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2016年4月28日 (木)

市民対話集会(岡崎市老人クラブ連合会) その2

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岡崎さくら100年プロジェクト
 乙川や伊賀川の河川工事の過程で桜をはじめとした樹木を伐採していることに対し、一部の方からお叱りの声を頂くことがあります。
 戦後の復興期に全国各地で一斉に植えられたソメイヨシノの寿命は60年程と言われており、また、加齢に伴う衰弱により倒木などの危険性も増してきております。実際、今回伐採した木は御覧のように中が空洞化したり腐りかけた老木であります。事前に樹木医がチェックを行った上でやむを得ず伐採したものであり、決して考えなしに切ったものではありません。
 そこで現在私達が進めている事業が、100周年記念事業の一つである「岡崎さくら100年プロジェクト」です。新たな桜の植樹を行うことで、周辺の環境や景観を考慮したより良い空間づくりを図ってまいります。先般、このプロジェクトに御協力頂いておりますイオン環境財団の岡田卓也理事長にも御臨席頂き、乙川沿いの岡崎城が一望できる場所に植樹を行ったところであります。また、このプロジェクトでは市内各地に開花時期の異なる様々な品種の桜を植えることで長い期間、市内で桜が楽しめる環境づくりを目指しております。
 さらに、これから迎える本格的高齢化社会を意識して、遠くの名所まで出かけなくても近所の公園で桜を楽しめる環境づくりにも取り組んでまいりたいと考えております。
 そして岡崎は元々桜の名所ですので、市の花として、現在の「藤」に加え「桜」を追加することも予定しております。

中央緑道の整備、徳川四天王像
 中央緑道につきましては、人道橋から籠田公園を結ぶ、賑わい創出の場、(仮称)岡崎セントラルアベニューとして整備をします。現在は「歩道を東側に集める」という案をたたき台にして、専門家や沿線住民の皆さんの意見を伺っている最中であります。もちろんこれが最終案ではありません。

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 今回の案を提示したことによって皆さんから、「歩道を寄せると車の出し入れに支障がある」「木が生い茂って暗い」「防風林の役割の木を切るべきではない」「自転車が歩道を勢いよく下って危ない」など様々な御意見を頂いております。こうした御意見を参考に、まずは地域住民の皆様の住環境を第一に考え、岡崎セントラルアベニューとしての利活用や道路交通の安全性、さらには徳川四天王像の設置方法などを総合的に考慮することによりまして、より良い空間として整備していきたいと考えております。近く改正プランが公表されることと思います。

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 徳川四天王の石像につきましては、岡崎の石工業のPRと共に郷土の歴史を理解するきっかけ作りを目的として今年度のお披露目を目指して制作中であります。
 先般、制作状況の見学の際に親方の一人から「若い職人達が、高度な課題に対して目の色を変えて取り組んでいる。こうしたレベルの高い仕事がなければ技術の伝承や進歩はない」というお話を頂きました。改めて今回の事業の必要性というものを認識した次第です。このことは他の業界についても同じであり、こうしたやりがいのある仕事を創り出すことが我々政治家の重要な役割であると考えています。
 今回の四天王像は、三河武士団と家康公の天下統一への歩みをたどることができるよう、それぞれの武将が活躍した歴史的な一場面を切り出した、素晴らしいデザインとなっておりますので是非御期待下さい。

若き徳川家康公の騎馬像
 次に、東岡崎駅前に新たな岡崎のシンボルとして設置を進めております、徳川家康公像についてであります。「岡崎は家康公のふるさとと言うが駅前に像一つないではないか」ということをこれまでよく言われてきました。私もこれまで何度も悔しい思いをしてまいりましたが、皆様の中にも同じような経験をされた方もみえると思います。
 そこで私は折に触れて、仙台の伊達政宗公の像にも負けないような、若き日の立派な家康公像を末永く市民の象徴となるよう、市民の皆様からの浄財で制作したいと訴え、専門家や市民の方々と検討を重ねてまいりました。

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 そして先日発表したデザインがこちらであります。制作は、日本芸術院の会員で、銅像制作の第一人者であると共に、馬の像の制作に実績のある神戸峰男(かんべ みねお)先生にお願いをしました。この姿は岡崎で松平元康から徳川家康と改名した25歳当時をイメージしております。さらに若き日の家康公は、乗馬が得意であると共に弓の名手でもあったことから「馬上の将」や「海道一の弓取り」と呼ばれており、馬上で弓を持つ姿となりました。
 具体的な設置場所は、東岡崎駅の北東に建設予定の、ペデストリアンデッキの上の、背景に川と緑を配する場所を予定しております。ペデストリアンデッキが完成する平成30年度中に設置の予定です。昨日、静岡市の徳川家の式典から帰られた岡崎商工会議所の古澤会頭(注)のお話では、静岡や浜松も岡崎に負けないようにと独自のプランを練っているそうです。

