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2018年1月

2018年1月20日 (土)

平成29年度 全国浄化槽推進市町村協議会

全国浄化槽推進市町村協議会

 昨年11月16日(木)、「全国浄化槽推進市町村協議会」の理事会と通常総会が東京両国にあるKFCホールにて行われた。岡崎市長は全浄協会の会長であるため、午前中の理事会の取り回し、午後からの総会と一日仕事となった。
 今回は加えて、総選挙後初となる議院会館の挨拶回り、「矢作川改修促進期生同盟会」の会長として国土交通省への要望活動もあったため、帰宅は夜となった。
 市長職に意外と出張仕事が多いというのはこうした様々な役職を兼務していることもあるからである。
 以下に全浄協総会における私の挨拶を報告します。

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(国土交通省への要望。太田稔彦豊田市長とともに)

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(牧野京夫国土交通副大臣に要望書を提出)


 皆様こんにちは。全浄協会長をおおせつかっております愛知県岡崎市長の内田康宏であります。
 本日は平成29年度全国浄化槽推進市町村協議会・通常総会を開催いたしましたところ、環境省をはじめ、関係団体等多数のご来賓の方々のご臨席を賜り、盛大に開催できましたことを心から厚く御礼申し上げます。
 昨年は4月に熊本地震があり、今年も各地で異常気象による災害が発生致しました。被災されました方々には心からお見舞い申し上げます。

 さて、浄化槽は永年にわたる行政及び浄化槽関係団体の方々のご尽力により、下水道と共にわが国の生活排水処理を担う施設として進展してまいりました。
 しかしながら、平成28年度末において未だに約1,223万人が汚水処理施設を利用できない状況となっており、国においては平成25年5月に閣議決定いたしました「廃棄物処理計画」で、汚水処理人口普及率として浄化槽による普及率を29年度中に12%とする目標が9.2%に滞っているところです。
 都道府県にあっては、平成30年度末までに、都道府県構想策定マニュアルを踏まえた構想の見直しを完了するとともに、その見直しにあたって、市町村においてアクションプランの策定を完了する等のご指導があり、会員の皆様は鋭意奮闘中のことと思います。
 そうした中にあって、浄化槽の普及促進と生活環境の保全並びに公衆衛生の向上に寄与することを目的に、平成2年に設立された本協議会は、4半世紀あまりを経て本年10月現在で、全国1,718市町村の78.9%にあたる1,356市町村が会員として加入されています。また、平成22年からは20都府県が特別会員として入会していただいているなど、その果たす役割はますます重要となっております。

全国浄化槽推進市町村協議会

 浄化槽施策を推進するために必要な財政的な面にあっては、環境省において、厳しい財政事情のなか、循環型社会の形成を推進するために交付金を来年度約30%増額要望するなどの積極的な施策を展開していただいているところであります。
 また、会員から地方創生推進交付金の所要額についても満額要望があったところです。
 しかしながら、地方財政は昨年に引き続き厳しい状況であることから、7月の概算要求前の要望と同様となりますが、本日皆様のご意見をお伺いした上で、環境省をはじめ関係機関への要望を行ってまいりたいと思います。

 本日は議事に先立ちまして、環境省浄化槽推進室長の松田様から、「国の最近の動向等について」ご講演いただきます。また、総会終了後となりますが、「生活排水処理システムの持続的なインフラ整備について」、元厚生省環境整備課長の加藤三郎様から特別講演をいただきます。
 最後に、本日提案いたしました議案の、慎重なる審議をお願い申し上げるとともに、ご臨席の皆様をはじめ、会員各位のご健康と今後ますますのご発展を祈念申し上げまして挨拶といたします。ありがとうございました。


平成28年度 全国浄化槽推進市町村協議会 (2016.12.03)

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2018年1月19日 (金)

『リバ!』2018年2月号

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内田康宏事務所からいつものご案内です。
『リバ!』2018年2月号の市長コラムは「一人暮らしと犬猫について」です。

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2018年1月15日 (月)

一人暮らしと犬猫について

アミ

 昨年8月下旬に始まった犬猫との共同生活もこれで4ヶ月を経過することとなる。(→以前のブログ「三猫と一犬との共同生活始まる」)
 「60代になってからの男の一人暮らしはつらい」とよく言われるものであるが、借家の御近所さんは皆親切な人ばかりで、いたって快適な「ハッピー・シングルライフ」が継続中である。

