« 平成28年9月議会 その1(市長提案説明) | トップページ | 全市学区敬老会(2016年) »

2016年9月28日 (水)

平成28年9月議会 その2(一般質問答弁、閉会市長挨拶)

岡崎市議会・平成28年9月定例会

 「9月議会」その2です。一般質問に対して私が行った答弁および閉会市長挨拶を掲載します。一般質問では、加藤学議員、鈴木英樹議員、村越恵子議員、野村康治議員、簗瀬太議員の5名の方にお答えしました。


加藤学議員(民政クラブ) 8月23日(火)
加藤学議員(民政クラブ) ワーク・ライフ・バランス(仕事と生活の調和)の推進における、本市の目指す女性活躍とは?

○市長 女性の活躍の中には、企業で就労する女性の活躍だけでなく、自営や家庭での育児や介護における活躍も当然含まれます。究極的には男女それぞれ性別に関係なく職場、家庭生活、地域活動など、あらゆる場ですべての人が互いに尊重し合い、自分の意志で自分らしく輝ける道を共に歩むことのできる社会を推進してまいりたいと考えております。
 しかし現在の状況においては、特に就業に関して男性に比べると女性は様々な要因で離職しやすく、再就職が困難な社会構造になっています。また、市民の意識の中にも未だに女性の活躍を肯定しづらい考え方もあるようです。
 社会生活では様々な局面がありますが、まず就業面において女性だけが子育て、介護のために会社を辞めたり休むのではなく、男女がともに考え、それぞれの個性や能力を生かし、働きたい人が健康でやりがいや充実感を持って働ける、そして自分の仕事に自信を持って責任を果たすことができる社会の実現を目指してまいりたいと考えております。
 本年度から、特定事業主である本市も率先して「育児支援面談」を導入し、職員やその配偶者が出産を控えているときには安心して出産や育児に係る支援制度を利用できる職場風土づくりを目指しているところであります。

鈴木英樹議員(民政クラブ) 8月23日(火)
鈴木英樹議員(民政クラブ) シビックコア地区整備事業について、今後のスケジュールと施設内容及び災害協定の締結の取り組みをお聞かせ下さい。

○市長 シビックコア地区交流拠点事業につきましては、今年の2月に優先交渉権者が決定し、現在、施設の内容や運営などの事業計画について協議を行っております。この事業については、これまで市の広報、私のブログや市民対話集会、タウン誌などでもその一端を紹介し、JR岡崎駅周辺の活性化の起爆剤として、私自身大いに楽しみにしているところであります。
 今後のスケジュールでありますが、現時点で駐輪場は平成29年7月頃、商業施設は平成29年12月頃の供用開始を予定しております。

Okazakicitycouncil201608232

 商業施設は、オープンキッチン付きコンベンションホールを中心にカフェやギャラリーを有し、西三河地方で初となる宿泊機能付きレストランである、いわゆる本格的なオールベージュも備えた複合施設となる予定です。「回遊性」と「賑わい」のあるまちづくりに寄与するものと期待しております。
 駐輪場は、従前の駐車台数を確保し、防犯性・利便性に優れた有料の2階建て屋内駐輪場を整備する予定であります。
 なお、この複合施設は噴水付の公演機能も併せ持っており、南部における新たな賑わいの拠点となることも期待しております。
 ところで本市では、南海トラフ地震が発生した場合、JR岡崎駅で1,000人以上の方が帰宅困難者になると想定しております。災害時の帰宅困難者支援として、事業者より一時滞在場所と食糧を提供していただく提案を受けております。帰宅困難者対策を充実させるためにも、ぜひ災害協定の締結に向けて進めてまいりたいと考えております。

村越恵子議員(公明党) 8月24日(水)
村越恵子議員(公明党) 防災・減災対策の推進について。
緊急輸送道路等の市町村を越えた広域ネットワークについてお聞かせ下さい。

