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2016年12月10日 (土)

平成28年12月議会 その2(一般質問答弁・前編)

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 12月議会一般質問の市長答弁を2回に分けて掲載します(計5名)。前編では、江村力議員、簗瀬太議員の2名の方にお答えしています。


江村力議員(チャレンジ岡崎・無所属の会) 12月1日(木)
江村力市議 教育環境について。
小中学校のエアコン設置の現状をお聞かせ下さい。

○市長 議員も十分ご存じのように、これまでは学校生活の安全性を第一として校舎の耐震化対策に取り組んでまいりました。そして今後は校舎の老朽化対策や施設の改修などを最優先課題として進めていくこととしております。
 議員ご指摘の小中学校の普通教室へのエアコン設置につきましては私も、これまで様々な機会において直接父兄から要望として伺っており、岡崎の未来を担う子供達が快適に学校生活を送るためには必要であると認識しております。
 当初エアコンの設置を考えた時期もありましたが、対象となる全市の学級数、全設置費用、事後の維持管理の費用も大きく、使用するのが7月と9月ということに対する投資効果などから実現に至っておりません。
 一方で「子供の自然対応能力を育てるべき」という意見もあります。私達大人はとてもダメですが、子供達は真冬でも半ズボンで外を走り回っております。「過保護にすることで、そうした能力の発達を妨げてはならない」ということだそうです。
 もちろん、だから不必要だとは申しませんが、地球温暖化の影響の中、特に高温多湿な地域や建物の最上階など個別・具体的なケースに対しては公平性も考えながら対応できないか検討中です。将来の実現に向けて、まずは教育委員会をはじめとした関係各課に調査研究を進めるよう指示をしているところです。私からは以上です。

簗瀬太議員(自民清風会) 12月2日(金)
簗瀬太市議 「夢ある新しい岡崎へ」について市長の施政方針をお聞かせ下さい。

○市長 私の2期目の施政方針についてご質問をいただきましたので、まとめて回答させていただきます。チャレンジャーとして掲げた1期目の公約とは異なり、市長という立場で推進してきた施策を踏まえ、市の総合計画に基づいた大きな柱を掲げたところであります。
 また、市制100周年経過後のさらなる発展を見据えた、来年度の組織体制についても発表させていただきました。市の4つの柱を着実に推進するため、トップマネジメント機能を強化した体制としています。 (注)
 この4つの柱について順番にご説明申し上げます。

1.「災害に強く安心して暮らせるまちづくり」
 今年も熊本地方や鳥取地方で大きな地震が発生したほか、つい先週には東日本大震災の余震と思われる大きな地震や津波が発生し、わが国では、いつ、いかなるところでも地震は起こりうるという認識を誰もが共有しているところであります。自助・共助・公助を合言葉とし、官民一体となった減災対策に重点をおいた「地震対策アクションプラン」の策定に取り組んでまいります。
 また、今年は台風に起因する大水害も発生し、地震対策だけでなく集中豪雨や浸水から「命と暮らしを守るため」のハードやソフト対策が重要となってまいりましした。近年増え続ける大雨に対する浸水被害の軽減や解消への取り組みを示した「総合雨水対策計画」に基づき、必要な対策を確実に実施していきます。
 次に地域医療でありますが、大学病院の建設については平成32年度の開院を目指して協議が進んでおり、市民病院を始め各種の医療機関と連携して医療の充実を図ってまいります。
 また、高齢化に対応した社会の仕組みづくりについては、先送りのできない重大な問題であると認識し、福祉部を再編して地域福祉を推進する体制といたします。市民が健康で長生きできる保健施策、高齢になっても地域で自分らしい暮らしを継続できるよう、地域包括ケアシステムの構築を進めてまいります。