 家内は、私が仕事が終われば、出産のため帰っている娘と一緒にいるマンションに食事に来て、それから犬猫のいる所へ戻るものと思っていたらしいが、未だ一度もそんなことをしたことはない。(第一めんどうくさい!)
 「誰か他に食事を作る人でもできたか?」と思ったのか、家内はときおり偵察に立ち寄っていたが、全くその気配が無いと分かるとピタリと来なくなった。
 もっとも、来なくなった一番の理由は、飼ってから3年間息子か嫁さんとしか散歩に行かなかった犬のアミが「このオッさんと出かけないと散歩に行けない」と悟ったせいか、今では毎晩私と散歩するようになったからである。コンビニで肉まんを購入し、手で受け取った時に感じるあの温かさとやわらかさに似た犬の落とし物も毎日キチンと回収している。アミの前に飼っていた歴代の犬の散歩は元々私が行っていたことであり、「ようやく元のライフスタイルに戻れた」とも言える。

ピーコ

 先日、某新聞を読んでいたら「ペットの数、猫が逆転」という記事を見かけた。その理由として「犬はしつけ・散歩が負担となり、猫の方が楽」ということが書いてあったが、私は「とんでもない心得違いである」と思っている。
 犬でも猫でも、一度飼うことを決めたらならば家族の一員として人と同じように愛情と気配りが必要になる。もっとも彼らは文句を言わないし、口答えもしない点、人間より楽であると言えるかもしれない。
 それでも猫は一日何回もトイレの掃除が必要であるし、魚の缶詰めのエサはくさりやすいので、一日3回に小分けして与えなくてはならない。猫はことのほかキレイ好きであり、トイレが汚いと外で用を足すことがあるためトイレの掃除は欠かすことができない。水の飲み方も様々である。水道の蛇口から流れる水を飲みたがる猫(トラオ)、自分の前足ですくって飲む猫(プースケ)、自分専用の水オケからしか飲もうとしない猫(ピーコ)と実に個性的だ。

トラオ

プースケ

 二匹のオス猫は先を争ってエサを食べるのであるが、お姫様ネコのピーコはいたってめんどうくさいヤツである。一匹だけ離れた所にいて、ジーっとこちらの様子を眺めており、彼女だけの特別食(オスのモノより高級)を運んで来るのを待っているのだ。しかも一度で食べずに途中で毛づくろいをしながらゆっくり食べるため、先に自分の分を食べ終えたオス猫達に横取りされてしまうことになる。そのためピーコの食事中はボディガード役もつとめなくてはならない。こういう癖をつけた娘が悪いのであるが、今となっては致し方ない。

 犬というのは、呼べば飛んで来る、忠実で身近な友達と言えるが、猫は自分が気が向かなければ呼んでも来ないワガママ者である。しかし不思議なことに、こちらが仕事がはかどらず沈んだ顔をしてたり、疲れて横になっていたりすると、いつの間にか横に来て体をくっつけたりする。まるで人の心のスキ間に入りこんでくる妖精のようなところがあるのが猫の魅力なのかもしれない。

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 先に猫は文句を言わないと書いたが、エサが足りなかったり、トイレが汚れたままだと夜中に起こしに来ることがある。また、まれに耳元に顔を寄せてきてワケのわからないことをゴニョゴニョと猫語(?)でうなることがある。呼んでも無視していたくせに、朝起きてみると枕元や足元で丸くなって眠っているのも猫のカワイイところである。
 そんな猫のイメージのせいか、昨今空前の猫ブームであるという。私は逆にそのことを心配している。ブームには必ず反動があり、カワイイはずの猫がワガママ者であり、意外に手のかかる動物であることが分かった時に、また捨て猫や虐待が増えるのではないかと危惧している。一番身勝手なのはそうした人間であるからだ。

