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2018年9月

2018年9月29日 (土)

全国ふるさと甲子園、グランプリ受賞

第4回全国ふるさと甲子園

 うち続く台風の合間に、うれしいニュースが飛び込んで来た。
 これまで東京において経済産業省など7省庁の後援で行われてきた「全国ふるさと甲子園」において、「行きたいまちNo.1」のグランプリに岡崎市が選出された。
 全国各地の観光先進地が選ばれる中、8月25日に開かれた第4回大会において、我が岡崎市が受賞したことは誠に名誉なことである。今回、全国各地から総力を上げて参加した55の地域の中での第1位であるから大したものであると思う。

 正直言って、乙川リバーフロント計画始め、本市の各地で行っている事業が完成するのはまだ1~2年先であるので、個人的には受賞は少し早すぎではと思いもするが、それだけ私達が矜持を持って推進してきた施策が第三者の目で見て「有効性のあるものである」と評価されるようになったものと考えている。
 観光都市として成功するための三大要件として、私は、(1)おいしい食べ物、(2)面白いオミヤゲ、(3)独自的なサービスを挙げてきたが、今回7つの部門表彰の中で「ごはん・パン・麺類部門」においても第1位となったことは大きな励みになると考えている。
 これから施設的環境が整ってくる中で、いかにソフト事業を充実させていくかが問われることになると思っている。もとより施設整備が目的ではなく、いかにまちに新たな賑わいを生み出していけるかが本題であり、これからそのテーマのもとに有効な施策を民間との協同あるいは民間独自のアイデアを支援することによりつくり出してゆきたいと考えている。
 そのさきがけとして今回のグランプリ獲得は岡崎市に大きな自信をもたらしてくれた。アピール効果のあるPRを行って頂いた岡崎市出身の人気YouTuber「東海オンエア」、並びに本市日名南町から出場して頂いたラーメン店「キブサチ」さんによるパフォーマンスは、岡崎の名を高めるために殊勲甲(しゅくんこう)であった。キブサチさんと東海オンエアによる「東海八丁台湾ラーメン」は用意した1000食が完売し、その後も市内外により日名の本店に来客が増加中であるという。

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 いずれにせよ、この栄誉に甘んじることなく、さらに観光産業都市としての岡崎のまちづくりに向けて邁進したいと思っている。市民の皆様、事業者の方々にさらなる御理解、御協力を重ねてお願い申し上げます。

 なお今回つくられたグランプリ旗と表彰状は市役所のロビーなどで展示する予定となっておりますので、ぜひ御覧下さい。
 以下は9月10日にキブサチさん、東海オンエアのメンバーの皆さんが受賞報告にみえた際の私の挨拶です。

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 皆さん、この度は「全国ふるさと甲子園」において、本市を全国に広くPRしていただき、誠にありがとうございました。
 皆さんのお力添えにより「全国ふるさと甲子園」でグランプリを受賞し、「ごはん・パン・麺類部門」でも第1位を獲得し非常に嬉しく思います。今回、皆さんの獲得した栄誉は、現在各地で行われている敬老会や様々な会合においてしっかりと市民の皆様にもご報告しております。
 さて、東海オンエアの皆さんには、平成28年の岡崎観光伝道師就任以来、本市のPRにご尽力いただいております。若者を中心に圧倒的な人気を誇り、出演した夏まつりやグルメフェスタなどのイベントでは、市内外から非常に多くの方々にお越しいただいております。動画やSNSによる岡崎の知名度向上など、その活躍は想像以上のものであり、今回のグランプリ受賞も岡崎観光伝道師の肩書にふさわしい成果でありました。
 また、同時に受賞した「ごはん・パン・麺類部門」で第1位を獲得したキブサチの太田様におかれましても、提供いただいたラーメンを通じて、本市特産の八丁味噌のPRに大きくご貢献いただいたと確信しております。
 皆さんには、当日、8時間もの長い間、笑顔を絶やさず1300人以上のかたに最高のおもてなしをしていただきました。
 改めて皆さんのご尽力に心より感謝申し上げます。この度は本当にありがとうございました。

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2018年9月24日 (月)

新居と新入家族

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 新しくなった我が家に戻って4ヶ月が経過した。よく人から「新居の住み心地は?」と聞かれるが、とりあえず荷物を運び込み、今も適当に振り分けて収納したままなので、必要なものでどこにしまい込んだか分からなくなっているものもある。応接間は物置と化している。
 とはいえ、これまでの目で見て家の傾きが分かり、雨もり、スキマ風に悩まされ、耐震診断など行うまでもない築65年の木造モルタル建てのあばら屋と比べれば、快適な生活環境になったと言える。
 しかし、個人的趣味で室内の改造を行っているため、私の部屋にはいまだ木材や大工道具が散乱しており、とてもお客さんを招き入れることのできる状況にはない。心理的には、借家住まいのような気分が続いている。
 なんとか年内には片付けを終えたいと思っているが、なかなかまとまった休みがとれないため集中して作業を行えないことが悩みのタネである。それでもヒマを見つけて、10段の本棚を8台ほど自前で造っている。

