岡崎市議会

2018年12月27日 (木)

平成30年12月議会 その3(一般質問答弁後編、閉会挨拶)

岡崎市議会

 12月定例会における市長答弁の後編と、閉会挨拶を掲載いたします。一般質問では杉浦久直議員にお答えしました。


杉浦久直議員(自民清風会) 12月6日(木)

杉浦久直議員

――本年は、ウッデバラ市との姉妹都市提携50周年記念の年でしたが、今回の実績についてお示しください。

○市長 私からは「ウッデバラ市姉妹都市提携50周年」における今年度の実績について、成果を交えてお答えします。
 提案説明でも述べましたが、本年度は本市と最も長く国際交流を続けているウッデバラ市との提携50周年を迎え、様々な記念事業を実施いたしました。
 最初の事業として、5月にウッデバラ市の公式使節団5名と合唱団30名及びご家族含めての総勢44名の皆さんが本市を訪問されました。まずウッデバラ市からの公式訪問団としては、友好関係を象徴的に表現した美しいガラスのオブジェを記念品として贈呈いただき、現在は東庁舎3階に展示しております。

ウッデバラ室内合唱団

 また、同行された合唱団の皆様には、シビックセンターで開催した「北欧の夏至祭」にて、50周年記念の楽曲を美しい歌声で披露していただいたほか、高年者センターにおいては高校生とのコラボレーションによる合唱で来場者を楽しませてくれました。
 次に高校生の相互交流としては、5月にはウッデバラ市の高校生2名を受け入れ、8月には本市から4名の高校生を派遣しており、双方の学生が商品開発を自ら考える「起業」などの様々な分野で、お互いに学び合うことができたと聞いております。
 また民間レベルにおいても、姉妹都市提携35周年記念の際に本市で公演された「ボーヒュースレーン・ビッグバンド」が再び訪問してくださり、「国際レベルのジャズ・オーケストラ」と称されたジャズの音色で「ジャズの街岡崎」のイベントに花を添えてくれました。
 このビッグバンドの皆さんには、竜海中学校でも出張ライブを行っていただき、文化面でも若者との交流を深めることができたと思っております。

 そして、本市からの公式訪問として、10月下旬に公式使節団と市民ツアー「友好の翼」がウッデバラ市を訪問いたしました。
 今回の訪問は記念事業にふさわしく大きな成果があったと感じております。これから述べる内容は、杉浦議員を始め同行された議員のみなさんも同じ経験をされておられますが、議会を通じてのご報告ということでお聞きいただければと思います。

Uddevalla201810241

 ウッデバラ市では、伝統ある旧市庁舎での表敬訪問ののち、高等職業教育センターで、本市からの記念品である「早春の岡崎城」と題した日本画を贈呈いたしました。満開の桜の中、岡崎城がそびえる素敵な絵であります。
 30周年記念で本市が贈呈した巨大な「なかよしの像」は、今ではウッデバラ市民の写真スポットや待ち合わせ場所となっているとお聞きし、大変うれしく思いました。この絵も多くの方の目に触れる場所に飾っていただいており、「像」と同様に、市民に親しまれるものとなることを願っております。素晴らしい絵を描いてくださった岡崎美術協会の鈴木由紀子先生には、あらためて感謝申し上げます。
 視察先としてウッデバラ市の高等学校、幼児施設、高齢者施設を訪問し、「起業」を学ぶ実践的な教育手法や、先進的な福祉行政に触れることができたほか、ストックホルムの在スウェーデン日本商工会を訪問した際には、国政の潮流、移民問題などスウェーデンの抱える現代的な課題を始め、世界ナンバーワンを誇る持続可能性を追求した環境政策、女性の社会参加、課税の仕組みなどを紹介していただきました。

 提案説明の折に言うのを忘れておりましたが、高等学校を訪問した時に後ろからポンポン、と肩を叩かれまして、振り返るとそこには一人の女子高生が立っており、「私は以前、中学生訪問団でウッデバラから岡崎に行った者です」と声をかけてきました。私はその時不覚にも思い出せませんでしたが、彼女はリム・ゼライヤ(Rim Zellaya)さんという方で、「これがその時あなたと一緒に撮った写真です」と言って、嬉しそうに自分のスマートフォンの画面を見せてくれました。

Uddevalla201510231

(後列一番右がリム・ゼライヤさん。2015年10月、岡崎市役所にて)

 全国に国際交流を謳っている自治体は数多くありますが、姉妹都市の看板を掲げているだけの所も多く、岡崎のように相互に姉妹都市として実のある交流を重ね、しっかりと国際人を育成している所というのは稀であり、本市の大きな強みであります。 
 このことは日本の外務省も高く評価しております。ウッデバラ市が、本市との長年の国際交流の功績により、日本の外務大臣表彰を受けたということは提案説明でも述べさせていただきましたが、その縁もあって、われわれ使節団も在スウェーデン日本大使館の大使公邸にご招待いただきました。
 大使館員も「地方自治体の方をこうした形でお迎えするのは初めてのことです」と言っておられました。
 スウェーデン王国と日本の、国同士の友好関係は150年ですが、ウッデバラ市と本市の姉妹関係はそのうち実に50年の長きにわたるものであり、両国の親善の一翼を担ったと高い評価をいただいたものと考えております。
 廣木特命大使より心温まるおもてなしを受け、素晴らしいひとときを過ごすことができましたが、何より今後の両市の都市交流にとって、大きな励みになる記念すべき出来事でありました。これも50年にわたる本市の実のある国際交流の成果だと思います。

 この50年の間に岡崎市からは332人、ウッデバラ市からは271人の市民が相互訪問しております。若者の交流という面では、中学生の相互交流は以前から実施しておりましたが、本年度から高校生の相互交流も実現することができました。
 若者の交流については、ウッデバラ市のほか、フフホト市からも提案をいただいているところであり、本市としても積極的に取り組んでまいります。本市の派遣中学生の中から外交官が誕生しているように、若い時代に異文化を体験し国際的視野を広げることにより、多文化を受け入れる多様な考え方の人材が生まれるものと思っております。
 これからさらに国際化、多文化共生の流れが進む日本において、本市の都市交流の取り組みが将来を担う若者の、世界に羽ばたく力となっていること、さらに市民同士の草の根交流の積み重ねが今日のわが国の平和的な国際関係を築いていることを実感しております。
 今後も国際交流の促進と多文化共生社会の構築を目指してまいりたいと考えております。
 以上、少し長い話となりましたが、訪問報告書に先がけての報告であり、平成30年最後の私の答弁でありますのでお許しいただきたいと思います。


市長閉会挨拶 12月21日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの12月定例市議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございます。
 決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正に努めてまいる所存であります。
 さて、今年もあとわずかとなりました。来年は平成から元号が替わり、新しい時代が始まります。徳川家康公像の設置など各種事業が次々と完成を迎え、岡崎の景観や人の流れも大きく変わる重要な年となります。
 そして先日、地域の経済や住民生活を支える拠点である「中枢中核都市」の一つに指定されました。これを契機に更なるまちづくりに邁進してまいります。
 議員各位におかれましては、年末のお忙しい中ではありますが、ますますご自愛の上、市政発展のためにご尽力賜りますようお願いを申し上げ、挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年12月議会 その1(市長提案説明) (2018.12.05)

平成30年12月議会 その2(一般質問答弁前編) (2018.12.26)

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2018年12月26日 (水)

平成30年12月議会 その2(一般質問答弁前編)

Okazakicitycouncil201812041

 12月定例会における一般質問の市長答弁を2回に分けて掲載します(計3名)。前編では、柴田敏光議員、内田実議員にお答えしています。


柴田敏光議員(民政クラブ) 12月4日(火)

Citycounciltoshimitsu2018

――(1)石垣市との親善都市提携の意義と、(2)50周年記念事業についてお尋ねします。

○市長
(1)石垣市との親善都市提携は、単に両市の親善という意味に留まらず、戦後日本の歴史、そして日本国民が等しく味わってきた苦難の人生に寄り添うような尊い歴史資産であります。
 提携当時の沖縄は戦後の苦労を一身に背負い、アメリカの統治のもとにあり、市長や議会関係者はパスポートを携えて石垣に渡りました。石垣市民の祖国日本に寄せる思いについて、当時、太田市長は、
「市民は私達を通じて日本内地のことを知りたがっていたし、一度でいいから本土に渡ってみたいという熱烈な願いを抱いている」
 と述べております。
 今日の沖縄は昭和47年に本土復帰を果たし、石垣市は日本最南端の自然文化都市として目覚ましい発展を続けておられます。我が国が平和を享受し豊かになる中で、この親善都市提携は、かつて日本国民が分断されていた事実を後世に残す、歴史的な価値を持つものとなったわけであり、私達には将来にわたってこの親善関係を引き継いでいく使命があります。
 私も5年前に初めて石垣を訪れました。そのとき岡崎会館の跡の公園前にある料理店を訪れ、「岡崎市から来ました」と言ったところ、注文していないのにマンゴージュースをサービスされました。聞けば、そのお店の女性は岡崎市から贈られた岡崎会館で成人式を行ったそうであります。

Ishigaki201611061

(石垣島まつり市民大パレード、2016年11月6日)

(2)記念事業については、まずは提携50周年の幕開けにあたり、市政だよりに特集記事を掲載致しまして、市民の皆様に対し親善都市提携に至る経緯や石垣市の現状を紹介してまいります。あわせて、将来に向けて親善関係を維持、発展できるよう市民レベルの交流事業も実施したいと考えております。
 また現在、石垣市では新庁舎の建設事業が進行中でありまして、この新庁舎の周辺に末永く設置していただけるような物を、親善都市提携50周年の記念品として贈りたいと考えております。私からは以上であります。


