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2018年1月23日 (火)

『信用情報』インタビュー

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 『信用情報』2018年新年特別号(株式会社信用交換所名古屋本社、052-264-1133)にインタビューが掲載されました。ブログでも御案内いたします。


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――市民との対話の場を随分設けていますね。

内田 市民や各団体と市長が話し合う「市民対話集会」を積極的に開催しております。まず岡崎市は何をやっているか、今後どう進めるかなどの講演を行って、その後にフリートークとなり意見を交換するのです。言葉で説明するのは限界がありますから、映像を見てもらいながら説明する場合もあります。目で見てもらうのが効果的ですね。呼ばれれば小学校でも中学校でも行きますし、先日は大学生とも意見交換をいたしました。

市民対話集会(2015年11月12日)

 この前、政策説明会、講演会などの開催件数を勘定してみたら、通算で300回以上にもなりました。ここまでやる首長は少ないかも知れません。自分でもよくやっているなと(笑)。
 全国的にみますと政策というものは、市民が途中の経過を分からないまま進んでいくことが多いと思いますが、それでは良くないと考えています。政策の意図などを明確にするため、こちらから飛び込んで行って、どんどん疑問などに応えるという姿勢を大事にしています。一人でも多くの方に理解してもらい、進めていきたいと思いますし、これが「顔の見える民主主義」だと思っていますので精力的に実施しています。一時の情動に押されて物事を決定してしまうのは良くないし、無駄が多いです。しっかりと地に足の着いた施策を進めていくためこのような場を設けているので、学生さんにも「反対があったら遠慮なく言っていいよ」と、意見を引き出す努力をしています。

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――「岡崎のセールスマン」を自認しているそうですね。

内田 一つの例ですが、2015年8月に大阪のなんばグランド花月で『すち子のハッピーウェディング?イン岡崎』という題目の喜劇が上演されました。

すち子のハッピーウェディング?イン岡崎

 ホテル花月岡崎店の結婚披露宴会場において、“祝辞”を述べて岡崎をPRする役で出演したのですが、終わってみれば随分反響がありました。「岡崎のセールスマン」としてこれからもやれと言われたことは何でもやりますよ。

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――ブログでもやわらかいタッチで発信されています。

内田 もともと文章を書くのが好きだったのですが、その基盤はアメリカの大学で培われたといえるでしょう。僕は岡崎市の生まれですが、愛知県立岡崎北高等学校、日本大学法学部と進み、大学卒業後は大学院に行く予定で教授にもお願いしていたのですが、ちょっとしたケガをして入院してしまいました。そのため試験を受け損ない、1年間待つことになるかと思ったのですが、たまたま知人を通じて留学の話をいただき、卒業後にインディアナ州立大学に入学して政治学を学ぶことになりました。

内田康宏

 インディアナ州立大学ではきちんとしたレポートを書くことを徹底的に鍛えられました。字数、枚数、提出期日。しかも、自分の明確な主張は何なのかをはっきりさせなくてはならないので、随分訓練になりました。
 その後愛知県議会議員時代にはクリントン大統領の就任式に招かれ、地元新聞に記事を書いたことがきっかけとなり以来マスコミなどでいろいろ掲載されるようになりました。今思えば、やはり海外での学校生活が表現力の基本になっているように思います。

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――今後の政策の柱は?

内田 この地域はご承知のとおり自動車産業を中核とした製造業で栄えてきました。そのことがこれまで地元に多大な貢献をしてきたことに間違いないのですが、岡崎には他の地域にはない、歴史的な文化遺産、そして自然の美しさがあるので、これらをさらに生かした観光産業の振興を積極的に進め、もう一つの経済の柱にしていきたいと考えています。
 これまで観光に力を入れていなかったわけではないのですが、目玉になるような施設が整備されていない、十分な駐車場が整備されていない、観光の案内がしっかりできていないなどの具体的な問題もあって、どちらかといえば「来るのであれば来てください」というような消極的なスタンスで、観光で勝負している地域と比べるとかなり遅れていました。

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 幸い、歴史と川を活かした整備を進めていきたいと思っていた時に、国土交通省が考案した「歴史まちづくり」と「かわまちづくり」という事業の認定を受けることができ、それらが追い風になりました。二つとも認定を受けたのは愛知県では岡崎市のみで、歴代の市長も観光の整備を考えてはこられましたが、私の代になって環境が非常によくなりました。とくに河川を整備するというのは認可などでなかなか難しいのですが、この認定を受けたということで状況が大きく変わると思います。町の中にこんなにきれいなS字形の川がある都市も珍しいので、それを十分活かしたまちづくりを進めていきたいですね。

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――岡崎城の今後は?