 ところで半年間私と共に借家住まいをしていた三匹のネコと一匹の犬であるが、それぞれ新居で自分の居場所を見つけてよろしくやっている。

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 ネコ達は相変わらずマイペースで以前より自由に動き回れるスペースが広がり、エサに加えてオヤツをやる人間が増えたため太り気味であるが、至って元気である。私のベッドは写真のようにすっかりネコ達の寝床と化している。
 反して、この半年ほど私が散歩を含めて世話をしてきた犬のアミは、これまで誘拐されていたと勘違いしているのか、新居に移ってからは私を避けるようになり、ピタリと嫁さんに張り付き、キッチンの冷蔵庫の横を自分の居場所と決めている。(もう犬小屋は要らないかもしれない。)

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 今回、手製の2メートル40センチほどの高さのキャットタワーに合わせて、2階のリビングルームの天井近くにキャットウォークを造ったのであるが、そのせいで、さらに子ネコを3匹飼うことになってしまった。
 当初、「あにも」から新しく迎え入れる子ネコは2匹の予定であり、すでにいる3匹と間違えないように私からは「茶トラの猫がいい」という注文をつけていた。しかしもう一匹を選ぶと仲良し兄弟(オスとメス)のうち一匹が残されてしまうことになるため、3匹とも引き取ることとなったのである。

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 茶トラはチャット君(オス)、
 二匹は「ヘンゼルとグレーテル」にちなんで、ゼル君(オス)とテル子ちゃん(メス)
 と名付けることにした。

 しかしいつものことながら、他の家族はそれぞれに勝手なニックネームをつけて呼んでいるようである。子ネコ達はそれなりに反応しているからエライものである。
 ただ今、3匹の子ネコ達は専用の小部屋に入れてある。これから秋口にかけて生後半年を迎える頃、先輩のネコ達と合流させることなるが、タイミングが問題である。ネコは自分の住環境が気に入らないことになると家出をすることがあるため飼い主の気配りが大切である。
 我が家では、すでにフロアごとに計8ヶ所のネコ用トイレと4ヶ所のエサ場、5~6ヶ所の爪とぎ場を設けてある。(それでもオス猫は勝手な所でマーキングをする。)
 毎日、出勤前にトイレの掃除と水桶の注水、エサやりなどを欠かさずに行っている。
 毎朝、髪にクシを入れると手でつかめるほど毛が抜ける。これではすぐにハゲ頭になってしまうほどの量であるが、よく見るとそれはほとんどネコの毛である。こうしたことが気になる人は動物と一緒に暮らすことはできないだろう。
 こんな毎日を送っていると、朝寝床で目覚めた時に自分の手足がネコの手足になってないかと確認してしまうことがある。学生時代に読んだフランツ・カフカの『変身』という小説では、ある朝突然、巨大な毒虫に変身してしまった主人公が最終的に家族からも虐待されることとなる。(こんな話は小説の中だけにしてほしいものだ。)

 「ネコを6匹も飼うなんて、よほどネコ好きなんですネ」と言われることがあるが、決してそうではない。基本的に動物はなんでも好きな方であるが、どちらかと言えば私は犬派であると思っている。たまたま娘が子供の頃からよくネコを拾ってくるため、いつしかネコの多頭飼いをするようになってしまっただけである。
 それでも毎日帰宅する度に、子ネコ達が私の体によじ登って大歓迎(?)してくれるのはうれしいものだ。動物の感情表現は人よりも率直であり心安らぐものである。
 しかし大人のネコはもう少し複雑である。気が向かなければ飼い主が呼んでも知らん顔をしている。そのくせ、朝起きてみると同じベッドの上で寝ていたりする。またなぜか、こちらが元気のない時など、いつしか寄り添っていてくれたりすることがある。そんなミステリアスな所がネコの魅力なのかもしれない。

動物愛護週間

 私がネコの多頭飼いをしているもう一つの理由は誰かが飼ってやらないと彼らは命を奪われてしまうからである。せっかく生を受けてこの世に出てきたのに、ゴミのように処分されてしまうのではあまりにあわれである。
 現在、多くの自治体において「殺処分ゼロ」の運動が行われている。すべての飼い主がペットを終生飼育すれば殺処分ということは無くなるのであるが、現実はそうはなっていない。今も全国で毎年5~6万匹の犬猫が処分されている。中でもネコは犬の数倍であり、その多くが子ネコである。(外国では「日本に犬猫のアウシュヴィッツがある」と言われている。)
 「殺処分ゼロ」のスローガンは耳に聞こえは良いが、そうした施策を実施するための予算や手間はばかにならないものがある。しかも自治体が犬猫の受け取り基準を厳しくすれば、無責任な飼い主が自分で処分したり捨てたり、動物虐待につながることもある。「無責任な飼い主ゼロ」こそ本当は重要なのである。(こういうことを言っているせいで、我が家のネコが増えるのである。)
 人生の終末期を迎える年頃になれば、仏教徒でなくとも少しは善根(ぜんこん)を積んでおきたいものと思うものである。
 そうした心を知るや知らずや、今日もウチのネコどもは腹を上にして眠っている。

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三猫と一犬との共同生活始まる (2017.09.30)

一人暮らしと犬猫について (2018.01.15)

ビフォア・アフター (2018.04.01)

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2018年9月21日 (金)

『リバ!』2018年10月号

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内田康宏事務所からのお知らせです。
『リバ!』2018年10月号が発行されました。
今回の市長のコラム「新居と新入家族」は書き下ろしです。