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 猫を飼うためにはエサを与えるだけでなく、避妊対策をし、トイレの世話をし、室内飼いの場合はいたる所に爪とぎ用のセットを配置しておかなくてはならない。玄関、お勝手、部屋と部屋の境目の柱がムキ出しになっている所など、猫が爪とぎをやりそうな場所に先回りして防御のボードやマットを付けておいた方が良い。それでも猫は人間の思うように行動しない。それが猫である。
 犬は悪いことをした時に大きい声で叱れば学習してやらなくなるが、猫は逆に人のいない時に隠れて行ったりする。それが彼らの習性であることを理解しなくてはならない。キチンとエサをやっているのにわざわざ保管場所からエサ袋を引っ張り出してきて散らかしてしまうのも猫であり、叱ってもムダである。こちらが箱の中に仕舞いこんだ方が利口というものである。
 多頭飼いをする場合さらにめんどうが増える。相性が悪いと猫同士でケンカをすることがあるので、エサ場やトイレも複数用意する必要があり、それらの管理にけっこう手間がかかる。そうしたことをしっかりと認識した上で飼うべきであることを強調しておきたい。今や単なるペットと言うより、コンパニオン・アニマル(同伴者)とも呼ばれるようになった犬猫は家族以上の意味を持つ存在であるかもしれない。

 話を一人暮らしに戻すと、気楽な一人暮らしが良いと言えるのは、健康で、自分一人で何でも処理できた上でのことである。病気で寝たきりになってしまえば、ぜいたくは言えず施設で人様のお世話になるしかないのである。
 そのため私も食事や運動を含め健康管理に十二分に気をつけている。決して政府の医療費削減政策の片棒をかついで言う訳ではないが、「健康であってこその長寿であり、幸せである」と考えるからである。
 欧米でも一人暮らしの老人は多いが、そのことを日本のようにマイナスにばかりとらえてはいない。「自分らしい生き方」を希求すれば、それは結局一人暮らしに行き着くからである。子供には子供の家庭があり、その家にはそこのルールがある。夫婦と言ってもいずれどちらかが先立つのである。私は今まさに未来の予行演習をしていると言える。

 ところで昨年こんなことがあった。妹の家で突然子猫を飼うことになったのであるが、何とその猫はゴミの収集箱の中に捨てられていたという。そのままでは焼却場で生きたまま焼かれるところであった。運良く妹の亭主が泣き声に気がついて救い出したのである。

柚(ゆず)

(ゴミの収集箱の中に捨てられていた子猫)

柚(ゆず)

(順調に育ち、柚(ゆず)と名付けられた)

 私は自分を信心深い人間だと言える自信はないが、生き物に対してこうした無慈悲な扱いをする人間は決して良い死に方をしないであろうことを確信している。そうした行いをする人間はそういう運命(因縁)を自ら引き寄せていると感じるからである。
 いずれにせよどんな動物であっても、生あるモノは大切にしたいものである。

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2018年1月14日 (日)

「市政報告」の最新版です

市政報告(2017年11月)

 後援会等でお配りしている「市政報告」の最新版をホームページに掲載しました。掲載は少し遅れましたが、平成29年11月時点における市政報告です。

 市政報告(2017年11月) | 岡崎市長 内田康宏のホームページ

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2018年1月12日 (金)

平成30年 岡崎市成人式

岡崎市成人式

 1月7日(日)、中央総合公園武道館において成人式を開催しました。
 今年は中学校の恩師の先生方の格別の御配慮を頂いたせいか、久し振りに整然とした成人式となり、各御来賓の方々からお褒めの言葉を頂きました。改めて関係の皆様ならびに御協力頂いた新成人の皆様に御礼申し上げます。
 なお近年、成人式と同日に行われている消防出初式ですが、今年は1月14日(日)開催を予定しております。
 成人式での挨拶を掲載します。


 新成人の皆さん、本日は誠におめでとうございます。
 新しい年を迎え、希望と輝きに満ちあふれた3,956名の方々が晴れて成人となられたことを心よりお喜び申し上げます。
 また、ご来賓の皆様におかれましては、公私共にご多用の中、多数の方々にご臨席賜りましたことを厚く御礼申し上げます。
 この成人式は新成人の皆さんをお祝いするとともに、皆さんが大人になられたことの自覚を高めていただくために開催しております。皆さんにはこれから政治や経済、社会への関心を今まで以上に深めていただき、より良い岡崎、より良い日本を築いていくため、常に大人としての責任を持って行動していかれることを大いに期待しております。

