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2018年1月 1日 (月)

2018年 あけましておめでとうございます

岡崎市新年交礼会(2018年)

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 輝かしい希望に満ちた新春を、健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 この新年交礼会は、元旦に行われる公的行事としては、全国的にも珍しく、昭和初期から今日まで引き継がれている本市独自の伝統行事であります。
 本年も岡崎市と岡崎市総代会連絡協議会との共催により、開催いたしましたところ、ご来賓の皆様、そして多くの市民の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、昨年を振り返りますと、陸上の100メートル競技におきまして、桐生(きりゅう)選手が日本人で初めて夢の9秒台を記録したことが大きな話題となりました。
 本市におきましても、竜海中学校の女子陸上部が400メートルリレーで見事、全国優勝を果たしました。

岡崎市立竜海中学校・女子陸上部

 また、高校生の駅伝大会では、県大会や東海大会で優勝した光ヶ丘女子高校が、全国大会に県代表として初出場し、テレビの前で声援を送った方も多かったのではないでしょうか。結果は初出場でありながら11位という、堂々たる成績を残されました。
 選手の皆さんのたゆまぬ努力とご家族を始め周囲の温かい御支援の成果であると心より健闘を称えたいと思います。
 こうした若い力が2020年の東京オリンピックを盛り上げていくこと、そして岡崎からも代表選手が誕生することを大いに期待しています。

 それでは、ここで、最近の市政の動向と今後の展望について、ご報告申し上げます。

 昨年は市制101周年を迎え、次の100年に向けて新たな一歩を歩み出す大変重要な年でありましたが、皆様のご理解とご協力のおかげで各種事業を順調に進めることができました。
 10月には、JR岡崎駅前整備の核となる新たな複合型商業施設「ララシャンス OKAZAKI 迎賓館」がオープンいたしました。宿泊施設をはじめ、レストラン、カフェも近々開店し、3月に完成する公園や平成31年度中に完成予定のペデストリアンデッキ等の周辺の公共施設と併せて、新たな賑わいが生まれるものと期待しているところであります。

ララシャンスOKAZAKI迎賓館

 10月29日に図書館交流プラザ・りぶらで開催しましたハロウィンイベントでは、昼間の「デイタイム」には親子連れが、そして夜の「ナイトタイム」には若者が多数参加しました。りぶらを拠点として、中心市街地が非日常的な空間となり、今年もフェイスペインティングや仮装パレードなど、さまざまな市民交流が繰り広げられました。
 新たな岡崎の秋の催しとして定着してきたことをうれしく思います。また、若者たちにより、インスタグラムなどのSNSが有効活用され、写真を通じて広く本市の魅力が伝わったと思います。

 10月から11月にかけて、「おとがワ!ンダーランド」、「めぐるQURUWA」、「岡崎 泰平の祈り」を開催しました。
 公民が連携した持続可能なまちづくりを推進している乙川リバーフロント地区では、水辺空間の再整備により、民間事業者による乙川の活用が徐々に定着しています。
 「おとがワ!ンダーランド」では、朝市や殿橋テラスでの飲食の提供、都市部では珍しい、カヌーなど水辺で遊ぶ体験が試行的に行われ、乙川での日常の賑わいが年々増してきているという実感があります。

 また、民間による公共空間の新しい活用方法を確認するため、「めぐるQURUWA」として様々に社会実験を行いました。23事業者の皆さんにりぶら周辺、連尺通り、籠田公園、乙川河川緑地のそれぞれの公共空間を活用していただきました。
 当日は、あいにくの天候でありましたが、出店者からは、「街を自分たちで作っているように感じられた」、また、3,200人におよぶ来場者からは、「路上にお店が出ると賑やかで楽しい」、「岡崎が目指す街の姿を感じ取れた」などの意見をいただき大変好評でありました。
 さらに、続いて行われました「第3回リノベーションまちづくり教室」では、市街地の利用効率の悪い駐車場や空きビルの再利用方法について若者の発想と専門家の知恵と経験から斬新なアイデアの発露を見ました。

