« 岡崎さくら100年プロジェクト・三島学区植樹式 | トップページ | 平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編) »

2018年3月11日 (日)

平成30年3月議会 その1(市長提案説明)

Okazakicitycouncil201802281

 市議会3月定例会が2月28日(水)から3月22日(木)までの日程で開催されています。
 初日に申し上げた所信の一端ならびに提案した議案の大要について、御報告申し上げます。


はじめに
 3月定例会の開催に当たりまして、所信の表明と平成 30 年度当初予算の施策のあらましを申し上げ、議会及び市民のみなさまのご理解とご協力を賜りたいと存じます。
 我が国の経済は、戦後 2 番目の長きにわたり景気回復を持続しており、企業収益は過去最高を記録するとともに、雇用や所得環境は大きく改善し、消費の持ち直しなど経済の好循環が実現しつつあります。
国の平成 30 年度予算は、「経済・財政再生計画」の集中改革期間の最終年度の予算として、「経済再生と財政健全化を両立する予算」としています。特に「人づくり革命」や「生産性革命」関連では、保育所の新設や保育士の待遇改善のほか、人材や設備への投資促進などを重点施策として掲げています。
 本市におきまして平成 30 年度は、引き続き、第 6 次岡崎市総合計画後期基本計画の重点プロジェクト 及び 岡崎市まち・ひと・しごと創生総合戦略に取り組む中で、岡崎市民の郷土愛の象徴であり、本市の新たなシンボルとなる若き「家康公像」が完成に向かっていく年であります。本市の魅力を向上させ、賑わいの創出や、将来にわたり成長する持続可能なまちづくりを進めていく使命を改めて感じるところであります。岡崎で生まれ育った子どもたちが、自らのふるさとに対し、愛情や誇りが持てる「夢ある新しい岡崎」を築くため、市民のみなさまに支えていただきながら、力強く市政を運営してまいる所存であります。

平成30年度予算の大要
 それでは、新年度予算の大要につきましてご説明申し上げます。予算規模は以下のとおりであります。

一般会計 1,235億円
特別会計 648億6,771万2千円
企業会計 530億1,202万4千円
合 計 2,413億7,973万6千円

 一般会計の予算規模は、前年度対比 0.2%の増となり、4年連続で過去最高額を更新しております。一般、特別、企業を合わせました全体では、2.4%の減となっております。なお、一般会計の歳入の根幹となります市税収入におきましては、景気の回復基調もあり、約 694 億円を見込み、2 年連続で過去最高となっております。
 それでは、新年度予算に計上いたしました主要事業につきまして、総合計画の基本施策に沿ってご説明申し上げます。

地域で支えあい安全に暮らせるまちづくり
 防災対策の推進を図るためには、阪神淡路大震災、東日本大震災などの経験により、公助の限界が明らかになってきたことから、自助・共助の取り組みが重要だと考えております。そこで、南海トラフ地震などの大規模災害時に災害対応を機能的に行うため、防災指導員制度を新たに立ち上げ、防災指導 及び 防災啓発活動のできる専門知識を持った人材を育成いたします。また、大規模災害が発生した際に、国や他の自治体、あるいはボランティアなどからの応援を迅速かつ円滑に受け入れるために、受援(じゅえん)の方法や受け入れ体制をあらかじめ具体的に定める受援計画を策定してまいります。
 「平成 20 年 8 月末豪雨のような局地的な大雨から“いのち”と“くらし”を守る」ために、止水板設置助成、浸透マスの支給のほか、道路冠水の深さをお知らせする表示施設を整備し、水害に強い安全安心なまちづくりを推進してまいります。また、河川の整備では、六斗目川(ろくとめがわ) 及び 上地新川の改修を着実に進めるとともに、愛知県の実施する広田川改修と連携して排水樋管(ひかん)を改築するなど、各地域の排水能力の向上を図ってまいります。

Okazakicitybudget2018411

 消防施設につきましては、消防署が管轄する区域ごとに、適正な配置や規模を考慮した整備を行っていく必要があります。間もなく築 40 年を迎える施設もあることから、消防施設の個別施設計画を策定し、今後の効果的な消防活動の実施に向けた施設整備を検討してまいります。
 交通安全の推進では、道路照明灯について、電気料が安価で長寿命である LEDへ、デザイン灯を除き、すべて取り換えることとし、環境への配慮や、交通事故の防止に努めます。また、自転車等駐車場について、将来的な需要予測を始めとした、課題や諸問題を把握・整理し、自転車等駐車場整備に関するガイドラインを策定してまいります。