 さて、昨年は次の100年に向けて新たな一歩を踏み出す大変重要な年と位置付け、様々な事業を進めてまいりました。本市の歴史や文化、自然を活かした観光産業都市をめざし、現在、東岡崎駅周辺と乙川リバーフロント地区では、河川敷の整備に続き、着々とまちづくりが進んでおります。
 この他にも、これから数年の内に、全市的に手がけた事業が次々と実現を迎え、本市の景観や人の流れが大きく変わってまいりますのでどうぞご期待ください。
 そして私の究極の目的である、岡崎の子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上に大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」を目指し、引き続き全力で取り組んでまいります。次世代を担う皆さんには、本市の市政にも関心をもっていただき、ともに岡崎をより良くしていただきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。

 終わりに、皆さんには自らの活力と若々しい感性でこれからの人生を切り開いていっていただくとともに、大人として積極的な社会への参加を期待しております。
 本日を「新たなスタートの日」として、大きく飛躍されることを心から祈念申し上げまして、私からの挨拶といたします。本日は誠におめでとうございます。

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2018年1月 9日 (火)

「世界首長誓約/日本」プレ・フォーラム in 岡崎

「世界首長誓約/日本」プレ・フォーラム

 このフォーラムは世界的な地球温暖化に対応して、昨年、豊田市において西三河5市により設立された西三河首長誓約推進協議会の事業として行うものであり、開催市の市長として今回私が挨拶をしました。
 本フォーラムを通じて、首長誓約を広く周知し、理解を深めることができることを期待しております。以下は当日(12月22日)の挨拶です。


「世界首長誓約/日本」プレ・フォーラム

 皆様、こんにちは。岡崎市長の内田康宏です。
 本日は「世界首長誓約/日本」プレ・フォーラムを開催いたしましたところ、年末のお忙しい中にもかかわらず、多数のご臨席を賜り、主催者の一員といたしまして厚く御礼申し上げます。
 さて、皆様ご存じのとおり、平成27年12月にフランスで開催されたCOP21(国連気候変動枠組条約第21国締約国会議)は、すべての国が協調して地球温暖化問題に取り組むための仕組みを示した、いわゆる「パリ協定」を採択しました。今年、6月にアメリカが離脱を宣言したのは大変残念でしたが、地球温暖化対策に歴史的な転換点の一つとなったことは間違いありません。
 また、パリ協定の実施に向けては11月にCOP23がドイツで開催され、その準備作業を一歩前進させました。世界の取組みが新たな段階に入ってきたのだと認識し、この岡崎市においてもさらに取組みを進めていきたいと考えております。

 岡崎市はEUの首長誓約をモデルとした「日本版首長誓約」に、豊田市、安城市、知立市、みよし市と連名で平成27年12月に誓約をし、推進主体となる西三河首長誓約推進協議会を設立すると共に、アクションプランを策定しました。

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 現在、エネルギーの地産地消や温室効果ガスの大幅削減などを目標に、5市連携の下、その具体的な取組みをスタートしたところであります。その活動の紹介につきましても、本日のフォーラムの中で行わせていただきます。
 また、本日は「世界首長誓約/日本」事務局の名古屋大学教授の竹内恒夫様、杉山範子様を始め関係機関の皆様から世界の取組みなどご紹介いただきます。本日が皆様にとって貴重な機会になりますことを大いに期待しております。

 最後に地球温暖化防止は一部の国や地域の努力だけでは達成することができない、非常に難しい課題であると思います。そのためには共に支え合う、繋がりを持つことが重要であると考えております。
 本日のフォーラムがお集まりの皆様の新たな連携のきっかけともなることを期待し、また、西三河首長誓約推進協議会の取組みへの、皆様の一層のご理解とご協力をお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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2018年1月 5日 (金)

平成30年 仕事始め式

岡崎市役所

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 1月4日(木)に本市は仕事始めを迎えました。仕事始め式において今年も「岡崎市職員行動理念」を唱和しました。以下は私の述べた挨拶です。


 皆さん、1月も4日目となりましたが、新年あけましておめでとうございます。平成30年の仕事始め式にあたりご挨拶を申し上げます。
 新年を迎え、今こうして職員の皆さんの元気な顔を拝見しまして、大変嬉しく感じております。これから始まる一年への期待に大きく胸が膨らむとともに、次々と実現してくる事業に対する評価に対し身の引き締まる思いであります。
 職員の皆さんもそれぞれに抱負を持って気持ちを新たにされていることと思います。