第3回リノベーションスクール@岡崎

岡崎泰平の祈り

 そして、今回で3回目を迎えました中部地方 最大級の光の祭典「岡崎 泰平の祈り」は、過去2回を超える2万8千人の皆さんにご来場いただきました。公民連携の取組として岡崎青年会議所が主体となり、地元企業やまちづくり団体、大学などで構成された組織体により、企業からの協賛をいただきながら盛大に実施されました。
 回数を重ねることにより、川面(かわも)をゆったりと流れる祈り星のロマンチックで幻想的な美しさが口コミでも広がりつつありますので、岡崎の冬の名物として引き続き、実施に向けて支援をしてまいりたいと考えております。

 それでは次に、今後進めてまいります事業について概要をご報告申し上げます。

 まず、新年度からの市の組織についてであります。
 今後の岡崎市の更なる発展につながるプロジェクト事業、具体的には「阿知和地区工業団地」及び「スマートインターチェンジ」の計画、並びに「東部のアウトレット」関連事業を始めとした大型プロジェクトについて、スピード感を持って集中的に推進するため、総合政策部に「地域創生課」を新設いたします。
 そのほか、行政と民間が連携し、政策課題の解決を図る部署として、企画課内に「公民連携係」を創設するほか、子育て環境の整備や高い保育需要に対応する体制も整えてまいります。

阿知和地区工業団地の構想図

(阿知和地区工業団地の構想図)

 次に、危惧されております南海トラフ巨大地震につきましては、昨年11月1日から東海地震に関する情報に代わり、「南海トラフ地震に関連する臨時情報」が発表されることとなりました。現在、国、県、市、並びに産・学が連携し、新たな防災対策の検討を進めるところでありますが、市民の皆様には、引き続き、地震に対する万全の備えをお願い申し上げます。
 また、現在、本市で策定を進めております地震対策アクションプランは皆様の意見の集約を終え、この2月に公表いたします。アクションプランの着実な実行により、今後発生するであろう巨大地震に対しまして、死者ゼロと被害の最小化を目指し、防災・減災対策のさらなる推進に努めてまいります。

 その対策の一つでもあります、市内の給水量の約50%を占める男川浄水場につきましては、老朽化対策と耐震化の必要性から平成25年度から整備を進めておりましたが、2月にはいよいよ完工する予定であります。
 新しい男川浄水場は、施設全般の耐震化はもちろん、中枢を担う管理棟には免震装置を装備するなど、巨大地震対策が施されております。
 また、自然エネルギー設備の導入や浄水機能の向上を図るなど、環境面や経済性も考慮した施設となっており、今後も安全で安心な水道水の安定供給に向けて取り組んでまいります。

岡崎市額田センター

 また、額田支所周辺の施設を集約した「額田センター」は、支所機能や地域防災拠点機能などが入る行政棟、額田図書館や集会室などが入る市民交流棟で構成され、この度愛称も「こもれびかん」と決まり、2月13日から供用を開始してまいります。
 内装の柱や梁(はり)に地元産のヒノキを多用するなど、木材の活用のPRにもなっており、今後は額田地域の新たな拠点施設として、地域の活性化につなげてまいります。

 西部地域では、矢作川の堤防を利用した矢作川右岸南北道路の整備を進めており、今年度、整備に必要な設計を行っているところであります。この道路は、矢作地区に不足している南北の道路を補完するために早期の供用開始を目指しているところであり、この地区の渋滞緩和に寄与できるものとして期待しております。
 また、JR西岡崎駅のバリアフリー化については、現在、駅北口の駐輪場の造成工事を行っております。来年度以降も順次、駐輪場の整備やエレベーターの設置を進めてまいります。

