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2018年10月 9日 (火)

平成31年度 当初予算編成説明会

Okazakicitybudget20181002

 いよいよ来年度予算の編成の準備に入る時期となりました。
 西三河地域は経済的にも比較的安定した地域でありますが、これから迎える本格的な少子高齢社会、変転が予想される国際経済の動向を見通し、より的確な施策の推進を目指したいと考え、10月2日(火)、部・課長、管理職を対象に説明会を開きました。
 以下は私の挨拶です。


 平成31年度の当初予算編成にあたり、私から皆さんにご挨拶申し上げます。
 日頃の市政運営におきまして、職員の皆さんには日々、各所管業務に精力的に取り組んでいただき、まずもってお礼を申し上げます。
 さて、平成31年度は、第6次岡崎市総合計画後期基本計画の5年目を迎えるとともに、「岡崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略」が最終年度となり、これまで計画的に進めてきました岡崎のまちづくりが成果をもたらす特別な年となります。
 具体的には、
・乙川リバーフロント地区整備における(仮称)乙川人道橋の完成
・東岡崎駅周辺におけるペデストリアンデッキの整備や家康公像と徳川四天王石像の設置
・北東街区の商業施設の利用開始
・JR岡崎駅のペデストリアンデッキなどの周辺整備
・2020年4月開業に向けた市民待望の新総合病院の建設
 など、全市的に複数のビッグプロジェクトが大きな節目を迎えることになります。

(仮称)乙川人道橋

藤田医科大学岡崎医療センター

藤田医科大学岡崎医療センター

 岡崎の顔づくりが進む一方で、団塊の世代の全てが75歳を迎える「2025年問題」や、出生率の低下を要因とする少子高齢・人口減少社会という大きな課題に地域全体が直面しております。幸い岡崎は総務省の予測では、2040年も人口増であると言われております。
 現在、地方創生や一億総活躍社会の実現に向けた取り組みが進められておりますが、防犯・防災、福祉、環境、コミュニティ、商業・サービス業、工業、農林業、交通、教育等、分野や世代を越えた取り組みが不可欠となってきます。加えて、国の消費税の増税や幼児教育の無償化、小中学校のエアコン整備など、政策的にやらなければならない事業への対応も求められております。

 私達はこれから数ヶ月にわたり、来年度の当初予算編成にあたるわけでありますが、緩やかな景気回復基調が続いていることにより、市税収入は引き続き好調であるものの、地方交付税の減額や、国県支出金の減額が顕著であることや社会保障関係経費の増加なども予想されます。
 そんな中で「活気に満ちたまちづくり」を進めるためには市民サービスの質の向上と市民満足度の向上を中核に据え、次の2つの視点により予算編成にあたっていただきたいと思います。

1.市民ニーズを的確に把握する
 市長就任以来、私は、「顔の見える民主主義」をモットーに平成25年度から「市民対話集会」を行っておりますが、その開催は延べ50回を超えました。今年は各高等学校でも行っております。この他にも300回以上の講演や政策説明会を行っております。こうした手法で行政を進めている所は全国でもマレであると自負しております。
 若者から高齢者、各団体の方々などから生の声を聞いて、市役所の中にいてはキャッチすることのできないユニークな考えや想いを目の当たりにしてきました。時には大変厳しい御意見もありますが、そこには真の市民ニーズがあると肌で感じました。
 漫然と前例踏襲していては市民ニーズと乖離していきます。中長期的な視点を見据えて
時代の潮流を敏感に捉えるとともに客観的なデータや市民の声を踏まえて事業検討を進めていただきたいと思います。的確なニーズ把握ができれば、優先順位付け、事務事業の改善が見えてくるはずです。
 皆さんが熱心に事業に取り組んでいることは承知しております。しかし、あれもこれもの時代ではありません。どんなに良い事業であっても、より良い事業があればそちらを選択すべきであると考えます。
 個々の事業のことは担当部署が一番よく知っているはずです。正しい事業の取捨選択をするためにも市民ニーズを的確に捉えてください。多様な価値観をすべて充足することは困難なことかもしれませんが、それはプロの行政マンとしての真価が問われるところであります。

2.行政としての関わり、役割を再認識する
 市民ニーズの的確な把握や精緻な計画を策定しても、仕掛けや支援が適切でないと最大限の効果が発揮できません。
 例えば、何年も補助金を出し続けているが思うような成果が上がってないといった事業もあろうかと思います。
 市民はその事業に対して何を求めているのか?
 直接的な補助金を求めているのか。お金ではなく行政からのノウハウの提供を求めているのか。行政にコーディネートやネットワーク化を求めているのか。あるいは事業を支援する人を支援する仕組みを求めているのか?
 など行政の関わりや役割を考え直すことが常に必要であると思います。
 いわゆるバラマキ行政や役所の独りよがりでは、心のこもったまちづくりはできません。
 私がいつも申しておりますとおり、事業を展開していく究極の目的は、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を築きあげることであります。
 市民の希望を限られた財源で実現できるよう、行政関与の在り方、必要性や妥当性を今一度見直してください。よその町からは本市のOKa-Bizが大変注目されておりますが、お金がなくてもアイデアと工夫があれば十分機能する事業もあるはずです。
 また先ほども述べましたが、一つの組織、一つの領域のみで完結するのではなく、広い視野を持つことも重要であります。そうした視点に立ち仕事に取り組んでください。

 最後になりますが、市民から見れば、職員の皆さんの一人一人が「人財」という地域資源であります。部長、課長のみなさんが先頭に立ち、職員一人ひとりの英知を結集した予算を編成していただきたいと思います。
 平成が終わり、新しい時代が始まろうとしている今、時代と時代を紡(つむ)ぎ、夢のある新しい岡崎が実現するための大きな一歩を踏み出すことができる新年度予算となることを期待しております。共にがんばりましょう。よろしくお願い致します。

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