内田実議員(自民清風会) 12月5日(水)

Citycouncilminoruuchida2018

――アウトレットを核とした東部地域のまちづくりについて伺います。
 まちづくり協議会をはじめとする地域が望んでいるまちづくりを実現するには、市街化編入後、道路やライフラインなどの都市基盤施設の整備を含めて、一体的な面整備を行う展開として、具体的にはどのような都市開発の手法があると考えられるか見解をお聞かせください。
 また、現時点でこの地域においてはどのような手法が適していると考えるのか見解を聞かせてください。

○市長 私からは東部地域における都市開発手法についてお答えします。
 新たに都市基盤を整備するには、この地域の面的な拡がりを考慮し、地区全体に宅地、道路、公園等を計画的かつ合理的に配置したインフラ整備を行い、土地利用の増進を図ることが必要であります。
 一般的な面的整備の手法としては、権利者全体の総意を得た民間事業者などが都市計画法の「開発行為の許可」を受けて行う「開発事業」のほか、土地の区画形状を整形し、道路や公園などの都市基盤施設の新設、または変更を土地区画整理法に基づいて行う「土地区画整理事業」で整備する方法などが考えられます。
 新たに市街化区域に編入しようとしている本宿地区の整備としましては、地権者の土地活用に対する考えが混在する現在の状況では地区全体を民間の開発事業で整備することは難しく、また、開発が可能なところから部分的に小規模な民間開発が行われた場合、無秩序で乱雑な市街地となるおそれがあります。他の地域においては、そうした反省がされている所もあります。
 このため、当地域において健全かつ良好な市街地の形成を行う整備手法としては、「道路や公園などの都市基盤施設」と「土地利用のための良好な宅地」の整備が同時に行える「土地区画整理事業」が、当該地区の規模や実施の確実性を考慮すると、まず初めに検討すべき手法として捉えております。私からは以上であります。 (つづく)

Motojukustationroute473

(本宿地区。一般国道473号バイパスと名鉄本宿駅)


平成30年12月議会 その1(市長提案説明) (2018.12.05)

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2018年12月 5日 (水)

平成30年12月議会 その1(市長提案説明)

Okazakicitycouncil20181231

 12月3日(月)、岡崎市議会12月定例会が開会しました。ただいま12月3日~6日の日程で一般質問が行われております。
 初日に述べた所信の一端ならびに、今議会に提案いたしました議案の大要につきまして御報告申し上げます。


災害対策・エアコン設置
 早いもので、今年も残すところ、あと1か月となりました。振り返りますと、今年は国内外で災害の多い年でありました。幸いにも本市では生命に関わる被害はありませんでしたが、4月には山綱町地内で法面(のりめん)の崩落があり、また台風21号、24号などにより多くの施設が被災しました。これらに対しましては早期復旧に取り組むとともに、7月に起こった大阪北部地震の状況を踏まえ、倒壊の怖れのあるブロック塀の撤去も迅速に対応いたしました。
 また、「災害級の暑さ」と言われているとおり、近年の夏の異常な暑さに対し、子どもたちの安全を第一に考え、小中学校へのエアコン設置を決断いたしました。
 良好な学習環境を少しでも早く確実に整備するために、PFI事業により事業者の選定を進めていたところですが、11月28日に優先交渉権者を選定することができました。

Airconditioner20181129

 当初の予定では、すべてのエアコン設置は、来年12月末までと考えておりましたが、中学校についても来年6月末までに設置するという事業提案がされましたので、来年の夏には、すべての小中学校にエアコンを設置できそうです。もう、子どもたちに暑い思いはさせません。受験を控えた中学生にも、快適な学習環境を提供することができるということで、大変喜ばしく思っているところです。今後につきましては、基本協定及び仮契約を締結したのち、本定例会に事業契約議案を提出する予定であります。

ウッデバラ市、石垣市との都市交流
 今年は、日本とスウェーデンの外交関係樹立150周年を迎える年でありますが、本市と同様に、花崗岩の上に築かれている都市というご縁で、スウェーデンのウッデバラ市と姉妹都市の提携をして50周年を迎える年でもあります。その記念すべき年として、5月にはウッデバラ市から使節団と合唱団をお招きし、シビックセンターなどで合唱をご披露していただきました。

ウッデバラ市使節団と合唱団(2018年5月20日)

 10月には、北欧を代表するスウェーデンのジャズバンド、ボーヒュスレーン・ビッグバンドが、りぶらホールにおいて、「国際レベルのジャズ・オーケストラ」と称されるジャズの音色を聞かせてくださいました。10月下旬には、本市からも使節団を派遣するなど、人々の訪問交流を通しまして、文化、教育など市民相互の理解を深めてまいりました。
 この訪問で特筆すべきことは、歓迎夕食会の席上で、両市の50年にわたる都市交流の功績を称えるため、廣木(ひろき)・駐スウェーデン特命全権大使により、河野外務大臣からの表彰状が、ウッデバラ市長に手渡されたことであります。これも長年に渡り、中学生を初めとする活発な市民交流の成果であると
思っております。
 また、同じく訪問中の出来事ですが、ウッデバラ市のスーパーマーケットで突然日本語で「市長さんじゃないですか?」と声を掛けられました。聞けばその方は岡崎市民で、姉妹都市提携40周年の折に訪問団に参加し、その後、ホームステイを受け入れて以来、度々スウェーデンを訪れ、今も個人的交流が続いているとのことでした。
 ほかにも、中学の時にウッデバラ市に派遣されたことをきっかけに、外語大学でスウェーデン語を学び、外交官となり、スウェーデン大使館に勤務された市民もいると聞いております。今後も市民の相互訪問や民間交流に根差した、実のある都市交流を続けてまいります。

 そして、来年の2月19日には、沖縄県石垣市との親善都市提携から50周年を迎えます。提携当時の昭和44年は、沖縄は米軍統治下にあり、提携文書には「沖縄の祖国早期復帰を念願して親善都市の提携を宣言する」と謳われております。
 我が国の戦後史を語るうえでも大変貴重な提携の意義を、この機会に交流の歴史を市民の皆さんに正しくお伝えできるよう、情報発信や交流事業を進めてまいります。

市民サービスについて
 ライフスタイルの変化に伴い、市民の利便性向上を図るために新たなサービスを展開してまいります。
 1つ目といたしまして、現在、マイナンバーカードを利用し、住民票の写しと印鑑登録証明書を休日、早朝、夜間でも最寄りのコンビニエンス・ストアなどで交付できるサービスを行っております。
 これに加え、来年1月より新たに、戸籍証明書と戸籍の附票(ふひょう)の写しの交付サービスを始めます。本市に本籍がある方は、住民登録が市内・市外を問わず、全国のコンビニエンス・ストアなどで取得が可能となります。
 2つ目といたしまして、市税の納付及び国民健康保険や後期高齢者医療の保険料の納入につきまして、従来の口座振替、金融機関の窓口やコンビニエンス・ストアでの払い込みに加えまして、来年4月より
クレジットカードによるお支払いが可能となるシステムを導入いたします。
 いずれのサービスも、利用される皆さんが時間に縛られることなく、ご自身の都合に合わせて利用が可能となっております。今後も市民の利便性の向上に寄与するサービスを展開してまいります。

高齢者福祉について
 少子高齢社会が顕著な中、急速な高齢化の進行に伴い、今後は、認知症高齢者の大幅な増加が見込まれております。国は「新オレンジプラン」を掲げ、本市においても市内に20か所ある地域包括支援センターに、認知症 地域支援 推進員の配置、早期発見・早期治療につなげるための初期 集中支援チームによる支援、市民病院に設置されている認知症疾患医療センターと連携するなどの施策を展開しております。
 そして、在宅介護者や介護施設の現場で、高齢者の食事の食べさせ方に苦慮している現状や食べ物を気管やのどに詰まらせてしまう誤嚥が多いということを鑑み、食を支援する取り組みを推進するため、本市が提案した、「『食』を通した多職種 連携施策」が、「あいちオレンジタウン構想」のモデル事業に採択されました。
 認知症になっても、いつまでもおいしく食事ができるよう、今年度から3年かけて医師、看護師、言語聴覚士など、認知症の知識を持つ専門家と協働して、岡崎スタイルの食を支えるシステムを確立してまいります。
 お互いに明日は我が身の問題でもありますので、よろしくお願いします。

乙川リバーフロント地区整備計画について
 (仮称)乙川人道橋の「橋の名称」と、籠田公園から人道橋までの「通りの愛称」を募集したところ、市内はもちろんのこと、全国からも4千点を超えるご応募をいただきました。
 11月13日に「(仮称)乙川人道橋等 選定委員会」を開催し、「橋の名称」と「通りの愛称」をそれぞれ5点選定いたしました。この選定委員会には、市内5校に通う中学生15名にも委員として参加していただきました。これは、8月の「第46回生徒市議会」にて、竜海中学校から提案された「乙川リバーフロント計画に対して中学生の目線で考えたことを取り入れて欲しい」との意見に応えたものであります。

Tokaiaichi20181117

 最終候補として選定された「名称」及び「愛称」については、12月17日より市民からの投票を行って参ります。一人でも多くの方に投票していただきますようお願い申し上げます。

 乙川リバーフロント地区の整備にあわせて、公民連携まちづくりも進めておりますが、道路空間の利活用と再構築を図る社会実験を康生通りや連尺通りの歩道部(ほどうぶ)で実施をいたしました。

