« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »

2016年4月

2016年4月28日 (木)

市民対話集会(岡崎市老人クラブ連合会) その2

Shimintaiwashukai201604195

岡崎さくら100年プロジェクト
 乙川や伊賀川の河川工事の過程で桜をはじめとした樹木を伐採していることに対し、一部の方からお叱りの声を頂くことがあります。
 戦後の復興期に全国各地で一斉に植えられたソメイヨシノの寿命は60年程と言われており、また、加齢に伴う衰弱により倒木などの危険性も増してきております。実際、今回伐採した木は御覧のように中が空洞化したり腐りかけた老木であります。事前に樹木医がチェックを行った上でやむを得ず伐採したものであり、決して考えなしに切ったものではありません。
 そこで現在私達が進めている事業が、100周年記念事業の一つである「岡崎さくら100年プロジェクト」です。新たな桜の植樹を行うことで、周辺の環境や景観を考慮したより良い空間づくりを図ってまいります。先般、このプロジェクトに御協力頂いておりますイオン環境財団の岡田卓也理事長にも御臨席頂き、乙川沿いの岡崎城が一望できる場所に植樹を行ったところであります。また、このプロジェクトでは市内各地に開花時期の異なる様々な品種の桜を植えることで長い期間、市内で桜が楽しめる環境づくりを目指しております。
 さらに、これから迎える本格的高齢化社会を意識して、遠くの名所まで出かけなくても近所の公園で桜を楽しめる環境づくりにも取り組んでまいりたいと考えております。
 そして岡崎は元々桜の名所ですので、市の花として、現在の「藤」に加え「桜」を追加することも予定しております。

中央緑道の整備、徳川四天王像
 中央緑道につきましては、人道橋から籠田公園を結ぶ、賑わい創出の場、(仮称)岡崎セントラルアベニューとして整備をします。現在は「歩道を東側に集める」という案をたたき台にして、専門家や沿線住民の皆さんの意見を伺っている最中であります。もちろんこれが最終案ではありません。

Shimintaiwashukai20160419pdf182

 今回の案を提示したことによって皆さんから、「歩道を寄せると車の出し入れに支障がある」「木が生い茂って暗い」「防風林の役割の木を切るべきではない」「自転車が歩道を勢いよく下って危ない」など様々な御意見を頂いております。こうした御意見を参考に、まずは地域住民の皆様の住環境を第一に考え、岡崎セントラルアベニューとしての利活用や道路交通の安全性、さらには徳川四天王像の設置方法などを総合的に考慮することによりまして、より良い空間として整備していきたいと考えております。近く改正プランが公表されることと思います。

Shimintaiwashukai20160419pdf20

 徳川四天王の石像につきましては、岡崎の石工業のPRと共に郷土の歴史を理解するきっかけ作りを目的として今年度のお披露目を目指して制作中であります。
 先般、制作状況の見学の際に親方の一人から「若い職人達が、高度な課題に対して目の色を変えて取り組んでいる。こうしたレベルの高い仕事がなければ技術の伝承や進歩はない」というお話を頂きました。改めて今回の事業の必要性というものを認識した次第です。このことは他の業界についても同じであり、こうしたやりがいのある仕事を創り出すことが我々政治家の重要な役割であると考えています。
 今回の四天王像は、三河武士団と家康公の天下統一への歩みをたどることができるよう、それぞれの武将が活躍した歴史的な一場面を切り出した、素晴らしいデザインとなっておりますので是非御期待下さい。

若き徳川家康公の騎馬像
 次に、東岡崎駅前に新たな岡崎のシンボルとして設置を進めております、徳川家康公像についてであります。「岡崎は家康公のふるさとと言うが駅前に像一つないではないか」ということをこれまでよく言われてきました。私もこれまで何度も悔しい思いをしてまいりましたが、皆様の中にも同じような経験をされた方もみえると思います。
 そこで私は折に触れて、仙台の伊達政宗公の像にも負けないような、若き日の立派な家康公像を末永く市民の象徴となるよう、市民の皆様からの浄財で制作したいと訴え、専門家や市民の方々と検討を重ねてまいりました。

Shimintaiwashukai20160419pdf21

 そして先日発表したデザインがこちらであります。制作は、日本芸術院の会員で、銅像制作の第一人者であると共に、馬の像の制作に実績のある神戸峰男(かんべ みねお)先生にお願いをしました。この姿は岡崎で松平元康から徳川家康と改名した25歳当時をイメージしております。さらに若き日の家康公は、乗馬が得意であると共に弓の名手でもあったことから「馬上の将」や「海道一の弓取り」と呼ばれており、馬上で弓を持つ姿となりました。
 具体的な設置場所は、東岡崎駅の北東に建設予定の、ペデストリアンデッキの上の、背景に川と緑を配する場所を予定しております。ペデストリアンデッキが完成する平成30年度中に設置の予定です。昨日、静岡市の徳川家の式典から帰られた岡崎商工会議所の古澤会頭(注)のお話では、静岡や浜松も岡崎に負けないようにと独自のプランを練っているそうです。