 さて、我が国を取り巻く地方都市の情勢は財政難や人口減少等、様々な問題が懸念されています。このような時代においては、公務員の意識改革が必要であり、皆さんには是非「気づき」の姿勢を持っていただきたいと思います。
 予算があるからといって漫然と前年を踏襲するのではなく、一つ一つの仕事の意義や目的を改めて考える必要があります。これまで当たり前に同じやり方で取り組んでいたことほど、視点を少し変えてみる。そうすることで新たな発見や課題が必ず見えてきます。
 こうした発想を持って、効率的で持続可能な行政経営を目指し、市民の皆様がより安心して豊かな生活を送ることができるまちづくりを進めていただきたいと思います。

 お正月休みによって身も心もリフレッシュされたところで、組織の目標や個人の目標をそれぞれ再確認し、まずは来年度に向けての残り3ヶ月でやるべきことを今一度しっかりと見定め、「夢ある新しい岡崎」の実現に向けて、ラストスパートしていただくことを期待しております。
 最後に、本年がこれまで以上に岡崎市と職員の皆さんお一人お一人にとって大きな飛躍の年となることを祈念し、年頭の挨拶といたします。本年もよろしくお願い致します。

岡崎セントラルアベニュー完成模型図

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2018年1月 1日 (月)

2018年 あけましておめでとうございます

岡崎市新年交礼会(2018年)

 皆様、新年あけましておめでとうございます。
 輝かしい希望に満ちた新春を、健やかにお迎えのことと、心からお慶び申し上げます。
 この新年交礼会は、元旦に行われる公的行事としては、全国的にも珍しく、昭和初期から今日まで引き継がれている本市独自の伝統行事であります。
 本年も岡崎市と岡崎市総代会連絡協議会との共催により、開催いたしましたところ、ご来賓の皆様、そして多くの市民の皆様のご臨席を賜り、誠にありがとうございます。

 さて、昨年を振り返りますと、陸上の100メートル競技におきまして、桐生(きりゅう)選手が日本人で初めて夢の9秒台を記録したことが大きな話題となりました。
 本市におきましても、竜海中学校の女子陸上部が400メートルリレーで見事、全国優勝を果たしました。

岡崎市立竜海中学校・女子陸上部

 また、高校生の駅伝大会では、県大会や東海大会で優勝した光ヶ丘女子高校が、全国大会に県代表として初出場し、テレビの前で声援を送った方も多かったのではないでしょうか。結果は初出場でありながら11位という、堂々たる成績を残されました。
 選手の皆さんのたゆまぬ努力とご家族を始め周囲の温かい御支援の成果であると心より健闘を称えたいと思います。
 こうした若い力が2020年の東京オリンピックを盛り上げていくこと、そして岡崎からも代表選手が誕生することを大いに期待しています。

 それでは、ここで、最近の市政の動向と今後の展望について、ご報告申し上げます。

 昨年は市制101周年を迎え、次の100年に向けて新たな一歩を歩み出す大変重要な年でありましたが、皆様のご理解とご協力のおかげで各種事業を順調に進めることができました。
 10月には、JR岡崎駅前整備の核となる新たな複合型商業施設「ララシャンス OKAZAKI 迎賓館」がオープンいたしました。宿泊施設をはじめ、レストラン、カフェも近々開店し、3月に完成する公園や平成31年度中に完成予定のペデストリアンデッキ等の周辺の公共施設と併せて、新たな賑わいが生まれるものと期待しているところであります。

ララシャンスOKAZAKI迎賓館

 10月29日に図書館交流プラザ・りぶらで開催しましたハロウィンイベントでは、昼間の「デイタイム」には親子連れが、そして夜の「ナイトタイム」には若者が多数参加しました。りぶらを拠点として、中心市街地が非日常的な空間となり、今年もフェイスペインティングや仮装パレードなど、さまざまな市民交流が繰り広げられました。
 新たな岡崎の秋の催しとして定着してきたことをうれしく思います。また、若者たちにより、インスタグラムなどのSNSが有効活用され、写真を通じて広く本市の魅力が伝わったと思います。