 続きまして、乙川リバーフロント地区整備では、(仮称)乙川人道橋の下部工事が7月の完成を見込んでおり、秋からは橋桁(はしげた)の架設工事に着手してまいります。今後これまで以上に人道橋の壮大なイメージが感じられるようになってまいりますのでご期待ください。
 さらに、市民の皆さんと共に検討してまいりました籠田公園と中央緑道の再整備計画につきましては、いよいよ籠田公園の整備から着手してまいります。

岡崎セントラルアベニュー完成模型図

 会場に入る前にご覧いただいた方も多いかと思いますが、整備後の様子をイメージしやすいように立体模型を展示しております。まだ、ご覧になっていない方は、お帰りの際に、ぜひ足を止めていただきまして新しい空間での過ごし方について、想像を膨らませていただければ幸いです。
 概ね1年程度の工事期間中、何かとご不便をお掛けしますが、より良い施設となりますので、何とぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
 なお、うれしいことに、全国各地で「岡崎のリバーフロント計画」をモデルとしたプランの手が挙がってきていることを国会議員さんや国土交通省の関係者から伝えられており、私達の事業の有効性が広く知られ、認められてきているものと思っております。

サイクルシェア

 また、この地区を中心とした新たな取組として、電動補助自転車による「サイクルシェア」の実証実験が始まりました。
 サイクルシェアは、エネルギーや情報通信技術を賢く活用し、便利で快適に暮らせるまちづくりの推進に向けた取組の一つです。
 情報通信技術により自転車の走行位置やバッテリー残量等の情報を遠隔管理することが可能で、将来はこの技術を電気自動車に応用し、災害時における避難所への給電体制の構築も目指しております。実験に使用する自転車は、アシスト付を採用しておりますので、坂道も快適に移動することができます。
 地区全体を楽しんでいただく、新たな交通手段として是非、ご活用ください。

まちバス

 そして、中心市街地の移動手段としてご利用いただいております「まちバス」は、今月4日から、路線変更を行い、東西線が東岡崎駅へ接続できるようになります。ご尽力いただいた関係機関にこの場をお借りして御礼申し上げます。
 また、南北線についても、市役所で東西線へ乗り換えることにより、東岡崎駅と往復することができますので、路線の維持のためにも積極的なご利用をお願いいたします。

Kodomohattatsu201801011

 ところで、昨年4月にオープンしました「こども発達センター・すくも」では、子どもたちが自分らしく生き生きと笑顔で生活できるよう、日々、専門スタッフが連携し、子どもの発達をきめ細かくサポートしています。
 特に、医療センターで行う医師の診察や診断には月に延べ400人を超える利用をいただいております。新年度からは、既存の旧めばえの家等の改修を行い、こども発達センターの調理体験室、多目的室等としてリニューアルいたします。
 今後も「こども発達センター・すくも」が本市の子どもたちの発達支援の拠点となるよう取り組んでまいります。

 そして、南部地域で進めております、藤田保健衛生大学 岡崎医療センターは、再来年4月のオープンを目指し、いよいよこの春着工すると聞いております。
 24時間の緊急医療対応の能力を持つ、市民病院の3分の2の施設規模の総合病院の実現が期待されます。
 また、隣接する公園には、緊急輸送に対応するヘリポートとして使える多目的広場を整備するほか、藤田学園の監修による健康遊具も設置いたします。
 この南部地域におきましては、乳児保育の需要が急激に増加すると見込まれるため、南部市民センター分館東隣に、「南部乳児保育園」を新設いたします。昨年9月に着工した工事も順調に進み、4月には予定通り開所できる見込みであります。

