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2016年6月14日 (火)

平成28年6月議会 その1(市長提案説明)

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 現在、岡崎市議会において6月定例会が開催されています(6月3日~6月24日)。初日に行った「市長提案説明」、そして一般質問に対する私の答弁をブログに掲載します。

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熊本地震で亡くなられた方々、被害にあわれた皆様へ
 はじめに、このたびの熊本地震によりお亡くなりになられた方々に深く哀悼の意を表しますとともに、被害にあわれました皆様には、心からお見舞いを申し上げます。
 災害発生から1か月半が経過した今も、多数の皆様が避難生活を余儀なくされており、心を痛めているところであります。被災地への支援につきましては、保健師を宇土市(うとし)へ派遣するとともに、ただ今、義援金の受付を行っております。また、早い段階で西三河地域の自治体と連携して支援物資をお届けし、被災されたかたへ市営住宅等を提供しています。
 そして本日、6月3日から、全国市長会より依頼を受け事務職員が宇土市へ出発いたしました。この派遣が既に6月30日まで決定しているなど、今後も被災地のニーズに合わせた継続的な支援を考えております。

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(熊本県宇土市災害支援職員の帰庁報告)

 本市においても南海トラフ地震による甚大な被害を想定する中、被害を軽減する対策を速やかに実施するための「(仮称)地震対策アクションプラン」を平成29年度までに策定し、官民一体となった防災・減災対策の推進をしてまいります。当アクションプランでは、乙川リバーフロント地区における人道橋を含めた災害時の利活用を防災拠点としての位置付けにつきまして、さらに検証し盛り込んでまいりたいと考えております。また、8月28日には愛知県との総合防災訓練を予定しており、市民や関係機関との広域的な連携体制の強化を図ってまいります。
 そして、各地域の住民で策定を進めていただいております地区防災計画の支援などを通じ、災害による被害を最小限に食い止める減災に取り組んでまいります。

市制100周年記念事業
 さて、本市は大正5年(1916年)7月1日に県下で3番目、全国で67番目に市制を施行し、あと28日で100周年の節目を迎えます。
 その時をここにお見えになられる議会の皆様を始め、市民の皆様とともに迎えられることは大きな喜びであり、市長としてその責任、使命を強く感じている次第であります。次の100年を見据え、更なる活性化と発展につながるよう、各種記念事業を『新世紀岡崎・飛躍祭』と銘打って実施しているところであります。
 そのスタートとして、この4月に開催いたしました、桜まつり・家康行列におきましては、見どころ満載の豪華な内容で開催し、まさに「夢ある新しい岡崎へ」の門出を飾るに相応しい記念事業とすることができました。今回、過去最高の46万人を超える人出を数え、岡崎警察署はじめ関係各位の協力、そして何よりも市民の方々の温かい声援があってこそ大成功したものと改めて感謝申し上げます。

岡崎市制施行100周年記念式

 市制記念日である7月1日には、中央総合公園武道館におきまして100周年を祝う記念式を開催いたします。
 今回の記念式は2部制となっており、第1部の式典では表彰条例に基づく表彰のほか、新たに市民栄誉賞を創設し、各分野で輝かしい成果や業績を上げて広く市民に称賛され、市民に明るい希望と活力を与えた方を表彰いたします。また、岡崎の黎明期から、本市の発展とともに100年間を歩まれた方をお祝いするほか、市内の各中学校の生徒代表による「こども100年宣言」を実施するなど、先人が積み重ねてきた歴史を振り返りながら、岡崎らしさを新しい時代へ継承していきたいと考えております。
 第2部のアトラクションでは、世界で活躍する本市出身の指揮者や声楽家と小中学生による岡崎市・100周年の記念演奏会や光ヶ丘女子高等学校ダンス部によるダンス・パフォーマンスを行います。出演者全員、そして会場全体が輝かしい岡崎の未来に想いを馳せ、100周年の記念の日を祝したいと考えております。