○市長 まずはじめに、このたび後進の方に道を譲られ御勇退の決意を固められた村越議員長年の議員活動、議会活動に対しまして、心から敬意と感謝を申し上げます。
 村越議員には、これまで一般質問等におきまして、阪神淡路大震災の被災者の経験と教訓、情報化のノウハウを生かした西宮式被災者支援システム、Wi-Fiによる災害情報の提供、防災会議委員への女性登用など、数々の御提言をいただきました。これらはいずれも導入に至りまして、災害対策の向上につながりましたことに深く感謝申し上げます。

 今回は緊急輸送道路の広域ネットワーク化のついての御質問でありますが、西三河9市1町で構成する、西三河防災減災連携研究会では、今年1月、名古屋大学減災連携研究センターの御協力により各市町の副市長・副町長を始め、中部地方整備局及び愛知県の道路管理者、そしてライフライン事業者及び地域大手企業の参加のもと、南海トラフ地震発生時の被害想定と広域連携の必要性などをテーマに意見交換を行いました。
 この中で、市町(しまち)単位で指定している緊急輸送道路や優先啓開(けいかい)道路が、自治体境界部で不接合となっていることが明らかになりました。
 大規模災害発生時には、被災者の救援活動や緊急物資の輸送、また、市民の生活支援やライフラインの復旧及び産業の再立ち上げなど、早期復興を図る上で道路機能の維持は何よりも重要であります。特に本市の中央総合公園は、広域防災活動拠点として活動要員の集結基地、緊急物資の配給基地等に使用され、ここを起点として西三河各地に人や物資が移動することにもなります。
 このワークショップにおいて、広域にわたる道路ネットワーク構築の重要性を各市町の共通認識といたしました。そこで来年1月には、再度名古屋大学の御協力のもと、国・県・各市町の防災部門や道路維持担当部署のほか、ライフライン等地域企業の防災担当部署によるワークショップを実施することとし、災害時の道路ネットワークの広域化を始め、道路啓開や通行規制などの手法に関しても検討を進めてまいります。

野村康治議員(自民清風会) 8月24日(水)
野村康治議員(自民清風会) 大学病院建設について。
市の財政支援策の検討状況は?

○市長 まずは、このたび御勇退を決意されました野村議員の長年にわたる議員活動、議会活動に対し心からの敬意と感謝を申し上げます。
 先の6月議会では、学校法人藤田学園が大学病院の構想や設計を進めていることや、その設計が概ね固まる年内にも「病床整備計画」の提出があるとの見通しをお話ししました。
 平成27年3月に締結をした藤田学園との協定におきまして、「市の財政支援策は病床整備計画の提出時期に合わせて検討する」とのお約束をしておりますので、市の財政支援につきましては今まさに詰めの作業を行っている最中であります。そういった状況を踏まえて、現時点における検討の一端をお話させていただきます。
 まず、大学病院の建設に対する補助金の対象についてですが、先の協定にも記載しましたとおり、
「病棟の建設費と医療機器の購入費のうち、緊急医療体制の整備のために要した費用について市が財政的な支援を行う」
 との基本的な考えに変更はありません。
 次に補助金の額についてでありますが、目下、「岡崎市と幸田町を合わせて、総額50億円を補助金の上限額とする」ことで最終的な検討に入っております。
 上限額を50億円とする理由でありますが、この補助金が緊急医療体制の整備に要する費用に対するものであるという趣旨に基づきまして、400床規模の総合病院の標準的な建設費を試算し、その上で救急医療体制の整備に要する費用が、概ね50億円程度に上るとの市の試算結果によるものであります。

大学病院の建設に関する支援方針(改訂版素案)の概要

大学病院の建設に関する支援方針(改訂版素案)の概要

 これまで大学病院に関することは、市議会での質問をはじめ進捗状況を市のホームページで逐一公表するなど、取り組みの「見える化」に努めてまいりました。市の財政支援策につきましても、具体的な内容を固め次第、速やかに「市の方針」として公表し、市民の皆さまにお示ししたいと考えています。また、藤田学園の手続きが順調に進めば、本年12月市議会において「補助金交付条例」を提出し、議会の皆さまの御理解を得た後に大学病院への財政支援を実行に移してまいりたいと考えております。
 引き続き、大学病院の建設推進に向けて、市民の皆様、市議会の皆様の御理解・御協力をお願いするところであります。