Quruwa201811171

 また、11月24日に開催された今回で4回目となる「岡崎 泰平の祈り」は、今年から愛知産業大学や岡崎青年会議所をはじめとする地元の企業やまちづくり団体、大学など22団体により組織された「岡崎 泰平の祈り実行委員会」により企画・運営されるなど、着々と公民連携が進んでいると実感しております。
 なお、人道橋完成のあかつきには、明代橋から人道橋、殿橋から潜水橋までのより広いエリアで「泰平の祈り」のLEDボール流しを行いたいと考えております。それにより市民の皆様によりくつろいで夜の一時を楽しんで頂けるものと思います。

岡崎市立愛知病院について
 市民病院は平成10年12月28日に現在の高隆寺町に移転して間もなく20年を迎えます。これを記念して10月に市民病院で開催しました記念フェスティバルでは、小さなお子さんからお年寄りまで多くの皆さんにお越しいただき、市民病院への高い関心と期待を実感しているところであります。

Okazakicityhospital2018

 来年4月には、県から愛知病院の経営移管を受け、岡崎市立愛知病院として経営してまいります。現在、8月に策定いたしました「岡崎市 病院事業 将来ビジョン」に基づき、愛知県と診療体制など詳細な協議を行っておりますが、5年後までには、市民病院へがん診療を集約し、市立愛知病院は軽度急性期医療を担うことを考えております。
 南部地域では、新総合病院の開設が控えておりますが、引き続き、西三河地域の中核病院として市民の皆さんが安心して治療できるよう医療提供体制の充実に努めてまいります。

条例議案
 それでは、続いて本議会に提案いたしております議案について説明させていただきます。
 条例議案は、全て改正条例でありまして、龍北総合運動場の施設整備に伴い、各施設の使用料を定める
「岡崎市 スポーツ施設条例」、豊富第二保育園を廃止する「岡崎市 保育所条例」など8件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、岡崎市シビックセンターなどに関する「指定管理者の指定議案」、岡崎墓園の造成や東岡崎駅ペデストリアンデッキの築造に関する「工事請負契約議案」など8件を提案させていただいております。

補正予算議案
 補正予算議案でありますが、一般会計は 4億3,421万5千円の増額、特別会計は 4,335万2千円の増額、企業会計は 9,255万9千円の増額補正をお願いしております。
 まず人件費に関しまして、一般・特別・企業会計を通じまして、国家公務員の給与改定に準じた職員給与の改定 及び、人事異動に伴う職員給与費の補正をお願いしております。一般会計の主なものとしましては、総務費では、市役所西庁舎において、アスベスト対策工事が必要になったことによる庁舎整備工事 請負費の増額、民生費では、障がい者施設の工事費が当初の見込みを下回ったことなどによる障がい者福祉施設 整備事業費補助金の減額、商工費では、阿知和地区 工業団地造成事業において、用地取得を進めるために必要な事業調査委託料などの計上、土木費では、(仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジの事業進捗を図るための調査検討委託料の増額、都市計画道路 福岡線の早期整備や、乙川河川緑地の整備を進めるために土地購入費の計上などをしており、これらの補正財源といたしまして、地方特例交付金、基金からの繰入金、繰越金などによりまして収支の均衡を図っております。
 次に、継続費につきましては、東岡崎駅 周辺地区 ペデストリアンデッキ整備事業 及び 乙川河川緑地 人道橋整備事業について、事業の進捗に伴い年割額(ねんわりがく)の変更をお願いしております。
 次に、繰越明許費の追加は、庁舎修繕事業始め5事業につきまして、変更は、東岡崎駅周辺地区 整備事業につきまして、それぞれ年度内完了が見込まれないことからお願いしております。
 次に、債務負担行為につきましては、市政だよりの作成及び配布に要する経費を始め33件の事項につきまして、それぞれ平成31年度当初予算に先立ち契約を早期に進めるため、債務負担行為の追加をお願いしております。
 続きまして、特別会計でありますが、介護保険特別会計では、利用者が見込みを上回ったことによる介護予防 サービス費 負担金 及び地域密着型 介護予防サービス費 負担金の増額をお願いしております。
 最後に、企業会計でありますが、病院事業では、当初の見込みを上回ったことによる投薬・注射薬品費 及び 診療用材料費の増額、下水道事業では、交付金対象事業の進捗が図られたことによるポンプ施設 築造工事委託料の増額 及び契約差金によるポンプ施設改良工事委託料などの減額をお願いしております。
 また、病院事業の債務負担行為につきましては、市民病院にPET-CT(ペットシーティー)の設置及び外来診療エリアの拡充をするための再編改修に要する経費につきまして、債務負担行為の追加をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

岡崎城の発掘調査
 さて、本年8月から9月にかけて行った岡崎城跡 天守台 石垣の発掘調査において、金箔瓦が出土しました。金箔瓦は大変珍しいもので、県内では、名古屋城で出土していますが、岡崎城跡はもとより三河地域の城としては初めての出土となります。
 金箔は徳川家の三葉葵紋に貼られているもので、将軍・徳川家との深いつながりがあった証(あかし)ではないかと考えられます。金箔瓦は現在のところ1点しか確認されておらず、その使用場所や時期を特定することには至りませんが、岡崎城に金箔瓦が使用されていたということは間違いないことであります。
今回の発掘調査は平成28年度に改訂・策定した「岡崎城跡整備基本計画」に基づき行っているものであり、金箔瓦の発見は調査研究の大きな成果であります。今後も発掘調査などを通じ、岡崎城跡をより詳しく解明していくと同時にその成果を全国にPRしていくことも重要であると考えております。
 また、岡崎公園内にある歴史観光サインにつきましては、多言語への対応や案内情報の充実、岡崎城の石垣や堀などの歴史的な景観に調和するよう刷新してまいります。
 新たなサインは本市の女性職員のアイデアであり、家康公が好んで用いたという馬印の金の扇をモチーフにデザインを統一したものであります。
 来園者が歴史的な風情を感じながら、快適に巡ることのできる案内誘導と、岡崎城の魅力を誰もが理解できるような、観光客の目線に立った分かりやすい解説により、利便性や回遊性の向上を図ってまいります。

岡崎公園のイルミネーション、家康公生誕祭
 岡崎公園では、泰平の祈りと同日の11月24日から、冬の風物詩となりました「イエヤスコウ・イルミネーション」がスタートしており、年明けの1月14日まで16万球のLEDが公園内を鮮やかに照らします。

Taihei201811241

 イルミネーション期間中の12月22日、23日と徳川家康公が生まれた26日の3日間は、市民の皆さんが企画・運営する実行委員会主催のイベント「家康公生誕祭」が開催されます。岡崎公園会場の家康館前において、縁起物グッズの販売や地元岡崎の飲食店が出店する生誕市(せいたんいち)を行うとともに、家康公生誕を祝う味噌六太鼓(みそろくだいこ)祭りを行います。
 また、22日に限り、岡崎城天守から3キロメートル先の大樹寺に向けた光ビスタラインを照らしますので、夜空を貫く平和の光を体感してください。
 そして、大樹寺会場では和の光「Art Night(アート・ナイト)」を行い、大樹寺の境内を幻想的に彩ります。夏まつりに続き、市民の皆さんが参画され、創り上げていくこれらのイベントに対しまして継続して支援を行ってまいりますので、皆さんも、ぜひ楽しんでいただきたいと思っております。

 以上、ご説明申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年12月議会 その2(一般質問答弁前編) (2018.12.26)

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2018年10月 2日 (火)

平成30年9月議会 その3(閉会挨拶)

Okazakicitycouncil201809281

 このたびの9月定例議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございました。決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正な執行に努めてまいる所存であります。
 さて、提案説明でも申し上げました小中学校へのエアコン設置につきましては、真に緊急かつ必要性の高い事業は様々な手法を積極的に活用し、前倒して行っていくという姿勢を示すことができました。
 さらに先日発表した岡崎城跡での金箔瓦の発見でありますが、本市が有する独自の歴史文化遺産の価値を改めて認識した次第であります。

東海愛知新聞

 また、「地方再生モデル都市」にも選出され、国や専門家の皆様から大変高い評価をいただいている乙川リバーフロント地区の整備など、これまで進めてきた政策が多くの皆様のご協力により一つ一つ形になり目に見えて実感できており、広く認知されてきています。
 そうした成果の一つがこの8月に東京で開催された「全国ふるさと甲子園」において、全国から集まった55の自治体の中から岡崎市が「行きたいまちNo.1」に選ばれたことであると確信しております。
 先日総務省から受けた資料によれば、22年後の2040年においても人口増を保っている人口30万以上の市は、県内では岡崎市だけでありました。これも本市の施策が有効性のあるものであると第三者によって分析されていることの証しであり、大変うれしく思っております。
 引き続き議員各位におかれましては、市政発展のためご尽力いただきますようお願い申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年9月議会 その1(市長提案説明) (2018.09.17)

平成30年9月議会 その2(一般質問答弁) (2018.09.19)

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2018年9月19日 (水)

平成30年9月議会 その2(一般質問答弁)

岡崎市議会

 9月定例市議会の一般質問においては2名の議員の方に答弁しました。御報告申し上げます。


鈴木英樹議員(民政クラブ) 8月30日(木)

鈴木英樹議員(民政クラブ)

――阿知和(あちわ)地区周辺地域のまちづくりについて伺います。
 周辺道路、特に南北軸の対しての整備についての考え方についてお聞かせ下さい。

○市長 工業団地とスマートインターチェンジを計画しております阿知和地区は、農遊館、農業支援センター、北部学校給食センター及び北部最終処分場などの都市施設が集約しており、北部地域における拠点の一つとなっております。
 また、周辺では昨年県から移管された旧・県営グラウンド、龍北総合運動場の整備も進められております。
 このように拠点性の高い地区にもかかわらず、現在の道路網につきましては特に南北軸が弱く、主要な道路としましては市道井田町線と市道東名側道57号線の2路線しかない状況であります。
 この南北軸を強化することにより、市道井田町線からの交通の転換、スマートインターチェンジと龍北総合運動場とのアクセスの確保など、整備効果も高いと考えられることから、周辺地域を対象に策定している道路計画の中で検討を進めてまいります。
 私からは以上であります。

Achiwa20181

Achiwa20182

Achiwa20183

Achiwa20184


野島さつき議員(公明党) 9月3日(月)

野島さつき議員(公明党)

――若者対策の推進について伺います。
 高校生を対象とした市民対話集会のねらい、これまでの実施状況、生徒の反応は?