Okazakicitybudget2018351

 国際化・多文化共生の推進では、平成 30 年度に姉妹都市であるスウェーデン王国ウッデバラ市と提携 50 周年を迎えることから、5 月にウッデバラ市から使節団と合唱団をお招きし、10 月には本市から使節団を派遣するなど、人々の訪問交流を通じ、文化や教育など市民相互の理解を深めてまいります。加えて、4月には、友好都市である中国フフホト市から人民代表大会代表団である議長一行をお迎えして、家康行列にご参加いただきます。

健やかに安心して暮らせるまちづくり
 健康づくりとまちづくりの融合による「そこに住んでいるだけで健幸(けんこう)になれるまちづくり」を意味するスマートウエルネスシティを推進するため、「歩いて健康」「食べて健康」を中心に、幅広く市民に浸透する健康づくり施策として、商業施設などでのウォーキングイベントを展開していくとともに、ヘルシーメニューの提供やベジタブルスイーツメニューを開発してまいります。
 公衆衛生の確保では、予防接種の実施について、新たにおたふくかぜワクチン接種費用の一部助成を行ってまいります。
 地域医療体制の充実では、南部地域に平成 32 年 4 月開院予定で進めております、藤田保健衛生大学岡崎医療センターに対する支援として、貸与する用地の取得と、建設費を補助してまいります。
 企業会計の病院事業会計につきまして、予算規模は、241 億 6,876 万円で、前年度対比 1.1%の増となっております。がん診療充実のため、PET-CT 撮影装置の導入に向けた施設改修設計を行うことや、MRI2台を更新するなど、高度かつ先進的な医療が提供できる体制を整え、安定した病院運営を行ってまいります。
 地域福祉の充実では、少子高齢化社会が進展していく中で発生する様々な困り事に対し、地域住民が、他人事ではなく、我が事に感じ、専門機関につなげて主体的な解決を試みる体制づくりが必要になってまいります。そんな「我が事の地域づくり」として、地域住民の相談を包括的に受け止める場の設置や、相談ボランティアを養成するために、新たにコミュニティソーシャルワーカーを2名配置いたします。
 福祉サービスの充実におきましては、福祉の村では、友愛の家を 4 月にリニューアルオープンするほか、「こども発達センター・すくも」では、既存部分を改修工事し、体育館などを含め、平成 31 年に全面オープンし、発達支援の拠点として、子どもたちのサポートに取り組んでまいります。

Okazakicitybudget2018521

 介護サービスの充実につきましては、高齢者福祉における重要な課題である「介護職員の確保」に対して、介護職の魅力を高め、離職の防止、キャリアアップや新規就職を促進するために、市内の介護事業所に対し、資格取得のための研修費用や受験費用の一部について、新たな補助制度を創設いたします。
子育て・子育ち支援では、年々増加する児童育成センターの利用希望に対応するため、男川、六名の2学区において児童育成センターを整備するほか、放課後子ども教室を新たに7学区で実施し、児童が放課後等を安全安心に過ごすことができる居場所の充実に努めてまいります。
 また、岡崎地域の保育需要の増加に対応するため、新たに保育園を整備するための用地取得に向けて準備を進めてまいります。また、私立保育園の施設整備費を引き続き助成してまいります。

自然と調和した環境にやさしいまちづくり
 環境美化に関する施策につきましては、市内におけるごみのポイ捨てや犬のふんの放置が無くなるように新たな条例を制定いたします。さらに、東岡崎駅及び 岡崎駅周辺においては、まちが新しく生まれ変わることを契機に、ポイ捨て防止 及び 路上喫煙禁止区域の指定を視野に入れ、本市の玄関口としてふさわしい、きれいで快適な駅前空間を創出してまいります。