2.「子育て支援と教育の充実」
 少子化の進行については様々な要因が挙げられていますが、核家族化や地域のつながりの希薄化による子育てへの不安もその一つであると言われています。親が孤立することなく育児ができる環境を整えることで、不安や負担を軽減することが大切であります。
 今後、南部地域で保育園の需要が増えると見込まれています。子供が増えることはありがたいことでありますので、こういった地域に対して保育園等の設置を検討してまいります。また、子育て世帯の経済的負担の軽減策として学校給食費の一部無料化を実施しておりますが、財政状況が大きく変わらないうちは継続していく予定であります。
 市制100周年記念式を見て下さった方にはお分かりだと思いますが、第2部のアトラクションで岡崎市の出身者だけで作り上げた舞台がありました。本市の人材育成につきましては、あの舞台がいかに感動的で素晴らしかったかという点に尽きるわけです。こうした教育や文化の伝統を継承すべく、人づくりや文化の醸成にもさらに力を入れてまいります。

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愛知県岡崎総合運動場

 平成32年の供用開始を目指している「龍北総合運動場」(旧・県営グラウンド)でありますが、高齢化の進行に対応して、市民が健康で生涯にわたってスポーツを楽しむことができる環境整備に努めてまいります。

3.「賑わいのある活気に満ちたまちづくり」
 1期目の公約から引き続き、「観光産業」を「ものづくり」と並ぶもう一つの経済の柱としてまいります。
 人口が減少すると想定される中で、歳入の根幹である税収の確保のためには市民の所得や市内事業所の利益の向上が欠かせません。観光客のもたらす消費や、関連事業者への経済波及により、市内の経済を活性化する手法として観光産業を育成する必要があります。

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 現在進めている「乙川リバーフロント計画」や「歴史まちづくり計画」を始め各種まちづくり事業はここにつながるのであります。
 本市は当面の間、着実に人口が増加すると想定されており、経済的な体力がいる今だからこそ実施できる、そして今のうちに進めておくべき「まちづくり事業」であると考えます。
 また組織体制についても、徳川家康公ゆかりの歴史文化資産の活用を目指して〝家康観光〟を推進する体制とするほか、「景観まちづくり」と「歴史まちづくり」を両輪として推進するため「まちづくりデザイン課」を新設して推進してまいります。
 私が常々申し上げていることですが、「あの次代の市政の結果、今日の岡崎がある」と言われる施策を行う決意であります。

4.「コンパクトなまちづくり」
 人口減少社会において行政サービスを維持していくには、行政の無駄をなくすとともに施設の統廃合などによりインフラをスリム化し、効率的な運営を行っていかなければなりません。
 また、全国的な現象でありますが、高度経済成長の時代に整備されたインフラが一斉に更新期を迎えることになり、本市もその例外ではありません。施設の再利用や長寿命化をはかりながら、公共施設の統合管理計画に基づき施設の更新を進めてまいります。
 そして人々が公共交通により、これらの公共施設や商業施設にアクセスできる都市構造へと転換していくことも重要な課題であります。交通政策課を新設し、大学病院の建設に伴うバス路線の再編を始め、様々な公共交通の課題に取り組んでまいります。

 現段階で目に見える施策が、市の中央地域に、また、インフラ整備に集中しているかのように見られることが多いのですが、そういった一面的な捉え方ではなく、これら一連の事業は将来を見据え、岡崎市が大きく変わっていく足がかりとなるものであります。
 市に潤いをもたらす「稼ぐ」産業の育成と、行財政の効率化を同時に取り組むことにより今後予想される様々な課題に立ち向かってまいります。
 これからも「夢ある新しい岡崎」づくりを目指してまいりますので、議員の皆様にもご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

(注) 11月18日、本市は平成29年度の組織体制の概要を発表しました。トップマネジメント部門においては、市長公室を「総合政策部」に改称し、企画財政部にあった企画課を編入します。それとともに100周年記念事業推進課が担っていたシティプロモーションは「総合政策部」の広報課が引き継ぎ、市長公室にあった防災危機管理課(防災課に改称)は市民生活部に移管します。また、“班制”を“係制”に変更するなど、来年4月に大きな組織改正を行います。


平成28年12月議会 その1(市長提案説明) (2016.12.06)

平成28年12月議会 その3(一般質問答弁・後編) (2016.12.13)

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