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2018年10月13日 (土)

連合愛知三河中地協・要望書提出懇談会(2018年9月)

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 台風の近接する気ぜわしい時でありましたが、本年も「働く者の代表」として日夜御尽力頂いている連合愛知三河中地域(なかちいき)協議会の皆様から新年度予算に向けての御要望を頂きました。9月27日(木)、意見交換を行うことができました。
 納税者・市民に心から喜んで頂ける、より効果的な施策を行うためには多くの皆様からの多様で率直な意見に耳を傾け、検討してゆくことが必要であると思います。
 なお、正式な回答は来年の予算編成終了時となります。

―挨拶―
 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏です。
 連合愛知県三河中地域協議会の皆様には、日頃から岡崎市政に対しまして、格別のご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。また、労働環境の改善や雇用の確保に努めていただいておりますと共に、市民生活や地域社会の向上にご貢献いただき、心より感謝申し上げます。
 私も市長就任以来、「顔の見える民主主義」を唱え、これまで市民対話集会(50回)、各種講演会、政策説明会など様々な機会を捉えて、300回以上にわたり市民の皆様との対話を重ねてまいりました。今年度からは各高等学校でも行っております。先日、民政クラブの先生方にもお話をさせていただきましたが、もし機会を頂けるならば、各組合員の皆様がお集まりになる際に可能な時間の範囲で、市政報告ならびに質疑を行わせていただきたいと考えておりますので、なにとぞよろしくお願いいたします。

 さて、皆様のご理解とご協力のおかげをもちまして、これまで進めてまいりました各種事業も順調に進めることができております。
 現在着々と整備が進む乙川リバーフロント地区をはじめ、東岡崎駅やJR岡崎駅周辺整備、さらには大学病院や龍北総合運動場の整備に加え、阿知和地区の工業団地やスマートインターチェンジの整備が進んでまいります。
 こうした岡崎のまちづくりは様々な分野で高い評価をいただいておりまして、今年の3月末には、岡崎市が新たに国の地方再生モデル都市に選定しました。これは地域の稼ぐ力の向上など、公民が連携し、まちづくりを進めているまちを国が短期的・集中的に支援する制度でありまして、このたび本市のQURUWA戦略が評価され、今年度だけで12億円、うまくすると3年間で20億円を超える多額の補助金が別枠で頂けることとなりました。
 さらにモデル事例として全国的に紹介されることで情報発信力が高まり、民間事業者の参画が促進されることなども期待できます。そして何より国からの補助のおかげで、他の事業に回せる予算が増えることをありがたく思っております。
 また、先日東京で行われました「行きたいまちNo.1」を決定するイベント「全国ふるさと甲子園」におきまして、全国から55の地域が参加する中、岡崎市が初出場にしてグランプリに輝くことができました。
 そして愛知県市長会の折にわかったことですが、総務省からの講師が持参した資料によれば、西暦2040年においても人口増を保っているのは県下の30万以上の都市で岡崎市のみでありました。

 このように、今後も将来を見据えたまちづくりを進めると共に、近年の異常気象に対応し小中学校へのエアコン設置や、全国で頻発しております自然災害への対応など、必要な事業に適切に対応してまいります。
 これからも引き続き、このまちに生まれ育った子ども達が自らのふるさと岡崎に対して、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる「夢ある新しい岡崎」を築き、誰もが訪れたい、住んでみたいと思うまちづくりを目指してまいりますので、一層のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、私からの挨拶とさせていだきます。本日はよろしくお願いします。

―要望に対するコメント―
 本日は来年度に向け、各分野にわたる要望を頂戴しましたが、私からは本年度の取り組みについていくつか報告させていただきます。

1.「産業・雇用・労働政策」
 地域の産業振興や雇用の安定は、地域経済の成長や活性化の最も重要な要素であることから、市と致しましても大いに力を入れているところであります。
 ものづくりの拠点であります、この地域におきましても社会構造の変化の中で製造業を取り巻く環境は変化してきております。それに応えるためには技術力を高める必要があり、多くの企業が新製品や新技術の開発、既存製品の高付加価値化に取り組んでいただいているところであります。

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 こうした取り組みを岡崎から全国に向けて発信し、販路拡大や人脈形成を図るきっかけの場として、7月には「ものづくり岡崎フェア」を開催いたしました。
 また、地域経済を担う市内のものづくり事業所への支援制度と致しまして、今年度も「岡崎市ものづくり支援補助金」の制度を設けておりますので有効にご活用いただきたいと思います。
 さらに、多方面からご要望をいただいております阿知和地区工業団地につきましては、造成に向けた調査を進めてまいります。
 併せて、東名高速道路の阿知和地区では国の準備段階調査に決定されたことを受け、スマートインターチェンジ開設に向けた準備会を設立し、今年度は周辺道路整備計画の策定に取り組んでいるところであります。

2.「観光産業」
 「観光産業」は多分野に経済効果をもたらすことから、岡崎の経済のもう一つの柱として育て挙げてまいりたいと考えております。
 そこで今年度は、新たな「岡崎の観光土産」づくりの支援や、市内の寺社などと連携しての体験事業など、岡崎ならではの観光プロモーションを展開してまいります。
 さらに、今年は観光ポスターをきっかけとしまして、民間事業者の皆さんと一緒になり、岡崎市出身のマルチクリエイターであります、内藤ルネ氏のイラストを使ったプロモーションを進めています。