賑わいと活力あるまちづくり
 企業の立地需要に対応するため、阿知和地区での工業団地整備計画を早期に事業化するため、各種調査や用地測量を実施いたします。また、産業立地誘導地区においては、製造・物流業を弾力的に集積誘導できるように検討・調査に取り組み、産業競争力の強化を通じて地域経済の活性化と雇用の維持・創出を図ります。
 森林整備につきましては、森林関連法令が見直される予定であることから、林地台帳システムを構築し、データ整備などを実施することで、森林現場の諸課題に早期に対応してまいります。
 観光産業都市の実現を目指す取り組みといたしましては、地域の稼ぐ力を向上させるために、岡崎独自の観光土産品の創造や、徳川家康公や三河武士ゆかりの寺社などをつなぎ合わせたコース設定による事業展開により、新たな魅力の創出を図ってまいります。次に、本市の新たなシンボルとなります東岡崎駅前に設置する若き日の徳川家康公像につきましては、ブロンズ像と台座の制作が佳境に入ります。すでに多くの市民・法人のみなさまから寄附という形で設置にご参加いただいておりますが、台座を含めると高さ 9mを超える日本一の騎馬像が誕生いたしますので、ご期待いただきたいと思います。
 また、岡崎市観光協会の法人化に伴い、公民連携により岡崎の観光を総合的にプロデュースできるよう観光推進体制の強化を図ってまいります。

Kankokyokai20181_3

 観光イベントにおきましては、四季折々に異なった輝きを放つ本市の魅力を楽しんでいただきたいと思います。春のメイン行事「家康行列」には、「暴れん坊将軍」でおなじみの愛知県出身の俳優「松平健」さんに徳川家康公役として特別出演していただきます。NHK 大河ドラマ「おんな城主直虎」において、武田信玄公役を演じられるなど、時代劇での活躍には枚挙にいとまがありません。舞台では家康公役を 3 度やってみえるそうであります。4 月 8 日の本番には、多くの市民や観光客のみなさまにお越しいただきたいと思います。

Okazakicitybudget2018751

 10 月から 12月には、愛知県の大型観光キャンペーンが開催されることから、それに合わせて市内の観光地や産業施設などをまわる早めぐりバスツアーを増便するなど、おもてなし環境の整備に努め、多くの観光客に本市の魅力を体験していただきます。
 また、冬のイベントとして定着してまいりました家康公生誕祭につきましては、市民のみなさまが企画運営するイベントに対し補助を行うことで、民間ならではの発想による賑わいの創出に期待しております。

快適で魅力あるまちづくり
 まちづくりは、タイミングやスピード感を大切にして、機会の損失がないように取り組むことも大切だと考えております。
 本宿駅周辺地域につきましては、新東名高速道路岡崎東インターチェンジの供用開始などにより、まちとしてのポテンシャルが向上したことから、本宿駅を中心に都市機能の集積を進めるとともに、広域観光交流施設を核としたまちづくりを進めてまいります。
 東岡崎駅周辺 及び 岡崎駅周辺につきましては、立地適正化計画において、都市機能誘導区域と定め、都市基盤の整備をすすめているところであります。東岡崎駅周辺につきましては、平成 31 年度の供用開始を目標としてペデストリアンデッキ、東岡崎駅前広場、明大寺交通広場、周辺アクセス道路などの整備工事の進捗を図り、北東街区の民間施設とともに本市の玄関口にふさわしい、賑わいのある快適で魅力的な駅前空間を整備してまいります。
 また、現在名鉄と協議を進めております2期計画事業につきましては、事業化に向けた整備手法の検討など、駅ビルや駅舎、バスターミナルなどの工事に速やかに着手できるよう整備手法の検討を進めてまいります。隣接している乙川リバーフロント地区の整備では、引き続きハード・ソフト両面の事業を展開しているところであります。(仮称)乙川人道橋において下部工事に加え、橋桁にも着手するほか、乙川河川緑地では遊歩道の整備などを実施してまいります。
 そして、籠田公園におきましては、都市計画やまちづくりの専門家のアイディアと市民のみなさまの意見を取り入れ、再整備を進めているところであります。

