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2019年1月 1日 (火)

2019年 年頭のご挨拶

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 新年、明けましておめでとうございます。
 皆様におかれましては、輝かしい希望に満ちた新春を、健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 平成では最後となりますこの新年交礼会は、元旦に行われる公的行事として、全国的にも珍しく、昭和初期から今日まで引き継がれている本市独自の伝統行事であります。
 本年も岡崎市と岡崎市総代会連絡協議会との共催により、開催いたしましたところ、2月に選挙を控えた愛知県知事大村秀章様はじめ、ご来賓の皆様、そして多くの市民の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、昨年を振り返りますと、愛知産業大学三河高校硬式野球部が22年ぶりに甲子園に出場することができました。強豪校相手に最後まであきらめずに白球を追う選手の姿に心を打たれた方も多かったのではないでしょうか。また、アジア競技大会では、棒高跳びの山本聖途(せいと)選手が金メダル、陸上十種競技の中村明彦(あきひこ)選手が銅メダルという好成績をおさめられております。
 昨年10月には、東京オリンピック・パラリンピックのホストタウン登録におきまして、友好都市であるフフホト市との長い親密な関係が認められ、本市が中国のホストタウンに決定しました。今後は、フフホト市出身の選手とのスポーツ交流や文化交流を促進するとともに、両市の青少年交流の発展の契機にしてまいりたいと考えております。
 また、昨年4月に締結した県内初の東京2020オリンピック競技大会に向けた事前キャンプの基本協定書に基づき、2月にモンゴルのアーチェリー協会ナショナルチームが本市で強化キャンプを行います。嬉しいことに今回のキャンプの成功に向け、市内にも店舗があるサガミホールディングスから選手を食の面などから支援したいとの申出をいただきましたので、12月にはキャンプの協力に関する協定を締結したところであります。
 今後も、本市から一人でも多くの選手がオリンピックに出場できるよう、市を挙げて支援を行い、オリンピックへの機運が醸成されることを期待しています。

 昨年は、姉妹都市スウェーデン王国ウッデバラ市と提携50周年の年であり、私も公式使節団として、10月下旬にウッデバラ市を訪問し、交流を深めてまいりました。その歓迎夕食会の席上で、両市の50年にわたる都市交流の功績を称えるため、駐スウェーデン特命全権大使により河野外務大臣からの表彰状がウッデバラ市長に手渡されました。スウェーデン王国と日本の国同士の友好関係は150年ですが、ウッデバラ市と本市の姉妹関係は、そのうち実に50年の長きにわたるものであり、両国の親善の一翼を担ったと国から高い評価をいただいたものと考えております。
 これも長年に渡る中学生を始めとする活発な市民交流の成果であると思いますので、今後もこうした実のある都市交流を続けてまいります。

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 昨年の春に国の定める「地方再生のモデル都市」に認定されたことに続き、8月には開催された「行きたいまちNo.1」を決定するイベント「全国ふるさと甲子園」において、全国から55の地域が参加する中、本市が初出場にしてグランプリに輝きました。
 当日のイベントでは、若者の間で絶大な人気を博している岡崎の観光伝道師「東海オンエア」がPRに一役買っていただき、岡崎の名を高めていただきました。
 本市の掲げる観光産業都市への取組が、多くの皆様に評価していただいた証(あかし)であり、大きな励みとなったところであります。
 この栄誉に甘んじることなく、さらに観光産業都市としての岡崎のまちづくりに向けて邁進したいと思っております。

 それでは、ここで、最近の市政の動向と今後の展望について、ご報告申し上げます。
 市長就任以来、これまでに市民対話集会をはじめ300回以上の各種講演会や政策説明会等を行い、地域や市民団体の皆さんとの対話を重ね、本市の施策に対して理解を深めていただく取り組みを続けてまいりました。これは、私の目指す「顔の見える民主主義」を実現するためでもあり、この様な取り組みは全国的に珍しいものと思っております。
 今年度の市民対話集会は、高校生を対象として実施しています。いずれの会場も、筋書きのない、いわゆる「ぶっつけ本番」の意見交換を行っており、こちらの予想を超えた有意義で素晴らしい意見が出され、若者の意識や見識の高さに驚かされるとともに、的を射た意見、先を見る目など、岡崎の若者を大変頼もしく感じているところであります。来年度も7校で開催を予定しており、若者たちの故郷への愛情が深まる事業となるよう積極的に取り進めてまいります。

