることがないよう、市としてもしっかりとした対応を行っていきたいと考えております。そのためには、地域の方々のご理解、ご協力が不可欠であり、今後とも役員の方をはじめとする地域の方々と連携を取りながら、事業の推進を図ってまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

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加藤義幸議員(自民清風会) 9月1日(金)

加藤義幸議員(自民清風会)

――空き家対策についてお尋ねします。
(1)関係5団体との協定締結後の空家等対策計画における取り組みはどのようなものを考えているかお示し下さい。
(2)空き家等対策検討特別委員会調査報告書に記載のとおり、空き家の利用促進には「空き家バンク」が有効と考えられますが、今後の進め方をお聞かせ下さい。

○市長 本市の空き家対策は、今議会すでに担当部長が答弁いたしております通り、存在する空き家への対策はもとより、今後、放置される空き家の発生を増加させない予防的対策が重要であると考えております。
 空き家を取得する理由は、相続によるものが全体の半数以上を占めることから、目的を持たずに不動産を引き継ぐのではなく、所有者自らが適正な管理や利活用の意識を持つことが必要となります。
 そのため、協定を締結した関係団体と協働し、セミナーの開催や相談体制を整備し、建物を所有している方やこれから所有する可能性のある方に対して、空き家を所有する上でのリスクや責務などの知識について周知・啓発を図ってまいりたいと考えております。
 また、管理不全の空き家に関する取り組みとして、老朽化が著しい木造の空き家の中で、倒壊や屋根など部材の飛散により、周辺の住環境や公共空間に危害を及ぼす可能性のある空き家を除却し、更地とする工事費用の一部を補助する制度を創設します。なんと本日からその募集をはじめます。

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 次に、「空き家バンク」の創設についてお答えします。
 空き家の多くは、昭和56年以前に建築された、旧耐震基準の建築物であり、また相続や境界における問題や、売買の取引を行った後に瑕疵が発見されるなど、その活用を促進する上で様々な問題があると認識しております。
 そのため、耐震診断や改修の促進、不動産取引を行うための相続問題の解消、既存住宅の劣化滋養強を点検する住宅診断の活用といった、消費者の視点に立った空き家バンク制度の創設に向け、協定を提携した宅地建物取引業境界などの関係団体と連携して、進めてまいります。
 これからも、市民が安全で安心し、快適に暮らせるまちづくりの実現に向け、空家等対策計画に基づく取り組みを着実に実施してまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

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2017年9月13日 (水)

平成29年9月議会 その1(市長提案説明)

岡崎市議会 平成29年9月定例会

 8月29日~9月29日の日程で、ただいま岡崎市議会の9月定例会が開催されています。初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


九州北部豪雨へのお見舞いと支援報告
 はじめに、7月に発生いたしました九州北部豪雨によって亡くなられた方々に対し哀悼の意を表します。被災された方々に対し心からお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復興をお祈りいたします。
 本市からは、全地形対応車「レッドサラマンダー」が、愛知県の派遣部隊として、本市の緊急消防援助隊とともに出動いたしました。派遣部隊は3次にわたり合計24名の隊員を派遣し、複数の孤立集落へ向い、住民の安否確認や情報収集、隊員と物資の搬送など災害活動を行いました。
 平成25年3月に配備され、本市において積み重ねてきた走行訓練により、「レッドサラマンダー」の能力が存分に発揮され、被災地のみなさまのお役に立てたのではないかと思っております。今後とも緊急事態に備え、万全の体制をとってまいります。

総合雨水対策
 近年頻発する局地的な集中豪雨や、都市型水害に対応するため、本市におきましては昨年度、総合雨水対策計画を策定いたしました。大雨から“いのち”と“くらし”を守るためには、行政だけでなく、市民のみなさまや事業所が一体となって浸水対策に取り組む必要があります。
 今年度は、河川改修や雨水ポンプ場の建設だけでなく、自助・共助の活動をサポートするための新たな制度として、4月には、浸水地区の住宅や事業所に対して、被害を未然に防ぐための「止水板設置補助」を、7月には、市街化区域の新築住宅などに対して、河川や下水道への雨水の流出抑制を図る「雨水浸透ます支給制度」を開始いたしました。

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 今後も浸水被害の軽減や解消に向けて、安全安心なまちづくりを市民のみなさまとともに実現してまいりたいと考えております。また、9月3日には地域総合防災訓練の実施が予定されております。積極的にご参加いただき、市民のみなさまの防災意識の高揚並びに、災害対応力が向上することを期待しております。