 そして、これは皆様へのお願いであります。
 今回の家康公像は市民の皆様の寄附により制作をしてまいります。現在、私も先頭に立ち、積極的に募金活動を進めてまいりますが、皆様方には是非とも力強い御協力をお願い申し上げたいと思っております。今月下旬からは個人向けの寄附の受付を開始すると共に、金額の多少にかかわらず、子供達が「あの像を造るのに僕のお小遣いも使ったんだよ」と将来自慢できるよう、市内各所に募金箱を設置してまいります。
 今回のデザインは若々しい家康公のお姿と躍動感あふれる騎馬がマッチしたものであり、明治維新以降に広められたタヌキオヤジ的な家康公のイメージを払拭し、岡崎の新たなシンボルとして市民に末永く愛される銅像になることを期待しております。

岡崎城の国内最長の石垣
 今回のリバーフロント地区の整備を進める中で、乙川の河川敷に埋もれていた江戸時代の石垣が400メートルにわたって残っていることが分かりました。これは菅生川端石垣と呼ばれるもので、現存する石垣としては国内最長のものであり、日本一であります。
 また高さは最大で5メートルに及び、敵の侵入を防ぐための「横矢枡形(よこやますがた)」と呼ばれる射撃用の突出部が設けられているなど、その歴史的な価値は大変高いものであるとのことです。
 このように我々の足もとには、多くの歴史文化資産や自然が残されているにもかかわらず、これまではこの地域の豊かさの源泉であります「モノづくり」に目が向けられ、こうしたものが見過ごされてきました。現在私が進めておりますまちづくりはそうしたものを再認識し、新たな岡崎の魅力として売り出すことで、観光産業というものをモノづくりに続くもう一つの新たな経済の柱として育て上げるための事業であります。

Shimintaiwashukai20160419pdf23

Shimintaiwashukai20160419pdf24

 今後は「かわまちづくり」に続き、国の「歴史まちづくり」の認定を視野に入れつつ、以下に掲げたようなあらゆる資源を活用することによって、様々なストーリー性のある観光コースを市内全域に広げてまいりたいと考えております。

・大樹寺や伊賀八幡宮などの、名古屋よりも多い、13もの国の重要文化財に指定された建造物。
・滝山寺の鬼祭り、六ツ美悠紀斎田のお田植えまつり、矢作神社や能見神明宮などの山車。
・藤川宿や東海道の松並木などの、多くの歴史文化遺産。
・くらがり渓谷や鳥川(とっかわ)のホタルに代表される、額田の豊かな自然。
・八丁味噌や駒立のぶどうといった食べる楽しみ。

 そこで現在、市民の皆様と共にまちづくりを進めるため、「かわまちづくり」や「中央緑道の活用」さらには「歴史まちづくり」や「空き店舗の活用」などをテーマに市民の皆様と議論を深めているところであり、行政では思い付かないような、斬新でユニークな様々なアイデアを提案して頂いております。
 これまで頂いた提案や専門家の意見を参考にしながら、順次、事業を具体化し、将来的には民間の方にお任せすることによりまして大いに儲けて頂き、その結果として行政には税としての結果があるといった、あくまでも民が主体のまちづくりにシフトさせてまいりたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。乙川河川を歩かれた方はもうすでに変化をお分かり頂いていると思いますが、岡崎はまだこれからも進化します。あと10年もすればヨーロッパの街並みにも負けない景観を有した都市になりますので、ぜひ御期待下さい。

Shimintaiwashukai20160419pdf27

夢ある新しい岡崎へ
 以上、本日は最新の市政の動きの一端を御報告申し上げましたが、これからも引き続き岡崎の経済の根幹であるモノづくりへの支援を始め、福祉や医療、防災や教育といった基本政策の推進を通じて、このまちに生まれた子供達がふるさと岡崎により大きな愛情と誇りを持てる、そんな「夢ある新しい岡崎」の実現を目指して進んでまいる覚悟です。
 そして引き続き、市政を担わせて頂くべく、この秋には改めて市民の皆様の審判を仰ぎたいと考えております。
 皆様に「二期目もがんばれ」と再び背中を押して頂けるよう、全身全霊で取り組んでまいりますので、なお一層の御支援と御協力をお願い申し上げ、私の話を終了させて頂きます。
 この後は皆様方からの貴重な御意見を私が直接お聞きすることによりまして、これからの市政運営にそのお考えを生かしてまいりたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。御静聴、ありがとうございました。

(注) 去る4月14日(木)、岡崎商工会議所の古澤武雄会頭より、徳川家康公像制作のため300万円の寄附がありました。この場を借りて改めて感謝申し上げます。

|

2016年4月24日 (日)

市民対話集会(岡崎市老人クラブ連合会) その1

市民対話集会(岡崎市老人クラブ連合会)

 4月19日(火)、新年度となって初めての市民対話集会を岡崎市福祉会館6階ホールにて行いました。対話集会はこれで通算31回目になりました。今回は〝老人クラブ〟改め〝はつらつクラブ〟の皆様を対象としたものであり、午前中にもかかわらず各地の代表の皆さんにおいで頂き、活発な議論が行われたことに対し感謝しております。
 当日は、健康づくり、趣味活動、講座等による知識向上に加え、地域防災、防犯活動につとめて頂いていることに対する感謝とさらなる御協力をお願いしました。
 参加者の方々からは、健康増進とお友達づくりのためのグランドゴルフやゲートボール、マレットゴルフの振興についての御要望を頂きました。すぐできることもあればしばらく時間のかかることもありますが、前向きに努力をすることをお約束しました。
 以下は当日の私の市政報告です。