 小中学校のエアコンの設置につきましては、子どもたちの安全を第一に考え、良好な学習環境を早急に整備するためにPFI事業により事業者を決定することができました。当初の予定では、すべてのエアコン設置は今年の12月末までと考えておりましたが、中学校についても、6月末までに設置できることとなりましたので、今年の夏には全ての小中学校でエアコンが効いた快適な教室で授業を受けることができます。緊急かつ必要性の高い事業が有効な手法を積極的に活用して、前倒しで設置できることとなり、学校生活の質の向上に繋がるものと期待しているところであります。
 今後は、春休みや土日などの休校日を中心に工事を進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いします。

 近年、女性の社会進出や働き方改革が進んでまいりました。本市におきましては、先進的な取り組みとして、女性部長が2人、女性課長が10人と県内ではトップレベルを誇っておりますが、さらに女性の活躍や仕事と家庭生活の両立を図る「ワーク・ライフ・バランス」をはじめとした、男女共同参画の推進に積極的な事業所の表彰を開始し、初年度となる今年度は5つの事業所を「岡崎市男女共同参画推進事業所」として決定、表彰させていただきました。
 また、自治体では全国初の取り組みとなる、職場や地域など様々な分野での女性活躍支援として、ICTを活用し、子育てや家事をしながら好きな時間に自分のペースで学習するプログラムの提供も行いました。今後も女性の活躍推進に向け、様々な取り組みを進めてまいります。

 岡崎市民病院が高隆寺町に移転開院してから20年が経ちました。昨年10月に開催した記念フェスティバルには、多くの皆さんにお越しいただき、医療への関心の高まりを実感しているところであります。
 4月からは、愛知県から愛知病院の経営移管を受け、岡崎市立愛知病院として経営してまいります。当面の間、乳がん、結核、緩和ケアなど、一部の機能が愛知病院に残りますが、昨年8月に策定しました「岡崎市病院事業将来ビジョン」に基づき、5年後までにがん診療を市民病院に集約し、市立愛知病院は軽度急性期医療を担い、機能分担を図ってまいります。

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 南部地域で進めております藤田医科大学岡崎医療センターは、来年4月の開院に向け、順調に工事が進んでいると聞いております。開院後には、これまで市外に搬送されていました多くの救急患者を処置できるようになり、本市の救命救急が大きく向上するものと期待しております。
 今後は市民病院をはじめ、これらの病院と地域の病院・診療所が連携することで、子どもから高齢者に至る様々な医療ニーズに迅速かつ的確に対応できる医療体制が完結することになり、市民の健康長寿をさらに力強く支えてまいります。

 さて、市制100周年以来、これまで各種事業を進めてまいりましたが、皆様のご理解とご協力のおかげにより、その成果が徐々に目で見て実感していただけるようになってまいりました。

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 乙川リバーフロント地区整備では、(仮称)乙川人道橋の橋桁を架ける工事を行っており、いよいよ橋の全容が見えてまいります。
 昨年8月から募集しました(仮称)乙川人道橋の「橋の名称」と籠田公園から乙川人道橋までの「通りの愛称」については、市内はもちろんのこと、全国から4千点を超える応募をいただきました。それから、中学生代表が選んだ各5点の候補より、現在、「橋の名称」と「通りの愛称」を決定する投票を行っております。本日、ここのレストラン横に投票箱を設置しておりますので、ご臨席の皆様もぜひ投票していただきますようお願い申し上げます。できれば呼びやすい名前を選んでいただくことをお願いいたします。

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 また、籠田公園では、ステージや芝生広場、噴水広場等の整備を進めております。工事が完成するまでご不便をお掛けしますが、より良い施設となりますので、ご理解いただきますようお願い申し上げます。

 東岡崎駅周辺地区整備では、駅北口のペデストリアンデッキの工事が進捗しており、現在、家康公像を設置する中央デッキ部分の「家康公ひろば」と北東街区へ繋がる通路の整備を進めております。
 そして、制作中の家康公像でありますが、先日12月26日に制作者である神戸峰男先生のアトリエを訪問してまいりました。粘土による原型はほぼ完成しており、今後石膏で型を取り、ブロンズ像の製作に向けての作業を行っていくとのことで、着々と作品が出来上がっておりました。

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 やはり、実物を拝見しますと、精巧で大変大きく迫力があり、まさに本市が全国に誇る日本一のブロンズ像と確信しました。この素晴らしいブロンズ像が、多くの市民の皆さんや企業及び団体からのご寄附によって建立されることに対しまして、大変意義あることだと感じるとともに、ご協力いただいた皆様方にあらためて感謝申し上げる次第であります。
 中央緑道の徳川四天王の石像と共に、「若き家康公像」がその姿を、皆さんの目の前に現すまでもう少しお時間をいただくわけですが、その時まで期待で夢を膨らませていただきたいと思います。
 また、このデッキと直結する北東街区では、9階建てのホテル棟や商業施設の店舗棟など工事が着々と進んでおりまして、家康公像のお披露目と同じ秋ごろのオープンと聞いておりますので、ぜひご期待ください。