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 内藤ルネ氏は1950年代から60年代にかけ、少女時代の表紙や挿絵で人気を博し、本市の観光ポスターになった「ルネガール」や「ルネパンダ」を生み出し、日本のポップカルチャーを開拓、確立させたことから、「ルーツ・オブ・カワイイ」と呼ばれております。
 7月末から行われた「岡崎城下 家康公夏まつり」においても、各会場でイラストが飾られたほか、南公園や道の駅藤川宿といった市の施設をはじめ、イオンモール岡崎やNEOPASA岡崎などの民間施設など、様々な場所で「カワイイに出会えるまち、オカザキ」として展開しています。当時を知る年代の方には懐かしい、また若い世代の方には新しい岡崎の魅力として、今後もシティプロモーションのポスター等への起用のほか、様々な場所で活用してまいります。

3.「男女平等政策」
 職業生活と家庭生活の円滑で継続的な両立を可能とするため、ワーク・ライフ・バランスの推進に取り組んでいるところであります。こうした中、今年度は、結婚・出産などで離職した女性の就業支援としまして、岡崎市では初となる無料託児付き合同企業セミナーを開催してまいります。
 また、女性の就労拡大などに伴い増加する保育需要に対応するため、3歳未満児の保育を行う「南部乳児保育園」を開園いたしました。
 そして本格的な少子高齢化の時代を迎える中で、女性と元気な高齢者のお力をお借りすることが日本の社会に必要であります。岡崎市はそのモデルでありたいと考えており、多くの再任用の採用と人事において2人の女性部長と10人の女性課長を配しております。これは三河地域ではNo.1であります。
 高齢者福祉における重要な課題であります「介護職員の確保」に対しましては、介護職の魅力を高め、離職の防止、キャリアアップや新規就職を促進するために市内の介護事業所に対し、資格取得のための研修費用や受験費用の一部について、新たな補助制度を創設いたします。
 また、4月にリニューアルオープンいたしました「友愛の家」では、障がいのある方や支援をされる方が楽しみや生きがいをもって生活できるような講座やイベントなどを開催しています。今後も「友愛の家」を拠点として市の福祉サービスの一層の向上を図ってまいります。
 また、大学病院の整備や、市民病院と愛知病院の再編など医療体制の整備にもしっかりと取り組んでまいります。

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4.「教育政策」
 この夏の異常な暑さにより、全国で熱中症被害が相次ぎました。こうした中、少しでも早く子ども達に快適な学校生活を送ってもらいたいという思いのもと、早期のエアコン設置を決定したところであります。
 来年6月末までに、特別支援学級を含む小学校の普通教室と中学校の特別支援学級に設置し、来年中には中学校の普通教室への設置が完了するよう事業を進めてまいります。さらに、理科室や家庭教室などの特別教室をはじめ、給食配膳室にもエアコンを設置することで、子ども達だけでなく、働く人にとっても快適な環境を提供できるものと期待しているところであります。
 また、平成28年度から配置しておりますスクールソーシャルワーカーにつきましては、昨年度は各学校から40件を超える様々な事案について、延べ1500回を超える支援を行ってまいりました。スクールソーシャルワーカーの要請件数は年々増加してきており、一つの事案に対してよりきめ細かな対応をするため、今年度より4人増員し8人の専門職で対応する体制としております。

5.「環境・エネルギー政策」
 地球温暖化防止策としましては、今年度も太陽光発電など住宅用地球温暖化対策設備の設置に対する補助金や、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの次世代自動車の購入に対する補助制度を設けておりますので、ご活用いただきたいと思います。
 また、今年4月から中央・八帖の両クリーンセンターにおいて受入品目の拡大を行い、3分別や新聞・雑誌といった資源類の受入れも実施することで資源の再資源化の促進に取り組んでいます。

6.「まちづくり政策・消費者政策」
 本年は全国で地震や風水害が相次いでおり、改めて災害対策の重要性を認識しているところであります。特に地域における自主防災組織の活性化や、自助・共助による事前の備えが重要であることから、今年度、新たに「岡崎市自主防災指導員制度」を新たに立ち上げました。

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 これに伴い、防災指導や防災啓発活動のできる専門知識を持った人材の育成を行っています。
 地震対策と致しましては、先般の大阪でのブロック塀倒壊の事故を鑑み、小中学校を始め公共施設のブロック塀なでの緊急点検を行い、危険性が確認された施設につきましては撤去・改修工事を進めております。
 一方、民間所有のブロック塀につきましては、今年度よりブロック塀等撤去費補助制度を新設すると共に、優先度の高い通学路沿いのブロック塀について緊急の安全点検を実施し、必要に応じて所有者に注意喚起などを行っています。
 交通安全の推進では、道路照明灯について電気料が安価で長寿命であるLEDへ、デザイン灯を除き、すべて取り換えることとし、環境への配慮や交通事故の防止に努めてまいります。

7.「行財政改革」
 権限移譲(いじょう)につきましては、愛知県が定めた中核市への移譲可能事務88件のうち、すでに80件の事務について移譲を受けています。
 今後も県内他市の状況を注視しつつ、市民サービスの向上につながる事務の権限移譲受入れについて検討を行います。
 また、かねがねご要望を頂いております公契約条例につきましては、今年度、外部有識者等で構成する検討会議を設置し、制定に向けた条例案などの作成を進めているところであります。

 以上、今年度の取り組みを報告させていただきました。
 本日いただきました要望に対しては、次年度の予算編成を終えたのちに書面で回答させていただきます。
 私の目指します「夢ある新しい岡崎」の実現には、皆様方のご協力が不可欠であります。そのためにも本日のように皆様からのご意見を伺う機会を継続すると共に、必要な支援もしっかりと行ってまいりたいと考えておりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

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