はじめに
 皆様、こんにちは。市長の内田康宏です。
 はつらつクラブ岡崎の皆様におかれましては、大変御多用の中、本日の市民対話集会に御出席を賜りまして誠にありがとうございます。これからお話することはこれまでの3年半に30数回行ってきた対話集会の一連の流れに沿った、最新の内容のものであります。皆様方には、日頃から地域福祉の向上に積極的に取り組んで頂いておりますことに敬意を表しますと共に、市政全般にわたり深い御理解と多大な御協力を賜っておりますことに厚く御礼申し上げる次第であります。
 また、220のクラブ、総勢2万人以上の会員の皆様が力を合わせて「生きがいづくり」や「健康づくり」のほか、友愛訪問やパトロールなどの「安心・安全なまちづくり」に大いに貢献して頂いていることに対しましても心から感謝を申し上げます。

 ただいま現在、熊本では地震による甚大な被害が発生しております。亡くなられた方々に謹んで哀悼の意を表しますとともに、被災された方々に心からお見舞いを申し上げます。
 一方、私達の住むこの地域では南海トラフ地震の発生が懸念されており、本市と致しましても、事前の備えと被害を最小限に抑えるための施策を進めているところであります。
 しかし、命を守るためには皆様お一人お一人の日頃の備えが最も重要です。今一度、家具の固定や食料の確保、家族との連絡方法や避難する場所の確認などをお願いしたいと思います。また、地域の防災訓練は地域の特性に合わせた実践的な訓練を行っておりますので、こちらにも是非とも御参加いただき日頃の備えの一助としていただきたいと思います。

地域包括ケアシステム、家康行列
 本市では平成26年度に策定いたしました「第6期老人福祉計画」に基づきまして、高齢者の皆様が住み慣れた地域でいつまでも安心して暮らし続けることができるように、「地域包括ケアシステム」を推進しております。そのために「介護予防の充実」や「地域での見守り・支え合いのネットワークづくり」など老人クラブの皆様の活動が今後ますます重要になってまいります。

2804192

 一方で市としましては、市民病院西棟や救命救急センターの整備を始め、先程の映像にもありました、南部地域への藤田学園の総合病院の誘致など、医療環境の充実に努めております。引き続き御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。

家康行列(2016年4月10日)

家康行列(2016年4月10日)

 岡崎市は本年、市制施行100周年という記念すべき年を迎えております。新時代を迎えた岡崎の更なる活性化につながるよう、各種イベントをこの一年「新世紀岡崎 飛躍祭」と銘打って様々な事業を実施しているところであります。
 去る4月10日の家康行列では、100周年を記念いたしまして徳川家康公役に時代劇の看板俳優であります里見浩太朗さん、そして一日警察署長に菊川怜さんをお招きして開催したところ、おかげさまで当日は好天にも恵まれ、過去最高の46万人もの皆様にお越しいただき、大変素晴らしい行列となりました。
 これから迎える「花火大会」や「秋まつり」につきましても、100周年に相応しいイベントになるよう準備を進めてまいりますので御期待いただきたいと思います。

岡崎まちものがたり作成事業

岡崎まちものがたり作成事業
 全小学区ごとの地域の魅力を一冊の本にまとめる、「岡崎まちものがたり作成事業」につきましては、各地域の総代さんを中心に編集を行って頂いておりまして、皆様方の中にも御協力いただいた方もおみえのことと思います。改めて感謝申し上げます。
 先日、原稿の一部を拝見させて頂きましたが、大変素晴らしい内容でありました。この事業は現在の地域の姿を100年、さらにはその先の世代に引き継いでいくための事業であります。どうか御理解いただき、来年1月の発行に向けて引き続きの御協力をお願い申し上げます。

 そしてこの100周年を契機に、誰もが住んでみたい、訪れてみたいと思って頂ける「魅力あるまちづくり」を積極的に進めてまいります。
 まず、現在改修中の市民会館につきましては、本年10月のリニューアルオープンの予定であります。今回の改修では敷地の段差を減らし、問題とされた空調や舞台、客席も一新いたしますので新築に近い出来栄えとなります。

2804198 

 完成後には、今回は私は出ませんが市民参加によります吉本新喜劇の公演や「開運!なんでも鑑定団」、NHK「のど自慢」や「民謡の祭典」などの開催が既に決定しております。引き続き、本市の文化芸術の拠点として市民の皆様に親しまれる施設となることを願っております。