自殺予防対策・いじめ防止対策
 次に、近年社会問題となっております、「自殺」と「いじめ」に対する本市の取り組みについてであります。
 本市は自殺予防対策の1つとして、専門の相談員による、こころの健康電話相談「こころホットライン」に取り組んでおります。今年度は、昨年度不在着信件数が多かった、午後5時15分から8時までの時間帯において、相談の受け皿を拡充するため、電話回線を2回線に増設いたしました。相談件数の実績が昨年同時期と比較して2倍以上になっていること、相談電話がつながらない旨の連絡を受けなくなったことから、回線を増設した効果があったものと認識しております。こころの悩みをひとりで抱え込まずに、相談することで“いのち”が明日につなげられることを願っております。
 いじめ防止対策といたしましては、今年度初めて、いじめの発生や深刻化の予防、不登校児童生徒の減少を目的とした「学級集団適応心理検査」に取り組みました。この検査結果からは、学級の雰囲気や成熟状態を把握するとともに、児童生徒一人ひとりの学級満足度などを把握することもできるため、学級崩壊の予防やよりよい学級作りにも役立てることが可能です。対象は、ネットいじめなど、いじめが深刻化しやすい中学生全学年とし、市内のすべての中学校、生徒数約11,000人といたしました。5月から6月に検査を実施し、夏休み期間中に教員に対し、検査結果を効果的に活用するための研修会を実施しております。
 2学期からの教育活動に活かし、不登校やいじめを防止し、あたたかい人間関係づくりにつなげてまいります。

シビックコア地区の整備
 次に、本市の南の玄関口であるJR岡崎駅東口周辺の市有地において、民間事業者による提案で進めておりますシビックコア地区交流拠点整備事業についてであります。
 自転車駐車場につきましては、2階建てで整備され、6月30日にオープンいたしました。定期利用の申し込みがすでに8割に達していると伺っております。

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(今年6月30日にオープンした自転車駐輪場)

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(今年10月完成予定のシビックコア地区交流拠点)

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(同上)

 10月には、コンベンションホール、ホテル、レストラン、カフェを備えた商業施設が完成し、来年1月より本格的な営業開始を予定しております。また、3月には、市の整備により、噴水付きでイベント利用も可能な公園を供用開始する予定であります。さらに、商業施設とJR岡崎駅を直結するペデストリアンデッキの整備も31年秋ごろ完成の予定で進めています。
 この地域の発展と、新たな賑わいづくりにご期待ください。

QURUWA地域でのソフト事業展開
 ここで、開催中を含め、今後開催されますソフト事業をご紹介いたします。
 最初に、乙川リバーフロント地区では、かわまちづくりの一環として、殿橋下流において「おとがワ!ンダーランド」を昨年に引き続き開催しています。民間事業者が本市を象徴する豊かな水辺空間で楽しむための仕掛けを施し、新たな賑わいを生み出すといった取り組みであります。

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(おとがワ!ンダーランド、新鮮野菜朝市)

 7月22日の「新鮮野菜朝市」や舟あそびの「朝ごはん舟」を皮切りに、来年1月まで様々なメニューが展開されます。毎月第4土曜日には飲食や雑貨などを販売するナイトマーケットや、乙川から星空を眺めて楽しむ星空観望会など、大人好みの企画も実施されますので、是非一度足を運んでいただき、「楽しいが詰まった乙川」を実感してください。

ハロウィンイベント
 次に、昨年大好評を博したハロウィンイベントでありますが、今年は10月21日(土)にシビックセンター、そして29日(日)にはりぶらで、それぞれ開催いたします。
 特にりぶらでのハロウィンは、市民相互の交流が活性化し、発展することを目的といたしまして、「りぶらサポータークラブ」により各種事業が実施されます。9月15日号の市政だよりにて詳細を発表し、仮装コンテストなどの参加者を募集いたしますので、ふるってご応募ください。
 また今年は2部制とし、昼間のキッズやファミリー向けの「デイタイム」に加え、新たな取り組みといたしまして、大学生などの若者を対象といたしました「ナイトタイム」を開催いたします。本格的な特殊メイク体験のほか、ダンスやDJのパフォーマンスなど、次世代を担う若者たちの交流を育むイベントを通じて、岡崎の魅力を発信してまいります。

泰平の祈り
 さらに、中部地方最大級の光の祭典であり、「いのり星」を放流し、幻想的な空間を作り出す「岡崎泰平の祈り」でありますが、今年は11月25日を予定しております。
 27年度より開催し今回で3回目となり、徐々に岡崎の魅力あるイベントとして定着してまいりました。昨年からは岡崎青年会議所が積極的な運営に携わっていただいており、行政にはない民間ならではの企画力、機動力をもって大いに盛り上げていただいているところです。このイベントは写真映えもすることから、今年も多くの方々にお越しいただき、その時の感動とともに、本市の魅力がSNSなどを通じて全国へ発信されることを期待しております。

岡崎泰平の祈り(2016年9月24日)

(2016年9月24日に開催された「岡崎泰平の祈り」)