簗瀬太議員(自民清風会) 8月25日(木)
簗瀬太議員(自民清風会) リノベーションまちづくりについて、今年度の取り組み内容をお聞かせ下さい。また、その事業のねらいや方向性をお示し下さい。

○市長 今年6月に発表されました「岡崎家守(やもり)構想」は、江戸城下町の管理運営方式であった「家守」のシステムを本市の中心市街地の活性化に応用しようというもので、私も非常に関心を寄せている民間主体の取り組みであります。
 今月に開催された第1回目のシンポジウムを皮切りに、9月14日には2回目のシンポジウムを開催し、さらには10月21日から23日の日程で第2回目のリノベーションスクールが計画されております。

Libra201603061

 もともと「空き店舗」対策として始まったこの事業ですが、魅力的なサービスを提供する個別の「店舗」から「通り」へ、そして「商店街エリア」へと賑わいを広げていくための最初の店舗づくりが当初のねらいでありました。しかし、この「リノベーションまちづくり」を始めてみて、行政側の意識改革はもちろんですが、このまちづくりに関わる、「事業オーナー」「不動産オーナー」、それを繋(つな)ぐ「家守」、またこのまちを利用する市民など、すべての関係者が純粋にこのまちを『魅力的なまちにしたい!』『魅力的なまちを利用してみたい!』という思いをもっていただくことが大切であるとの認識を新たにしたところであります。
 現在、籠田公園周辺で展開されている「リノベーションまちづくり」の勢いを周辺にも波及させ、いわゆる「老舗」と言われる既存商店との融和も図りながら、多様な店舗が集積するエリアとしての価値及び回遊性の向上につなげていきたいと考えています。
 今後の方向性についてですが、「家守」の存在は重要でありまして、「不動産オーナー」と「事業オーナー」との橋渡し役を担う「家守」が事業として展開していけるようにする必要があります。市としては、啓発活動、遊休不動産の洗い出し、また家守塾やスクールの開催等を継続して行うことで「家守」がまちの空きスペースを一つずつ埋めて、にぎわいを創出する動きを進めていけるよう支援してまいります。
 幸いリバーフロント計画の順調な進展により、このエリアの資産価値も上がりつつあります。このところ頻繁に「この地域限定で土地を探しております」とか「今が売り時です。ぜひ御相談下さい」といった不動産広告も増えてきております。そんなチラシがときどき私のボロ屋にも投げ込まれており、昨今の回復傾向のようなものを感じております。
 私からは以上であります。

閉会市長挨拶 9月23日(金)
 閉会にあたりまして、私からもご挨拶を申し上げます。
 このたびの9月定例市議会に提案をいたしました議案につきましては慎重なご審議を賜り、ご議決をいただきまして誠にありがとうございました。決定されました議案の執行にあたりましては、厳正・公正な執行に努めてまいる所存であります。
 皆様方におかれましては、ますますご自愛の上、市政進展のためにご尽力をいただきますようお願いを申し上げます。
 さて、この9月定例会をもちまして、皆様方は私も含め任期4年間の区切りとなります。議員各位におかれましては、市民の代表としての重責を全うされるとともに、市政発展のためにご尽力をいただきました。そして、これまで着実な市政運営を進めることができましたのも、議員の皆様との建設的な議論の積み重ねの結果であると深く敬意を表する次第であります。
 今期を最後にご勇退される小野政明議員、野村康治議員、竹下寅生議員、村越恵子議員の4名の方々におかれましては、市議会の議席を離れられましても、在任中と変わることなく市政に対してお力添えを賜りますようお願い申し上げ、簡単ではありますが、ご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

|

« 平成28年9月議会 その1(市長提案説明) | トップページ | 全市学区敬老会(2016年) »

岡崎市議会」カテゴリの記事