乙川リバーフロント計画
 次に「乙川リバーフロント計画」についてでありますが、これは決して私の単なる思い付きではありません。これまで長年の市政の課題でありました「乙川の水辺空間の活用」や「東岡崎駅の再開発」といったものに加え、近年の課題である「中心市街地の空き店舗の活用」、さらには「岡崎公園や市内の歴史遺産の活用」などといった様々な問題を、民間の皆様と共に総合的に取り組んでいくというものであります。昨年3月の国の「かわまちづくり」の認定を皮切りに、今年の2月にはかわまちづくりの先進的な取り組みとして、国主催の「かわまちづくり全国会議」におきまして私自らが紹介するなど、全国から注目を浴びる事業として近年まれにみる好条件のもとで事業が進んでおります。
 先日も他市の市長から「岡崎市は国への要望活動をどのようにやっているのか?」と尋ねられたほどです。自分で言うのは何ですが岡崎は結構ウマクやっていると思っております。
 あと2、3年もすれば今より大きく変わりますし、近い将来にはヨーロッパの街角にも比肩しうる、開会前の映像のような独自の雰囲気をたたえた街になると思っております。
 そして3月末には、岡崎公園側の堤防道路や河川敷の整備が終わりました。すでにご覧になられた方はお分かりかと思いますが、今回の改修で河川敷へ降りるための坂道もこれまでよりも緩やかなものを新たに設置したほか、水際に向かって舗装された遊歩道を設置したことによりまして、高齢者の方や身体障害のある方、車椅子、ベビーカーなどを使用する方にとっても大変利用しやすい水辺空間となりました。

280419101

280419102

 そして先月から殿橋のライトアップが始まりました。明代橋についても5月末以降にはライトアップが開始できる予定となっております。今回のライトアップにはフルカラーのLEDライトを使用しており、普段は温かみのある暖色と市の花を表すフジ色でライトアップされます。さらに桜まつりなどや花火大会などのイベントに合わせて、様々な演出照明を行うことも予定しております。人道橋が完成すれば三橋での光の競演を考えております。

殿橋ライトアップの点灯式(2016年3月25日)

 3月25日の殿橋の点灯式の際には、スイッチを押した瞬間に近くのマンションの上から「お母さん、見て、スゴイよスゴイよ」という子供達の歓声が上がりました。また、夜に乙川沿いを歩いていて見知らぬ人から突然「岡崎をキレイにしてくれてありがとう」と声をかけられることがあり、そんな時にこの事業を続けてきて本当に良かったと思ったものです。

 このリバーフロント計画は「観光産業都市」としてのまちづくりはもちろんですが、岡崎に生まれた子供達がこの街を楽しみ、より大きな愛情と誇りを持ってもらうことを目的としたものであります。
 先般、人道橋の橋脚の基礎工事において、事前の調査と異なる岩盤の高さが確認され大変御心配をおかけしましたが、全体工事費や工事全体の工期には影響はありません。当初の予定通りの金額と期間で完成致しますので御安心下さい。
 今後も引き続き、乙川人道橋や岡崎セントラルアベニューなど、リバーフロント地区の整備が市民の皆様の目で見える形で進むことで河川空間が賑やかになり、市民の憩いの場としてはもちろんのこと、カフェやレストランの進出につながることを期待しております。私達もその方向で民間の力を誘導してまいります。もうすでにそうした提案、働きかけをしております。  (つづく

|

2016年4月20日 (水)

第25回湿地サミットin岡崎(北山湿地)

北山湿地(岡崎市池金町)

 岡崎市の池金町の山間地に26.60ヘクタールの湿地帯がある。昭和40~50年代に全国的なゴルフ場開発ブームがあった折、ここはかつてその民間ゴルフ場の候補地となっていた場所である。
 そのことを察知した岡崎市は、乱開発の防止と乙川の水源涵養を目的として昭和54年(1979年)に市有地として入手。翌55年(1980年)、この土地は県農地林務部による自然環境保全地域の候補地調査により希少性を確認され、「北山湿地」と命名された。以後、希少動植物の生息地として今日まで保全されているものである。

 去る4月15日(金)、「第25回湿地サミット」が東部地域交流センター・むらさきかん、北山湿地、岡崎市ホタル学校の3箇所で開催された。今回のサミットは本市の市制100周年記念事業の一つであり、13市町40団体の約250人の皆様の参加を得て盛大に行われた。
 それに先がけて、4月13日に現地の視察に足を運ぶこととなった。市有地として入手した当時の市長が私の父であったこともあり、当時から北山湿地の名は折に触れ耳にしていたところでもあった。

Kitaymashitchileaflet3

Kitaymashitchileaflet2

Kitaymashitchileaflet1909a_2

 13日当日、車高が高く環境にやさしいというPHEV、三菱アウトランダーに乗り込んで山道を抜けて現地に向かった。途中の経路に揺れながら、公用車のクラウンではなく車を乗り換えて来た理由がよく分かった。
 同じ岡崎市内であるのに池金町の山林の中は空気が澄み、新緑の木々も芽吹き始めていた。愛知教育大学の渡邊幹男教授、おかざき湿地保護の会会長の小玉公明さんと名刺交換をした後にお二人の案内で湿地の現地調査を行った。市内の写真展において、よく題材として使われる北山湿地であるが、私が直接訪れるのはこれが初めてのことである。

北山湿地(岡崎市池金町)