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2018年9月19日 (水)

平成30年9月議会 その2(一般質問答弁)

岡崎市議会

 9月定例市議会の一般質問においては2名の議員の方に答弁しました。御報告申し上げます。


鈴木英樹議員(民政クラブ) 8月30日(木)

鈴木英樹議員(民政クラブ)

――阿知和(あちわ)地区周辺地域のまちづくりについて伺います。
 周辺道路、特に南北軸の対しての整備についての考え方についてお聞かせ下さい。

○市長 工業団地とスマートインターチェンジを計画しております阿知和地区は、農遊館、農業支援センター、北部学校給食センター及び北部最終処分場などの都市施設が集約しており、北部地域における拠点の一つとなっております。
 また、周辺では昨年県から移管された旧・県営グラウンド、龍北総合運動場の整備も進められております。
 このように拠点性の高い地区にもかかわらず、現在の道路網につきましては特に南北軸が弱く、主要な道路としましては市道井田町線と市道東名側道57号線の2路線しかない状況であります。
 この南北軸を強化することにより、市道井田町線からの交通の転換、スマートインターチェンジと龍北総合運動場とのアクセスの確保など、整備効果も高いと考えられることから、周辺地域を対象に策定している道路計画の中で検討を進めてまいります。
 私からは以上であります。

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野島さつき議員(公明党) 9月3日(月)

野島さつき議員(公明党)

――若者対策の推進について伺います。
 高校生を対象とした市民対話集会のねらい、これまでの実施状況、生徒の反応は?

○市長 平成25年度にスタートした「市民対話集会」は、「顔の見える民主主義」をモットーに平成29年度までの5年間で延べ45回開催しました。また、この他にも300回以上の講演や政策説明会を行っております。
 現在、岡崎市の行っている施策を映像とともに説明し、その後地域や市民団体の皆さんとの対話を重ね、本市の様々な分野の施策に対して理解を深めていただき、私も市民の生の声を聞くという取り組みを続けてまいりました。
 こうした中、現在本市が進める「岡崎の子どもたちが自らのふるさとに対し、より大きな愛情と誇りをもてる『夢ある新しい岡崎』」の実現には、若者の意見や考えに直接耳を傾けることが重要であると考えております。

 そこで、かつて野島議員も中学校代表として参加された毎年恒例の、中学生による夏の「生徒市議会」に加えて、今年度から2年かけて、市内の高校14校で高校生を対象とした市民対話集会を企画・実施することとしました。1年目となる今年度は、公立・私立合わせて7校での開催を計画しております。すでに岡崎学園、岡崎高校、岡崎工業高校、岡崎北高校の4校で実施し、生徒の皆さんとの活発な意見交換を行ってまいりました。

市民対話集会(2018年6月16日)

 いずれの会場も、筋書きのない、いわゆる「ぶっつけ本番」の意見交換を行っておりますが、対話集会を行う前は、例えば学校の施設が古いとか街なかにお洒落なカフェやお見せを増やしてほしいといった意見が出るものと想像しておりました。

 私の高校時代は学生運動が激化した時代でもあり、学生から教師に対してもかなり厳しい発言が出ることもありました。かつて三島由紀夫氏は鉄扇を一本持っただけで全共闘の学生達の待つ東大に単身乗り込んで討論会に出たことがありますが、それほどではないにしても何を言われるものかと内心戦々恐々として行ってまいりました。
 ところが、実際には観光やまちづくりなど、現在、本市が重点的に取り組んでいる内容に加え、額田を始めとした山間地域に人を呼び込んで活性化する方策や、籠田公園を防災施設として活用するなど、きわめて具体的で、市の広報や議会の議事録まで調べたと思われる内容もあり、それぞれの学校でこちらの予想を超えた大変有意義で素晴らしい意見が相次いで聞かれました。
 改めて10代の若者の意識や見識の高さに驚かされるとともに、的を射た意見、先を見る目など、いまどきの岡崎の若者を大変頼もしく感じているところであります。
 高校生の中には、卒業後に県外の大学への進学、あるいは市外・県外への就職を希望する生徒も多くみえます。岡崎の若者がふるさとを離れて学んだり、見聞を広げたりすることには大いに賛同するところであります。
 大切なのは社会に出る際に、ふるさと岡崎での就職や生活を選択肢の一つに加えてもらうことであります。こうした観点からも、今年度の市民対話集会が若者のUターン対策の一つとなることを期待しております。また市民対話集会においては、将来共に岡崎のまちづくりに参加ほしいと考え、市役所のPRにも努めてきました。
 引き続き、今年度は残り3校、次年度は7校で同様に市民対話集会を開催する予定です。さらに若者たちのふるさとへの理解と愛着が深まるよう、積極的に取り組んでまいります。
 また併せて、岡崎の将来人口についてご心配の言葉がありましたが、先日行われた愛知県市長会の折、総務省から受けた資料によれば、2040年において人口増を保っている人口30万以上の市は、岡崎市だけであったことをご報告申し上げます。
 私からは以上であります。


平成30年9月議会 その1(市長提案説明) (2018.09.17)

平成30年9月議会 その3(閉会挨拶) (2018.10.02)

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2018年9月17日 (月)

平成30年9月議会 その1(市長提案説明)