決算認定議案
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 本定例会には、平成28年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案を、監査委員の意見を付けて提出しておりますので、まず、その概要をご説明させていただきます。

 一般会計の決算の概要であります。
 一般会計の決算規模は、歳入は約1,253億円、歳出は約1,205億円と、歳入・歳出ともに前年度を上回り、どちらも過去最高額となりました。
 純剰余金につきましては、約39億円と、前年度と比べ、約9億円の減少となっております。この純剰余金のうち、20億円は、今後の財政需要に備え財政調整基金へ積み立てております。
 歳入では、景気が緩やかな回復基調によりまして、市民税、固定資産税などの市税が前年度と比べ、約13億円の増収で、過去2番目の決算額となっております。また、家康公像への寄附やおかざき応援寄附金による寄附金、各種事業の着実な推進を図るための基金からの繰入金も増加となっております。
 歳出では、昨年の6月に供用開始いたしました新火葬場の施設購入費、10月にリニューアルオープンいたしました市民会館あおいホールの改修費、本市の玄関口であり今年度もペデストリアンデッキの整備や北東街区の有効活用を進めております名鉄東岡崎駅の周辺地区整備、市営住宅の建替え用地として取得した美合町字五本松の土地購入費、国の施策である年金生活者等支援臨時福祉給付金などが増加となっております。
 先に触れました事業のほか、市制施行100周年記念事業に取り組み、岡崎の魅力を再発見するとともに誇りや郷土愛の醸成に資することができたものと考えております。また、市民の貴重な財産であり、本市の象徴でもある乙川の水辺空間を活かした乙川リバーフロント地区の整備事業や、本市の医療を充実させるために取り組んでいる南部の病院誘致に必要な救急医療拠点施設整備支援基金への積み立てを27年度に引き続き実施しております。
 新たな取り組みといたしまして、小中学校の給食費を1か月無料といたしました。今年度も継続実施しており、進学や進級で保護者の経済的な負担が大きくなる4月に実施しております。
 そのほか、児童育成センターの増設、岡崎小学校 及び 常磐南小学校の校舎増築、東海中学校プールの建替えなど、子育てや教育の環境整備も行ってまいりました。

 次に特別会計であります。
 11会計の総計では、歳入は約651億円、歳出は約642億円で、純剰余金は約9億円で、前年度と比べ約2%の増加となっております。

 最後に企業会計であります。
 病院事業会計は、入院患者数は増加となりましたが、外来患者数は減少し、病床利用率は82.7%となりました。給与費や減価償却費の増加などにより、約3億6,000万円の純損失となりました。
 水道事業会計は、給水戸数、給水人口はともに増加し、普及率は98.9%でありました。電気使用料や退職給付費の減少などにより約17億円の純利益となりました。
 下水道事業会計は、接続戸数、接続人口はともに増加し、普及率は88.2%となりました。下水道使用料の増加や、特別損失の増加などにより、約3億8,000万円の純利益となりました。

 以上、災害対策、福祉、医療、教育などの基本施策を実施するとともに、本市独自の自然景観や歴史文化資産を活かした魅力あるまちづくりを推進することで、いつも申しておりますとおり、究極の目的である、岡崎の子ども達が、自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」造りが着実に進んでいるものと考えております。

条例議案など
 条例議案は以下の7件を提案させていただいております。
・制定条例は、老朽化した額田支所、額田図書館、森の総合駅、ぬかた会館の機能を集約した複合施設を設置する「額田センター条例」の1件。
・廃止条例は、施設の設置目的を終えた農村婦人の家を廃止する「農村婦人の家条例」など2件。
・一部改正条例は、就学援助を入学前に実施するに当たり、添付書類を省略できるようにするため、番号利用事務の範囲を見直す「個人番号の利用及び特定個人情報の提供に関する条例」、新設する常磐児童育成センターの名称、位置を定める「児童育成センター条例」など4件。

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(現在樫山町に建設中の「仮称・額田センター」)

 その他議案といたしましては、母子生活支援施設を民営化することに伴い、安定的で良質な支援を速やかに実施できるようにするため、建物等の無償譲渡及び土地の無償貸付けを行う「財産の譲与」及び「財産の無償貸付け」議案、(仮称)乙川人道橋の橋脚等を設置する橋りょう下部工事 及びJR岡崎駅東口駅前広場周辺の利便性の向上を図るためペデストリアンデッキを整備する「工事請負契約」議案など5件を提案させていただいております。

補正予算議案
 続きまして、補正予算議案でありますが、一般会計は11億8,222万4千円の増額、特別会計は 7億3,869万6千円の増額補正をお願いしております。