 サミット開催に備えて現地は、歩道の整備、木製の渡り橋の補強並びにスベリ止めまで湿地保護の会の皆様の御協力によってしっかりと整備されていた。
 私達は自然保護と言えば、スペースを確保して、その地をあるがままに放置しておくことと勘違いしがちであるが、森林でも枝打ち、下草刈り、間伐と手入れが必要なように、湿地を維持するためにも適当な伐採が必要となる。木が多過ぎると水分をみな吸い上げてしまい、ただの森になってしまう。また太陽光の適当な照射が無くては微生物が育たないそうである。
 自然の生態系というものが実に様々なものの微妙なバランスによって成り立っているということが、湿地の成立要因からも分かるものである。言うなれば、人間の力はそのバランスのお手伝いをするために必要とされるのである。

Kitaymashitchi4u

Kitaymashitchi6u

Kitaymashitchi7

Kitaymashitchi3u

(ギフチョウの卵)

 この北山湿地は、平成20年(2008年)3月に策定した「岡崎市自然環境保全条例」によって自然環境保護区にも指定されており、将来的には国の天然記念物の指定も目指すものである。大小様々な特徴をもつ10余りの湿地群から成り、また多様な植生と動物の分布があり、ここでしか見ることのできない希少なものもあるという。本地域は全域が都市計画区域に含まれ、地域森林計画市有林であり、保有林にも指定されている。
 この地域内での動物の捕獲、木竹の伐採、植物の採取などの行為は許可された整備のためのものを除き、原則禁止されている。時折り植物を採取して持ち去る人がいるが、土質と生育環境が合わなければ根付くことは難しいため、くれぐれもつつしんで頂きたいものだ。

―当日の挨拶―
 皆様、おはようございます。岡崎市長の内田康宏です。
 本日は「岡崎市市制100周年記念事業・第25回湿地サミット」に、市内外から多くの方にお越し頂きまして、誠にありがとうございます。
 今回のサミットでは、遺伝子を用いた植物分類のスペシャリストであられます愛知教育大学の渡邊幹男教授の御指導の下、岡崎市が全国の自治体に先駆けて初めての策定を目指す「北山湿地保全管理計画(案)」に関する講演を行わせて頂きます。
 皆様も御存じのとおり湿地とは自然のままにしておけば遷移(せんい)が進行し、いずれは失われてしまうものです。しかし、人が手助けすることで遷移の進行を食い止め、希少な野生動植物の宝庫である湿地を次世代に引き継ぐことができます。そのための方針を「北山湿地保全管理計画」に明記し、今後の湿地の保全活動の基礎として活用して参りたいと思います。私も先日、小玉公明会長と渡邊先生の御案内で現地を歩いて参りまして、多くの方の御尽力により湿地が保全されていることを確認したところです。
 本日、サミット初の試みといたしまして、今後の湿地保全に向けた関係者全員の共通目標として「おかざき宣言」を表明いたします。今回の講演と宣言が、少しでも参加者の皆様の今後の湿地保全活動の役に立ちましたら幸いであります。
 さて話は変わりますが、岡崎市は今年、市制施行100周年という大きな節目の年を迎えております。これまでの100年を生かし、次の100年を見据えて事業の展開を計って参ります。環境行政の分野におきましても、北山湿地の愛知県天然記念物の指定への動きなどがあります。豊かな水と緑の中に生物がにぎわい、生物多様性の恩恵を将来にわたって享受でき、暮らす人々と自然とのふれあいに満ちたまちの実現を目指し、必要な環境施策を推進してゆく覚悟であります。
 なお、北山湿地の土地がゴルフ場開発の波にのまれようとしていた40年ほど前、市の所有地として保護したのが当時の市長である私の父でした。今回私がこの仕事に携わることに不思議な御縁を感じております。
 このように様々な事業を推進してゆく中で、このまちに生まれた子供たちが岡崎に生まれたことを喜び、誇りに思える「夢ある次の新しい岡崎」を築いてまいりたいと考えております。
 おわりに、本サミットのますますの御発展と、本日お集まりの皆様方の御健勝、そして今日が有意義な1日となりますことを祈念いたしまして挨拶とさせて頂きます。

―お問い合わせ・ホームページ―

岡崎市 環境部 環境保全課
〒444-8601 岡崎市十王町二丁目9番地
TEL 0564-23-6188  FAX 0564-23-6536
kankyohozen@city.okazaki.aichi.jp
北山湿地のホームページはこちらです。

|

2016年4月19日 (火)

『リバ!』2016年5月号

『リバ!』2016年5月号

こんばんは。内田康宏事務所から、リバーシブル2016年5月号発行のお知らせをいたします。
市長の連載コラムは「選挙制度と政治家の質について」です。

|

2016年4月12日 (火)

大相撲岡崎場所

Sumo201604069

 昨年の11月24日、日本相撲協会副理事で元横綱の大乃国関(現・芝田山親方)が岡崎市を訪れ、私の所に御挨拶にみえた。用向きは平成28年4月に岡崎にて地方巡業を行いたいということであった。
 応接イスに座られた大乃国関は、イスの席幅一杯の大きな体軀(たいく)の方であり、立ち上がったらオシリがイスにはさまったままとなりそうな気がしたものである。通常、現役を引退するとやせられる方が多いようであるが、その気配はこの人にはなく、テレビ番組でシュークリームを作ったりスイーツの本を出されるくらいであるので、「ひょっとしたら甘党が原因か?」と勝手に思っていた。実際にお会いした大乃国関は大変能弁であり、話題も豊富であった。とつ弁の方が多い相撲界ではうってつけの広報担当であろうと思われたものである。軽妙な語り口からニュースキャスターでもできそうな方であった。