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 ただいま岡崎市議会9月定例会が開催されています。
 初日(8月29日)に述べた所信の一端ならびに議案の大要について、御報告申し上げます。


平成30年7月豪雨、災害時受援計画の策定
 6月28日から7月8日にかけて、西日本を中心に広い範囲で記録的な大雨に見舞われた平成30年7月豪雨では、河川の氾濫、浸水害、土砂災害等により甚大な被害が発生いたしました。
 犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするとともに、被災されました皆様には心よりお見舞い申し上げ、加えて、被災地の1日も早い復旧・復興を願うものであります。
 本市では、いち早く、緊急消防援助隊の愛知県の派遣部隊として、昨年の九州北部豪雨に続き、レッドサラマンダーが岡山県に出動し、安否確認や避難困難者の救助などの災害活動を行いました。中核市 災害時 相互応援協定による支援として、初動期に人的支援と緊急物資の提供を始め、避難所運営支援として現在も職員の派遣を行っております。

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 また、総務省や厚生労働省、愛知県市長会から要請を受けましたので、被災した家屋の被害認定調査、愛知県と中核市等で編成する保健チームのメンバーとして保健師等が被災者の健康相談・健康チェック、避難所の衛生対策を行う職員を派遣しました。さらに、今年から本格的な運用が開始された災害時 健康危機管理支援チーム「DHEAT(ディーヒート)」の愛知県初の派遣メンバーとして専門的な研修を受けた職員の派遣も行いました。
 今年度、本市は物資に関する災害時受援計画の策定を予定しております。この計画は災害時において人的・物的資源などの支援・提供を受け、活用することを目的とし、円滑に他者の応援を受け、又は他者を応援することができるよう配慮するものであります。災害時に活用できるよう実効性の高い計画を策定してまいります。

浸水対策について
 また、9月2日には地域総合 防災訓練の実施を予定しております。市民の皆さまには積極的にご参加いただき、防災意識の高揚並びに、災害対応力が向上することを期待しております。
 本市の浸水対策でありますが、甚大な浸水被害が発生した「平成20年8月末豪雨」に関しては、伊賀川など5河川の床上浸水対策 特別緊急事業を平成27年度までに完了し、各河川流域の安全度は大きく向上しているところです。これら河川が整備されたことにより、低地での市街地の浸水を早急に排水するための雨水ポンプの建設を進めてまいりました。
 旧福岡郵便局周辺については、平成25年度より福岡雨水ポンプ場の建設に着手し、6月に完成、7月より供用を開始しております。
 また、六名・江口地区については、5年後の供用開始に向け、六名雨水ポンプ場の建設を進めているところであり、ポンプ場の着実な整備により、浸水被害を大きく軽減できるものと考えております。
 さらに、ハード対策に加えて、避難体制の強化や水害リスクの回避などのソフト対策を組み合わせるなど、総合的な浸水対策にも取り組んでいるところでありまして、近年頻発する豪雨に対して、被害が軽減できるよう、今後も努めてまいります。

危機管理体制の徹底
 6月18日には、大阪府北部を震源とした地震が発生し、ブロック塀の倒壊により女子児童が死亡する痛ましい事故が発生しました。
 この事故を鑑み、小中学校を始め公共施設のブロック塀等の緊急点検を行いました。危険性が確認された施設につきましては、早急に撤去改修を実施するため、補正予算の専決処分を行い、現在工事を進めております。
 民間所有のブロック塀につきましては、優先度の高い通学路沿いのブロック塀について、緊急の安全点検を実施するとともに、必要に応じて所有者に注意喚起などを行いました。今年度よりブロック塀等 撤去費補助制度を新設しておりますので、撤去や改修の際にご活用いただけたらと思います。

 7月18日には、重油2,000リットルが乙川に流出する事故が発生しました。
 下流にある男川浄水場の水源まで重油が到達したことから、乙川からの取水を停止する決断をいたしました。市内の半数にあたる約81,000世帯に水道水を供給できなくなる恐れがあったため、直ちに「危機管理警戒体制」を立ち上げるとともに、上下水道局においても対策本部を設置しました。オイルフェンスや吸着マットで水質の回復を図る措置や水質の監視強化、高度な浄水処理対策の実施など早期の取水再開に取り組むとともに、不足する水道水の確保や断水に備えた準備を進めていたところ、幸いにも断水という事態を回避することができました。その背景には、市民や企業の方々による節水によって配水量が抑制されたこと、土木災害安全協力会、管工事業協同組合や西三河水道事業連絡協議会の近隣市などの関係機関による連携した支援をいただいたことなど、地域一体となった対処があったことをご報告いたします。
 今後も、市民の生命財産を守るため、危機管理体制の徹底を図ってまいります。

中嶋一貴選手、愛三大三河高校
 さて、この夏には市民の皆さまが「わが街の誇り」と思っていただけるようなニュースがいくつかありました。
 6月に開催されたルマン24時間耐久レースでは、本市出身の中嶋一貴選手が優勝を飾られました。世界三大カーレースの一つと称されるこのレースでの輝かしい成績に対し、市民栄誉賞を贈りました。父親の中嶋悟氏には第一号の市民栄誉賞を贈っており、親子二代続けての受賞は初めてのことになります。