Quruwa201803211_2

Quruwa201803212_2

 ソフト事業については、QURUWA エリアにおいて、民間が主体となったまちづくりが進められており、今後も、おとがワ!ンダーランドや泰平の祈りプロジェクトなどのかわまちづくり事業に対し支援を行うとともに、道路空間の活用に対する社会実験や公園活用の検討を進めてまいります。
 次に、岡崎駅周辺につきましては、区画整理事業による整備を推進するとともに、ペデストリアンデッキ整備工事を進めるほか、この3月に供用を開始する出会いの杜公園等を活用した賑わいの創出を目指すイベントを開催し、岡崎駅周辺地区の魅力向上に取り組んでまいります。

Deainomoripark1_2

 住宅施策といたしましては、近年、低額所得や高齢などを理由に、賃貸住宅の入居を拒まれるケースが増えてきていることから、法律が改正され、新たな住宅セーフティネット制度が創設されました。本市といたしましては制度を計画的に推進し、住宅確保の支援を行ってまいります。また、空き家バンクを設立し、通常の不動産取引が困難となった空き家の利用促進を図るとともに、新たに空き家状況調査に対する補助を行ってまいります。無料耐震診断を実施するほか、耐震改修費などの補助につきましては、申請者の当初の負担を軽減するために受領委任の仕組みを導入し、利便性を向上してまいります。
 道路網の整備では、地元要望による既設道路の整備や、歩道のバリアフリー化を図る整備を行い、地域を支える生活道として市民が安全安心に暮らせる道路空間の確保に努めてまいります。矢作川右岸南北道路を始め 11 路線について、新設整備を行っていくほか、南部地域における重要な幹線道路であります若松線整備の進捗を図ってまいります。
 (仮称)岡崎阿知和スマートインターチェンジについては、既に国の準備段階調査の箇所決定を受けており、阿知和地区工業団地の計画と合わせながら、周辺道路の渋滞対策などのために、整備計画の作成などを行ってまいります。
 公園整備についてですが、出会いの杜公園や、籠田公園につきましては、憩いの場や、防災拠点の機能に加え、個性や魅力を兼ね備えた、賑わいの創出につながる整備を進めてまいります。南公園におきましては、老朽化による再整備を一つのきっかけとして、魅力向上による多くの来園者や稼ぐ公園を目標とした民間活力の導入検討を行い、新たな可能性を探ってまいります。東公園では、南駐車場整備の完了年次を迎え、来園者の利便性向上を、岡崎中央総合公園では、引き続き大規模な改修工事を行い、施設の安全性を確保してまいります。
 また、街区公園の整備として、六供配水場の一部を活用し、市の景観重要建築物である六供配水場配水塔が眺望できる(仮称)六供公園の整備を行う予定であります。なお、各地で行った整備の中で効果的なものは、他の公園造りの参考にしていきたいと考えております。

Okazakicitybudget20181001

 歴史まちづくりにつきましては、国の事業認定を受けた認定歴史的風致維持向上計画に沿って、岡崎城跡の価値や魅力を広く顕在化させ、観光資源としての確かな集客力を持たせて、まちなかの回遊性の向上を図る必要があります。そのために、岡崎公園内の歴史解説板を統一性があり効果的なものに刷新するほか、全国屈指の規模を誇った岡崎城総構えの堀や土塁の位置をまちなかで体感する方策の検討や解説板の設置を進めてまいります。将来的には、多言語による音声案内も考えております。
 企業会計の水道事業会計につきましては、予算規模は、118 億 442 万円で、前年度対比 17.2%の減となっております。約2億円の純利益を見込み、25 年度に工事着手しました男川浄水場更新事業が 29 年度に完了することに伴い、30 年度からは水道管路耐震化事業を最優先課題と位置付け、計画的かつ重点的に取り組んでまいります。

Okazakicitybudget20181131

 企業会計の下水道事業会計につきましては、予算規模は、170 億 3,885 万円で、前年度対比 2.6%の減となっております。約 5 億円の純利益を見込み、今後の急増する老朽管に対応するため、老朽管対策を最優先課題と位置付け、計画的かつ継続的に取り組んでまいります。雨水整備は、総合雨水対策計画に基づき、若松南幹線などの管渠整備 及び 六名雨水ポンプ場整備の進捗を図ってまいります。