芝田山親方、内田康宏

大相撲岡崎場所(2016年4月6日)

 それから早(はや)半年近く経ち、大相撲岡崎場所の当日(4月6日)を迎えた。所々にポスターが貼られてあるくらいでそれほど活発な宣伝を行った形跡もなかったのであるが、日本の国技だけあって相撲ファンというのは全国津々浦々にみえるようであり、中央総合公園の体育館が満員であった。後ほどの話では4700~4800人の入場者だそうであり、改めて大相撲の人気のほどを再認識した。ことにスモウ追っかけの若い女性(スモ女?)の多いことに驚かされた。太っているが強くて、礼儀正しく、お金持ち?の男はモテるのだろう。

 この事業の主催は、名古屋テレビ放送と岡崎パブリックサービスであり、岡崎市並びに教育委員会、体育協会、商工会議所が後援をして開催にこぎつけたものである。岡崎市での巡業開催は実に18年ぶりのことであり、地元の相撲ファンにとっては身近で本物の関取が見られる貴重な機会となった。こうしたことをきっかけとして本市からも、出羽疾風(でわはやて)関に続く未来の関取の出現を期待するものである。

出羽疾風・プロフィール

 相撲はその歴史を遡ると鎌倉時代にはすでに武士の戦闘の訓練や寺社の奉納相撲として行われており、戦国期を経て江戸時代に様式が定型化し、日本の伝統文化として定着したものの一つである。1年6場所15日制になったのは昭和30年代のことである。
 かつて3年のアメリカ生活を終え日本に帰国した私が、日本に帰ってきたということを何よりも強く感じたのは、NHKテレビで大相撲をやっているのを見た時であった。そのことは今も鮮明に記憶にある。

 当日は朝からのちびっこ相撲大会に始まり、幕下力士の取組や相撲甚句(じんく)、初切(しょっきり)など地方巡業ならではの催しが行われた。

Sumo201604064

Sumo201604062

 幕内力士の取組前に巡業部長の貴乃花親方と面会した。大乃国関とは違い貴乃花親方は奥様のダイエット食のせいか陸上競技かバスケットの選手のようなスマートな体形となっていた。
 続いて錬成道場にしつらえた仮の控え室に入った。そこは横綱、大関の専用となっており、段ボール製のヤナギゴウリで仕切られたそれぞれのエリアの中央に横綱が腰掛けて髪を結い直したり、付き人達が縄をなっていた。横綱が腰に締めているあの綱(白いしめ縄)を私はチャンピオンベルトのように巻いて身に着けるものと思っていただけに、毎回このように縄をなって作り上げることを知り大変驚いた。
 それにしても、まわしを付ける前の大関の某氏が黄色の星のマーク付きの真っ赤なデカパンをはいていたのは面白い光景であった。片方に大人が一人入るほどの大きさであり特注品であろう。おまけに体に巻いたピンクのタオルがキティちゃんの図柄であり、きっとファンからのプレゼントであろうと思うが、まさにマンガ的であった。
 付き人が肩にかけて重そうに運んでいたが、まわしの重さは個人差があり平均10~12、3キロだそうである。ひときわ大きな体形であった曙(あけぼの)関は20キロのものをつけていたそうである。さらに化粧まわしが同じくらいの重さがあるそうであるから、幕内の関取は本当に大変である。
 横綱のところには、幕内力士が対戦の前に次々と挨拶にきていたが、その対応を見ているといかにもこの世界は力による階級社会であるということが分かるものであった。

Sumo201604063

 その後主催者の方々と共に三横綱(日馬富士、白鵬、鶴竜)と横並びの記念写真を撮らせて頂くことができた。遠巻きに見ていても大きさはよく分かるものであるが、横綱の間に挟まれてみると改めてその迫力と肉感のすごさを体感した。三横綱それぞれの個性的な土俵入りを土俵際で初めて見せて頂いた後、名古屋テレビの横井社長と共に土俵上で御挨拶をさせて頂いた。

大相撲岡崎場所(2016年4月6日)

大相撲岡崎場所(2016年4月6日)

大相撲岡崎場所(2016年4月6日)

 それにしても市長という仕事は本業以外にもやらなくてはならないことが実に多い。市長になっていなければ東京ドームでの都市対抗戦での始球式や大相撲の土俵上での挨拶などの機会もなかったわけである。
 貴重な機会を与えて下さった関係者に改めて感謝致すと共に御来場頂いた多くのお客様に心から御礼申し上げます。

|

2016年4月 6日 (水)

桜まつり(殿橋ライトアップ始まる)

殿橋ライトアップの点灯式(2016年3月25日)

 3月25日(金)夕刻、乙川河畔において「乙川リバーフロント計画」の先行事業である殿橋のライトアップが始まった。点灯スイッチと同時に隣接するマンションの上の階から、「お母さん見て!スゴイよ!スゴイよ!」という子供の歓声が上がった。
 このライトアップは乙川河川堤防道路のリニューアルと共に、乙川プロムナード(左右岸の堤防道路)の照明、太陽光発電による河川敷の遊歩道の照明と一緒に、〝春の桜まつり〟に合わせて開始されたものである。昨年の秋から河川敷の工事が始まっていたので何事かやっていることはお分かりのこととは思うが、この2月頃から順次完成してきており、市民の皆様の感嘆とお褒めの声が不肖、私の所まで届くようになった。