○市長 平成25年度にスタートした「市民対話集会」は、「顔の見える民主主義」をモットーに平成29年度までの5年間で延べ45回開催しました。また、この他にも300回以上の講演や政策説明会を行っております。
 現在、岡崎市の行っている施策を映像とともに説明し、その後地域や市民団体の皆さんとの対話を重ね、本市の様々な分野の施策に対して理解を深めていただき、私も市民の生の声を聞くという取り組みを続けてまいりました。
 こうした中、現在本市が進める「岡崎の子どもたちが自らのふるさとに対し、より大きな愛情と誇りをもてる『夢ある新しい岡崎』」の実現には、若者の意見や考えに直接耳を傾けることが重要であると考えております。

 そこで、かつて野島議員も中学校代表として参加された毎年恒例の、中学生による夏の「生徒市議会」に加えて、今年度から2年かけて、市内の高校14校で高校生を対象とした市民対話集会を企画・実施することとしました。1年目となる今年度は、公立・私立合わせて7校での開催を計画しております。すでに岡崎学園、岡崎高校、岡崎工業高校、岡崎北高校の4校で実施し、生徒の皆さんとの活発な意見交換を行ってまいりました。

市民対話集会(2018年6月16日)

 いずれの会場も、筋書きのない、いわゆる「ぶっつけ本番」の意見交換を行っておりますが、対話集会を行う前は、例えば学校の施設が古いとか街なかにお洒落なカフェやお見せを増やしてほしいといった意見が出るものと想像しておりました。

 私の高校時代は学生運動が激化した時代でもあり、学生から教師に対してもかなり厳しい発言が出ることもありました。かつて三島由紀夫氏は鉄扇を一本持っただけで全共闘の学生達の待つ東大に単身乗り込んで討論会に出たことがありますが、それほどではないにしても何を言われるものかと内心戦々恐々として行ってまいりました。
 ところが、実際には観光やまちづくりなど、現在、本市が重点的に取り組んでいる内容に加え、額田を始めとした山間地域に人を呼び込んで活性化する方策や、籠田公園を防災施設として活用するなど、きわめて具体的で、市の広報や議会の議事録まで調べたと思われる内容もあり、それぞれの学校でこちらの予想を超えた大変有意義で素晴らしい意見が相次いで聞かれました。
 改めて10代の若者の意識や見識の高さに驚かされるとともに、的を射た意見、先を見る目など、いまどきの岡崎の若者を大変頼もしく感じているところであります。
 高校生の中には、卒業後に県外の大学への進学、あるいは市外・県外への就職を希望する生徒も多くみえます。岡崎の若者がふるさとを離れて学んだり、見聞を広げたりすることには大いに賛同するところであります。
 大切なのは社会に出る際に、ふるさと岡崎での就職や生活を選択肢の一つに加えてもらうことであります。こうした観点からも、今年度の市民対話集会が若者のUターン対策の一つとなることを期待しております。また市民対話集会においては、将来共に岡崎のまちづくりに参加ほしいと考え、市役所のPRにも努めてきました。
 引き続き、今年度は残り3校、次年度は7校で同様に市民対話集会を開催する予定です。さらに若者たちのふるさとへの理解と愛着が深まるよう、積極的に取り組んでまいります。
 また併せて、岡崎の将来人口についてご心配の言葉がありましたが、先日行われた愛知県市長会の折、総務省から受けた資料によれば、2040年において人口増を保っている人口30万以上の市は、岡崎市だけであったことをご報告申し上げます。
 私からは以上であります。


平成30年9月議会 その1(市長提案説明) (2018.09.17)

平成30年9月議会 その3(閉会挨拶) (2018.10.02)

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2018年9月17日 (月)

平成30年9月議会 その1(市長提案説明)

Okazakicitycouncil201808291

 ただいま岡崎市議会9月定例会が開催されています。
 初日(8月29日)に述べた所信の一端ならびに議案の大要について、御報告申し上げます。


平成30年7月豪雨、災害時受援計画の策定
 6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨に見舞われた平成30年7月豪雨では、河川の氾濫、浸水害、土砂災害等により甚大な被害が発生いたしました。
 犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げ、加えて、被災地の1日も早い復旧・復興を願うものであります。
 本市では、いち早く、緊急消防援助隊の愛知県の派遣部隊として、昨年の九州北部豪雨に続き、レッドサラマンダーが岡山県に出動し、安否確認や避難困難者の救助などの災害活動を行いました。中核市 災害時 相互応援協定による支援として、初動期に人的支援と緊急物資の提供を始め、避難所運営支援として現在も職員の派遣を行っております。

Hisaichi201807101

 また、総務省や厚生労働省、愛知県市長会から要請を受けましたので、被災した家屋の被害認定調査、愛知県と中核市等で編成する保健チームのメンバーとして保健師等が被災者の健康相談・健康チェック、避難所の衛生対策を行う職員を派遣しました。さらに、今年から本格的な運用が開始された災害時 健康危機管理支援チーム「DHEAT(ディーヒート)」の愛知県初の派遣メンバーとして専門的な研修を受けた職員の派遣も行いました。
 今年度、本市は物資に関する災害時受援計画の策定を予定しております。この計画は災害時において人的・物的資源などの支援・提供を受け、活用することを目的とし、円滑に他者の応援を受け、又は他者を応援することができるよう配慮するものであります。災害時に活用できるよう実効性の高い計画を策定してまいります。

浸水対策について
 また、9月2日には地域総合 防災訓練の実施を予定しております。市民の皆さまには積極的にご参加いただき、防災意識の高揚並びに、災害対応力が向上することを期待しております。
 本市の浸水対策でありますが、甚大な浸水被害が発生した「平成20年8月末豪雨」に関しては、伊賀川など5河川の床上浸水対策 特別緊急事業を平成27年度までに完了し、各河川流域の安全度は大きく向上しているところです。これら河川が整備されたことにより、低地での市街地の浸水を早急に排水するための雨水ポンプの建設を進めてまいりました。
 旧福岡郵便局周辺については、平成25年度より福岡雨水ポンプ場の建設に着手し、6月に完成、7月より供用を開始しております。
 また、六名・江口地区については、5年後の供用開始に向け、六名雨水ポンプ場の建設を進めているところであり、ポンプ場の着実な整備により、浸水被害を大きく軽減できるものと考えております。
 さらに、ハード対策に加えて、避難体制の強化や水害リスクの回避などのソフト対策を組み合わせるなど、総合的な浸水対策にも取り組んでいるところでありまして、近年頻発する豪雨に対して、被害が軽減できるよう、今後も努めてまいります。

危機管理体制の徹底
 6月18日には、大阪府北部を震源とした地震が発生し、ブロック塀の倒壊により女子児童が死亡する痛ましい事故が発生しました。
 この事故を鑑み、小中学校を始め公共施設のブロック塀等の緊急点検を行いました。危険性が確認された施設につきましては、早急に撤去改修を実施するため、補正予算の専決処分を行い、現在工事を進めております。
 民間所有のブロック塀につきましては、優先度の高い通学路沿いのブロック塀について、緊急の安全点検を実施するとともに、必要に応じて所有者に注意喚起などを行いました。今年度よりブロック塀等 撤去費補助制度を新設しておりますので、撤去や改修の際にご活用いただけたらと思います。

 7月18日には、重油2,000リットルが乙川に流出する事故が発生しました。
 下流にある男川浄水場の水源まで重油が到達したことから、乙川からの取水を停止する決断をいたしました。市内の半数にあたる約81,000世帯に水道水を供給できなくなる恐れがあったため、直ちに「危機管理警戒体制」を立ち上げるとともに、上下水道局においても対策本部を設置しました。オイルフェンスや吸着マットで水質の回復を図る措置や水質の監視強化、高度な浄水処理対策の実施など早期の取水再開に取り組むとともに、不足する水道水の確保や断水に備えた準備を進めていたところ、幸いにも断水という事態を回避することができました。その背景には、市民や企業の方々による節水によって配水量が抑制されたこと、土木災害安全協力会、管工事業協同組合や西三河水道事業連絡協議会の近隣市などの関係機関による連携した支援をいただいたことなど、地域一体となった対処があったことをご報告いたします。
 今後も、市民の生命財産を守るため、危機管理体制の徹底を図ってまいります。

中嶋一貴選手、愛三大三河高校
 さて、この夏には市民の皆さまが「わが街の誇り」と思っていただけるようなニュースがいくつかありました。
 6月に開催されたルマン24時間耐久レースでは、本市出身の中嶋一貴選手が優勝を飾られました。世界三大カーレースの一つと称されるこのレースでの輝かしい成績に対し、市民栄誉賞を贈りました。父親の中嶋悟氏には第一号の市民栄誉賞を贈っており、親子二代続けての受賞は初めてのことになります。