 一般会計の主なものは以下のとおりであります。
・総務費では、環境省からの通知を受け、今後、外部改修工事等を予定しています建物に対して、アスベスト含有分析調査を行うための委託料の増額。
・地域防犯カメラの設置補助申請が当初の見込みを上回ったための設置事業費補助金の増額。
・民生費では、地域密着型特別養護老人ホームの建設費補助に対する応募が当初の見込みを下回ったことなどによる老人福祉施設整備事業費補助金の減額。
・衛生費では、救急医療拠点用地に係る土地購入費の計上。
・土木費では、まちバスを東岡崎駅に接続するルートへ変更することなどに伴うバス路線運行委託料の増額。
・愛知環状鉄道が、ICカード化の整備を行うことに対する設備整備費補助金の計上。
・東岡崎駅周辺地区整備推進業務において、第2期整備に向けた調査設計委託料の計上。
・北東街区有効活用事業の計画見直しによる道路整備工事の増額。
・岡崎駅南土地区画整理事業費補助業務において、岡崎駅南土地区画整理組合に対する県の補助が追加で交付されることに伴い、組合事業費補助金 及び 事業費負担金の増額。
 これらの補正財源といたしまして、国庫支出金、繰越金などにより収支の均衡を図っております。
・継続費につきましては、東岡崎駅周辺地区ペデストリアンデッキ整備事業 及び 乙川河川緑地人道橋整備事業について、総事業費を増額。事業の進捗状況により、年割額の変更をしております。
 債務負担行為の追加は以下のとおりであります。
・救急医療拠点用地購入に要する経費につきましては、平成29年度から31年度にかけて3分割で支払う契約を締結するための追加。
・家康公像台座制作に要する経費につきましては、平成30年度に設置する家康公像の台座の制作を29年度から行う必要があるための追加。
・(仮称)龍北総合運動場の整備運営に要する経費につきまして、本事業をPFI方式により実施するにあたり、29年度に契約を締結するための追加。

 特別会計につきましては以下のとおりであります。
・国民健康保険事業特別会計の事業勘定は、療養給付費等 及び 退職療養給付費等の精算に伴う返還金の計上。
・後期高齢者医療特別会計は、過年度分の精算に伴う広域連合への保険料等負担金の計上。
・介護保険特別会計は、決算剰余金を介護給付費準備基金へ積み立てるための補正。
・介護給付費の精算に伴う返還金の計上。

 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

家康公像の寄附
 そして、最後になりましたが、平成30年度に東岡崎駅前ペデストリアンデッキへの設置を予定しております家康公像の寄附についてであります。
 当初は「制作完了までの3年間で制作費約6千9百万円の半額が集まれば」という考えでありましたが、現時点で、像の制作費全額を集めることができました。この場をお借りしまして、厚く御礼申し上げる次第であります。
 今後につきましても、多くの個人や企業の方々をはじめといたしますみなさまからの「家康公像へ関わりたい」という強い思いを感じていることから、像にふさわしく芸術性のある台座制作のために寄附を充てるため、引き続き寄附への啓発・呼びかけに取り組んでまいりたいと考えております。
 この家康公像は、平和な世の中を作り上げた郷土の英雄の志を市内外に発信し後世へ伝える、本市の新たなシンボルとして制作するものです。多くのみなさまから寄せられるご厚志により作り上げた「愛郷心の象徴」として、日本一の像になるよう事業を進めてまいりますので、ご理解ご協力をお願いいたします。

 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。 (つづく

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2017年6月27日 (火)

平成29年6月議会 その3(閉会の挨拶)

 6月議会の最終日(6月23日)に申し上げた挨拶を掲載します。


 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの6月定例市議会にご提案をいたました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございました。決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正な執行に努めてまいる所存であります。
 なお、この機会に一つ付け加えさせていただきます。おかげ様で、乙川リバーフロント計画をはじめとする各種事業が順調に進展しているところでありますが、未だに個々の事業を単なる土木建築工事のようにとらえているような向きもあります。

岡崎こどもまつり

 こうした政策の究極の目的は、いつも申しております通り、岡崎の市民、ことに子ども達が自らのふるさとに対し、より大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築き上げることであります。
 よく、国会議員の方で「愛国心」の涵養を言われる方がおられますが、自らのふるさとに対し、愛情や誇りのない人に「愛国心」を説いてもムダなことであります。またそれは、与えたり教えたりできるものではなく、自らの心に自然に湧き上がってくる情念の高まりであると考えます。
 私はそうした自然な心のある岡崎人、日本人を育てたいと思い、現在の政策を行っているのであります。なぜならば歴史は、そうした心をなくした国民や国家、地域社会が早晩、衰退の道を歩むことを教訓として示しているからであります。

 おわりに議員各位におかれましては、今後ともますますご自愛の上、市政進展のためにご尽力をいただきますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成29年6月議会 その1(市長提案説明) (2017.06.04)

平成29年6月議会 その2(一般質問答弁) (2017.06.24)

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