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 JR岡崎駅周辺整備につきましては、秋には東口駅前広場のペデストリアンデッキの工事が完成し、駅から出会いの杜公園までが直結することになります。今後も本市の南の玄関口にふさわしい賑わいの創出を期待しています。
 また、地元から要望のありました都市計画道路柱町線の整備では、JR東海から東海道本線をアンダーパスで立体交差する工事が順調に進んでいると報告がありまして、早期完成に期待するところであります。

 矢作地区につきましては、引き続き、南北道路の整備等に取り組んでまいります。また、かねてから早期更新の要望のありました新学校給食センターにつきましては、西部は矢作地区に建設候補地を求めて整備し、南部は六ツ美地区で整備していく方針です。

 本宿駅周辺整備につきましては、本宿・山中学区まちづくり協議会を中心に、アウトレットを核としたまちづくりの検討を行っていただいております。本市としましても、関係機関との協議、調整といった手続きを確実に進め、区画整理を含めた、まちづくりの早期実現に向け全力を尽くしてまいります。

 また、地元経済界からの要望が強い阿知和地区工業団地やスマートインターチェンジの事業につきましては、地元の皆様から頂いている渋滞に対する懸念に対して、周辺道路の整備計画の策定を進め、事業化につなげていきたいと考えております。また、新東名高速道路におきましては、「岡崎サービスエリア」でのスマートインターチェンジの検討に取り組んでまいります。
 また、旧県営グラウンド、龍北総合運動場は、いよいよこの3月に着工となり、全天候型舗装の陸上競技場として改修を行うほか、本市初となる人工芝のサッカー・ラグビー場の整備をするなど、各施設を利用者にとってより使いやすい施設としてまいります。2020年7月の全面供用開始を目指して整備を進めてまいりますのでご期待ください。また、ニックネームとしてネーミングライツを活用したいと思います。

 さて、本市と親善都市を提携している沖縄県石垣市は、2月に提携50周年という大きな節目を迎えます。提携当時の昭和44年の沖縄は、本土復帰前であり、提携文書の中には「沖縄の祖国復帰を祈念して」という文言もあり、相互交流による経済の発展のみではなく、「平和」という崇高な理想の追求につながる意義深い提携でありました。今回、記念事業として、2月18日から市役所で記念展を開催します。この機会に、市民の皆様にも提携の経緯を知っていただき、市民レベルでの交流を通じて、今後も両市の交流が発展することを願っております。

 そして、桜まつりのメイン行事「家康行列」でありますが、今年は本市の市民栄誉賞を受賞された俳優の「平泉成さん」に酒井忠次公役として特別出演していただくことになりました。前日の土曜日にはイオンモールで記念イベントも企画しておりますので、4月7日の家康行列と合わせて、何とぞお見逃しのないようお願いいたします。このように徳川家康公のブランドを生かした恒例の行事も内容を充実し、積極的にPRを行い、本市の魅力をあますところなく発信してまいります。

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(酒井忠次公役として特別出演していただく平泉成さん)

 以上、本市が取り組んでいる施策の一端をご紹介させていただきました。
 本年は、平成から新しい元号に変わり、新たな時代を迎えようとしています。
 平成元年に人口30万人を達成した本市は、現在も人口が増え続け、39万人に迫る勢いであります。今後、全国的に人口減少が加速する中、本市はまだまだ増加が見込まれます。総務省の試算では、西暦2040年において、人口増を保っている、数少ない都市の1つとなるそうです。
 さらに、昨年末には、地域経済や住民生活を支える拠点として新たに設けられました「中枢中核都市」に選定されました。古(いにしえ)の時代からこの西三河地域の中心でありました岡崎は、これからも地方創生の中枢として、この地域はもちろんのこと、日本全体の経済を牽引していく責務があります。
 引き続き、強い経済と人が集まる魅力的なまちとして発展し続けるためには、住んでいる人が楽しく快適に安心して暮らせるまちづくりが必要であります。これから数年の内に、これまで多くの市民の知恵とご協力により手がけた事業が次々と実を結び、近い将来、間違いなく、岡崎の景観や人の流れも大きく変わり、新たな時代とともに、新しい岡崎が始まってまいります。
 今後も基本施策の充実はもちろんのこと、私の究極の目的であります、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築くため、全力で取り組んでまいりますので、皆様の変わらぬご支援ご協力をお願い申し上げます。
 終わりに、本日ご参会の皆様をはじめ、市民各位のご多幸を心より祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

平成31年1月1日  岡崎市長 内田 康宏

2019観光大使おかざき(古林かなみさん、鶴田百代さん)

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