中嶋一貴選手

中嶋一貴選手

 また、第100回の記念大会となる夏の甲子園には、東愛知大会を制した愛知産業大学三河高等学校が出場しました。三河高校が夏の甲子園に出場するのは22年ぶり2度目であります。善戦空しく、初戦突破はなりませんでしたが、猛暑の中、はつらつとプレーする選手の姿は、市民に誇りと元気を与えてくれました。
 これ以外にも多くのスポーツで子ども達が頑張って好成績を残してくれていることをうれしく思っております。このような世界的・全国的レベルでのご活躍により岡崎市の名が、多くの方に
知っていただけたのではないかと考えております。

内藤ルネ氏、全国ふるさと甲子園
 そして、今年は観光ポスターをきっかけとしまして、民間事業者の皆さんと一緒になり岡崎市出身のマルチクリエイターであります、内藤ルネ氏のイラストを使ったプロモーションを進めています。

内藤ルネ展

 1950年代から60年代にかけ、少女雑誌の表紙や挿絵で人気を博し、本市の観光ポスターになった「ルネガール」や「ルネパンダ」を生み出したかたであり、日本のポップカルチャーを開拓、確立させたことから「ルーツ・オブ・カワイイ」と呼ばれております。
 7月末から行われた岡崎城下 家康公夏まつりにおいても各会場でイラストが飾られたほか、南公園や道の駅藤川宿といった市の施設をはじめ、イオンモール岡崎やNEOPASA岡崎などの民間施設など、様々な場所で「カワイイに出会えるまち、オカザキ」として展開しています。今後も、シティプロモーションのポスター等への起用のほか、様々な場所で活用してまいります。
 当時を知る年代のかたには懐かしい、また若い世代のかたには新しい岡崎の魅力として感じていただけるのではないかと思っております。

第4回全国ふるさと甲子園

 さらに、8月25日に観光庁、経済産業省など8つの省庁が後援し、東京の秋葉原で開催された「第4回全国ふるさと甲子園」では、全国から集まった55の自治体の中から本市が「行きたいまちNo.1」の座に選ばれました。
 行きたいまちNo.1の名に恥じぬよう、「観光産業都市・岡崎」の実現に向けて、観光客に満足いただけるソフト・ハード両面の充実を図っていきたいと考えています。

平成29年度決算
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 本定例会には、平成29年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案を、監査委員の意見を付けて提出しておりますので、まず、その概要をご説明させていただきます。
 一般会計の決算の概要であります。
 一般会計の決算規模は、歳入は約1,270億円、歳出は約1,213億円と、歳入・歳出ともに前年度を上回り、どちらも過去最高額となりました。純剰余金につきましては、約47億円と、前年度と比べ、約8億円の増加となっております。この純剰余金のうち、35億円は、今後の財政需要に備え財政調整基金へ積み立てております。
 歳入では、緩やかな景気回復基調が続いていることにより、市民税、固定資産税などの市税が前年度と比べ、約15億円の増収と過去最高の決算額となっております。
 歳出では、本年2月に改築オープンしました“こもれびかん”の愛称で親しまれている額田センターの整備、民間による救急医療 拠点施設整備を支援するため、病院用地の購入費などが増加となっております。
 平成29年度は、これからの100年の礎を築くための重要な年度として、今後も持続可能なまちを創っていくため、未来を見据えた中長期的な視点に立ち施策を展開してきました。
 発達に心配のある子が早期に必要な相談・医療・療育を受けることができるこども発達センター、優れた景観と魅力的な水辺空間を活かした都市空間を創造していく乙川リバーフロント地区整備、広域的な災害対応を行うため、幸田町と共同で整備した「岡崎幸田 消防指令センター」など福祉や医療、防災や教育といった基本施策はしっかりと取り組みながら、投資的な事業もバランスよく実施できていると思っております。
 次に特別会計であります。
 12会計の総計では、歳入は約661億円、歳出は約652億円、純剰余金は約9億円で、前年度と比べ約3%減少となっております。
 最後に企業会計であります。
 病院事業会計は、入院患者数、外来患者数はともに減少しており、病床利用率は80.1%となりました。薬品費や委託料などの増加などにより、約4億7,000万円の純損失となりました。
 水道事業会計は、給水戸数、給水人口はともに増加し、普及率は99%でありました。旧男川浄水場の稼働停止に伴う資産減耗費が増加したものの、営業収益の増加などにより約6億1,000万円の純利益となりました。
 下水道事業会計は、接続戸数、接続人口はともに増加し、普及率は88.4%となりました。企業債の支払利息及び特別損失の減少などにより、約5億5,000万円の純利益となりました。

 以上が平成29年度決算の概要でありますが、本市の財政状況は引き続き健全な状況を維持していると自負しております。今後も市民の暮らしを守るための施策を最優先に取り組む一方で、サービスの質と量の最適化や稼ぐまちづくりによる新たな財源確保を図るなどの取り組みを推進していきたいと考えております。

条例議案など
 次に、条例議案であります。
 廃止条例といたしましては、設置目的を終えたため施設を廃止する「岡崎市中山間地域 農村活性化 施設条例」の1件であります。
 一部改正条例といたしましては、豊富学区市民ホームを移転する「岡崎市学区集会施設条例」、愛知県がんセンター愛知病院の経営移管に伴う関係条例の整備を行う「岡崎市病院事業の設置等に関する条例」など7件、合わせて8件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、豊富学区市民ホームの移転、中山間地域農村活性化施設の廃止に伴い、建物等を集会施設として、地域の自主的な管理に委ねるための「財産の譲与」、岡崎中央総合公園 体育館の天井の改修、市営住宅平地荘を新築するための「工事請負契約議案」など9件を提案させていただいております。

補正予算議案
 次に、補正予算議案でありますが、一般会計の補正は 4億8,870万6千円の増額、特別会計は 8億2,979万円の増額、企業会計は1,249万9千円の増額補正をお願いしております。
 総務費では、地域防犯カメラの設置補助申請が当初の見込みを上回ったことによる補助金の増額、不足する市民会館駐車場に対応するための土地購入費の計上、民生費では、応募が当初の見込みを下回ったことなどによる老人福祉施設整備事業費補助金等の減額、額の確定による後期高齢者医療 療養給付費負担金の増額、給与単価の増などにより当初の見込みを上回ったことによる私立保育園運営費補助金の増額、衛生費では、ごみ処理施設で使用するコークスの単価が当初の見込みを上回ったことによる消耗品費の増額、土木費では、4月に山綱町で発生した法面崩落に対応するための道路維持修繕工事請負費の増額、県が行う主要地方道 岡崎碧南線の交差点改良工事にあわせて市道針崎ポンプ場線の整備を行うための測量設計委託料の計上、県事業である鹿乗川に架かる牧内橋(まきうちばし)整備の工事時期が早まったための橋りょう改築工事負担金の増額、大門駅周辺整備に必要な用地を購入するための土地購入費の計上、市営住宅平地荘新築工事において、年割額を変更したことによる工事請負費の減額、教育費では、小学校及び中学校にPFI手法によりエアコンを設置するにあたり、事業者選定をするための契約等支援委託料の計上などをお願いしております。

東海愛知新聞

 次に、特別会計であります。
 3会計ありますが、いずれの会計も、主に前年度の決算が確定したことに伴い、補正を行うものであります。国民健康保険事業特別会計は、療養給付費等の精算に伴う国庫負担金返還金の計上、後期高齢者医療特別会計は、過年度分の精算に伴う広域連合への保険料等負担金の計上、介護保険特別会計は、決算剰余金の介護給付費準備基金への積み立てや介護給付費の精算に伴う国庫負担金返還金の計上をお願いしております。
 次に、企業会計でありますが、病院事業会計では、愛知病院との統合準備のため、病室の名称変更を行う業務運営管理委託料及び結核患者用 病床基本計画作成委託料の計上をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

小中学校へのエアコン設置
 最後になりましたが、小中学校へのエアコン設置についてであります。
 これまでも実現に向けて準備をしていた小中学校のエアコン設置について、先日の記者会見でもお話したとおり、平成31年の夏までにすべての小学校へ、平成31年中にすべての中学校に設置することとしました。
 隣接市の小学校で児童が熱中症で亡くなるという痛ましい事故が起こるなど、昨今の猛暑に対し、子どもたちへの暑さ対策が社会問題となっています。これまでの小中学校の暑さ対策としては、平成22年度の教育委員会の方針により、23、24年度の2か年で、すべての普通教室の天井や壁に扇風機を設置し対応してきました。
 私としては市長就任当初から扇風機だけで十分なのか心配していたのですが、当時の教育委員会の決定でもあり、また、PTA会費で設置された扇風機もあるため、このご寄附の意思を尊重し、扇風機で対応してまいりました。しかし、エアコン設置については常に気にかけており、教育委員会に対しても一般家庭用の大型エアコンの活用など、経済的な方法や導入手法を研究するよう指示してきたところであります。
 今回の補正予算では、少しでも早く、そして確実にエアコン設置を行うためPFI事業にて進めるための事業費を計上しております。当初は従来通りの発注形式での設計及び工事を行う予定でしたが、近隣自治体など、今後一斉に設置を目指すとみられ、施工者や機器の確保などの問題が生じることが予想されます。PFI事業により施工者と早く契約することで、これらの課題を解決し、少しでも早く使えるようにしたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いします。
 また、国においても学校へのエアコン設置について支援等の検討の動きがありますので、国の動向を注視し、補助金等を積極的に活用するとともに経費縮減に努めていきたいと考えております。

 以上、御説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年9月議会 その2(一般質問答弁) (2018.09.19)

平成30年9月議会 その3(閉会挨拶) (2018.10.02)

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2018年6月22日 (金)

平成30年6月議会 その2(一般質問答弁、閉会挨拶)

Okazakicitycouncil201806012

 6月定例市議会が本日、閉会しました。一般質問におきましては2名の議員の方に答弁しました。市長答弁と閉会挨拶を掲載いたします。


蜂須賀喜久好議員(無所属) 6月1日(金)

蜂須賀喜久好議員(無所属)

――将来の人口減少に向けたまちづくりについてお尋ねします。愛知環状鉄道からJR線への直通運転や複線化に対する市の考え方は?