 10月から11月にかけて、「おとがワ!ンダーランド」、「めぐるQURUWA」、「岡崎 泰平の祈り」を開催しました。
 公民が連携した持続可能なまちづくりを推進している乙川リバーフロント地区では、水辺空間の再整備により、民間事業者による乙川の活用が徐々に定着しています。
 「おとがワ!ンダーランド」では、朝市や殿橋テラスでの飲食の提供、都市部では珍しい、カヌーなど水辺で遊ぶ体験が試行的に行われ、乙川での日常の賑わいが年々増してきているという実感があります。

 また、民間による公共空間の新しい活用方法を確認するため、「めぐるQURUWA」として様々に社会実験を行いました。23事業者の皆さんにりぶら周辺、連尺通り、籠田公園、乙川河川緑地のそれぞれの公共空間を活用していただきました。
 当日は、あいにくの天候でありましたが、出店者からは、「街を自分たちで作っているように感じられた」、また、3,200人におよぶ来場者からは、「路上にお店が出ると賑やかで楽しい」、「岡崎が目指す街の姿を感じ取れた」などの意見をいただき大変好評でありました。
 さらに、続いて行われました「第3回リノベーションまちづくり教室」では、市街地の利用効率の悪い駐車場や空きビルの再利用方法について若者の発想と専門家の知恵と経験から斬新なアイデアの発露を見ました。

第3回リノベーションスクール@岡崎

岡崎泰平の祈り

 そして、今回で3回目を迎えました中部地方 最大級の光の祭典「岡崎 泰平の祈り」は、過去2回を超える2万8千人の皆さんにご来場いただきました。公民連携の取組として岡崎青年会議所が主体となり、地元企業やまちづくり団体、大学などで構成された組織体により、企業からの協賛をいただきながら盛大に実施されました。
 回数を重ねることにより、川面(かわも)をゆったりと流れる祈り星のロマンチックで幻想的な美しさが口コミでも広がりつつありますので、岡崎の冬の名物として引き続き、実施に向けて支援をしてまいりたいと考えております。

 それでは次に、今後進めてまいります事業について概要をご報告申し上げます。

 まず、新年度からの市の組織についてであります。
 今後の岡崎市の更なる発展につながるプロジェクト事業、具体的には「阿知和地区工業団地」及び「スマートインターチェンジ」の計画、並びに「東部のアウトレット」関連事業を始めとした大型プロジェクトについて、スピード感を持って集中的に推進するため、総合政策部に「地域創生課」を新設いたします。
 そのほか、行政と民間が連携し、政策課題の解決を図る部署として、企画課内に「公民連携係」を創設するほか、子育て環境の整備や高い保育需要に対応する体制も整えてまいります。

阿知和地区工業団地の構想図

(阿知和地区工業団地の構想図)

 次に、危惧されております南海トラフ巨大地震につきましては、昨年11月1日から東海地震に関する情報に代わり、「南海トラフ地震に関連する臨時情報」が発表されることとなりました。現在、国、県、市、並びに産・学が連携し、新たな防災対策の検討を進めるところでありますが、市民の皆様には、引き続き、地震に対する万全の備えをお願い申し上げます。
 また、現在、本市で策定を進めております地震対策アクションプランは皆様の意見の集約を終え、この2月に公表いたします。アクションプランの着実な実行により、今後発生するであろう巨大地震に対しまして、死者ゼロと被害の最小化を目指し、防災・減災対策のさらなる推進に努めてまいります。

 その対策の一つでもあります、市内の給水量の約50%を占める男川浄水場につきましては、老朽化対策と耐震化の必要性から平成25年度から整備を進めておりましたが、2月にはいよいよ完工する予定であります。
 新しい男川浄水場は、施設全般の耐震化はもちろん、中枢を担う管理棟には免震装置を装備するなど、巨大地震対策が施されております。
 また、自然エネルギー設備の導入や浄水機能の向上を図るなど、環境面や経済性も考慮した施設となっており、今後も安全で安心な水道水の安定供給に向けて取り組んでまいります。

額田センター

 また、額田支所周辺の施設を集約した「額田センター」は、支所機能や地域防災拠点機能などが入る行政棟、額田図書館や集会室などが入る市民交流棟で構成され、この度愛称も「こもれびかん」と決まり、2月13日から供用を開始してまいります。
 内装の柱や梁(はり)に地元産のヒノキを多用するなど、木材の活用のPRにもなっており、今後は額田地域の新たな拠点施設として、地域の活性化につなげてまいります。