中嶋一貴選手

中嶋一貴選手

 また、第100回の記念大会となる夏の甲子園には、東愛知大会を制した愛知産業大学三河高等学校が出場しました。三河高校が夏の甲子園に出場するのは22年ぶり2度目であります。善戦空しく、初戦突破はなりませんでしたが、猛暑の中、はつらつとプレーする選手の姿は、市民に誇りと元気を与えてくれました。
 これ以外にも多くのスポーツで子ども達が頑張って好成績を残してくれていることをうれしく思っております。このような世界的・全国的レベルでのご活躍により岡崎市の名が、多くの方に
知っていただけたのではないかと考えております。

内藤ルネ氏、全国ふるさと甲子園
 そして、今年は観光ポスターをきっかけとしまして、民間事業者の皆さんと一緒になり岡崎市出身のマルチクリエイターであります、内藤ルネ氏のイラストを使ったプロモーションを進めています。

内藤ルネ展

 1950年代から60年代にかけ、少女雑誌の表紙や挿絵で人気を博し、本市の観光ポスターになった「ルネガール」や「ルネパンダ」を生み出したかたであり、日本のポップカルチャーを開拓、確立させたことから「ルーツ・オブ・カワイイ」と呼ばれております。
 7月末から行われた岡崎城下 家康公夏まつりにおいても各会場でイラストが飾られたほか、南公園や道の駅藤川宿といった市の施設をはじめ、イオンモール岡崎やNEOPASA岡崎などの民間施設など、様々な場所で「カワイイに出会えるまち、オカザキ」として展開しています。今後も、シティプロモーションのポスター等への起用のほか、様々な場所で活用してまいります。
 当時を知る年代のかたには懐かしい、また若い世代のかたには新しい岡崎の魅力として感じていただけるのではないかと思っております。

第4回全国ふるさと甲子園

 さらに、8月25日に観光庁、経済産業省など8つの省庁が後援し、東京の秋葉原で開催された「第4回全国ふるさと甲子園」では、全国から集まった55の自治体の中から本市が「行きたいまちNo.1」の座に選ばれました。
 行きたいまちNo.1の名に恥じぬよう、「観光産業都市・岡崎」の実現に向けて、観光客に満足いただけるソフト・ハード両面の充実を図っていきたいと考えています。

平成29年度決算
 それでは、本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 本定例会には、平成29年度の一般会計、特別会計及び企業会計の決算認定議案を、監査委員の意見を付けて提出しておりますので、まず、その概要をご説明させていただきます。
 一般会計の決算の概要であります。
 一般会計の決算規模は、歳入は約1,270億円、歳出は約1,213億円と、歳入・歳出ともに前年度を上回り、どちらも過去最高額となりました。純剰余金につきましては、約47億円と、前年度と比べ、約8億円の増加となっております。この純剰余金のうち、35億円は、今後の財政需要に備え財政調整基金へ積み立てております。
 歳入では、緩やかな景気回復基調が続いていることにより、市民税、固定資産税などの市税が前年度と比べ、約15億円の増収と過去最高の決算額となっております。
 歳出では、本年2月に改築オープンしました“こもれびかん”の愛称で親しまれている額田センターの整備、民間による救急医療 拠点施設整備を支援するため、病院用地の購入費などが増加となっております。
 平成29年度は、これからの100年の礎を築くための重要な年度として、今後も持続可能なまちを創っていくため、未来を見据えた中長期的な視点に立ち施策を展開してきました。
 発達に心配のある子が早期に必要な相談・医療・療育を受けることができるこども発達センター、優れた景観と魅力的な水辺空間を活かした都市空間を創造していく乙川リバーフロント地区整備、広域的な災害対応を行うため、幸田町と共同で整備した「岡崎幸田 消防指令センター」など福祉や医療、防災や教育といった基本施策はしっかりと取り組みながら、投資的な事業もバランスよく実施できていると思っております。
 次に特別会計であります。
 12会計の総計では、歳入は約661億円、歳出は約652億円、純剰余金は約9億円で、前年度と比べ約3%減少となっております。
 最後に企業会計であります。
 病院事業会計は、入院患者数、外来患者数はともに減少しており、病床利用率は80.1%となりました。薬品費や委託料などの増加などにより、約4億7,000万円の純損失となりました。
 水道事業会計は、給水戸数、給水人口はともに増加し、普及率は99%でありました。旧男川浄水場の稼働停止に伴う資産減耗費が増加したものの、営業収益の増加などにより約6億1,000万円の純利益となりました。
 下水道事業会計は、接続戸数、接続人口はともに増加し、普及率は88.4%となりました。企業債の支払利息及び特別損失の減少などにより、約5億5,000万円の純利益となりました。

 以上が平成29年度決算の概要でありますが、本市の財政状況は引き続き健全な状況を維持していると自負しております。今後も市民の暮らしを守るための施策を最優先に取り組む一方で、サービスの質と量の最適化や稼ぐまちづくりによる新たな財源確保を図るなどの取り組みを推進していきたいと考えております。

条例議案など
 次に、条例議案であります。
 廃止条例といたしましては、設置目的を終えたため施設を廃止する「岡崎市中山間地域 農村活性化 施設条例」の1件であります。
 一部改正条例といたしましては、豊富学区市民ホームを移転する「岡崎市学区集会施設条例」、愛知県がんセンター愛知病院の経営移管に伴う関係条例の整備を行う「岡崎市病院事業の設置等に関する条例」など7件、合わせて8件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、豊富学区市民ホームの移転、中山間地域農村活性化施設の廃止に伴い、建物等を集会施設として、地域の自主的な管理に委ねるための「財産の譲与」、岡崎中央総合公園 体育館の天井の改修、市営住宅平地荘を新築するための「工事請負契約議案」など9件を提案させていただいております。