 7月2日、3日に予定しております「おかざき100年祭」では、本市100歳の誕生を市民の皆様とともにお祝いするイベントとして、中央総合公園全体を使用し実施してまいります。

おかざき100年祭

おかざき100年祭

 また7月2日の夕方には公園内の道路にてバースデーパレードも用意しており、南中学校のマーチングバンドにご参加いただくほか、東京ディズニーシーから、ミッキーマウスをはじめディズニーの仲間たちによるスペシャルパレードも予定しております。
 4月に募集したキッズダンサー50人の参加も予定しており、私自身も大変楽しみにしております。お年寄りから子供まで楽しめる内容となっておりますので、ぜひ会場へお越しいただきたいと思います。

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 7月4日からは、市制100周年記念事業の一環として「原動機付き自転車のご当地ナンバープレート」の交付を開始してまいります。デザインにつきましては、様々な岡崎の良さをPRするため、岡崎応援キャラクター隊の一員で、知名度の高い「オカザえもん」と「夜空に輝く岡崎の花火」をデザインしたもの、そして「夕暮れの岡崎城と桜」の風景をデザインしたものの2種類をそれぞれ2000枚作成いたしました。
 市民の皆様には、この機会にご当地ナンバープレートをぜひ付けていただき、地域の魅力をアピールするとともに、この岡崎への愛着がさらに深まることを期待しております。

「歴史まちづくり」の認定、「まちづくりシナリオ賞」受賞
 100周年を契機に独自の歴史遺産を活用したまちづくりに取り組んでいる本市におきまして、昨年の「かわまちづくり」に引き続き、「岡崎市歴史的風致維持向上計画」が5月19日、国の「歴史まちづくり」の認定を受けることとなりました。

津島淳国土交通大臣政務官、岡本栄伊賀市長、岡田昭雄千曲市長、内田康宏

 この2つの事業認定を受けたのは愛知県では本市だけであり、全国的にも稀なことであります。この認定は「地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律(通称:歴史まちづくり法)」によるもので、本市固有の歴史的な風情や情緒といった歴史的な環境の維持向上を図ろうとする計画に対し、文部科学大臣、農林水産大臣及び国土交通大臣の3大臣が認定し、その取り組みを国が支援するものです。この歴史まちづくり法の制度を活用いたまして、生活環境の向上、地域の活性化そして観光の振興につなげてまいりたいと考えております。
 さらに5月26日には、優秀な都市計画に与えられる「まちづくりシナリオ賞」を受賞することとなりました。本市のまちづくりの取り組みは国からのお墨付きはもちろんのこと、今や全国から注目を浴びる事業として進んでいることを改めてご報告させていただきます。今回の受賞に向けて、多大な尽力をなした担当部局職員には特に感謝するものです。

岡崎市の新・火葬場
 平成26年(2014年)3月から設計、建設をすすめておりました新しい火葬場がこのたび完成し、6月1日から供用を開始いたしました。

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 この新火葬場整備運営事業は、PFI手法を取り入れ、設計から建設、維持管理、運営に至るまで、一括して民間事業者のノウハウを取り入れ事業を進めております。本施設は、超高齢化社会において30年後には年間約5,000人と予測される火葬需要に対応可能な施設規模となっており、プライバシーの確保に配慮し、訪れたすべての人が快適に利用できるようユニバーサルデザインを採用しております。火葬炉は環境に配慮した高性能な設備を導入いたしまして、エネルギーコストの低減を図りました。また、災害に強い構造となっており、自家発電設備により停電時においても72時間(3日間)の火葬が可能となっております。

高齢者福祉
 次に高齢者福祉の関係であります。
 「介護が必要になった高齢者も住み慣れた自宅や地域で暮らし続けたい」という願いを叶えるため、団塊の世代が75歳以上となる2025年を目途に、医療・介護・介護予防・生活支援・住まいが一体的に提供される〝地域包括ケアシステム〟の構築にただ今取り組んでおります。その中核的な役割を果たしていくのが「地域包括支援センター」であります。今後、高齢者人口の増加に対応していくため、7月より施設数を14か所から7か所増設し、21か所とすることで、高齢者の総合相談窓口である地域包括支援センターの機能強化を図ってまいります。