 もとより、乙川リバーフロント計画の事業は「モノづくり」で栄えてきた岡崎経済のもう一つの柱として観光産業を育成するために始めたものである。歴史遺産と川の自然景観を活かして昨年の「家康公四百年祭」から先行的に取り組んできたものである。昨年の家康公四百年祭において、イベントに関連する純観光経済効果は20億円余り、観光客は約25万人という数字が出た。副次的波及効果まで考えると、さらにその何倍以上にもなるという報告を受けている。さらに今年は夜店の出店も倍増しているという。
 河川空間の整備、リニューアルによって、これまで真っ暗であった乙川河畔が安心して楽しめる魅力的な空間になり、周囲の雰囲気も一変し、本当にうれしい限りである。

殿橋と乙川

岡崎の桜まつり

 中でも昭和2年(1927年)に造られた殿橋は、全国でも残り少ない昭和初期の鉄筋コンクリート橋であり、土木学会からも近代土木遺産として認定されるなど、大変貴重なものである。風格あるその姿は本市を代表する景観の一つとなっている。
 殿橋は本年度、県による補修と耐震化の工事が実施される。これにより安全で美しい新たな装いとなり、毎日、日没から午後10時まで橋脚の織りなす構造の美しさをライトアップにより際立たせ、岡崎の新たな魅力の一つとして、また美しく情緒ある岡崎の夜景づくりの核として様々に演出してゆく予定である。
 4月末頃には明代橋がライトアップされる。そして現在工事中の人道橋も数年後の完成の暁にはその仲間入りをする。今後は三橋による光の競演を市民と観光客にお楽しみ頂きたいと考えている。近い将来、また子供達の新たな歓声に包まれるような、そんな美しい岡崎市をつくり上げたいものである。

岡崎の桜まつり

岡崎の桜まつり

岡崎の桜まつり

 続く4月1日からは春の桜まつりが始まり、連日満開の桜の下、多くの来訪客により市内は大変にぎわっている。観光岡崎を確立するためには車での移動をスムーズにするため、観光スポットごとの駐車場整備が不可欠であり、ただ今、順次その手はずを行っているところである。
 わけても春の桜まつり、夏まつり、秋の市民まつりの折には一時的に多くの駐車場が必要とされる。そのために、名鉄本線の鉄橋の南側にある、通称六名緑地を緑地公園あるいは運動公園として整備し、ふだんは各種スポーツ・イベント等で使用し、春、夏、秋の大きな催しの折には臨時の駐車場として使えるように整備したいと考えている。そうすれば民間駐車場の経営を圧迫することもなく、必要な時には対応できる駐車場も確保できるものと思うものである。

 このところニューグランドホテルで会合があった夜は、必ず乙川沿いの様子を見ながら歩いて帰宅することにしている。その折何よりうれしかったことは、見ず知らずの方から、「内田市長さんですか、岡崎をきれいにしてくれてありがとう」という言葉を何度もかけられたことである。
 やはり見ている人は見ているし、分かる人は分かるのである。こちらこそありがとうございます。

|

2016年4月 2日 (土)

平成28年 退職辞令・新規採用辞令・人事異動訓示

東海愛知新聞 2016年4月2日

 毎年のことであるが、3月末と4月初めは各種行事が目白押しである。3月31日には、これまで岡崎市に奉職された職員の退任式があり、60歳で辞めてゆく方を見ていて毎度ながら本当にもったいないと思う。体は元気、知識と経験は十二分、そして話せて行動できる人達が退職していくのである。ある意味〝人材のムダ使い〟のような気がするものである。
 再任用を受けて頂ける方には、ぜひその力をしっかり活用して頂きたいと思う。もっとも、こうして人の入れ替えを行わなくては新しい人材が育たないため止むを得ないことである。

 月が変わって4月1日、今度は新規採用職員の辞令交付式(会社で言えば入社式)と人事異動する1,523人の職員に対する訓示を行った。今年も総勢223名のフレッシュな若者が岡崎市に奉職されることとなり、彼らの力により本市がより一層活性化することを期待するものである。
 今回の人事異動はごくふつうの規模となっているが、私にとってこれまで進めてきた事業の本格実施を目指す年であり、実務能力の高い布陣を心がけたつもりである。
 これからの地域間競争、新たなまちづくりを考える上で今後数年間は、まさに勝負の年となると思っている。事業が具現化してくる中で新たな問題も発生してくるものである。そうした課題に対し、正面から果敢に取り組んでもらうことを全職員に期待している。
 以下はそれぞれの挨拶文です。