補正予算議案
 次に、補正予算議案でありますが、一般会計の補正は 4億8,870万6千円の増額、特別会計は 8億2,979万円の増額、企業会計は1,249万9千円の増額補正をお願いしております。
 総務費では、地域防犯カメラの設置補助申請が当初の見込みを上回ったことによる補助金の増額、不足する市民会館駐車場に対応するための土地購入費の計上、民生費では、応募が当初の見込みを下回ったことなどによる老人福祉施設整備事業費補助金等の減額、額の確定による後期高齢者医療 療養給付費負担金の増額、給与単価の増などにより当初の見込みを上回ったことによる私立保育園運営費補助金の増額、衛生費では、ごみ処理施設で使用するコークスの単価が当初の見込みを上回ったことによる消耗品費の増額、土木費では、4月に山綱町で発生した法面崩落に対応するための道路維持修繕工事請負費の増額、県が行う主要地方道 岡崎碧南線の交差点改良工事にあわせて市道針崎ポンプ場線の整備を行うための測量設計委託料の計上、県事業である鹿乗川に架かる牧内橋(まきうちばし)整備の工事時期が早まったための橋りょう改築工事負担金の増額、大門駅周辺整備に必要な用地を購入するための土地購入費の計上、市営住宅平地荘新築工事において、年割額を変更したことによる工事請負費の減額、教育費では、小学校及び中学校にPFI手法によりエアコンを設置するにあたり、事業者選定をするための契約等支援委託料の計上などをお願いしております。

東海愛知新聞

 次に、特別会計であります。
 3会計ありますが、いずれの会計も、主に前年度の決算が確定したことに伴い、補正を行うものであります。国民健康保険事業特別会計は、療養給付費等の精算に伴う国庫負担金返還金の計上、後期高齢者医療特別会計は、過年度分の精算に伴う広域連合への保険料等負担金の計上、介護保険特別会計は、決算剰余金の介護給付費準備基金への積み立てや介護給付費の精算に伴う国庫負担金返還金の計上をお願いしております。
 次に、企業会計でありますが、病院事業会計では、愛知病院との統合準備のため、病室の名称変更を行う業務運営管理委託料及び結核患者用 病床基本計画作成委託料の計上をお願いしております。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

小中学校へのエアコン設置
 最後になりましたが、小中学校へのエアコン設置についてであります。
 これまでも実現に向けて準備をしていた小中学校のエアコン設置について、先日の記者会見でもお話したとおり、平成31年の夏までにすべての小学校へ、平成31年中にすべての中学校に設置することとしました。
 隣接市の小学校で児童が熱中症で亡くなるという痛ましい事故が起こるなど、昨今の猛暑に対し、子どもたちへの暑さ対策が社会問題となっています。これまでの小中学校の暑さ対策としては、平成22年度の教育委員会の方針により、23、24年度の2か年で、すべての普通教室の天井や壁に扇風機を設置し対応してきました。
 私としては市長就任当初から扇風機だけで十分なのか心配していたのですが、当時の教育委員会の決定でもあり、また、PTA会費で設置された扇風機もあるため、このご寄附の意思を尊重し、扇風機で対応してまいりました。しかし、エアコン設置については常に気にかけており、教育委員会に対しても一般家庭用の大型エアコンの活用など、経済的な方法や導入手法を研究するよう指示してきたところであります。
 今回の補正予算では、少しでも早く、そして確実にエアコン設置を行うためPFI事業にて進めるための事業費を計上しております。当初は従来通りの発注形式での設計及び工事を行う予定でしたが、近隣自治体など、今後一斉に設置を目指すとみられ、施工者や機器の確保などの問題が生じることが予想されます。PFI事業により施工者と早く契約することで、これらの課題を解決し、少しでも早く使えるようにしたいと考えておりますので、ご理解とご協力をお願いします。
 また、国においても学校へのエアコン設置について支援等の検討の動きがありますので、国の動向を注視し、補助金等を積極的に活用するとともに経費縮減に努めていきたいと考えております。

 以上、御説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。


平成30年9月議会 その2(一般質問答弁) (2018.09.19)

平成30年9月議会 その3(閉会挨拶) (2018.10.02)

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2018年9月12日 (水)

ルーツ・オブ・カワイイ、内藤ルネ

内藤ルネ展(岡崎市)

 岡崎生まれであり、今日の「カワイイ文化」の生みの親と言われるのが、内藤ルネ氏(1932 - 2007)である。彼のイラスト作品を見たことがあっても本人のことをよく知らない人の中には、内藤氏を女性だと思っている人も多い。
 内藤氏は本名を内藤功(いさお)といい、羽根町の八百屋さんの息子として誕生し、小中学校時代にはクラスの人気者であったという。
 アーチスト名のルネは、フランスの代表的な映画監督ルネ・クレマン(アラン・ドロン主演の1960年の映画『太陽がいっぱい』の作者)の名に由来している。
 私は、同時代のイタリアのルキノ・ヴィスコンティやフェデリコ・フェリーニ、フランスのフランソワ・トリュフォーなどの映画が好きで、ルネ・クレマンのものも含め、20本ほどこの時代のDVDのコレクションを持っている。当時、新時代の青春像として登場して来たのがアラン・ドロンやジャン=ポール・ベルモンド達であったが、今や彼らも80歳代となっていることに時の移ろいの無情さを感じるものである。