 西部地域では、矢作川の堤防を利用した矢作川右岸南北道路の整備を進めており、今年度、整備に必要な設計を行っているところであります。この道路は、矢作地区に不足している南北の道路を補完するために早期の供用開始を目指しているところであり、この地区の渋滞緩和に寄与できるものとして期待しております。
 また、JR西岡崎駅のバリアフリー化については、現在、駅北口の駐輪場の造成工事を行っております。来年度以降も順次、駐輪場の整備やエレベーターの設置を進めてまいります。

 続きまして、乙川リバーフロント地区整備では、(仮称)乙川人道橋の下部工事が7月の完成を見込んでおり、秋からは橋桁(はしげた)の架設工事に着手してまいります。今後これまで以上に人道橋の壮大なイメージが感じられるようになってまいりますのでご期待ください。
 さらに、市民の皆さんと共に検討してまいりました籠田公園と中央緑道の再整備計画につきましては、いよいよ籠田公園の整備から着手してまいります。

岡崎セントラルアベニュー完成模型図

 会場に入る前にご覧いただいた方も多いかと思いますが、整備後の様子をイメージしやすいように立体模型を展示しております。まだ、ご覧になっていない方は、お帰りの際に、ぜひ足を止めていただきまして新しい空間での過ごし方について、想像を膨らませていただければ幸いです。
 概ね1年程度の工事期間中、何かとご不便をお掛けしますが、より良い施設となりますので、何とぞご理解いただきますようお願い申し上げます。
 なお、うれしいことに、全国各地で「岡崎のリバーフロント計画」をモデルとしたプランの手が挙がってきていることを国会議員さんや国土交通省の関係者から伝えられており、私達の事業の有効性が広く知られ、認められてきているものと思っております。

サイクルシェア

 また、この地区を中心とした新たな取組として、電動補助自転車による「サイクルシェア」の実証実験が始まりました。
 サイクルシェアは、エネルギーや情報通信技術を賢く活用し、便利で快適に暮らせるまちづくりの推進に向けた取組の一つです。
 情報通信技術により自転車の走行位置やバッテリー残量等の情報を遠隔管理することが可能で、将来はこの技術を電気自動車に応用し、災害時における避難所への給電体制の構築も目指しております。実験に使用する自転車は、アシスト付を採用しておりますので、坂道も快適に移動することができます。
 地区全体を楽しんでいただく、新たな交通手段として是非、ご活用ください。

まちバス

 そして、中心市街地の移動手段としてご利用いただいております「まちバス」は、今月4日から、路線変更を行い、東西線が東岡崎駅へ接続できるようになります。ご尽力いただいた関係機関にこの場をお借りして御礼申し上げます。
 また、南北線についても、市役所で東西線へ乗り換えることにより、東岡崎駅と往復することができますので、路線の維持のためにも積極的なご利用をお願いいたします。

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 ところで、昨年4月にオープンしました「こども発達センター・すくも」では、子どもたちが自分らしく生き生きと笑顔で生活できるよう、日々、専門スタッフが連携し、子どもの発達をきめ細かくサポートしています。
 特に、医療センターで行う医師の診察や診断には月に延べ400人を超える利用をいただいております。新年度からは、既存の旧めばえの家等の改修を行い、こども発達センターの調理体験室、多目的室等としてリニューアルいたします。
 今後も「こども発達センター・すくも」が本市の子どもたちの発達支援の拠点となるよう取り組んでまいります。

 そして、南部地域で進めております、藤田保健衛生大学 岡崎医療センターは、再来年4月のオープンを目指し、いよいよこの春着工すると聞いております。
 24時間の緊急医療対応の能力を持つ、市民病院の3分の2の施設規模の総合病院の実現が期待されます。
 また、隣接する公園には、緊急輸送に対応するヘリポートとして使える多目的広場を整備するほか、藤田学園の監修による健康遊具も設置いたします。
 この南部地域におきましては、乳児保育の需要が急激に増加すると見込まれるため、南部市民センター分館東隣に、「南部乳児保育園」を新設いたします。昨年9月に着工した工事も順調に進み、4月には予定通り開所できる見込みであります。