○市長 岡崎市長として私も取締役の一人となっていますが、愛知環状鉄道株式会社としては、残念ながら現時点では具体的な計画はありません。しかし私の個人的考えとしては、一期目の市政の最後の議会で申し上げましたとおり、複線化による運行の高速化と東海道本線との相互乗り入れなどを進めて、愛知環状鉄道をより多くの人が便利に利用できる交通基盤にしていくべきだと考えております。そしてでき得るならば、将来名鉄と共同して西三河の公共交通のタテ軸とヨコ軸を結合する総合駅としての岡崎中央駅、すなわちセントラルステーションを造るべきだと思っております。
 また、2027年にはリニア中央新幹線の東京=名古屋間の開通によって、経済的にはリニアインパクトと呼ばれる大きなチャンスが訪れると言われております。
 一方でJR東海では、のぞみの利用者がリニアに移行することによって、東海道新幹線では「ひかり」と「こだま」の割合が増加すると予想しておりまして、豊橋駅に停まる新幹線の本数が増えることが期待されております。
 沿線である豊田市周辺から東海道新幹線を利用される方のうち、1割以上が豊橋駅から乗車しているという調査結果がありますが、相互乗り入れによって豊橋駅までの直通運転が可能になれば、愛知環状鉄道の利用者がさらに増えると考えられます。
 また、利便性の向上によって車からの乗り換えが進めば、本市だけにとどまらず三河全域の幹線道路の交通渋滞の緩和も期待できるわけであります。私はこの点が最重要であると考えております。
 現在のところ、来年の春を目指してICカードの導入を進めておりまして、経営的には今すぐに着手できる状況にはありませんが、いずれにしましても、引き続き愛知県や沿線各市とともに中長期的な視野で取り組みを進めてまいりたいと考えております。私からは以上であります。


神谷寿広議員(自民清風会) 6月4日(月)

神谷寿広議員(自民清風会)

――(1)「地方再生のモデル都市」とはどういうものか。また、国の選定に至る経緯などはどのようなものであったのかについて伺います。
(2)本市のどういう点が評価され、「地方再生のモデル都市」の選定に至ったのか。また、選定による国の支援内容とその効果について伺います。

○市長
(1)「地方再生のモデル都市」の概要および国の選定に至る経緯について
 まず、地方再生のモデル都市についてですが、全国の都市では人口減少、地域経済縮小等が深刻な都市課題となっています。こうした課題に対し、交通結節点ごとに拠点地域を形成して人口密度を維持することで商業等の生活サービス水準を維持する取り組みを図るとともに、公民連携の推進や地域資源の活用により、地域の稼ぐ力の向上に積極的に取り組もうとする都市が地方再生のモデル都市として選定されます。
 うれしいことに、今年の3月末に本市がこの地方再生のモデル都市に選定されました。
 このモデル都市の取り組みは、平成30年度から3年間、国が短期・集中的に支援する制度であります。

Tokaiaichi20180404

 次に選定までの経緯についてお答えします。昨年12月に募集があり、今年1月には1次審査が行われ、審査を通過した都市を対象に国土交通省によって現地調査とヒアリングが実施されました。
 この調査は約半日かけて行われまして、公民連携の舞台となる現場の視察と、公民連携の民間事業者からの聞き取り調査がありました。その調査結果を踏まえて有識者による2次審査が行われ、3月末に国からモデル都市が公表されたものであります。
 日本全国で32都市だけが選ばれまして、そのうちの一つが我が岡崎市ということであります。

(2)本市の評価された点、選定による国の支援内容とその効果について
 まず評価されましたのは乙川リバーフロント地区の「QURUWA戦略」であります。
 「QURUWA戦略」とは、地区内の豊富な公共空間を活用して、民間事業を誘発する質の高い公共投資により、パブリックマインドを持つ民間を引き込む公民連携の「QURUWAプロジェクト」を展開することで人の回遊を実現させ、その波及効果により、まちの活性化、暮らしの質を向上させる取り組みであります。この取り組みが国から評価されたものと思っております。

Otogawa201804011

サイクルシェア実証実験

(平成29年に導入されたサイクルシェア実証実験)

 次に国の支援内容についてお答えします。モデル都市に選定されますと、これまで予定していた交付金とは別枠で、今年度から3年間、国の交付金の重点配分を受けることができます。
 具体的には、QURUWA戦略にかかる事業の交付金として、国土交通省から社会資本総合交付金、内閣府からは地方創生推進交付金など、ハード、ソフトの両面に対して、初年度だけで約12億円を確実に頂けることになりました。
 この交付金は、うまくすると3年間で20億円を超える、たいへん大きな金額を見込めるものであります。これから先も、これらを有効に活用しながら着実に事業を進めてまいります。
 最後に選定された効果について、大きく2点を挙げたいと思います。
 まず一つ目は岡崎ブランドの確立であります。
 モデル都市選定を受けますと、QURUWA戦略が国のモデル事例として全国に発信されることになります。岡崎城・岡崎公園から乙川河川敷一帯で「岡崎の顔づくり」が進み、それが発信されることでQURUWA戦略に掲げている公民連携プロジェクトへの民間事業者等の参画促進につながり、地域の稼ぐ力がさらにアップすることが期待されます。
 二つ目は、あまねく市民の皆さんに関係する財政効果であります。
 本来、岡崎市で分担する予定であった金額を国庫補助で賄える部分ができたことによりまして、そこに充てるはずであった予算を、他の事業に回せるというメリットがあります。私はこれが一番大きいと思っております。私からは以上であります。


市長閉会挨拶 6月22日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの6月定例市議会にご提案をいたしました議案につきましては、慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございました。
 決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正な執行に努めてまいる所存であります。
 さて、順調に整備が進んでいる乙川リバーフロント地区やJR岡崎駅周辺、東岡崎駅のペデストリアンデッキや市民待望の新総合病院の工事も始まり、龍北運動場の整備も本格化するなど、私が目指す岡崎のまちづくりも一つの大きな節目を迎えております。

Higashiokazaki201806091

 今後、さらに次の時代を見据えたまちづくり、政策を進めていきたいと考えているところであります。そのためには、市職員、各議員の皆様と一丸となって全力で邁進していくことが不可欠であります。
 議員各位におかれましては、今後ともますますご自愛の上、市政発展のためにご尽力をいただきますようお願いを申し上げ、閉会の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年6月議会 その1(市長提案説明) (2018.06.03)

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2018年6月 3日 (日)

平成30年6月議会 その1(市長提案説明)

岡崎市議会平成30年6月定例会

 ただいま市議会6月定例会が開催されています(期間:6月1日~22日)。
 初日に述べた所信の一端ならびに議案の大要について、御報告申し上げます。


東京オリンピックに向けて
 2 月に韓国 平昌で開催されましたオリンピック・パラリンピックにおいて日本選手団の活躍がまだ記憶に新しいところですが、2 年後には東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会が開催されます。
 本市では、アーチェリー競技の事前キャンプ地に名乗りを挙げ、候補国を模索していたところ、モンゴルから申し出をいただき、去る 4 月 12 日にキャンプ地としては県内で初めて覚書を締結しました。
 基本合意事項として、モンゴルナショナルチームが本市で強化キャンプ及び事前キャンプを行うほか、本市は、キャンプの実施をおもてなしの心で歓迎すること、多くの選手が東京オリンピックに出場できるよう、それぞれ努力、協力を行うこととなっています。支援内容や交流に向けた協議を今後も継続して行い、東京オリンピックに向け市民の気運を盛り上げてまいりたいと考えております。

「愛知県がんセンター愛知病院」の経営移管について
 欠町にあります「愛知県がんセンター愛知病院」は、三河地域のがん医療と結核医療の中核病院として愛知県により運営されており、これまでも市民病院と連携強化を図ってまいりました。
 しかしながら、現在の医療圏の状況と今後の地域医療の在り方を見据え、がん医療の一層の充実と経営の効率化を図るため、愛知病院の経営を岡崎市に移管することに基本合意し、3月31日に覚書を締結いたしました。現在、来年4月の経営移管を目指して詳細な協議を重ねております。

Aichicancercenter201803311

 これまで愛知病院が担ってきた、がん、結核、感染症などの医療機能は、順次、市民病院へ移行し、愛知病院は、主に亜急性期、在宅復帰支援の医療機能を担うことになります。
 このような医療機能の再編のほか、5 月 12 日に安全祈願祭を行い、平成 32 年 4月の開院を目指して整備を進める藤田保健衛生大学岡崎医療センターや、今年度より本市が医師会のご協力で公衆衛生センターに設置している「在宅医療サポートセンター」などの事業を通じて、引き続き地域医療の充実を図ってまいります。