 そして、これは皆様へのお願いであります。
 今回の家康公像は市民の皆様の寄附により制作をしてまいります。現在、私も先頭に立ち、積極的に募金活動を進めてまいりますが、皆様方には是非とも力強い御協力をお願い申し上げたいと思っております。今月下旬からは個人向けの寄附の受付を開始すると共に、金額の多少にかかわらず、子供達が「あの像を造るのに僕のお小遣いも使ったんだよ」と将来自慢できるよう、市内各所に募金箱を設置してまいります。
 今回のデザインは若々しい家康公のお姿と躍動感あふれる騎馬がマッチしたものであり、明治維新以降に広められたタヌキオヤジ的な家康公のイメージを払拭し、岡崎の新たなシンボルとして市民に末永く愛される銅像になることを期待しております。

岡崎城の国内最長の石垣
 今回のリバーフロント地区の整備を進める中で、乙川の河川敷に埋もれていた江戸時代の石垣が400メートルにわたって残っていることが分かりました。これは菅生川端石垣と呼ばれるもので、現存する石垣としては国内最長のものであり、日本一であります。
 また高さは最大で5メートルに及び、敵の侵入を防ぐための「横矢枡形(よこやますがた)」と呼ばれる射撃用の突出部が設けられているなど、その歴史的な価値は大変高いものであるとのことです。
 このように我々の足もとには、多くの歴史文化資産や自然が残されているにもかかわらず、これまではこの地域の豊かさの源泉であります「モノづくり」に目が向けられ、こうしたものが見過ごされてきました。現在私が進めておりますまちづくりはそうしたものを再認識し、新たな岡崎の魅力として売り出すことで、観光産業というものをモノづくりに続くもう一つの新たな経済の柱として育て上げるための事業であります。

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 今後は「かわまちづくり」に続き、国の「歴史まちづくり」の認定を視野に入れつつ、以下に掲げたようなあらゆる資源を活用することによって、様々なストーリー性のある観光コースを市内全域に広げてまいりたいと考えております。

・大樹寺や伊賀八幡宮などの、名古屋よりも多い、13もの国の重要文化財に指定された建造物。
・滝山寺の鬼祭り、六ツ美悠紀斎田のお田植えまつり、矢作神社や能見神明宮などの山車。
・藤川宿や東海道の松並木などの、多くの歴史文化遺産。
・くらがり渓谷や鳥川(とっかわ)のホタルに代表される、額田の豊かな自然。
・八丁味噌や駒立のぶどうといった食べる楽しみ。

 そこで現在、市民の皆様と共にまちづくりを進めるため、「かわまちづくり」や「中央緑道の活用」さらには「歴史まちづくり」や「空き店舗の活用」などをテーマに市民の皆様と議論を深めているところであり、行政では思い付かないような、斬新でユニークな様々なアイデアを提案して頂いております。
 これまで頂いた提案や専門家の意見を参考にしながら、順次、事業を具体化し、将来的には民間の方にお任せすることによりまして大いに儲けて頂き、その結果として行政には税としての結果があるといった、あくまでも民が主体のまちづくりにシフトさせてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。乙川河川を歩かれた方はもうすでに変化をお分かり頂いていると思いますが、岡崎はまだこれからも進化します。あと10年もすればヨーロッパの街並みにも負けない景観を有した都市になりますので、ぜひ御期待下さい。

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夢ある新しい岡崎へ
 以上、本日は最新の市政の動きの一端を御報告申し上げましたが、これからも引き続き岡崎の経済の根幹であるモノづくりへの支援を始め、福祉や医療、防災や教育といった基本政策の推進を通じて、このまちに生まれた子供達がふるさと岡崎により大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」の実現を目指して進んでまいる覚悟です。
 そして引き続き、市政を担わせて頂くべく、この秋には改めて市民の皆様の審判を仰ぎたいと考えております。
 皆様に「二期目もがんばれ」と再び背中を押して頂けるよう、全身全霊で取り組んでまいりますので、なお一層の御支援と御協力をお願い申し上げ、私の話を終了させて頂きます。
 この後は皆様方からの貴重な御意見を私が直接お聞きすることによりまして、これからの市政運営にそのお考えを生かしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。御静聴、ありがとうございました。

(注) 去る4月14日(木)、岡崎商工会議所の古澤武雄会頭より、徳川家康公像制作のため300万円の寄附がありました。この場を借りて改めて感謝申し上げます。

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