 また、子ども達に人気の東公園に、新たな恐竜の仲間がやってまいります。
 今回もある資産家の方からのご寄附によるもので、既に滑り台やトンネルとして遊んでいただけるスピノサウルスが出現しておりますが、今月からは親のトリケラトプスが姿を現します。
 今後、恐竜とツーショットの撮れる恐竜ベンチが設置されるほか、恐竜の進化を系統樹(けいとうじゅ)で学習できる仕掛けづくりなど、3月上旬にはその全容をご覧いただける予定であります。
 こうした博物館レベルの精度の高い恐竜たちを無料で青空と自然の樹木の中でご覧いただけるのは、全国でも岡崎市だけであると自負しておりますので、ぜひ家族連れで何度も足をお運びいただきたいと思います。こうした環境での子どもさんの個性的なイマジネーション、想像力の発達を期待するものです。

 さて、市制100周年を機に進めております「さくら100年プロジェクト」につきましては、高齢化社会を見据えて、平成27年度から3ヶ年をかけ、遠くに行かなくても近くで花見のできる新たな桜の名所づくりを、市内各地で実施してまいりました。事業の締めくくりとして、総代会の皆様方のご協力をいただき、各学区の公園を中心に植樹を行ってまいります。
 未来の桜の開花を楽しみに、地域で苗木の成長を見守っていただきたいと考えております。

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 また、市制100 周年記念ピンバッジのデザインを活かした、新たな「さくらピンバッジ」を製作しました。私もこのデザインを大変気に入っております。
 本日販売コーナーを設けましたので、この機会にぜひお買い求めください。また併せて、葵の紋のネクタイ・バー、カフス・ボタンのセットも販売しておりますので、3点セットで着用していただいて、本市のPRに御協力をお願いいたします。

 そして、桜まつりのメイン行事「家康行列」でありますが、今年は俳優の「松平健さん」に家康公役として特別出演していただくことになりました。
 「徳川吉宗」ではないのか?という声もいただきましたが、舞台やテレビでおなじみの松平健さんの勇姿を間近にご覧いただける絶好の機会となりますので、サンバはないと思いますが、4月8日の家康行列を、何とぞお見逃しのないようお願いいたします。
 このように、徳川家康公のブランドを生かした恒例の行事も内容を充実し、積極的にPRを行い、本市の魅力をあますところなく発信してまいります。

ウッデバラ市中学生訪問団

(ウッデバラ市中学生訪問団、2017年10月24日)

 本年は、スウェーデン王国ウッデバラ市との姉妹都市提携50周年という節目の年を迎えます。
 本市と同様、花崗岩の地盤の上に築かれた都市である縁で始まり、半世紀という長きに渡り、両市の絆を深め、多くの市民交流を生み出しました。
 現在も、毎年中学生による相互訪問事業を行っておりますが、この50周年を機にウッデバラ市の高校生とも相互派遣事業を行うことになりました。今後、次代を担う若者の瑞々(みずみず)しい感性を通じて、両市の交流が活発に行われることを期待しています。これまでに参加した中学生OBの中から駐スウェーデン・日本大使館に勤務される方も誕生しており、岡崎の子ども達の更なる飛躍のきっかけになることを望みます。

 このように、市長就任以来手がけている大型プロジェクトが、大きくその姿を現し、これに伴う実施体制も着実に構築してまいりました。
 数多くの市民対話集会や政策説明会を行ってまいりましたが、事業が姿を見せることによって「やっと市長のやりたいことがわかってきた。」という声もかけられるようになりました。
 政策を推進する上で、市民の皆様方に視覚的に理解していただくことがより重要であると実感しているところであります。
 こうした事業を積み重ねることにより、私の究極の目的であります、岡崎の市民、ことに子ども達が自らのふるさとに対し、これまで以上により大きな愛情と誇りを持てる、「夢ある新しい岡崎」を築き上げることができると考えております。
 そして、次の100年を見据え、福祉や医療、防災や教育といった基本施策の充実はもちろんのこと、さらなる魅力あるまちづくりに全力で邁進してまいる所存でありますので、どうか一層のご支援ご協力をお願い申し上げます。
 終わりに、本日ご参会の皆様をはじめ、市民各位のご多幸を心より祈念申し上げまして、新年の挨拶とさせていただきます。

平成30年1月1日  岡崎市長 内田 康宏

上田若渚(わかな)さん

(愛知県立岡崎盲学校出身の上田若渚さん。新年交礼会にて)

2018観光大使おかざき(野本稚奈さん、樋田茜さん)

内田康宏事務所

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