こども関連について
 女性の就労拡大などに伴い保育需要が増加する社会情勢の中、本市における保育園入園者数も、年々増加する傾向であります。その対応の一つとしまして、今後人口の増加が見込まれる JR 岡崎駅近辺で 3 歳
未満児の保育を行う「南部 乳児保育園」を4月1日に開園いたしました。33 人の保育を行っておりますが、入所した園児もようやく環境に慣れ、園内のリズムができつつあります。
 現在は、途中入所の受け入れを始める準備をしておりまして、今後も高まる保育需要に対して、的確に取り組んでまいります。
 小学生や中学生においては、新年度が始まり 2 か月がたち、新しい環境に慣れてきたところであります。本市では、家庭の経済事情に関わらず、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、就学援助制度を実施しておりますが、今年度入学の児童生徒より、制度を変更し、「新入学 学用品」の購入費を入学前にお渡しできるようにしました。このように柔軟な対応をすることで、入学準備における保護者の経済的な負担を軽減することができたものと考えております。
 児童生徒を取り巻く生活環境は、複雑化、多様化しており、学校生活や日常生活において、いじめや不登校など、様々な問題が起きております。できる限り楽しく安心して学校生活を送ることができるよう、児童生徒一人ひとりの状況を的確に把握するため、昨年度から、全中学生を対象として、「学級集団適応心理検査」いわゆる「hyper-QU テスト」を導入しました。
 学校からは、「支援を必要とする生徒への早期の対応が可能となった」、「学級全体の雰囲気、状況をより正確に把握することができた」、「今後の学級運営を行う際の指導方針を立てる資料として活用できた」などの報告を受けております。検査結果を、いじめや不登校、問題行動などの未然防止に役立てることも可能であるため、今年度は、その検査対象を小学校5、6年生まで拡大し、発達段階に合わせ、特徴を踏まえた支援が行えるよう活用してまいります。
 また、いじめや不登校、問題行動などの背景は複雑であり、学校のみではなく、家庭や地域、関係機関が連携して対応していくことも重要であります。
 本市では、平成 28 年度からスクールソーシャルワーカーを配置しており、昨年度は、各学校から 40 件を超える様々な事案について、延べ 1500 回を超える支援を行ってまいりました。スクールソーシャルワーカーの要請件数は年々増加してきており、一つの事案に対して、よりきめ細かな対応をするため、今年度より 4 人増員し、8人の専門職で対応する体制としました。支援は、教員OBと社会福祉の専門家がペアで行っており、経験と知識を合わせることで、より適切な支援が行えるものと考えております。

障がい者福祉について
 福祉の村の整備として、昨年度のこども発達センターに続き、4月1日に「友愛の家」がリニューアルオープンしました。木の香りのする気持ちの良い施設で、来館者同士の交流やくつろぎの場所として利用できる交流スペースを備えております。

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 障がいのある方や支援者の方が生きがいを持てるよう、多彩な講座の提供や、イベントなどを開催する「地域活動支援センター」、地域における相談支援の中核的な役割を担い、障がいのある方の相談支援拠点となる「障がい者 基幹相談支援センター」、また「岡崎市 障がい者福祉団体 連合会事務所」を設置し、障がいのある方が地域において自立した日常生活、社会生活を営むことができるよう支援してまいります。

災害対策について
 南海トラフ地震の甚大な被害想定を踏まえ、今年2月に、地震対策の行動をまとめた「岡崎市 地震対策 アクションプラン」を策定しました。計画期間は平成 30 年度から 36 年度までの7か年計画であります。
 このプランは南海トラフ地震などの地震発生に備え、想定される各種被害を可能な限り減少させるため総合的に地震対策を進めていくことを目的とした行動計画であります。基本理念を「大規模地震による死者ゼロと被害の最小化、暮らしの迅速な回復に向けて、防災・減災対策を着実に推進する」とし、減災目標と「住宅の耐震化」を始めとする具体的目標を明確に掲げまして、全庁が一体となって地震対策に取り組んでまいります。
 一方で、近年では、災害も複雑多様化、大規模化の様相を呈しており、近隣市町と連携した広域的な災害対応が求められています。
 そうした中、本市と幸田町が共同で整備を進めておりました消防指令システムが完成し、4月から東庁舎7階において「岡崎幸田 消防指令センター」として開設し、業務を開始しました。119番通報の受付、消防車や救急車の出動指令などを担うこの指令業務は消防機能の中枢であり、消防車両等を有効かつ合理的に運用し、災害による被害の軽減を図るため、最新鋭のシステムを活用し、万全の体制で市民の安全・安心の確保に努めてまいります。

条例議案
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 まず、条例議案でありますが、改正条例といたしましては、地方税法の一部改正に伴い、加熱式たばこに係る市たばこ税の課税方式などを見直す「市税条例」、省令の一部改正に伴い、放課後児童支援員の基礎資格の規定を改める「岡崎市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例」の2件であります。
 その他議案といたしましては、公共空間を結ぶ主要回遊動線「QURUWA」の拠点のひとつとして、遊具や噴水、四阿を配置する籠田公園の整備、岡崎中央総合公園 野球場をLED照明に更新するための「工事請負契約議案」、中学校用の机・椅子などを買い入れる「物品取得議案」の3件を提案させていただいております。

補正予算議案
 補正予算議案でありますが、一般会計は 3 億 5,974 万 3 千円の減額、特別会計は 331 万 9 千円の増額、企業会計は 3,604 万 6 千円の増額補正をお願いしております。
 総務費では、ウッデバラ市との姉妹都市締結 50 周年を記念するコンサート開催のための「都市交流事業 委託料」の増額、学区市民ホームの借地について、協議が整ったことによる土地購入費などの計上、民生費では、国の基準単価の改正及び設置予定であった認定こども園の事業中止による「私立保育園 園舎建替等 事業費補助金」などの減額、国の生活保護基準の見直しに伴う「生活保護システム改修委託料」の計上、土木費では、「東岡崎駅周辺地区 ペデストリアンデッキ整備事業」において、東京オリンピックの影響で、建設資材の需要が高まったことにより、ペデストリアンデッキの鋼材の手配に日数を要したことなどによる工期変更に伴う「周辺整備 工事請負費」などの減額、「岡崎駅南 土地区画事業」においては、制度変更による「組合区画整理 県費補助 事業費負担金」の増額、などをお願いしております。

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(東岡崎駅前。建設中のペデストリアンデッキ)

 続きまして、特別会計でありますが、介護保険特別会計では、あいちオレンジタウン構想における「認知症に理解の深いまちづくりモデル事業」に採択されたことによる市民意識調査 委託料などの計上、額田北部診療所特別会計では、診察で使用する画像管理システム買換えのための機械器具購入費の計上をお願いしております。
 最後に、企業会計でありますが、病院事業会計では、愛知病院の経営移管準備のため、経理システムの改修、「外来診察室 拡張工事 基本・実施設計」の委託料などの計上をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

QURUWA戦略について
 さて、現在乙川リバーフロント地区で展開中の「QURUWA戦略」が、うれしいことに、この3月末に国の定める地方再生のモデル都市に選定されました。
 この地方再生のモデル都市は、国土交通省と内閣府が連携し、都市のコンパクト化と地域の稼ぐ力の向上にハード・ソフトの両面から総合的に取り組む自治体を選定するもので、全国で32都市、県内では、本市を含め2都市が選定されました。今回のモデル都市選定により、全国に紹介されることで、情報発信力が高まり、QURUWA戦略における、地域の稼ぐ力を高める公民連携プロジェクトへの民間等の参画促進に繋がることが期待できます。

籠田公園

(今年8月から改修工事に入る籠田公園)

 さらに今年度から3年間、本市の取り組みに対し、国から集中的な支援を受けることができ、今年度は12億円、3年間で20億円を超える交付金が別枠で受けられることとなりました。
 今後も本市のまちづくりが、益々活気あふれるものとなるよう努めて参ります。

 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年6月議会 その2(一般質問答弁・閉会挨拶) (2018.06.22)

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2018年3月18日 (日)

平成30年3月議会 その3(代表質問答弁・後編)

Okazakicitycouncil201803011

 3月定例会の代表質問答弁の続きです。三宅健司議員(民政クラブ)と井手瀬絹子議員(公明党)に対してお答えしました。


三宅健司議員(民政クラブ) 3月1日(木)

Citycouncilkenjimiyake2017

――市長の政治姿勢についてお尋ねします。本市の将来都市像である「人・水・緑が輝く 活気に満ちた 美しい都市 岡崎」と、市長の究極の目標である「夢ある新しい岡崎」とのつながりをどのように描きながら今後のまちづくりを進めていくのか、お聞かせください。

○市長 「人・水・緑が輝く 活気に満ちた 美しい都市 岡崎」という標語は、私の前の市政の折に、2020年を目標年度として本市が議会の決議を経て定めた将来都市像であり、市民と行政が協力してまちづくりを進めるために目標として掲げたスローガンであると認識しております。
 「夢ある新しい岡崎」という言葉は、私が最初の市長選で使った「次の新しい岡崎」というスローガンをもう一歩進めた表現として使用しているものであります。
 その二つの言葉の中で意味するものには多くの共通性があり、現在の市政の中でその主旨は十分活かされているものと考えます。
 とりわけ、私が市政の柱として掲げてきたことは、これまでも市政の根幹であった「モノづくり」に加えて、もう一つの経済の柱として「観光」を活かしたまちづくりをしよう、「観光産業」を育てようということであり、それはまた現在、国や県の動向と連動したものとなっております。
 そうした政策を進めるための要素として、本市の中心を流れる乙川や矢作川などの河川空間の整備を行うことと、市内各所に点在する歴史文化資産を、岡崎城、大樹寺、伊賀八幡宮などを中心に連動させて活かしてゆこうというものであり、これまでそうした方向で各施策を進めてきたものであります。