内田 岡崎城は明治維新後、廃城と戦災などにより市街地においてその面影を感じられる場が少なくなっていますが、本市の歴史文化遺産のひとつとして十分価値があると思っています。
 特に戦国期から江戸期にかけて整備された堀や石垣は極めて歴史的価値が高く、岡崎城の最大の売り物であります。2016年、連続する石垣としては国内最大級といわれる「菅生川端石垣」が確認され、2017年9月には月見櫓の発掘調査を行いました。どちらも現地説明会を開催したところ、市内外から大変多くの方がお越しになられました。このことからも近年のお城ブームとともに、改めて歴史ある岡崎城跡の持つ魅力を認識しました。

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岡崎城

 また、岡崎城の天守は、名古屋城と同様、建築から間もなく60年を迎えることから近い将来、城をどのように建て替えるのか、あるいは延命措置をするのかという大変重要な問題が出てまいります。私としてその時のために今からできる限り、岡崎城に関する資料を揃えておきたいと思っています。現在、市民の皆さんに、自宅のお蔵や倉庫に岡崎城の設計図や見取図、古い写真が残っていないか広報紙などを通じてお願いしているところです。
 そして、4月から社会教育課に岡崎城跡整備係を新たに設け、岡崎城跡を未来に向けて確実に保存し、将来的に国の史跡となりうる整備を目指していきたいと考えています。

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――新しい徳川家康公の銅像を建てるそうですね。

内田 家康公の銅像は岡崎城などいくつかあるのですが、いずれも晩年のものであり、このたび銅像制作の第一人者である神戸峰男(かんべ みねお)さんに依頼し、若き日の家康公をデザインしていただきました。これまでのタヌキオヤジ的なイメージを払拭し、馬上で弓を持つ25歳当時の銅像です。実は家康公の弓は免許皆伝の腕前です。
 ご承知の通り、家康公は生まれてから人質になる7歳半まで岡崎で過ごしましたが、19歳で桶狭間の戦いで敗れ、先祖の墓の前で自決しようとした時に住職である登誉天室(とうよてんしつ)にたしなめられてお城に戻り、25歳の時に改名して新しい人生を歩むことになります。そんなわけで、私は若き日の家康公を岡崎市の郷土愛の新しい象徴にしたいと思っています。しかも資金は公共の予算ではなく、市民の皆様の寄付による浄財で制作できることになりました。

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 当初は半分くらい各方面から集めようと思っていましたが、市内の公所に「家康公観光振興基金」という募金箱を設置し、7,000万円全額が集まりました。銅像は2019年に東岡崎駅前に完成しますが、今から楽しみですね。

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――2016年に市制100周年を迎えました。

内田 はい、1916年7月に市制を施行(県下3番目、全国67番目)して2016年7月1日に市制施行100周年を迎え、記念式典などを開催しました。7月2日・3日には岡崎中央総合公園(高隆寺町)で「おかざき100年祭」を開催して、「バースデーパレード」や「うまいもの市」などの楽しいイベントも行い、100歳をお祝いしました。

おかざき100年祭

 今後、2030年頃まで人口が増えていき、約40万人になると予想されています。さきほど話しました「歴史まちづくり」「かわまちづくり」などの魅力ある事業を進めて、将来は50万人都市を目指していきます。いずれにせよ、これから数年のうちに岡崎は大きく変わってまいります。ぜひご期待ください。

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――休日の過ごし方は?

内田 休日はほとんどないですね。恥ずかしい話ですが、曜日の感覚がなくなっている(笑)。市長になって最初の年の休みは7日間だけでした。周りの方からは「体に気をつけた方がいい」といわれていましたが、自分だけは大丈夫と思っていました。ちょうど市長になって1年くらいして、朝から妙なめまいがして話していても語尾が乱れるんですよ。他人は気が付かないかもしれないが自分ではわかるのです。それで市民病院で診てもらったところ、血圧が193ですよ。糖尿病の気もないのにこういう風になるのは「ストレス以外にない」という診断でした。その後も多忙の状態が続いていて、趣味などに充てる時間はないですね。
 しいて言えば動物が好きなので、家で飼っている猫3匹、犬1匹と戯れることが楽しみですね。あとは映画館にも行けないのでDVDを買って観るくらい。酒もたばこもやらない。みんなも飲めないことを知っているので2次会には誘われないです(笑)。

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