ルネガール

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 内藤氏が岡崎生まれの有名人でありながら、今日まで地元で重用されなかったのは彼が同性愛者であったかららしい。ジェンダーフリー化してきた現代社会においてはもはや珍しいことではなく、逆にそれを売りにしている芸能人もいるくらいであり、昨今では同性婚の合法化が多くの国で実現している。時代の変化とはこうしたものである。
 私もルネ氏が岡崎出身であることを知ったのは市長になってからのことである。しかし子供時代に妹のオモチャ箱や洋服ダンスにルネ氏のイチゴや花のシールが貼ってあったことをはっきり覚えている。また彼の描く、目が大きくお洒落な服を着た女の子の絵は今も子供のぬり絵などにも影響を与えているようだ。

 私の生まれた1950年代において、すでに内藤氏はイラストレーターとして世に出ており、一時代を画す活躍を始めている。

Illustrated by Rune Naito

 大学生の頃、本屋で何気なく『薔薇族』(ばらぞく)という雑誌を手にとったことがある。購入はしなかったものの、見慣れぬ感じと不思議な情感を漂わせたバラの花を持つ青年の絵に目が止まったのである。
 半世紀近く経った今日も時代に変わらぬ新鮮さを保ち、「ルネガール」や「ルネパンダ」が愛好され、様々な分野において内藤ルネ氏の生み出した世界の影響を受けて活躍してみえる人が多いことに驚かされるものである。

 8月1日~12日の期間、イオンモール岡崎店の3階で「内藤ルネ展」が開催された。初日のオープニング・セレモニーに招かれた折に改めて内藤氏の作品をじっくり見させて頂くことができた。

ルネパンダ

 当日会場には、私と同年輩と思われる、かつて少女であった多くの女性が家族やお孫さん達と訪れてみえた。今回の展示作品は若者や子供さんの来場が考慮されたのか、明るい基調の作品が多く展示されていた。
 個人的趣味として私はヨーロッパで疑似品も出回っているという、イギリスの衛兵やパリの警察官、キュートな海賊などを陶器の人形で表現した〝シャルマン・トリオ・シリーズ〟が好きである。また、少しダークで大人の哀愁を秘めた〝ゴシック&ロリータ〟などの作品も好みである。

内藤ルネ展

(シャルマン・トリオ・シリーズ)

 これらの作品を岡崎市のオミヤゲの一つとしてぜひアピールしていきたいものと考えている。そのために康生でルネ・ショップが出店できないものかと思っている。
 また、余談になるがパンダの尾は白色なのであるが、1970年代に「ルネパンダ」の尾が黒く描かれたため、多くの人が今も黒い尾っぽを描くようになっていることも面白い現象である。
 私も帰りがけに孫娘のためにルネパンダのキーホルダーとマグカップを買った。このように思わず買いたくなるカワイらしさも、岡崎の新たなオミヤゲとして有効であると思うものである。

カワイイに出会える街オカザキ。道の駅「藤川宿」にて

(カワイイに出会える街オカザキ。道の駅「藤川宿」にて)


*一部の画像は『Roots of Kawaii 内藤ルネ ライセンスガイド』から拝借しました。

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2018年9月 8日 (土)

災害大国日本

 この夏の異常気象に加え、一体今年の日本はどうなってしまったのだろうか?
 きっと市民の皆様も同じような気持ちであろうと思う。
 ユーラシア大陸の東端に、太平洋の暴風雨から大陸を守る防波堤のように存在する日本列島。環太平洋地震帯の上にその縁(ふち)をなぞるように位置する島国が我が日本である。そうした地勢的宿命から我が国はあらゆる災害に見舞われる可能性を持っている。

 今年は、大阪府(6月18日)、北海道(9月6日)と大型地震が二つあり、9月の初旬においてすでに台風が21個も発生し、その多くが日本列島を直撃する進路をとっている。「テロリズムに走った某宗教団体の幹部を死刑にしたタタリだ」という一部の人の冗談を信じる人が出てきても笑えなくなりそうである。
 まだ本年は4ヶ月あり、これから本格的な台風シーズンを控えており、地震も連動して起きる可能性もあり油断はならない。
 9月4日に上陸した台風21号も全国的に大きな被害があったが、この地方にとっては突風と一時的な大雨はあったものの、停電と比較的軽い被害にとどまり幸いであった。
 しかし今年のように連続する災害は広域に大きな農作物への被害を生じ、物価上昇をもたらすことになる。さらに道路の寸断、電気・ガス・水道などの停滞に伴い産業・流通における影響が拡大することによって我が国の経済・景気動向まで左右することになる。北海道にも地元自動車産業の部品メーカーがあり、今後の動向が気になるところである。