未来を拓く人を育むまちづくり
 学校教育につきましては、平成 32 年度に新学習指導要領が完全実施されることから、いち早く対応するために、教育の質の向上を図ってまいります。始めに、小学生において、学習の基盤となる資質能力に「情報活用能力」が必要となることから、全小学校にタブレット型情報端末を各校 40 台、新規に配備することで、プログラミング教育や、情報モラルの教育といった課題に対しても迅速に取り組んでまいります。

Okazakicitybudget20181161

 次に、小学 5・6 年生の外国語教育が教科化されることから、外国語教育の充実を図ってまいります。外国語指導助手を増員することで、児童生徒のコミュニケーション能力の向上と国際意識の高揚を図り、小学校英語指導補助者を増員することで、生きた英語を楽しく学ぶことが出来る質の高い外国語活動の場を提供します。
 児童生徒の健全育成につきましては、生徒支援や相談活動を充実させ、家庭・地域・学校の連携を深めるために、スクールソーシャルワーカーを増員いたします。
 また、近年の地球温暖化の影響などにより、夏季における教育環境の改善が求められ、教室の温度基準の改定も予定されていることから、市内全小中学校の普通教室への空調設備設置にかかる諸課題の整理を行い、学校現場の基礎調査を実施し、空調設備導入に対する実現の可能性について見極めてまいりたいと考えております。

Okazakicitybudget20181211

 スポーツの推進では、愛知県から移管予定の愛知県岡崎総合運動場の再整備につきまして、平成 32 年 7 月の全面供用開始を目指し、全天候型の全日本陸上競技連盟公認第 3 種陸上競技場をはじめ、必要な整備を行い、市民のスポーツへの関心を高める施設にしてまいります。なお、市民のみなさまの利便を図るため、工事に入る前のテニスコートや蹴球場、野球場などの施設におきまして、支障にならない範囲で市民の方にできる限り利用していただくことを考えております。
 次に、数多くの文化財が存在する本市の中でも、最大の象徴である岡崎城跡につきましては、現存する切れ目のない直線的な石垣としては国内最長級である全長約 400mを誇る「菅生川端石垣」において、数種類の刻印が確認されるなど史跡としての価値がますます高まっております。できる限り顕在化させ、見える化ですが、整備を行うため、29 年度の基本設計に続き、実施設計を策定いたします。市指定史跡である岡崎城跡の将来にわたる保存を図りながら、史跡の本質的価値を活かした整備を実施するため、一部、石垣の保存修理を行うとともに、本丸天守台や御旗公園などの発掘調査を実施してまいります。
 芸術文化の振興につきましては、世界有数の「内田修ジャズコレクション」を核として「ジャズの街岡崎」を市内外へアピールするとともに、美術博物館、世界子ども美術博物館、美術館の企画展を通じ、文化を視点とするまちづくりを行ってまいります。

Okazakicitybudget20181261

 美術博物館におきましては、「名刀は語る 美しき鑑賞の歴史」や、ピカソとともにキュビズムの創始者として知られる「ジョルジュ・ブラック宝飾デザインの輝き」などを、世界子ども美術博物館では、「かいけつゾロリ大冒険展」や「天才ダリの版画展」などを開催してまいります。

将来まで自律した状態が続く都市経営
 本市は、豊かな自然環境を背景に多様な歴史文化資産に恵まれ、伝統産業や、地域固有の伝統的な活動に加え、新たなまちづくりにも積極的に取り組んでいる、大変魅力あふれるまちであると自負しております。この魅力を市内外へ発信し、多くの人から認められ、選ばれる都市を目指すため、今年度に策定した「シティプロモーション戦略第2期アクションプラン」に基づき、市内市外にかかわらず岡崎の情報を自発的に収集発信したり、定期的に訪れたりするなど、本市と関わりのあるかたを「サポーター」と位置づけ、本市ファンがさらに増加するように積極的なシティプロモーションを進めてまいります。

Okazakicitybudget20181291

 また、観光産業都市の創造において、必要となるコンベンションの内容を固めるとともに、本市へのホテル事業の募集手続きを進めるとともに、多様な観光客対応として、民泊を含めて進めてまいりたいと考えております。
 保有する建築物の効率的な管理・運用につきましては、教育環境において、築40 年以上経過する校舎が増加していく中で、学校施設を適切に長く維持するために、竜谷小学校をモデル校として、長寿命化を目的とした建物等の大規模改修工事を行ってまいります。
 以上、主要事業について、ご説明させていただきました。
 続いて本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。