児童福祉と保育サービス
 児童福祉施策におきましては、7月から「岡崎市子育て応援すくすくメール」の配信を開始いたします。
 出産や子育てでの不安を和らげ、安心して子育てに向き合える環境づくりのために、子育てに関する役立つ情報をメールで配信するサービスであります。妊娠中の方から3歳未満のお子さんがいる子育て家庭を対象といたしまして、出産予定日やお子さんの誕生日を登録していただくことにより、子供の成長に合わせた様々な子育て支援情報を提供してまいります。
 また今年度から保健所(若宮町)と総合子育て支援センター(八帖北町)が相互に連携して、妊娠期から出産・育児への切れ目のない支援を、一体となって進めております。
 保健所では専門職のコーディネーターを複数名配置し、全ての妊婦さんへの保健指導の充実を図っております。
 次に総合子育て支援センターでは保育コンシェルジュを中心として、子育て支援に関する情報を集約し、保護者に必要なサービスや子育て情報を提供するとともに、その家庭の置かれている状況や希望に応じた助言を行うなどきめ細やかな対応を心がけています。5月末現在で相談と情報提供を合わせて278件の利用があり、今年度から拡充した地域子育て支援センターをはじめとする12か所の子育て支援拠点等の利用につなげるなど、身近な場所で寄り添い型の支援を目指しております。

 保育サービスにつきましては、4月から保育園全体の定員を7,840人から7,940人とし、100人分増やします。午前7時から午後7時までの延長保育は2園増の41園で実施しております。一時預かりにつきましても1園増の19園で実施するなど、保育サービスの充実に取り組んでおります。
 保育人材の確保につきましては、無料の職業紹介所の役割を担う「保育士支援センター」を今年3月末に開設し、潜在保育士などの再就職に関する相談、就職斡旋を行っております。5月末までに約50件の相談や斡旋を行った結果、33人の新たな保育スタッフの雇用につなげることができました。この他、再就職支援研修の実施等により潜在保育士の掘り起こしを行うとともに、子育て支援の担い手を養成するための「子育て支援員研修」を実施し、新たな保育人材の確保と現職保育士の相談支援などによる離職の防止によって、保育の受け皿の拡大に取り組んでまいります。

 現在、福祉の村(欠町)で整備を進めております「こども発達センター」につきましては、この4月に「こども発達センター準備室」を設置いたしまして来年4月のオープンに向け万全の体制で取り組んでまいります。

岡崎市こども発達センター(完成予想図)

 この「こども発達センター」では、相談、医療、支援の機能をもった3つのセンターがそれぞれ配置され、医師会をはじめとする様々な関係機関と連携を図りながら、官民一体となって発達に心配のあるお子様及びその家族をサポートしてまいります。特に医療センターはかねてから要望のあった機能でありまして、医師、看護師、臨床心理士などの医療スタッフや保健師、保育士が一丸となって、診察、検査、リハビリを実施してまいります。今年度は施設の建設、関係機関との業務の調整、医療スタッフの研修など、着々と準備を進めご期待に応えられるよう体制を整えてまいります。

 また、教育についてでありますが、今年度から教育費の負担を軽減するため、新たなに給食費を1か月分無料といたしました。対象を4月分としましたのは、年度初めは進学や進級などで保護者の経済的な負担が多くなるため、それを少しでも軽減できればと考えたためであります。この施策は学校側からも好評であります。給食費以外の支援策につきましても、その支給時期が最も効果のあるものとなるようにするなど今後も様々な観点から検討してまいります。