 また、子ども達に人気の東公園に、新たな恐竜の仲間がやってまいります。
 今回もある資産家の方からのご寄附によるもので、既に滑り台やトンネルとして遊んでいただけるスピノサウルスが出現しておりますが、今月からは親のトリケラトプスが姿を現します。
 今後、恐竜とツーショットの撮れる恐竜ベンチが設置されるほか、恐竜の進化を系統樹(けいとうじゅ)で学習できる仕掛けづくりなど、3月上旬にはその全容をご覧いただける予定であります。
 こうした博物館レベルの精度の高い恐竜たちを無料で青空と自然の樹木の中でご覧いただけるのは、全国でも岡崎市だけであると自負しておりますので、ぜひ家族連れで何度も足をお運びいただきたいと思います。こうした環境での子どもさんの個性的なイマジネーション、想像力の発達を期待するものです。

 さて、市制100周年を機に進めております「さくら100年プロジェクト」につきましては、高齢化社会を見据えて、平成27年度から3ヶ年をかけ、遠くに行かなくても近くで花見のできる新たな桜の名所づくりを、市内各地で実施してまいりました。事業の締めくくりとして、総代会の皆様方のご協力をいただき、各学区の公園を中心に植樹を行ってまいります。
 未来の桜の開花を楽しみに、地域で苗木の成長を見守っていただきたいと考えております。

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 また、市制100 周年記念ピンバッジのデザインを活かした、新たな「さくらピンバッジ」を製作しました。私もこのデザインを大変気に入っております。
 本日販売コーナーを設けましたので、この機会にぜひお買い求めください。また併せて、葵の紋のネクタイ・バー、カフス・ボタンのセットも販売しておりますので、3点セットで着用していただいて、本市のPRに御協力をお願いいたします。

 そして、桜まつりのメイン行事「家康行列」でありますが、今年は俳優の「松平健さん」に家康公役として特別出演していただくことになりました。
 「徳川吉宗」ではないのか?という声もいただきましたが、舞台やテレビでおなじみの松平健さんの勇姿を間近にご覧いただける絶好の機会となりますので、サンバはないと思いますが、4月8日の家康行列を、何とぞお見逃しのないようお願いいたします。
 このように、徳川家康公のブランドを生かした恒例の行事も内容を充実し、積極的にPRを行い、本市の魅力をあますところなく発信してまいります。

ウッデバラ市中学生訪問団

(ウッデバラ市中学生訪問団、2017年10月24日)

 本年は、スウェーデン王国ウッデバラ市との姉妹都市提携50周年という節目の年を迎えます。
 本市と同様、花崗岩の地盤の上に築かれた都市である縁で始まり、半世紀という長きに渡り、両市の絆を深め、多くの市民交流を生み出しました。
 現在も、毎年中学生による相互訪問事業を行っておりますが、この50周年を機にウッデバラ市の高校生とも相互派遣事業を行うことになりました。今後、次代を担う若者の瑞々(みずみず)しい感性を通じて、両市の交流が活発に行われることを期待しています。これまでに参加した中学生OBの中から駐スウェーデン・日本大使館に勤務される方も誕生しており、岡崎の子ども達の更なる飛躍のきっかけになることを望みます。

 このように、市長就任以来手がけている大型プロジェクトが、大きくその姿を現し、これに伴う実施体制も着実に構築してまいりました。
 数多くの市民対話集会や政策説明会を行ってまいりましたが、事業が姿を見せることによって「やっと市長のやりたいことがわかってきた。」という声もかけられるようになりました。
 政策を推進する上で、市民の皆様方に視覚的に理解していただくことがより重要であると実感しているところであります。
 こうした事業を積み重ねることにより、私の究極の目的であります、岡崎の市民、ことに子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上により大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」を築き上げることができると考えております。
 そして、次の100年を見据え、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実はもちろんのこと、さらなる魅力あるまちづくりに全力で邁進してまいる所存でありますので、どうか一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
 終わりに、本日ご参会の皆様をはじめ、市民各位のご多幸を心より祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

平成30年1月1日  岡崎市長 内田 康宏

上田若渚(わかな)さん

(愛知県立岡崎盲学校出身の上田若渚さん。新年交礼会にて)

2018観光大使おかざき(野本稚奈さん、樋田茜さん)

内田康宏事務所

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