議案の大要
 始めに、条例議案でありますが、制定条例といたしましては、利用者の利便性の向上を図るため、スポーツ施設に関する条例をまとめる「岡崎市スポーツ施設条例」、介護保険法の一部改正に伴い、介護医療院の人員、施設等の基準を定める「岡崎市介護医療院の人員、施設及び設備並びに運営の基準に関する条例」の2件であります。
 次に一部改正条例といたしましては、保育体制の充実等に向けて、職員の定数の適正化を図る「岡崎市職員定数条例」、墓地使用者から受益者負担として管理料を徴収する「岡崎市墓園条例」、都市公園の利活用を促進するために行為の制限等を緩和する「岡崎市都市公園条例」など 20 件、合わせて 22 件を提案させていただいております。
 その他議案といたしましては、PFI 方式で実施する岡崎市龍北総合運動場の整備事業に関する「特定事業の契約」議案、及びその維持管理を行う指定管理者を指定する「公の施設に係る指定管理者の指定」議案、岡崎真伝特定土地区画整理事業の完了に向け、区域内の区画道路の管理移管に伴う「市道路線の認定」議案など7件を提案させていただいております。
 次に、補正予算につきまして、主なものをご説明申し上げます。
 始めに、一般会計であります。
 国の補正予算に伴い、六斗目川 及び 上地新川の河川改修 並びに 小中学校の照明設備、空調設備 及び 施設保全の工事請負費を増額するほか、将来の財政需要に備えるための財政調整基金、公共施設保全整備基金、救急医療拠点施設整備支援基金 及び 公園施設整備基金への積み立てを行います。また、児童手当などの支給対象件数や私立保育園等への入所者数が見込みを下回ったことによる減額、補助金の交付額が見込みを下回ったことによる減額、各事業の契約差金などに伴う減額のほか、人事院勧告に伴う人件費の補正、事業の進捗に合わせた継続費の変更、繰越明許費の追加 及び 変更などをお願いしております。
 次に、特別会計であります。
 国民健康保険事業特別会計の事業勘定では、国保加入者数の減少に伴い療養給付費が見込みを下回ったことによる負担金の減額や、額の確定に伴う減額などが主なものであります。
 介護保険特別会計では、施設サービス費、地域密着型サービス費 及び 特定介護サービス費負担金などの保険給付費の減額補正が主なものであります。
 最後に、企業会計であります。人事院勧告に伴う人件費の補正のほか、病院事業会計は、収益的収支では、患者数の減少による入院収益の減額、資本的収支では、契約差金による減額 及び 医療賠償金の計上をお願いしております。
 水道事業会計は、収益的収支では、動力費や受水費などの減額、資本的収支では、配水管整備工事請負費や施設整備工事費の減額のほか、継続費の変更をお願いしております。
 下水道事業会計は、収益的収支では、一般会計からの負担金の減額、構築物などの減価償却費の減額、資本的収支では、国の補正予算により管渠施設築造工事費を増額するほか、補助金の交付額が見込みを下回ったことによる減額などが主なものであります。
 以上が、今議会に提案をいたしました議案の大要であります。

むすび
 最後になりますが、市長就任以来、2 期目の市政運営も 2 年目を迎え、1 期目に蒔いてきた事業の種が、徐々に花を咲かせ、視覚的にも政策的にもご理解いただけるようになってまいりました。平成 30 年度では、新たな取り組みに対しても、対応する組織を立ち上げ、スピード感をもって取り組んでまいります。今後も、福祉や医療、防災や教育といった基本施策にはしっかりと取り組みながら、お約束した公約の実現に向けた市政運営に努めてまいりますので、議員各位の格別のご理解と一層のお力添えをいただきますよう、お願い申し上げます。
 以上、ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げまして、私の説明を終えさせていただきます。
 ありがとうございました。


平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編) (2018.03.14)

平成30年3月議会 その3(代表質問答弁・後編) (2018.03.18)

|

« 岡崎さくら100年プロジェクト・三島学区植樹式 | トップページ | 平成30年3月議会 その2(代表質問答弁・前編) »

岡崎市議会」カテゴリの記事