岡崎城

乙川

 本市の市域の6割を占める豊かな森林の「緑」と豊穣な土地と美しく豊富な水に恵まれた環境、先人の知恵や歴史、文化、伝統に育まれた土地において、個々の「人」が自らのふるさと岡崎に対して深い郷土愛と誇りを持って生きてゆける街を作ってゆくことが二つの出自の異なったスローガンの共通するところであると考えています。
 本市では、この共通する将来都市像の実現に向けて、まちづくりの方向性を7つの基本政策に明らかにし、これに基づいて、乙川リバーフロント地区整備事業や阿知和工業団地整備事業など様々な施策を先の基本政策に沿って進めてきているところであります。
 行政がこうした一つひとつの事業を一般の市民や企業の皆様方のご理解のもと、多様なまちづくりの担い手との共働によって、着実に積み重ねていくことが肝要かと思います。そうすることにより、市民一人一人がそれぞれの人生を謳歌し、新たなまちの価値を創造することができ、さらに本市の持つ古き良き伝統や文化を次の世代に継承するために市民一人一人が「まちの主役」となることで、より高い愛郷心の醸成につながるものと考えております。
 私からは以上であります。


井手瀬絹子議員(公明党) 3月1日(木)

Citycouncilkinukoidese2017

――住宅施策の推進についてお尋ねします。セーフティネット制度への本市の対応と、計画に示す内容、また今後のスケジュールをどのように考えているのかお聞かせください。

○市長 私からは「新たな住宅セーフティネット制度」についてお答えします。
 本市におきましても、今後さらに少子高齢化が進み、一人暮らしの高齢者が増加する傾向にあり、住宅の確保に配慮を要する方が増加していく事が予測されます。このような方の居住の安定を図るため、住宅セーフティネット制度を構築していくことが急務であると考えております。
 本制度への対応としましては、来年度、住宅課に居住支援課をもうけ、制度の周知を図るとともに、「賃貸住宅・供給促進計画」の策定のほか登録住宅の確保や住み替えなど住まいに関する相談窓口を設置いたします。今後は他都市の事例も参考にしながら、配慮を要する方の住宅の確保に繋がる支援を進め、住宅セーフティネット機能の強化に努めてまいります。
 計画の策定につきましては、現状に則した「要配慮者の範囲」と「賃貸住宅の供給目標」を設定し、「円滑な入居の促進」、「登録住宅の管理の適正化」などの事項について検討してまいります。
 スケジュールでありますが、今年度は計画策定の方向性や居住支援のあり方について検討を行うため、建築部・福祉部を始めとした庁内関係部署で構成する「居住支援会議」を設立し、2月に第1回の会議を行っております。来年度は、外部有識者等の意見を伺いながら素案を作成し、平成31年度にはパブリックコメントを実施したのち、公表できるよう進めてまいります。
 また計画策定と併せ、関係する団体と連携し、配慮を要する方からの相談や支援を行う「居住支援協議会」の設立も行ってまいります。
 本市としましては、この住宅セーフティネット制度を推進し、様々な事情や理由から生活の拠点となる住宅の確保に問題を抱えておられるかたの居住の安定を図ってまいります。
 私からは以上であります。


平成30年3月議会 その1(市長提案説明) (2018.03.11)

平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編) (2018.03.14)

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2018年3月14日 (水)

平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編)

Okazakicitycouncil201802283

 3月定例会の代表質問におきまして、市長としてお答えした部分について御報告申し上げます。2回に分けて掲載します。


簗瀬太議員(自民清風会) 2月28日(水)

簗瀬太市議

――平成30年度当初予算編成についてお聞かせ下さい。

○市長 まず私からは、当初予算の編成の考え方と特徴についてお答えいたします。
 平成30年度は、将来にわたり成長する持続可能なまちづくりを進めるための取組である、「第6次岡崎市総合計画・後期基本計画」及び「岡崎市まち・ひと・しごと創世総合戦略」がいずれも4年目を迎え、計画後半の着実な事業進捗が求められる年度であります。
 市民福祉の向上、まちの活性化及び魅力の創出に取り組むとともに、本市の目指す「夢ある新しい岡崎」に向け、重点プロジェクトなどの施策を着実に進める予算として編成してまいりました。
 当初予算におきましては、未来に向けて、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実にはしっかりと取り組みながら、これまで取り組んできた事業を着実に進めることが重要と考え「夢ある新しい岡崎の実現に向け、着実に施策を進める予算」と位置付けたところであります。
 平成30年度の一般会計当初予算の特徴につきましては、歳入は、根幹である市税が前年度対比101.3%、約9億円の増額となり、2年連続で過去最高額を更新しております。
 また、救急医療拠点施設整備支援のための基金を10億円取り崩すことから、基金繰入金が増加しております。
 市税の増収などを反映して、予算規模についても前年度対比100.2%、2億円の増額となり、4年連続で過去最高額を更新しております。
 なお、国の補正予算を活用して、平成30年度当初予算に計上を予定していた事業の一部を、平成29年度3月補正予算に前倒して計上しており、3月補正予算に前倒した事業を含めますと、前年度対比101.5%、約18億円の増額となっております。
 3月補正予算に事業を前倒したことに伴い、事業の財源である市債についても前倒したことにより、平成29年度の市債が増加し、平成30年度の市債は減少しております。
 私からは以上であります。

――愛知病院の移管協議開始の経緯とメリット、スケジュールについてお聞かせ下さい。

○市長 私からは「愛知県がんセンター愛知病院」の移管について、あらためて経緯等をお答えします。
 すでにこの2月の新聞報道等でご承知のとおり、「愛知病院の経営につきまして、平成31年4月1日の移管を目指し、市と県が正式に協議を開始する」というものであります。
 私としては、一昨年秋の2期目の市長選挙の折に「岡崎市民病院と愛知病院の連携強化」を公約に掲げ、市長就任以来、医療・福祉分野におけるこれまでの成果である「大学病院の誘致」と「こども発達センターの整備」に次ぐ、三つ目の柱としてお約束した政策であります。この三つの政策を実現させることで、子どもから若者、働き盛り世代、そして高齢者など、あらゆる世代が共に安心できる医療体制の土台がようやく整うこととなると考えております。
 特に、市民病院と愛知病院は立地も近く、がん診療の分野で競合しており、両病院の機能を理想的な形に再編できれば、財政的な効果はもとより、医療スタッフの効率的な配置にもつながり、将来を見据えた地域医療全体から見ても大きなメリットがあるものと期待しております。

愛知県がんセンター愛知病院

 現在、移管に向けた協議を進めているところでありますが、当面、病院を二つ経営することとなる本市にとりましては、財政的な負担が一つの懸念材料となります。
 ただし、この点に関しても、大村知事は先の記者会見において、県は移管後も様々な面で本市への財政的支援を行うと述べられています。本市としても必要な財源の確保に向けてしっかりと協議を行い、できるだけ早期に、条件面を含めた基本合意を目指してまいります。
 いずれにしましても、市民病院と愛知病院の連携強化は、愛知県、本市、あるいは西三河地域にとって十年来の課題でありましたので、今回抜本的な課題解決に向けて大きな一歩を踏み出せたことは、大変意義のあることと感じております。
 もちろん、本市への移管が決定した後も、患者さんには引き続き十分な医療を提供するとともに、職員の皆さんにも、安心して働いてもらえるよう、医師会など地域の医療関係者の皆様ともよく連携・協力し、十分な余裕を持ってしっかりと準備を進めてまいりたいと考えております。
 私からは以上であります。

――スマートウエルネスシティ首長研究会参加で感じた本市の課題は?

○市長 「スマートウエルネスシティの取り組み」で首長研究会に参加して感じた本市の課題についてお答えいたします。
 先月、筑波大学東京キャンパスで、第17回スマートウエルネスシティ首長研究会が開催され、加盟して初めての参加となりました。

第17回スマートウエルネスシティ首長研究会

 事務局長を務める筑波大学院の久野譜也教授からは、壮年期は日常の歩数が増加することで医療費の削減が期待できる、高齢者は認知症の発症と身体的不活動の関連が深いことから、歩くことを推進すると認知症対策にもつながる、といった研究結果を元に、歩くことを基本とした生活スタイルがいかに健康に寄与しているかの報告がありました。また、関係省庁や産業界からの様々な情報提供や加盟自治体の取組の発表などもありました。
 その中で、健康づくり無関心層を健康にするためには、まちづくりが大変重要であり、特に中心市街地においては、歩く道の整備、自転車や公共交通の利用などを進め、自家用車依存型の生活を見直していくことが必要であるといった提案がなされておりました。
 現在、本市におきましては、乙川リバーフロント地区の整備事業等により、歩行者が安全に歩ける空間の整備や、サイクルシェアの実証実験、まちバス東西ルートを東岡崎駅に接続するなどの取組を行っており、健康活動に結び付く「歩きたくなる」、「歩いてしまう」という環境整備が、徐々に整っているところであります。
 本格的な高齢化社会を迎え、「幸せは健康な長寿」からと考えます。今後は、健康づくりに積極的でない人にも、まず、整備された美しい景観を楽しみながら外出していただき、その先の中心市街地が人で賑わうまちとなるよう、公民連携による魅力あるソフト整備をしていくことが、「そこに暮らすことで自然と健康になれる」ためには必要であると考えているところであります。

葵桜

 先日も竜美ヶ丘にお住いの引退生活を送ってみえる方から、毎朝夫婦で乙川河畔から岡崎城まで歩き、康生でモーニングサービスをとって家まで歩いて帰るのが日課となっており、おかげで夫婦ともに体調がよいという話を伺いました。また、リバーフロント計画による整備事業への感謝の声を頂きました。そんな方がますます増えることを期待しております。
 私からは以上であります。


平成30年3月議会 その1(市長提案説明) (2018.03.11)

平成30年3月議会 その3(代表質問答弁・後編) (2018.03.18)

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