岡崎市地域総合防災訓練

 そうした二つの自然災害に先立ち、9月2日(日)、本市において「平成30年度岡崎市地域総合防災訓練」が行われた。従前は乙川河川敷において全市一体で行われていたが、このところは各地域において、より実戦的な訓練として個別で行われている。本年も各学区において多くの市民の協力を得て無事に防災訓練が行われたことを御礼申し上げると共に御報告致します。

岡崎市地域総合防災訓練

岡崎市地域総合防災訓練


平成30年度岡崎市地域総合防災訓練 各学区での市長挨拶
 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏であります。
 台風21号の接近が心配される中、本日は早朝から地域総合防災訓練に多数のご参加を賜り、誠にありがとうございます。また、皆様方におかれましては、日頃から町内会ごとでの防災訓練の実施や、防災活動資機材の整備など、地域の防災力向上に対し多大なるご尽力を回り、厚く御礼申し上げます。
 さて、本年は岡崎市で発生した「平成20年8月末豪雨」から10年が経ちました。2名の方の尊い命が奪われ、6戸の家屋が全壊、約3,400戸が床上・床下浸水するなど甚大な被害をこうむりました。
 本市では、この10年で河川改修や浸水警報装置を設置するなど様々なインフラを整備してまいりましたが、自然災害は時として想定外の事態も発生いたします。また、本日の訓練想定でもあります南海トラフ地震の発生時には、市内で死者100人、家屋の全壊焼失3,900棟という、甚大な被害が想定されています。
 行政といたしましても喫緊に対策を講じるところではありますが、実際に災害を迎えた時に備え、まずは
 「自分の身は自分で守る」(自助)
 「地域で助け合う」(共助)
 「地域と防災関係機関の連携の強化」
 これらの3点をテーマとして訓練に取り組んでいただきますようお願いいたします。
 それから西日本豪雨災害等の教訓として、昨今は災害のあり方が局地化の傾向があります。道路一本へだてて右側は大被害となっているのに、左側はほとんど被害が生じていないこともありました。
 県や市としては大枠の情報提供、避難勧告を行いますが、現地においてしか分からない状況というものがあります。あくまで最終は自分の目で見て適切な判断を下し、家族の命を守るための決断・行動をとっていただく心構えをお願い申し上げます。
 本日の訓練で、それぞれの学区の皆様の結びつきがより一層強固なものとなり、これまで以上に地域の防災力が向上しますことを祈念いたしまして、私からの挨拶とさせていただきます。
 本日は皆さんよろしくお願いいたします。

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2018年9月 3日 (月)

愛知教育大学同窓会三河地区会総会(2018年)

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 8月26日(日)、残暑厳しい中、恒例の愛知教育大学同窓会三河地区総会が竜美丘会館大ホールにて行われました。
 当日はOB・現職の多くの教育関係者の皆様が集まり、白寿、米寿、喜寿のお祝いと永年勤続、中堅勤続の表彰も行われました。いずれも長年にわたって三河地区の子育て、愛知の教育に御尽力を頂いている方々ばかりであり、心から感謝を申し上げる次第です。
 以下は当日の私の挨拶です。


 皆様、こんにちは。岡崎市長の内田康宏であります。
 本日は平成30年度愛知教育大学同窓会三河地区会の総会がこのように盛大に開催されますことを、心からお喜び申し上げます。
 皆様方におかれましては、長年にわたり三河地区、また愛知県の教育の発展に多大なるご尽力をいただいておりますことに厚く御礼申し上げます。また、先ほど表彰を受けられた方々におかれましては、長年のご功績に深く敬意を表するとともに心よりお祝いを申し上げます。
 愛知教育大学同窓会三河地区会は、愛知教育大学を卒業された三河全域の現職並びに退職職員や、県・市町の教育行政に携わってみえる皆様から、組織されていると伺っております。会員の皆様それぞれが、教育行政や学校運営において多くの成果を上げておられ、三河だけでなく、愛知の教育を推進していただいております。今後も、会員相互のつながりを一層強くしていただき、引き続き子どもたちを支援していただきますようお願い申し上げます。

  さて、ここ岡崎市におきましては、一昨年の市制100周年を契機にこれまで各種事業を進めてまいりました。
 現在、本市の中心部を流れます乙川の周辺地区を始め、東岡崎駅やJR岡崎駅周辺では、着々と整備が進んでおります。また、市民待望の新総合病院の工事も始まりました。

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 さらにこの度の異常気象ともいえる夏の暑さを考慮し、小中学校におけるエアコンの設置を決定させていただきました。35度を超える気温の中での授業は、子どもばかりでなく教師にとっても過酷なものであると考えるからであります。小学校については来年6月までに、中学校についても来年12月までに設置を進めてまいります。
 これまで多くの市民の知恵とご協力により全市的に手がけてきた事業が、これから数年の内に次々と実現を迎え、近い将来、間違いなく岡崎の景観や人の流れも大きく変わってまいりますので、ぜひご期待ください。
 このように多くの事業を展開していく究極の目的は、郷土の子どもたちが自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい郷土・三河」を築くためであり、その目的のため市職員や各議員の皆様と共に、ただ今全力で取り組んでいるところであります。
 今後も、次世代を担う子どもたちを全力で応援してまいりますので、皆様方におかれましては、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。
 最後に、愛知教育大学同窓会三河地区会の今後益々のご発展と、皆様方のご健勝とご活躍を心より祈念致しましてお祝いの言葉とさせていただきます。ありがとうございました。

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