議案説明
 それでは本議会に提案をいたしております議案について説明をさせていただきます。
 制定条例は以下の2件です。
・「岡崎市の花、木及び鳥を定める条例」
・「岡崎市いじめ 問題対策連絡協議会等条例」――いじめ帽子対策推進法に基づくいじめの防止等のための対策を総合的かつ効果的に推進するため協議会等を設置します
 改正条例は以下の4件に3件を合わせた計7件です。
・「民政委員定数条例」――民生委員の負担軽減を図るため定数を増員します
・「保育所条例」――老朽化した山中保育園の建替えに伴いその位置を定めます
・「都市公園条例」――岡崎公園の利用者の利便性の向上を図るため、24時間利用に対応した使用料体形にします
・「岡崎市民病院の料金に関する条例」――非紹介患者初診加算料を引き上げるとともに再診患者加算料を定めます
 その他議案としましては以下の議案のほか3件を合わせた計6件を提案させていただいております。
・「市道路線廃止議案」――5路線に関するものです
・「市道路線認定議案」――主要地方道岡崎碧南線の開通に伴う9路線に関するものです
・「物品取得議案」――消防用の車両、小学校用の机・椅子などを買い入れます
 このほか、使用料の徴収に関する処分についての異議申立てに関する諮問1件を提案させていただいております。

 次に補正予算議案でありますが、一般会計で3億1,064万7千円の増額補正をお願いしております。内容は以下のとおりです。
・総務費――庁舎周辺整備工事請負費の計上、庁舎整備事業にかかる用地費用を土地開発公社へ償還するための土地購入費の計上
・民生費――保育園の書類作成業務のICT化を推進するための私立保育園保育業務支援システム整備費補助金の計上
・衛生費――予防接種法施行令の一部改正に伴うB型肝炎予防接種委託料の計上
・教育費――文部科学省公募の「ICTを活用した教育推進自治体応援事業」に採択されたことによるICT教育支援委託料の計上
 これからの補正財源といたしまして、国庫支出金、繰越金などにより収支の均衡を図っております。
 以上が、今議会に提案いたしました議案の大要であります。

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おかざき応援寄附金、若き日の徳川家康公像
 最後になりましたが、「おかざき応援寄附金」についてであります。
 本事業は、ふるさと納税制度の活用により、本市に対するふるさとの想いや本市が進めるまちづくりなどの魅力づくりに共感を持つ型の「岡崎を応援したい」「岡崎のまちづくりに参加したい」という想いを実現するとともに、市内産業の活性化を目的として寄附者に対する返礼品の贈呈などを実施しているものであります。
 4月27日に制度を開始いたしまして、5月27日までの1か月間におきまして、154件の寄附のお申し出をいただいております。この6月1日からはインターネットを利用したクレジット決済による寄附の申し込みも受け付けており、寄附者の利便性を図っているところであります。
 この「おかざき応援寄附金」におきましては、シティプロモーション戦略の3つの柱である「資産の現代価値化」「岡崎の顔づくり」「地域愛の醸成」の各事業に生かしてまいりたいと考えております。

 新たな本市のシンボルとして東岡崎駅前に設置を進めております徳川家康公像は、「資産の現代価値化」のメニューの一つであり、市民の誇りである家康公にまつわる歴史と文化遺産を新たな魅力とするため、皆様からの寄附金を制作費に充てたいと考えております。「若き日の徳川家康公の騎馬像」のデザインはご覧いただけましたでしょうか。

徳川家康公像

 現在、続々とご寄附をいただいておりますが、より多くの方にこの像を市民の愛郷心の象徴とし、新しい本市のシンボルとしたいという思いに共感いただき、熊本地震への義援金も求めている中ではありますが、「おかざき応援寄附金」につきましてもご理解ご協力をお願いいたします。

 以上ご説明を申し上げますとともに、提出をいたしております諸議案につきましてよろしくご審議の上、ご議決を賜りますようお願い申し上げて説明を終えさせていただきます。ありがとうございました。 (つづく)

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平成28年6月議会 その2(一般質問答弁・前編) (2016.06.20)

平成28年6月議会 その3(一般質問答弁・後編) (2016.06.23)

平成28年6月議会 その4(閉会の挨拶) (2016.06.26)

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