退職辞令交付式 (平成28年3月31日)
 本日3月31日付をもちまして定年を迎えられる方、家庭の事情などで退職される方、それぞれ事情は異なりますが、多年にわたる市役所でのお勤め、本当に御苦労様でした。
 皆さんが岡崎市に奉職されてから本日に至るまで、本市を取り巻く環境が大きく変化する中、仕事を進める上では幾多の苦労があったかと思います。今こうして市政が進展を続けているのはどんな時も努力を惜しまず、新しい発想を持ち、職務に御尽力いただいた皆さんのおかげであると改めて感謝申し上げる次第です。
 今年は、市制施行100周年を迎え、次の100年に向けた新たな歩みを進める年になります。このようなときに豊かな知識と経験を持った皆さんが市役所を去られることは誠に残念でありますが、別れというものはいつかやってくるものです。
 これまで長きにわたり皆さんが積み上げられてこられた知識や経験は、良き伝統として後輩職員に着実に受け継がれ、今後の発展の礎(いしずえ)となるものと確信しております。これからも自ら手がけた事業が進展する様を見守って下さい。
 そして今後、再任用として引き続き市政に御尽力いただく方、新たな人生を歩む方など、それぞれ進まれる道は違いますが、本市の市政運営に対しましてこれまでと変わらぬ御理解と御協力を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
 最後に、皆さんは一旦の区切りを迎えるわけですが、これから先にはまだまだ長い人生が続いていきます。まずはお体を大切にして頂き、それぞれの分野での益々の御活躍を心から御祈念申し上げ挨拶とさせて頂きます。長い間、本当にありがとうございました。心より感謝申し上げます。

新規採用職員辞令交付式 (平成28年4月1日)
 皆さん、おはようございます。市長の内田康宏です。
 まずは採用試験という難関を突破され、晴れて岡崎市職員として採用されましたことに心よりお慶び申し上げます。今こうして皆さんの顔を拝見しますと、緊張の中にもそれなりの覚悟や決意、そして希望に満ちあふれた大変良い表情をしていると思います。今日は皆さんにとって岡崎市職員としてのスタートラインです。これから歩む一歩一歩が岡崎市発展の原動力となり、また、皆さん自身の成長の糧となっていくものと思います。

岡崎市 新規採用職員辞令交付式

 さて、今日からは市民としての立場から、行政サービスを提供する側へと立場が大きく変わることになります。まずは、社会人としての基本的な行動を理解し、仕事を進める上で必要な「前に踏み出す力」、「考え抜く力」、「チームで協働する力」をしっかり身に着けていただきたいと思います。そして、市職員として情報のアンテナを高く持ち市の重点事業などへの幅広い理解に努め、それらを市民や周囲に発信できる職員になっていただくことを期待しています。皆さんが市民に信頼される職員になるには、こうした日々の努力と行動の積み重ねが必要になります。
 自分の担当でないことであっても、少なくとも岡崎の基本的政策については、問われればすぐに答えられるようになって頂きたいと思います。そしてもし異論があり、別の政策の方が良いと思うならば、ぜひその意見を提言して下さい。それが的を得たものであるならば、それを用いる岡崎市でありたいと考えております。
 岡崎市は今年の7月1日に市制施行100周年を迎えます。この記念すべき年に職員になる皆さんには、必ずしも前例にとらわれない新たな発想と若い力で「夢ある次の新しい岡崎」を築くとともに、誰もが訪れたい、住んでみたいと思う魅力あるまちづくりの一翼を担って頂くことを期待しています。
 最後になりますが、今日から皆さんも岡崎市職員の一員です。自分の立場や責任をしっかり認識して頂き、また本日の決意と緊張感を忘れず、職務に邁進して頂きたいと思います。皆さんの健闘を期待しています。頑張って下さい。

人事異動市長訓示 (平成28年4月1日)
 皆さん、おはようございます。4月1日付で総勢1,523人の異動発令を行いました。
 今回の人事異動では、本年7月1日に「市制施行100周年」を迎えるにあたり、福祉や医療、防災、教育といった基本施策の充実にしっかり取り組みながら、次の100年を見据えた施策を積極的に展開し、更なる発展への契機としていく体制づくりに努めました。
 これまでの先人のたゆまぬ努力と輝かしい功績を誇りに思うとともに、歴史文化資産を生かしたまちづくりや、市制100周年記念事業を通じたシティープロモーション活動を展開し、魅力あふれる観光産業都市の基盤となるまちづくりを推進します。
 そして、ここ岡崎に暮らす市民一人一人がふるさと岡崎に対し、より大きな愛情と誇りを持てる「夢ある次の新しい岡崎」を築き、誰もが訪れたい、住んでみたいと思う魅力あるまちづくりに邁進いたします。ことにこれからの数年はそのための勝負の年であると考えます。
 管理職の皆さんにおかれましても、本市が都市としてのブランド力を高め、新世紀岡崎の更なる発展のため前例にとらわれることなく常に新しい発想をもって幅広く職務に当たるよう努めて下さい。
 岡崎らしさを次の新しい時代へ継承するためには、人材育成に努めることが重要になってまいります。職場のコミュニケーションや情報・目標の共有化、自己啓発の環境づくりを日々の業務の中で実践して頂き、困難な状況や課題に対し果敢にチャレンジする職員の育成に努めて頂きたいと思います。
 職員一人一人が果たす役割を自覚し、向上心を持って職務に励み、市政の更なる飛躍に努めて頂くことを強く希望し、年度初めに当たっての訓示といたします。今年度もどうぞよろしくお願いします。

岡崎公園

|

« 2016年3月 | トップページ | 2016年5月 »